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2022年2月27日日曜日

いい具合に休み休み仕事ができた1週間でした+少しだけ転職の話

 今週は、週の中日水曜日が天皇誕生日でお休みだった上、月曜日と金曜日を在宅勤務にできて、自分としてはいいペースで過ごせた1週間でした。


仕事の件数的には、若干落ちているとはいえ、他の弁護士に申し訳ないくらい少ないというわけでもなく、そこそこ持っている方ではあるのですが、私の仕事の特徴として書面作成の必要がそれほどないものが多いので、仕事が混んでない時は本当に混んでない…


新人の頃にいた事務所のパートナー弁護士に、「休める時は休んだほうがいい」と言われていたので(心や体の健康を守るためです)、私は、よほどのことがない限り、「今日やる必要がないことは今日やらない」をモットーにして、ゆっくり過ごせる時はゆっくり過ごすようにしています。


とはいえ、金曜日は在宅勤務でも、オンラインの打ち合わせ2件、電話での法律相談1件とそれなりに働いてはいたのですが。


水曜日の休みは、本当はゆっくり朝寝する予定だったのですが、飼ハムのマサムネの様子が少しおかしくて朝イチで動物病院に連れていく羽目になり、なんと朝7時に起きました…

それでも病院から帰宅した後、お汁粉食べに馴染みの甘味処に行ったり、行きたかった爬虫類ショップにおでかけしたりできたので、有意義に過ごせたなとは思っています。


というわけで、今週は1週間、概ね自分のペースでやりたいようにできたので、よい1週間だったなと思います。


だからといって、気持ちが健やかに晴れているかというとそういうわけではなく、ロシアのウクライナに対する軍事侵攻のために心おだやかではなかったりします。


あまりに一方的暴力的なやり口に憤りと空しさを感じています。

今のところロシアの思惑どおりに行っていないようで、ロシア軍の勢いも落ちているそうです。

どうかこのまま、正当性のない軍事侵攻が失敗に終わることを祈ります。


今週は、転職関係の面談は1件もありませんでした。

が、面談予約の話や次の選考の話がいくつかありました。


*前回までの転職活動の動きはこちらからどうぞ*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/02/onlinetenshokumendan.html


まず、業界の評判が良くない事務所の面談が3月2日に入りました。来週の水曜日です。

六本木にあるオフィスの方に来てほしいということなのですが、ちょっと行ったことないあたりにあるようで、方向音痴の私は無事にたどりつけるか心配です…

で、どんな感じになるのかなあというのも今からちょっと気になる(私は意外に小心者)。

まあ、行く気がない事務所なので、どうなってもいいっちゃいいんですけどね。


第1希望の事務所からも次の面談の話が来たのですが、なんと次回もオンライン。

次回3回目でさすがにそろそろ対面かと思っていたので、ちょっと驚きました。

どうやらオミクロン株感染拡大に伴い、対面は極力避けているということのようなのですが、ここまでオンラインが続くと、私の扱い、所内でどうなっているのかな…とちょっと弱気になります。

全体的に進行がゆっくりであることもちょっと気になります。


他にも声がかかったところが2社あって、そのうち1社については、1回目の面談日時が決まったところです(が、ここは、とりあえず話聞いてみますかという感じに過ぎません、今のところ)。


なんとなくですが、自分の予感として、第1希望のところ、うまくいかない可能性が出てくるんじゃないかなという気がしているのです(単なる勘です)。

なので、この前の投稿でも書いたとおり、札幌に戻っていきなり独立の目も考えておいたほうがいいかもしれないな…などと思っています。


というわけで、初心者向けのマーケティングの本を買ってきて、今勉強している最中です。


はあ、転職って大変だわ、本当に…

今までこんなに難しく感じたことあったかなあ、何回か転職してるけど…


いきなり独立の場合に備えて、今使っている広告サイトの見直しや、新たな広告方法も考えていったほうがいいかもしれませんね…


あと、先日みてもらった占いの先生には、「いきなり独立でうまくいくか」の話は聞いていないので、第1希望の事務所の方が雲行きが怪しくなりそうだったら、再度みてもらおうかなと思っています。


