2014年12月29日月曜日

茫然自失。引退したのはマッチーだった…

タイトル通りです。
宮原知子ちゃん優勝の感動が吹っ飛んで行ってしまうくらいの衝撃でした(今日の演技は、ノーミスの最高レベルの演技でした)。

あまりにも突然。
そして、なんという変な時季!!!
世界選手権出てから引退でもいいだろ~、まっちー(町田君)!!!

多くの人が知っていると思いますが、町田樹くんは、全日本フィギュアの後、世界選手権のメンバーに選出され、その発表時に全日本限りでの引退と世界選手権出場辞退を、発表したのです…

なんでも4月から早稲田の大学院に行くそうで、ひそかに入試を受けていたんだとか。
で、スケートアメリカのショートプログラムの日に合格発表。
選手引退後の「セカンドキャリア」の形成に彼はどうも悩んでいたそうで、で、研究者の道を志すことを心に決めたんだそうです。

どうもまだ関大の学生のようなので、年齢から考えて留年あるいは休学をして卒業を来年3月にずらしたのだと思われます。オリンピックと卒業がかぶるので、そうしたんでしょう。
そして、その間、自分の今後を考えていたのでしょう。

28日の朝に決めた、とマッチーは言っていましたが、それは最終決断をしたのが28日の朝だったということであって、「今シーズンで幕引き」ということは、シーズン当初から胸の内にあったんじゃないのかな、と思わずにはいられません。しかも、年末のこの全日本で幕引きということが頭にあったんじゃないのかと。

だって、そうじゃないと、第九なんて選ばないでしょう。
オリンピックの翌年に、あんなにきつくて、「これでオリンピック戦ってもおかしくない」なんてプログラム、出してこないでしょう。
「今年、日本の皆さんにプログラムを見せられるのは全日本だけ」なんて、やたら全日本を意識した発言。
ショートが終わった後の涙、リンクへの一礼。
グダグダだったにもかかわらず、フリーで「悔いはない」と言い切ったこと。

今にして思えば、町田樹くんという人は、シーズン初めから、12月下旬の幕引きまでを、着々と、そして丁寧に丁寧に進んできたとしか考えられません。

ただ、心の中でひそかに思っていただけだったので、私たちから見ればあまりに突然だったという、それだけのことなのです、きっと。

ハヤシは、寂しくて寂しくて、なりません。
ピュアで、抒情的で激しくて、美しい、ため息が出るようなマッチーのプログラムをもう競技の世界で見れないなんて(アイスショーにはたまに出るらしい)。
しかも、突然、幕が切られたわけですから。この戸惑い、しばらく続いてしまいそうです。

何かともてはやされている羽生君の演技ですが、ハヤシは、正直好きになれません。
彼の演技には、「こうすれば受ける」「点が取れる」というさもしさがあふれているから。
マッチーの演技には、大輔の演技と同様、「自分の世界を表現すればそれでいい。点数は後からついてくる」という潔さ、自分の世界に向き合う真摯さを感じます。
大輔引退後、町田くんががんばってくれることによって、そういう潔さをもうしばらく見られると思っていたのに…

しかし。
引退発表後、プレス向けに彼が読み上げた原稿をネットで見たのですが、そこには、「自分はどうやって生きていこう」と悩み苦しんできた町田君の姿がにじみ出ていて、私は、正直なところ、とても共感しました。

スケート選手と言えば、コーチになるか、振付師になるか、バイトしながらショーで滑るスケーターになるかという選択肢しか、ほとんどない。
町田君ほどの選手になれば、プロとしてショーに出る傍ら、コーチや振付師で、引退後はそこそこ稼ぐことができたはずです。

しかし、彼は、それを良しとしなかった。そういう既定路線に乗ることができず、結局乗らなかった。そして、「研究者」という道にたどり着いたわけです。

そういう不器用さ、単純にすごく好きです。
多くの人にとって、共感できる部分じゃないのかなと思います。
今の自分に疑問を持つ。この先の自分はどうあるべきなのか、どうありたいのか。
世間から見て成功者だろうが何だろうが、そんなことは関係ないのです。

町田樹という男子は、一見ナルシストで不思議な男の子ですが、その実は、とてもナイーブで不器用で、一生懸命生きている尊敬に値すべき男性だったわけです。

フィギュアスケートは、その人の生きざまのすべてがでるスポーツと言われています。
あのもがき苦しむ第九は、まさにマッチーの人生そのもの、のプログラムのような気がします。
そして、それを今シーズン選んだというあたりに、やっぱりマッチーはシーズン当初から今シーズンでの幕引きを考えていたんじゃないかと思わせます。

うーん、寂しいなあ、ショックだなあ。
でも、ハヤシは、ほんの短い間だったけど、今までの日本男子が決して見せてくれなかったオンリーワンのプログラムを踊ってくれたあなたを一生忘れません。
いつの日か素敵な研究者になって、再び私たちの目の前に現れてほしい。そう思います。

ただ…
世界選手権の枠取りは、非常に心配です。
羽生・無良・小塚の3人で、3枠キープできるのかな…
女子はおそらく2枠に減らすだろう、男子は大丈夫と思っていただけに…
計算が違ったよ…

しばらくは、ユーチューブで、マッチーの第九を堪能して、心の穴を埋めることにいたします…

年内の更新はこれで最後になりそうです。
気づけば、始めてから3回目のお正月です。
今年もずいぶん独り言ちました。
来年もどしどし独り言ちます。
みなさん、良いお年を。


2014年12月28日日曜日

村上佳菜子は引退しなくちゃいけないかもしれない。

ども。帰省中のハヤシです。

26日の夜、予定よりやや遅れて午後8時ころ実家にたどり着きました。
その後は、全日本選手権男子ショートプログラムを堪能。
どうやら、仕事関係の皆さんの飲み会があったようで、暗に来いといわんばかりのメールが来たのですが、いわゆる飲みで仕事のつながりを、みたいな世界は個人的には好きではなく、やんわり、さりげなーく無視(というか、大勢の飲み会、好きじゃないんですよね、ハヤシ)。

本日は引き続き、女子ショートと男子フリーを観戦しておりました。

日本の男子選手は、今、群雄割拠の状況で、髙橋大輔引退後も非常に楽しめます(今日のフリーは、ちょっと残念な結果でしたが、個人的に…)。

が、しかし。
女子は、村上佳菜子がいまいちシーズン序盤、パッとせず、宮原知子ちゃんとか本郷理華ちゃんは、日本のトップ選手ではあるけれど、まだまだ、「この子に任せて大丈夫」というほどのオーラは出ていない、ということで、今年の全日本女子シングル、どうなるんやろ、と、去年までとは別な意味での興味をもっていたのでありました。

スケートオタ(そうじゃなくても)なら当然みなさんご存知でしょうが、フジの放送は、基本生中継ではありません(今日は男子のフリーは生でしたが)。
ヤフーの速報で、テレビより前に結果を知ることができます。

私は、テレビの中継を見る前に、村上佳菜子が9位でショートプログラムを終えたということを知ってしまいました。しかも、点数は、採点甘々の全日本で57点代前半という信じられない点数(注:今年は採点が辛かったらしい)。
さらに、転倒など大きなミスはなく、演技直後は佳菜子ちゃん自身、会心の笑みを浮かべていたらしいと…
おー、こりゃこりゃ非常に興味をそそられる、と思い、テレビ観戦に臨みました。

はっきり言いましょう。
正直、57点は、ちょっと厳しいかなあと思いました。
が、しかし、60点台に乗るような演技ではなかった。

まず、3つあるジャンプのうち、1つ目と2つ目が回転不足をとられたとのことですが、素人目に見ても1つ目のコンビネーションジャンプについては、回転不足であることがわかりました。
2つ目のトリプルフリップについては、回転不足とは思わなかったけど、入りのスピードは非常に遅かった。

さらに、スピンでふらつき、ステップもしょぼい(エッジが浅い。きちんとステップを踏めていない)。レベルがきちんと取れていないでしょう。全体的にスピードなかったし。

一見大きなミスはなかったし、クリスティーナに感情移入していて、まあ、演技自体はできていたかなあという感じだったので、会場はスタンディングオベーション。佳菜子ちゃんの表情も「会心の出来でした~」。
で、キス&クライで点数が出たのを見て、凍り付いていたわけです。

おそらく会場では、細かいところまで見えないので、一見ノーミスで「オペラ座」みたいな劇的な曲だと、なんか雰囲気的に盛り上がっちゃうのだと思うのです。

が、テレビで見た感じ、はっきり言って、彼女の演技「ダメダメ」でした。
あれで、よくできたと自分で思っていたのだとしたら、明らかに感覚がずれている。
そして、村上佳菜子の場合、このパターンがもう先シーズンあたりから続いていて、今年は、さらにひどくなっているように見受けられます。
だって、グランプリシリーズの時にも、ショートが終わった後「もうちょっと出ると思っていた」みたいなコメント出してましたからね。

村上佳菜子に関していえば、シニアデビュー時こそは、国際審判の評価も高かったけれど、それは、世界ジュニアで優勝して鳴り物入りでシニア参戦したからであって、その後の評価は落ちる一方。
本当は、オリンピックだって、宮原知子ちゃんが出たほうがよかったんじゃないかと思うくらい。

しかし、村上佳菜子は、おそらく、「自分の何がいけないのか」ということについて、おそらく根本的に理解できていないのです。例えば、ジャンプのずれ、であるとか、ステップを踏む感覚であるとか、分析できていないままズルズルズルズル来てしまって、深い深い迷宮に入り込んでしまっている。

そして、私が最も気になるのは、技術的な進歩がそもそも見られない、ということなのです。

女子の場合、もっとも点数を稼げる技は、コンビネーションジャンプ。3回転3回転の連続ジャンプを跳ぶことは、もはやトップ選手にとっては、最低条件です。

村上佳菜子の連続ジャンプの持ち技は、トリプルトゥループ×2です。
トゥループは、6つのジャンプのうち、一番簡単で基礎点が低いもの。つまり、一番簡単なのを2回繰り返すだけ、なのです。
そして、これ、シニアに上がった時からやっているもので、その後、それ以上難しいものやっていないんですよね…

かつてキム・ヨナの専売特許だったトリプルルッツ・トリプルトゥループは、最初のルッツジャンプがアクセルの次に難しいジャンプで、非常に高得点を稼げました。
が、しかし、いまやロシアの女子選手は、私が知る限り3人はこれ飛べるし、宮原さんも飛べます。
確か、ゴールドも飛べたんじゃないのかな。
ここまで飛べなくても、最初のジャンプを1個簡単なフリップジャンプにしたコンビネーションであれば、アメリカのワグナーが飛べます。
実は、話題になった13歳の樋口新葉ちゃんも、今日これを跳んでいました。

