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2017年12月2日土曜日

ワグナーの背中。

メドちゃん骨折欠場にして宮原さん繰り上がり。
金ちゃんも欠場にしてジェイコ繰り上がり。
来週末のGPF、何か起こるかも、と不気味な雰囲気が漂います。
男子の優勝がまさかのボロノフ、とかさ。

先週のスケアメ、日本は宮原さんの優勝と坂本かおりんの2位で大いに盛り上がりました。

が、その影で気になったのが競技途中で棄権する選手が3人にも及んだこと。
リッポンも棄権はしなかったけど、肩を少し痛めた感じでした。

ハヤシが一番気になったのは、ワグナーの途中棄権。
確かにスケート靴の中から黒いサポーターがのぞいていました。
が、滑りはいつもよりスピードがないかなあというくらいで、順調に大技も決めていました。

が、突然競技を中断。
アルトゥニアン先生に話した後、ジャッジに話をしに行き、途中棄権したわけです。

足を指差していたので、やはり広い意味での負傷棄権なんでしょうが、私が気になったのは、リンクを後にした時の表情、なのです。

痛みに耐えている、痛くてしょうがないという感じは全くありませんでした。
暗い顔つきで呆然とした様子でした。
映し出された後ろ姿は、いつもパワフルな演技をする、あのワグナーとは思えない弱々しさを醸し出していました。

どっちかっつーと、まあ、足も痛かったんだろうけど、本当の棄権理由はメンタルなのかな、と思いました。

ワグナーは優勝か、とんでもない高得点をとって2位になるしかファイナル進出はあり得ませんでした。

が、しかし、前日のショートは回転不足を複数取られ、フリーは6位スタートでした。

この大会で、出るのが厳しいファイナル目指してそれでも演技すべきなのか、全米にかけるべきか…気持ちの整理ができないままリンクに出てしまい、あー、やっぱりこの気持ちで滑るのは無理だわ、ワタシとなっちゃったのかなと。

棄権するしないについて、どーのこーの言うつもりはありません。
ショックだったのは、あの弱弱しい後ろ姿だったんだよ。

前の日に、ヒップヒップチンチンとか言う上品とは言い難い変にセクシーな曲でパワフルセクシーな演技してた人だよ。

もうね。180度違うあの後ろ姿。
思わずハヤシの頭に、引退の2文字が浮かびましたよ。

どの道選手生活はそんなに長くないであろうワグナー。
なにがあったんだ?

ちょっとね、ハヤシとしては、ステレオタイプなアメリカンおバカコメントでもしてくれりゃいいと思うんですけど、今回の棄権に関して。

あなたの姿を、オリンピックで観られるのを楽しみにしてまっせ。

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