飯のブログでちょっと書いてますが、最近、1週間か2週間に一度くらいの割合で、ボルダリングに行くようになりました。
きっかけは、同業の友人から、或る日突然、何か運動をしたいのだが、どういうことをしたら良いだろうか、みたいなメールが来たことです。
ハヤシは、ここ5、6年ジムにこそ行っていないもののジミーな筋トレなどは好きで、毎日、腹筋に腕立て伏せ、スクワット、腿上げ、ラジオ体操第2に、若干のストレッチをこなしています。腹筋とスクワット腿上げは、夜もやっている。
それに加え、最近体重増であることを気に病み、エア縄跳びと母と電話しながらの踏み台昇降も行なっていたりします。
まあ、ダイエットの成果はあまり出ていないんだけど…
その友人は、四十路になりたてで、よく食べてよく寝て、体力がしっかりあるタイプ。ですが、決まった運動はしていない、という人です。
で、メールのやり取りの中で、お互いにボルダリングに興味があるということがわかり、じゃあ、ちょっくら行ってみようかということで、彼女の職場に近い渋谷のぼりだリングジムに年明けから、ちょいちょい行くようになったのであります。
初日に簡単なレクチャーを受けて、最も下のレベルの人口岩?から登り始めました。
初回は、2回くらい登ったあたりで、腕のプルプルが始まり、主に腕周りの筋肉痛が都合5日間くらい治りませんでした。
しかし、それに懲りず、我々四十路コンビは、お互い仕事でそんなに暇ではない中、スケジュールをやりくりしてボルダリングに通う日々を続けているわけです。
何回かやって行くうちに、下から2番目のレベルの難易度の岩も少しずつ登れるようにはなって来ているのですが、やはり、そこはあちらもお商売。
定期的か不定期か知らんが、岩の配置、変えてるんだよな…
で、前回登れたはずの岩が、あれ、こんな難しかったけな?という状況になって、あえなく落下する…という。
そのために飽きずに通えるというのもあるんだけど…
ハヤシはメガネ女子で、医師の診断によればコンタクトしちゃいけないらしいので、最初のうちは、メガネなしで岩登りをしていました。
いかんせん、視力0.02の上、乱視に最近は老眼が入っているので、もうメガネがないと、遠くも近くも見えない状態。
しかも、鼻が低いため、メガネの顔面安定感も十分ではない。
落下のタイミングでメガネ壊したりしたら、あなた、もう私は何も見えない状況で家に帰らねばならないわけですよ。
一度事務所でメガネが壊れて、何にも見えない状態で夜遅くに自宅に帰ったことがありますが、直線を歩いて帰るだけでも、何か踏んづけたらどうしよう、穴があるのがわからんで落ちてったらどうしようと、怖くて怖くてたまりませんでした。
で、裸眼でやっていたわけですが、足元の岩が全く見えない。つまり、足のかけどころがわからない、という不便な状況でした。
そこで、ジンズでスポーツ用のメガネを作り、それをかけてやることに。
足を高めの岩にかけてぐいっと登る、という技をそれ以来駆使できるようになったのでした。
やっぱり、見えるって大事だな。
有森裕子は、オリンピックの出走前に片方のコンタクトを落として、ゆがんだ世界を見ながら走ってメダルをとったそうですが、そんなことできるのは、超人級のアスリートだけでしょう。
ジムには、我々のような、初心者冷や汗コンビと、選手としてやってそうな人、そこまでではないけど、かなりな経験がありそうな人が入り混じって、1つの壁を共有します。
あ、すみません、どうぞお先に、なんて譲り合いをしながら登って行くのも楽しいし、知らない人に、励ましてもらったり声かけてもらったりして登るのも、なかなか面白い。
何より、上手い人になると、なんでそんな持ち方で体を支えられるのだとか、重力に逆らってどうしてそんなポーズがとれるのかとか、人のクライミングを見てるのも非常に面白い。
そして、先日はどうやら30代前後らしい男子3人組が、ああでもないこうでもないとお互いに声をかけあいながら、男子にしてはレベルの低い岩を楽しそうに登っていて、ありゃ、我々と同じ冷や汗初心者グループだなと思いながら、そのやりとりを笑って見ていたりしたのでした。
いや、向こうも同じように見てたと思うんだけどね。
なんだか、ボルダリングっていま流行りらしいけど、本気でやるもよし、ゆるく行くもよし、自分のレベルに合わせて、楽しむことができるという点で、とてもいいスポーツだなと思います。
少なくとももうしばらくは、続けられそうだな。他のジムも行って見たいし。
で、なんだかんだと形から入るハヤシとしては、レンタル代も勿体無いので、いまシューズを買うかどうかお悩み中。
でも案外高いのよ、ボルダリングシューズって。
買っちゃえば、元とらなと思って、もちっと頑張るかもしれませんけどね。
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