ちなみに、真央ちゃんは、その後飛ぶのに苦労するようになりましたが、17歳くらいまでは、トリプルフリップ・トリプルループという2つ目のジャンプがトゥループより1つ難しいのを跳んでいました(ソチシーズンにまた取り入れるようになった)。
そして、ソチ金メダリストのソトコニコワは、ルッツ・ループというジャンプが飛べます。現役で最高に難しいコンビネーションです、現在。

世界はここまで進歩しているのに、村上佳菜子は、いまだに簡単なジャンプ×2しか飛べない。しかも、それですら回転不足をとられる始末、なのです。

そのことに村上ちゃんは、気づいてないんじゃないのか、今日のあの表情。

まあ、まだ若いんで、彼女。今シーズン終了時にじっくり考えて、時間かけてすべて修正していく、ということも可能であるようには思えます。

でも、ごめん。これ、偏見なんですが、佳菜子ちゃん、そういう我慢強さと賢さがあるように、見えないんだ、ワタシ。

全日本ていうのは、魔物が住んでいるところで、いままでも大どんでん返しが多々起きてきた大会でした。
9位とはいえ、実は4位以降は58点台から57点台に入っていて、しかも、ジュニアの子も確か含まれているので、後半体力勝負になるフリープログラムでは、佳菜子ちゃんが有利な状況にあるとも言えます。
そして、3位の新葉ちゃんとの点差も7点差くらい。今のルールならミス1つで7点くらい簡単に変わってしまいます。

そういう意味では、佳菜子ちゃんが見事に1日で修正をかけて、明日パーフェクトな演技をすれば3位以内に入って世界選手権に出られる、という結末になる可能性もなくはありません。
そういう結末になれば、一気に不振から脱出できるかもしれん。

しかし…さっきも書いたけど、この可能性どうなのかなあ、正直。

で、悪いけど、今回表彰台に乗れずに終わったのなら、佳菜子ちゃん、本気で引退考えなくちゃいけないような気がする。

だって、佳菜子ちゃんに生じている「ずれ」は、たぶん、もう埋められないように思うから。

20歳そこそこの女の子に対して、こんな辛口コメントするのは、おばさんも正直つらいな、ひどいなーと思ったりすんだけど…なんですか、「この子の行く末楽しみ!!」という、選手としてのキラキラオーラが、ないもんなあ、佳菜子ちゃん。

グランプリファイナルに繰り上げ出場できた本郷さんなんかは、ラッキーを身にまとっているせいもあるけど、大きく優雅で自信もって演技できて来て、オーラがわいてきているもの。
宮原さんも、本郷さんとはまた違うけど、昨年の地味~な雰囲気から、一歩シニアっぽい大人の雰囲気に近づいてる感じがあふれているし。

本郷さんには、演技の華やかさ・大きさという武器が、宮原さんには、技術に正確さという武器が、それぞれあるけど、佳菜子ちゃんには、どちらもないですからねえ。

正直、表彰台を逃して世界選手権の出場も逃すという結果になったら、早めに第二の人生にかじを切ったほうが、佳菜子ちゃんにとってもいいんじゃないか、ホントと思っています。

明日、日本の女子フィギュア選手の中で、一番の大注目は「村上佳菜子はどうなるのか、どうするのか」という問題です。
無事表彰台に乗って世界選手権に行くのか。
それとも、表彰台に及ばず、格下の四大陸選手権の出場権は得るものの、引退を受け入れるのか。
個人的には、どちらかの結論になるような気がします。

女子の場合、男子よりも明らかに世界選手権の出場枠3枠をキープするために優秀な選手をしっかりチョイスすべきニーズが高いのです(注:知らない人のために言うと、1年後の世界選手権のくにごとの選手数割当は、前年の世界選手権におけるその国の出場選手の順位の合計額に寄ります)。
ですから、連盟としても、過去の実績とかネームバリュー的なところで、簡単に村上、とも決められないのです。
佳菜子ちゃん、ホントにちゃんとやんないと、アウトだと思います。今年全然結果出ていないし。

そんなわけで、明日の全日本女子フィギュアは、村上佳菜子という女の子の人生と今後も世界選手権で日本は3枠をキープできるかという、この2つが、それはそれは重要なテーマになりそうだ、などと勝手に思ったのでありました。







2014年12月20日土曜日

師走のある週末の独身四十路女。

ひどい天気でしたね、東京。
昼間はそうでもありませんでしたが、夕方くらいから、雨がじゃんじゃん降りだしてきました。

そんななか、ハヤシはお買い物です。
今日予定していた行程は、表参道→東京駅→秋葉原、でした。

表参道の用事は、表参道ヒルズのillian robeにニットを見に行くことと、QUICOで買うでもなく雑貨を見るということ。
東京駅の主な用事は、妹に頼まれていた母のクリスマスプレゼントとお土産用のかりんとう、厳選数十枚出す予定の年賀状を買いに行くこと。
秋葉原では、中古のiPad mini2を物色しようと思っていました。

がしかし、出かける直前、私は表参道に行くなら、プチバトーでTシャツを買ってきてくれという妹の指令のため、まず、ヒルズと反対サイドの通りに出ました。
その通りには(ビルの名前は覚えちゃいないが)、私が愛するコムでギャルソンが入ったビルが…(マルジェラとかも入っているあのビル)。
で、プチバトーでの指令を終えた後、私は、ついついそのビルの中に…

ここのギャルソンは、他店にはないインポートがあってその中でも私は、eggというイギリスのブランドが好きでして…
が、egg=高いということで、最近はとんと買っていなかったのですが…わりに手頃で超かわいいワンピースを見つけてしまい、しかもそれが今日履いていたデニムの上に着るとむちゃくちゃかわいいという代物で…お買い上げ…
そして、カードはなるべき切りたくなかったので、現金で買ってしまいました…

そのため、もうニットなんぞ、QUICOなんぞと言っていられなくなり、私はそそくさと東京駅方面に向かったのでした。
そこで、母のプレゼント用のカンペールのスニーカー(父と妹と一緒にあげるので、帰省したら代金は回収です)、お土産用の麻生かりんとう2缶を購入しました。

この時点で、手に大きな袋を3つ抱えて傘を持つことに…かりんとうは、出かけるときにかけていった斜め掛け鞄に入れることに。

時間は、午後4時半を過ぎたところ。
ハヤシ、お腹がすきました。
荷物もいっぱいで疲れました。

東京駅からは京浜東北か山手線で秋葉原に出て、歩いて帰るのが一番らく。
まあ、12,3分も歩けば自宅です。まっすぐ行けばね。
しかし…最近そういえば、万世橋のマーチエキュートのフクモリに行ってないなあ…ケーキとお茶していきたいなあ…うーん、雨降ってるし、荷物重いし、めんどくさいなあ…でも行きたいなあ…と思い…結局誘惑に負けて行ってしまいました…
それが、メシのブログの写真です。

フクモリを出ると、表はザンザン降り。
まっすぐ帰ろうとも思ったのですが、夕食作るのに葉物の食材がほしい。
でも、こういうのさすがにセブンイレブンでは手に入らん…
ということで、スーパーにもよってしまい、さらに荷物は増える。

結局、左手に袋四つ、右手に傘、といういでたちで歩かざるを得ず、帰宅すると、雨まみれ、みたいな感じになったのでした。

今も玄関にコートとストール、バッグを干している状況です。

そうそう。フクモリを出た後、よせばいいのに、スーパーに入る前、秋葉原のソフマップとじゃんぱらに寄ったのでした。
というのは、今手元にあるacerのWindowsタブレットを売って、中古でiPad mini2でも買おうかと思っていて、査定を店頭でやってるかとか、iPad miniの品ぞろえや価格がどうなっているか見ておきたかったのです。

あのあたりの中古の電気屋って、楽しいですねえ…
普通にヨドバシとかビックカメラとか覗くより、全然楽しいっす。
何がそんなに楽しいのか、ちょっとよくわかってないのですが、なんというか、その時その時によって同じものでも値段が違うのも楽しいし、ちょっとレトロなのも楽しいし、同じ種類でも品物のクオリティが均一じゃなくて、どれが一番いいんだろうと悩むのが楽しいんでしょうね。

カメラも楽しかったのです。ジャンク品好きの人の気持ちが、ちょっとわかるかも。

タブレットとかスマホとかPCって、なんだか新品買うのがあほらしくなってくるような…そんな気すらします。

というわけで、師走のクリスマス前の週末、雨の中、大荷物しょってずぶぬれになりながら東京を歩き回る独身四十路がはた目から見るとどんなふうに映っていたのかわかりませんが、自由に、楽しい1日だったことは間違いありません。

で、この後テレビ東京で大輔と真央ちゃんが出るというので、急いで風呂に入ろうと思うハヤシ、なのでした。

シーユー!!

2014年12月15日月曜日

町田君に見たフィギュアスケートの真髄

選挙が終わりました。
直前になって、自民党単独で3分の2行くんじゃないかという驚愕の情報が流れましたが、ふたを開けてみると、公明党も含めた与党で3分の2は行ったものの、自民党単独だと現状維持か、ひょっとすると若干減らすかも状態。

要は、投票率が低かった分組織票が固い公明党が伸びちゃっただけという結果だったわけです。
アベノミクスが続いていくのかと思うとウーンだけど、憲法改正→アメ公にくっついて戦争参加という最悪のパターンだけは当面回避できたかもしれず、ほんのちょっとだけほっとしたハヤシなのでした。

さて、テレ朝は、選挙ステーションの前にグランプリファイナルの男女シングルのフリーをきちんと放送してくれました。
そして、選挙ステーションがほぼ20時から、開始時間を早めすぎると視聴率が悪くなるというプレッシャーのおかげで、2時間20分というコンパクトな時間に編集してくれたため、無駄なものを見せられることもなく、試合をきちんと堪能することができました。

まあ、試合結果自体は、羽生ちゃんの圧勝でした。
つまんね~。
いや、羽生ちゃんはうまくなった。スケーティングの技術もべらぼうに上がったし、表現力もついた。地位が人を作る、という言葉がありますが、オリンピックチャンピオンになったせいか、風格が出てきて、緩急のある指先まで行き届いた演技ができるようになりました。

が、しかし…フリー後のキス&クライでのあのはしゃぎっぷり…自分の何が人気のもとなのか計算ずくで見え見えなんだよなあ…
選手として凄くても、いまいち好きになれない羽生ちゃん、だったりするのです。

ま、それはさておき。
羽生ちゃんはうまかった。優勝は当然。
が、感動はしなかった。きれいだけど、鬼気迫るものを感じなかったから。

私は、今日、町田君の演技を見て、目頭が熱くなりました。
体調が悪かったという言葉通り、ジャンプにキレがありませんでした。
何回も何回も転んだ。
しかし…いや、だからこそかな?あの第九の真の良さが見えた気がしたのでした。

