2015年6月28日日曜日

ヒールを履けない女の足元。

本日は、朝から洗濯三昧です。

梅雨の合間の晴れ間。
まず布団を干し、シーツとベッドマットを洗い、その後カーテンを2種類洗いました。
通常の衣類の洗濯もしているので、今日だけで都合4回洗濯機をまわしているという…
家事の中で洗濯は一番好きなので、別に全く気にならないわけですが。

さて、女子の皆さんはスカート履くとき、足元はどうしているのでしょうか。
まあ、履くスカートのタイプにもよるのでしょうが、一番理想的なのは、かっこよくハイヒールで決める、というところかと思います。

ふた昔くらい前まで「女子たるものヒールを履くべし」みたいな雰囲気が浸透しており、高校卒業した女子はみなさん、高さは様々あれど、ヒールヒールヒール…だったような。

しかし、「無理な体勢で歩く」ことの健康上の害悪が浸透したのか、「働く女」の悲鳴だったのか、「ヒール至上主義」は、だんだん薄らいでいき、今や街中を見ても、高いヒールで歩く女性はかなり減って、スニーカーとか、バレエシューズとか、最近の流行の紐靴など、無理せず歩行できる靴を選ぶ女性が増えてきたように思います。

かくいうハヤシも、以前にも書いていると思いますが、ヒールは大の苦手。
そもそもあんよの形が「甲薄幅狭」であるため、普通にヒール履いちゃうと、もう足が前に滑る滑る。
滑るの防止しようとすると、足首を靴に固定するベルトがついてるか、指の付け根あたりがビンビンにフィットしているものを選ばなくてはなりません。

そういう靴を履いた後は、もう足が痛いのなんのって…足の形が極めて不自然になっているのもよくわかります。外反母趾やハンマートゥが現実味を帯びてきます。仕事では、大荷物背負って、結構歩くので、ヒールじゃよろけるしね…

しかも、パンストは大っきらい。
なのに、ワンピースが大好き。

そこで、この時季、いかにパンストを履かずしてワンピース、スカート系を素敵に着こなすか、を常日頃考えなくてはいけない生活になっています。

一番はずれがないのは、「黒い紐靴に黒い靴下」のシャープな組み合わせを持ってくるということです。
まあ、これは、基本黒っぽい服ばかり着ているハヤシだからこそ、の技なのですが、メンズライクでごつめの紐靴に、薄手で短めの黒ソックスは、スカート丈長めでも短めでも、ふんわり系でもタイトめでも、外れがありません。

特に今年大切なのは、靴下のチョイスです。
昨年までは、薄手でも多少長めの靴下を、少したるませるのが趨勢でしたが、今年は、短めをスキッと履くのがトレンドのようで、靴下屋さんに行っても、そういう靴下が数多くそろえられています。
ハヤシも、数足買いそろえました。

で、基本は黒+黒なのですが、こればかりじゃ飽きちゃう。
ちょっと高難度な技に挑戦したくなるわけです。

よく、ファッション雑誌(といってもハヤシが見るのは装苑とか、そういう類なのですが)を見ると、他の身につけているものと全く色味が違うソックスを合わせているコーディネートがあって、それがとてつもなく映えていたりするのです。
つい1か月ほど前には、チノパンにボーダーティー(ネイビーと白)というコーディネートに、薄紫の三つ折り靴下を合わせてさらにTストラップのヒール靴というミスマッチのコーデを立ち読み中に見かけたのですが、これが激カワで、自分流にアレンジできないかなと思ってしまいました。

また、大人の白靴下も今年のトレンド。これも何とか取り入れたい。

白靴下は、合わせ方を間違えると、JC・JKという痛すぎるスタイルになってしまうので、スタイリングに十二分な配慮が必要…と思っていましたが、案外そうでもなく、上にブルーと白を持ってくればいけることがわかりました。黒との組み合わせは、コントラストがきつくなるので、逆にちょっと難しいかなあという…

で、「ちょっとびっくり色の靴下を合わせるコーディネート」ですが、未だどうしていいかわからず、チャレンジできずじまいの日々が続いています。

しかし、昨日、伊勢丹新宿に行った際に、アンティパストというブランド(以前にも何度か名前出ていると思いますが、ハヤシいち押しの靴下ブランドのひとつ)の、シルバーのラメラメの折り返し靴下を見つけちゃいました。折り返した部分には、ショッキングピンクの細い縁取りがあります。

