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2013年10月27日日曜日

ハヤシ、片付ける。

めっきり寒くなりました。
朝晩の寒さが身にしみます。

さて、そんななか、ワタクシ、先週1週間、部屋の整理整頓ばかりやっていました。

月曜日の夜、ふっと家の中を見回して、なんとなくごちゃ~っとした部屋の様子に耐えきれなくなり、「とりあえずもう気がすむまで整理しよう!」と突如思い立って、翌火曜日から、毎日、帰宅後に部屋の整理を始めたわけです。

最初はクローゼットと洋服ダンス。
古着屋に出す、いらない洋服を選別(注:いらないといってもボロではなく、単に着ていないというだけです)。
そして買いすぎたタイツの対処。
水曜日は、本棚(というか、本も並んでいるシェルフですな)の整理。
木曜日は、廊下にある大きめの収納スペースと靴入れの整理。

そして、金曜日がメインイベント。
両親が泊まりに来たときのために置いてある布団の整理。
実は、このお布団類、今まで圧縮袋に詰めてベッドの下に入れてあったのですが、これが膨れたりはみ出したりして部屋の美観を損ねているといったらなかったのです。

「なんとかならんか」と常々思っておりました。

で、東急ハンズで、四つ折りタイプの圧縮袋に入れた後不織布の袋に入れてベルトで締めるというタイプの圧縮袋を3袋購入。
クローゼットを再度整理し直して、大半をクローゼットの中に押し込めるという作戦に成功しました。

土曜日は台所周りと洗面台周りの整理。

まあ、まだ少し課題はあるのですが(後述)、さしあたって、これで少し気が済みました。

火曜日から金曜日までの就寝時刻は、ほぼ午前3時か3時半。
いくら自由業の身とはいえ、翌日昼間で寝ているわけにはいきません。
金曜日まで平均睡眠時間4時間半ほどの、ハヤシにとっては「超睡眠不足状態」だったにもかかわらず、昼間、職場でばてることもなく、1週間を乗り切りました。

おそらく、アドレナリンでまくりのハイテンション状態だったのでしょう。
放送禁止用語になっちゃうので、うかつな言葉は使えませんが、自分で自分のことを「気が○○ていた」としか思えません。

一人暮らしを始めてもうすぐ7年になりますが、こんなに強く「居心地のいい空間にしたい!!」と思って、部屋の整理に邁進したことはありませんでした。

仕事の都合で一人暮らしを始めてから2回の引っ越しをしていますが、いつも、引っ越しをしたときの「とりあえず物とつっこんだ状態」を次の引っ越しまでキープし、無駄な物やいらない物をぽつぽつ捨てる・・・みたいな暮らし方をしてきました。

今の部屋は、約28平米の1K。名古屋の家の約半分くらいの広さです。
そんななか、名古屋時代と違って、家で過ごす時間も増えてきて気持ちが自然と内向きになってきたのでしょうか。
とにかく、「少しでも空間を広く」、「少しでもゆったり過ごせるようにしたい」の一心で、夢中になって部屋を整理しました。

要は、年をとっただけなのかもしれません。

しかし・・・
いらない物がなんと多かったことか。
箱だの、袋だの、プラスチックの物入れだの。
「なんで、こんなもの、とってあったんだろ?」と思う物が、部屋のそこここからわんさと出てきました。

部屋を整理しながら、気づいたことをいくつか。

収納用品をやたらめったら買うのはよくないということです。
これ、ありすぎると、捨てるという行為ができなくなります。

もちろん、今回、私も収納用品をいくつか買いました。
さっき書いた新しい布団圧縮袋、あと無印良品で帆布でできたボックス、圧縮の厚紙でできた小引き出し、段ボール性のA4フォルダー5枚組セット。
それと、なぜか紙袋ホルダー。

これらは、ひとつひとつ明確に目的があって買いました。

部屋を整理するときには、収納場所を移すということがあるわけで、そうすると、新たな収納場所に今まで使っていた箱物が入れられないとか、目に触れる場所に置くことにしたので、ちょっとビジュアル的に美しい物にしたいとか。
これらの物を買ったのは、そういう理由からです。

(なお、A4フォルダーは、平たい物を立てて収納するために買ったのですが、これ、まな板や、オーブンレンジの鉄板、袋入りの出汁の素など、台所でもかなり便利に使えます。おすすめです。)

そういう目的なく、なんとはなしに「あれがあると便利かも」なんていう気持ちで収納洋品を買うと、捨てられないわ、入れる場所はないわで、部屋はさらに悲惨なことになるのではないかと。

「入れる」「しまう」という点からすると、今回非常に役に立ったのは、靴の箱でした。

きれいな靴の箱(をゲットするには、それなりのお値段の靴を買うことが必要ですが)は、小物の収納に持ってこいです。
たとえば文庫本、たとえばCD、手紙類、滅多に使わないけどないと困る工具類。
そういうものは、きれいな靴の箱に入れて積んでおけば、美観も問題なし。
所詮箱ですから、痛んでしまったら捨てちゃえばいいというところも気楽で良いですし。

