2014年12月29日月曜日
茫然自失。引退したのはマッチーだった…
宮原知子ちゃん優勝の感動が吹っ飛んで行ってしまうくらいの衝撃でした(今日の演技は、ノーミスの最高レベルの演技でした)。
あまりにも突然。
そして、なんという変な時季!!!
世界選手権出てから引退でもいいだろ~、まっちー(町田君)!!!
多くの人が知っていると思いますが、町田樹くんは、全日本フィギュアの後、世界選手権のメンバーに選出され、その発表時に全日本限りでの引退と世界選手権出場辞退を、発表したのです…
なんでも4月から早稲田の大学院に行くそうで、ひそかに入試を受けていたんだとか。
で、スケートアメリカのショートプログラムの日に合格発表。
選手引退後の「セカンドキャリア」の形成に彼はどうも悩んでいたそうで、で、研究者の道を志すことを心に決めたんだそうです。
どうもまだ関大の学生のようなので、年齢から考えて留年あるいは休学をして卒業を来年3月にずらしたのだと思われます。オリンピックと卒業がかぶるので、そうしたんでしょう。
そして、その間、自分の今後を考えていたのでしょう。
28日の朝に決めた、とマッチーは言っていましたが、それは最終決断をしたのが28日の朝だったということであって、「今シーズンで幕引き」ということは、シーズン当初から胸の内にあったんじゃないのかな、と思わずにはいられません。しかも、年末のこの全日本で幕引きということが頭にあったんじゃないのかと。
だって、そうじゃないと、第九なんて選ばないでしょう。
オリンピックの翌年に、あんなにきつくて、「これでオリンピック戦ってもおかしくない」なんてプログラム、出してこないでしょう。
「今年、日本の皆さんにプログラムを見せられるのは全日本だけ」なんて、やたら全日本を意識した発言。
ショートが終わった後の涙、リンクへの一礼。
グダグダだったにもかかわらず、フリーで「悔いはない」と言い切ったこと。
今にして思えば、町田樹くんという人は、シーズン初めから、12月下旬の幕引きまでを、着々と、そして丁寧に丁寧に進んできたとしか考えられません。
ただ、心の中でひそかに思っていただけだったので、私たちから見ればあまりに突然だったという、それだけのことなのです、きっと。
ハヤシは、寂しくて寂しくて、なりません。
ピュアで、抒情的で激しくて、美しい、ため息が出るようなマッチーのプログラムをもう競技の世界で見れないなんて(アイスショーにはたまに出るらしい)。
しかも、突然、幕が切られたわけですから。この戸惑い、しばらく続いてしまいそうです。
何かともてはやされている羽生君の演技ですが、ハヤシは、正直好きになれません。
彼の演技には、「こうすれば受ける」「点が取れる」というさもしさがあふれているから。
マッチーの演技には、大輔の演技と同様、「自分の世界を表現すればそれでいい。点数は後からついてくる」という潔さ、自分の世界に向き合う真摯さを感じます。
大輔引退後、町田くんががんばってくれることによって、そういう潔さをもうしばらく見られると思っていたのに…
しかし。
引退発表後、プレス向けに彼が読み上げた原稿をネットで見たのですが、そこには、「自分はどうやって生きていこう」と悩み苦しんできた町田君の姿がにじみ出ていて、私は、正直なところ、とても共感しました。
スケート選手と言えば、コーチになるか、振付師になるか、バイトしながらショーで滑るスケーターになるかという選択肢しか、ほとんどない。
町田君ほどの選手になれば、プロとしてショーに出る傍ら、コーチや振付師で、引退後はそこそこ稼ぐことができたはずです。
しかし、彼は、それを良しとしなかった。そういう既定路線に乗ることができず、結局乗らなかった。そして、「研究者」という道にたどり着いたわけです。
そういう不器用さ、単純にすごく好きです。
多くの人にとって、共感できる部分じゃないのかなと思います。
今の自分に疑問を持つ。この先の自分はどうあるべきなのか、どうありたいのか。
世間から見て成功者だろうが何だろうが、そんなことは関係ないのです。
町田樹という男子は、一見ナルシストで不思議な男の子ですが、その実は、とてもナイーブで不器用で、一生懸命生きている尊敬に値すべき男性だったわけです。
フィギュアスケートは、その人の生きざまのすべてがでるスポーツと言われています。
あのもがき苦しむ第九は、まさにマッチーの人生そのもの、のプログラムのような気がします。
そして、それを今シーズン選んだというあたりに、やっぱりマッチーはシーズン当初から今シーズンでの幕引きを考えていたんじゃないかと思わせます。
うーん、寂しいなあ、ショックだなあ。
でも、ハヤシは、ほんの短い間だったけど、今までの日本男子が決して見せてくれなかったオンリーワンのプログラムを踊ってくれたあなたを一生忘れません。
いつの日か素敵な研究者になって、再び私たちの目の前に現れてほしい。そう思います。
ただ…
世界選手権の枠取りは、非常に心配です。
羽生・無良・小塚の3人で、3枠キープできるのかな…
女子はおそらく2枠に減らすだろう、男子は大丈夫と思っていただけに…
計算が違ったよ…
しばらくは、ユーチューブで、マッチーの第九を堪能して、心の穴を埋めることにいたします…
年内の更新はこれで最後になりそうです。
気づけば、始めてから3回目のお正月です。
今年もずいぶん独り言ちました。
来年もどしどし独り言ちます。
みなさん、良いお年を。
2014年12月28日日曜日
村上佳菜子は引退しなくちゃいけないかもしれない。
26日の夜、予定よりやや遅れて午後8時ころ実家にたどり着きました。
その後は、全日本選手権男子ショートプログラムを堪能。
どうやら、仕事関係の皆さんの飲み会があったようで、暗に来いといわんばかりのメールが来たのですが、いわゆる飲みで仕事のつながりを、みたいな世界は個人的には好きではなく、やんわり、さりげなーく無視(というか、大勢の飲み会、好きじゃないんですよね、ハヤシ)。
本日は引き続き、女子ショートと男子フリーを観戦しておりました。
日本の男子選手は、今、群雄割拠の状況で、髙橋大輔引退後も非常に楽しめます(今日のフリーは、ちょっと残念な結果でしたが、個人的に…)。
が、しかし。
女子は、村上佳菜子がいまいちシーズン序盤、パッとせず、宮原知子ちゃんとか本郷理華ちゃんは、日本のトップ選手ではあるけれど、まだまだ、「この子に任せて大丈夫」というほどのオーラは出ていない、ということで、今年の全日本女子シングル、どうなるんやろ、と、去年までとは別な意味での興味をもっていたのでありました。
スケートオタ(そうじゃなくても)なら当然みなさんご存知でしょうが、フジの放送は、基本生中継ではありません(今日は男子のフリーは生でしたが)。
ヤフーの速報で、テレビより前に結果を知ることができます。
私は、テレビの中継を見る前に、村上佳菜子が9位でショートプログラムを終えたということを知ってしまいました。しかも、点数は、採点甘々の全日本で57点代前半という信じられない点数(注:今年は採点が辛かったらしい)。
さらに、転倒など大きなミスはなく、演技直後は佳菜子ちゃん自身、会心の笑みを浮かべていたらしいと…
おー、こりゃこりゃ非常に興味をそそられる、と思い、テレビ観戦に臨みました。
はっきり言いましょう。
正直、57点は、ちょっと厳しいかなあと思いました。
が、しかし、60点台に乗るような演技ではなかった。
まず、3つあるジャンプのうち、1つ目と2つ目が回転不足をとられたとのことですが、素人目に見ても1つ目のコンビネーションジャンプについては、回転不足であることがわかりました。
2つ目のトリプルフリップについては、回転不足とは思わなかったけど、入りのスピードは非常に遅かった。
さらに、スピンでふらつき、ステップもしょぼい(エッジが浅い。きちんとステップを踏めていない)。レベルがきちんと取れていないでしょう。全体的にスピードなかったし。
一見大きなミスはなかったし、クリスティーナに感情移入していて、まあ、演技自体はできていたかなあという感じだったので、会場はスタンディングオベーション。佳菜子ちゃんの表情も「会心の出来でした~」。
で、キス&クライで点数が出たのを見て、凍り付いていたわけです。
おそらく会場では、細かいところまで見えないので、一見ノーミスで「オペラ座」みたいな劇的な曲だと、なんか雰囲気的に盛り上がっちゃうのだと思うのです。
が、テレビで見た感じ、はっきり言って、彼女の演技「ダメダメ」でした。
あれで、よくできたと自分で思っていたのだとしたら、明らかに感覚がずれている。
そして、村上佳菜子の場合、このパターンがもう先シーズンあたりから続いていて、今年は、さらにひどくなっているように見受けられます。
だって、グランプリシリーズの時にも、ショートが終わった後「もうちょっと出ると思っていた」みたいなコメント出してましたからね。
村上佳菜子に関していえば、シニアデビュー時こそは、国際審判の評価も高かったけれど、それは、世界ジュニアで優勝して鳴り物入りでシニア参戦したからであって、その後の評価は落ちる一方。
本当は、オリンピックだって、宮原知子ちゃんが出たほうがよかったんじゃないかと思うくらい。
しかし、村上佳菜子は、おそらく、「自分の何がいけないのか」ということについて、おそらく根本的に理解できていないのです。例えば、ジャンプのずれ、であるとか、ステップを踏む感覚であるとか、分析できていないままズルズルズルズル来てしまって、深い深い迷宮に入り込んでしまっている。
そして、私が最も気になるのは、技術的な進歩がそもそも見られない、ということなのです。
女子の場合、もっとも点数を稼げる技は、コンビネーションジャンプ。3回転3回転の連続ジャンプを跳ぶことは、もはやトップ選手にとっては、最低条件です。
村上佳菜子の連続ジャンプの持ち技は、トリプルトゥループ×2です。
トゥループは、6つのジャンプのうち、一番簡単で基礎点が低いもの。つまり、一番簡単なのを2回繰り返すだけ、なのです。
そして、これ、シニアに上がった時からやっているもので、その後、それ以上難しいものやっていないんですよね…
かつてキム・ヨナの専売特許だったトリプルルッツ・トリプルトゥループは、最初のルッツジャンプがアクセルの次に難しいジャンプで、非常に高得点を稼げました。
が、しかし、いまやロシアの女子選手は、私が知る限り3人はこれ飛べるし、宮原さんも飛べます。
確か、ゴールドも飛べたんじゃないのかな。
ここまで飛べなくても、最初のジャンプを1個簡単なフリップジャンプにしたコンビネーションであれば、アメリカのワグナーが飛べます。
実は、話題になった13歳の樋口新葉ちゃんも、今日これを跳んでいました。
ちなみに、真央ちゃんは、その後飛ぶのに苦労するようになりましたが、17歳くらいまでは、トリプルフリップ・トリプルループという2つ目のジャンプがトゥループより1つ難しいのを跳んでいました(ソチシーズンにまた取り入れるようになった)。
そして、ソチ金メダリストのソトコニコワは、ルッツ・ループというジャンプが飛べます。現役で最高に難しいコンビネーションです、現在。
世界はここまで進歩しているのに、村上佳菜子は、いまだに簡単なジャンプ×2しか飛べない。しかも、それですら回転不足をとられる始末、なのです。
そのことに村上ちゃんは、気づいてないんじゃないのか、今日のあの表情。
まあ、まだ若いんで、彼女。今シーズン終了時にじっくり考えて、時間かけてすべて修正していく、ということも可能であるようには思えます。
でも、ごめん。これ、偏見なんですが、佳菜子ちゃん、そういう我慢強さと賢さがあるように、見えないんだ、ワタシ。
全日本ていうのは、魔物が住んでいるところで、いままでも大どんでん返しが多々起きてきた大会でした。
9位とはいえ、実は4位以降は58点台から57点台に入っていて、しかも、ジュニアの子も確か含まれているので、後半体力勝負になるフリープログラムでは、佳菜子ちゃんが有利な状況にあるとも言えます。
そして、3位の新葉ちゃんとの点差も7点差くらい。今のルールならミス1つで7点くらい簡単に変わってしまいます。
そういう意味では、佳菜子ちゃんが見事に1日で修正をかけて、明日パーフェクトな演技をすれば3位以内に入って世界選手権に出られる、という結末になる可能性もなくはありません。
そういう結末になれば、一気に不振から脱出できるかもしれん。
しかし…さっきも書いたけど、この可能性どうなのかなあ、正直。
で、悪いけど、今回表彰台に乗れずに終わったのなら、佳菜子ちゃん、本気で引退考えなくちゃいけないような気がする。
だって、佳菜子ちゃんに生じている「ずれ」は、たぶん、もう埋められないように思うから。
20歳そこそこの女の子に対して、こんな辛口コメントするのは、おばさんも正直つらいな、ひどいなーと思ったりすんだけど…なんですか、「この子の行く末楽しみ!!」という、選手としてのキラキラオーラが、ないもんなあ、佳菜子ちゃん。
グランプリファイナルに繰り上げ出場できた本郷さんなんかは、ラッキーを身にまとっているせいもあるけど、大きく優雅で自信もって演技できて来て、オーラがわいてきているもの。
宮原さんも、本郷さんとはまた違うけど、昨年の地味~な雰囲気から、一歩シニアっぽい大人の雰囲気に近づいてる感じがあふれているし。
本郷さんには、演技の華やかさ・大きさという武器が、宮原さんには、技術に正確さという武器が、それぞれあるけど、佳菜子ちゃんには、どちらもないですからねえ。
正直、表彰台を逃して世界選手権の出場も逃すという結果になったら、早めに第二の人生にかじを切ったほうが、佳菜子ちゃんにとってもいいんじゃないか、ホントと思っています。
明日、日本の女子フィギュア選手の中で、一番の大注目は「村上佳菜子はどうなるのか、どうするのか」という問題です。
無事表彰台に乗って世界選手権に行くのか。
それとも、表彰台に及ばず、格下の四大陸選手権の出場権は得るものの、引退を受け入れるのか。
個人的には、どちらかの結論になるような気がします。
女子の場合、男子よりも明らかに世界選手権の出場枠3枠をキープするために優秀な選手をしっかりチョイスすべきニーズが高いのです(注:知らない人のために言うと、1年後の世界選手権のくにごとの選手数割当は、前年の世界選手権におけるその国の出場選手の順位の合計額に寄ります)。
ですから、連盟としても、過去の実績とかネームバリュー的なところで、簡単に村上、とも決められないのです。
佳菜子ちゃん、ホントにちゃんとやんないと、アウトだと思います。今年全然結果出ていないし。
そんなわけで、明日の全日本女子フィギュアは、村上佳菜子という女の子の人生と今後も世界選手権で日本は3枠をキープできるかという、この2つが、それはそれは重要なテーマになりそうだ、などと勝手に思ったのでありました。
2014年12月20日土曜日
師走のある週末の独身四十路女。
昼間はそうでもありませんでしたが、夕方くらいから、雨がじゃんじゃん降りだしてきました。
そんななか、ハヤシはお買い物です。
今日予定していた行程は、表参道→東京駅→秋葉原、でした。
表参道の用事は、表参道ヒルズのillian robeにニットを見に行くことと、QUICOで買うでもなく雑貨を見るということ。
東京駅の主な用事は、妹に頼まれていた母のクリスマスプレゼントとお土産用のかりんとう、厳選数十枚出す予定の年賀状を買いに行くこと。
秋葉原では、中古のiPad mini2を物色しようと思っていました。
がしかし、出かける直前、私は表参道に行くなら、プチバトーでTシャツを買ってきてくれという妹の指令のため、まず、ヒルズと反対サイドの通りに出ました。
その通りには(ビルの名前は覚えちゃいないが)、私が愛するコムでギャルソンが入ったビルが…(マルジェラとかも入っているあのビル)。
で、プチバトーでの指令を終えた後、私は、ついついそのビルの中に…
ここのギャルソンは、他店にはないインポートがあってその中でも私は、eggというイギリスのブランドが好きでして…
が、egg=高いということで、最近はとんと買っていなかったのですが…わりに手頃で超かわいいワンピースを見つけてしまい、しかもそれが今日履いていたデニムの上に着るとむちゃくちゃかわいいという代物で…お買い上げ…
そして、カードはなるべき切りたくなかったので、現金で買ってしまいました…
そのため、もうニットなんぞ、QUICOなんぞと言っていられなくなり、私はそそくさと東京駅方面に向かったのでした。
そこで、母のプレゼント用のカンペールのスニーカー(父と妹と一緒にあげるので、帰省したら代金は回収です)、お土産用の麻生かりんとう2缶を購入しました。
この時点で、手に大きな袋を3つ抱えて傘を持つことに…かりんとうは、出かけるときにかけていった斜め掛け鞄に入れることに。
時間は、午後4時半を過ぎたところ。
ハヤシ、お腹がすきました。
荷物もいっぱいで疲れました。
東京駅からは京浜東北か山手線で秋葉原に出て、歩いて帰るのが一番らく。
まあ、12,3分も歩けば自宅です。まっすぐ行けばね。
しかし…最近そういえば、万世橋のマーチエキュートのフクモリに行ってないなあ…ケーキとお茶していきたいなあ…うーん、雨降ってるし、荷物重いし、めんどくさいなあ…でも行きたいなあ…と思い…結局誘惑に負けて行ってしまいました…
それが、メシのブログの写真です。
フクモリを出ると、表はザンザン降り。
まっすぐ帰ろうとも思ったのですが、夕食作るのに葉物の食材がほしい。
でも、こういうのさすがにセブンイレブンでは手に入らん…
ということで、スーパーにもよってしまい、さらに荷物は増える。
結局、左手に袋四つ、右手に傘、といういでたちで歩かざるを得ず、帰宅すると、雨まみれ、みたいな感じになったのでした。
今も玄関にコートとストール、バッグを干している状況です。
そうそう。フクモリを出た後、よせばいいのに、スーパーに入る前、秋葉原のソフマップとじゃんぱらに寄ったのでした。
というのは、今手元にあるacerのWindowsタブレットを売って、中古でiPad mini2でも買おうかと思っていて、査定を店頭でやってるかとか、iPad miniの品ぞろえや価格がどうなっているか見ておきたかったのです。
あのあたりの中古の電気屋って、楽しいですねえ…
普通にヨドバシとかビックカメラとか覗くより、全然楽しいっす。
何がそんなに楽しいのか、ちょっとよくわかってないのですが、なんというか、その時その時によって同じものでも値段が違うのも楽しいし、ちょっとレトロなのも楽しいし、同じ種類でも品物のクオリティが均一じゃなくて、どれが一番いいんだろうと悩むのが楽しいんでしょうね。
カメラも楽しかったのです。ジャンク品好きの人の気持ちが、ちょっとわかるかも。
タブレットとかスマホとかPCって、なんだか新品買うのがあほらしくなってくるような…そんな気すらします。
というわけで、師走のクリスマス前の週末、雨の中、大荷物しょってずぶぬれになりながら東京を歩き回る独身四十路がはた目から見るとどんなふうに映っていたのかわかりませんが、自由に、楽しい1日だったことは間違いありません。
で、この後テレビ東京で大輔と真央ちゃんが出るというので、急いで風呂に入ろうと思うハヤシ、なのでした。
シーユー!!