町田君は、ミスが続いても、懸命にプログラムの世界観を表現しようと滑り続けました。
そして、あの第九のプログラムは素人目にもわかるくらい、過酷なプログラムです。休んでいるところが一個もありません。
もがき苦しみながら舞い続ける姿は、耳が聞こえない苦しみのなか、曲を作りづけたベートーベンの壮絶な苦しみを思わせました。
ベストコンディションでなかったからこそ、町田君が目指した第九の世界を表現できたんじゃないのか…そんな気持ちにすらさせられました。

なんだろう…すごく、よかったです。

そして、ハヤシは確信してしまいました。これこそが、フィギュアスケートの真髄なのだと。
思えば、ソチオリンピック。
高橋大輔は、ろくにジャンプが飛べませんでした。
なのに、圧倒的な表現力とステップワークで、見る者をうっとりさせました。
あの微笑みをたたえた表情は、まさに、あのビートルズメドレーのコンセプトを表したもので、ハヤシ、真夜中に一人、号泣してましたもん…

完璧に滑ることだけが能じゃないのです。
たとえミスがあっても、連発しても、滑る姿をさらすのがフィギュアスケートなのです。
それでも、見る人を感動させられるのがフィギュアスケートなのです。
つまり、自分の生きざまが表現できて、初めてフィギュアスケートなのです。

町田君の今日の姿を見て、彼は、大輔と並ぶ、真のフィギュアスケーターなんだなあと感じました。

羽生ちゃんは、コーチの方針もあるんだろうけど、「勝つ(=金を得る)」ことに主眼を置いてやっている分、そういう、ピュアな部分が見えないというか、あざとさが匂って来るんだろうなと思うのです。

思えば、ジョニ子もそういう意味では真のフィギュアスケーターだったんだろうなあ。
ランビエールもそうだったんだろうなあ。

とはいえ、やはりミスなく完璧に終わり、リンクを去るまでうっとり自分ワールドに浸っている町田君も見たいので、全日本までには体の調子治してね、という感じです。

さて、今シーズンの町田君のプログラム。実は、ショートプログラムも結構好きなハヤシです。
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」…ロマンチックな曲調で、もう、雰囲気は、悲恋悲恋悲恋…
悲恋を生きる男性を、ものすごーくドラマチックに踊る町田君。その世界観は、なんですか、往年の少女漫画、ベルばら的な感じで、あれを恥ずかしげもなく今の時代にやっちゃうところが、なんかすごいなーという。

最後の決めポーズなんて、もう、池田理代子ワールドそのものですよ。後ろから突然真っ赤なバラ100本くらい生えてきても驚かないレベル。

昭和の時代の少女漫画に慣れている四十路女としては、(町田君そのものではなく)あの決めポーズにキュンとなるのでした。

2014年12月14日日曜日

ハヤシのヨドバシカメラ。

土曜に更新できなかった、ハヤシです。
昨日の夜は、弁護士の大大大先輩らに開業を祝ってもらいました。
大先輩とはいえ、全く堅苦しくないお方たちばかり。
私がセレクトした人形町の老舗お好み焼きのお店、松浪は、にぎやかでおいしく、楽しいお店でした。

普段チェーン店で食べていたお好み焼きが、いかに暴力的なものか分かりました・・・マヨネーズもかつぶしもいらない、本当に焼いたものの味だけで味わえるお好み焼きのおいしさ・・・
おすすめです!!

さて、最近、アキバヨドバシに行くことが多いです。
今週なんて3回くらい行っているはず。
金曜日も行きました。洋服のしわを簡単にとれるスチームアイロンを買いに。
火曜と木曜も行っています。夕飯食べに。
火曜の牡蛎フライも、木曜の廻る寿司も、ヨドバシの上のレストラン街で食べたもの。
そして、ついでにカメラコーナーをうろうろし、木曜に至っては、ぬいぐるみを買ってしまう始末。
他にも、タワレコでCD見たり、有隣堂で立ち読みしたり・・・ということで、アキバヨドバシには、特に仕事帰りに立ち寄ることが非常に多いのです。

まあ、こんなによく行く理由のひとつは、言うまでもなく、自宅が割りに近い、ということもあるのですが、ハヤシ、いくら自宅に近くても魅力的でない店には近寄らないタチなので、おそらく、アキバヨドバシは、ハヤシを引き寄せる何か魅惑的なものがあるのだろうと思うのです。

大型の電気店で、ロケーション的に立ち寄る頻度が高そうなところに、他にビックカメラ有楽町店があります。
最近は職場が変わったせいもあってあまり行っていませんが、以前はまあまあ行っていた。

ヨドバシより安いし、ヨドバシでは扱っていないメーカーのものなどもある。日用品などもあるし、決して使い勝手が悪い店ではない。
けど、ヨドバシほどの魅力は感じない(注:有楽町ビックカメラについて言うと、アウトレット館の方が断然楽しい)。

ポイントはいくつかあるのです。
まず、本業の電化製品の販売について。
確かに、価格競争から撤退しただけあって、ヨドバシの小売り価格、ビックより一般的に高いものが多いです。しかし、これも宣伝文句通り、店員の商品知識が抜群に高い(というか、専門的に各ジャンルの商品の知識を語れる店員が、必ずそのコーナーに配備されている)。
休みの日に行くと、そもそも店員さん捕まえるのが大変ですが、専門の店員さんと話すと、「ちょっと待ってください」「確認します」全くなしで、聞きたいことに答えてもらえる。申し訳ないが、ビックは、ここまで配慮している雰囲気はありません。

2つめに、電気製品以外の魅力。
ビックも酒を置いたり、日用品を置いたりしていますが、なんというか電化製品と一緒に置く必然性をあまり感じないし、店舗の雰囲気をかなり安っぽくしています。

ヨドバシの場合、本屋とかCDとかは、ある意味電気屋の中にあっても不自然ではない。CDなんかはわかりやすいと思いますが、本屋だってPC本やスマホ本、アキバというロケーションを考慮すればマンガなんかが置いてあっても何の違和感もありません。
化粧品なんかもあるのですが、これもビューティー用品との関係で言うと、やはりそれほど違和感ないのよね。

3つめに、レストラン街の魅力。
ここまで大型化すると、そして、アキバって、案外気軽にふつうにご飯を食べられる場所が少ないということを考えると、やはりレストラン街の存在はうれしい。
平日でも、仕事帰りのサラリーマンや外国人観光客が食べに来ています。

ま、正直、むちゃくちゃうまい!!というところはないのですが、好きで使っているお店はいくつかあって、個人的に一番のお気に入りは、神田グリルという洋食屋さんです。
ハンバーグ、そこそこおいしいし、お店の人はみんな笑顔で接してくれるし、落ち着く・・・
仕事帰りにちょっとボリューム合る晩御飯を食べて帰りたいと言うときにぴったり、なのです。
ビックカメラの場合は、まあ、レストラン街作る必然性がないのはわかるけど、中でお茶飲むスペースくらいあってもいいよなあと思います。
ドトールくらい、入ってもらってもいいんではないかと。

そんなわけで、ふらっと立ち読みしに、ふらっとCDをのぞきに、PCやスマホの冷やかしに、はたまたご飯を食べに、と今日も明日も明後日も、ハヤシのヨドバシカメラだったりしちゃうわけです。

これでもう少しアキバのアトレが拡大して、お洋服のブランドも恵比寿アトレくらいになってくれれば、アキバもも少し感度が高い町になり、選挙活動中に「大日本帝国憲法万歳」とか連呼するアホなネトウヨも出てきにくくなるんじゃないかと思うんですがねえ・・・

2014年12月7日日曜日

ぐぐたすでお友達を増やそう大作戦。

どうも。
出張から帰って、自宅でゆっくり、つかの間の休日、ハヤシです。
今日はなんだか冷えますなあ…私の嫌いな東京の冬、全開という感じです。

思えば、東京の季節で好きなのって、花粉が終わって梅雨に入る前の5月から6月初旬くらいまでと、9月から11月の頭くらいまででしょうか。うー、短いなあ。
札幌だと雪解けの3月中旬から下旬、雪降り始めの10月下旬から11月中旬くらい、とごくごく限定されているのに…

さて、最近、ぐぐたすでいろんなコミュニティに参加し始めて、そこでお会いした方をバシンバシン、フォローさせてもらっております。
手始めは、水曜どうでしょう。あと、ちょっと法律家のふりをして、著作権・知的財産権、フリーランス(一応フリーランスに入ると思って)に加入しました。
今日は、さらに、北海道とからす会に加入。

なんだろう…今、なんとなく人とつながりたい気分、なのかもしれません。
それも、「同質的」でない人たちと。
この場合、「同質的」というのは、同業者及びそれと類する人々、おんなじ学校を出てきた人々などなど、結構大きな幅でルーツや現在の立ち位置を共通としている人、を指しております。

いや、何も今に始まったことではないのです。
とりあえず同業者以外の人と知り合いになりたいなあという気持ちは、今までも多少あったわけで。
それで、たまに仕事が暇になったりすると、お花の教室にでも行こうかなあとか、いろいろ考えたりするのですが…
実は、もともと人見知りの性格。知らない人の中に囲まれるのは、結構苦手だったりします。
そんなわけで、仕事以外は、ひとりでショッピングや美術館に行ったりして過ごすことが多く、そのため、同質的な人以外と知り合う機会もなく、どんどんどんどん世界が狭まっているのを、自分自身、ひしひしと感じておりました。

さらに、職業病っぽいところもあるのでしょうが、氏素性が分からん人とつながる、ということに対して、とってもとっても慎重なところがありました。
そんなわけで、ぐぐたすなんて、自分でブログやっているのに、自分からサークルに入れている人はごくごくわずか、という状況が非常に長く続いておりました。

その気持ちが、なんだか、ここ最近急速に弱まっているのが自分でもよくわかります。
が、その原因がわかるようなわからんような(突き詰めて考えようとするところがオタクっぽいですなあ)。

まず、本名でやってるFBに手詰まり感というか閉塞感を感じているような気がします。
FBは、本名じゃないと登録できないという一応の建前になっています。ブロックしたい人もわりに簡単にブロックできる。
SNSの中では相対的に安全性・安心感は高いと思われます。
が、そうなるとつながるのは、同質的な人々のみ。

そして、私の場合、8割は同業者。
そうすると、自由な発言が憚られることがあるわけです。
ここはうまく言えないけど、この感覚、わかってくれる人、少なくないんじゃないのかなあ。
気にしないで言いたいこと言えばいいのかもしれませんけど、うちの業界、ほかの業界と同様、広そうで狭い。
アホ発言の1つでも流出してしまうと、私という弁護士の価値自体がずどんと落ちてしまう、しかも、今でもそうそう高い位置にいるわけでもないのに、そんなことになってしまったら、業界で干されるぜ、というそこはかとない恐怖心と実は隣りあわせだったりしています(私のこと知ってる人は、うそだろ、と思うかもしれないけど、これでも結構気を遣っているわけだ)。

