ああ、やっと1週間が終わる…
今週はなんだか感覚的に長かったです。
暇と言うわけでもなく、忙しすぎると言うわけでもなかった1週間だったのですが、「ああ、やっと金曜日だわ」と言う感じ。
ただ今、14時。午後に裁判所で一仕事終えたところです。
この後15時から、スカウトされた事務所の所長とのオンライン面談が入っているので、今ちょっと中途半端に時間が空いているのです。
さて、転職問題ですが、進展がありました。
*転職問題に関する前回投稿は、以下からご覧ください*
https://comcomcom0620.blogspot.com/2021/11/tenshokushiteirubaaijanaikamosirenai.html
16日火曜日に、「業界の評判が良くない事務所」の採用担当者との面談がありました。
正直、あまり期待していなかったのですが、個人的に「こりゃあちらがOKと言ってくれるなら、行くのはありだな」と言う感覚に変わりました。
まず、出勤時間は完全自由。
私が興味を持っている法律研究職、法律ライター職は、在宅全然OK(とはいえ、出勤時間が完全自由なので、在宅をチョイスする意味自体があまりないかもしれない)。
支店への異動は柔軟。
副業自由。
個人事件、顧問も自由(ただし、個人で事件を受ける場合には原則売り上げの2割を事務所に入れる)。
ライフワークバランスを図るにはかなり持ってこい、というか話を聞く限りでは、前のめりになりそうな事務所なのです。
正直、私は今自分がいる事務所以上に自由な事務所ってないと思っていました。
が、あるじゃん…ここに、という感じです。
ただ、事務所の中身は、徹底した分業制。我々の業界で、こう言うやり方しているところはおそらく他にないでしょう。ベンチャー企業みたいなものです(採用担当さんは、以前ITベンチャーにいた方らしい。弁護士ですが)。
分業制ならではのデメリットはありますが、ここの弁護士、職員に過度なストレスをかけない働き方を事務所全体で目指している。
だからこそ、近年転職市場で人気があり、離職率が低いと言うことなのだと思いました。
結構年長の先生が事務所たたんで入ってきているケースもあるらしいです。
私としては、今の収入さえ確保できるのであれば移籍していいかなという心境になっています(じゃあ、この後の面談なんで受けるのという話になりますが…だって美味しい話ってどこに転がっているかわからないじゃないですか)。
業界の評判が悪いことについては、気にならなくなっています。
まあ、私、一部で有名人なので、この事務所に移籍するとなるとざわつく人はいそうなんですが…
というのは、この話、友人数名に相談したのです。
そうしたら、選択としてありなのではないかと言ってくれた人もおり(分業制のメリットデメリットをわかりやすく説明してくれた上で)、また他の友人は「どこに行ってもあなたはあなた」と言ってくれたのです。この友人は、この事務所については全く抵抗がないとも言っていました。
で、ふと考えたのです。
私は、経験年数に比して結構事務所を渡り歩いている方で(昔はこれ自体偏見の目で見られていた)、独立行政法人のやっている事務所→小さな友人の事務所(のちに拡大)→自分の事務所→弁護士会が設立した事務所(現在所属)という経歴です。
このうち、独立行政法人がやっている事務所は、業界の中で冷たい目で見る人が結構多かったのですよね(まあ、今でもそうか)。
経済的に苦しい人に対して割安な料金で弁護士のサービスを提供するというコンセプトの事務所だったので、業界の価格低下につながるとかなんとか、すごい叩かれようだった。
ここに4年半いました。いた当時は、外部の批判とか全然気にならなかった。
今いる事務所は、私が所属する弁護士会が財政状況が悪く、財政圧迫の諸悪の根元の1つみたいな位置づけにされて、槍玉にあげられたりしています。
事務所お取り潰しの議論もたまに出てくるし、昨年は、家賃が安い辺鄙なところに移転しろという議論まで出ました。
それでも、中にいる私は、そんなこと別に気にしていない。自分は普通に仕事できているから。
入るときには、親しくしていた先輩の弁護士から「大丈夫なの?」と言われたりしましたね…
こちらの事務所に所属してもう3年が過ぎました。
つまり、我が弁護士人生において、クセのある事務所にいることのほうが多いなということにふと気づいたわけであります。
どこにいてもあなたはあなた。
これに尽きるなと思う。
どこに行っても、私が今までやってきたことの実績は消えないし、私の依頼に対するスタンスは変わらないと思う。
個人で事件も受けられるし、顧問も持てるのだから、実務の一線から若干外れたとしても、そういうところで、今までの感覚を忘れずに仕事をしていければ、それで別に構わないんじゃないのか。
そんなふうに思いました。
占い師の先生から「あなたの場合、あなたという人に仕事がついてくる」と言われたこともありますし、どこに所属しているかってあまり関係ないような気がしてきたのです。
なので、業界の評判が悪いということでは悩まないようにしよう、そう思いました。
とはいえ、「やっぱりあなた、いりません」と向こうから言われたらそれまでだし(まあ、それはないかなあとは思うが)、給料が安かったら行きませんけどね。
というわけで、ちょっとスッキリしているところです。
あとはあちらから再度ご連絡が来るのを待つ、そんな感じです。
本日これからの面談についても、おそらく日曜日に更新するであろうブログでご報告します。
理想は諦めない。
仮に今回の移籍の話がなくなっても、そんな気持ちで生きていきたいと思います。
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