頂き物のお菓子やお酒が入っていた箱も、とっておいて良かったと今回思えた物の1つです。

こういう箱は、美しいですし、丈夫。
蓋と底を重ねて、たとえばサプリメントのボトルや缶を並べておいたり、ポケットティッシュをつめたりと幅広く使えます。

ただ、こういう箱物っていうのは「あると便利」という気持ちから、何でもかんでも、とっておいてしまいがち。
それが、新たなゴミになります。

丈夫で美しい、表に出して置いても恥ずかしくない物に厳選して残すべきだなあと思いました。

片づけながらもう1つ思ったのは、快適な暮らしを送るためには、必要ない物は家に持ち込まない、そして潔く手放すという行為を励行することだということです。
さっきの箱物じゃないですけど、「後で使うかも」「あると便利かも」なんて思ってとっておくものが、日常生活、案外多いように思うのです。
たとえばレジ袋とか、ファストファッションで買えるちょっとした洋服とか。

必要な物は何か、いらない物は何か、ここまでのサイズの物がいるのかなどなど、自分の身の丈みたいなものを知るということが、「快適な暮らし」の第一歩なんだなあと、先人たちが言っていることを身にしみて感じたのでした。

さて、一息つきましたが、ハヤシのお片づけというか「快適に過ごす作戦」は、まだ終わったわけではありません。

まず、リビングに置くために少し大きめのゴミ箱がほしい。
今まで小さいのを2つ置いていたのですが、じゃまくさいったらなくて、1つにしました。

しかし、大きめの方を残したとはいえ、すぐにパンパンになりそうなのです。ゴミ箱がパンパンって、なんだか格好悪い。
ただ、なかなか気に入ったゴミ箱が売っていない。
納得できる物を探そうと考えています。

もうひとつ、ベッドのサイズを小さくしようかと思っています。
ハヤシのベッドは、無印良品の脚付マットレスのシングルサイズ。幅は93センチです。
このワンサイズ下のスモールというのに変えようと思うのです。幅が10センチ狭くなります。

10センチ程度なら、寝るのに支障はないでしょう。
逆に部屋のスペースが、幅10センチ分広くなると、結構な開放感が広がると思うのです。

ただ、このあと2週間は、いずれも週末留守にするので、取り替えはもう少し後になりそうです。

今年いっぱいくらいで、ハヤシの快適空間がさしあたって完成してくれるといいのですが、そのころにまた、ゴミがたんまりたまっていないよう、せいぜい気をつけるようにしたいと思います。





2013年10月21日月曜日

男子フィギュア、出場選手大予想。

町田樹くん、圧巻の勝利でした。
スケートアメリカ。

もともと、バレエの基礎がきちんと身についたような所作ができる選手だとは思っていましたが、さらに磨きがかかって、ショートもフリーも、本当に見ほれるほどの美しい動きをしていました。

言い過ぎかも知れませんが、全盛期のステファン・ランビエールを思い出すような。

グランプリシリーズ初戦のこの大会、デニス・テンとジュベールが欠場して、男子は出場選手8人と少なめ。
しかも、日本選手3人のうち、高橋大輔と小塚くんが調子が悪く、町田くんの優勝も素直に喜べはしなかったのですが・・・それなりに楽しめました。

新しいオネエ系選手が発掘されたからです。

ジェイソン・ブラウンくん。
なんでもジュニア時代にとんでもない点数や成績を出して、今シーズンから鳴り物入りでシニアにあがってきたらしい彼。

体が柔らかいとのことですが、単なる柔軟性のみでは出せない、競技中の独特の「しな」。
キス&クライで女性コーチに頬を寄せる様。
パーソナルベストが出たのを見て、口に手を当てて驚く様子。
その後のインタビューでのにこやかな笑顔。

まるで「少女」です。

以前にも書いたような気がしますが、男子シングルには、必ず「オネエ系」選手が存在します。

カナダのエマ(トリノの頃に活躍していた選手です)。
同性婚したアメリカのウィアー。
男子フィギュア界で続いてきた伝統を絶やすことなく受け継いでくれそうなジェイソン君なのです。

物腰としては、「オネエ系」の中でも「純真少女系」というウィアー寄りの系譜に属するジェイソン君ですが、演技は「しな」がありつつも、ダイナミックで力強い。

どうしても演技が中途半端になりがちだった「オネエ系」選手の中において、将来的にはオリンピックチャンピオンを狙える逸材かも、と思えます。

こんなことを書きたかったわけではないのです。

スケートアメリカのみを見て、ソチオリンピックに出場する日本男子選手を占おうという無謀なことを考えて、今日は投稿したのです。

ずばり、ハヤシの予想は、

高橋大輔
町田樹
羽生弦結

の3人です。

この3人になるのは、実は、ちょっと不本意。

まず、高橋大輔。
グランプリファイナルには行けないと思います。
行ったとしても、表彰台は無理でしょう。

ただ、全日本選手権で上位2名には入ると思います。

自分でも言ってましたが、調整が必要なのはジャンプのみ。
ステップやスピン、演技構成に問題はありません。
今の不調は、ある意味予想の範囲内のはずで、試合を繰り返すことによって、ひとまず年末までに一度ピークを持って行く作戦なんじゃないかと思うのです。