2014年12月15日月曜日
町田君に見たフィギュアスケートの真髄
直前になって、自民党単独で3分の2行くんじゃないかという驚愕の情報が流れましたが、ふたを開けてみると、公明党も含めた与党で3分の2は行ったものの、自民党単独だと現状維持か、ひょっとすると若干減らすかも状態。
要は、投票率が低かった分組織票が固い公明党が伸びちゃっただけという結果だったわけです。
アベノミクスが続いていくのかと思うとウーンだけど、憲法改正→アメ公にくっついて戦争参加という最悪のパターンだけは当面回避できたかもしれず、ほんのちょっとだけほっとしたハヤシなのでした。
さて、テレ朝は、選挙ステーションの前にグランプリファイナルの男女シングルのフリーをきちんと放送してくれました。
そして、選挙ステーションがほぼ20時から、開始時間を早めすぎると視聴率が悪くなるというプレッシャーのおかげで、2時間20分というコンパクトな時間に編集してくれたため、無駄なものを見せられることもなく、試合をきちんと堪能することができました。
まあ、試合結果自体は、羽生ちゃんの圧勝でした。
つまんね~。
いや、羽生ちゃんはうまくなった。スケーティングの技術もべらぼうに上がったし、表現力もついた。地位が人を作る、という言葉がありますが、オリンピックチャンピオンになったせいか、風格が出てきて、緩急のある指先まで行き届いた演技ができるようになりました。
が、しかし…フリー後のキス&クライでのあのはしゃぎっぷり…自分の何が人気のもとなのか計算ずくで見え見えなんだよなあ…
選手として凄くても、いまいち好きになれない羽生ちゃん、だったりするのです。
ま、それはさておき。
羽生ちゃんはうまかった。優勝は当然。
が、感動はしなかった。きれいだけど、鬼気迫るものを感じなかったから。
私は、今日、町田君の演技を見て、目頭が熱くなりました。
体調が悪かったという言葉通り、ジャンプにキレがありませんでした。
何回も何回も転んだ。
しかし…いや、だからこそかな?あの第九の真の良さが見えた気がしたのでした。
町田君は、ミスが続いても、懸命にプログラムの世界観を表現しようと滑り続けました。
そして、あの第九のプログラムは素人目にもわかるくらい、過酷なプログラムです。休んでいるところが一個もありません。
もがき苦しみながら舞い続ける姿は、耳が聞こえない苦しみのなか、曲を作りづけたベートーベンの壮絶な苦しみを思わせました。
ベストコンディションでなかったからこそ、町田君が目指した第九の世界を表現できたんじゃないのか…そんな気持ちにすらさせられました。
なんだろう…すごく、よかったです。
そして、ハヤシは確信してしまいました。これこそが、フィギュアスケートの真髄なのだと。
思えば、ソチオリンピック。
高橋大輔は、ろくにジャンプが飛べませんでした。
なのに、圧倒的な表現力とステップワークで、見る者をうっとりさせました。
あの微笑みをたたえた表情は、まさに、あのビートルズメドレーのコンセプトを表したもので、ハヤシ、真夜中に一人、号泣してましたもん…
完璧に滑ることだけが能じゃないのです。
たとえミスがあっても、連発しても、滑る姿をさらすのがフィギュアスケートなのです。
それでも、見る人を感動させられるのがフィギュアスケートなのです。
つまり、自分の生きざまが表現できて、初めてフィギュアスケートなのです。
町田君の今日の姿を見て、彼は、大輔と並ぶ、真のフィギュアスケーターなんだなあと感じました。
羽生ちゃんは、コーチの方針もあるんだろうけど、「勝つ(=金を得る)」ことに主眼を置いてやっている分、そういう、ピュアな部分が見えないというか、あざとさが匂って来るんだろうなと思うのです。
思えば、ジョニ子もそういう意味では真のフィギュアスケーターだったんだろうなあ。
ランビエールもそうだったんだろうなあ。
とはいえ、やはりミスなく完璧に終わり、リンクを去るまでうっとり自分ワールドに浸っている町田君も見たいので、全日本までには体の調子治してね、という感じです。
さて、今シーズンの町田君のプログラム。実は、ショートプログラムも結構好きなハヤシです。
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」…ロマンチックな曲調で、もう、雰囲気は、悲恋悲恋悲恋…
悲恋を生きる男性を、ものすごーくドラマチックに踊る町田君。その世界観は、なんですか、往年の少女漫画、ベルばら的な感じで、あれを恥ずかしげもなく今の時代にやっちゃうところが、なんかすごいなーという。
最後の決めポーズなんて、もう、池田理代子ワールドそのものですよ。後ろから突然真っ赤なバラ100本くらい生えてきても驚かないレベル。
昭和の時代の少女漫画に慣れている四十路女としては、(町田君そのものではなく)あの決めポーズにキュンとなるのでした。
2014年12月14日日曜日
ハヤシのヨドバシカメラ。
2014年12月7日日曜日
ぐぐたすでお友達を増やそう大作戦。
出張から帰って、自宅でゆっくり、つかの間の休日、ハヤシです。
今日はなんだか冷えますなあ…私の嫌いな東京の冬、全開という感じです。
思えば、東京の季節で好きなのって、花粉が終わって梅雨に入る前の5月から6月初旬くらいまでと、9月から11月の頭くらいまででしょうか。うー、短いなあ。
札幌だと雪解けの3月中旬から下旬、雪降り始めの10月下旬から11月中旬くらい、とごくごく限定されているのに…
さて、最近、ぐぐたすでいろんなコミュニティに参加し始めて、そこでお会いした方をバシンバシン、フォローさせてもらっております。
手始めは、水曜どうでしょう。あと、ちょっと法律家のふりをして、著作権・知的財産権、フリーランス(一応フリーランスに入ると思って)に加入しました。
今日は、さらに、北海道とからす会に加入。
なんだろう…今、なんとなく人とつながりたい気分、なのかもしれません。
それも、「同質的」でない人たちと。
この場合、「同質的」というのは、同業者及びそれと類する人々、おんなじ学校を出てきた人々などなど、結構大きな幅でルーツや現在の立ち位置を共通としている人、を指しております。
いや、何も今に始まったことではないのです。
とりあえず同業者以外の人と知り合いになりたいなあという気持ちは、今までも多少あったわけで。
それで、たまに仕事が暇になったりすると、お花の教室にでも行こうかなあとか、いろいろ考えたりするのですが…
実は、もともと人見知りの性格。知らない人の中に囲まれるのは、結構苦手だったりします。
そんなわけで、仕事以外は、ひとりでショッピングや美術館に行ったりして過ごすことが多く、そのため、同質的な人以外と知り合う機会もなく、どんどんどんどん世界が狭まっているのを、自分自身、ひしひしと感じておりました。
さらに、職業病っぽいところもあるのでしょうが、氏素性が分からん人とつながる、ということに対して、とってもとっても慎重なところがありました。
そんなわけで、ぐぐたすなんて、自分でブログやっているのに、自分からサークルに入れている人はごくごくわずか、という状況が非常に長く続いておりました。
その気持ちが、なんだか、ここ最近急速に弱まっているのが自分でもよくわかります。
が、その原因がわかるようなわからんような(突き詰めて考えようとするところがオタクっぽいですなあ)。
まず、本名でやってるFBに手詰まり感というか閉塞感を感じているような気がします。
FBは、本名じゃないと登録できないという一応の建前になっています。ブロックしたい人もわりに簡単にブロックできる。
SNSの中では相対的に安全性・安心感は高いと思われます。
が、そうなるとつながるのは、同質的な人々のみ。
そして、私の場合、8割は同業者。
そうすると、自由な発言が憚られることがあるわけです。
ここはうまく言えないけど、この感覚、わかってくれる人、少なくないんじゃないのかなあ。
気にしないで言いたいこと言えばいいのかもしれませんけど、うちの業界、ほかの業界と同様、広そうで狭い。
アホ発言の1つでも流出してしまうと、私という弁護士の価値自体がずどんと落ちてしまう、しかも、今でもそうそう高い位置にいるわけでもないのに、そんなことになってしまったら、業界で干されるぜ、というそこはかとない恐怖心と実は隣りあわせだったりしています(私のこと知ってる人は、うそだろ、と思うかもしれないけど、これでも結構気を遣っているわけだ)。
匿名性の高いSNSは、発信する側が無責任になりやすくて、その分恐ろしいことが起こりうる…という刷り込みが激しかったのですが…投稿やコメントを見て、気が付くことがいくつかありました。
どんなコメントを返してくれるのか、どんな投稿をしている人なのか、ということを見て、フォローするかどうか決めれば、それほど怖がる必要はないということ。
匿名性はリスクもあるけど、反面得るものもある。
つまり、いろんなコミュニティに気軽に加わることができる。
いろんな人から、自分が知らない世界を見せてもらえる。
そして、ぐぐたすの、少なくとも私が入っているコミュニティは、嗜好性が顕著なせいか、誹謗中傷合戦になることはまずない…みなさん、反応がフレンドリーで若干オタク的で、とても居心地がよい。
もちろん、弁護士としてはボディがら空きではいけませんので、最低限のリスク管理はしていかねば、と思うておるわけですが、自分のイメージよりもやや緩めに、いろんな人々とつながっていいのかなあと肯定的な気持ちになれました。
ここのお友達、リアル友じゃないわけで、そんな友達増やしたって不毛じゃないの?なんていう気持ちも心の片隅にないでもない。
が、しかし、リアルな知り合いでも何十年も会ってない人なんて、もはや、その中身についてはリアルに知りえないわけですし、会ったことあるからといって、その人の本質はわかるわけでもない。
思いもよらぬトラブルが発生することだって、リアル・非リアル、両方ありうるわけですから。
そんなわけで、リスク管理の本質というのは、相手がリアルだろうが非リアルだろうがおんなじなんだろうといことに気付いたところで、今まであまり楽しめていなかった、ぐぐたすライフを、今後はもうちょっと楽しんでいこうかな、と思うちょります。
女子力とやらについて、誰か教えてくれ。
今週は3日夜から本日まで大阪出張。
できれば3日、大阪のホテルに着いたら一度投稿しようと思っていたのですが、アクシデントに次ぐアクシデントで、大阪入りが殊の外遅くなり・・・
本日はおそらくバテバテで投稿する元気はないだろうと踏んでいたのですが、今回の出張、思っていたより体力を消耗しておらず、何とか一本書けるくらいの体力が残っていました。
さて、ハヤシが週末に時折行く出張というのは、弁護士業界の研修の講師の仕事でして、今回は日弁連あげての割と大きい規模の研修に駆り出されたのであります。
昨日は懇親会でした(そのお店の看板写真がメシのほうのブログにアップされてます。くしくも先週日帰り出張した時の懇親会と同じ店。リーズナブルでおいしくてさすが大阪!のいいお店です、はい)。講師も研修の受講者もほぼ一堂に会しての会食の席。
私のテーブルは、微妙に女子会っぽい席。そろったメンバーは…
36歳女子独身
48歳女子独身(しかも後輩…OL経験あり、の方ですが)
30歳女子独身
でした。
そして、私も含め、どうやら全員彼氏がいない4名です…(そして48歳はワタクシ同様、フィギュアオタ)。
はっきり言いましょう。
36歳は、一見さわやか系の美人です。スタイルもよい。
48歳は特別美人ではないけど、おしゃれな人。年よりは断然若く見えるし、身ぎれいにしています。
30歳は、一見セクシー系の美人です。ポンギュッポンのうらやましいナイスバディだし。
なのに、なぜだ…どうして誰も彼氏がいないのだ…
私や48歳はもうあきらめなければならないかもしれないにせよ、36歳と30歳なんて、まだまだブイブイ言わせていいはず。しかも美人なのに…
このあまりの惨状に、48歳が、間違ってこの女子会席に座ってしまった60代の?大ベテラン、神レベルの男性先輩弁護士に「どうやったら女子力上がるんでしょう」と聞いたところ、「怖くて言えへんわ」と一刀両断にされました。
そう。
ここなのです。
こんな人に「女子力」なんて聞いちゃうあたりに、すでに女子力のなさがプンプン漂っているわけです。
というか、そもそも女子力って、なんなのよ、ということすら、おそらく誰もわかっていない…今、ウィキしてみたけど、なんか本質的なことが何も書いてないし…
まあ、要は「男にモテる力」ってことなんでしょうかね?