そんなわけで気づけば2月ももう終わり。

この分だと2022年もあっという間に終わってしまいそうです。

終わらないうちに自分の行く先が決まればよいのですが。


とりあえず、ゆるゆると?もがくことを続けます。







2022年2月20日日曜日

2社とオンライン面談があった先週でした。

 北京オリンピックも今週で終わり。

個人的に夏季より冬季のオリンピックの方が好きで、仕事の合間を縫いながら、フィギュアスケートにカーリングにスピードスケート、ノルデイック複合、スノーボードハーフパイプと楽しみましたなあ。

昔はリュージュとかボブスレーとかも観ていたけど、さすがに最近は見ておらず…

あ、フィギュアスケートの感想については、はてなさんの方に書かせてもらっています。

よければご覧ください。

https://comcomcom0620.hatenablog.jp/


一言言うと、もしかすると今回のオリンピックをきっかけにロシアのエテリ帝国は崩壊していくかもと思います。

坂本花織のような、ジャンプだけじゃない、スケーティングも演技構成も極めていて感銘力のあるスケーターがこの時代に高く評価されたことはスケート界全体にすごく意味があったと思うのです。

世の流れが、スケート本来の姿を追求する方向に流れてくれればいいなと思います。


さて本題。


先週は、転職活動の方でちょっと動きがありました。

以前から声がかかっていた2つの法律事務所でオンラインの面談があったのです。


1つは初回面談。

こちらは正直、業界の評判はあまり良くないところ(以前一度面談しに行ったところとは別の評判が良くないところです)。


もう1つは2回目。こちらも全国展開しようとしているところですが、初回面談のときの感触は、私でもやっていけそうだなあという感触のところで、札幌の支店の方と面談してのでありました。


16日水曜日に業界の評判が良くないところの面談を受けました。

その前に先方の要望で、新人募集向けに作った動画があるのでそれを見ておいて欲しいと言われていたので、仕事の合間を縫って真面目に見ました。

そうしたらまあ…なんか経営戦略の話ばかりで、顧客に対してどういうサービスを提供していこうという話が全然見えてこない。

何かちょっとなあという感じで、面談に突入したのでありました。


先方はお二人が面談に対応していました。

面談では、履歴書に沿って、私の経歴を事細かにチェックして聞かれていきました。

もう、本人すら半分忘れかけている大学院時代の話から、前職の公務員試験予備校の非常勤講師時代の話まで遡って聞かれていくわけです。

弁護士になってからの経歴についても、それぞれの職場での仕事内容であるとか、移籍の理由であるとか、本当に事細かに聞かれていきました。

ひとしきり向こうが経歴を確認したら、今度は、どうして応募したのか(転職エージェントに声をかけられたからというのが本音ですが、そこは大人の回答をしました)、入所したらどういう仕事がしたいか、などなど質問されました。

最後には、私の方から聞きたいことがないかと言われ、その場で思いついた2、3の質問をしたという感じです。

そして、2次選考に進む場合にはまたエージェントを通して連絡しますということで終了しました。

面談は、かなりきっちりしていて、自分のイメージでは大企業の中途採用面談でこんな感じかしらという印象でした。業界の良くない評判とは裏腹に?採用関係はしっかりやっているのかもしれません。


が、それだけでに、マイペースで協調性のない私は、「窮屈そうな事務所だな〜」という印象が拭えず…この段階でお断りするかどうか、ちょっと考えてしまいました。


で、翌日仲介してくれたエージェントの担当者さんと電話で話したのですが、結果は1次面接突破。2次面接は、直接事務所に行って、代表(確か3人いるはず)とやって欲しいという要望が来たわけです。

まあ、何事も経験なので、お受けすることにしました。


で、もう1社の方。現時点ではこちらが本命です。18日の夕方に面談しました。

何しろ、ゆくゆく札幌に行く人を探している事務所なのですから、そういう意味では願ったり叶ったりです。

先ほども書きましたが、現在札幌支店で勤務している弁護士と面談しました。

こちらは、先程の事務所とは対照的で、(1回目もそうだったけど)超フランク。

コンセプトとしては、札幌の支店のイメージを掴んで欲しいという感じで、担当の弁護士さんが、どんなふうに仕事しているか、事務所はどんなところにあるか、どんな設備でやっているか…などなどを教えてくれて、私の質問にも話の流れで丁寧に答えてくれました。