町田くんの場合は、昨年もグランプリシリーズまでは絶好調で、ファイナルあたりからだだ崩れになっていったという不安要素はあります。

しかし、それって、おそらく不慣れな「上位」の環境に置かれ続けたことによって、極度の緊張状態が続き、リズムを一気に崩しただけなんではないかと思うのです。

昨日今日のあの滑りには、そこはかとない安定感を感じます。
まずはファイナルまで持てばいいわけで、これは、さすがに大丈夫なんじゃないかと。
ファイナルで表彰台に乗れなくてもいいところまで行けば、年末までモチベーションは保てるでしょう。

そして、羽生くん。
個人的には、不本意なのは、彼なのです。
だって、相変わらず、滑ってる姿が全然美しくないんだもの。
ただ、4回転の安定感は、羽生くんが日本人選手の中で群を抜いていることは明らかです。
怪我さえなければ、オリンピックを逃すほど崩れることもないと思います。

本当は、羽生君ではなくて、無良くんが入ってくれるといいのにと思っています。
いや、無骨で華がないので、この子がオリンピックに出ても、正直期待はできないんですけどね。

ただ、織田信成はもうとっくに選手としてのピークは過ぎています。

小塚くんも、けがの影響か、ついた女が悪いのかわからないけど、精彩がなく、演技が小さい。
世界選手権で銀メダルをとった2011年の時のような「スケーティング技術で魅せる」凄みみたいなものが、すっかり、なりを潜めています。

この二人と大輔が出ても、「あー、バンクーバーと同じメンバーね」というだけの話にしかならないわけで。

なんというか、日本の男子は、いつのまにやらグランプリシリーズで表彰台に乗れるくらいの選手は、ばったばった出てくるようになっって、そういう意味では「選手層は厚く」なったんだけど、その分、代表に残るための争いに終始して、特に小塚・織田あたりは、妙に内向きになっちゃって「世界で勝つためにどうすればいいか」という戦い方が、あんまりできてないんじゃないかなという気がします。

個人的には、そういう半ベテランみたいな人の間隙を縫って、コツコツと成長してきた町田くんとか無良くんに頑張って欲しいわけです。

年末の全日本選手権の後には、オリンピック出場選手が発表されます。
ワタクシの予想、当たりますでしょうか?

当たってもはずれても、このときのネタがフィギュアスケートであることに変わりないでしょうが。



2013年10月20日日曜日

ハヤシの冬支度。

いきなり秋になった東京です。

突然寒くなりました。
いままでシャツ1枚で歩いていた街の人々が、急にジャケットやセーター、コート姿になっています。

北海道出身のワタクシ、実は寒さにはめっぽう弱い。

北海道の人間にとって、雪がない地域の冬は、非常につらいものです。
雪がなく乾燥しているので、外を歩いているとよけいに寒さが身にしみる。
私なんて、北海道にいるときより厚着しています。

おまけに室内が寒い。
うちの事務所ですが、何でこの時期に空気の入れ換えするのに、ずっと日中窓を開けているんでしょうか・・・

私の友達には、冬中暖房を使わず、しかも家の中の服装は、パンツ一丁に綿入れのみという、ほとんど変態さんみたいな格好の人もいます。
もう、アンビリーバブル。

私の実家は、各部屋にガス暖房がついていて、家の中では、セーターにズボン1枚で過ごせる気温になっています。おそらく23、4度位の温度でしょう。

こちらのみなさん、家の中は10度台のようで。

いや確かに、節電は大事なテーマかもしれん。
しかし、寒い室内で過ごすというのは、美容にとっても、健康にとっても激悪であることまちがいなし、と思うのであります。

まず、体全体が冷える。
代謝が落ちる。
血流が悪くなる。
老廃物が体から出にくくなる。
体がむくむ。
免疫力が下がる。
肌はガサガサ。
風邪を引きやすくなる。

しかも、風呂に入った後が大変。
湯冷めの危険もありますし、血圧が急激に変化したり、心臓に負担がかかったり、脳の血管がばーんと切れちゃったり。

だから、室内の気温はある程度高めに設定しておくことが必要なのです。

ところで、ワタクシが住んでいるマンション。
冬の対処がなかなか大変です。
まず、玄関ドアが外にむき出しになっているので、室内の気温が下がりやすい。
しかも、二重窓や二重ガラスになっていないので、窓からも外気が入ってくる上に、室内を暖めると結露になりやすい(北海道は二重窓が当たり前。結露対策にも夏場の外気遮断対策にも有効なのです。最近こちらでも増えてきたようですが)。

昨年までは、二重ガラス効果のあるシートを窓に張っていましたが、あれ、使っていてあまり衛生上よろしくないなあと言うことに気づきまして(かびが生えそう)。暖かくなってる気もしなかったし。

