2014年9月26日金曜日

最近ジーンズばっかり履いている件について

どうも。

仕事で名古屋に来ているハヤシです。明日明後日とこちらで仕事があり、そんでもって今日は特に用事がなかったので、早めに名古屋入り。
本日夜は、以前こちらにいたときの事務局と夕飯を食べる予定です。
今はホテルにチェックインしてのんびりしています(週末更新できないと思ったため、今日のうちにやってしまおうという算段)。

さて、昨日は、新事務所開設にあたり島忠で買った書棚と無印良品で買ったコートハンガー、その他記録等の整理用品が届き、書籍や記録の整理をやっていた私…
書籍が思いのほか多くてその整理にかなり時間を取られたので、コートハンガーの組み立ては、また後日…にしようかなあと思っていたのですが、有楽町無印のお兄さん、「組み立て方も図解してありますし、工具も入っているのでおひとりでも簡単に組み立てられます」と言っていたので、午後7時頃、とりかかりました。

確かに、六角レンチは入ってました。
でもさ、マイナスドライバー必要だって言ってなかったよねえ、お兄さん!!!
最近の組立式家具は、同包してある六角レンチさえあれば何とかなる→自宅から工具持っていかなくても大丈夫やろ、とタカをくくっていました。

一瞬頭が凍りましたよ。だって、もうでっかいコートハンガーの梱包解いちゃったんだもん。
このままにして次に来る日まで(おそらく10月1日)放置というのは、なんだかいや。
いちかばちかで、近くのセブンイレブンに走ったところ、なんと8種類工具セット204円が売っていたのです、ラッキー!!!
無事1時間ほどでコートハンガーを組み立て、昨日の作業は終了となりました。
本当は、2週間余り休んでいないので休養に充てるつもりだったのですが…うーん、スイッチが入ると自分でオフにできない悪い癖です。

で、独立準備にあたっては、昨日は別として、基本、業者さんが運んでくれたものをポンポンと置いてもらうだけなので、とりたてて何か自分自身大きな作業が必要、というわけでもないんですが、やっぱりこういうときは、「ま、よごれてもいっか」という服装で挑むことが多くなります。

しかも最近は前にも書いた通り、パンツがマイブーム。
本当に事務所に出たり裁判所に行ったりするとき以外は、ジーンズばかりの生活が続いています。

よく履くのは、この前書いた無印良品のジャパンデニム。実は今日も履いています(本日は移動と食事だけなので、楽な格好で)。そして、6月頃(胃腸がやられる前)に買ったジュンヤワタナベのデニムです。

最近のデニムの主流は9分丈で足首に向かってテーパードしているという作り。この2本もそれです。
が、今シーズンはかなり太めのパンツが来てるし、この前雑誌で見た太ーいデニムをほっそーい女の子がトラッドに着こなしているのがめちゃめちゃかわいかったということから、久々に出して履いたデニムがありました。

それは…弁護士になる1年前。「前期修習」といって、全司法修習生が埼玉県和光市の研修所に集められて講義を受ける期間(4月から5月)のこと。

日曜日に表参道まで出てきて、神南小学校(かな?表参道ヒルズのすぐ脇にある小学校)の前あたりにあったころのジャーナルスタンダードラックスで買ったearnest thawnというブランドのデニム。
ヴィンテージ仕様のユニセックスもので、布地は薄々のよれよれ。豪快にダメージが入っているものを、しかも31インチというかなり大きめサイズで購入しました。

お気に入りの一着で、購入してから4,5年は、デニムはほぼそれ一本で過ごしておりました。
生地が繊細なので洗濯を躊躇していたら、母に「臭くなる」、「あんたは皮膚が弱いから、そのうちかぶれる」と散々脅され、泣く泣く1年後にネットに入れて水洗いをした…それくらい大切にしていた一着です。

膝のダメージ部分に間違って足先を突っ込んで、さらに穴がでかくなるという事故が起こったこともありました。

最近は、ここまでのダメージジーンズを街でも見かけなくなったのと、以前私の5,6歳上の知人(今は故人)が「私たちの年でぼろぼろのものを着たら、本当に貧乏な人になっちゃう」という名台詞を履いていたのを聞いて、しばらくご無沙汰していました。

が、なんか履きたい。いつも同じようなシルエットじゃつまんないし。
なにより、ゆるいのラクだし…
ということで、上に細かいギンガムチェックのシャツを着てウエストをイン、ベルトを巻いてスニーカーではなく革靴を合わせるというスタイルにして、「本当に貧乏な人」にならないよう非常に気をつけて着用しました(事務所で作業するだけなんだから、といわれても、道中数十分あるので、人目に触れるわけです)。

ここまですれば、ぼろっぼろのデニムでも、来てる人間が四拾五でも、どうにかなるもんです。案外、きれい目にいけます。

そして、生地が柔らかめのゆるいデニムは、上にきれいなものを持ってきても「きれいすぎて恥ずかしい」ということにはならないし、昨日作業して思ったけど、何より気持ちがラク。

このジーンズは、実は修習の終わりのころに買った「修習の記念」みたいな意味のあるもので、結構お高いものを思い切って購入したものでした。
でも、やはり所詮ジーンズ。汚れでもそれも味、というわけで、あんまり色々気にしないで動き回れましたし、何より、脚にまとわりついたり張りついたりしないので、その意味でもとても楽ちんなのです。

そんなわけで、この先開業までは、3本のジーンズを着まわす生活になりそうです。
本当は安くてもいいから太くて柔らかいデニムほしいけど、探し回る時間がなさそうですから…

PS
星空文庫に新しい小説をアップしました。

http://slib.net/36353

ご興味のある方は、お時間のあるときに、是非。



2014年9月22日月曜日

アイラブ、ドトール。

背中が痛い!!