そういうことでいうと、おそらく、そんなことを自分の人生の優先順位の第一位に掲げている人間は、おそらくこの4人の中にいなかったでしょうし、そもそも「男にモテるためにはどうすればいいか」
ということを考える力自体が、自分の含め、みんなないんだろうと、懇親会の会話が如実に物語っているのでした。
例えば。
36歳女子は、どうも私のことを気に行ってくださっていたようで(以前から知っていることは知っていた人。ゆっくり話したのは機能が初めてですが)、
「先生のファッションセンス、好きなんです。どこの洋服が多いんですか?」
「先生がモテないなんて嘘です!!だって、そんなにお肌きれいでおしゃれなのに!!」
「(ギャルソンが好きな女は男にモテないんだよ、というと)え~、うそ~、だって今日の服装、セクシーじゃないですか~(注:スカート部分がちょっとタイトなワンピースを着ていた。が、案の定真っ黒けさ)」
「今度、恋バナしましょ~!!」
つまり、この子の場合、男っ気全くなしの私に女子力を感じているあたりが致命的にずれているわけなのであります。
言われて悪い気がしないので、「あ、ありがとうね!!」とか言っておきましたが、私と恋バナしたって、何の参考にもならんぞ、おまえさん…
そして、30歳女子のほうは、もっと凄かった…
大阪は、今中国人や韓国人の観光客がかなり来ているらしく、非常にホテルがとりにくい状態なんだそうで、ぎりぎりにホテルの予約をした彼女、なんとかわいそうなことに3泊とも宿が別々という状況でした。
で、昨日のお宿が私のお宿の近く。しかも懇親会会場からごく近いということで、私が連れて行ってあげるよという話をしていました。
が、彼女、突如「〆のラーメンが食べたい」と言い出しました。
ちなみに懇親会では結構な鍋料理が出て、〆はラーメン。
彼女の提案、乗る人ゼロ(当然、ハヤシも乗らない。というか、別にラーメン好きじゃないし)。
「しかたないから、ホテルは言ってからカップラーメンでも食べます~」とあきらめたようでした。
私は、無事彼女を送り届けた後、ちょっとホテルでゆっくりしたいなと思い、ホテル近くのセブンイレブンで、コーヒーとハーゲンダッツのストロベリーアイスを買って帰りました。
「夜の9時半にこんなものをぺろりと食べるようではあかん」と若干のうしろめたさを感じながら、至福の時を楽しんだのでありました(これもメシのブログに写真あり)。
明けて今日。
研修会場の講師控えで彼女に会いました。
なんと、昨日ホテルに入った後、「せっかく大阪に来たんだからもう少し飲みたいなあ」と思って再び表に出て、飲み屋で酒飲みながら焼きそば食べた後、タクシーの運転手さんに「おいしいラーメン屋さんに連れて行ってください」と頼んだところまでは覚えているんだそうで。
ラーメン食べたのは覚えてないけど、たぶん食べたんだろなあと。
ええええええええええええ!!!!(心の声)
この話、一緒に聞いていた人間がもう一人いましたが(イケメン男子。年のころからすると本当は彼女におススメしたいのですが、残念ながら既婚です)、二人そろって声が出ませんでした。
ちなみに、クラシックバレエ経験者の彼女、懇親会(つまり一次会ですな)の席で、一緒にバレエをやろうと私を誘っていたのも記憶の彼方なんだとか。
女子力どころじゃない、オヤジ力大爆発です。
もちろん、美人に対して「オヤジ」というのは、気取りがないフランクな人ね、という褒め言葉でもあったりするのだろうが…これ、真正のオヤジ、です。
まあ、それでも、若気の至りで美人の彼女が、こんな無茶やらかしちゃうところに私なんぞはかわいさを感じたりしないのでもないのですが…
いや、それでもいいという男子が多数あらわれるとしたら、私もう、女子力って何なのか、本当に皆目見当がつかなくなります。
今更、そんなものに振り回されてる人生でもないんだけど、この「女子力」というワード、なぞは深まるばかりです。
旬を過ぎたワードではあるが、なんか定番的に定着しちゃった感もありつつ。
だから知りたい。
女子力って何なんだ。女子力あるってどういうことなんだ。
手遅れかもしれないけど、知識としてだけでも、欲しいかもしれないっす。
2014年12月1日月曜日
メシのブログについて。
アドレナリンでまくっています。明日は、急遽朝イチで検察庁に行かねばならんというのに、また、NHK杯の男子フリーの録画観てますよ…
さて、結局この週末3本目の投稿になっているわけですが…これから書こうと思っているのは、実は金曜日の内容証明ネタの際に本当は書こうと思っていたものです。
他のSNSに比べて、ぐぐたすの投稿って、圧倒的に写真が多いですよね(最近だとインスタグラムもそうだけど)。
それも、プロの方の気合が入った写真が多い。
そんな中で、ひとり、延々とその日のメシやおやつ、お茶の写真を載せ続ける、ハヤシの例のブログ。この空気感の違い、すごすぎます。
実は、このブログ、今年の末に年越しそばの写真でもアップしたら、そこで閉じようか、と思っていました。つい3週間くらい前のことです。
理由は、単純にPV数が伸びないというのと、あと、写真を取り逃すことが結構続いた、ということにあります(たぶん、とり逃してるからPV数伸びなかったんだろうと思いました)。
ただ、写真自体がつまんなくなったのかというとそういうわけではなくて、なんかちょっと知り合いのプロのカメラマンの写真を見て(今にして思えばとんでもない勘違いなんですが)「こんなんだったらあたしでも撮れるんじゃないか?」などと思い、発作的に風景を撮り始めたりしてたわけです。
で、これが評判良ければ「ハヤシ、景色を撮る」みたいなブログにシフトしようかと思っていました。
が、こんな手前味噌なプランは、瞬時に木っ端みじんにされました。
実は、かねてより、ハヤシは妹から「お姉ちゃんは食い物の写真だけはうまい」と言われておりました。
この妹、実は10年くらい前にカメラを習っていたことがあり、デジタルだけど一眼の持ち主。以前勤めていた会社の広告用スチール写真なんかも手掛けていたことがありました。
最近、さすがに一眼は使っていないけど、まあ、花の写真なんかとらせたら、やっぱり、構図や立体感が、全然あっしとは違う。
その妹から唯一褒められていたのが食べ物の写真だったわけです。
で、2週間くらい前でしょうか。スマホだったけど一生懸命風景をとって、で、スマホだけど一番これが合うと思う加工を施して、数枚、妹に見せたわけです。どうよ!とばかりに。
そうしたら、「やっぱり食べ物のほうがいい」と、ヤツは言うのです。
「なんで?」と聞いたところ、「食い意地がこもっている」と。
むむむ…
写真はその人の精神を写すという話は聞いたことがあるが…てことは、私の頭、食べ物だらけっちゅうことか。
しかも写っている食べ物って、たいそうなものはあんまりなくて、セルフサービスの店のうどんとか、最悪どん兵衛とか、そんな感じなんすけど。それでも食い物の写真のほうがいいと、言うのか!!
しかし、似たようなことを他の友人からも言われました。
この方、同業者ですが、デジタルじゃない一眼を複数所持して、たまにパチパチやるお方。
「ハヤシさんの食べ物の写真には鬼気迫るものを感じる」らしいです。
メシのブログの写真は、本名でやっている他のSNSにも、一部投稿しているのですが、それを見てのコメント…なんか、配膳とか、栄養バランスとかこだわっているのが垣間見えるらしい(どん兵衛でかよ、とか思ったりするわけですが)。
その後…妹と友人が言っていたことがよくわかりました。
試しに自分的に「イケてる」と思った風景の写真と食べ物の写真(初音の汁粉写真。メシのブログに出ています)をプリントアウトしてみたのです。
風景…気持ち全く入ってない。「で、どうして撮りたかったのかな?」「何が撮りたかったのかな?」と聞きたくなる感じ。
いやね、撮ってるときは、この建物をベースに撮ろうとか、この紅葉の感じがいいから、とか考えてるんですよ。
なのに、実際撮ったの見ると…全然伝わらない。
それに対して、初音のお汁粉写真…単に真上から俯瞰で撮ってるだけなのに…汁粉愛にあふれているのが自分でもよくわかります…
これで腹が決まりました。
食い物の写真しかうまく撮れないなら、それで人を楽しませることを考えてみようじゃあないかと(大げさだな)。
そして、そう思い始めた頃から、ポツポツと、メシの写真に「+1」してくださる方が、出てきたんですよね…不思議です。
知らず知らずのうちに、気持ちがより一層入ってる…のかな?
とにかく、最近「+1」してくれるようになった皆さんのおかげで、このアタクシ、メシのブログをもうしばらく続けていく気になれました。
メシを撮ることは、自分と向き合うこと?
もうしばらくお付き合いください。
ところで!!
プロやそれに近い方が、写真に色々解説的な文章とかポエジーなものを付されていることが多いのですが、それって最近の流行なんでしょうか?
私の好きな「おべんとうの時間」とか「ソラリーマン」とか「世界のシェー!!」とかの文章とも意味合いが違うと思うんだけど…
写真って写真のみで伝えたいことを伝えるってのが勝負だと思ってたんですけど、最近はそういう考え方は少数派なんすかね?
誰か、教えてください!!
さて、寝るぞ…
2014年11月30日日曜日
NHK杯、プレイバック
なんといっても、一番のびっくりツボは、村上大介くんの優勝ですが。
実は、わたくし、金曜も土曜も仕事の都合でリアルタイムでNHK杯を観ることが不可能だったので、録画しておきました。
失敗しました、地上波しか録画してなくて。
NHK杯の独特の放送スタイル。男子も女子も、第1グループはBS1で放送。第2グループを地上波で放送(これ、ショートもフリーもそうです)。
結果、どうなったかというと…村上君の会心の出来のショートが観れなかった・・・
そして、加藤さんの会心のフリーが観れなかった…
まあ、村上君に関しては、フリーをしっかり観られたので、よかったのですが…
4回転サルコウ2回を非常にクリーンに決めて、それ以外の点もとても軽やかでしたよねえ…
村上君については、まだまだ冴えなかった頃の町田君と区別がつきませんでした、ハヤシ。
年齢は確か似たり寄ったり。
テレビを通してみると背格好も似たり寄ったりで、しかも、お肌もあまり美しくない。
ただ、村上君のほうは、ここ数年どんどん低迷して、去年なんて、確か全日本の強化指定も外されてしまったはず。そのため、地方大会からひとつずつ勝ち上がって全日本に出たのです。
そこでたぶんひとケタ台の順位を獲得して、グランプリシリーズのうち、たったひとつNHK杯のみ出られたと。
で、この演技をしたと。
町田君が、ソチの3年前くらいから徐々に化けはじめ、ソチ前年に大化け、今や羽生ちゃんに並ぶ日本男子の大エースに並んだのと対照的な出方ですが、すごく期待が持てますよね~。
たぶん彼はアメリカ国籍も保有していて、アメリカ在住なのではないかと思うのですが、あの名コーチフランク・キャロルのもとで、じっくりじっくり基礎を磨いていたのです、きっと…
そして、ここにやってきたのです(もちろん真価を問われるのはこれからですが)。
最近、男子フィギュアって、若い子よりも大人世代の頑張りが光っているような気がします。
日本でいえば、羽生君以外の3人(村上、無良、町田)って、たぶん同い年くらい。
23歳、24歳くらい。
そして、海外に目を移すと、アボットは引退撤回して、たぶん今年29歳になるけど、頑張ってる。
ロシア勢では、今回NHK杯に出たボロノフが29歳。もうひとり、名前度忘れしたけど30超えの選手もいる。
そう、男子の高齢化の波は結構なもので、若手でグングン来てるといえば、これもロシアのコフトゥンくらい。あとは、個人的に中国のエンカン。
フィギュアって、実にはかないスポーツで、選手としての山が今までだと、大体20歳前後に来てしまい、25歳手前で引退は当たり前、でした。
真央ちゃんなんて、引退で当たり前。
鈴木明子ちゃんは、バンクーバーで引退で当たり前。
男子だって、織田信成は極めて普通の判断をしていて、小塚君だって、ソチ落選して引退したって、「もう少し頑張れよ」なんて言うのは少数派だったと思います。
それが今や、一昔前なら引退しそうな選手がさらに伸びていい成績を出すのが当たり前、必然的に選手生命が伸びている、特に男子は、そういう競技になっていると思います。
たぶん、スポーツ医学や栄養学の進化などもあって、男子の場合、10代後半の選手と20代半ば、後半の選手の体力や筋力には大差なくなってきているのではないかと思うのです。
そのうえ、やはり年齢を経れば人生経験も豊富になる分表現力が増してくる。
昨今のおとな男子の台頭は、そういう構造なんではないかと思うのです。
なのに、なんで、女子は大人選手がいまいちなのかなあ…あっこちゃんの年齢まで頑張ってくれる人ってまだまだ少数です。
コストナーはソチのとき25歳でした、けど…
今回のNHK杯、個人的にはレオノワの活躍に、非常に心惹かれました。
暴れん坊的なイメージがあった彼女も24歳。
ショートのチャップリンは、ちょっと他の女子スケーターにはまねできない表現でした。
スルツカヤ引退後、ロシア女子の中で一人気を吐いてきて、なのに、けがと若手の女子選手の台頭で、すっかり影が薄くなっていました。
フリーは多少精彩を欠きましたが、あのショートを見たとき、大人女子のスケート、もっと見たいなあと思いました。
が、率直に言うと、女子選手って25歳前後から、体の線が非常に崩れやすいと思います。
あっこちゃんって、かなり努力してコントロールしてたんでしょうねえ(摂食障害もあったから怖かったでしょうね、食事のコントロール…)。
体の線をきれいにしようとしすぎて、ゲデバニシビリはたぶんダイエットしすぎたのだと思います。
痩せてきれいになった分、パワーが全然なくなってしまいました。
つまり、医学や栄養学の進化は、大人男子スケーターの誕生には一役買ったけど、大人女子スケーターの定着までは面倒見切れていない、ということです。
日本女子シニアの層が思ってたより薄いんじゃないか(一言でいえば、村上佳菜子が思っていたよりいまいち、ということですが)ということで、真央ちゃん待望論が盛り上がってますけど、もうちっと、こういう科学的なサポートがないと、なかなか難しいんじゃないかと思うんですよねえ(今、太りまくって、ちょっとすごい体系になっているみたいだし)。
さて、NHK杯プレイバックというと、なんかよくわかんない立ち位置で出てきた織田信成とあっこちゃんに最後触れねばなりません。
なんか、今回のNHK杯の中継、フジとテレ朝を足して2で割ったようなテイストを盛り込んでみた、みたいな気がすごく濃厚にするんですよね。
織田君とあっこちゃん、解説というわけでもないし、かといって素人的な立ち位置というわけでもないし…あれか、選手はこういうときこう考えているとか、この人のこの時の苦労はこんな感じだったとか、そういう、ついこないだまで選手だった人にリアルタイムの選手を語らせることによって、フィギュアをより身近に感じさせる作戦…なのか。
まあ、ふたりともしゃべりはうまいし、本田くんなんて、そろそろコーチ業に本格的に戻りたいだろうし、八木沼ちゃん解説へただし、荒川さん育休中だし、この二人を解説候補者として育てたい、というきもちはあるのかもしれませんな。
だけどね、織田君は、今日もなんかエキジビジョンで「ゆたかの部屋」を受け継いで泣いてたけど、語るにはいちいち感情移入しすぎるんだわねえ…
さすが、ソチの時にテレ東の解説で号泣しただけある。
NHKのキャラじゃないと思うんだが。
ま。そういうことはNHKは百も承知なのかも。
それでも、織田君を引っ張ってきちゃったところに、ソチ後の女子を中心とするフィギュア人気の低迷をNHKが懸念していることを感じさせるのですが。
対策として、いいんだろうか?
