本日3月20日。動物愛護デーかつ上野動物園開園の日とのことです。
自分が興味を持つようになって見ているせいなのか、最近、保護猫保護犬の奨励をはじめ動物を大切にしましょうという内容のテレビ番組やネットの発信が多い気がします。
全ての動物さんに幸あれ!!
と全然無関係な枕で話を始めてしまいましたが、タイトルにあるように、転職活動が振り出しに戻りました。
つまり、転職先候補の手持ちが今現在なくなったということ。
もっとはっきり言えば、第1候補で考えていたところからお断りの連絡が入ったということです。
3月17日のことです。
正直なところ、これは結構ショックでした。
「うわ、マジか」と思った。
で、お断りの理由というのが、SNSだったのです。
ハヤシは実名でもTwitterやnote、ブログの発信をしているのですが、それが最終的にネックになったらしく、「事務所で管理できるのか?」ということで、お断りされたとのこと(転職エージェント談)。
実は、この理由でのお断りは2件目でして。
もう1件は、一度一次面接の話があったのに、その後所内でやはり私の発信の問題が生じたらしく、なかなか事務所で管理しきれないという理由で、面接なしという連絡が来ました。
そこは、「気乗りしないけど1回くらい話聞いてみるか」というまあまあ大手の事務所だったので、全然気にしておりませんでした。
が、第1希望だった事務所は、3次面接までは面接の中身も好感触で、話をしていて違和感もあまりなく(ここは後述)、あとは条件次第だなと思っていました。
面接終了後5日経ってもなんの連絡もない。次は最終面接のはずとエージェントから聞いていたこともあり、ちょっと気になってはいました。レスが遅い事務所ではあったのですが…
で、面接日からちょうど6日目の17日にお断りの連絡がエージェントを通じてあったというわけです。
この事務所は、大手というほどではないけれど、拡大路線の事務所ではあります。
そういう法律事務所が皆、SNSに不寛容かというとそういうわけではありません。
実際、昨年末に面談をしていて私の方からお断りしたとある拡大路線事務所は、私がSNS発信は問題ないかと聞いたところ、「事務所の迷惑さえかからなければ大丈夫」と明言してくれていました。
これでもしかすると油断したのかもしれません。
冷静に考えてみれば、うちの業界狭いし、「あのセンセ、Twitterであんなこと言ってたよ」とか言われて事務所の評判に直結することになったら嫌だ…と保守的な事務所であれば考えても無理はないのかなあという気はするのですがね。
確かに私、業界では「知る人ぞ知る」弁護士ではあります。
自分が書いたウェブ記事やブログ記事がとある人物(これも法曹界では超有名)に拡散されて、その結果、とある方面に物凄い嵐を巻き起こしてしまったことがありました。
また、Twitterでとある社会的な動きに対して批判的な書き込みをしたところ、フォロワーがうなぎ上りになるのと比例して大炎上したということもありました(この時は既に現事務所に所属していて、これでは事務所に迷惑がかかると思い、一旦アカウントを削除しました)。
そんなこんなで、私の名前を出せば、「あ〜、あのセンセね」となる人は一定数いるのではあります。
が、それも今は昔。
かつて自分の事務所を持っていた時は、かなり尖った書き込みをしてはいたものの、ここ最近は、主に事務所に迷惑をかけてはいけないという理由で、Twitterもブログの中身もかなり抑えめで常識的な内容にしています(これは、以前Twitterの書き込みを理由に懲戒請求されたこともあるからというのも理由になっています)。
Twitterの方は、動物関連の呟きが現在8〜9割といった感じです。ほぼ業務とは無関係。
さらに、現在のTwitterのフォロワーは300人に届かない状況。
これ、弁護士アカウント(私の感触では8割が匿名。私は実名)の中では、かなりフォロワー数が少ない方で、社会的な影響なんて、ないに等しいと言っても過言ではありません。
ブログの方も最近は執筆の頻度が減っている上、かつて大拡散してくれた方が今事情があってウェブ活動がしにくい状況のため拡散してもらうこともなく、大人しい様相となっています。
noteの方も動物関連の投稿が多く、もう一部の層に響けばいいという状況。
であるにもかかわらず、気にするときは気にされてしまうのだなあというのが今の感想です。