で、今年は、ちょっと冬場の寒さ対策をいろいろと知恵を絞って考えることにしました。

その壱。
ここ最近はやりのアルミ断熱シートを買ってきました。
部屋のカーペットの下に敷きました。
2畳ほどの大きさです。
ダイソーで買いました。値段は、105円。
メイドインベトナムです。

もちろん、ハンズなんかで売っている高い物に比べれば、薄いです。
でも、カーペットの下に敷くには厚ぼったくなくてちょうど良い。
しかも、こんなに薄いのに、お尻ぽかぽかです。
105円で十分です。

その弐は、窓対策。
ベランダに出る大窓(自分の家の窓はこれのみ)のサッシに、断熱のシートを貼りました。実はサッシから入ってくる外気って、窓全体の4割らしいのです。
結露抑制にもなるということで枠全体にシートを貼ったわけです。
さらに窓の下の方には結露吸収シートを貼りました。

一番頭を悩ませたのが、窓全体から入ってくる寒い外気の遮断方法。
夏場の外気遮断は、昼間でもカーテンを閉めることで何とかなりましたけど、冷気の遮断はそういうわけにも行かず。
なにしろ寒い空気は、下から来ますから。

ここは、段ボールを利用しました。
古い段ボールを裏返しにして両面テープで貼り付けて板状にし、固定する足場を作って設置し、窓の下全体を覆うようにしたのです。
段ボールは同じ大きさの物を2つ使いました。

え!!
段ボール!!
貧乏くさい!!
弁護士なんだから、ちゃんとしたもの買えばいいじゃないの!!

と言うそこのあなた。

違うのです。
いろいろ調べたけど「こりゃいいや」っていうものが、なかったのです。

購入するかどうか出一番悩んだのは、断熱カーテンとやら。
おしゃれな物もそこそこありましたが、値段が高い割に柄がダサくて断念。
しかも、断熱に特化してデザイン二の次(確かに機能性は高そう)というのは、やけに長くてわざと床に引きずるサイズに仕上げてある。

ということは、ホコリでカーテンがどえらいことになり、喘息持ちの私には別な意味でつらい結果を生みそうだったわけです。

段ボール。
路上生活者のみなさんが、家を作るときに使う素材。
冷気も熱気もかなり遮断する素材です。

私の場合、実家から定期的に食料が送られてくるので、常にいくつかの段ボールのストックがあります。
これを利用しない手はないな、と。

プラスチック性の段ボール(いわゆるプラダン)を買って作ろうかなとも思ったのですが、今年は、家にある紙段ボールを使うことにしました。

だって、機能はほぼ同じで、成功するかどうかわからないわけですから、お金を無駄にかけるのもどうかと思いまして。

私はガムテープ愛好家でして、カラフルなガムテープをちょいちょい集めています。
この断熱段ボール作成に当たっては、コレクションしたカラフルガムテープの一部を枠や折れ線部分の補強に使いました。
手作り感は満載ですが、貧乏臭さはない・・・はず。
今後、シールやきれいな広告などを切り張りしてアートっぽくしていこうかなあと、もくろんでいるところです。

なお、使用してすでに数日立ちますが、割と快適です。
一番暖かさに有効なのはダイソーの断熱シート・・・という気もしますが。

エコしすぎて健康を損なう、人が命を落とすのは、まったくもって、本末転倒。
ワタクシは、声を大にして言いたい!!

エコより健康!!

暖かい冬の室内を手に入れるために、ハヤシはこの秋、奔走します。







2013年10月16日水曜日

出逢ってしまったブランド!!

いや。ひどい天気でした。

今日は、本来は人と会うために出ずっぱりというスケジュールだったのですが、全てキャンセル。

おかげで、遊び倒した連休の疲労を本日若干回復できそう・・・なのですが、どうしても今週中にやらなければならない問題が山積みで、明日から週末にかけてが地獄になりそうな予感・・・

さて。
連休中、久々に来た妹のリクエストで、お買い物しにいろんなところに出かけました。

2ヶ月ほど前に突然見つけて、少し気に入っていた青山のお店「SUPER A MARKET」に、日曜日、彼女を連れていきました。

ここ、ちょっとわかりにくい中通りに入りかけたところにあるのですが、2フロアあるうち、1階は、お高くて正当派な一流ブランドものがそろっています。例えば、バレンシアガ、セリーヌ、ドリスヴァンノッテンなどなど。エッジが効いた雰囲気です。

2階は、カジュアル路線(といってもいいものばかりですが)の洋服と、ファッション雑貨等々のフロア。
クリステンセンもあるし、イザベルマランもあるし、dosaもあるし、HYKEもあるし、と、こちらもなかなかバラエティに富んでいます。

ここに行った本当の目的は、dosaの無地のルナバッグが欲しいという彼女のリクエストに応えること、でした。

実は、都内でルナバッグの品ぞろえが一番良いのは、キャットストリートのQUICO。で、土曜日に見に行きました。

が、無地がなかったのです。品ぞろえも少なかったし。
ルナバッグより一回り小さい、たぶん麻布でできている無地のバッグがあったのですが、使い勝手という点で落ちると。
他にルナバッグを置いている店はないかと言われて、SUPER A MARKETを思い出したわけです。