一方的に面接されているというよりは、会話しているというイメージでした。


こちらの事務所は、1回目の面談の時も言われたのですが、リモートで仕事ができるよう環境整備されていて、出社の義務がないというのが非常に理想的。

持病がいくつかあって、月に2〜3回通院が必要な上、将来的に札幌に帰ったら、動物と暮らしたいと思っている私には、まさにうってつけの条件なのです。

また、初回の法律相談は原則電話で行っているそうで、法律相談のためにわざわざ事務所に出向かなくていいというのもポイント高い(とはいえ、対面相談原則という中でこれまでの弁護士人生やってきた私は、電話相談の機会が多くなってきた昨今の状況には、まだ慣れ切っていないのも事実なのですが)。

依頼をどうやって受けているかというのも教えてもらいましたし、あとは、最初に勤務する東京の事務所に行って事務所全体の雰囲気を掴みたい…と思っています。

今の事務所がかなり自由な雰囲気なので、それに近いイメージのところを探している私には、まさに第1希望の事務所です。


不安材料としては、事務所設備の点がまずはあげられるかなと思っています。

おそらくコストをかけないためだと思うのですが、展開しているどこのオフィスも、シェアオフィスを利用してやっているようで、おそらく会議室の設備などが一般の事務所よりは充実していないのかなと思うのです(だからこそ初回相談は電話が原則なんだろうと思うのですが)。

今まで私は、それなりに事務所設備がきちんとしている事務所で仕事してきたので、そういう設備のところでついていけるかというのは若干気になるところではあります(わりと環境適応力はある方なので、そこまで心配はしていませんが)。


あとは給料をどこまで保証してもらえるか…ですね。

条件さえ整えば、こちらの事務所に決めたい…というのが今のところの考え。もちろん、何があるか分からないので、前のめりにならないようにしようとは思いますが。


そして、実は、新規であと2社、エージェントから声がかかっています。

一応週明け話だけは聞いてみようかと思っているところですが。


転職活動をしてちょっと思ったのは、札幌で最初から独立というのも選択肢としてまるでなしではないなということです。


札幌って、うちの業界あまり仕事がないと言われているようなのですが、大手の事務所がわりと最近ちょくちょく参入しているのです。


ネットやリスティングで広告出して、マーケティングしてということをしっかりやっていけば、まだまだ事件の掘り起こしはできるようです。


札幌の既存の弁護士が仕事がないと言っているのは、おそらくネット集客というのをしっかりやっていないからなのでは…とそんな気がするのですよね…

18日に面談した事務所の弁護士の方もそんなことを言っていました。


ということは、個人の零細事務所であったとしても、ある程度マーケティングして、広告をしっかり出して、ネット集客の手段をしっかり講じていけば、仕事自体はある程度取れるのかもしれない…などとも思っています。


なので、今の第1候補の事務所の話が潰れたら、マーケティングの勉強などもちょっとしつつ(私にできるかな、そんなこと?)、ネット集客をどう工夫するかということも考えつつ、自分で独立する道も考えてやってみてもいいかな、なんて思ったりもしています。


転職活動、声がかかったところは、とりあえず断らずに全て面談を受けてここまできましたが、実際色々勉強になるところはあり、自分の選択肢、間違ってなかったよなと思っています。


とりあえず慌てているわけではないので、たとえ第1希望のところでも、条件的に譲れないところに引っかかってくるようであればお断りする、くらいの気持ちを持って取り組んでいければなんて思っています。