と疑問を呈して、このネタは終わりにしようと思います。
2014年11月28日金曜日
弁護士の仕事、デジタルにやるか?アナログでいくか?
2014年11月23日日曜日
初めての、evam eva。
タツキにテンに、ハルカが来るぜ。
2014年11月20日木曜日
ユニクロで、おしゃれに暖かい冬を!!
朝晩、冷えますなあ…
北国育ちのハヤシですが、寒いのは苦手です。
いや、別に表が寒いのはかまいません(東京の冬は雪がなくて風が吹き、気温のわりに侘しいくらい寒い。これはこれで苦手ですが)。
こっちは、建物の中が寒くて、それが悲しい。北海道は、断熱材がバリバリ壁に入っていて、しかも二重窓。冬でも暖かい…
あんまり寒いので、火曜日、銀座コマツのユニクロで、ヒートテックやフリースばかり10点もお買い物してきてしまいました。しめて16000円以上。ただの大馬鹿です。
今年は、ヒートテックの肌着に「極暖」というさらに暖かさを増した、ちょい厚手のものが登場。レギンスとタートルネックのインナーをお買い上げ。
ほか、ヒートテックのタイツ2本、フリースのタートルネックシャツ2枚。
そして…イネスシリーズのフリース上下をそれぞれ2枚ずつ買いました。
ユニクロのフリースの部屋着は、そりゃーもう暖かいったらありません。
実家に一組置いてあるのですが、北海道の家の中であれば、上下それ1枚にカーディガンを羽織っていれば、冷え知らずです。
が、ひとつ問題があります。
毎年売っている上下セットは、ダサいことこの上ない。
札幌の実家なら、いいんです。
例えば、配達が来ても父や母に出てもらえる。
しかし、東京では私一人。宅配の人なんかが来た場合(おまけにアマゾンでよく物を買うから、よく来るんだよな…)、どぶ鼠のような格好で応対するのは、心も冷えるものなのです。
で、どうにかならんものか、そこそこおしゃれで、そのまま眠れて、玄関先とか数十メートル先のコンビニくらいなら行っても大丈夫、くらいのいでたちでいられる部屋着はないかと思っていたのです。
そして、イネスコーナーで見つけてしまったのです。
まず、下は、かなり地厚なフリース生地で、裾がリブになっているタイプ。リブですぼまっている分、寒い空気が入ってきません。
上は、薄手の被りのパーカ。
上下はセットアップではありません。が、いずれも黒とネイビーの2色展開で、セットアップっぽく着られる。
黒のほうを試着してみたところ、ちょっとボーイズっぽい雰囲気で、玄関先に出ても全然OKなおしゃれ感(そりゃまあ、本当は部屋着じゃないだろうからねえ)。
黒とネイビー、両方とも買ってしまいました…
これ、上下一組で定番のセットアップ1セットの倍の値段がします。と言っても、3500円くらいだけど。
二組買ったわけだから、そりゃあ、あの値段になってしまいます。
が、買ってよかったです。
中にさらにフリースのタートルネックを合わせて、ボワボワの靴下履くと、もう暖かいことこの上ない!!
そして、やっぱりなんといってもかわいい!!気持ちも上がるのです。
かくして、この冬は、かわいいと暖かいを両方をとることができました。
みなさんにも、イネスのフリースはお勧めです。部屋着にしてもいいけど、外出着としても行けると思うので…
ただ、私が買ったパンツのほうは、かなり細身です。
細身の私ですら、Lサイズでゆるみがちょうど…という感じ。Mサイズに落とすのは、ちょっと度胸が要りました(で、やめました)。
やっぱり、ユニクロは冬に強い、とつくづく思います。
年末の帰省の際には、実家用にもう一組購入しようともくろむハヤシ、なのでした。
2014年11月17日月曜日
やっぱり、カンペール。
2014年11月13日木曜日
お花さん、ごめんなさい。
理由は、あすの夕方から週末にかけて出張してしまい、週末更新できない可能性が高いからです。
今日は週末できない自宅の掃除とかもしたいし、ホントは早く帰りたい…帰りたいのだけれど…書きたい…ということで、投稿です(つまり、今、事務所。こういう気兼ねなしで空いた時間に好きなことができるというのは、独立して良かったことの1つかもと思います)。
さて、本日のタイトルですが。
「お花」という昔っぽい名前のお友達がいるってわけではありません。
「お花」は、つまりフラワーのこと。ハヤシ、フラワーに謝罪しているのであります。
遂に来たか…と、どうか思わないでいただきたい。心から申し訳ないと思っているので。
独立前、お祝いに「花はいらね~」と散々このブログで言いまくってました。
結果どうなったかというと、現時点で、いわゆる切花(ま、ブーケ系ですね)を、3~4、胡蝶蘭の鉢を1つ、観葉植物を1つ、ブリザードフラワーを2ついただいております。
いわゆる生花が意外に少なかったのですが、これ…案外同業者に「林ティアラ」が何者かという情報が流通しているらしく、このブログを見た人から「ハヤシが花いらねえとか言いまくっている」という噂(いやホントですが)が飛び交った結果のようです。
代わりにかなり実利的なものを頂き、それはそれで非常に嬉しかった。
くださったみなさん、ほんとにありがとうございました。
で…お花も頂いてみると、嬉しかったです。
前に書いたと思うのですが、別に普段「花嫌い」ってわけじゃありません、ワタシ。
プライベートでも小さいブーケとか、たまに買いますし。
ただ、花ばっかりもらっても、置き場所や世話に困る、だから花ばっかりいらねえと言っていたわけでして。
お花が届いて、玄関で受け取ると、「わ~」と心がグーンと上向きになるというか、まさに花が咲くみたいにパーンとはじけていくのが分かりました。
書面作成なんかで疲れた時に立ち上がって、花のあるところに行くと、なんだかホッとしたりもしました。
ずっと前に「オーラの泉」で江原さんが、「花は人にエネルギーを与える」みたいなことを言ってましたけど、それって本当かもと思ったりしました。
実際、開業直後にプライベートで訃報があったり、むかっ腹が立つことがあったり、仕事で強烈に忙しくなったりと、なかなか心も体も落ち着かない日々が続いたんですが、何事もなく乗り切れました。
「花なんかいらねえ」とか言っておきながら、お花に慰められたここ3週間ばかし。お花さんには、大変侮辱的なことを申しまして…。
というわけで、ごめんなさい、なわけです。
ただ、お花をもらうことには、やはり一抹の罪悪感を感じます。
不在がちで、まめに水やりや水の取替ができないことが多いんですよね…
ブーケの持ちって、水をこまめに取り替えるか取り替えないかで相当違ってきます。
独立後、出歩く仕事が多くて、2,3日事務所に来られない、なんてこともしばしばでした。
そういうとき、水やりや水の取替ができない花たちが、どうなっているか、結構気になりました。
お届け物が花らしくて、それがなかなか受け取れないのも、同じく気になりました。
事務員がいれば問題ないんですが、ひとりっきりの事務所ですからねえ…
というわけで、先週の木曜と今週の月曜日に頂いたブーケが今のところ、最後のブーケなのですが、もう結構傷んできて、明日、出張前に倒すことになりそうです。
倒す前に、今日は、痛みが激しい部分を少し処分して、まだ持ちそうな部分を別の花瓶に飾ったり、ちょっと手を加えました。
きちんとお世話してあげられないので、せめてこれくらいは、という罪滅しの気持ちです。
やっぱり無残な姿になると、なんだか花がかわいそうなので…
留守中の胡蝶蘭が心配なハヤシなのでした。
2014年11月10日月曜日
着るものに困る季節のお役立ちアイテム。
今日は、珍しく午前から事務所に出られそうです。
そして、出なければならない…
あげなきゃならない書類、作らなあかん書類、もうもう山積みだったりするわけです
夕方には、事務所に司法修習生などなどのゲストがおいでになるので、もたもたしていられないわけでして…
さて、天気が不安定です。
朝晩の気温が低く、昼間は20度…という日があるかと思えば、朝晩それほど寒くないけど昼間も気温が上がらない…
気温が上がってはいるらしいが、風が強くていまいち暖かくない…などなど。
こういうとき、どういう服装で出かけるべきか、非常に悩ましい。
昼間だけちょこっと出かける、ということであれば、ジャケットの下に多少厚着してストール巻いて…でもいいのですが、基本、平日は仕事で出かけると、朝(?まあ…何もなければ昼近く)から晩まで…なんで、気温が下がっても大丈夫、みたいな恰好で出かけなければならない。
しかも、ハヤシ、非常に寒がりですし、免疫力が低下しているのか、風邪もひきやすいタチ(アレルギー持ちは一度風邪をひくと、その後尾を引くので、用心が必要)。薄着で「夜の寒さは、我慢」というのは、おっそろしくて出来たもんじゃありません。
北国育ちなのに寒さに弱いとは何事か、と思われる方…
東京の乾燥した寒さは、北海道生まれ北海道育ちの人間にはとてもきついです。
なんというか、芯まで冷え切るというか、心まで寒くなるというか(そういう生活をしているからと突っ込まないでください)。
しかも、北海道と違って、防寒がしっかりした建物の構造になっていないため、室内まで寒い。
こういう「天候不安定」な時期は、室内で過ごす時も含めて、寒さをしのぎ、かつ暑くてうんざりするような格好にならないようどうやって持ってくか、本当に悩ましいのです、個人的に。
で、そんなときのお役立ちアイテム…なのですが、今年のこのシーズン、よく使っていて重宝しているものがいくつかあります。
1つは、DANTONの麻のエンジニアコート。
これ、実は名古屋時代に買ったもので、かれこれ4,5年着ています。
裏地も何もついていない麻のうわっぱりです。
この時期にしちゃペラペラで使いでがなさそうにも思えるのですが、案外そうでもありません。
シャツにジャケットだけではちょっと肌寒いなという夕方に、パッと1枚羽織ると、冷たい空気を程よくシャットアウトしてくれて、大変便利。
しかも、裏地がなく、麻特有のシワ感があるので、多少シワが寄っても目立たない。というわけで、くるくる丸めてカバンの中にポンと放り込んで出かけること数回。
携帯性という意味でも優れています。
この時季にこういう使い方をするのは、実は今年が初めてで、もっと早くに気づいていればよかったと思っています。
多少よれてきたので、リピート購入したいのですが、今でも売ってるんだろうか…Bショップさんあたりに聞いてみればわかるんだろうか…とにかく、ストックがほしい限りです。
もう1つ、重宝しているのが、1か月ほど前に裏原のQUICOで買ったdosaのフリースのコートです。
細身でウエストで切り替えがあって若干シェイプしていて、私が着るとひざ上15センチくらいまで丈があるコートです。
フリースと言えば非常にカジュアルな印象がありますが、さすがdosa、とてもエレガントに仕上げています。
お店のお姉さんは、暖かくて真冬でもいけます、と言っておりましたが、ハヤシ的には無理。
なにしろ、細身なので、なかに着るものに限界があります(ただ、本当に寒いときのコートインナーとしては使えると思う)。
ただ、今時季は、裁判所とか外で人に会うとか、そういう用事がなくてジャケット着用の必要がないときなど、細身のニットなどを着た上に、さらっと羽織ることができます。
フリースなので、保温性は結構ある。
しかも、シワにならないし、お手入れも簡単。何しろ見た目かわいいし、dosaにしては、価格も確か3万円台でお手頃でした。
使いで十分です。
ただ、温度調整という点では、上っ張りも重要なのですが、巻物も非常に重要。
私の好みは、肌触りが良い大判のストールです。
基本的には、コットンやレーヨンのものをぐるぐる巻きつけるのが好きです。
肩こりがひどいので、薄手で軽いものが好き。
しかし、冬は…コットンストールでは寒い。でもウールだと、ちくちくしてかゆくて使えないということもある。
そこで、薄手でカシミア(レーヨン混でも可)のものなんかが、最高に重宝だったりするわけです。
昨冬のセールで手に入れたファリエロのストールは、肌触りも軽さも最高で…できればもう一枚ほしいと思っているのですが…まあ、お値段考えると、そんなにポンと買える代物でもなく。
今の季節は、札幌のセレクトショップで買った1万円くらいのカシミアの大判ストールを愛用しています。これでも十分暖かいですから…ファリエロはもう少しシーズンが深まったら使おうと思っています。
天候が不安定な時の服装って、どうしても機能性重視でおしゃれは二の次、みたいになりがちです。
が、お役立ち定番アイテムをきちんと持っていれば、案外、その日着ていく服のセレクトは広がるもんだと、感じます。
個人的には、寒いのは嫌いだけど、コートというアイテムが好きで早く冬のコートを着たいという矛盾した気持ちもあったりするわけですが…
2014年11月9日日曜日
今年も羽生ちゃん大劇場開幕なのだ。
ロシアの女子選手の見分けがつかなくなってきた…というネタでのはずでした。
が、変わりました。
羽生ちゃんと中国のエンカンが激突したためです…
もう明けて昨日ですが、ちょっとした会合のため、帰宅は9時過ぎとなりました。
最初から分かっていたことなので、中国グランプリはばっちり録画しました。
会合から解放されたのが8時半過ぎ。場所は代々木でした。
電車に乗って、スマホのヤフーニュースで「6分間練習激突事件」を知り、引き続き「二人とも強行出場」であると知りました。
こりゃー急いで見なくちゃ!!