実は・・・QUICOの後、土曜日のうちに一度行ったのですよ。
残念ながら、ルナバッグはなし。
しかし、そこで、我々姉妹は、いけないものを見てしまいました。

ゴールデングースのスニーカーとデニムです。

ゴールデングースのスニーカー、今まで、何度か見たことあるけど、割にふつうのものだったので、それほど印象に残っていませんでした。

なんでも、「SUPER」では、先月ゴールデングースのポップアップショップとやらをやっていたらしく、その余勢を駆って、2階の一角は、いまだ「ゴールデングース祭り」みたいな様相を呈していました。

実際、ゴールデングースの物があんなに一つの店にかたまって置いてあるのって初めて見ましたし。
特にスニーカーは、絶妙なアンティーク感やレトロ感が出ていて、すてきなことこの上ない(ぼろっちいスニーカーとしか思わない人もいるでしょうが)。
「イメルダ夫人」を目指す妹は、鼻血でも出さんばかりにスニーカーを眺めていて、よいデニムが欲しい私は、デニムを手にとってはため息。

とはいえ、いまひとつ決心が付かず、その日は引き上げました。
目的、ルナバッグでしたし。そもそも。
それにこの日は、彼女、ビューティフルピープルでニット買ってましたし。

しかし、しかし。

我が妹は、やはりあきらめきれていませんでした。

日曜日、日本橋高島屋の特別食堂で、両親とともに野田岩の鰻重を食べ、父親につきあわされてスカイツリーに行き、さらに母親のリクエストで恵比寿に行った後、どうしても「SUPER」にもう一度行きたい!!と言いだし、恵比寿に両親を残して(夕食は恵比寿で食べる予定だったので)、いざ、青山へ。

一番欲しかったグリーンのラメラメのスニーカーはサイズがなく、次に目を付けていたナイロンのスニーカーをゲットしたのでした。
お値段は、3万5000円ほどだったはず。
さすが、イメルダ1号。

ワタクシの方は、デニムを試着しました。
レディースの細身のストレート。
いや・・・かっこいいのなんのって・・・

絶妙な色落ち。
股間のあたりのラインは、いやらしいセクシー感がなく、あたかも履き込んだジーンズが自然とゆるんで落ちている感じになります。
そして、丈感も絶妙。
私が履くと、ちょうどくるぶしより少し下になり、カットが全くいりません。
裾に寄せたしわも、アンティークな感じを醸し出しています。

でも、履いた感じが落ち着かないのです。
特別浅履きではないのですが、腰回りの作りが「パンツ出ちゃいそう」という心地の悪さを感じさせるのです。

これは、体型やライフスタイルにデニムが合っていない証拠。
そして、どんなにすてきなデニムでも、履き心地に違和感があると履かなくなってしまうのです。

残念だ!!
あまりお目にかかれない代物だけに、本当に残念です。
未練はまだまだありますが、あきらめざるを得ないかなあ・・・と。

ちなみに「SPER A MARKET」は、トモローランドが展開しているお店で「LAND OF TOMORROW」と並んで、ハイクラスなラインを展開しつつも、カジュアル感を全面に出しているセレクトショップです。

自社ブランドの商品もかなり出しているにも関わらず、こういう「わかる人にしかわからん」クセのあるものを、全面に出して展開する遊び心というのは、すごいなと思います。
もちろん、東京、せいぜい大阪でしかできないのかなとは思いますが(札幌だと、購買層がかなりかなり限定されると思います)。

いつの日か、「ゴールデングース祭り」まっただ中に、ゴールデングースの品物を思う存分堪能し、自分に合った一品を是非ともゲットしたいと思わせる、ゴールデングースとの出逢いでした。



2013年10月13日日曜日

レースアップシューズ命。

札幌から両親と妹が来ました。
3人そろって来るのは、実に1年半ぶりのことで、せまーい1ルームが、一時的に4人住まいの人口密度がやたら高い状態になっています。

さて、家族が来る前に、札幌から届いたものがもうひとつ。
それは、フット・ザ・コーチャーのビューティフルシューズです。

夏に帰省したときに、例のセレクトショップで受注会をしていたので、レースアップシューズをためしばきしたうえ、予約。先々週に入荷のお知らせが来たのですが、その後、裏を張りに出してもらい(これも以前書いた札幌の職人さんのところ)、全て終了した上で、送ってもらったわけです。

お支払いはイーコレクト。
便利な世の中になったものです。

ちょうど仕事が空いていた9日水曜日の午前を指定して届けてもらいました。
で、午後からの仕事に履いていきました。中敷き入れて、防水スプレーかけて。ついでに靴擦れしたときのために絆創膏持って。

いやもう。
今まで履いたどの靴よりも、格段にすごい履き心地。
何がすごいって、勝手に足が前に出る感じで、まさに「軽い足取り」で歩けるのです。
近い感覚は、一番最初にカンペールの定番スニーカーを履いたときにも感じたのですが、そのときよりもさらに「うわ、足が勝手に前に行く」と驚きました。