事務所で荷物を詰めること数時間、書籍やら書類やら重たい荷物が入った段ボールを上げたり下ろしたりを繰り返していたために、筋肉痛に見舞われております。
ハヤシは、弁護士になってから事務所移籍等により3回の引っ越しをしていますが、そのたびに筋肉痛に・・・ですから今回も覚悟はしていました。

上腕にも既にきています。そして大腿にも・・・
明日は朝から出歩く仕事なのですが・・・きっと変な歩き方になっているに違いありません。

さて、休みの日は、いつも昼ごはんは食べずに、おやつを食べて終了のハヤシですが(だって、がっつり三食食べるほどの活動量がないですから)、今日は結構しっかりめに、ドトールのサンドイッチ2種とヨーグルトを食しました(メシのブログ参照してください)。

最近、実はドトールがマイブームです。
色々おしゃれ系のカフェチェーンも試してみたけれど、やっぱり、値段とお味、接客などのバランスでいうと、ドトールが一番優れているように思うのです。

外資は、食べ物が高い。そして・・・まずい。
スタバは、肝心のコーヒーがまずいし。
タリーズは店員が態度悪いし。

外資じゃないけど、エクセルシオールは、ふつうのサンドイッチとかをもう少しおいて欲しいし、ベローチェは・・・安っぽいし、きちんと分煙されていない店舗が多いし。

ドトールは、メニューが多すぎず少なすぎないのが、まずよいと思います。
エクセルシオールとカフェドクリエなんかは、パスタを出している店舗なんかもありますが、あの手のカフェチェーンでは、ややメニュー的に重いかなあという気がします。
そんなことにエネルギーを割くくらいなら、さくっと食べられるパンをメインにしたメニューを充実してくれた方が、カフェチェーンのユーザーとしては、ありがたいのではないかと。

ドトールは、パンをメインにしたホットメニューが非常に充実しています。
いわずと知れたミラノサンド(なぜミラノなのか・・・)、ホットドッグ(実は密かなファン)、ふつうのトーストにチーズトースト・・・軽く、でも温かいものを食べたいという人にはもってこいです。

テイクアウト派にはサンドイッチも嬉しい。個人的にはもう少しパンがしっとりしていると嬉しいのですが、ドトールのたまごサンドは、卵の柔らかさ加減がちょうどよくて、今日もほくほく顔でいただきました。

実は、ハヤシはドトールのケーキのファンでもあります。
ドトールといえば一番有名なのはミルクレープですが、個人的には、モンブランが捨てがたい・・・
値段はかなりお安いですが、手軽で、甘さもちょうどよい。

よく利用するのは、霞ヶ関の駅構内にあるドトールですが、裁判所などの帰りにちょっとまったりしたいとき、カフェラテ(胃の調子がいまいちなのでブラックは御法度にしている)とモンブランを食べるのは至福の時間です(たまにメシのブログにも登場しています)。

ただ、この霞ヶ関のお店、ちょっと狭くて席を取るのが大変です。
ドトールなんてどこもそうなんじゃないの、といわれそうですが、案外そうでもありません。
最近、今の事務所のそばにできたドトールは、2階もあってかなり広々。神田駅のそばにあるドトールもきれいで広々しています。
もちろんスタバのようなコジャレ感はありませんが、きれいで清潔であることは、誰にでも入りやすいということを指しており、とてもよいことと思うのです。

そう、「誰でも入りやすい」。
これ、とても重要なことではないでしょうか。
スタバには、じいちゃんばあちゃんは滅多にいない(我が故郷札幌は除く。札幌駅のスタバは、商店街の喫茶店みたいな感じになっています、たまに)。

しかし、ドトールにはいる。
それは、マグなんぞではないふつうのコーヒーカップと具が何か一目でわかるサンドイッチがショーケースに並ぶ親しみやすい雰囲気をドトールが醸し出しているからなのです。

スタバが上陸した当初は、「そんなに気取った風もないし、お店の人も親しみやすくて案外いいお店だなあ」と思っていたのですが、それって、札幌限定の話だったようです。

大都会のスタバは、綺麗どころやイケメンさんしかスタバの店員さんがいない。
妙にきれいなカッコをしたおしゃれ系の若者か、外国人しか茶を飲んでいない。
メニューも横文字ばかりで読めねえ。
しかも最近本屋とコラボレイトして、さらに訳の分かんないことに(ハヤシは、まだお買い上げしていない本を茶を飲みながら読んでよいという文化についていけまへん)。
これじゃ、幅広い年代層には受けないよねえ。

しかし、あれですかね。
「スタバよりドトール」とか言い出すのって、「やっぱ、白いご飯と味噌汁だよね」とか言い出す感覚に似てるんでしょうか。
今日はたまたま夕食に牛肉を食べましたが、どちらかというと肉よりは焼き魚が好物の私。普段も肉といえば、鶏かブタかをほんのたまに食べる程度。
しかも、その傾向はここ最近顕著だったりします。

単に加齢の問題なのか、この指向。

2014年9月20日土曜日

この秋は、プチプラパンツなのだ。

インターネット工事と無線LAN設定が終わって、やや一安心のハヤシです。
やや、というのは、無線LANルーターとパソコンの相性が悪くて、そこだけ有線になってしまったというのと、複合機の設定が結構面倒くさい上に、複雑設定のマニュアルは、WEB上でしか見られそうにないからということです。