あ、もうこれじゃん、これ履くしかないじゃん!!というわけで、買ってきてしまいました。
せっかく春になる前に靴下整理したのに、薄手の白だの黒だの買いまくって、遂にこんなんまで買っちゃって、クローゼットはまたまた靴下であふれかえっています。

あ~、も~。

ここまで書いておいてなんなんですが、昨日、「音楽の日」とかいうTBSの番組で、JUJUさんが、何センチあるのかわからん、とんでもないピンヒールにこれまたおみ足丸出しのゴールドのショートパンツ履いて、ラフに歩き回りながら歌っておりました。

とんでもヒールを履いてもゆるーくいられる(見せられる)女性ってのは、やっぱりいいですねえ…



2015年6月21日日曜日

ツボですよ、ツボ。

日曜の昼下がり…2時間も昼寝してしまいました。
先週は、気の張る裁判が週末まであったり、金曜日は名古屋からのゲストと、昨日は友人と夜遅くまで飲んだり食べたり…で、お疲れモード最大値…だったようです。

先々週までの「もう忙しすぎてやばいんですけど」みたいな状況ではなかったものの、気が抜けたのか?もう、すやすやとお昼寝してしまいました。

さて、今週のテーマは、ツボです。
体のツボ。
なぜか。
それは、先々週から昨日にかけて、ハヤシがツボによって救われたからです。

先々週の土日、得も言われぬ胃腸の不調に見舞われました。
激痛というほどではないんだが、そこはかとなく、痛い。しかも、痛みひかない。
原因はもうはっきりしていて、昨年来の逆流性食道炎に過敏性腸症候群の状況が芳しくなかったわけです。
暑い日や湿度が高い日が続いていたので、自然、冷たい飲み物を飲むことも増えたし、ビールがうまい季節にもなってきましたし…

症状が悪化した時に頓服的に飲む薬というのは一応もらっていたのですが、これ、胃腸の動きを止めちゃうので、飲んだ後…キモイ…
せっかく、毎食後気休め程度に飲む薬2錠というところまでこぎつけたんだから、飲まずに済むのであれば、飲みたくない…

がしかし、翌月曜からは、さっきも書いた通り、ちと気の張る裁判が。特に月曜はまる一日法廷です。できれば土日の間にどうにかしたい。

そこで、私の頭に思い浮かんだのは、「ツボ」でした。

前に書いたことがあったかどうか忘れましたが、ハヤシ、マッサージうまいのです(自画自賛)。
がしかし、どちらかというと、その腕は、筋肉や筋のコリをとる際に今まで発揮されておりました。
高校3年間を陸上部で過ごし、選手同士でマッサージをしあう中で、「この痛みのポイントはここ」というまさに「ツボ」を把握し、そこを的確に解きほぐす技を身に着けたのであります。

実は、司法試験を受け始めて10年目。「今年で受験はやめよう」と決めていたとき、次に目指そうと思っていたのは、整体師でした(針きゅう師も考えたのですが、人の体に針をぶっこんだり、火のついたものを乗っける度胸は、ワタシにはありませんでした)。

今やこの腕は、帰省時に、仕事で疲れまくって帰ってくる妹のマッサージにおいて、毎夜発揮されております。
東京に戻る際などは、妹に「ああ、専属マッサージ師が長期出張に行ってしまう」と言われるありさま。

話がちとずれましたが、実は胃の調子が芳しくない時は、あばら骨のキワをぐるっと指で軽く押したり、背骨のすぐ横を肩甲骨の下あたりから腰に至るまで適当にグリグリやっていけば、症状が和らぐということは既に知っておりました。

で、体がそれほど柔らかくないとはいえ、さすがに後ろに手をまわしてこの程度のことくらいならできるもんですから、今まではそれでしのいでおりました。
あと、胃腸の調子が悪いときは、土踏まずがだるくなります(胃腸のツボがここにあるのはわかっていた)。で、そこも、調子悪いときは、ぐりぐり。

が、今回はそれくらいじゃどうにもなりそうにない。
ハヤシ、もうちっと本格的にツボを知ろうと、ネットで、人体のツボ分布図を見てみました。
すると、自分が今まで押していた腹や背中の部分には、案の定胃腸系のツボがあることはわかったのですが、見落としも同時に判明しました。
腰のあたりに、もいっこあったのです、ツボ。いつも押しているあたりよりも、1センチ半くらい外側。