とばかりに、降車してからほぼ小走りで自宅に戻ったところ、SP4位のドーンブッシュが滑り終わるくらいのところでした。
中国GPの中継は、ライブ。エンカン登場です。
その前に、リプレイで激突シーンが見れました。
ひどいぶつかり方…顔から激突して、ふたりとも全身体を氷にたたきつけられています。
羽生ちゃんは流血してるし。
これは、普通に考えれば二人とも欠場やむなし。
いやしかし、出るとか言ってるところから見て、案外見た目よりダメージ少なかったのか、とも思ったり。
で、結論から言うと…
ふたりとも、欠場でよかったんじゃないんですかね…
まあ、より強くそう思うのは羽生ちゃんのほうなのですが…
点数は確かにエンカンのほうが出ませんでしたが、演技全体の出来は、はっきり言って、羽生ちゃんよりもエンカンのほうが、はるかに良かったと思っています。
単純に転倒の回数の比較というだけではなくて、エンカンはプログラムとしてまとめ切りましたから。羽生ちゃんは、後半ぼろぼろでプログラム自体が成立していなかった。「ステップやったっけ?」とか思ったし。
そして何より…滑り終わった後担架で運ばれなきゃいけないような状況の人は、出ちゃダメでしょ!!
プロならば、行き過ぎた無理をすることによって生じるダメージを考慮すべき。
この後、NHK杯、全日本、世界選手権と続いていくわけで…
けがをなめたらあかんのです。
高橋大輔がケガを押して全日本に出たために、オリンピックまでに全く良くならなかったということを見ているはず…
ちょっと嫌だなあと感じるのは、ふたりともいったん欠場を発表したのに、一転出場に変わったということ。
まあ、表向きは「選手が出たいと意思表示したから」ということになるんでしょうが。なんか、そこには、スポンサーとか国の都合とか、もちこまれがちな事情が持ち込まれてるんだろうなという想像がついてしまうわけで…
羽生ちゃんの演技の後、松岡修造や佐野稔が泣き声で、数々の賛辞を贈るのを聞いてどっちらけてしまいました。
なんというか…あの織田信成が号泣せずに冷静なコメントをしていたのが、「何があったのか」を想像させるもっとも有力な事実ではないかと思うのですが…
いやしかしね。
羽生ちゃんに関しては、あまりに出来レースっぽい筋書なんですよ(さすがに激突はアクシデントだと思うが)。
なんというか、滑り終わった後のあの陶酔した顔。
その時点で1位と知った時の、キス&クライでの号泣。
担架で運ばれていくときのカメラ目線での満面の笑み。
用意されていた羽生ちゃんのための舞台で、あるべき結果が出て、自分にすっかり酔っている…
そう、「パリの散歩道」滑ってた時の羽生ちゃんと、全く同じなわけです。
そして…今回このアクシデントがあったために、羽生ちゃんは、オリンピック金メダリストに加えて、さらなる「称号」を手に入れてしまったわけで…
うーん…あまりにできすぎ。
気になるのは、羽生ちゃん、点が出すぎなところです。
確かに4回転は回りきって転んだのかも知らん(私にはそう見えなかったが、スコア上もそうなっているみたいだし、織田信成もそう言っていた。信成くんの解説は信用できるので、まあ、そうなんだとしよう)。
しかし、とはいえ、3つ飛んだ4回転のうち2つ目と3つ目は、同じトゥループで、どちらかをコンビネーションにしなければならない。つまり減点されているはず。
ステップだってひどかったし、スピンの回転数が足りていたとも思えないし…
つまり、裏で「これとこれとこれができれば、2位は維持できる点数出してやるから」というささやきがあったんではないのか?羽生ちゃん自身にされたのかどうかは別にして…
匂う。非常に匂う…
というわけで、松岡修造や佐野稔のみならず、FBもヤフーニュースのコメントも羽生ちゃん賛辞の嵐だったりするわけですが、なんか「どっちらけ」になっちゃっている自分がいるのです。
お願いだ。
アクシデント逆手に感動をあおるような行き過ぎたやらせはやめてくれ。
私は、純粋に、スケートを楽しみたいのだ。
2014年11月3日月曜日
無良くん優勝で全く盛り上がれないのはなぜなのか。
今日は短くなりそうです…
さて、昨日書いた「むかついたこと」の続報ですが、こういうときに限ってご本人が読んでいたらしく、大変激怒してメールを送ってきて、SNSの友達を解除され、かつブロックまでされました。
読んでたんだ!!とびっくり。
普段は、ぐぐたすで読んでいたら、「+1」していて、ここしばらくなかったからてっきり読んでいないんだろうと思っていました(とはいえ、そこはそれ、読んでも仕方ないだろという覚悟と読まれてもいいような書き方はしていたのですが)。
そんなことは、どうでもいいのです。
先週から始まった、グランプリシリーズについてです。
グランプリシリーズ第1戦、スケートアメリカは、(女子はさておき)男子は大変盛り上がりましたね~。
町田樹くんの圧巻の演技!!
ジャンプもさる事ながら、さすがの芸術性…「アジアのランビエール」と呼びたくなる姿勢の美しさ…特にフリーの第9は、ベートーベンの難聴のもがきを体現するような迫力あるスケートで、もう感動感動大感動。
今井遥ちゃんが振るわなかった女子の分を十二分にカバーしてくれていたのでした(遥ちゃんの天が不当に低いと思うのは、私だけか)。
さて、今週は、第2戦のスケートカナダ。
小塚くんと無良くんのふたりが出場しました。
女子は、宮原知子ちゃんと本郷理華ちゃん。
仕事で見れませんでした。
が、ショート、録画するのも忘れていた。
フリーの前に思い出したが、フリーを録画することも忘れていた。
結果、男子は無良くんがフェルナンデスをフリーで逆転して優勝したということだったんですが、「見逃した」悔しさというのを一切感じなかったのです。
点も250点台とかなりの高得点。
フリーで4回転2回決めたらしいし。
なのに、全く「見逃した~」という悔しさゼロ。
なぜか。
それは、無良くんの今までの演技に華がなさすぎたからなのです。
確かにね、うまくなりましたよ、無良くん。
たっかいトリプルアクセルしか取り柄がなかった数年前に比べれば、ステップもスピンも、そりゃあうまくなった。
が、見た目の問題もあるけれど…無骨すぎる…心がときめかない…
非常に酷な言い方になりますが、たとえノーミスで滑ったとしても、この人の演技、楽しくないんだもん。
つくづくフィギュアって、技術と芸術性の両方がないと楽しくないスポーツなんだなあと実感します。
スコアはちょっと見てみました。
総得点が250点台(確か255点くらいだったような)でショートが82点くらいだったので、フリーは170点以上出ていることになります。
これ、かなり高い点数。「えー!!」と思って、思わずヤフーでスコアをチェック。
そうしたら、芸術性を判定する「5コンポーネンツ」が1要素以外、全て8点台出ていたわけです。
演技見てもいないのに「出しすぎだろ~」と突っ込んでしまうほど、無良くんの今までの演技にときめきがなかったのです、ハヤシ。
で、フィギュア男子の場合、無骨な人が突然芸術性溢れる選手に変貌する、なんてことは、ないと断言していい。
だから、明らかにこの5コンポーネンツは出しすぎなはず、なのです!!!
そして、若干興ざめだったのが、成功した4回転以外のジャンプ、確か3つ4つ、回転不足を取られているのです(たぶん、コンビネーションは全て取られているのではないかと)。
うーん…
まあ、実際滑ってるのを見た上での「でき」とスコアは結構ずれたりするときもあるので、何とも言えないのですが…このスコア見ても、やっぱり「見たかったなあ」と思えない。
むしろ、私は、宮原知子ちゃんの3位と本郷理華ちゃんの5位の方が嬉しくて「見たかったな」と思ってしまいました。
宮原さんは、本格派スケーターだと思っています。
まだ、体が完璧子供なので、これからの成長期で一時伸び悩みがあると思いますが、ひとつひとつの技術が非常にしっかりしているし、今日ニュースでダイジェストを見たところ、顔の表情もつけられるほどに演技力が向上。
なかなか、すぐに上に行く、ということはできないかもしれませんが、将来的には安定感あるエースに育っていくのではないかと。
その宮原さんが、グランプリシリーズで初の表彰台に上がったというのは、ひじょうによろこばしいことなのです。
本郷理華ちゃんは、今年シニアデビューだと思うのですが、長身を生かしたダイナミックな演技がなかなかの見栄えで、この子も太らなければ順調に伸びるだろう…そう思ってみていました。
グランプリ初参戦で5位は立派!!
と、真央ちゃんや大輔がいなくても、それなりに盛り上がれるフィギュア、なのですが、やっぱり無良くん優勝では、心がときめかない。
第3戦はいよいよ羽生ちゃんが出てくるらしいが…まあ、「華」だけで言えば無良くんよりははるかにあるので、お願いだから、楽しませておくれよ!!
2014年11月2日日曜日
ちょっとむかついたこと。
まあ、1日土曜日(自分の感覚的には、未だ今日)は、午後からデロンギのヒーター受け取りに出たついでに、事務所の掃除をしたり、雑用をしたりしたくらいで、楽だったのですが、明日は多摩地域から都心に移動しての仕事、明後日は朝から夕方まで多摩地域、という、結構きっちりちゃんと仕事、だったりします。
体の方は、相変わらず風邪の後遺症的な咳喘息の発作が夜・夜中・朝と続くので、結構きっつい薬飲んで抑えているところ…金曜日にもらってきた薬の量見たら、尋常じゃないことになっていて、私、大丈夫か、と思いました。ま、大丈夫なんですけどね。
1日中ねむーい感じです。
さて、タイトルにもあるとおり、ちょっとむかついたことがありました。
しょーもないことなんですが、多少仲良くさせてもらっている男性(私とは全く異なる業界におられる方で、同い年のお方ですが)から、
「すごいね。やっぱり弁護士さんて。」
などと言われたのです。
え?なんで?と思う人もいるかもしれませんが…
まあ、事案の概要を簡単に説明しましょう(開き直って弁護士チック)。
この方とは、とあるSNSでつながっています(ハヤシは本名でやっている)。
SNSでのこの方の発言というか他の方とのやり取りが、ちょっと他の人が見たらヒンシュク買いそうな感じだなと思ったので、それを教えた(この点については素直に聞いてくれた)。
そして、この男性、リアルじゃない友達をそのSNSのルールとはかなり離れて、たくさん繋げている人だったので、「そうであれば後ろに誰が居るかわからないから、書く内容には気をつけたほうがいいんじゃないか」という話をメッセージ機能を使って、したわけです。
そうしたところ、「気の利いたコメントは自分はできない」みたいなレスがあって、若干のやり取りの後、上記のような発言が出てきたと。
ちなみに、ハヤシは、そのSNSでは基本リアル友しか友人にしておらず、面識がない方で友人にしているのは、知り合いの知り合いで、プロフィールなどを読んでとりあえず問題ないだろうと思う方に限定しています。
知り合いの知り合いからの申請でも、プロフィールが曖昧な書き方しかしていない人はブロックしますし、まして全くなんのつながりもない人からの申請は、完璧シャットアウト。
リアル友じゃない人とのコメントのやりとりには、相当気をつけます。
まあ、職業的に自然とそうなっているのは、確かに否めないのですが、今の時代、どういう情報がどういうタイミングで、どうねじ曲がって伝わっていくかわからない。
基本、ハヤシ、他人のことあんまり信用してませんし。
こう考えると、SNSを利用しないという選択肢も、もちろんある。
しかし、自分、新聞とっていないし、世間の情報にも疎いし、結構そのSNSで流れてくる情報が自分にとっては重要な場合もあったりして、使っている。
私なんて、まだまだ使い方緩いほうだと思います。友人の中には、写真のタグ付け禁止をSNSの友人全てにお願いしている人もいますし。自分が飼っている犬のこと以外の書き込みしないなんて人もいますし。
いや、しかしね、SNSに対する考え方なんて人それぞれ違うし、別に私は(その人の職業のことも考えて)「ま、ちぃと気をつけたほうがいいんじゃないの」と言ったまでで、最後判断するのはその人自身。ガキじゃねえんだから、その人がどういう答を出そうが、どっちだっていい。
が、言われてムカついたのかなんか知らんけど、「すごいね。やっぱり弁護士さんて」とこのタイミングで、いやみったらしく言われて、なんというか、もやもやっと、エも言われぬ不快感を抱いたわけで。
後でよくよく考えてみたところ、このエも言われぬ不快感のポイントは、彼が「弁護士」と言わずに「弁護士『さん』」と言ったところにあるということがわかりました。
わざわざ「さん」をつけたところに、なんというか、揶揄されたというか見下げた「小バカにした感」がにじみ出ているように感じられたわけです(実際、どうだったんだかわかりませんが)。
前にも書いたかもしれませんが、ハヤシは、これでも忸怩たる気持ちを抱えて、働きながら、10年間受験生活を続けてきたわけで、そういう生活の果てに受かったということに、それなりの価値を見出しているし、そうやって掴んだ「弁護士」という仕事を大切にしたいという気持ちもそれなりにある。
なにより、自分の仕事に誇りを持っています。
そういう様々な土台の上にある自分の仕事を、非常につまんない文脈で、「弁護士さん」などと軽く小バカにした調子で言ってんじゃねえよ、というのが、不快感の核心のようです。
ふと、新人の頃、とある刑事事件で担当した初老の男性のことを思い出しました。
この方、元々ベテランのタクシードライバーでした。
「運転手さんて呼ばれるのは、いやなんだよ。」
どんな話からそうなったかは全く覚えていないのですが、アクリル板越しに、この男性がしみじみ私にそう言ったことは妙に記憶に残っています。
なんとなく共感したのです。
プロの「タクシードライバー」としてやっているという意識が強ければ、「運転手さん」という呼び名は、自分の仕事を軽々しく考えられているように感じられるんじゃないかと。なんとなく。
で、そう考えると、キャビンアテンダントの中には「スッチー」と呼ばれることに怒りを感じている人もいるだろう、看護師として一生懸命やっていれば「ナース(注:カタカナ的な意味において)」とか「看護婦さん」とか呼ばれることが嫌な人だっているだろう…
もちろん、呼んでいる方にそんな意識はなくて、親しみを込めたり、敬意を評したりして「運転手さん」とか「看護婦さん」とか呼んでいる場合がほとんどだなのです。自分も含めて…それ以外の呼びようというのがわからない場合もあるし。