まあ、有線の方が安定しているし早いので、いいといえばいいし、別にPC持ち歩くわけでもないんでね、配線が一本多くなっちゃったことを除けば特に問題はありやせん。

気になっているのは複合機の方です、むしろ。
弁護士というのは、なんかよくFAXが送られてくる職業でして、いちいちいちいちプリントアウトしたくない。
送信するときも、一度プリントアウトして、というエクスキューズがなければ非常に楽。
で、そういう機能が付いたものを当然購入したわけですが、その設定が複雑かつ面倒ということなんですね。とほほ。

まあ、今日のうちに、受信FAXのメール転送設定だけはしたので、最低限の機能プラスワンのことはできたと言えるわけですから、それ以上根詰めて作業するのは後回しにしょうと思って、やめました。
なにしろ、明日は、今の事務所で荷物詰め&荷物出しの日ですから・・とばしまくるわけにはいかんのです。

さて、今週来週と、テーブル搬入、電話・インターネット回線工事、本棚搬入、荷物出し(加えて来週末は名古屋出張)と気持ちを奮い立たせないと、中々ハードで疲れてしまう日々が続いておりますが、そのせいか、お買い物も盛んにしてしまいました。
アドレナリン・ドーパミンの分泌がすごいらしい・・・

とはいえ、気持ちが向いていたのは高価なお洋服ではなく、プチプラ品。
最近(特に夏場は)ワンピばかり来ていた反動か、かなりパンツをはきたい気分になりました。
しかも、仕事で着れそうなシンプルなパンツをここ1、2年まともに買っていなかったことに気づきまして・・・
ここ2週間で数着購入。当たり品ばかりでした。

買ったものの中でダントツでよかったのは、実は仕事着じゃないですが、無印良品の「ジャパンデニム ボーイズテーパード アンクル丈」です。
スキニーまで細くはないですが、膝から下はかなりピタピタ。
薄い生地で非常に伸びがよく、かつ短め丈のヴィンテージっぽい風合いのデニムです。

この手のデニム、下手をすると「車屋のとっつあん」あるいはタイツの上に何も履いていないのか、みたいな、体型悪強調の悲惨なピタピタ感満載になります。

が、このデニム、履き心地に窮屈感が全くないばかりでなく、体型を程良くカバーし、しかも脚が細く長く見えるという優れものなのです。
上にチュニックやワンピを羽織るのはもったいない代物。
本日着用していますが、上はふつうにシャツ(ユニクロのイネスラインの春物)に紺ブレを合わせています。
そういうシンプルかつちょっと懐かしい(高校生のころによくしていた感じの)コーディネートがとても映える感じなのです。

言い過ぎと怒られそうな気もしますが、「めちゃくちゃかっこいいのに、履きにくいったらない」ゴールデングースのスリムデニムの見た目を極上の履き安さで手に入れてしまったようなお得感があります。

お値段は無印良品にしては高めで9860円。でもこれ、名の通ったデニムブランドで購入したら少なくとも3万円前後のお値段にはなるくらいのクオリティ(ゴールデングースだと、プラス1~2万円)。デニム好きは、是非一度、試着してみてください!!

ユニクロのイネスラインの秋冬物も充実しています。
開業騒ぎですっかり乗り遅れて、先日銀座コマツ店に行ったときには、ジャケットなどが既にLサイズオンリーとなっておりましたが、コットンの黒のストレートパンツを試着したところ、これが、まさかの美脚パンツでした。
嘘かけねなく、私の脚が、広告の美脚モデルさん並に見えちゃうのです!!

しかも、肌触りもよく、軽く、程良いストレッチが入っていて動きやすい。
生地の光沢感も上品さを出していて、ビジネス仕様にできます。昨日も仕事で着ていきました。
ユニクロは、パンツのパターンが悪くて、お尻の形が非常に汚く見えるのが特徴なのですが、イネスラインだけは別です。
このパターン、イネスから盗ませてもらえないのでしょうか・・・
なお、このパンツ、裾直ししても、3500円を切ります。お得です。

これ以外では、アーバンリサーチドアーズの短め丈パンツが非常にシルエットがきれいで優秀でした。
ダブルの切り返しがかなり太いテーパードパンツと、裾まで太いパンツ。
どちらも八分丈くらいで、シルエットも他のふたつとは異なり今年っぽいのですが、非常に軽くて腰回りのゆるみも体型カバーにもってこい。
おそらく、サルエルパンツがヒントになっているのではないかと思います(特にテーパードの方)。
レーヨン一100パーセントであるため、若干毛玉が心配ではありますが、こういうものはワンシーズン持てばいいわけで、そこまで気にする必要もないかもしれません。

前々からファストファッション系のブランドもまめにチェックしているハヤシですが、今年は、ZARAが苦戦しているような気がします。
生地が妙に重たくて着心地という点で劣る上、デザインもトレンド意識しすぎで、その割にお値段も割高感がある。ちょっと足が遠のくなあという感じです。

それはさておき、お得なお値段のパンツがこれだけ優秀だと、しっかりしたお値段のブランドショップなどは、よほどの付加価値がないと苦戦は必至な気がします。
自分もとりあえずパンツ収集に満足したので、当面買うつもりないですし。

というわけで、この秋は久々にプチプラなパンツをはき倒して過ごす予定のハヤシなのでした。

2014年9月15日月曜日

四十路、ぬいぐるみと暮らす。

どうも。
買い物しすぎて、大荷物抱えて歩いていたため、自宅まであと数百メートルのところで息絶えて、ドトールに入ってしまったハヤシです。
しかも、お茶だけにしようと思っていたのに、気づけばモンブランを頼んでいる始末(先日の健康診断では、若干ながら血糖値が基準値を上回ったので、本当なら気をつけねばなりません、甘いもの)・・・