で、先週の日曜日、その部分も含めて胃腸のツボを、押して押して押しまくりました。消化の良いもの食べつつ、酒も控えつつ。

そうしたところ、一瞬のどのあたりが酸っぱくなりました。胃酸が上がってきたわけです。
しめた、と思いました。
以前、中野に住んでた時に通ってた中国人整体師の治療院で施術してもらった後、この症状と激しいモミ返しが出て、2日後には、「スッキリスカーッ」になってたから。

月曜日には、ビール軽く一杯飲めるくらいにまで戻ってしまいました。

が、その3日後のこと。
今度は、ひどい偏頭痛がハヤシを襲いました。
朝方から、なんとなく痛いなあ…と思っていたのですが、昼過ぎから、結構本格的にズキズキ。
吐き気上がってくるくらい。
ハヤシは、元々は頭痛持ちではございません。風邪ひいたりしても、あまり頭痛には襲われない。

が、ここ数年、時折得もいわれぬ頭痛に襲われるようになりました。
主に後頭部で、原因はおそらくPC使いによる肩こりからの緊張性頭痛。
さらに、気圧の変化にも敏感に反応しているらしいことがわかりました。

昨年の8月、低気圧が近づいている中、弁護士会館の最上階で3日間研修講師の仕事のためつめていたとき、ひどい頭痛と吐き気と眠気に襲われたのであります。
なんか悪い病かと疑ったところ、気圧過敏症?のとある女子に「たぶんそれ気圧のせいですよ」と教えてもらいました。

先週の木曜日、関東地方は天候が悪く、前の日から見て気圧が低い状況でした。
動悸も多少あったので、やっぱり気圧変動で自律神経がやられているのかも…とあたりを付けました。

この日は、どうしてもやらなければいけない仕事と、打ち合わせが1本ありました。
解消する方法もよくわかんないまま「うー」とかうなりがららも何とかこなしつつ、軽く風呂に入り、就寝。
入浴することによって、多少緩和されるかなあと期待していたのですが、なんと、金曜の朝、右後頭部の頭痛は頑固に残ったまま…

この日の夜は、大事なゲストとお食事会(注:女性です、女性)。
お酒も少し飲みたいので、安定剤とかは飲みたくない。
バファリンは、薬疹が出るので、飲めない。

で、藁をもつかむ思いで、ネットで「低気圧 頭痛  緩和」と調べたところ、出ました、ツボ情報!!
どうも気圧変動による頭痛の原因は内耳にあるようなのですが、それと関係あるのかどうかはともかく、
両耳たぶを、外側に思い切り3回から5回引っ張る。
その後、耳たぶをもって前まわし3回から5回、後ろ回しも同じ。
をやると治る、そう書いておりました。

ほんとかあ?と半信半疑でやってみました。
耳たぶ引っ張ると、もうめちゃくちゃ痛い。どこかが悪いのが反射で出ているのが、よくわかります。
ちょっと気合入れて我慢する必要があるくらいの痛み。
で、気合入れたまま後回りまで終わったところで、かなり良くなりました。「あ、ちょっと痛いかも」くらいのレベルまで。

で、その後1時間の間に、あと2回くらい繰り返したのですが、昼前には頭痛、完璧に治ってしまったのでした。

うそー。
風呂入っても8時間寝ても治らなかったのに、耳たぶグリグリやるだけで治るのかい!!
と、ちょっとびっくり。

そして、実は耳たぶにもマッサージの必要があるということに気づき、ツボの奥深さを改めて知ったのでした。

この独り言ちブログをご覧の方は、ハヤシという人間は、お口の方はかなり元気はいいが、体の方はかなりなへなちょこであることをお分かりではないかと思います。

今までは、薬飲んで治るなら、それでええやん、と思うちょりましたが、実は、薬にもアレルギーがあり、アスピリン系の鎮痛剤は飲めない。薬によっては副作用が強く出すぎて、やっぱり飲めない。
しかも、胃腸が本格的にやられていたときに飲んでいた薬の量が、軽く食事レベルで、「これは…なんか汚染されてるかもアタシ」みないな気分になり、以来、「薬飲まないで何とかなるならそれが一番いい」という発想に激しくシフトしています。

で、改めて、ツボってすごいじゃん、と見直すに至ったのであります。
最近ちょっと習い事したいなあ、別なこと勉強したいなあ(そんな時間あるのかはどうか置いといて)とか思ってたのですが、ツボの勉強、いいかも。うん、本格的にちょっとやってみたい。