匿名性の高いSNSは、発信する側が無責任になりやすくて、その分恐ろしいことが起こりうる…という刷り込みが激しかったのですが…投稿やコメントを見て、気が付くことがいくつかありました。

どんなコメントを返してくれるのか、どんな投稿をしている人なのか、ということを見て、フォローするかどうか決めれば、それほど怖がる必要はないということ。
匿名性はリスクもあるけど、反面得るものもある。
つまり、いろんなコミュニティに気軽に加わることができる。
いろんな人から、自分が知らない世界を見せてもらえる。

そして、ぐぐたすの、少なくとも私が入っているコミュニティは、嗜好性が顕著なせいか、誹謗中傷合戦になることはまずない…みなさん、反応がフレンドリーで若干オタク的で、とても居心地がよい。

もちろん、弁護士としてはボディがら空きではいけませんので、最低限のリスク管理はしていかねば、と思うておるわけですが、自分のイメージよりもやや緩めに、いろんな人々とつながっていいのかなあと肯定的な気持ちになれました。

ここのお友達、リアル友じゃないわけで、そんな友達増やしたって不毛じゃないの?なんていう気持ちも心の片隅にないでもない。
が、しかし、リアルな知り合いでも何十年も会ってない人なんて、もはや、その中身についてはリアルに知りえないわけですし、会ったことあるからといって、その人の本質はわかるわけでもない。
思いもよらぬトラブルが発生することだって、リアル・非リアル、両方ありうるわけですから。

そんなわけで、リスク管理の本質というのは、相手がリアルだろうが非リアルだろうがおんなじなんだろうといことに気付いたところで、今まであまり楽しめていなかった、ぐぐたすライフを、今後はもうちょっと楽しんでいこうかな、と思うちょります。



女子力とやらについて、誰か教えてくれ。

なんとか投稿できました。
今週は3日夜から本日まで大阪出張。
できれば3日、大阪のホテルに着いたら一度投稿しようと思っていたのですが、アクシデントに次ぐアクシデントで、大阪入りが殊の外遅くなり・・・
本日はおそらくバテバテで投稿する元気はないだろうと踏んでいたのですが、今回の出張、思っていたより体力を消耗しておらず、何とか一本書けるくらいの体力が残っていました。

さて、ハヤシが週末に時折行く出張というのは、弁護士業界の研修の講師の仕事でして、今回は日弁連あげての割と大きい規模の研修に駆り出されたのであります。

昨日は懇親会でした(そのお店の看板写真がメシのほうのブログにアップされてます。くしくも先週日帰り出張した時の懇親会と同じ店。リーズナブルでおいしくてさすが大阪!のいいお店です、はい)。講師も研修の受講者もほぼ一堂に会しての会食の席。

私のテーブルは、微妙に女子会っぽい席。そろったメンバーは…

36歳女子独身
48歳女子独身(しかも後輩…OL経験あり、の方ですが)
30歳女子独身

でした。
そして、私も含め、どうやら全員彼氏がいない4名です…(そして48歳はワタクシ同様、フィギュアオタ)。

はっきり言いましょう。
36歳は、一見さわやか系の美人です。スタイルもよい。
48歳は特別美人ではないけど、おしゃれな人。年よりは断然若く見えるし、身ぎれいにしています。
30歳は、一見セクシー系の美人です。ポンギュッポンのうらやましいナイスバディだし。

なのに、なぜだ…どうして誰も彼氏がいないのだ…
私や48歳はもうあきらめなければならないかもしれないにせよ、36歳と30歳なんて、まだまだブイブイ言わせていいはず。しかも美人なのに…

このあまりの惨状に、48歳が、間違ってこの女子会席に座ってしまった60代の?大ベテラン、神レベルの男性先輩弁護士に「どうやったら女子力上がるんでしょう」と聞いたところ、「怖くて言えへんわ」と一刀両断にされました。

そう。
ここなのです。
こんな人に「女子力」なんて聞いちゃうあたりに、すでに女子力のなさがプンプン漂っているわけです。
というか、そもそも女子力って、なんなのよ、ということすら、おそらく誰もわかっていない…今、ウィキしてみたけど、なんか本質的なことが何も書いてないし…
まあ、要は「男にモテる力」ってことなんでしょうかね?

そういうことでいうと、おそらく、そんなことを自分の人生の優先順位の第一位に掲げている人間は、おそらくこの4人の中にいなかったでしょうし、そもそも「男にモテるためにはどうすればいいか」
ということを考える力自体が、自分の含め、みんなないんだろうと、懇親会の会話が如実に物語っているのでした。

例えば。
36歳女子は、どうも私のことを気に行ってくださっていたようで(以前から知っていることは知っていた人。ゆっくり話したのは機能が初めてですが)、
「先生のファッションセンス、好きなんです。どこの洋服が多いんですか?」
「先生がモテないなんて嘘です!!だって、そんなにお肌きれいでおしゃれなのに!!」
「(ギャルソンが好きな女は男にモテないんだよ、というと)え~、うそ~、だって今日の服装、セクシーじゃないですか~(注:スカート部分がちょっとタイトなワンピースを着ていた。が、案の定真っ黒けさ)」
「今度、恋バナしましょ~!!」

つまり、この子の場合、男っ気全くなしの私に女子力を感じているあたりが致命的にずれているわけなのであります。
言われて悪い気がしないので、「あ、ありがとうね!!」とか言っておきましたが、私と恋バナしたって、何の参考にもならんぞ、おまえさん…

そして、30歳女子のほうは、もっと凄かった…
大阪は、今中国人や韓国人の観光客がかなり来ているらしく、非常にホテルがとりにくい状態なんだそうで、ぎりぎりにホテルの予約をした彼女、なんとかわいそうなことに3泊とも宿が別々という状況でした。
で、昨日のお宿が私のお宿の近く。しかも懇親会会場からごく近いということで、私が連れて行ってあげるよという話をしていました。

が、彼女、突如「〆のラーメンが食べたい」と言い出しました。
ちなみに懇親会では結構な鍋料理が出て、〆はラーメン。
彼女の提案、乗る人ゼロ(当然、ハヤシも乗らない。というか、別にラーメン好きじゃないし)。
「しかたないから、ホテルは言ってからカップラーメンでも食べます~」とあきらめたようでした。

私は、無事彼女を送り届けた後、ちょっとホテルでゆっくりしたいなと思い、ホテル近くのセブンイレブンで、コーヒーとハーゲンダッツのストロベリーアイスを買って帰りました。
「夜の9時半にこんなものをぺろりと食べるようではあかん」と若干のうしろめたさを感じながら、至福の時を楽しんだのでありました(これもメシのブログに写真あり)。

明けて今日。
研修会場の講師控えで彼女に会いました。
なんと、昨日ホテルに入った後、「せっかく大阪に来たんだからもう少し飲みたいなあ」と思って再び表に出て、飲み屋で酒飲みながら焼きそば食べた後、タクシーの運転手さんに「おいしいラーメン屋さんに連れて行ってください」と頼んだところまでは覚えているんだそうで。
ラーメン食べたのは覚えてないけど、たぶん食べたんだろなあと。

ええええええええええええ!!!!(心の声)

この話、一緒に聞いていた人間がもう一人いましたが(イケメン男子。年のころからすると本当は彼女におススメしたいのですが、残念ながら既婚です)、二人そろって声が出ませんでした。

ちなみに、クラシックバレエ経験者の彼女、懇親会(つまり一次会ですな)の席で、一緒にバレエをやろうと私を誘っていたのも記憶の彼方なんだとか。

女子力どころじゃない、オヤジ力大爆発です。
もちろん、美人に対して「オヤジ」というのは、気取りがないフランクな人ね、という褒め言葉でもあったりするのだろうが…これ、真正のオヤジ、です。

まあ、それでも、若気の至りで美人の彼女が、こんな無茶やらかしちゃうところに私なんぞはかわいさを感じたりしないのでもないのですが…
いや、それでもいいという男子が多数あらわれるとしたら、私もう、女子力って何なのか、本当に皆目見当がつかなくなります。

今更、そんなものに振り回されてる人生でもないんだけど、この「女子力」というワード、なぞは深まるばかりです。
旬を過ぎたワードではあるが、なんか定番的に定着しちゃった感もありつつ。

だから知りたい。
女子力って何なんだ。女子力あるってどういうことなんだ。
手遅れかもしれないけど、知識としてだけでも、欲しいかもしれないっす。

2014年12月1日月曜日

メシのブログについて。

だめだ…
アドレナリンでまくっています。明日は、急遽朝イチで検察庁に行かねばならんというのに、また、NHK杯の男子フリーの録画観てますよ…

さて、結局この週末3本目の投稿になっているわけですが…これから書こうと思っているのは、実は金曜日の内容証明ネタの際に本当は書こうと思っていたものです。

他のSNSに比べて、ぐぐたすの投稿って、圧倒的に写真が多いですよね(最近だとインスタグラムもそうだけど)。
それも、プロの方の気合が入った写真が多い。

そんな中で、ひとり、延々とその日のメシやおやつ、お茶の写真を載せ続ける、ハヤシの例のブログ。この空気感の違い、すごすぎます。
実は、このブログ、今年の末に年越しそばの写真でもアップしたら、そこで閉じようか、と思っていました。つい3週間くらい前のことです。

理由は、単純にPV数が伸びないというのと、あと、写真を取り逃すことが結構続いた、ということにあります(たぶん、とり逃してるからPV数伸びなかったんだろうと思いました)。

ただ、写真自体がつまんなくなったのかというとそういうわけではなくて、なんかちょっと知り合いのプロのカメラマンの写真を見て(今にして思えばとんでもない勘違いなんですが)「こんなんだったらあたしでも撮れるんじゃないか?」などと思い、発作的に風景を撮り始めたりしてたわけです。

で、これが評判良ければ「ハヤシ、景色を撮る」みたいなブログにシフトしようかと思っていました。
が、こんな手前味噌なプランは、瞬時に木っ端みじんにされました。

実は、かねてより、ハヤシは妹から「お姉ちゃんは食い物の写真だけはうまい」と言われておりました。
この妹、実は10年くらい前にカメラを習っていたことがあり、デジタルだけど一眼の持ち主。以前勤めていた会社の広告用スチール写真なんかも手掛けていたことがありました。
最近、さすがに一眼は使っていないけど、まあ、花の写真なんかとらせたら、やっぱり、構図や立体感が、全然あっしとは違う。

その妹から唯一褒められていたのが食べ物の写真だったわけです。

で、2週間くらい前でしょうか。スマホだったけど一生懸命風景をとって、で、スマホだけど一番これが合うと思う加工を施して、数枚、妹に見せたわけです。どうよ!とばかりに。
そうしたら、「やっぱり食べ物のほうがいい」と、ヤツは言うのです。
「なんで?」と聞いたところ、「食い意地がこもっている」と。

むむむ…
写真はその人の精神を写すという話は聞いたことがあるが…てことは、私の頭、食べ物だらけっちゅうことか。
しかも写っている食べ物って、たいそうなものはあんまりなくて、セルフサービスの店のうどんとか、最悪どん兵衛とか、そんな感じなんすけど。それでも食い物の写真のほうがいいと、言うのか!!