本日のお買い物は、開業準備のための電気まわりの小物、延長コードだの、USBケーブルだの(明らかに前買ったのが長すぎた)をいくつか、
そして、仕事用のパンツ(アーバンリサーチの、私からするとプチプラ品)に・・・猫のぬいぐるみ・・・

この猫のぬいぐるみ、有楽町ルミネのIDEE SHOPにあったもので、実は1週間くらい前に、一度ばっちりお目目があっておりました。
ぬいぐるみというのは、目が合うとおしまいでして、その感覚は、即座に同棲が始まるような勢いの猛烈な「恋」にも似ているように思います(あくまで、「思います」のところが悲しいんですが)。

ハヤシは、集合住宅生活歴が40年であって、犬猫などのペットの類は飼ったことがなくてわからないのですが、ペットとの出会いもそんなものなんでありましょうか。

で、この猫ちゃん、初めてお会いしたときは、「家に連れて帰りたい」という衝動を抑えて帰ってきたのですが、今日たまたま、事務所に置く、ちょっとおしゃれで小さめの棚がないかなあと思いつつ、IDEE SHOPに行ってみたところ、再会。

何体かいたのですが、私は前回会った子の顔を忘れていませんでした。そう、ぬいぐるみは、たとえ量販品でも、縫製や目鼻の微妙な位置のずれによって、表情が一体一体違うのであります。
その子は、骨董っぽいテイストのスツールの上に座っていました。

運命の再会です。
連れて帰らないわけにはいきません。
大荷物抱えていたにも関わらず、結構な大きさのこの子をお買い上げしてきました。

ハヤシは、子供の頃からのぬいぐるみ好きです。
本当に小さな頃から、ぬいぐるみが大好きでした。
子供の頃のぬいぐるみで一番覚えているのは、体は横向き、首だけ前というのが決めポーズだった頃のキティちゃんです(このころは、猫だったはずです!!)。
妹とお揃いで買ってもらったもので、ドレスはそれぞれピンクと黄色でした。

高校生から大学生だった頃、札幌パルコの地下にぬいぐるみ専門店があって、そこをよく覗きに行ったものです。
ここは面白いぬいぐるみがたくさんいて、蛇とか亀とか、海の生き物のぬいぐるみもありました。
妹の誕生日にアザラシのぬいぐるみを買ってあげた記憶があります。
自分用には、マナティとウミガメのぬいぐるみを買いました。その子たちは、司法修習中に一人暮らしするときに、一緒に連れてきました。

今でも、店頭でばっちり目があって、予定外のお買い上げをしてしまうことが、よくあります。
今回の前だと、昨年の夏頃、帰省中に以前もこのブログに登場した「4丁目プラザ」の7階自由市場で、パンダ柄のうさちゃんのぬいぐるみを買ってしまいました。
これも、運命の出会いでした。店頭で恋をしました。

名古屋にいた頃、結構大変だった離婚事件の依頼者の方が、事件が終わった後に、テディベアをわざわざ手作りしてくださったこともありました。
大好きな大トトロ様も、八重洲の地下街でお手頃な大きさで売っていたので、我が家に来ていただきました(本当は猫バスさんにも来ていただきたいのですが・・・)。

一番の古株は、さっき登場したのとは別なうさちゃんでして、これは確か大学生の頃にお付き合いしていたボーイフレンドが誕生日にくれたものだと記憶しています。
どうして、うさちゃんをくれたのかもわかりませんし、その人とは、大学を出てすぐに別れてしまって、何の未練も思いも、コレっぽっちも残っちゃいないのですが、このうさちゃんに対してだけは、特別な気持ちがあります。

たぶん、この子は、大学院で周りとうまくいかなかった自分とか、就職しようとしてうまくいかなかった自分とか、司法試験になかなか受からなくて精神的にダウンしていた自分とかを、何も言わず、そのつぶらなお目目で、ずっと見守ってくれていたからなのではないかと思います。
私にとっては、ずっといい距離感でそばに居続けてくれた同居人(居候でもありますが)みたいな感じなのでしょう。

数えてみれば、私の狭い部屋には十数体のぬいぐるみが居候していて、本棚の隙間や、テレビの周辺、チェストの上などから、ぬいぐるみ特有の「クリン」とした目で(タイ製のゾウのぬいぐるみさんだけは別。目つき悪いです)、ハヤシのことを、近からず遠からず見つめています。

ぬいぐるみって、いいものです。
デザインした人、作った人の思いが入っていて、ある意味デフォルメされているので(というか、ハヤシがそういうものが好きなので)、疑似ペット的な感じはありません。最初の方で、ペットと比較しましたけど、その存在感は、たぶん全く別で、お世話をするという行為がない分、対等、あるいはそれ以上に向こうが上、という存在であるように感じます。

さては、ハヤシ、ひとり暮らしが長すぎて狂ったか、と思われるかもしれませんが、幼少の頃からのぬいぐるみ好きの方には、この感覚、わかっていただけるのではないかと思います。
ぬいぐるみには、「見守られている安心感」が、あったりするのです。

ここで堂々と宣言しますが、ハヤシは、朝でかけるとき、出張や帰省で
数日家を空けるとき、亡くなった祖母の写真とぬいぐるみちゃんたちには、必ず「いってきます」と挨拶していきます。帰ってきたときには「ただいま」を必ず言います。
みんなでハヤシのうちを守ってくれているのだから、当然なのであります。