2022年2月13日日曜日

動きがない1週間、のんびり?過ごしました。

 北京オリンピックたけなわの今日この頃。

先週は、仕事もそれほど忙しくなく、悪天候の日には自宅勤務に切り替えるなどすることもでき、フィギュアスケートを中心としてオリンピックを堪能しました。


先週は、転職活動も特に動きがなく、必要な仕事をして、オリンピックも堪能して、のんびり?マイペースに過ごせていた1週間だったと言えるかと思います。


メンタル的にも特にダウンしたりせずに過ごせているのですが、体調的には万全ではなく。

胸の辺りが気持ち悪くなる症状が、先週は夜を中心に何度か出てきたのであります。

多少であれば薬を飲まずに様子を見るのですが、あまりに気持ち悪くて薬を飲まざるを得ない…なんてことが数日間続きました。


自分で自覚していないストレスがあるのか、それとも少し前のストレスが今頃体調に出てきているのか…ちょっと自分ではわからないなあと言った感じです。


体調を万全にするのが難しい理由は飼ハムマサムネかもしれないです。

なにしろ、散歩に出てくるのが毎日深夜1時前後。そこから1時間前後散歩するので、私の就寝は2時前後になるわけです。

どんなにギリギリまで寝ていても、睡眠時間は6時間を切るくらい。

マサムネが散歩に出てくる前に30分ほど仮眠はしているのですが、細切れに寝るので睡眠不足を解消することはできていないんですよね…

その疲れがもしかすると少し溜まっているのかなという気もしています。


今週は多少転職に向けた動きがあって、水曜日に大手事務所の1回目のオンライン面談があり(本当は先週あるはずだったのですが、先方の担当者が体調不良とかで延期になりました。このご時世なので仕方ないかなあという感じです)、金曜日には先々週1回目のオンライン面談をやった事務所の2回目のオンライン面談があります。


本命は後者。

というか前者は、業界の評判がなかなかよくないところで、個人的には行くつもりはありません。が、転職活動においては、来た話はとりあえず断らないで面談だけは受けてみるというのが自分の方針で、それでまあ、1回は話を聞いてみようかと思っているのです。


本命の方は、前回1回目の面談の際には好感触だったのですが、ここで、移籍を躊躇するポイントが出てこないかチェックしようと思っています。また、移籍に当たって気になるところもいくつかあるのでそういうところも確認できればいいかなと思ってもいます。


自分自身はすっかり移籍する気満々になっていて、今抱えている事件を移籍に当たってどうするかというのをなんとなくもう考え始めているのですよね…


まあ、これには、占い師さんに本命のところにすでに決まっていると言われたことも大きく影響していると思うのですが…


*占い師さんにみてもらった話についてはこちらからどうぞ*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/01/uranaitotenshoku.html


まあ、先ほども書きましたけれど、もしかするとこの後、移籍に当たって自分の中で引っかかることが出てくる可能性もありますし、あまり過大な期待はしないようにしようとは思っているのですが…


今いる事務所には不満はない。

ただ、今いる事務所に来る事件が自分には精神的な負荷が大きくて、ちょっと離れてみたい。

そういうことも動機になっている移籍なので、いくら札幌にUターンするための準備とはいえ、焦らずに慎重に行こうとは常々思っているところです。このブログでも何度も書いてますけど。


今日はそれほど書くこともなく短く終わらせるつもりでしたが、気がついたら長くなっていました。


それではこの辺で。







2022年2月5日土曜日

自分、アセクアロマかもしれない?

 北京オリンピックが始まりました。

個人的に夏のオリンピックより冬のオリンピックの方が好きで、フィギュアスケートやら、カーリングやら、仕事さえなければかぶりつきたいこの時季…

まあ、そうもいかないので、NHKプラスのライブや見逃し配信を活用したり、中継録画を見たりすることになりそうです。


さて本題。

最近、転職問題の話が多かったのですが、今日はちょっと違う話をしたいと思います。


今、NHKで(たぶんオリンピックで中断するでしょうが)「恋せぬふたり」というドラマをやっています。


最初はあまり真剣に見ていなかったのですが、流しているうちに少しずつハマっていきました。


ハマっていった理由は、ドラマで描かれている「アセクアロマ」という人の嗜好というか傾向が、とても共感できると感じたことでした。


このドラマの主人公の咲子と高橋は、ともに恋愛感情や性交渉というものがよくわからない、したくないという考えの持ち主。

その2人が恋愛抜きで、自分たちにとって居心地の良い同居生活を送ろうとする様子が描かれています。


率直に言って、「自分これかも」と思ったし、私の周りにいる(少ない)何人かはたぶんこれだな、と思ったりしました。


最近よく見る言葉なので、知っている人もいるかもしれませんが、「アセクアロマ」の「アセク」はアセクシャルの略で、他者に性的欲求を抱かない人、という意味。

一方「アロマ」はアロマンティックの略で、他者に恋愛感情を抱かない人の意味。


この2つはイコールではなくアセクの中にはアロマンティックではない人もいるし、アセクアロマでも、親愛の情からパートナーを欲して結婚願望を持つ人もいるとのことです。


そして、アセクアロマは先天的なものとは限らず、後天的にそうなるケースもままあると言われているようです。


私の場合、大学に入った18歳の頃から、弁護士になって1年間くらいの38歳までは、正直彼氏が切れたことはなく、いわゆる恋愛を普通に楽しむ生活を送ってきました(男の趣味がよくなかったことはおいておきます)。


