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2018年4月21日土曜日

最近気付いちゃったこと。

季節外れに暑い東京です。
いつものパターンだと土曜お出かけ、日曜引きこもりですが、明日は赤坂蚤の市に出かける予定なので、本日は肩のリハビリの他は自宅で気ままに過ごしています。

さて、タイトルにもある通り、最近気がついてしまったことがありました。
それは、ハヤシが未だ未婚であるということの理由です。

男の趣味が悪いので結婚しないほうがいいだろうからとか、
仕事でひどい男ばっかり見ているからとか、
人相手の仕事なので仕事を離れた時はひとりでいたいとか、
色々他人様に言うてきましたし、自分でもまあ、そう言うことなんだろうと思っていました。イマイチしっくりきてなかったけど。

先日ふとしたときに、本当の理由に気がついてしまいました。

自分以外の生命体(人間に限らない。そして、両親と妹を除く)と同じ空間で生活するということが、生理的に受けつけない。

これです。

ベッドに入ってそろそろ寝ようかなあと思っていたときのことでした。
この空間にパートナーと称する男がもう一人住んでいる…ということをなんとなく想像したときに、言いようもない気色悪さを感じました。
そして、犬やら猫やらが、その辺をうろちょろしていることも、なんか許せんな、と思ってしまったのです。

念のために言っておきますが、ハヤシは別に人とコミュニケーションを取ることができない人間ではありません。というか、そんな人間だったら、そもそも弁護士という仕事自体ができていませんし。
動物も好きなほうです。知り合いの家にいるワンちゃんや猫ちゃんとはよく遊びますし、歳をある程度とってからは、動物にも好かれやすくなってきました。

が、一緒に住むとなるとどうにもダメだ。
なんで、こんな男がここに我が物顔でいるんだよ!!と常にムカついていそうなこと確実ですし、自分の思い通りに動くとは限らず、かつ言葉が通じない犬や猫の世話をせっせと焼かねばならんというのも不条理な事態に思えます。

これまでに結婚が近づいて自分から壊してしまったことは2度ありました。
独身が長い女は動物に走るということを聞いたことがありますが、そういう気が起こったことは未だかつて一度もありません。

つまりは、そういうことだったのか、と夜中に一人、妙に納得がいったのです。

その話が、ハヤシ母から電話が来たときに、なんとなく口をついて出て来てしまいました。
ハヤシ母は、その気持ち、なんとなくわかると言いました。

びっくりしました。
結婚もして、子もいて、幼いときには犬や猫と暮らしていた人です。分かっちゃまずいんじゃないの、と思うのですが、今でもたまに父を見ると、なんでこの人ここにいるんだろう、とかちょっと気色悪い感じになることがあるんだとか。

結婚している人間ですらそうなんだから、じゃあ、私の感覚って誰でも持っているものなのか、持っていてもその生理的に受け付けない感を凌駕してまで、ほかの人が結婚したりペットを飼ったりさせるものは一体なんのだ、などと思ったのですが、母曰く、我らはおそらく相当変わっているのだろうと。

「生理的にダメなんだわ」ということの気がついたとき、妙に開き直ったというか、すごくスッキリした気持ちになりました。モヤモヤしたものが晴れたというか。

この歳になると、結婚していないことについてもうあれこれ言う人もいません。最近はそういう件に触れることもセクハラになるといって、御法度的な雰囲気が漂っているせいもあるかもしれません。

しかし、もし万が一聞かれても、自分の場合本当の理由を言ってしまえば、もう聞いた人は二の句を継げないよね。
だって、生理的にダメなんだもん。これに勝るシャットアウト法はないですわ。
と、本来絶望しなければならないことかもしれない本質に気づいて、とても気が楽になった4月の出来事だったのでした。




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