いい年こいてメルヘンか、と言いたい人はどうぞご勝手に^^

さて、本日連れて帰ってきた猫ちゃんですが、実は、新しい事務所を守ってもらおうと思っています。
それくらいの迫力の持ち主なのです(つまり、かわいくはない)。
おひとりで守っていただくのは、ちょいと寂しかろうと思いますので、そのうち相棒をもうひとり、連れてくることになるのは、目に見えています・・・

2014年9月13日土曜日

和食は、やっぱり太らん。

万世橋のフクモリで、サワラの塩焼きを待っているハヤシです。
本日は、午前に病院に行った後、遅い朝ご飯を食べにきたのです。

勘違いだったんだろうか・・・おにぎりが食べたくてきたのだが・・・ない・・・
そんなわけで、ご飯セットとサワラの塩焼きになりました。
今日の晩ご飯は、ホッケの予定だけにダブル焼き魚生活です・・・まあ、昔の日本人にとっては当たり前の生活だったと思いますが。

病院というのは、かかりつけの内科。
逆流性の食道炎がいまいちすっきりせず、通院を続けております。
とはいえ、症状は、まあまあ落ち着いているところ。
午前にのどが詰まる感じがある程度。
というわけで、お薬の回数を様子を見て減らしていいとは言われています。
が!!

「体重どうですか?」と聞かれたので「減りました」と回答(1キロまでは減っていないが、減った。今、51キロ切れています。しつこいようですが、ハヤシの身長は169センチ)。
先生びっくり。

いやしかし、減った理由は、本人がよくわかっています。
具合悪いのがいやなので、食事に結構気を遣っていたのです(一緒に食事をしたみなさんにはそう見えていないかもしれませんが)。

まず、洋食は基本食べていません。
食べているのは和食ばかり。
肉を食するときも、鶏肉やブタのグリルなど、ソースがゴッテリかかってているものは避けていますし、基本はお魚。
それにご飯とお味噌汁。時に納豆。カボチャの煮物に人参のきんぴら、キュウリの酢漬け・・・などなど、あんた一体いくつだいという食事を、この1週間は励行していました。和食なら、量は結構いけます。

水曜日の夜に一度、弁護士会の会合があったのですが、食事は和食でした。
お造りや炊き物、蓮根のはさみ揚げ、茶碗蒸しなどなど。酒を飲まなかった私には、実は胃に優しい食事だった(塩焼き運ばれてきて、しばし休憩)。

食べる時間も可能な限り配慮しました。8時前には極力食べられるように。
昼にボリュームのあるものを食べたら、夜は軽く、そばとか、後で間食しそうなときには、昼を軽くそば一杯にするとか。

そうしたところ・・・体重が落ちた。

で、思ったのですが、やっぱり、和食は太りませんな。
太りたくない人は、和食を基本に据えるのが一番。
やせたい人も、和食に切り替えるのが一番。

和食は、とりあえず脂肪分がダントツで少ない。
油使うのって天ぷらときんぴらくらいなもんじゃないでしょうか。
魚の脂も、ひかりものはきつい、とはいえ、霜降りのお肉ちゃんの比ではないでしょう。
タンパク質も、基本的には大豆などの植物からとるのが和食。
味付けは、砂糖・塩・醤油・酢・みりん・・・

なんと淡色、なんと淡泊!!

一時期、太る原因として米が悪者になり、ご飯抜き(正確には炭水化物抜き)ダイエットがはやりましたが、別にふつうに和食食べてる分には、ご飯多少大盛りにしても、たぶんそうそう太らないんじゃないかと。
悪いのは米ではないんじゃないかと、そう思うのであります。

ラーメンライスとか、500グラムのステーキの後に大盛りガーリックライスとか、そういう生活するから太るんであって、500グラムのステーキは抜きたくないから、ご飯を悪者にしていただけなんではないか、その疑いは濃厚なのであります!!

最近のハヤシのメシブログで、やたらフクモリに行っているのは、うまい和食が食べれる店・・・と考えるとここにいきついてしまうのと、あと・・・だだちゃ豆のロールケーキが好きだからです・・・

今の事務所の近くには1件昼に和定食が食べられる店を見つけたのですが、なんか落ち着かないのと、付け合わせがいまいち。
新しい事務所の近くには、ごろごろとしている感じで嬉しい限りです。

さて、本日、先生から悲しい予言がありました。
実は開業準備中で忙しいんです(正確に言うと、気持ちが落ち着かない)というと、「いったん良くなってもまた症状が強くなる気がする」と予告されたのでありました。
そうなったら、投薬変更・・・とほほ~。

ハヤシが無事に酒を飲める日が来るのはいつなんでしょうか。
体重は・・・今の重さに体なれちゃったので、このままでいいかな、と思わなくはないのですが。

PS
20代の頃からぽつぽつ小説を書いていたハヤシではありますが、今年になって、創作意欲がわくきっかけがあり、いくつか小説を書いています。
とはいえ、商業的ニーズが少ない短編小説、掌編小説がホームグラウンドであるため、文学賞に出して己のレベルを知るという機会もほとんどないのが現状です。
というわけで、「星空文庫」という小説投稿サイトに掲載させていただいております。
まだ、1作だけですが、徐々に増やしていければ・・・