しかし、似たようなことを他の友人からも言われました。
この方、同業者ですが、デジタルじゃない一眼を複数所持して、たまにパチパチやるお方。
「ハヤシさんの食べ物の写真には鬼気迫るものを感じる」らしいです。
メシのブログの写真は、本名でやっている他のSNSにも、一部投稿しているのですが、それを見てのコメント…なんか、配膳とか、栄養バランスとかこだわっているのが垣間見えるらしい(どん兵衛でかよ、とか思ったりするわけですが)。

その後…妹と友人が言っていたことがよくわかりました。
試しに自分的に「イケてる」と思った風景の写真と食べ物の写真(初音の汁粉写真。メシのブログに出ています)をプリントアウトしてみたのです。

風景…気持ち全く入ってない。「で、どうして撮りたかったのかな?」「何が撮りたかったのかな?」と聞きたくなる感じ。
いやね、撮ってるときは、この建物をベースに撮ろうとか、この紅葉の感じがいいから、とか考えてるんですよ。
なのに、実際撮ったの見ると…全然伝わらない。

それに対して、初音のお汁粉写真…単に真上から俯瞰で撮ってるだけなのに…汁粉愛にあふれているのが自分でもよくわかります…

これで腹が決まりました。
食い物の写真しかうまく撮れないなら、それで人を楽しませることを考えてみようじゃあないかと(大げさだな)。

そして、そう思い始めた頃から、ポツポツと、メシの写真に「+1」してくださる方が、出てきたんですよね…不思議です。
知らず知らずのうちに、気持ちがより一層入ってる…のかな?

とにかく、最近「+1」してくれるようになった皆さんのおかげで、このアタクシ、メシのブログをもうしばらく続けていく気になれました。

メシを撮ることは、自分と向き合うこと?
もうしばらくお付き合いください。

ところで!!

プロやそれに近い方が、写真に色々解説的な文章とかポエジーなものを付されていることが多いのですが、それって最近の流行なんでしょうか?
私の好きな「おべんとうの時間」とか「ソラリーマン」とか「世界のシェー!!」とかの文章とも意味合いが違うと思うんだけど…
写真って写真のみで伝えたいことを伝えるってのが勝負だと思ってたんですけど、最近はそういう考え方は少数派なんすかね?

誰か、教えてください!!

さて、寝るぞ…

2014年11月30日日曜日

NHK杯、プレイバック

なんか、すごい大会だったんじゃないでしょうか。今年のNHK杯。

なんといっても、一番のびっくりツボは、村上大介くんの優勝ですが。
実は、わたくし、金曜も土曜も仕事の都合でリアルタイムでNHK杯を観ることが不可能だったので、録画しておきました。

失敗しました、地上波しか録画してなくて。

NHK杯の独特の放送スタイル。男子も女子も、第1グループはBS1で放送。第2グループを地上波で放送(これ、ショートもフリーもそうです)。

結果、どうなったかというと…村上君の会心の出来のショートが観れなかった・・・
そして、加藤さんの会心のフリーが観れなかった…

まあ、村上君に関しては、フリーをしっかり観られたので、よかったのですが…
4回転サルコウ2回を非常にクリーンに決めて、それ以外の点もとても軽やかでしたよねえ…

村上君については、まだまだ冴えなかった頃の町田君と区別がつきませんでした、ハヤシ。

年齢は確か似たり寄ったり。
テレビを通してみると背格好も似たり寄ったりで、しかも、お肌もあまり美しくない。

ただ、村上君のほうは、ここ数年どんどん低迷して、去年なんて、確か全日本の強化指定も外されてしまったはず。そのため、地方大会からひとつずつ勝ち上がって全日本に出たのです。
そこでたぶんひとケタ台の順位を獲得して、グランプリシリーズのうち、たったひとつNHK杯のみ出られたと。
で、この演技をしたと。

町田君が、ソチの3年前くらいから徐々に化けはじめ、ソチ前年に大化け、今や羽生ちゃんに並ぶ日本男子の大エースに並んだのと対照的な出方ですが、すごく期待が持てますよね~。
たぶん彼はアメリカ国籍も保有していて、アメリカ在住なのではないかと思うのですが、あの名コーチフランク・キャロルのもとで、じっくりじっくり基礎を磨いていたのです、きっと…

そして、ここにやってきたのです(もちろん真価を問われるのはこれからですが)。

最近、男子フィギュアって、若い子よりも大人世代の頑張りが光っているような気がします。

日本でいえば、羽生君以外の3人(村上、無良、町田)って、たぶん同い年くらい。
23歳、24歳くらい。
そして、海外に目を移すと、アボットは引退撤回して、たぶん今年29歳になるけど、頑張ってる。
ロシア勢では、今回NHK杯に出たボロノフが29歳。もうひとり、名前度忘れしたけど30超えの選手もいる。

そう、男子の高齢化の波は結構なもので、若手でグングン来てるといえば、これもロシアのコフトゥンくらい。あとは、個人的に中国のエンカン。

フィギュアって、実にはかないスポーツで、選手としての山が今までだと、大体20歳前後に来てしまい、25歳手前で引退は当たり前、でした。
真央ちゃんなんて、引退で当たり前。
鈴木明子ちゃんは、バンクーバーで引退で当たり前。
男子だって、織田信成は極めて普通の判断をしていて、小塚君だって、ソチ落選して引退したって、「もう少し頑張れよ」なんて言うのは少数派だったと思います。

それが今や、一昔前なら引退しそうな選手がさらに伸びていい成績を出すのが当たり前、必然的に選手生命が伸びている、特に男子は、そういう競技になっていると思います。

たぶん、スポーツ医学や栄養学の進化などもあって、男子の場合、10代後半の選手と20代半ば、後半の選手の体力や筋力には大差なくなってきているのではないかと思うのです。

そのうえ、やはり年齢を経れば人生経験も豊富になる分表現力が増してくる。
昨今のおとな男子の台頭は、そういう構造なんではないかと思うのです。

なのに、なんで、女子は大人選手がいまいちなのかなあ…あっこちゃんの年齢まで頑張ってくれる人ってまだまだ少数です。
コストナーはソチのとき25歳でした、けど…

今回のNHK杯、個人的にはレオノワの活躍に、非常に心惹かれました。
暴れん坊的なイメージがあった彼女も24歳。
ショートのチャップリンは、ちょっと他の女子スケーターにはまねできない表現でした。
スルツカヤ引退後、ロシア女子の中で一人気を吐いてきて、なのに、けがと若手の女子選手の台頭で、すっかり影が薄くなっていました。

フリーは多少精彩を欠きましたが、あのショートを見たとき、大人女子のスケート、もっと見たいなあと思いました。
が、率直に言うと、女子選手って25歳前後から、体の線が非常に崩れやすいと思います。
あっこちゃんって、かなり努力してコントロールしてたんでしょうねえ(摂食障害もあったから怖かったでしょうね、食事のコントロール…)。

体の線をきれいにしようとしすぎて、ゲデバニシビリはたぶんダイエットしすぎたのだと思います。
痩せてきれいになった分、パワーが全然なくなってしまいました。
つまり、医学や栄養学の進化は、大人男子スケーターの誕生には一役買ったけど、大人女子スケーターの定着までは面倒見切れていない、ということです。

日本女子シニアの層が思ってたより薄いんじゃないか(一言でいえば、村上佳菜子が思っていたよりいまいち、ということですが)ということで、真央ちゃん待望論が盛り上がってますけど、もうちっと、こういう科学的なサポートがないと、なかなか難しいんじゃないかと思うんですよねえ(今、太りまくって、ちょっとすごい体系になっているみたいだし)。

さて、NHK杯プレイバックというと、なんかよくわかんない立ち位置で出てきた織田信成とあっこちゃんに最後触れねばなりません。

なんか、今回のNHK杯の中継、フジとテレ朝を足して2で割ったようなテイストを盛り込んでみた、みたいな気がすごく濃厚にするんですよね。
織田君とあっこちゃん、解説というわけでもないし、かといって素人的な立ち位置というわけでもないし…あれか、選手はこういうときこう考えているとか、この人のこの時の苦労はこんな感じだったとか、そういう、ついこないだまで選手だった人にリアルタイムの選手を語らせることによって、フィギュアをより身近に感じさせる作戦…なのか。

まあ、ふたりともしゃべりはうまいし、本田くんなんて、そろそろコーチ業に本格的に戻りたいだろうし、八木沼ちゃん解説へただし、荒川さん育休中だし、この二人を解説候補者として育てたい、というきもちはあるのかもしれませんな。

だけどね、織田君は、今日もなんかエキジビジョンで「ゆたかの部屋」を受け継いで泣いてたけど、語るにはいちいち感情移入しすぎるんだわねえ…
さすが、ソチの時にテレ東の解説で号泣しただけある。
NHKのキャラじゃないと思うんだが。

ま。そういうことはNHKは百も承知なのかも。
それでも、織田君を引っ張ってきちゃったところに、ソチ後の女子を中心とするフィギュア人気の低迷をNHKが懸念していることを感じさせるのですが。

対策として、いいんだろうか?
と疑問を呈して、このネタは終わりにしようと思います。

2014年11月28日金曜日

弁護士の仕事、デジタルにやるか?アナログでいくか?

