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2021年7月18日日曜日

ロールシャッハテストを受けてきました。

 梅雨があけたと思ったらいきなり暑い東京です。

北国出身ゆえ、暑いのはかなり苦手(まあ、寒いのも苦手なんですが)。

徐々に慣れる間もなくいきなりドカンと暑さが来たので、早くも疲労しているハヤシです。


さて、暑くなり始めた7月15日、臨床心理士さんのところに行って性格検査を受けてきました。

やったのは、ロールシャッハテスト。

仕事柄、名前自体は知っていたのですが、詳しい内容は知りませんでした。


墨を垂らして半分に畳んで作った左右対称の図柄10枚を見せられて、それが何に見えるかをまず答えていきます(思い浮かぶものを複数言えれば言っていく)。

それが全て終わったら、どういうところがそれに見えたのかを伝えていく。

更にそれが終わったら、「自分と、お父さんとお母さんを表すものを1枚選んで」と指示があってこれを行い、理由を話す。

最後に「一番好きな図柄と一眼嫌いな図柄を選んで」と指示があってこれを行い、理由を話す。

こういうテストです。


正直、なににも見え難いものもいくつかあり、非常に答えにくかった・・・


そのテストが比較的早く終わったので、先生の方から、「すべてのテストを終えた上での現段階でのお話」みたいなものがありました。

すべてのテストをしっかり分析した上での具体的な所見は29日に出ることになっているので、まあ、暫定的な所見というところでしょうか。


その中で出てきた話は、概要以下のようなもの。

・知的能力は高い。

・ADHDではない。

・傾向としては、自閉症スペクトラム型(アスペルガーとかそっちのほうですね)。

・ただし、能力の偏りはそれほどなかった(ただしこれはデータをしっかり分析した上で正確なものを出すという留保付き)。

・今の不安や自信のなさは、むしろ性格上の問題のほうが大きいのではないか。


ということで、では私の性格についてどのような感触があるのかというと、ロールシャッハテストをしながら、臨床心理士の先生は「完璧主義の人だなあ」と思っていたそうです。


これはなかなかグサッときました。

というのも、自分でも「私は完璧主義だ」という自覚が薄々あったのです。

自分で薄々勘付いていることを他人から指摘されるのって、結構刺さったりするものです。


しかし、この日刺さったのはこれだけではありませんでした。

「完璧主義」に今の私の不安や自信のなさを結び付けられて説明されたわけです。


つまり、完璧主義→要求水準が高い→それができるかどうか不安、それに届かなかったことで自信喪失という状況になっていると。

他人に対しても同じで、他人のことをよく観察せずに、自分の完璧主義の視点で接してしまうのではないか。

過去に人間関係がうまく言っていなかったり、「物言いがはっきりしているよね」と言われるのもそこなのではないか。


さらに、今は、オリンピックじゃないけれど「安心安全」を求めて生活していて、自分らしさを失い、縮こまっているのではないか?それも完璧主義であるゆえで、失敗することを恐れてそうなっているのではないか・・・というのです。


「完璧主義」だけではなくて、「他人を観察していない」というのも当たっている・・・

自分、中学の時にいじめに遭って以来、基本的には他人にあまりコミットしないように生きてきましたから。


そして、今の状況が「安心安全を求めて縮こまっている」というのも、ぐさ〜っと来ましたね・・・

このブログで再三に渡り書いているけれど、自分のオフィスを持って仕事していたときに、一時的に経営難があり、今、給料とりになっているわけです。

確かに気持ち的にはとても楽。経済的にも安定している。

心のどこかで、「もう一度自分の力でやってみたい」という気持ちはあるものの、貯金も投資もそれなりにできる今の収入を捨てたくないという気持ちがあるのも確かだったりするのです・・・

というか、今の生活にはそこそこ満足している。


そこを「安心安全を求めて縮こまっている」と言われたことは、結構堪えました。


この日は、その後仕事に戻らず、そのまま帰宅の途についたのですが、なんだかどっと疲れてしまった上、帰りの地下鉄の中で、ものすごく悲しい気分になってしまいました。


なんというか、自分の性格も、自分の今も否定されたような気持ちになったんでしょうね、今思うと・・・

まあ、そこから入っていかないと現状を打破することはできないのだろうから、それはそれで仕方ないし、別に臨床心理士さんに対して腹立たしい気持ちがあるわけでもないのですが。


この日は、帰りにいつものネコをマッサージしまくって癒やされて、帰宅後は1時間ほど爆睡してしまいました。


発達障害の中でも、自閉症スペクトラムは有効な薬がないそうで、臨床心理士さんは、カウンセリングを継続していくことが有用、みたいな話をしていました(ちょっと営業入っているかなという気がする)。


ただ、個人的には、数値的に能力の偏りが見受けられるというのであれば、一応発達障害を扱っている病院は受診してみようかなとは今のところ思っています。


今の心療内科は、そういう能力傾向とかを全く見ずに、いわば表面にでてくる症状に対して対症療法をしているので、果たしてそれで足りるのかという疑問があるので・・・


辛いこと言われたけれど、まあ、検査受けてよかったなとは思っています。


ところで、「やはり、私発達障害ぽいわ」という出来事が昨日ありました。


昨日は、買い物の必要があって出かけたのですが、その帰り、4時ころにいつものネコのところに立ち寄りました。

ネコは私の姿に気づいて垣根をくぐり、やってきてくれました。

来てくれたら、私はマッサージをしてあげたり、チュールを上げたりして彼と過ごします。

大抵は、20分から30分くらいで、彼の方から帰っていくのですが、昨日はなんと1時間半!!

しかも、彼は帰らず、私のほうが「もう帰るね、ごめんね」と言って帰ってきた状況でした。


1時間半近くなるまで、私は「熱中症にかかるリスク」というものに思い至らず、マッサージしていました。

考えていたのは、「うーん、そろそろトイレに行きたいなあ」ということくらい。

日陰で、風も吹いていて、そこまで暑さが気にならなかったというのも理由なのですが・・・


昨日は東京の最高気温は32度超。

このさなか、いくら日陰で夕方とはいえ1時間半外にいるって、熱中症のことを考えるとかなりまずい。

なのに、そのことに思い至らずひたすらマッサージしていた自分て、やっぱり、発達障害ぽいなあ・・・実際「過集中」という症状もあるそうですし。


自宅に帰ってきてから、スポーツ飲料をがぶ飲みして、事なきを得ました。


今日も大相撲が終わったら、ネコに会いに行く予定です。

長いこと休みなく触れ合うのは、たぶん彼の健康にも良くないので、ある程度の時間になったら、私の方から帰ってくるようにしなくては・・・

今日はちゃんとリスクを頭に入れていこうと思うのでした。

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