ご興味のある方は、下記URLまで。
400字詰め原稿用紙15枚程度のごく短い小説ですので、すぐに読めます。

http://slib.net/35807

2014年9月8日月曜日

きれいなパンツがそろそろほしい。

独立準備に気持ちの8割がとられているハヤシです。
事務所をオフィスっぽくしたくないのと、ブラインドが嫌いなのとで(ほこりがたまりやすく掃除がしにくい)、カーテンをつけようと思っていたところ、ベランダ側の窓が既製カーテンの一般的サイズを激しく逸脱していることが判明…オーダー…オーダーですか…高い、時間かかる、そして今もなお、結構暑い東京…
早めにカーテンほしかったので、ちょっと頭が痛いです。

さて、そんなことは置いておいて…
最近、仕事でスーツを着ることがほとんどなくなり、それにともなって、センタープレスが入ったきれいなパンツを履くということもあまりなくなっていました。

ここ最近のパンツの流行は、短めのテーパードがきついタイプ。
短め丈のテーパードタイプは、足さばきが良くて動きやすいので、個人的には好きで、プライベートではよく履いています。
が、これ、サイズ感が難しくて、特にきれい目のこのタイプのパンツは、やたら細身のものが多かった。
あまり体にフィットした服を着るのは好きではなく、細い割に、腰回りはわりにしっかりしているので、自然、仕事でパンツをはくことが少なくなっていました、ここ2~3年。

仕事で好んで履いていたパンツは、セオリーの定番のブーツカットでした。

が、セオリーも、そこそこ細身です。
ここ数年、体重増え気味だった私は、ちょっとご無沙汰な感じでした。

今年、例の胃腸炎で強制ダイエット状態になり、いまだ体重は2キロダウンをほぼキープしている状況。
そうすると、何が起こったかというと、ウエストゴムじゃないスカートが腰回りで安定してくれないという事態が起こりました(まあ、ボタンをずらせばいいんでしょうが…フォルムが変わるし…)。
ワンピース大好きなハヤシではありますが、来る日も来る日もってわけにもいかない。

で、3週間前くらいだったでしょうか。久しぶりにセオリーのパンツを履きました。
ゆるい…(初めての感覚)。
でねえ、やっぱり、シルエットが計算されつくされているというか、すごーくきれいなのです。

他にまだスーツを出してた頃のプラステのパンツ、Mプルミエのパンツもあり、どれもブーツカットですが、セオリーにはかなわない(もちろん履きますが)。

ここ数週間、何回かブーツカットパンツを履いて思ったのですが、やっぱり、ブーツカット、いいですね。まあ、私の体形に合っているというのかもしれないですが、全体のバランスをとってくれやすいような気がします。
上にラフなシャツやカットソー、はてはTシャツを着ても、きれいにまとめてくれる。
結構デザインが激しいシャツを着ちゃっても、落ち着いてそこそこビジネスっぽく見せてくれる。

これ、テーパードパンツだと、とたんに今日はお休みですか~?になっちゃうわけです。

本日、6年前、ちょうど弁護士になって1年たったくらいの写真を見たところ、ちゃんとスーツ着てセンタープレスの入ったパンツ履いて、それなりに弁護士らしい格好していて、「うーん、やっぱりきれいな恰好はいいなあ」なんて思っていたところでもあり。

世の流行もパンツは細めから太目にシフトしているようで、かなりなワイドパンツやセンタープレスが入ったストライプかつダブルのワンタックパンツなんてのを見るのも珍しくない。
しかも、「きれいめ」が強く打ち出されていますよね~。

そんなわけで、この秋は、きれい目名パンツを久々に一本調達しようかと思っているのですが、そうすると、体重もこれ以上増やせないかも、という状況です。

BMIからすると、ちょっと痩せすぎな感じなので、ジレンマ…だったりするのですが…





2014年9月6日土曜日

高学歴中年独女とその親の、微妙な関係。

独立準備のために新事務所のマンションに来ているハヤシです。
本日、プリンターと電話機が届く予定で待機しております・・・
このあと中野の島忠に行く予定なので、クロネコさん、でるだけ早く来ておくれ・・・(とか言っている間に来てくださいました、ありがとう)。

さて、先日、以前の職場の同期女子3人と銀座のルブランでランチをしました。
内訳は、30代前半既婚子持ち(ご主人は長身の爽やかメガネ男子)、30代後半未婚(彼氏いない歴イコール年齢?)、四十路独身のハヤシ。

実は恥ずかしながら、今回の独立に当たり、父が援助をしてくれました。
まあ、母親から父が何か考えているみたいだという事前情報は得ていたので、執務用のテーブルなんかを買ってくれるつもりなのかなとは思っていたのですが・・・
夏に帰省したときに、なんか札束どばんくらいな勢いでのし袋入りの開業祝いをもらい、ビビって帰ってきました。

食事会でその話をしたところ、もうひとりの未婚が「うちの父親は、私が独立するときには1000万円出してやる。嫁に行くときのために貯めといたけど、そっちはもういらないからと言ってるよ~。」(ちなみに彼女は、まだ決して結婚をあきらめているわけではない)。

うちの父は、娘にそういうことを直接言う人ではないのですが、母からそれ用に貯めといたものの一部らしいという話は聞いておりました。

決して自慢話ではありません。

もちろん、そう儲かっていない身であるため、開業資金をどう節約するか頭を悩ませていたわけですから、こののし袋が現実的に非常にありがたい代物であったことは否定しません。

しかし、スポンサーちゅうのは怖いものなのです。
当然、金を出す人は口も出す、干渉したがる・・・

それを煙たいと思う娘。しかし、煙たいとは思うものの、完全に切ってしまうこともできない。
なんせ、今この時点でこういう親というのは、子供の頃から、そりゃもうかわいがってくれた親なわけで、つまり世界で一番自分を肯定してくれていた人なのです。そういう存在を、切ってしまうということは、自分の唯一といってもいいアイデンティテイをなくすことになりかねんのです。

