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2013年10月21日月曜日

男子フィギュア、出場選手大予想。

町田樹くん、圧巻の勝利でした。
スケートアメリカ。

もともと、バレエの基礎がきちんと身についたような所作ができる選手だとは思っていましたが、さらに磨きがかかって、ショートもフリーも、本当に見ほれるほどの美しい動きをしていました。

言い過ぎかも知れませんが、全盛期のステファン・ランビエールを思い出すような。

グランプリシリーズ初戦のこの大会、デニス・テンとジュベールが欠場して、男子は出場選手8人と少なめ。
しかも、日本選手3人のうち、高橋大輔と小塚くんが調子が悪く、町田くんの優勝も素直に喜べはしなかったのですが・・・それなりに楽しめました。

新しいオネエ系選手が発掘されたからです。

ジェイソン・ブラウンくん。
なんでもジュニア時代にとんでもない点数や成績を出して、今シーズンから鳴り物入りでシニアにあがってきたらしい彼。

体が柔らかいとのことですが、単なる柔軟性のみでは出せない、競技中の独特の「しな」。
キス&クライで女性コーチに頬を寄せる様。
パーソナルベストが出たのを見て、口に手を当てて驚く様子。
その後のインタビューでのにこやかな笑顔。

まるで「少女」です。

以前にも書いたような気がしますが、男子シングルには、必ず「オネエ系」選手が存在します。

カナダのエマ(トリノの頃に活躍していた選手です)。
同性婚したアメリカのウィアー。
男子フィギュア界で続いてきた伝統を絶やすことなく受け継いでくれそうなジェイソン君なのです。

物腰としては、「オネエ系」の中でも「純真少女系」というウィアー寄りの系譜に属するジェイソン君ですが、演技は「しな」がありつつも、ダイナミックで力強い。

どうしても演技が中途半端になりがちだった「オネエ系」選手の中において、将来的にはオリンピックチャンピオンを狙える逸材かも、と思えます。

こんなことを書きたかったわけではないのです。

スケートアメリカのみを見て、ソチオリンピックに出場する日本男子選手を占おうという無謀なことを考えて、今日は投稿したのです。

ずばり、ハヤシの予想は、

高橋大輔
町田樹
羽生弦結

の3人です。

この3人になるのは、実は、ちょっと不本意。

まず、高橋大輔。
グランプリファイナルには行けないと思います。
行ったとしても、表彰台は無理でしょう。

ただ、全日本選手権で上位2名には入ると思います。

自分でも言ってましたが、調整が必要なのはジャンプのみ。
ステップやスピン、演技構成に問題はありません。
今の不調は、ある意味予想の範囲内のはずで、試合を繰り返すことによって、ひとまず年末までに一度ピークを持って行く作戦なんじゃないかと思うのです。

町田くんの場合は、昨年もグランプリシリーズまでは絶好調で、ファイナルあたりからだだ崩れになっていったという不安要素はあります。

しかし、それって、おそらく不慣れな「上位」の環境に置かれ続けたことによって、極度の緊張状態が続き、リズムを一気に崩しただけなんではないかと思うのです。

昨日今日のあの滑りには、そこはかとない安定感を感じます。
まずはファイナルまで持てばいいわけで、これは、さすがに大丈夫なんじゃないかと。
ファイナルで表彰台に乗れなくてもいいところまで行けば、年末までモチベーションは保てるでしょう。

そして、羽生くん。
個人的には、不本意なのは、彼なのです。
だって、相変わらず、滑ってる姿が全然美しくないんだもの。
ただ、4回転の安定感は、羽生くんが日本人選手の中で群を抜いていることは明らかです。
怪我さえなければ、オリンピックを逃すほど崩れることもないと思います。

本当は、羽生君ではなくて、無良くんが入ってくれるといいのにと思っています。
いや、無骨で華がないので、この子がオリンピックに出ても、正直期待はできないんですけどね。

ただ、織田信成はもうとっくに選手としてのピークは過ぎています。

小塚くんも、けがの影響か、ついた女が悪いのかわからないけど、精彩がなく、演技が小さい。
世界選手権で銀メダルをとった2011年の時のような「スケーティング技術で魅せる」凄みみたいなものが、すっかり、なりを潜めています。

この二人と大輔が出ても、「あー、バンクーバーと同じメンバーね」というだけの話にしかならないわけで。

なんというか、日本の男子は、いつのまにやらグランプリシリーズで表彰台に乗れるくらいの選手は、ばったばった出てくるようになっって、そういう意味では「選手層は厚く」なったんだけど、その分、代表に残るための争いに終始して、特に小塚・織田あたりは、妙に内向きになっちゃって「世界で勝つためにどうすればいいか」という戦い方が、あんまりできてないんじゃないかなという気がします。

個人的には、そういう半ベテランみたいな人の間隙を縫って、コツコツと成長してきた町田くんとか無良くんに頑張って欲しいわけです。

年末の全日本選手権の後には、オリンピック出場選手が発表されます。
ワタクシの予想、当たりますでしょうか?

当たってもはずれても、このときのネタがフィギュアスケートであることに変わりないでしょうが。



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