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2024年12月23日月曜日

全日本フィギュア女子シングル総括+今後の国際大会派遣について思うこと

 2日連続の投稿です(本日は午後4時の時点でするべき仕事が終わったので)。


さて、昨夜、全日本フィギュア女子フリーがあって総合順位が決まったわけですが、それを見ての感想など。


まず、ちょっと千葉百音ちゃんが残念でしたね…

欲が出たのか緊張したのかわかりませんが、動きが硬く小さく感じました。

結構回転不足をとられたようですが、それもわかるなという演技でした。

いつもの大きく伸びやかな演技ができていれば、ワンミスあったとしても表彰台を逃すことはなかったと思うので。

一方で樋口新葉ちゃんは、やはりここぞというときに外れのない演技をしてくるなーと感心しました。

昨日の演技は、世界選手権代表だけでなく来シーズンのオリンピック代表を狙っていることをも強く感じさせる気迫みなぎるものでした。

樋口新葉ファンとしては、休養を挟んでやる気を取り戻した彼女が、再び全日本の表彰台に帰ってきたことをとてもうれしく思うのでした。

一方、ここ数年有望視されている吉田陽菜ちゃんや住吉りをんちゃんは、「あと一歩」に苦しんでる感じがあります。

りをんちゃんは腰痛があっての演技でよく頑張ったとは思うのですが、なんかもうひとつ演技があか抜けないというか華がないというか。

この点は陽菜ちゃんも同じですね。

坂本花織世代から島田麻央までをつなぐ中間の世代が今ひとつなのが個人的には気がかりです。

麻央ちゃんは、年齢制限に引っかかって、次回のミラノコルティナには出られません。

そういう意味でももう少し中間層を厚くしてほしいと思うのですが。

そして、女王坂本花織ですが、実は私演技を見ていて、もしかして麻央ちゃんに負けたかもと思いました。

ものすごいハードなプログラムをミス1つに抑えてやり切れていたのですが、なんというかピークは過ぎつつあるんじゃないか…ということを感じさせたのですよね。

世代交代ももう少しかも、という。

そんなことを思った女子シングルなのでした。


さて、世界選手権と四大陸選手権の派遣選手ですが。


*詳細はこちらからどうぞ*

https://figureskatejapan.com/competition/japan-nationals2024.html#google_vignette


割と順当に決めたなと思いました。

世界選手権代表に壷井君入れたのはちょっとびっくりでしたが。

個人的には、鍵山・サトシュン・友野くんだと思っていたので、昨年までの海外実績が乏しい壷井君を投入してくるということは、友野・三浦・山本よりは、壷井君の方が手堅い演技をしてくれるであろうというスケ連の期待の表れなんでしょうね。

まあ、個人的には友野くんに行って欲しかったけど、壷井君という選択肢の方が公平性は保たれると思うので、文句はないです。


女子に関しては、四大陸選手権の派遣選手が、もうちょっと下位の選手を入れてあげても良かったんじゃないの?という気がしました。

松生理乃ちゃんは順当として、個人的には山下真胡ちゃんか渡辺倫果ちゃんあたりを入れてあげたほうが良かったんじゃないかと思っています。

特にマコちゃんは、全日本で本当に久々に良い演技をして、ここ数年苦労していた分、実力がようやく発揮されてきたなという印象が強かったので、「主要大会経験を広くさせる」という観点からは派遣してよかったんじゃないかという気がしています。

このメンツは四大陸でもかなり本気で金メダルを取りに行っている布陣であるように思いますね…


四大陸選手権の派遣選手については、その年によって全日本での成績にばらつきがあるので、ちょっとスケ連の考え方が読めないなと思うのでした。


とまあ、あれこれ言ってみたものの、フィギュアシーズン前半戦が終わりました。

全日本で良い成績を出せた人も出せなかった人も、少しお休みして来年また頑張ってほしいものです…と珍しくきれいに終わる月曜日なのでした。

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