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2014年8月11日月曜日

AKI-OKA ARTISANに行ってはみたものの

今日一日引きこもっていたハヤシです。
そのため、東京がどえらい天気だったらしいことを北海道の母から聞いて知る始末でした。

さて、昨日、フクモリでブログを書いた後、ワタクシ、以前から気になっていた「AKI-OKA ARTISAN」なるところへ行ってまいりました。

JRの秋葉原駅と御徒町駅を結ぶ高架下にできた、まだそれほど知名度がないクリエイターが出品しているスペースで、ひところ、ずいぶんと宣伝されていたスペースでした。

東京スカイツリー構想が持ち上がって以来、イースト東京が熱いとかなんとかって話になり、清澄白河あたりには、先日アラーキーが個展をやったようなアートスペースができていたり、東神田のあたりにも、STARNET東京や、こじゃれたアクセサリーショップ、雑貨屋などなど、クリエイティブな空間ができてきていました。

万世橋のマーチも、アンティークの家具や、イースト東京の職人の作品(東北物も多いけど)などが売られていたり、伝統と若い息吹のイースト東京はまさにホットといえば、ホットです。

そんなわけで、AKI-OKA ARTISANにも、それなりに期待をして行ってきたのですが…

非常に期待外れ。
一言でいえば、全然ダメ、でした。

没個性な革小物屋や安っぽいアクセサリー屋、草木染の衣料品店が軒をつられていて、雰囲気はさながら、商店街のおばちゃんのお店。

別にそれならそれでいいんです。
というか、だったら、「御徒町の商店街ここにあり」みたいに作っちゃえばいいんですよ。

私が言いたいのは、「こじゃれた空間」を装い、間口や中の雰囲気も白壁にして、「おおっ、ここに未来を担う若手クリエイターが」みたいな盛り上がり感を醸し出しておきながら、実のところ下町の商店街みたいになっている「だまし討ち感」が問題だということです。

これじゃ、感度の高い若い者は「けっ、たいしたことねえな」と足が遠のく。
間口をこじゃれた感じにしちゃっている分、気軽におじちゃんやおばちゃんも来れない。

つまり、予言すると、今後1,2年のうちに確実にテナント抜け放題のスカスカになります。
昨日だって、(まあ台風が来るといわれていたのを間引いても)スカスカでしたもん、お客。

はっきり言って、革小物だの、アクセサリー屋だののクオリティを見ると、昨今のちょっと名の売れたサイトのネットショップの方が段違いでレベルが高いです。

おそらく計画した人に、そういうセンスがなかったんだろうな、というか、ちゃんとプロデュースできる人がいなかったんだろうなと思うのです…

なんかバブル期に失敗した数々のテーマパークを見たような思いでした(特に我が故郷北海道は、そういうテーマパーク目白押しの地域でしたから…)。

万世橋マーチは盛り上がってますし、AKI-OKA ARTISANの惨憺たる状況から、「東京スカイツリーバブルはじける」と即断するわけにはいきませんが、実は、東神田のクリエイター招致もそれほどうまくいっているようには、はた目から見ても思えず、やはり、安直に「スカイツリー効果」に乗っかっちゃって、良く考えずに「クリエイター」というワードを利用しちゃった悲しい結末…だと思うのですが、ただ、イースト東京、この線で盛り上げようとした地域が結構多かったようにも思え、案外潮が引くように、「やっぱ、渋谷だよねえ」なんて具合に、ウエスト東京に再び盛り上がりがシフト、というのがありそな雰囲気です。

オリンピックは、おそらく西側中心でしょうからね。

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