昨夜は、友人とのボルダリングから帰ってきた後風呂に入り、軽く仮眠をとってから女子フリーを観ようと思っていたところ…しょっぱなに放送されるであろう三原舞依ちゃんのすべりを見逃してしまいました…
フジの放送は深夜2時ころから。
ハヤシが目覚めたのは2時20分頃。順位を確認すると、彼女197点で、その時点で2位のマライア ベルを10点以上突き放してぶっちぎりのトップ!!
どうやらフリーで138点台を出したらしいことがわかりました。
おおおお!!!何をしていたんだ、自分…
と後悔しつつ、最終グループで、カレン チェンに抜かれるまでずーっと舞依ちゃんがトップを張り続けていることにドキドキしながら、見続けておりました。
まあ、3枠確保は、樋口新葉ちゃんが2回目の3回転3回転を失敗した時点で、アウトーと思ってましたけどね。
カナダの二人が崩れれば、ひょっとしてメダルがありうるのではないか…とついつい期待してしまったわけです。
結果、舞依ちゃんは5位。実に10人をぶっちぎって、気づいてみれば日本人最上位、見事入賞を果たして終わったのでありました。
しかし、ショートのミスが悔やまれる。
連盟の「3枠確保してこい」という怨念が悔やまれる(だからこそ固くなってミスしたと思うし)。
しかし、ソチの真央ちゃんじゃないけれど、ショートのあれがないとフリーのあれもなかったかもしれない。
でもでも、ショートでミスがなければ200点超えてたんだよん(でもメダルには届かなかったが)とも思うんであります。
放送後にYouTubeで、そして、朝食を食べながら録画で、舞依ちゃんのシンデレラを観ました。
凄かった。
真央ちゃんのソチの時の「気迫」とはまた違う凄さがあった。なんというか晴れ晴れとした気持ちを感じました。
あまりに邪念のないスケートなので、おばさん、途中から涙が出てきました。
純粋にひたむきに、シンデレラになろうとする気持ちが、ぐんぐん伝わってきた。
まだ表現力はおこちゃまであどけないんだけど、だからこそ「シンデレラ」という曲をきちんと表現できていたように思います。
個人的には、歴史に残る名演技のひとつ、と言っていいように思いました。
日本のマスコミは、3枠確保できなかったことばかりを報じていて、舞依ちゃんのシンデレラがいかに素晴らしかったかをきちんと伝えていません。
技術点なんて、メドちゃんに続いて2番目に良い記録だったんだぞ(メドちゃん78点台、舞依ちゃん74点台)。演技構成点だって5項目中4項目で8点超えたんだぞ。
本田真凛だ、浅田真央だと騒いでるけど、史上まれにみる逸材だよ、彼女。
もっと褒めてあげてよ!!!
と言いたいのであります。
個人的には、今の日本の女子フィギュアの現状を思うと、平昌オリンピックの枠は2でいいと思う。3にして出来の良くないのを出すより、少数精鋭でちゃんと滑れる子を出した方が競争が激しくなって、後々のレベルアップにつながるはず(団体戦の負担が重くなるけど)。
それに、けが人の宮原さんを今回出したところで3枠とれたかどうかは、正直わからなかったと思うし(いくら宮原さんでも股関節が悪ければ、順位を約束できないでしょう)。
気が早いですが、ハヤシは平昌の女子シングルの代表として宮原さんと舞依ちゃんを押したいのであります。
新葉ちゃんは、シニアに上がってから伸びきれてないなあと感じました。
正直ショートはもう少し点が出てもいいように思ったのですが、技術的に正確さを欠くところが彼女の場合、ところどころあるように見受けられるし。
今回の結果は選手として悔しがってほしいところではあるのですが、あまりそういう部分も見えないしね(もしかしてあえて出さないようにしてるのかもしれないけど。彼女、気性が激しそうだから、言うと気持ちがあふれ出ちゃうのかもしれないし)。
ジュニア時代が頂点という選手も結構いますけど(本田真凛もそうだとハヤシは思っている)、新葉ちゃん、案外そうかもしれない…
本郷さんは、今年最も割を食った日本女子フィギュア選手ではないでしょうか。
本当は足の不具合をゆっくり治療したかったと思うのですが、代打代打でむしろ酷使する事態に…
彼女に対しては、技術レベルの問題があるんじゃないかという話をしましたけど、怪我があったということを知らなくて、ひどいこと言ってしまったなあとちょっと反省しているのでした(まあ、大味だというのはその通りだと思うけど…)
さて、海外勢ですが、もうメドちゃんのことは言うまでもないのでおいておくとして、その他感じたことをちらほらと。
ロシア勢ですが、少し前ほどの「盤石さ」を感じなくなりました。
ラジオノワ等々の1,2年前までの実力者に陰りが見えてきて、初出場のソツコワは後半が不安定。
大好きなポゴちゃんは、最近安定してきたと思っていたのに、重圧がかかった今回の試合で、もろさがまだ根本的に払しょくされていないことを露呈してしまいました。
今年のジュニア女王って来季シニアに上がるんでしたっけ。
もしそうだとしても、オリンピックで表彰台複数というわけにはいかない雰囲気を感じます。
あとカナダ勢ですが…ショートの時は「あんなケバくてブスいデールマンがポゴちゃんの上なんて許せんわ!!」、「オズモンドはフリーに弱いから」とか言ってたんだけど、すんません、この二人のフリー、すごくよかったです。
宮原さん、怪我がなくて出たとしても勝てていたかどうかわからなかったと思う。
まあ、気迫の勝負でしたし、たまたま2本そろえられただけという見方もできるんでしょうけど、来年のオリンピックのメダル候補として名乗りを上げたのは間違いないかなと思います。
圧巻だったのはやはりコストナー。
ジャンピノミスはあったんだけど、フリーで演技構成点71点台ですからね…ここだけ見れば、上位と全然変わりません。
女子は男子と違ってわかりにくい戦いになってしまって、最近見ていても「おもしろくねー」と思っていましたが、昨日のフリーに限っては、フィギュア独特のドラマ(メンタルの影響がどれだけ演技に反映されるかとか、その人のフィギュア観=人生観が何か見えるとか)をまざまざと感じさせてもらい、深夜にもかかわらず興奮しちゃいました。
さすがオリンピック前年だ。
さて、本日夜は男子フリー!!
どうなりますことやら。
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