うちのお父ちゃんは、事務所のことに関しては、こうしろああしろとうるさいことは言いません(法律事務所のルールなんかがわからんというのもあるんでしょうが)。
ただ、自分のこだわりについては、やんわりと、しかしながらとても強く、履行するよう求めてくるわけです。
その代表例がテーブル。

ハヤシは、ひとりで事務員もおかずに独立する予定で、そのため、打合用の応接セットは買わず、おおきなダイニングテーブルを買って執務用兼打合用にしてしまおうと思っていました。
上にはパソコン置いたり電話置いたり、記録置いたりなどなど激しく使うため、高価なものはいらんな、IKEAか、そうでなくてもせいぜい5、6万円くらいの・・・と考えていました。

が、父は「初めて買う仕事用の机なんだから、いいものを買った方がいい」と、呪文のように、帰省した私の耳元でささやくのです(そのために、のし袋をくれたようなところもある)。

で、まあ、結局そこそこいいものをご購入と・・・

ワンポイントでこの程度ならかわいいもんです。

笑ってくれてかまいませんが、私、未だに、夜に帰宅したら、その報告を実家にすることを義務づけられております。
そして、うちのお父ちゃんは、私の報告が夜11時30分を過ぎてもないと、寝ていたはずなのにやおら起き出し、熊のごとく家の中をうろうろし始めるのだとか。
「あんたたち、よく寝ていられるな」
「事故にでも遭ったんじゃないのか」
「メールしてみろ」(自分でしろよ!!)
などと、騒ぎだし、母も妹も大迷惑。

東京の夜の11時30分なんて、まだ、ラッシュさながらの時間帯と思っていただいていい状態。
しかも、私は23区内に住んでおり、真夜中過ぎても自宅の周囲にはそこそこの人通りがある。
そんななか、ひとり大騒ぎするお父ちゃん。

ふとスマホを見ると、安眠を妨害された母と妹からのメール着信が嵐のように来まくっている。
「お姉ちゃん、いまどこですか。パパがうるさいのでメールをください。」
「お姉ちゃん、我が家の平和のためにメールくれ!!」
と切実な訴えが書かれている。

最近は、帰宅していないときは途中経過を書いたメールを送ったり、めんどくさくて帰ったことにしたメールを送ったりと、余裕があるときにはある程度の知恵を働かせて対応しているのですが、本当にどうしようもない状態でメールができない時は、我が父ちゃんは、ヨワイ45にもなる娘に、まるで独り立ちして間もない未成年の女の子が羽目外してどうしようもなくなっているような反応になってしまうという・・・

しかし、これ、特別なことではないようでして。
冒頭に登場したもうひとりの未婚女子も毎日の帰宅の報告は義務づけられているとのこと。
しかも・・・親が泊まりに来たときにみんなで気持ちよく寝られるようにするために広い部屋を借りてくれ・・・ということで、家賃補助まで出ている状況。

目くそ鼻くそだとは思うのですが、うちのお父ちゃんの方が、まだましだよなあ・・・などとしみじみ思う・・・
(ま、彼女、一人娘だしねえ・・・)

一方、お母ちゃんはというと、たぶん私は彼女にとって、いまだ一心同体のような思いがあって、真の私という人間ではなく、母にとって「この子はこうであるはず」という思いこみや理想の娘像を私の人格と思い込んでいる節があり、それはそれで、たまにどうしようもなくうざったくなるときがあるのです。

一時期「アダルトチルドレン」なんぞという言葉がはやりましたが、母との関係は、微妙で御しがたいもので、お父ちゃんみたいに笑い飛ばせないところもある分、やっかいといえばやっかいなのです。

とはいえ、これ、しかたない現象なんではないかと、最近達観しつつあります。

小さい頃から成績が良くて、いい子ねいい子ねとほめられて育ち、こっちもほめられると嬉しいもんだから、もっとほめられようと不良もせず、羽目を外しても、親の顔色が変わらない程度にとどめて生きてきた。

で、自立できる最大のイベント「結婚」もこなさずに長いこと来てしまったわけなのですから、娘が「違う価値観に染まる」という覚悟を親ができないまま過ごしてしまったのも無理からぬ話です。

ハヤシの場合、妹もまたヨワイ40にして独女、しかも自宅住まいというゴクツブシ人生を歩んでいるわけですが、彼女の場合、私ほど勉強のできがよくなく、しかもプータローとして生きていた時期も結構長かったので、親の方は程良く期待していない。

私とか、もひとりの未婚とかのように、長女ないし一人っ子で、親のピッカピカな期待を一身に背負い、しかもそれを裏切らずにウン十年も生きてきてしまったそのバチみたいなもんが、今当てられると思うより、これはもう、しょうがないのです。

というわけで、ハヤシの場合、電話一本で日常の平穏をある程度手に入れられるならお安いご用とばかりに「帰宅しました」という報告を軍隊みたいに行っているわけですが、もひとりの未婚は、未だ不平不満を漏らしています。若いねえ。

ハヤシの親も70を越えています。なんだかんだいって、元気に心配してもらっているうちがハナだよな、なんて思うことにしているのであります。

2014年9月1日月曜日

札幌で私が買ったもの「など」。

明けて月曜日でございます。
本日は、新しい事務所で使うパソコンが、午前に届くので、自宅待機を余儀なくされます。
その後、銀行で経費口座にお金を入れたりなど、事務所開設に必要ことをいくつかやって出勤予定。