で、呼ばれているプロの人たちに不快感を与えないためには、その仕事をする裏でその人が重ねてきた苦労とか努力とか、誇りとかそういうことに思いを馳せることを忘れちゃあかんのだろうな、と改めて思うわけで。
ところで、私が「弁護士さん」と呼ばれた件ですが、もし私が男性だったら、やはりこんな呼び方はあの文脈でされなかったのだろうなと感じています。
いや、そもそも、「すごいよね」のくだり自体がなかったでしょう。
そうすると、この「弁護士さん」発言は「女にこんなこと言われた」という悔しさもにじみ出た発言ということになるわけで、そういう意味でも、心中複雑、だったりします。
今まで女の自分が弁護士であることになんの違和感も持っていませんでしたが、実際「こういう目」があるということを、突きつけられたことになるわけですから。
2014年10月26日日曜日
ハヤシ、薬にディペンドオン。
2014年10月19日日曜日
独立したら、こうなりそうな3つのこと。
昨夜は、スピリチュアルネタで、アドレナリンでまくりの投稿をしてしまいました、ハヤシです。
今日チェックしたところ、読んでくださってる方が意外に多く(読んだ結果ドン引きしている方も多いのでしょうが)、やはり、スピリチュアルって、人間にとって良くも悪くも関心事なのだなあ、なんて改めて感心しているところです。
さて、明日朝の便で東京に戻ります。
独立は今週の水曜日。
火曜日は定例の裁判所の仕事。
しかも明日の夜は、ちょっとしたシンポジウムで場違いなパネラーをせねばならず…
というわけで、短かった独立前の休暇も終了というわけです。
今ちょっと、緊張してきました。さすが、小心者。
開業のために絶対的に必要ということではないけれど、開ける前にしておきたいことで、かつ、まだやっていないことがチラホラと頭をかすめてきてるわけで…
仕事関係のメーリングリストの登録メアドをそろそろ変えなくちゃ、とか、事務所ホームページのドメインを独自のものにするかどうか、とか、ハンコ関係まだ全部買ってないとか朱肉やスタンプインクもまだ用意していないとか、お客様用のお茶を買ってないとか、ホント、ちっちゃいといえばちっちゃいこと。
でも、こういうのがいくつも残っていると、「実はとても大切なことを忘れているんちゃうか」と焦りだすのが、小心者、なわけです。
まあね、開けちゃえばどうにでもなるんですけど。そりゃあ、わかっちゃあいるんですけどねえ…
それとは別に独立は、ある意味仕事的には新しいステージなわけで、不安はもちろん結構大きいのですが、今のところは、細かいところでビビっているとは言え、「楽しみ」の方が上回ってはおります。
その楽しみというのは、返す返すも「忙しいなりに自分のペースで仕事ができるんじゃないか」という期待なわけでして。
今まで9時5時の規則正しい仕事というものに、トンとご縁がなかったこの私。
おかげで新人の頃から事務所で一番最後に出勤するというふてぶてしさ満点で暮らしてきたわけですが、さりとて、それなりにボスやら先輩やら事務員やらに対して、多少は気を遣い、肩身が狭い思いもしていたのです、一応。
それがなくなる!!!(ことがいいのかどうかは、この際、別。)
独立したら、まず、平日気兼ねなく事務所行かない、とかやりそうだなと思っています。
べつにね、土日働くのはいいんですよ、私。
昔は、土曜日仕事だったんですから。ただ、週に1日や2日、必ず休みが欲しい。それだけの話なのです。
独立したら、土日に仕事入れちゃって、その分平日空けるも自由なわけです(もちろん電話は取れるようにしておきますが)。
今日は、大した仕事もないし、なんてときだと、土日働いて疲れた時には「今日はお休み」とばかりに、平日自宅にひきこもり、なんてことになりそうです(閑古鳥が鳴くと、そういう日ばかりになりそうでちとやばいかも⇒このブログも、通常は週末更新ですが、そのペースが今後変わるかもしれないです)。
次に、やりそうなこと。
私、間違いなく、ジャケット着ないで事務所に行くことが増えると思います。
周り見てるとねえ…自分の事務所持っている人で共同経営者がいない人、服装ラフな人、多いです…
もちろん男性なんぞは「何着ていいかわからないからとりあえずスーツ」という人も結構おられるわけですが、女子は、そもそもスーツ率低い…自分の城を持ったのに、なぜに堅苦しい格好で仕事に出なければならんのだ…そんな感じになるようです。
今までも、自分では頑張ってきちんとした格好しているつもりだったのに、よそ様から見ると、なんか毛色が違うようだった私…これから全開になると、さてどうなるのでしょうか…
そして3つめ。
弁護士じゃない仕事を模索し始めるんじゃないか…
変な話ですが、私、弁護士になった時から、一生弁護士はやらないんじゃないかと漠然と思っておりました。
で、昨日の話の続きみたいでアレなんですが、この手の私の勘は、多分当たるのです。
幼いころから、周りが「女の子はいつかお嫁さんに」みたいな話をしてる中で、自分は、将来の自分がお嫁さんになる図というのはどうしても思い浮かべられなかった。
これは、大学生になって初めてボーイフレンドができても、結婚するかという話が出ても変わらず、どこか自分は「ピン」と来ていなかったのです。
もちろん、弁護士は頑張って目指してなった仕事。
でも、受かった直後から、「弁護士は多分自分にとって通過点でしかない」という気がしてたまらなかったのです。
ゴール地点に対する希望は自分の中ではあります(それはまだ内緒)。
でも、それが将来の自分の姿のイメージなのか、と言われたら、それはまだ自信がないかな、と。
独立して、他のこと考えている自分を見る周りの目がなくなれば、自分、気兼ねなく、自分のあるべき姿について、自問自答し始めるんだろうな…そんな気がしてたまりません。
独立します、というと、ある意味ゴールに近づいたような印象を人様には与えるようで、「いよいよですかあ」みたいなお言葉ももらってしまったりするわけなんですが、主観的には「いよいよ」なんぞでは全くなく、むしろ「まだまだ、これからなんですわ」という気分。
そんなわけで、アクシデンタルに踏んじまったただの通過点、くらいな気持ちで開店するのが一番なのかもしれません。
来週末は開業後数日の状況をアップできるでしょう。
お楽しみにしていただけると嬉しいです。
スピリチュアルとやらについて思うこと。
寒い!!
札幌寒すぎます!!
例年、この季節、もう少し暖かかったような…あんまり寒くて、なぜかギャル御用達ブランドSLYでライナー付きのブルゾン買っちゃいました。
ライナーに、フードのファーつければ、真冬でも越せるぞ…くらいな勢いです。
さて、本日のタイトル、何やら怪しい雰囲気です。
実は昨日のこと、とある方とお会いしていて、その方の様子が今まで会った時の感じとあんまり違うので(非常に力強く、パーっと明るい感じ)、なんだろなあ…と思っていたところ、お会いしたあとに、その人にとってかなりな朗報が一度に2つ飛び込んでくる、ということがありました。
この手の体験は非常に久しぶりなのですが、実は今までにも何度かあるのです(考えてみると、いい知らせのオーラを感じるというのは初めて体験だったかも)。
例えば、20代から30代にかけて、いつも通っていたスパゲティ屋さん。
お店の方の接客も、スパゲティの味もいつもと変わりない。
お客さんも入っている。
なのに、お店全体がシーンと活気がない雰囲気を強烈に感じる…
直後に閉店のお知らせがあった、とか。
いつもカラスが来ない私の部屋の側に、朝、やたらカラスが飛んでいる…
その日の夜、祖父が亡くなったという連絡が入った、とか(これ、実は祖母が亡くなった時もそうでした)。
ずっと以前に親しくしていた方が、「昔相当やばいことをしていたことがある」と話していて、あえて追求しなかったのですが、あるとき、その人の後ろに座っていた時に、それがなんだったのか、不意に分かってしまった、とか(事前情報は全くないです。自分の感触としては、その人の背中から情報が飛んできた感じ)。
体験談を挙げていけば、それだけで今日のブログ終わっちゃいそうなんで、この辺でひとまず、終わりにしときます。が、枚挙に暇がないとまではいえないけど、過去振り返ってみると、この手の話、結構自分あるなあ、しみじみ。
実は、ハヤシの家は、母方の親族が、言葉は悪いが「オカルト一家」であります。
特に、7年前に98で亡くなったばあちゃんが凄くて、いやもう、人に見えないものがよく見える。
亡くなる直前直後の「ちょい遠めの親戚」がよく来る。
病気の孫が幽体離脱して飛んでくる(直後に回復)。
ついでに自分も幽体離脱しちゃう。
という不思議な人でした。
子供の頃から「出た」「どこそこの誰某さん(故人)が来た」だのいう話は、もう日常茶飯事で聞いていました。
おまけに、私は、はっきり見えはしないものの、妹がわりに見えちゃうタチで、修学旅行の時に、トンネルで黄色いヘルメットかぶった人が正面から歩いてきて消えた、みたいな話も何回か聞いたりしていました。
そんなわけで、この手の話にはすっかり耐性というか免疫がついていて、自分的には「科学で解明できないことが世の中に存在していて当たり前」という価値観がすっかり出来上がってしまっておりました。
ただ、世の人の中には、それを絶対的に全力で否定したいタイプの人もかなり多くおりまして、個人的にも、それで非常に疎外感というか異質的な目で見られた体験があります。
特に私のいる業界のようなところでは、そういうものは全く信じない、信じるべきではないという方が多いことは否定できないでしょう。
確かに、「超能力」だの「霊能力」だのを持ち出して、人の弱っている心の隙間に入り込んで多額の金をかすめとる…みたいな霊感商法は、もう、最悪です(私も最近この手の被害者救済に関わりつつありますが)。
が、こういうものの横行を排除しなくちゃならんということと、「スピリチュアルなものの存在を肯定するか」ということとは、全く別なんではないか、と常日頃、ハヤシとしては、思っているのであります。
インコグニションであるとか、読心、予知、その他の霊的な能力というのは、おそらく本来人類が持っていた能力だとハヤシは思っております。
が、人間、使わない能力は退化するわけで(後で触れますが、個人的にもそういうことを実感する部分がある)、文明が発達し、人間がその感性を全力投球して研ぎ澄ます必要がなくなっていくに従って、いくつか(もしかすると大部分)の能力は消えていってしまったのです。
が、どんな種にも突然変異というのはいるわけだし、能力のあるなしも、所詮、相対的なものに過ぎない。勘が鋭い人と鈍い人、音感がいい人と悪い人、がいるのと同じようなもんだろうと。
そんなわけで、人類の多くが過去に置いてきてしまった能力を備えた状態で生まれ落ちる人間というのがこの現代においてもいる…ただ、それだけの話なんじゃないのかな、と。
当然、稀少?能力を持っている人間でも、その鋭さの程度には差があるのではないかと思います。
個人的には「人間が本来持っていた能力」を詐欺の道具に使って不当に荒稼ぎすることは、さっきもちょっと書いたけど、天に唾する行為で、非常に許せん。
ただ、一方で、こういうスピリチュアルな話を信じない人は、信じてる人、信じたい人に対して、真性の馬鹿とか精神障害者でも見るような目つきで、全力で否定したり非難したりしないで欲しいのです。
実は、この手の話を信じることによって、説明がつくことと、心の納得が得られることというのは、思いのほかたくさんあったりするのです。
それで、心の安定を得られて、人に迷惑をかけず、社会の一員として普通に生きていられるのであれば、非難されるいわれはないわけで。
逆にこういうものを全力で否定する人たちばかりが周りに大勢いる場合に、同じ感覚を持っている人を求める気持ちから、よろしくない宗教(当然真の宗教ではない)であるとか霊感商法に走るメンタリティが生まれてきちゃうと思うんだよなあ。
私なんかからすると、科学や理屈で説明できることしか信じられない人って、普通に人間関係を築けるのか、とかなり疑問だったりもするのですが(人間関係って、多くは、そのこあにあるのは目に見えない「ホワン」としたものですよねえ)…
いや別にね、独立前のプレッシャーで、こいつ頭がおかしくなったんじゃないかと思われる人は、別に、それで結構です。
でもね、例えば小学生の頃、聞いてもないのに、同じクラスの子、ほぼ全員が早生れか遅生まれかとか、どういう兄弟がいるか一発で分かったり(今は全くわからない)、自分自身の幽体離脱情報2回聞いたり(両方とも本人爆睡中)、眠っていても地震が来る数秒前に目が覚めたりって、あなた、それ全部説明してくれるんですか、って話ですよ。
ハヤシとしては、今までこういう自分の感性を「なんとなくあるんだなあ」という放置状態できててしまった結果、なんのコントロールもできないというのは、個人的にもどかしく、自分のアイデンティティを確立しきれないひとつの要因になっているよなと感じなくもない。
というわけで、ちょっと、そろそろまともに向き合いたいな、とか思っているんですが、向き合い方自体が非常に難しい。
なんせ、本を読もうとしても、ネットで情報拾おうとしても一見して胡散臭いものしかないからさ…
この悶々、さて、いつまで続くのやら…
注)そんなわけで、このブログを見て、何か勧めるお方が出てくるとしても、あたしゃ、そう簡単には乗りませんぜ。一応弁護士なんで、声かけようと考えているよこしまなエセ・スピリチュアルさんがいたら、とりあえずやめておきましょうね。
2014年10月13日月曜日
何もしない、が大正解。
2014年10月12日日曜日
フィギュアスケート2014シーズン一考。
2014年10月5日日曜日
ウブな高学歴女子と男のズルさ。
2014年10月3日金曜日
独立開業、悩ましいこと。
どうも。
これから弁護士会の研修が始まるというのに、ブログしているハヤシです。
今回の研修は、弁護士会主催の相談担当として登録されるために必要な研修であり、ある意味仕方なく受けています。
弁護士会の研修というのは、とてつもなくつまんないものが多数含まれていて、しかも、これを受けないとあれができないこれができない、とやまかしいことになっているわけです。
今回の研修は1000円徴収されています。つまんなかったら、クレームつけるからな、覚悟しとけよ、弁護士会!!