この日はけっこう移動したのですが、足は全く疲れず。
いい靴でも、初日というのは、足の入れどころというか収まりどころというのがそれまでと異なるので、疲労感があるのですが、この日は全くありませんでした。
まあ、若干すれるところがあるにはあったのですが、問題なく克服できる範囲で、それがために心地悪いということも全くありませんでした。

この靴、実はHYKEで出しているものと全く同じ型だそうですが、HYKEの名前が入るかどうかで、お値段が3万円以上違います。
ネームにこだわらず、良品を履きたいなら、こちらがオススメ。

最近、靴に対するこだわりが強くなってきました。

私は、前にも書いたとおり、足の形が日本人らしくない甲低幅狭であるうえ、膝裏痛などの問題を抱えており、靴をチョイスするときの条件は、長年、形が自分の足に合って歩きやすいこと、でした。

もちろん、だからといって、ファッション性度外視というわけではなかったのですが、こういう人間にとっては、スニーカーやカンペールは非常に都合の良いアイテムで、このふたつのブランドを駆使して、何とか許せる範囲のファッション性を保ってきたわけです。

靴オタクといえば、私の周りでは、断然妹。
「イメルダ婦人を目指す」と公言し、母に「ムカデか」といわれるほど、こつこつと靴を買いためています。
レースアップにバレーシューズに、オードリー、ウエスタン調のブーツなど、かなり遊び心あふれるラインアップ。

最近は私も、「靴ってファッションを決める上で大事だ」という確固たる信念を築き上げ?、靴のおしゃれに精を出そうと決めたのですが、チョイスはかなり妹と違います。

私は、これからは、頑固にメンズライクなレースアップシューズを履き続けていこうと思います。
スニーカーは、よほどいいもの以外は履かないことにしようかと。

少し前から、質の良いレースアップシューズは、下手なスニーカーよりも、歩行に適していると感じるようになりました。

また、身長が高く小足の私が(身長169センチにして23.5センチしかない)全身のバランスをとるには、レースアップシューズのごつさがちょうど良い。
セクシーな格好をするわけでもないので、スカートでもバランスを保てる。

そして、お年頃を考えると、それなりの質感を保った上質なレースアップを履きたい。

そろそろ、かっちりした服をスニーカーでカジュアルダウンするところから、カジュアルなファッションを質の良い靴で格上げする方向にシフトしたい、という気分です。

すてきな靴が届いたばかりの私ですが、実は今とても気になっているのが、ブッテロのレースアップシューズです。
先日仕事帰りに新宿伊勢丹の靴売場を覗いたのですが、そこでディスプレイされていたブッテロのレースアップは、他と一線を画する雰囲気で、非常に洗練されていました。

しかし、ここに来て、どうもテレビの調子が悪くなってきたのです。
前々から、そろそろ買い換えねばと思っていたのですが、かなり本格的にまずそうな雰囲気。

残念ですが、ブッテロの優先順位は、テレビの次ということになりそうです。


2013年10月6日日曜日

デニムを探す。

久しぶりに六本木に行きました。
お目当ては、六本木ヒルズ内のエストネーション。

デニムを見たかったのです。

今年はブーツカットが来るはずだ!!といつぞや息まいた記憶があるのですが、その後さっぱり、ブーツカットの足音は聞こえず。
相変わらずユニクロは、「ほとんどタイツだろ」と言いたくなる超ピタのスキニーの宣伝ばかり。

しかし、やはり、いいお年頃の女子としては、そんな危険なものに手を出すわけにはいきません。

一方で、私の場合、根が全くかっちりしない人間なもので、元々デニムは大好き。仕事でもデニムを履きたいわけです。特にこのごろ。
もちろん法廷に行くときや、かしこまったお客様が来るときには論外ですが、例えば、事務所で一日書面書きとか、軽い会議や打ち合わせのみで済みそうなときには、デニムを履きたい。

しかし、仕事で履くからには、きれいなものを履きたいと。ジャケットやシャツに合わせるわけですし。そうすると、ボーイフレンド系を履くのも考えもの。
で、色々回って探そうかなと思ったわけです。

どうして六本木のエストネーションに行ったかというと、単に、あそこのエストネーションはフロアも広いし、デニムの品ぞろえもそこそこあったはず、という記憶があったからです。

事務所を出て(休日出勤でした)、いざ、エストネーションへ。
店に着くなり、他のものには目もくれず、デニムの売場へ。

思ったより、品ぞろえが少ない・・・
しかも、やはり、ここもスキニー優勢。

そんななかで、履いてみたくなるブランドを見つけました。
ブランド名は「MOTHER」。

数種類のうち、センタープレスが入った、明らかにストレートなラインのものがありました。
生地はとても柔らか。かなり色落ちさせていて、クラッシュも入っていますが、ちょっと試着してみる気に。

着心地は非常にらくちんで、ウエストもジャスト。腿のあたりは少しピタッとしていますが、生地が柔らかいので窮屈感はありません。
クラッシュも汚らしさゼロ。
全体のシルエットもとてもきれい。