さて、昨日は、帰省中に新規開拓した飲食店についてお話ししましたが、今回は、買い物中毒ハヤシがアドレナリンが出まくる「帰省」のさなか、何を買ったのかお話ししましょう。

実は、今回のお買い物はかなりおとなしめでした。
10000円弱の半そでのボーダーカットソー(ネイビーとグリーンのボーダーで、胸の誌腰下あたりから切り替えが入ってラウンドした若干3Dのフォルムになっている)。
クリステンセンの定番カットソー、アイボリー。
コムデギャルソン(コムコム)のニットジャケット。

あとは、kiwandaの靴下と、どう考えても自分で巻けないリボン式のブレスレット…(安かったし、かわいかったし、ついつい…失敗すると包帯みたいになります)。

コムコムのジャケットは、数年前のコレクションで一度やった「円」をモチーフにしたもののリバイバル的なもので、着ると後ろがはねて立体的な印象になります。
ボタンを留める位置や数で、正面の印象もかなり変わります。
かなりかわいくて、今シーズン初の秋物として購入。

そして、クリステンセンの定番系というのは、まさに「今でしょ」商品(古い…林先生すらもう言わない…)。
ほしいなと思っているなら、見かけたときに入手しないと、次に買える機会は、極端な話、半年後、1年後になってしまいます。

今回偶然、妹御用達のセレクトショップに行った際に巡り合い、即決購入となりました。
クリステンセンは、よく「こんなカットソーにこのお値段」などと驚かれますが、肌触りの良さは群を抜きすぎていますし(ゆえに肌が弱い人にはかなりおすすめな一品)、一見繊細に見える生地と縫製ですが、実は耐久性が抜群。ガンガンお洗濯しても(当然ネットに入れますけど)、何年経っても、色あせないし型崩れしない。高い値段出して買うだけのことはある一品です。

というわけで、入手したものは少なかったけれど、満足が行くお買い物ができた帰省なのであります。

そして、今回は、古着のワンピースの良さに多少開眼した帰省でもありました。

札幌には、老舗の地元ファッションビル「4丁目プラザ」というのがあります。
私が小学生のころには会った記憶なので(そのころまだ地下に書店があって、そこで本を買った記憶がある)、かれこれ40年近くは札幌大通りの西4丁目の交差点にのさばっているビルです。

ここは、主に若い子向けのチープな洋服を売るお店が歴史的に多かったといえます(一方で、草木染の高齢ナチュラル女子向けの洋服も根強く取り扱っていた)。
私は高校が私服通学だったので、乏しいお小遣いでかわいい洋服を買うために、学生のころは、よく、この4丁目プラザに来ていました。

大人も楽しめるのが、ここの7階ゾーン。「自由市場」です。
自由市場というだけあって、小さく仕切られたスペースに、様々なテナントが入っています。
エレベーター脇にあるチープなアクセサリー屋さんは、もう本当に何十年も変わらず存在していますし、アメカジ系のライターやアクセを売るお店(スキンヘッドに立派なおひげのウエスタンなオジサマ店長もワンセット)もかなり古い。
ほかにも老舗といっていい雑貨屋さんがいくつかあるこのスペース、なぜか、帰省すると行きたくなる。
で、ふらっと覗きに行っちゃうわけです。

最近、古着屋さんがかなり増えました。
東京だと古着屋さんといえば下北沢が有名ですが、何か、一種ブランド化してしまっていて、行きにくい印象があります。
札幌も有名な古着屋はいくつかあったのですが、やっぱり、古着好き御用達、素人には敷居が高いということで、ほとんど覗いたことなし。
が、4丁目プラザの古着スペースは、どこもオープンで、露店を見て回るような感覚で、非常に見やすいのです。

そして、けっこう大人御用達の商品なんかも豊富に揃っていて、楽しめるわけです。フェラガモのハイヒールとか、置いてあったり。

私は、若い子が個性のあるファッションにチャレンジするのに古着を取り入れるというのがいいだろうと思うのですが、古着初心者はワンピースから入るといいのかもな、などと、今回の帰省で思ったのでした。

GW帰省時に、とあるセレクトショップで自分自身が古着のワンピースを買って(ロンドンの1960年代のものとか)、今の時代にはない生地感やデザインに興味を持ったというのもありますが、古い時代の日常着のワンピースというのは、発色がくっきりしていますし、フォルムもセクシーすぎない。ただし、ウエストマークはきちんとしていて、体系はきれいに見える。ジョーゼットもしっかり厚めで耐久性もありそう…という、古着の良さと昔の人の仕事のていねいさ、こだわりを、基本、お手頃な値段で手に入れることができる魅力的なアイテムのように思えるのです。

今回は、じっくり見る時間がなくて試着することができませんでしたが、ワンピース好きでもあるハヤシとしては、この先、自分が納得いく古着のワンピースを、古着屋さんで購入することにチャレンジしたいものだと思いました。

ところで、この自由市場、実は「札幌の文化」そのものの象徴のように、ハヤシは思っています。
開拓という名のもとに過去や家柄を捨ててやってきた人々を祖先に持つ外来の北海道人は、ある意味、こだわりや差別偏見がありません。
(あまりよくないのかもしれませんが)普通の居酒屋と一緒のビルにソープが入居しているすすきのが代表的な例でしょうか。

この自由市場、若い子のお店も、老舗のお店も平等に軒を連ね、お店の人どうしが立ち話している様子も見かけます。

入居しているお店も全く統一感ないし。

というわけで、通り一遍の観光地に飽きた方には、ちょっと覗いてほしい地元のスペースなのでありました。