その後、恋愛というものにとんと縁のない生活を5年くらい送ってきて、2回ほど、それっぽいことになりそうなことはあったものの、2014年か2015年以降は、一切男っ気なし。

そして、私自身にも恋愛をする気持ちや、そういうの目的で男性を家に入れようという気持ち、床を一緒にしたいという気持ちが一切なくなり、今に至っています。


私の場合、結婚願望も今のところありません。


自分でも、若い頃から20年間は、恋愛で右往左往する時間を送ってきていて、それが当たり前のように感じていたので、よく180度違うこんな生活を送っているな、と感心することもあります。

ですが、本当に恋愛、どうでもいいんですよね。

恋愛ドラマも全然興味ないし(まあ、一応今見ているNHKの「しもべえ」は恋愛要素があるドラマではあるが)。


年齢的に女性ホルモンが減ると恋愛に気持ちが向かなくなるのかしらとも思ったのですが、私より年上でもちゃんと恋愛して結婚している人もいるわけで、そうとは限らない。


仕事で失敗例ばかり見ているから気持ちが怖気付いているのかと言われると、そういう感じでもない。


出会いがないとも言えそうですが、周りは、既婚未婚関わらず男性はたくさんいるわけで、素敵な人がいれば素敵だなと思うことくらいはできます。片思いだって、立派な恋愛感情でしょう。しかし、「この人は素敵な人だな」以上の感情には全然ならなかったりします。


本当に自分、「恋愛どうでもいいっす」という気分なのです。


7、8年前からの私のこの心情、精神のありようは、後天的なアセクアロマ、少なくともアロマンティックと理解すると、とても座りがいいのです。


「アセクアロマ」という言葉に出会って、ちょっとほっとしたところがありました。


自分のあり方が言葉によって表現されるものであることを知って、自分のアイデンティティらしきものがちょっと保たれたとでもいいましょうか。

「そうなんだよ、そういうことってあるよね」とうなずきあえる人が、この世のどこかに存在していると知ることができて、自分、マイノリティではあるかもしれないけど、たった1人の存在ではないと確認できたというか。


幸い、うちの母親は、「老後1人きりは寂しいわよ」とはいうものの、人生結婚ばかりが能じゃないと思っている人なので、今の状況をやいのやいの言われることはありません。

また、我が業界も、高齢独身女性が結構な割合いるところなので、これまたやいのやいの言われることもない(個人の自由を重んじる業界でもありますし)。


しかし、それとは別に、「自分の今の価値観の座りどころ」が見出せなかったことは、おそらくは若干のストレスを自分に与えていたわけで、だからこそ「アセクアロマ」という言葉を教えてくれた「恋せぬふたり」には感謝しているのです。


ちなみに、私の妹もおそらくは「アセクアロマ」と思われます。

過去、遠距離恋愛していた男性が1人いましたが、自分の方から距離を置きたいと振ってしまい、以後いっさい恋愛関係なし。

彼女を見ていると、恋愛や性的なものからは距離のある雰囲気を醸し出しており、実は彼氏ができた時にむしろびっくりしたくらいなのです。

もしかすると私と違って先天的なアセクアロマだったかもしれず、世の常識に合わせようと自分なりに頑張って恋愛しちゃっただけなのかもしれません。


さらに、私の周りには、とっても可愛いのに、30近くになるにも関わらず男性と付き合ったことがないという人もいますし、かつて一緒に仕事をしたことのある同年代女性(今でも親しい)もとんと男っ気がありません。


これらまとめて「アセクアロマ」かも…だとすればしっくり来る…と何故か私、嬉しくなっています。


恋愛なんかできなくても別にいい。

恋愛以外に楽しいことなんていくらでもある。

彼氏や夫がいなくても、心の拠り所は設けられる。

恋愛と「こことが落ち着ける場所」は別なのです。

男と女だからと言って、「男女関係」が前提になるとは限らない。


心の解放ってこういうことなのかなあという気分です。


アセクアロマについては、正直情報がまだ少ないので、もう少し勉強したいとは思う。


ですが、たぶん自分はそうだと思う。

後天的なアセクアロマ。

そういうアイデンティティを持って、これから生きていきたいと思います。