って、まずは本読むところから始めるくらいがいいんですかね。
カルチャーセンターとかで教えてくれるところとかあるのかな。
くらいな気分になっているのでした。

やっぱり人間、自然治癒力ですよ。ツボですよ、ツボ。

2015年6月14日日曜日

最近本が読めないのだ。

なんだかここ2週間くらいてんてこ舞いしていて、昨日大ヤマのひとつを超えました(いや、そのつもりというところでしょうか)。
それで、今日はなんだか呆けて起床してから音楽三昧のハヤシです。

音楽三昧とはいえ、そんな高尚な音楽を聴いているわけではございません…13年間のクラシックピアノ歴がありながら、クラシックはフィギュアで使われた曲しか聞かないくらいですからねえ…

ちなみに今日のセレクトは、「恋するフォーチュンクッキー」→「i am sam」のサントラ(ビートルズのカバーです、全部)→徳永英明の「VOCALIST 5」→サンボマスター「究極ベスト」(今、disk1)と、どうしようもなくバラバラなんだな、これが。

さて、ハヤシは幼少のころからの読書好き・活字好きです(注:脳みそが筋肉化していた高校時代はあまり読んでいません)。読書傾向は偏っていて、まず、翻訳物は日本語が練れていないものが多くて、いちいち引っかかってダメ。そして時代物は、読んでいてもイメージがあまり沸いてこず、やはりダメ。そして、(マンガ好きを読書好きとは言わないと思うが)マンガは、絵と字と両方を同時に見るのが大変で疲れるので、あまり読まない。

とはいえ、気に入った本があれば、やらなくちゃいけないことを脇に置いといて没頭するタイプですし、ほんとにほんとに気に入った本は、何回でも読むタイプです。

例えば、中学生の頃に出会った向田邦子の「父の詫び状」はもう10回以上読んでいて、カバーが擦り切れてしまいました。
藤原伊織の「テロリストのパラソル」も大好きで(特にヤクザの浅井が大好き)、これも4,5回読みました。
マンガとエッセイの中間くらいのものですが、長谷川町子の「サザエさんうちあけ話」も、何回読んだかわかりません。
あとは、今は亡きナンシー関や泉麻人(そういえば最近見ないなあ)のコラム集も複数回読んでいますねえ…

ところが、ここ数年…なんか本が読めないのです。
これ、ちょっと説明が難しいんですが、時折無性に「本が読みたいなあ」と思うのです。
で、本屋に行って、うろうろして、目についたものがあれば買ってくる。
だけど…積ん読状態になってしまうのです。

表紙もあけずに放置されている本もあれば、読み始めたんだけど続かないというのも何冊も何冊もある…

生来、気持ちの切り替えがあまりうまいタイプではないので、何か、仕事とか(最近はほぼないがプライベートとか)で頭に引っかかっていることがあると、本を読む気持ちになれない人間です。
つまり、ハヤシにとって、読書とは、暇暇に楽しむというものではなく、それなりに気持ちを入れてガチで取り組むべきもので、どんな本でも読了するには、内容が自分の好みに合うものであり、自分の側に読書を楽しめる気持ちや時間の余裕があるという条件がそろっていることが必要なわけです。

で、まあ、忙しいとはいえ、こうやってブログ書いたり、サンボマスター聞いたりするくらいの気持ちや時間の余裕はあるわけですから、読書を楽しむ気持ちや時間の余裕がないってわけじゃないような気がする。

なのに、あんだけ話題になった又吉直樹の「火花」も店頭で手にしただけで買う気起こらず(おそらく好きな系統の本だとは思う、本来)。直木賞をとった「サラバ!!」も全く興味なし、というこの状態。

思うに、もしかすると、一種の職業病なのかもしれん。
つまり、仕事で、「え?」「は?」「うそー」みたいな出来事に遭遇したり、見聞きしているため、小説の世界なんて、自分にとって「はあ、そうっすか」みたいなものになっているのかもしれない…

生きにくさを感じている人々の平凡な日常生活に起きたちょっとした出来事を描いた…とか言われても、「幸せでいいねえ」とかなっちゃうし。
逆に「ホストクラブ通いとエステ通いでカードローンの上限額を超えて闇金に手を出し、破産しなければならなくなったキャバ嬢の話」とかになると、本当に私どものお客さんの話としてリアルな感じになってくるので、息抜きにならないし。