さて、前に独立開業するということを、さらっと、このブログでお伝えしたと思いますが、今月下旬に開業を控え、徐々に準備も進んできました。
おそらく、明日突然開業しますといっても、開くこと自体はできると思います。
まあ、消耗品が揃ってないといえば、そうなのですが、そんなもの、ASKULで頼めば、すぐに手に入るわけでして。
独立するということになると、ありがたいのは友達の存在。独立に必要なもので、しかも、なかなかに後回しになりそうなものをくれたりするのです。
例えば、いただいたもので嬉しかったのは、「2枚から80枚まできれいに留められる」というホチキス。
弁護士ハンコセット。
穴開けパンチ。
最初についたボスからは電子レンジをもらうことになりました。
仲の良い同期の友達からは、訳あって使わなくなる空気清浄機をもらうことになりました。
あと、すごく嬉しかったのは、アーティストをやっている友人(としか表現しようがないのでそう書きますが、自分にとってはそれ以上の存在)が、絵をくれたことです。もちろん自分で描いたもの。
原画ではなく、それをプリントしたものをキャンパスに張り付けた、ある意味非常に凝った絵なのですが...
個性が強い絵ですが、これが事務所の雰囲気にぴったりで!!
ともすると、法律事務所って殺風景になりがちです。
これ、実は、事務所を飾るという意味だけでなく、そこで働く自分にとっても精神衛生上よくない。
今、平日の6~7割は新事務所で執務&開業準備で、仮ではありますが、本棚に絵を飾っています。
たまに目に入ると、非常に気持ちが落ち着いたりするのです。
アートの効用は、大です。
さて、ちょっと頭が痛いことがあります。
それは、独立後、複数の植物が届くであろうということ。
独立ではなく、移籍の時も、小規模ながらお花や植木がいくつか届きました。
実はこれ、4月に独立した友人の弁護士から、さんざん脅されまくっています。
なんでも、この友達、執務室、相談室に並べても足りず、エントランス前の通路に並べても足りず、契約違反になるのを覚悟でビルの共有スペースに出さなきゃならなくなるくらい、胡蝶蘭が来ちゃったんだとか。
わざと世話をせずに枯れるのを待っていたらしいです...せつない、胡蝶蘭...
この友人は、私のことをある程度お分かりのようで、「ハヤシさんの場合はさあ、アフリカの花とかとんでもないのが来ちゃう可能性があるよ。アフリカの花は、枯れ始めるとすごい臭い出して、大変なんだよ!!」と、ワタシ特有の問題を指摘してくれちゃったのです。
そういえば...
ホチキスとかハンコセットをくれた同業の友人は、「花なんかもらっても仕方ないでしょ?使えるものが欲しいよね。○○はどう?」と提案してくれたのでした。
そうなのです。
こういうとき、花なんかもらっても、しかたなかとよ。
特に単なるブーケなんか来ちゃった日にゃ、花瓶すらないからね、たぶん。
胡蝶蘭なんかもらったって、世話できないからね。
植木なんかもらった日にゃ、枯らしちゃうよ。
ついでに言うと、鼻炎持ちとしては、花粉の多い花は、非常に辛い...
というわけで、できれば、お気持ちだけいただいて、事前に丁重にお断りしたいのですが、こういうの送ってくれる人というのは、目上の先輩、とかだったりするので、なかなかに難しい...のです。
いや。
ほんとに、花は好きなんですよ。たまに自分でもテーブルフラワーみたいなものを買って飾ったりしますから...
でも、自分で世話できる範囲を越えるものが来ると...
誰かそれとなく吹聴してくれないかなあ…
ハヤシ、花いらないって言ってたって。
も、遅いかな...
開業直後の状況は、おそらく10月24、5日当たりのこのブログで書くことになると思いますが、お花いっぱいで死にそうになってたら、間違いなくご報告することになると思います。
2014年9月26日金曜日
最近ジーンズばっかり履いている件について
仕事で名古屋に来ているハヤシです。明日明後日とこちらで仕事があり、そんでもって今日は特に用事がなかったので、早めに名古屋入り。
本日夜は、以前こちらにいたときの事務局と夕飯を食べる予定です。
今はホテルにチェックインしてのんびりしています(週末更新できないと思ったため、今日のうちにやってしまおうという算段)。
さて、昨日は、新事務所開設にあたり島忠で買った書棚と無印良品で買ったコートハンガー、その他記録等の整理用品が届き、書籍や記録の整理をやっていた私…
書籍が思いのほか多くてその整理にかなり時間を取られたので、コートハンガーの組み立ては、また後日…にしようかなあと思っていたのですが、有楽町無印のお兄さん、「組み立て方も図解してありますし、工具も入っているのでおひとりでも簡単に組み立てられます」と言っていたので、午後7時頃、とりかかりました。
確かに、六角レンチは入ってました。
でもさ、マイナスドライバー必要だって言ってなかったよねえ、お兄さん!!!
最近の組立式家具は、同包してある六角レンチさえあれば何とかなる→自宅から工具持っていかなくても大丈夫やろ、とタカをくくっていました。
一瞬頭が凍りましたよ。だって、もうでっかいコートハンガーの梱包解いちゃったんだもん。
このままにして次に来る日まで(おそらく10月1日)放置というのは、なんだかいや。
いちかばちかで、近くのセブンイレブンに走ったところ、なんと8種類工具セット204円が売っていたのです、ラッキー!!!
無事1時間ほどでコートハンガーを組み立て、昨日の作業は終了となりました。
本当は、2週間余り休んでいないので休養に充てるつもりだったのですが…うーん、スイッチが入ると自分でオフにできない悪い癖です。
で、独立準備にあたっては、昨日は別として、基本、業者さんが運んでくれたものをポンポンと置いてもらうだけなので、とりたてて何か自分自身大きな作業が必要、というわけでもないんですが、やっぱりこういうときは、「ま、よごれてもいっか」という服装で挑むことが多くなります。
しかも最近は前にも書いた通り、パンツがマイブーム。
本当に事務所に出たり裁判所に行ったりするとき以外は、ジーンズばかりの生活が続いています。
よく履くのは、この前書いた無印良品のジャパンデニム。実は今日も履いています(本日は移動と食事だけなので、楽な格好で)。そして、6月頃(胃腸がやられる前)に買ったジュンヤワタナベのデニムです。
最近のデニムの主流は9分丈で足首に向かってテーパードしているという作り。この2本もそれです。
が、今シーズンはかなり太めのパンツが来てるし、この前雑誌で見た太ーいデニムをほっそーい女の子がトラッドに着こなしているのがめちゃめちゃかわいかったということから、久々に出して履いたデニムがありました。
それは…弁護士になる1年前。「前期修習」といって、全司法修習生が埼玉県和光市の研修所に集められて講義を受ける期間(4月から5月)のこと。
日曜日に表参道まで出てきて、神南小学校(かな?表参道ヒルズのすぐ脇にある小学校)の前あたりにあったころのジャーナルスタンダードラックスで買ったearnest thawnというブランドのデニム。
ヴィンテージ仕様のユニセックスもので、布地は薄々のよれよれ。豪快にダメージが入っているものを、しかも31インチというかなり大きめサイズで購入しました。
お気に入りの一着で、購入してから4,5年は、デニムはほぼそれ一本で過ごしておりました。
生地が繊細なので洗濯を躊躇していたら、母に「臭くなる」、「あんたは皮膚が弱いから、そのうちかぶれる」と散々脅され、泣く泣く1年後にネットに入れて水洗いをした…それくらい大切にしていた一着です。
膝のダメージ部分に間違って足先を突っ込んで、さらに穴がでかくなるという事故が起こったこともありました。
最近は、ここまでのダメージジーンズを街でも見かけなくなったのと、以前私の5,6歳上の知人(今は故人)が「私たちの年でぼろぼろのものを着たら、本当に貧乏な人になっちゃう」という名台詞を履いていたのを聞いて、しばらくご無沙汰していました。
が、なんか履きたい。いつも同じようなシルエットじゃつまんないし。
なにより、ゆるいのラクだし…
ということで、上に細かいギンガムチェックのシャツを着てウエストをイン、ベルトを巻いてスニーカーではなく革靴を合わせるというスタイルにして、「本当に貧乏な人」にならないよう非常に気をつけて着用しました(事務所で作業するだけなんだから、といわれても、道中数十分あるので、人目に触れるわけです)。
ここまですれば、ぼろっぼろのデニムでも、来てる人間が四拾五でも、どうにかなるもんです。案外、きれい目にいけます。
そして、生地が柔らかめのゆるいデニムは、上にきれいなものを持ってきても「きれいすぎて恥ずかしい」ということにはならないし、昨日作業して思ったけど、何より気持ちがラク。
このジーンズは、実は修習の終わりのころに買った「修習の記念」みたいな意味のあるもので、結構お高いものを思い切って購入したものでした。
でも、やはり所詮ジーンズ。汚れでもそれも味、というわけで、あんまり色々気にしないで動き回れましたし、何より、脚にまとわりついたり張りついたりしないので、その意味でもとても楽ちんなのです。
そんなわけで、この先開業までは、3本のジーンズを着まわす生活になりそうです。
本当は安くてもいいから太くて柔らかいデニムほしいけど、探し回る時間がなさそうですから…
PS
星空文庫に新しい小説をアップしました。
http://slib.net/36353
ご興味のある方は、お時間のあるときに、是非。
2014年9月22日月曜日
アイラブ、ドトール。
2014年9月20日土曜日
この秋は、プチプラパンツなのだ。
2014年9月15日月曜日
四十路、ぬいぐるみと暮らす。
2014年9月13日土曜日
和食は、やっぱり太らん。
2014年9月8日月曜日
きれいなパンツがそろそろほしい。
事務所をオフィスっぽくしたくないのと、ブラインドが嫌いなのとで(ほこりがたまりやすく掃除がしにくい)、カーテンをつけようと思っていたところ、ベランダ側の窓が既製カーテンの一般的サイズを激しく逸脱していることが判明…オーダー…オーダーですか…高い、時間かかる、そして今もなお、結構暑い東京…
早めにカーテンほしかったので、ちょっと頭が痛いです。
さて、そんなことは置いておいて…
最近、仕事でスーツを着ることがほとんどなくなり、それにともなって、センタープレスが入ったきれいなパンツを履くということもあまりなくなっていました。
ここ最近のパンツの流行は、短めのテーパードがきついタイプ。
短め丈のテーパードタイプは、足さばきが良くて動きやすいので、個人的には好きで、プライベートではよく履いています。
が、これ、サイズ感が難しくて、特にきれい目のこのタイプのパンツは、やたら細身のものが多かった。
あまり体にフィットした服を着るのは好きではなく、細い割に、腰回りはわりにしっかりしているので、自然、仕事でパンツをはくことが少なくなっていました、ここ2~3年。
仕事で好んで履いていたパンツは、セオリーの定番のブーツカットでした。
が、セオリーも、そこそこ細身です。
ここ数年、体重増え気味だった私は、ちょっとご無沙汰な感じでした。
今年、例の胃腸炎で強制ダイエット状態になり、いまだ体重は2キロダウンをほぼキープしている状況。
そうすると、何が起こったかというと、ウエストゴムじゃないスカートが腰回りで安定してくれないという事態が起こりました(まあ、ボタンをずらせばいいんでしょうが…フォルムが変わるし…)。
ワンピース大好きなハヤシではありますが、来る日も来る日もってわけにもいかない。
で、3週間前くらいだったでしょうか。久しぶりにセオリーのパンツを履きました。
ゆるい…(初めての感覚)。
でねえ、やっぱり、シルエットが計算されつくされているというか、すごーくきれいなのです。
他にまだスーツを出してた頃のプラステのパンツ、Mプルミエのパンツもあり、どれもブーツカットですが、セオリーにはかなわない(もちろん履きますが)。
ここ数週間、何回かブーツカットパンツを履いて思ったのですが、やっぱり、ブーツカット、いいですね。まあ、私の体形に合っているというのかもしれないですが、全体のバランスをとってくれやすいような気がします。
上にラフなシャツやカットソー、はてはTシャツを着ても、きれいにまとめてくれる。
結構デザインが激しいシャツを着ちゃっても、落ち着いてそこそこビジネスっぽく見せてくれる。
これ、テーパードパンツだと、とたんに今日はお休みですか~?になっちゃうわけです。
本日、6年前、ちょうど弁護士になって1年たったくらいの写真を見たところ、ちゃんとスーツ着てセンタープレスの入ったパンツ履いて、それなりに弁護士らしい格好していて、「うーん、やっぱりきれいな恰好はいいなあ」なんて思っていたところでもあり。
世の流行もパンツは細めから太目にシフトしているようで、かなりなワイドパンツやセンタープレスが入ったストライプかつダブルのワンタックパンツなんてのを見るのも珍しくない。
しかも、「きれいめ」が強く打ち出されていますよね~。
そんなわけで、この秋は、きれい目名パンツを久々に一本調達しようかと思っているのですが、そうすると、体重もこれ以上増やせないかも、という状況です。
BMIからすると、ちょっと痩せすぎな感じなので、ジレンマ…だったりするのですが…
2014年9月6日土曜日
高学歴中年独女とその親の、微妙な関係。
2014年9月1日月曜日
札幌で私が買ったもの「など」。
本日は、新しい事務所で使うパソコンが、午前に届くので、自宅待機を余儀なくされます。
その後、銀行で経費口座にお金を入れたりなど、事務所開設に必要ことをいくつかやって出勤予定。
さて、昨日は、帰省中に新規開拓した飲食店についてお話ししましたが、今回は、買い物中毒ハヤシがアドレナリンが出まくる「帰省」のさなか、何を買ったのかお話ししましょう。
実は、今回のお買い物はかなりおとなしめでした。
10000円弱の半そでのボーダーカットソー(ネイビーとグリーンのボーダーで、胸の誌腰下あたりから切り替えが入ってラウンドした若干3Dのフォルムになっている)。
クリステンセンの定番カットソー、アイボリー。
コムデギャルソン(コムコム)のニットジャケット。
あとは、kiwandaの靴下と、どう考えても自分で巻けないリボン式のブレスレット…(安かったし、かわいかったし、ついつい…失敗すると包帯みたいになります)。
コムコムのジャケットは、数年前のコレクションで一度やった「円」をモチーフにしたもののリバイバル的なもので、着ると後ろがはねて立体的な印象になります。
ボタンを留める位置や数で、正面の印象もかなり変わります。
かなりかわいくて、今シーズン初の秋物として購入。
そして、クリステンセンの定番系というのは、まさに「今でしょ」商品(古い…林先生すらもう言わない…)。
ほしいなと思っているなら、見かけたときに入手しないと、次に買える機会は、極端な話、半年後、1年後になってしまいます。
今回偶然、妹御用達のセレクトショップに行った際に巡り合い、即決購入となりました。
クリステンセンは、よく「こんなカットソーにこのお値段」などと驚かれますが、肌触りの良さは群を抜きすぎていますし(ゆえに肌が弱い人にはかなりおすすめな一品)、一見繊細に見える生地と縫製ですが、実は耐久性が抜群。ガンガンお洗濯しても(当然ネットに入れますけど)、何年経っても、色あせないし型崩れしない。高い値段出して買うだけのことはある一品です。