金曜日の午前です。
実は今、裁判所地下の郵便局にいます。
仕事で内容証明郵便を出しに来たところ。

内容証明郵便というのは、知らない方のために解説すると、公的に記載内容の証明をしてもらう郵便で、同一内容の書面を、自己保管用・郵便局保管用・郵送用の3通作ります。
もちろん署名捺印、割印、契印はすべて押印せねばならず、封筒も用意。宛名、差出人の記載は全て送付する中身にそろえねばならんという、非常に非常に面倒な代物です。

局出しにしようとすると、これに加え、内容証明郵便取り扱い郵便局が限定されているという事情があるため、事務所近くにその郵便局がない場合には、ちょい遠くに出向かねばならない。しかも大きい郵便局だからといって必ず取り扱いがあるとも限らんのであります。

東京地裁の裁判所には郵便局があります。
訴状出したり破産申し立てするのに、必要な郵券や収入印紙が基本セット的に売っています。
そして、内容証明の取り扱いもしているわけです。

今目の前で、対応してくれたおじさまが何か作業しています・・・顔、こわい・・・先日、中央郵便局でやっぱり内容証明郵便出したときに窓口対応した仏頂面の女職員より全然マシだけどね。

読んでもらえると、大体イメージはつかんでいただけたのではないかと思うのですが、局出しの場合、内容証明は、結構とんでもなく面倒な代物です。

局出し以外に方法はあるのか?
あります!(なんか、「スタップ細胞は、あります!」みたい。)

*ここで呼ばれました。今回は5通あったのに1通しかなかった中央郵便局の時より早い・・・空いてるからな。

で、局出し以外の方法、それは「電子内容証明」というシステムです。
これ、まず、ネットの専用フォームから利用申し込みをして、なんかIDとか書いてある封書を受け取り、ダウンロード及び設定開始で使えるという。
電子内容証明のいいところは、内容証明郵便取り扱い郵便局に出向かなくていいというところ、自分で3通作らなくていいところ、印鑑を一切押さなくていいところ、そして、書式自由というところです。

局出し内容証明の場合、どんな意味があるのか知りませんが、20字26行(縦書きでも横書きでも)、禁則処理、句読点ぶら下げをしてはいけないというルールがあり、パソコンで書式設定をするところからまず始まります。

しかも、ふつうに書面作成するとき、禁則処理・句読点ぶら下げは通常するものなので(っつうか、これが正しい日本語のルールやろ!!)、普段は当然こういう書式の設定になっています、私のパソコン。
これをいちいちはずすのが、非常に面倒くさいと言えば、面倒くさい。

んじゃあ、電子内容証明にすりゃあいいじゃん、と言われそうですが・・・いや、申し込みしたんですよ。設定したんですよ、途中まで。

そう、途中まで。

が、なんか・・・難しくて設定しきれない(しきれないうちに、内容証明を出さなきゃあかん仕事がきたというわけです)。
そうすると、怖くなるわけです。
送信ボタン押したけど、本当に発送されているのか?(到達は相手の状況によってできないこともあるので、とりあえず発送されているかどうかが問題)。

実際、前いた事務所で、事務員が発送したはずなのに発送できていなかったということがありました。
しかも、混んだりしていると、発送までにやたら時間がかかることがあるのです(話に聞くところによると2日後になることもあるらしい)。

これ、我らの仕事だと、ちょっと怖いこともあります。
「期限」や「時効」が絡んでいるケースだと、権利がなくなる、なくならないのぎりぎりのタイミングで内容証明を発送することもままあり、そういうときに、発送できてない事故とか、2日遅いとか、もう致命的です。
「弁護過誤」(ググってください)で懲戒請求なんてことにもなりかねません。

局出しだと、その時点で「局」についているので、確実に発送されることになります。
そうつまり、めんどくさいけど確実性をとるなら局出し内容証明。発送の面倒さを我慢して日常の面倒くさくない点を重視するなら電子内容証明(まあ、たまに併用せざるを得ませんが)。

ここ2回ばかし局出しして、その面倒さには辟易するのですが(こういうとき事務員いると楽だよなあ、なんて思ったりするのですが)、実は、我慢できる限り局出しでもいいかなとか考えたりしています。

というのは5通も一度に出すなんていうのは、私みたいなひとり事務所では、そうそうないことなので、昨日みたいに深夜まで発送準備なんてことに毎度毎度なるわけでもない。
しかも、ひとつひとつ印鑑を押して書面の体裁を整えていくと、こう様式美による書面の重々しさが増すような気分にもなれますし・・・

あと、内容証明は配達に受け取りが必要な郵便で、そうすると絶対受け取りを拒否する人間が出てくる。
ハヤシはこういう場合に備えて、ネット検索で配達の記録は確認できるけど受け取りは不要の特定記録というものを併用しているので、どのみち郵便局には行くことになるのです。

というわけで、ここんとこ、ちょっと忙しくて電子内容証明の設定もできそうにないし、当面「めんどくせ~」とかいいながら、アナログな局出し内容証明を続ける予感がしています。

ところで、今日、こんなタイミングでブログ書いているのは、明日大阪日帰り出張で、おそらく更新できないからです。
そして、本当はこの話、枕話にするはずだったのに、とうとう最後まで来ちゃいました。

今日書こうと思っていた話は、また別の機会に。

おし。打ち合わせ行こっと。

2014年11月23日日曜日

初めての、evam eva。

今井遥ちゃん・・・
もしかして、ルッツジャンプ跳べないのか?
今日のフリー、とてもかわいいジゼルなのだが・・・一番難しいジャンプがフリップでしかも1回だけしか飛んでいない・・・
現行ルールで、5種類の3回転跳べないのは、非常に痛いぞ・・・
村主さんがルール改正で落ち込んでいったのも、まさにそこが理由・・・

せめてフリップ2回飛ばないと、トゥループとループとサルコー、ダブルアクセルだけの組み合わせではかなりしんどかろう・・・

さて。
実は昨日は久々のお休みで、久しぶりに表参道、青山、ウラハラあたりにお出かけしました。帰りに丸の内にも寄りました。
目的は、冬のワンピースを見ること、できれば買うことにありました。

ハヤシのワンピ好きは、このブログでも何回も語っているので今更改めてお断りする必要もありません。
が、いわゆる冬らしいワンピって、実は案外持っていないのです。

仕事着に活躍しているものとしては、コムコムのエステル生地のタイトなワンピを持っています。
他、冬に着られるものとしては、トゥジューのワンピふたつ。ひとつは、地厚の麻のワンピ。袖無しです。もう一つはウールの8分丈の袖があるタイプ。前の合わせがカシュクールっぽい深いVになっていて、スカート部分はソフトプリーツ。珍しく、膝が少し見える感じの丈です(私にしては短い)。
薄いグレーでふわふわしていて、ホワンと暖かい気持ちになれる着心地です。

しかし、これ、昨年までは、買ったはいいが、あまり着ていませんでした。ひとつは、生地が結構厚くて上にジャケットが羽織れないので、仕事で着れないと決めつけていたこと。
もうひとつは、うまくいえませんが、なにかうまく合わせられなかったということ。

ところが、最近は仕事でもジャケットの呪縛から半ば解かれているといっても過言ではありません(法廷とか、必要があるときしか着ない)。
で、先々週くらいだったか、黒のタートルネックのヒートテックの上にポン、と着てみたら、それだけで結構しっくりきてしまったのです。

温かくて、体が楽で、かわいい。色合わせできれいめにできる。
単純な私は、「こういうの、もう一枚ほしいなあ」なんて思いました。

で、トゥジューを置いているとおぼしき、表参道のジャーナルスタンダード・ラックスに行ったわけです。
ありませんでした。ワンピースだけでなく、トゥジュー自体がほぼなかった。
お店の人は、冬物たくさん入ってきましたよ~とか言ってたけど、自社製品とダニエラ祭りで、めぼしいもの何もありませんでした(ダニエラの服は、かわいいけど私の体型にはどうにも合わない)。

で、この界隈をうろうろした後、なんとな~く丸の内方面に行きたくなりました。
千代田線に乗って、二重橋前で降りて、新丸ビルに行きました。
2階の端っこの方にある「evam eva」に行きました。
そこで、ほぼ目的にかなったワンピースを発見。
購入してしまいました・・・

evam evaで買い物したのは初めてです。
ここ数年、結構来てるブランドだし、丸ビルに行けばその前は通るし、とても気になっていて、何度か覗いてみたこともあるのですが、ナチュラルテイストが強すぎる「ずるりん感」が垣間見えて、買ったことはありませんでした。

昨日、何気なく入って、まず目に留まったのがジャケット。ブルーグレーのひとつボタン、襟も裏地もない起毛したウールのジャケット。太めのパンツやワンピに合わせるとかわいいかも、と見ていたら、お値段が2万6000円と、比較的お手頃でした。
正直、「案外高くないんだ」と気がつき、物色していたところ・・・ネルっぽいブルーグレー生地の、ボートネックになっている、単純なAラインのワンピを発見。着丈はちょうど膝下くらい。
最近、好きな丈です。

お店の人が言うに、コットンだけではなくて、なんだかっていうウールが多少入っていて、これがすごく暖かいんだとか。
試着してみました。
この日は、インナーにクリステンセンのカットソーを着ていたのですが、あえて脱がずにそのまま着てみました。

いい感じでした。
だぶつきなし、袖丈も多少長めだけどふた折りすると、インに着たものの袖が見せられる(特にクリステンセンのはとてもかわいい)。
心配はボートネックでした。実はボートネックは、首長上半身貧弱さんには、あまり似合わないのです。

しかし、ディスプレイでは横に広そうなボートネックに見えていたのに、着てみると、案外そうでもない。むしろ首回りすっきりで、なかにヒートネックきたりすると、とてもきれいに見えそう。
アクセサリーなどに工夫すれば、気が張りすぎない仕事の時には十分着られます。
そして、値段も・・・2万8000円です。割りにお手頃。
アーツ&サイエンスとか、ギャルソンとかで買うこと考えれば・・・

お会計の時にお店の方が着ている服もちらちら見ていたのですが、ロングのカーディガンもディスプレイとは違って、実際にはだぶつかず、動き安さなどにも十分工夫された作りになっているようです。
長めの羽織物大好き人間としては、これも欲しくなる。
ついでに、コットン生地のインナーもとても肌触りが良さそうで、乾燥肌かつアレルギー持ちのハヤシは、手が伸びそうでした。

私も年をとったんだろうなあ・・・
10月下旬くらいだったでしょうか。
仕事の合間に新宿伊勢丹に行ったときに、あのプリーツプリーズのロングのカーデを着てみて、前ほどこの服に抵抗感がない感じがしましたし、今まであまり興味がなかったものがよく見えたり・・・

まずは、evam evaの最初の1着の着用感をじっくり楽しみます。
2着目購入は、その後、かな?