だからといって、軽いエッセイとかコラムとかがいいかというとそういうわけでもなく。
それなりの小説家だからといって、エッセイが面白いってことにはならないし、文筆業が本業じゃない人のエッセイは、なんというか、プライベートすぎて「だからなんなのよ」とか思うし(まあ、タレントのエッセイの多くなんて、ファン向けのゴーストライター作、なんでしょうが)。

最近、読了した本って、長谷川洋子(町子さんの妹)の「サザエさんの東京物語」くらいだな。
この本は、町子さんの妹が見たサザエさん一家のお話なのですが、最後がちょっと悲しいのです。
読んだのは、確かまだ寒い時期でした。2月か3月頃でしょうか。

その後、いくつか本は買ってるのに、読めない、読んでない。テーブルの端にはどんどん本が積まれていく、きゃー。
ゴールデンウィークの帰省中に買った本も、まだ積まれた状態で手がついていないのです…

が、明日にでももう1冊買ってこようかと企んでいる。
これは、ちょっと内容重めの本なのですが。

今週は明日明後日が忙しいだけで、水曜以降は多少時間に余裕が出てくるものだから、今週中に読んじゃえば、積読にならずに済むはず…です。

ほんとか?(ちなみに今のBGMはサム&デイヴ。)

2015年6月7日日曜日

四十路、AKB総選挙にかぶりつき。

虫に刺されました。
しかも、左太股の内側という露出もなにもしていないところ。
どうも布団を干すためにベランダに出た隙にやられたようなのですが・・・季節が早すぎる・・・

肌が弱くて、なにに刺されても真っ赤に腫れてしまうので、今年は虫除けのスプレーを買いました。デング熱も怖いし。

が、しかし。
エタノールでかぶれるという憂き目に遭い、使えないことに。
オーガニック虫除けってあるんだろうか。
あれば、欲しいです・・・

さて。
昨夜、ハヤシは、AKB総選挙のテレビ中継を午後7時頃から放送終了まで見ておりました。
総選挙見る四十路独身女。
しかも、テレビの前で一人。晩酌しながらですよ。
どうだ、この図。なかなかシュールだ。

とか何とか言いながら、実は総選挙生中継は一昨年から見ていたりするのですが。

ま、ちょっと詳しくはいえないのですが、ワケあってハヤシは、さっしーこと指原莉乃を応援しておりまして、で、前田敦子卒業後、大島優子を差し置いてさっしーが1位になったらおもろいな、とか思いつつ一昨年の総選挙から見始めた、と、そういうわけなんであります。

昨年、渡辺麻友が一位になったときには、AKBもただのかわいこちゃんアイドルグループに成り下がったか、とか思って、このまま落ち目になってくんだろうなあ・・・みたいな気持ちでいたんですが、なんですか、さっしー、今年はぶっちぎりのトップだったみたいで、なんかもう、AKBに集まる世間のパワーって、結構すんごいことになってるな、と実感しました。

別に、特段AKBのファンではありません。

というか、生で歌えない(ことごとく最近は歌番組は口パク)時点で、ハヤシ的にはアウトなんですが、中学生くらいの頃から、アイドルの世界を俯瞰するのは結構好きでして、その延長線上で、昨今の女性アイドル市場を眺めていたりします。
実は、依頼者の娘さんに地下アイドルがいたりしますしね・・・(インストアライブに差し入れ持って行ったことがありますよ・・・)

今年の総選挙は、こじはるとか、SKEの松井玲奈ちゃんとか、襲撃事件の被害者川栄&入山(入山杏奈ちゃんは、ハヤシ的にはかなり押しの美少女。お勉強もできるみたいだし)など、主力メンバーが不出馬で、その分の票がどんな風に動くんだろうな・・・と、本物の選挙チックなことをやや考えていました。

若手が乗びるんかなあとか思いましたが、案外、中途半端な位置に甘んじていたベテラン勢(一期生二期生あたり、だろうか)が上に来たな、という印象です。

個人的に印象が深かったのは、宮澤佐江ちゃんと北原里英ちゃんです。
ふたりとも、おそらく一期二期くらいのヒトではないかと思うのですが、なんというか、苦労人です。ふたりとも過去最高位を記録しました。

佐江ちゃんは、上海のSNH48に飛ばされたのですが、ビザがなかなか出ず、実質的に活動ができなくてメディア露出が激減。選抜メンバーからは漏れないものの10位台をうろちょろ、ということが続いていました。