じゃ、転職活動を優先して、これらの発信活動をやめるのか?と言われるとそういうことはできないな、と思っています。
やめる気はありません。
というのも、これらのものは、営業目的というか「私」という弁護士を社会的に認知してもらうためにやっている側面が強いからです。
実際、自分で事務所をやっていた頃は、「ブログを読んで来ました」というお客さんがとても多くて、ブログが営業活動に一役買っていたことは間違いありませんでした。
私は、ポータルサイトに登録しているので、それを見た方が、さらにブログやTwitter、noteを見て、私の人となりを感じ、「じゃ、お願いしてみるか」と考えて来てくれる。
そういう効果を期待しています。
で、これって、事務所に所属している状況でも、売り上げを上げなきゃいけないというなかでは必要なことだと思っているのですよね。
なので、転職エージェントや転職候補先から「事務所に入れてあげるから発信やめてください」と言われたら、私はそこへの転職は迷いなくやめるかなと思うのです。
ちょっと話は変わりますが、私の方も第1候補だった事務所に、本当に違和感がなかったかと言われたら、そうではなかったかもしれないと思ってはいます。
出社義務なし(リモートでの仕事OK)、札幌転勤前提という条件にばかり目が行っていなかったかと。
振り返ってみれば、「うーん、その仕事の取り方はどうかな」と思うところは、ちらほらないではなかったのですよね…
だからまあ、これは仕方ないのかな、と。
目先のものに釣られるとこういうことになるということで、反省したいなと思います。
そこで、じゃあ、ハヤシ、この先どうするの?というところなのですが。
のんびり転職活動を続けながら、札幌に帰った時にピンで事務所をやることも考えつつ、準備するという方向で行こうと思っています。
つまり、「自分のブランド力を高める」努力をしようかなということです。
まず、そもそもブランド力を高めるのは、日々の仕事の行いが基本になるので、今まで以上に仕事を丁寧にやろうと思っています。
実は、今の事務所に入ってからやっているとある区役所の法律相談で、職員の方が私のことを気に入ってくれて、こっそり私を相談者に紹介したりしているようなのですよね…
これは、区役所での相談業務をしっかりやっているからこそだと思うのです。
それから、webの戦略もちょっと見直しが必要かなと思っています。
弁護士の営業広告というと、数年前から、ポータルサイトに登録するというのが主で、私も2つのポータルサイトに登録していますが、ぶっちゃけ、1つの方は昨年辺りから、ぱったり機能しなくなりました。お金払うのがもったいないくらい(事務所にもってもらっているけど)。
今やポータルサイトに広告出しているから安泰という時代ではないのかなと考えています。
そうすると、オウンドメディアを充実させなければならないわけです。
なので、前にも書いた気がするけれど、マーケティングの勉強をしつつ、オウンドメディアをどう充実させていくかということも考えていかねばなりません。
これは2つの方向を考えていて、まず、発信媒体の問題があります。
今のままの媒体でいいのか、媒体を再編成すべきか、それとも増やすべきか。
発信の内容も考えていく必要があるかもしれません。
もう少し弁護士らしい中身にしたほうがいいのかとか、それともあえて自分の興味関心にある意味特化している今のままの方がいいのかとか(かつて弁護士らしい中身で発信していた時よりも、最近の方がバズることは多い)。
ただ、SNS戦略とかマーケティングとか、ピンとくることを書いているものになかなか出会えず、結局「自分流」を貫いていくしかないのかなあという気もしています…
私の場合、我流でやって学習して積み上げていくという経験型の人間でもありますし…
とこんなわけで、振り出しに戻った時は、最初にも書きましたが結構落ち込んだものの、今は気持ちの切り替えはできています。
もうこうなったら「弁護士業界のコムデギャルソン」を目指してやっていくかあ…なんて。
しかし、神様はどうして私に平坦な道を歩かせてくれないのでしょうか。
そんなことは多少恨み節を言いたくなるのでありました。
なお、身バレ厳禁をお約束してくれるのであれば、私の本名垢やブログをご案内しますので、ご興味のある方は、Twitterの@comcomcom_0620までご連絡ください。
長文失礼いたしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