タツキにテンに、ハルカが来るぜ。

長野で大地震ですか・・・
家も倒壊しているようで、この寒い時季、特に長野は寒い地域ですから、被災した方には、なんと申し上げてよいやら・・・と思います。

が、あまり自粛するのもどうかと思うので、本題に入ります。

グランプリシリーズ、フランス大会。
男女ショートプログラムが行われました。

いや~、よかった。実によかった。
何がよかったって、やっぱり男子シングルです。
日本選手でいえば、高橋大輔の不在を、しっかり町田君が埋めてくれています。

高橋大輔の存在感。それはずばり、「うっとり」です。
見た目がどうとかいう問題ではありません。
演技に「うっとり」できる、高橋大輔は、男子スケーターの中では、本当に数少ない、そういう存在でした。

今日の町田君、最後のジャンプでミスは出たものの、その優美な演技に終わった後は、ほーっとため息が漏れました。
また一段と芸術性というか演技力が増したなあという感じです。

町田君は、大輔不在の穴を埋めてくれている、と先ほど書きましたが、ポジション的には、ちょっと大輔とは違うと思います。

大輔は、氷の上で、コンテンポラリーなダンスを披露してくれる人でした。クラシカルな雰囲気ではありません。
ラフマニノフとかやったりしても、クラシックを踊っている雰囲気は全くない選手でした。

これに対して、町田君は、氷上でバレエを演じている雰囲気の人。姿勢や手足のしなやかさが、そう思わせるのだと思います。おそらく、バレエはかなり本格的にやっていたのではないかと。

このくらいバレエの雰囲気を持つ選手って、女子でもあまりいないので(昔々のオクサナ・バイウルくらい、でしょうか)、その存在は、本当に希有です。
表現の仕方の系統としては、ランビエールに非常に近いものを感じます(見た目が違いすぎるんで、一緒にすんな、コラとか言われそうですが)。

ランビエールの演技も、また「うっとり」でした。
そして、彼は、クラシック音楽にこだわり続けた人でした。
トリノシーズンのフリーは、ヴィバルディの「四季」の中から「冬」を、「山の中で迷うシマウマ」というよくわかんないインスピレーションで踊りました。
バンクーバーシーズンも、ウィリアムテルや、椿姫・・・

今年、フィギュアではボーカル曲が解禁になり、多くの選手が、割りに今っぽい感じのボーカル曲を使っている中で、町田君が選んだのは、よりによって「第九」・・・いや、確かにボーカル入りだけどさ、ISUの解禁の趣旨って、そういうことじゃなかったんじゃないの・・・と突っ込みたくなるようなチョイスです。

しかし、アジアの選手でありながら、こういうチョイスをしてしまうところが、ランビエールとも違う存在感を放つ「町田ワールド」の由縁、なのであります!!

羽生ちゃんだの、チャンだの、と言われておりますが、実は、ハヤシ的には、ピョンチャンまで男子フィギュア界を引っ張っていくのは、町田君とデニス・テンではないか、と思っています。

そう。デニス・テン。ソチの銅メダリスト。
彼もまた、個性的な表現力を持つ希有な存在であり、その演技は町田君と対照的。
男っぽく、そして、ちょっと最近男性的な色気、が出てきました。
「優美でクラシカル」な町田君とは、全く違う持ち味です。

技術的に波があるのが気になるのですが、今回のフランス大会のショートみたいに、ジャンプがはまると、オリンピックチャンピオンにだってなれる本格派です。

ジャンプは飛べるけど、ひょろひょろちゃらちゃらしていた羽生ちゃんと、技術はあるけど見ていてちっとも面白くないチャンという対立軸から、本格派の町田君vsデニスという対立軸への転換がそろそろ始まるかなあという。

もちろん、この二人に、当然、羽生ちゃんや来年復帰するであろうチャンも絡んでくるだろうし、中国のエンカンもどんどん伸びてくると思います(エンカン・・・いい選手だと思います。彼も系統としては、男らしいクラシカルな正統派だと思います)。

こう考えると、男子は、トリノあたりの「ずん抜けた選手はいないけど、群雄割拠で面白すぎる時代」になりそうな予感がします。
そう・・・トリノのころは、ランビエール(銀)、ジェフリー・バトル(銅)に、ジュベールもジョニ子もいた。非常に見ていて楽しい時代でした・・・金メダルは、プル様がかっさらっていっちゃいましたけど。
今の男子フィギュアの特徴は、先に挙げた名前を見てもわかるとおり、なぜかみんなアジア、ないしアジア系の選手が強い・・・ということなんだな。

あんまり地域が偏っちゃうと、それはそれで面白くない・・・さっき上げた人たちに、ロシアのコフトゥンやアメリカのジェイ子ががっつり絡んでくれれば、男子は技術レベルあがりまくり、個性の花開きまくりで、本当にどの大会からも目が離せなくなる、すんごい時代になるんじゃないかと、そんな予感がします。

それにひきかえ、女子・・・
なんか小粒な選手ばかりで、面白くないんだよなあ・・・
ロシア選手がすごいすごいともてはやされてますけど、ラジオノワちゃんだけがひとり抜けてる感じで、あとはドングリの背比べ、ですよね・・・
リプニツカヤにも去年の輝きは感じられないし・・・(つうか、思春期太りの入り口に入ったよね、彼女)

アメリカも、グレイシー・ゴールドって新星がいるけど・・・ワグナーみたいに、結局「今一歩」のところで止まって終わりそうだし・・・

日本選手に目を向けると、いきなり本郷さんがグランプリシリーズで優勝したり、いい話題はあるにせよ、村上佳菜子はいまいち評価が低いし、荒川さんとか村主さんとか、真生ちゃんとか鈴木さんとか、輝くオーラの持ち主が、なんかいない・・・

そんななか、私が注目しているのは、今井遥ちゃんです。
え?と思わないでください。

遥ちゃん、潜在能力で言えば、今の日本女子選手のなかでナンバーワンだと思います。
あの可憐さ、お嬢様な雰囲気、どこまでも清廉で爽やかな演技・・・
あんな雰囲気出せる女子選手、他にどこにもいやしません。
しかし、よく転ぶ。
どうしてそんな簡単なジャンプで転ぶのか。
いや、ジャンプならともかく、今日はステップで転んでいた。せっかくジャンプ、全部決めたのに・・・

存在感的には、コストナーに近いのです。
そう、10年くらいさっぱり目が出なかったコストナー。
潜在能力なら世界ナンバーワンと、モロゾフに言わしめたコストナー。
そのニオイを、私は今井遥にプンプン感じるのです。

だから、遥ちゃん。
くさらずに、ピョンチャンシーズンまで、スケートを続けておくれ。
いつか、転ばずに、いい点出るようになるからさ・・・

ま。その前に、明日のフランス大会の男女フリー、どうなることやら・・・

2014年11月20日木曜日

ユニクロで、おしゃれに暖かい冬を!!

寒いです…
朝晩、冷えますなあ…

北国育ちのハヤシですが、寒いのは苦手です。
いや、別に表が寒いのはかまいません(東京の冬は雪がなくて風が吹き、気温のわりに侘しいくらい寒い。これはこれで苦手ですが)。
こっちは、建物の中が寒くて、それが悲しい。北海道は、断熱材がバリバリ壁に入っていて、しかも二重窓。冬でも暖かい…

あんまり寒いので、火曜日、銀座コマツのユニクロで、ヒートテックやフリースばかり10点もお買い物してきてしまいました。しめて16000円以上。ただの大馬鹿です。

今年は、ヒートテックの肌着に「極暖」というさらに暖かさを増した、ちょい厚手のものが登場。レギンスとタートルネックのインナーをお買い上げ。
ほか、ヒートテックのタイツ2本、フリースのタートルネックシャツ2枚。
そして…イネスシリーズのフリース上下をそれぞれ2枚ずつ買いました。

ユニクロのフリースの部屋着は、そりゃーもう暖かいったらありません。
実家に一組置いてあるのですが、北海道の家の中であれば、上下それ1枚にカーディガンを羽織っていれば、冷え知らずです。

が、ひとつ問題があります。
毎年売っている上下セットは、ダサいことこの上ない。

札幌の実家なら、いいんです。
例えば、配達が来ても父や母に出てもらえる。
しかし、東京では私一人。宅配の人なんかが来た場合(おまけにアマゾンでよく物を買うから、よく来るんだよな…)、どぶ鼠のような格好で応対するのは、心も冷えるものなのです。
で、どうにかならんものか、そこそこおしゃれで、そのまま眠れて、玄関先とか数十メートル先のコンビニくらいなら行っても大丈夫、くらいのいでたちでいられる部屋着はないかと思っていたのです。

そして、イネスコーナーで見つけてしまったのです。
まず、下は、かなり地厚なフリース生地で、裾がリブになっているタイプ。リブですぼまっている分、寒い空気が入ってきません。
上は、薄手の被りのパーカ。
上下はセットアップではありません。が、いずれも黒とネイビーの2色展開で、セットアップっぽく着られる。
黒のほうを試着してみたところ、ちょっとボーイズっぽい雰囲気で、玄関先に出ても全然OKなおしゃれ感(そりゃまあ、本当は部屋着じゃないだろうからねえ)。
黒とネイビー、両方とも買ってしまいました…

これ、上下一組で定番のセットアップ1セットの倍の値段がします。と言っても、3500円くらいだけど。
二組買ったわけだから、そりゃあ、あの値段になってしまいます。

が、買ってよかったです。
中にさらにフリースのタートルネックを合わせて、ボワボワの靴下履くと、もう暖かいことこの上ない!!
そして、やっぱりなんといってもかわいい!!気持ちも上がるのです。

かくして、この冬は、かわいいと暖かいを両方をとることができました。
みなさんにも、イネスのフリースはお勧めです。部屋着にしてもいいけど、外出着としても行けると思うので…
ただ、私が買ったパンツのほうは、かなり細身です。
細身の私ですら、Lサイズでゆるみがちょうど…という感じ。Mサイズに落とすのは、ちょっと度胸が要りました(で、やめました)。

やっぱり、ユニクロは冬に強い、とつくづく思います。
年末の帰省の際には、実家用にもう一組購入しようともくろむハヤシ、なのでした。

2014年11月17日月曜日

やっぱり、カンペール。

月曜からお疲れモードのハヤシです。
土日の三重出張が疲れました・・・

三重・・・遠い・・・
名古屋までのぞみ、その後近鉄特急で約45分・・・
そして土日は朝から晩まで、講義だの公表だのビデオチェックだのの繰り返し。
帰りは近鉄でも新幹線でも爆睡し、自宅に帰ってからも洗濯中に思わず寝てしまって、干さずに洗濯物を数時間放置・・・という失態をしてしまいました、ははは・・・

まあ、本日は、午後1時からの裁判の期日と、この後(お付き合いで?)研修を傍聴するだけなので、半分休暇みたいなものです。
体調万全じゃないし、今日は無理せずいこうと思います。

さて、2週間ほど前に靴を買いました。
久々にカンペールです。

カンペールの靴は、定番のスニーカーを30歳前後当たりから愛用しておりました。
私が愛用しているのを見て、父や母も購入し、その歩き安さにふたりともとりこになってしまいました。

カンペールの定番スニーカーの良さは、「振り子の理屈」にあります。
靴自体は持ってみると、案外重いのです。
が、履いて歩くと、実に軽い。軽快に歩けます。
振り子のように靴が足を前に持って行ってくれるのです。
カンペールの定番スニーカーを履くと、結構な距離を歩いても、足は全く疲れませんし、腰や背中も疲れにくい。