佐江ちゃんは、AKBの中では、割に個性派で、背が高くてボーイッシュで、ダンスもキレッキレのかっこいいお姉さんです。
個人的には、アイドルなんてとっととやめて、ミュージカル女優さんとかやればいいのになあ、なんて思っていたのですが、SNHの不遇時代が彼女の闘魂?に火をつけたみたいで。

昨年か一昨年、総選挙前に(たぶん温情で)SNHとAKBの兼任が打診されたのに、SNH一本で当分がんばりますと言って、AKB兼任の話を蹴るという男気あふれるパフォーマンスを見せてしまいました。
今年は、昨年の12位だったか13位だったから8位にジャンプアップ。本人は神7を狙っていたらしいけど、まあ、大満足の笑顔を浮かべていました。

里英ちゃんの方は、私が名古屋にいた頃に、「ノブナガ」という名古屋ローカルの土曜深夜番組に隔週で出ていて、その頃から知っていました。
彼女、全然AKBぽくなくて、AKBのヒトだと聞いたときには、すごーくびっくりしました。

女優業も平行してやっていたようですが、結構渋い映画やドラマの脇を固める役どころが多かったみたいで、これもまたAKBぽくない。
だからこそ、今までAKB総選挙では伸び悩んでいて、初期の頃こそ選抜メンバーに入っていましたが、ここ2年くらいは入れずという状況が続いていました。

が、新設される新潟のNGTのキャプテンを打診され、それを引き受けることになった彼女。おそらく、その「ベテランなのに新天地でがんばれとかある意味左遷的なことをされたのに腐らずに張り切ろうとしている姿勢」みたいなものが評価されて、ご祝儀的に11位にジャンプアップした模様。

彼女のジャンプアップはうれしかったけれど、系列的には、秋元才加ちゃんみたいに、AKB後に飽きられずに使ってもらえるタイプのヒトだと思うので、いい加減なところで見切りをつけていただきたいというのが実は本音だったりします。

もうひとつ、見ていて気づいたことがひとつ。
トップ3とそれ以下の人たちとの差、です。
特にまゆゆとかゆきりんと、山本彩、松井珠理奈あたりの違いは歴然としていました(個人的にさっしーは別格だと思っているので、ちょっと脇に置いておきます)

山本彩、松井珠理奈は、今年「1位を目指す」と言っていて、うまくするとトップ3に入るかと言われていた。が、しかし蓋を開けてみると、ふたりとも最終的には年内卒業を発表している高橋みなみに抜かれて、彩ちゃんは6位、珠理奈ちゃんは5位という結果でした。

このふたりねえ・・・空気読まないで、自分のことしか言わなかったんだよねえ、スピーチのとき。で、生放送で、シャクがどんどん減ってきているときに、まあ、長々長々しゃべることしゃべること(ふたりとも長すぎて、途中でCM入れられた。CM入れたのが非難の的になっているみたいですが、個人的にはこの二人の方がまずいと思う)。

これに引き替え、まゆゆは、シャクがないということを前提とした非常に手短なスピーチ(まあ、前年1位から3位転落はたぶん史上初なので、長く引っ張ると、かえって哀れすぎて良くないという事情もあったと思うが)。
ゆきりんも、2位という非常に難しいポジションで(1位のシャクを食ってはいけないしね)、限られた時間の中で、言える言葉が少ない分表情や仕草で伝えるという技を駆使して、ある意味「大人対応」を見せたのであります。

こういう大所帯のアイドルグループの場合、実は、トップにいけるかどうかは「周りに配慮できるか」「自分が置かれている状況を分かっているか」というところに負うところが結構多いんだろうな、と、この対照的な感じだった4人を見て、そう思ったのでした。

そして、自称「ブスで貧乳」のさっしーが圧倒的強さで1位をゲットしたことも、かわいくもなく、歌も踊りもとりたててうまくもない、そういう自分を自覚して、周りを盛り上げることに徹した結果立ったんだろうと思うのです。

彩ちゃんと珠理奈ちゃんは、今のままじゃ1位にはなれないね。
ふたりとも、圧倒的に美人だったりかわいかったりするけど、それだけじゃブスで貧乳のさっしーには勝てないということが、これで明らかとなったわけです。

たぶん来年も見ちゃうと思います、AKB総選挙。
だって、世の不条理とか世の常とかそういうものが凝縮されている数時間は、掛け値なしにおもしろいもの。
もっとも、自分じゃ絶対投票しませんけどね。