しかし、即決できず店を出ました。
即決できなかった理由は、色味です。
全体のトーンが、くすみがなさ過ぎて、イマイチ自分に似合わない気がする・・・
しかし、見た目の美しさや着心地という点では、この後見るデニムの基準になるなという感じでした。

そのまま帰るつもりが、同じヒルズ内のヒステリックグラマーへ・・・

もうこの時点で「きれいなデニムを探す」という目的からはみ出した本末転倒な動きになってしまっているわけですが、私の中では、ヒステリックグラマーの、あのスタッズ付きのデニムは、あこがれの一本なのです。
ついでだ、見てこ、と勢いづいてそのまま店内に入りました。

お店の方が、定番のスリムとストレートを出してくれました。
スリムの方は、この前発作起こして試着したユニクロのスキニーのような大惨事にはなりませんでした。
全体に、足のシルエットがでつつも、美脚感もあり。
これは、おそらく、裾にたまる「クシュッと」感と、生地の厚みのせいだと思います。

スキニーは、「楽」を追求しすぎると、生地が薄くなり、それだけ体型がモロにでがちになります。
ユニクロの場合、それでたいていの人間は、大惨事になるわけです。
ヒステリックグラマーのは、ストレッチ素材ではあるけれど、生地はかなりしっかりしていて、体型カバーに一役買っているのです。

その後、ストレートを試着。こちらはストレッチなし。
シルエットは細身ですが、見苦しさはゼロ。
そして、お尻も小さく美しく見えます。
スタッズやクラッシュや色落ち具合から、かなり履く前はカジュアルな印象ですが、合わせるもの次第で「楽をしたい日の仕事着」には十分できるなと思いました。

が、買うには至りませんでした。
それは・・・股上がかなり浅いから。

あのシルエットの美しさは、股上が浅いからこそ、なのですが、気持ちにおばさんテイストがある私は、浅い股上は苦手なのです!!

身を切る思いで、店から立ち去りました。

その後、ミッドタウンに場を移し、ロンハーマンでHYKEのデニムを、45RPMでレディースの定番デニム(若干裾フレア)を試着。

HYKEのデニムは今日履いたなかで一番体型に合っていませんでした。
おなかはきついけど腰の部分は余っている(悪かったね、出っ腹で)。
生地も堅くて、フロントのボタンもかなり堅い。
グリーン時代のデニムと履きにくさの印象は変わりませんでした。

ただ、やはりシルエットは、ものすごくきれいでした。
ヒステリックグラマーのものに比べれば、カジュアル感もありません。

履き安さ、仕事での使いやすさという点では、45RPMが一番でしたが、何しろ見た目がダサい。
故に手がでない。

洋服というのは何でもそうですが、特にデニムは、納得がいくものに出会うまで、何度も何度も試着を繰り返すことが必要なアイテムであるということを、改めて思い知りました。

そして、やはり洋服というのは何でもそうですが、特にデニムというのは、年頃や、そのときの気分や生き方で、似合うものが変化するなということも改めて感じました。

自分は、細身のストレートは似合わないと思っていたし、実際鏡の前に立って似合うと思ったこともありませんでした。

しかし、今日鏡の前に細身のストレートを履いて立って見ると、甚だ手前味噌だとは思いますが、案外、行けそうな感じがします。

それって、自分自身が「あんまりだらけてない、ある程度きちんとした格好したい」という気持ちに、今なっているからだと思うのです。

欲しいと思ったら、とことん探さないと気が済まない私。
結局納得がいくものがないと最後の最後にあきらめるか、「おし、買いだ!!」と腹をくくれるものに出会えるか。

デムを探す旅は、もうしばらく続きそうです。

2013年10月5日土曜日

私のごちそう。

一気に寒くなりました。
そのせいか、なんだか体調がイマイチ。
といっても風邪というわけではなく、なんというか胸部不安感というか、動悸というか、自律神経の調子が良くないのかなあという、そこはかとない体調の悪さです。

単に更年期障害(もうそういう年ですしねえ)の予兆とか、月曜から木曜までの多忙の影響で疲労しているだけかもしれませんが。

私の場合、体調がイマイチでも食欲が落ちることは、ありません。
食欲がなくなるときは、たぶん死ぬときです。

昨日は珍しく、6時半頃に仕事が上がったので、丸の内の「ローズベーカリー」まで足を伸ばして夕食を食べました。
うーん、なんか変な動悸がする、とか思いながら。

都内4店舗あるローズベーカリーのうち、私が行くのは、丸の内のお店とギンザコマツの店舗です。
丸の内の方は、私がまだ名古屋にいる頃に開店して、1ヶ月に1度か2度の東京出張帰りに時折寄っては、夕食を食べたりしていました。

頻繁には行きませんが、ちょいちょい顔を出しているため、お店の人には覚えてもらっています。

普段はギンザコマツの方に行くことが多いです。
というのは、丸の内の方は閉店が午後8時でラストオーダーが7時半。
ギンザコマツの方は、たぶん9時半か10時閉店。しかも通勤経路の途中にある。私にとっては、断然行きやすいのです。

そして、ギンザコマツの方が、店舗が広く、メニューも多く、野菜だけでなくクリッパーのティーパックとか、ベジマイトとかの食品類も置いているし、食器類なども数多くそろえていて、その上、丸の内の店舗みたいに「ギャルソンの服売っているすぐ横で食事を食べる」シチュエーションでもないため、一般的には「楽しくて落ち着ける」という評価になると思います。

私も、決して嫌いではありません。

でも、両店舗を比較した場合、私はなぜか、ダントツで丸の内の店舗の方が好きなのです。
そして、落ち着けるのです。

なぜなんだろう?