というわけで、入手したものは少なかったけれど、満足が行くお買い物ができた帰省なのであります。
そして、今回は、古着のワンピースの良さに多少開眼した帰省でもありました。
札幌には、老舗の地元ファッションビル「4丁目プラザ」というのがあります。
私が小学生のころには会った記憶なので(そのころまだ地下に書店があって、そこで本を買った記憶がある)、かれこれ40年近くは札幌大通りの西4丁目の交差点にのさばっているビルです。
ここは、主に若い子向けのチープな洋服を売るお店が歴史的に多かったといえます(一方で、草木染の高齢ナチュラル女子向けの洋服も根強く取り扱っていた)。
私は高校が私服通学だったので、乏しいお小遣いでかわいい洋服を買うために、学生のころは、よく、この4丁目プラザに来ていました。
大人も楽しめるのが、ここの7階ゾーン。「自由市場」です。
自由市場というだけあって、小さく仕切られたスペースに、様々なテナントが入っています。
エレベーター脇にあるチープなアクセサリー屋さんは、もう本当に何十年も変わらず存在していますし、アメカジ系のライターやアクセを売るお店(スキンヘッドに立派なおひげのウエスタンなオジサマ店長もワンセット)もかなり古い。
ほかにも老舗といっていい雑貨屋さんがいくつかあるこのスペース、なぜか、帰省すると行きたくなる。
で、ふらっと覗きに行っちゃうわけです。
最近、古着屋さんがかなり増えました。
東京だと古着屋さんといえば下北沢が有名ですが、何か、一種ブランド化してしまっていて、行きにくい印象があります。
札幌も有名な古着屋はいくつかあったのですが、やっぱり、古着好き御用達、素人には敷居が高いということで、ほとんど覗いたことなし。
が、4丁目プラザの古着スペースは、どこもオープンで、露店を見て回るような感覚で、非常に見やすいのです。
そして、けっこう大人御用達の商品なんかも豊富に揃っていて、楽しめるわけです。フェラガモのハイヒールとか、置いてあったり。
私は、若い子が個性のあるファッションにチャレンジするのに古着を取り入れるというのがいいだろうと思うのですが、古着初心者はワンピースから入るといいのかもな、などと、今回の帰省で思ったのでした。
GW帰省時に、とあるセレクトショップで自分自身が古着のワンピースを買って(ロンドンの1960年代のものとか)、今の時代にはない生地感やデザインに興味を持ったというのもありますが、古い時代の日常着のワンピースというのは、発色がくっきりしていますし、フォルムもセクシーすぎない。ただし、ウエストマークはきちんとしていて、体系はきれいに見える。ジョーゼットもしっかり厚めで耐久性もありそう…という、古着の良さと昔の人の仕事のていねいさ、こだわりを、基本、お手頃な値段で手に入れることができる魅力的なアイテムのように思えるのです。
今回は、じっくり見る時間がなくて試着することができませんでしたが、ワンピース好きでもあるハヤシとしては、この先、自分が納得いく古着のワンピースを、古着屋さんで購入することにチャレンジしたいものだと思いました。
ところで、この自由市場、実は「札幌の文化」そのものの象徴のように、ハヤシは思っています。
開拓という名のもとに過去や家柄を捨ててやってきた人々を祖先に持つ外来の北海道人は、ある意味、こだわりや差別偏見がありません。
(あまりよくないのかもしれませんが)普通の居酒屋と一緒のビルにソープが入居しているすすきのが代表的な例でしょうか。
この自由市場、若い子のお店も、老舗のお店も平等に軒を連ね、お店の人どうしが立ち話している様子も見かけます。
入居しているお店も全く統一感ないし。
というわけで、通り一遍の観光地に飽きた方には、ちょっと覗いてほしい地元のスペースなのでありました。
2014年8月31日日曜日
札幌で私が食べたもの。
これ、帰省前に陥っていた状態です。
私の場合、崩れ方に特徴があり、夜遅く帰ってきて、やっとの思いで翌日の準備や入浴を終えて、その時点で疲れ果てて、「まずい」と思いつつ、歯も磨かずに寝てしまうという…
で、虫歯ができやすい性質⇒歯を磨かねば⇒熟睡できない⇒でもイマイチ起きれない
という半寝状態を数時間つづけた挙句、起き上がって歯を磨き、再び寝るんだけど、変なタイミングで寝ているので良く寝れないんだな、これが、で朝を迎えるという、自分でも「非常によろしくない」ということがわかっている状況なわけです。
帰省すると生活のリズムは、実家のリズムに強制的に合致させられます。
結果、強制リセットされて、東京に戻っても何とか持ち直す…のが今までの常だったわけですが…
直らんのです。いや、正確に言うと、元に戻っちまったのです。
そろそろこの場でもお話ししていい頃だと思うので打ち明けますと、実は、10月下旬に独立することになりまして、その準備のことで気ぜわしくなっています。色々となれないことも多く、考え事などなどしてしまうという…
しかも、結構でかめな刑事事件も来てしまい、夜の警察署まわりが始まってしまったわけで…
このパターン早かれ遅かれ倒れるパターンです。
早いとこ、修正しないと。
で、帰省中のことが本題だったわけですが…
今回は胃腸の調子が今一つだったため、グルメは控えめ(といっても、いつもグルメな規制を過ごしているわけでもないのですが)…というわけでもなく、割りに食べてきました。
もっとも、食べ過ぎと脂っこいものの取りすぎには注意しましたが…
札幌にお住まいの方、札幌方面に仕事や観光で行かれる方も読んでいらっしゃるかと思うので、独り言ちのレベルを超えて、今回食べたもの、行ったお店などをお話ししたいと思います。
一番のおすすめは、札幌円山公園近くのお寿司屋さん「やしろ」でしたが、それは前回書いたので、置いておくとして…
次にお勧めしたいのは、そこから南に車で5分ほど走ったあたりにある、チーズケーキ専門店の「BUONO BUONO」です。
いろんなチーズで作られたケーキが並んでいるのですが、なかでもおすすめは、ゴルゴンゾーラチーズケーキ。
これ、実は以前にもこのブログにちらっと出てきた写真家の友人(男性)の一押しでした(彼は、大の甘党)。
で、今回連れて行ってもらって、せっかくなので、これをいただきました。
一言でいうと見た目はベイクドチーズケーキ。味は濃厚なベイクドチーズケーキ、というところです。
しかし、ただ、濃厚なだけではありません。
ゴルゴンゾーラの癖がほのかに残っています。
これが「ほのか」程度なのがいいのです。
これ以上強すぎると、ゴルゴンゾーラまるごと食べているような気分になって、完食できない…
その他にも私はサワーチーズケーキをいただきましたが(注:小さかったしお昼控えめにしたので、いけました!!)、こちらはすきっとさわやかな酸味のケーキで、とっても食べやすい一品でした。
写真家の彼が食べていたリコッタチーズケーキもおいしそうだった…(分けてもらえばよかったです、失敗しました)。
座席数は多くないのですが、ぜひお立ち寄りいただきたいお店。
札幌観光というと、ラーメンだのジンギスカンだの、アイスクリームだの、みたいな食べもののイメージがある人が多いと思うのですが、札幌っ子を自認する私からすると、そんなもの、対してうまくないと思うのです。
札幌は、偉大なる「人が住む町」。人が日常食べるものが、全国でも断トツでうまい地域だと思っています。
そして、全国でもかなりカフェ文化が進んでいる街だと思います(奈良出身の友人もかつてそう言っておりました)。
帰省したら、必ずといってよいほど立ち寄るのが、大通りの地下にあるホールステアーズカフェです。
ここは、長居前提のカフェ。何百万するかわからない特上のスピーカーから、決して人の会話を邪魔しない音質と音量のジャズのナンバーが流れます。
また、大人向け雑誌が豊富にそろえられているのも魅力。
手紙を書いたり、本を読んだり、備え付けの雑誌を読んだり、思い思いの過ごし方をされている方が多い。一人客が多いのも特徴です。
私は、ここのチーズトーストの大ファンです。分厚いトースト用のパンにしっかりバターが塗られて、たっぷりとしたチーズがとろける絶品。
軽いお昼に頂きます。
残念なのは禁煙も分煙もしていないので、隣からタバコのにおいが漂ってくることが時折あること。
タバコを吸わない方は席選びにご注意ください。
カフェと言えば、今回1件開拓できました。これも甘党の写真家の彼のおかげです。
舞台は再び札幌円山公園近く、「cafe de ZAZA」。
ナチュラル系の店内は、決して広くはないのですが、とにかく静か。
私が行ったときには、カウンターに女性のお客がひとりいたのですが、全然気になりませんでした。
店長は女性の方ですが、この方もとても物静かなようで、とにかくリラックスできて心地いいお店でした。
東京ではなかなか見つけられないタイプのお店です。とても貴重。
今回は珍しく故郷で新規開拓できたわけですが、東京だけでなく、街ってやっぱり変わるんだ、進化するんだと改めて感じました。まあ、進歩するにはある程度の人口がいることが必要だとは思うのですが…
一方で、若いころから変わらず存在しているお店も恋しいものです。
いつも行きたくてなかなか行けないのが、サンドウィッチ店の「さえら」。
もう20代のころから行っているので、ここの歴史はとても長いはず。
札幌丸井今井デパートの地下入口の横をさらに地下に潜っていきます。
東京でも、食べたくなるしっとりとしたパンにしっかりした具の入ったサンドウィッチ。
ここ以上のおいしいサンドウィッチは食べたことがありません。
特にフルーツサンドが恋しくなります。
次に帰った時には、絶対行こう。
2014年8月25日月曜日
物価の違いを感じてしまったのだ。
そんななか、今日はハヤシの妹の誕生日で、家族で連れ立ち、円山公園近くのすし店「やしろ」にランチを食べに行ってきました(写真は、メシブログでどうぞ!!)
ここは、確か先月、両親と妹が一度食べに行って、非常に満足していたお店。
帰省したら行こうとずっと言われておりました。
私の方が、昼間は出かける用事がいくつかあったのと胃の調子がいまいちだったのとで、今回の帰省中に実現するかどうか危ぶまれましたが、今日、なんとか出かけることができた、という次第です。
お目当てのランチは限定33食。
お店の開店は11時ですが、前回両親たちは12時過ぎに行ったそうで、まさにハヤシ家で33食完売、ギリギリセーフ、という状況だったそうです。
そこで、今回は余裕をもって11時30分前には到着できるように出発しました。
店内は、カウンターが7,8席。テーブル席が、4人用3席に6人用1つ。
握りを店長一人で賄うことを考えると、限界の広さかな、と思います。
数年前にできたお店で、隣のテーブルの声が聴こえない程度の間隔をきちんと取ってくれている余裕のある作り。
接客は店長の奥様(明るくて気さくな接客)とアルバイトと思しき若い女性がひとり。
食べているペースなどを見ながら、いい具合に放っておいてくれる、とても心地よい接客です。
ランチメニューのうち、握りのメニューは、8貫、10貫、12貫、15貫に1.5人前、これにそれぞれサラダとアイスクリームがつくというものです(ばらずしのランチもあります)。
10貫で1200円(税抜き)、12貫で1500円(同)という価格帯でした。
ここの握りの特徴は、運ばれる前に、すしに刷毛で醤油が塗られているということ。
自分たちで醤油につける必要がありません。
いや…おいしかったです。すしネタはどれも身が引き締まっていて、中トロも無駄に脂っぽくない。うまみも十分。
子持ち昆布のお寿司を初めて食べましたが、コリコリした歯ごたえが新鮮でした。
私は、肉の炙りをすしネタにするというのがあまり好きではないのですが、今日食べた白老牛の炙りのお寿司は、これ見よがしな嫌みがなく、あっさりと、しかもしっかり「お肉」であるにもかかわらず、カツオのたたきとか、良質の大トロの炙りを食べているような感じで、他のすしネタとのバランスも絶妙な感じでした。
個人的にはすし飯は、もう少し柔らかめで酢が気持ち効いていてもいいかなとは思ったのですが、おそらく、日ごろ回転すしばかり食べているので、舌がそういう味を覚えているだけの話ではないかと。
いいネタが乗っかる場合には、ご飯の味は極力主張しないようにすべきなのだろうと思います。
サラダの葉物もシャキシャキしていましたし、デザートの抹茶アイスもコクがあっておいしい一品。
これで、値段は先ほど述べた通りです。
他のネタは、いくらに鯛に甘海老、イカなどなどがあり、カッパとか鉄火とか卵とか「お値段稼ぐ系ネタ」は一切ございません。
信じられないお値段です。
これ、東京で食べたら、いくらするんだろう?
ハヤシは、夕飯に何を食べるか困ったら、とりあえず「回るすし」を食べに行くのですが、恵比寿のやっすい回転寿司でさえ、5皿食べれば800円以上にはなる。
もうなくなっちゃったけど有楽町ガード下の回転ずしだと1000円は余裕で越します。
たまに贅沢して中トロ頼んじゃったりビール飲んじゃったりしたら、1500円くらい簡単に行ってしまう…
おそらく、普通に今日のランチメニューを東京で食べると、10貫で2000円くらいにはなるのではないかと。場所によっては、2000円では済まないかなと思います。
もちろん今はやりの「俺のすし」みたいな感じにすれば、同じくらいの値段に抑えられるかもしれませんが…いくらすしは立ち食いでもいいとはいえ、今日みたいなおすしを、落ち着かない「俺の」方式では食べたくない(座らないで食べるのでうまいものも安いというが、うまいものは座ってちゃんと味わいたい)。
以前から、東京でご飯を食べるとき、少なくとも札幌で食べるときと、ランチで300円は高いなと思っていました。
晩御飯になると、500円以上、場合によっては1000円くらいの差になるかもしれません。
例えば、恵比寿アトレで和食のランチを食べると1000円で、ご飯味噌汁おしんこに焼き魚が一尾。サラダもデザートもドリンクも付きません。札幌だとこの程度なら、そこそこおしゃれな店でも750円から800円くらいでしょう。
同じ店でディナーを食べると、300円程度の箸休めも何となく取らされてしまい1800円くらいに。
フクモリでも夜に焼き魚の定食をとってお茶をつけると、2000円を超えてしまったりします。
最近お気に入りの銀座ルブランで、ドリアやグラタンのランチをとると確か1400円ほど。サラダとドリンクがセットでつく程度。
確かに札幌でも1000円は割らないと思いますが、1400円はない。だって、サラダはいたってシンプルですし…
今日のすしネタは、本当にいいもので(産地直送のものを新鮮なまま提供というよりは、寝かせたり、炙った「一番おいしい状態」に仕上げて出している手間暇かけたもの。
それが1200円って…(まあ、ランチは採算度外視でやるところもありますが、それにしたって…)
東京にうまいものはたくさんある。
しかし、やはり、「手ごろな値段でおいしいものが食べられる」のは、やっぱり地方都市、とくに北海道なんではないかと改めて感じました。
特に札幌の場合、「日常的に食べるもの」は手ごろにおいしく食べられるものが多いですからねえ…
札幌は地方都市の中では物価が高い街です。
しかし、そんな札幌においても、東京の経済的な意味における暮らしにくさ、みたいなものを、本日は、ちょっと感じてしまったのでした。