明けて月曜日でございます。
本日は、新しい事務所で使うパソコンが、午前に届くので、自宅待機を余儀なくされます。
その後、銀行で経費口座にお金を入れたりなど、事務所開設に必要ことをいくつかやって出勤予定。
さて、昨日は、帰省中に新規開拓した飲食店についてお話ししましたが、今回は、買い物中毒ハヤシがアドレナリンが出まくる「帰省」のさなか、何を買ったのかお話ししましょう。
実は、今回のお買い物はかなりおとなしめでした。
10000円弱の半そでのボーダーカットソー(ネイビーとグリーンのボーダーで、胸の誌腰下あたりから切り替えが入ってラウンドした若干3Dのフォルムになっている)。
クリステンセンの定番カットソー、アイボリー。
コムデギャルソン(コムコム)のニットジャケット。
あとは、kiwandaの靴下と、どう考えても自分で巻けないリボン式のブレスレット…(安かったし、かわいかったし、ついつい…失敗すると包帯みたいになります)。
コムコムのジャケットは、数年前のコレクションで一度やった「円」をモチーフにしたもののリバイバル的なもので、着ると後ろがはねて立体的な印象になります。
ボタンを留める位置や数で、正面の印象もかなり変わります。
かなりかわいくて、今シーズン初の秋物として購入。
そして、クリステンセンの定番系というのは、まさに「今でしょ」商品(古い…林先生すらもう言わない…)。
ほしいなと思っているなら、見かけたときに入手しないと、次に買える機会は、極端な話、半年後、1年後になってしまいます。
今回偶然、妹御用達のセレクトショップに行った際に巡り合い、即決購入となりました。
クリステンセンは、よく「こんなカットソーにこのお値段」などと驚かれますが、肌触りの良さは群を抜きすぎていますし(ゆえに肌が弱い人にはかなりおすすめな一品)、一見繊細に見える生地と縫製ですが、実は耐久性が抜群。ガンガンお洗濯しても(当然ネットに入れますけど)、何年経っても、色あせないし型崩れしない。高い値段出して買うだけのことはある一品です。
というわけで、入手したものは少なかったけれど、満足が行くお買い物ができた帰省なのであります。
そして、今回は、古着のワンピースの良さに多少開眼した帰省でもありました。
札幌には、老舗の地元ファッションビル「4丁目プラザ」というのがあります。
私が小学生のころには会った記憶なので(そのころまだ地下に書店があって、そこで本を買った記憶がある)、かれこれ40年近くは札幌大通りの西4丁目の交差点にのさばっているビルです。
ここは、主に若い子向けのチープな洋服を売るお店が歴史的に多かったといえます(一方で、草木染の高齢ナチュラル女子向けの洋服も根強く取り扱っていた)。
私は高校が私服通学だったので、乏しいお小遣いでかわいい洋服を買うために、学生のころは、よく、この4丁目プラザに来ていました。
大人も楽しめるのが、ここの7階ゾーン。「自由市場」です。
自由市場というだけあって、小さく仕切られたスペースに、様々なテナントが入っています。
エレベーター脇にあるチープなアクセサリー屋さんは、もう本当に何十年も変わらず存在していますし、アメカジ系のライターやアクセを売るお店(スキンヘッドに立派なおひげのウエスタンなオジサマ店長もワンセット)もかなり古い。
ほかにも老舗といっていい雑貨屋さんがいくつかあるこのスペース、なぜか、帰省すると行きたくなる。
で、ふらっと覗きに行っちゃうわけです。
最近、古着屋さんがかなり増えました。
東京だと古着屋さんといえば下北沢が有名ですが、何か、一種ブランド化してしまっていて、行きにくい印象があります。
札幌も有名な古着屋はいくつかあったのですが、やっぱり、古着好き御用達、素人には敷居が高いということで、ほとんど覗いたことなし。
が、4丁目プラザの古着スペースは、どこもオープンで、露店を見て回るような感覚で、非常に見やすいのです。
そして、けっこう大人御用達の商品なんかも豊富に揃っていて、楽しめるわけです。フェラガモのハイヒールとか、置いてあったり。
私は、若い子が個性のあるファッションにチャレンジするのに古着を取り入れるというのがいいだろうと思うのですが、古着初心者はワンピースから入るといいのかもな、などと、今回の帰省で思ったのでした。
GW帰省時に、とあるセレクトショップで自分自身が古着のワンピースを買って(ロンドンの1960年代のものとか)、今の時代にはない生地感やデザインに興味を持ったというのもありますが、古い時代の日常着のワンピースというのは、発色がくっきりしていますし、フォルムもセクシーすぎない。ただし、ウエストマークはきちんとしていて、体系はきれいに見える。ジョーゼットもしっかり厚めで耐久性もありそう…という、古着の良さと昔の人の仕事のていねいさ、こだわりを、基本、お手頃な値段で手に入れることができる魅力的なアイテムのように思えるのです。
今回は、じっくり見る時間がなくて試着することができませんでしたが、ワンピース好きでもあるハヤシとしては、この先、自分が納得いく古着のワンピースを、古着屋さんで購入することにチャレンジしたいものだと思いました。
ところで、この自由市場、実は「札幌の文化」そのものの象徴のように、ハヤシは思っています。
開拓という名のもとに過去や家柄を捨ててやってきた人々を祖先に持つ外来の北海道人は、ある意味、こだわりや差別偏見がありません。
(あまりよくないのかもしれませんが)普通の居酒屋と一緒のビルにソープが入居しているすすきのが代表的な例でしょうか。
この自由市場、若い子のお店も、老舗のお店も平等に軒を連ね、お店の人どうしが立ち話している様子も見かけます。
入居しているお店も全く統一感ないし。
というわけで、通り一遍の観光地に飽きた方には、ちょっと覗いてほしい地元のスペースなのでありました。
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