私は、窓際の端っこの席が好きで、空いているとそこに座ります。

ガラスの向こうにはお買い物している人や仕事帰りのサラリーマンの姿。
お店の中には、ギャルソンのスタッフのみなさん。
買い物に来た人。ローズベーカリーには目もくれず出て行く人、スタッフの人と親しげに話をしながら出て行く人、なんとなくこちらを気にしてチラチラ見ていく人。色々います。

食事はしないけど、野菜やデリ、お菓子を買っていったり見ていったりするのに、ヒョイヒョイ入ってくる人もいます。
ギャルソンのスタッフの人が、休憩なのか、バナナを買っていったのも見たことがあります。

テーブルに目を移すと、黙々と一人で食事をする人(そりゃ私だ)。
仕事の打ち合わせっぽい人。
友人同士で来ている人。
お母さんを連れてきた若い男性。

いろんな人がマイペースでお店の中を行き交っているので、狭い店舗で人がそれなりにいても、自分の世界の中にいられるのかもしれません。

お店の人も、親しげに関わってくれますが、決して深入りしようとはしません。

ギンザコマツの方は、なんというか、カップルや女性客ばかりのおしゃれ感が強いですし、お店の方の物腰もかなり都会的な雰囲気。
銀座という立地柄そうなってしまうのでしょうが、気楽に過ごせる雰囲気には少し欠けるのかもしれません。

同じローズベーカリーでも、丸の内店に行こうと決めるときは、「ちょっとスペシャルな場所でごちそうを食べる」という気持ちになります。
それは、気張っておしゃれして高いものを食べに行く気持ちというよりは、好きな場所でリラックスして、健康によい食材を使った心も体もおいしい料理を食べに行ける、というワクワクした気持ちです。

丸の内のローズベーカリーの食事は、私にとって、とびきりのごちそう、なのです。

ちなみに、昨日食べたのは、お店で打ったというパスタ。何ヶ月か前から始まったメニューのようですが、今まで食べそびれていて、昨日何とか最後の一食にありつきました。
アスパラとエビが入ったパスタでしたが、ソースがこくがあってクリーミーで、それでいてあっさりしていておいしかったのなんの。
アスパラは甘みがちょうどよく、エビもぷりぷり。
行った甲斐がありました。
動悸もいつのまにやら治っていました。

ローズベーカリーの食事は野菜中心ですが、オーガニック野菜を使っているので、素材の味がとても強いという特徴があります。
ですから、どの料理も食べやすいというわけではありません。
特に、インスタント食品ばかりを普段食べている人は、苦手じゃないかと思います。

ただ、化学調味料特有の後口は絶対に残りませんし、食べているときに塩味が強いかなと思っても、のどが渇くということもありません。きちんと作られた料理であることの証明だと思います。

ベジタブルプレートやキッシュなどなどオススメのメニューは数多くあれど、私の一番の大好物は、ここのパンです。ほとんどのメニューに付け合わせでついてきます。

酸味が強い堅いパン。
初めて食べたとき、なんておいしいんだろうと思いました。
無塩バターでまろやかさを加えれば、さらにおいしさアップ。
岩塩を一緒に出してくれますが、私はそれは使いません。

ここのパンを食べてしまうと、他のパンが食べられなくなるほどです。
不動の第一位です。
本当はパンと飲み物のセットだけでもいいんだけど、なんて思うこともあるほどです。
パンを堪能したいと思うときは、スープだけがついているセットにしています。

残念ながら、売り物のパンは大きすぎるのと日持ちがあまりしないのとで、買ってきて家で食べるということは、私はしていません。
だからこそ、よけいにローズベーカリーの食事は、私のごちそうになるのです。

私にとっての「ごちそう」は、数は多くありませんが、他にもあります。
例えば、レストラン大宮の食事なんかもそうです。
そして、こちらも丸の内の店舗(新丸ビル内)だったりします。

二つのお店に共通するのは、どちらも名古屋時代に来るようになったということです。
出張で出てきて、帰りの新幹線で「お弁当」というのが何となく素っ気なく感じられるときに、チケットを買ってから、ご褒美的な気持ちで食べて帰る。
そんな始まりだったからこそ、よけいに、「ごちそう」的な位置づけになっているのかもしれません。

今日はどこかで時間を見つけて、昨日ローズベーカリーで買ってきたショードブレッドと紅茶でブレイクできればと思っています。

レストラン大宮の話は、また後日。