しかも、カンペールは靴だけじゃなくて、中敷きもすばらしいのです。
ハヤシは、靴の保護や、サイズ調整、負担軽減等々のために、たいていの靴に中敷きを入れます。
この定番スニーカー専用の中敷きは、どんな靴に入れても効果抜群。
足の痛みや疲れを軽減してくれます。
そんなわけで、全然違うブランドの靴にもカンペールの中敷きを入れて履いているのです(あるとき、中敷きを数個まとめ買いしに行ったら、お店の人が「他の靴に中敷きだけ入れている人もいるんですよ」と言って、そりゃワタシのことだ、と思いました)。

最近、定番スニーカーを店頭で見かけることは、とても少なくなりました。
近頃は、違うブランドの靴を買うことが増えましたが、なんだかんだ言って、年1回くらいカンペールで靴を買っている。
ブーツとか、ハイカットのレザースニーカーとか・・・

で、今回は、黒のシューレース付きの靴を買いました。
また黒かよ・・・しかもシューレース付きかよ・・・って感じですが・・・

大丸東京のカンペールで、まあ、衝動買いでした。
今までカンペールではあまり見なかったデザインの靴が、いくつか出ていたのです。
厚底のスニーカーとか、ラバーソールっぽいかんじのものとか、ドクターマーチンを彷彿とさせるものとか。
どちらかというとナチュラルテイストのイメージが強いブランドだったので、面白そうと思って眺めていました。
で、エナメルほどではないけど、若干光沢がある黒レザーで、かつソールが白のごついゴム底の靴を発見したのです。

かっこいい!!
ボリュームのあるスカートに合わせてもかわいいし、短めのパンツにもいい!!
試着して、まあ、サイズ的に大丈夫だろ、そう思ってお買い上げしました。

で、結論から言うと、非常にお得なお買い物でした。
これ、カンペールだからこそ25000円で買えますが、他のブランドから出すとなると、プラス10000から15000円くらいとられても、おかしくないかも。

正直言って、足に合うまでには時間がかかりました。珍しく靴擦れを起こしまして。
表面をガラスコーティングしている硬めのレザーで、かつ、作りも細身で深めにできている。
初めて履いたときには左右のかかとに靴擦れがあり、しかも右はくるぶし下も靴に当たりました。
左右の小指も当たる感じでした。
もう1サイズ、上げとけばよかったかも・・・とも思いました。

しかし、この程度の靴擦れであれば、数回履くうちに「足が勝つ」ことも少なくないので、絆創膏をしながら数回繰り返し履いていたところ、ほぼ、足が勝に至りました。
厳密に言えば、ハヤシは、右足が左よりも3ミリほど足が小さく、その分靴の赤で足がずれることも多いので、完璧に足が買ったとはまだ言えない状況なのですが、完勝の日も近いと言えます。

そして、この靴、デザインはスタイリッシュながら、久しぶりの「振り子感」があります。
靴本体は重いんだけど、歩くと靴が足を前に振り上げてくれる・・・
歩きやすい!!

実は今も履いています。靴擦れが気にならないほど、歩きやすい。

靴というのは、足に合う合わない、があるので、私が履きやすいからといって他の人にお勧めか、といわれるとそう言うわけにも行きません。

しかし、カンペールは、デザインが楽しく(今冬は、新しいデザイナーを入れたらしい)、歩きやすく疲れにくいという、靴に必要なすべての要素を満たしている靴を提供していると言えます。
しかも、こういうこだわりの靴というのは、大概、目ん玉が飛び出るほどのお値段がするものなのに、カンペールの靴は概ね2万円台で購入できるのも魅力。
「幅狭甲薄」の足を持ち、日本製の靴がなかなか合わないとお嘆きの方には、特におすすめです。スペインのブランドなので、こういう外国人的あんよには、比較的合いやすいと思います。

久々にカンペールの良さを体感しました。
今後も私、やっぱりカンペールかも。
次は、ブーツかな?

2014年11月13日木曜日

お花さん、ごめんなさい。

木曜日のこんな中途半端な時間に更新しているハヤシです。

理由は、あすの夕方から週末にかけて出張してしまい、週末更新できない可能性が高いからです。
今日は週末できない自宅の掃除とかもしたいし、ホントは早く帰りたい…帰りたいのだけれど…書きたい…ということで、投稿です(つまり、今、事務所。こういう気兼ねなしで空いた時間に好きなことができるというのは、独立して良かったことの1つかもと思います)。

さて、本日のタイトルですが。
「お花」という昔っぽい名前のお友達がいるってわけではありません。
「お花」は、つまりフラワーのこと。ハヤシ、フラワーに謝罪しているのであります。

遂に来たか…と、どうか思わないでいただきたい。心から申し訳ないと思っているので。

独立前、お祝いに「花はいらね~」と散々このブログで言いまくってました。
結果どうなったかというと、現時点で、いわゆる切花(ま、ブーケ系ですね)を、3~4、胡蝶蘭の鉢を1つ、観葉植物を1つ、ブリザードフラワーを2ついただいております。

いわゆる生花が意外に少なかったのですが、これ…案外同業者に「林ティアラ」が何者かという情報が流通しているらしく、このブログを見た人から「ハヤシが花いらねえとか言いまくっている」という噂(いやホントですが)が飛び交った結果のようです。

代わりにかなり実利的なものを頂き、それはそれで非常に嬉しかった。
くださったみなさん、ほんとにありがとうございました。

で…お花も頂いてみると、嬉しかったです。

前に書いたと思うのですが、別に普段「花嫌い」ってわけじゃありません、ワタシ。
プライベートでも小さいブーケとか、たまに買いますし。

ただ、花ばっかりもらっても、置き場所や世話に困る、だから花ばっかりいらねえと言っていたわけでして。

お花が届いて、玄関で受け取ると、「わ~」と心がグーンと上向きになるというか、まさに花が咲くみたいにパーンとはじけていくのが分かりました。

書面作成なんかで疲れた時に立ち上がって、花のあるところに行くと、なんだかホッとしたりもしました。

ずっと前に「オーラの泉」で江原さんが、「花は人にエネルギーを与える」みたいなことを言ってましたけど、それって本当かもと思ったりしました。
実際、開業直後にプライベートで訃報があったり、むかっ腹が立つことがあったり、仕事で強烈に忙しくなったりと、なかなか心も体も落ち着かない日々が続いたんですが、何事もなく乗り切れました。

「花なんかいらねえ」とか言っておきながら、お花に慰められたここ3週間ばかし。お花さんには、大変侮辱的なことを申しまして…。
というわけで、ごめんなさい、なわけです。

ただ、お花をもらうことには、やはり一抹の罪悪感を感じます。
不在がちで、まめに水やりや水の取替ができないことが多いんですよね…

ブーケの持ちって、水をこまめに取り替えるか取り替えないかで相当違ってきます。
独立後、出歩く仕事が多くて、2,3日事務所に来られない、なんてこともしばしばでした。
そういうとき、水やりや水の取替ができない花たちが、どうなっているか、結構気になりました。
お届け物が花らしくて、それがなかなか受け取れないのも、同じく気になりました。
事務員がいれば問題ないんですが、ひとりっきりの事務所ですからねえ…

というわけで、先週の木曜と今週の月曜日に頂いたブーケが今のところ、最後のブーケなのですが、もう結構傷んできて、明日、出張前に倒すことになりそうです。
倒す前に、今日は、痛みが激しい部分を少し処分して、まだ持ちそうな部分を別の花瓶に飾ったり、ちょっと手を加えました。

きちんとお世話してあげられないので、せめてこれくらいは、という罪滅しの気持ちです。
やっぱり無残な姿になると、なんだか花がかわいそうなので…

留守中の胡蝶蘭が心配なハヤシなのでした。

2014年11月10日月曜日

着るものに困る季節のお役立ちアイテム。

明けて月曜です。
今日は、珍しく午前から事務所に出られそうです。
そして、出なければならない…
あげなきゃならない書類、作らなあかん書類、もうもう山積みだったりするわけです
夕方には、事務所に司法修習生などなどのゲストがおいでになるので、もたもたしていられないわけでして…

さて、天気が不安定です。
朝晩の気温が低く、昼間は20度…という日があるかと思えば、朝晩それほど寒くないけど昼間も気温が上がらない…
気温が上がってはいるらしいが、風が強くていまいち暖かくない…などなど。

こういうとき、どういう服装で出かけるべきか、非常に悩ましい。
昼間だけちょこっと出かける、ということであれば、ジャケットの下に多少厚着してストール巻いて…でもいいのですが、基本、平日は仕事で出かけると、朝(?まあ…何もなければ昼近く)から晩まで…なんで、気温が下がっても大丈夫、みたいな恰好で出かけなければならない。

しかも、ハヤシ、非常に寒がりですし、免疫力が低下しているのか、風邪もひきやすいタチ(アレルギー持ちは一度風邪をひくと、その後尾を引くので、用心が必要)。薄着で「夜の寒さは、我慢」というのは、おっそろしくて出来たもんじゃありません。

北国育ちなのに寒さに弱いとは何事か、と思われる方…
東京の乾燥した寒さは、北海道生まれ北海道育ちの人間にはとてもきついです。
なんというか、芯まで冷え切るというか、心まで寒くなるというか(そういう生活をしているからと突っ込まないでください)。
しかも、北海道と違って、防寒がしっかりした建物の構造になっていないため、室内まで寒い。

こういう「天候不安定」な時期は、室内で過ごす時も含めて、寒さをしのぎ、かつ暑くてうんざりするような格好にならないようどうやって持ってくか、本当に悩ましいのです、個人的に。

で、そんなときのお役立ちアイテム…なのですが、今年のこのシーズン、よく使っていて重宝しているものがいくつかあります。

1つは、DANTONの麻のエンジニアコート。
これ、実は名古屋時代に買ったもので、かれこれ4,5年着ています。
裏地も何もついていない麻のうわっぱりです。
この時期にしちゃペラペラで使いでがなさそうにも思えるのですが、案外そうでもありません。
シャツにジャケットだけではちょっと肌寒いなという夕方に、パッと1枚羽織ると、冷たい空気を程よくシャットアウトしてくれて、大変便利。

しかも、裏地がなく、麻特有のシワ感があるので、多少シワが寄っても目立たない。というわけで、くるくる丸めてカバンの中にポンと放り込んで出かけること数回。
携帯性という意味でも優れています。
この時季にこういう使い方をするのは、実は今年が初めてで、もっと早くに気づいていればよかったと思っています。
多少よれてきたので、リピート購入したいのですが、今でも売ってるんだろうか…Bショップさんあたりに聞いてみればわかるんだろうか…とにかく、ストックがほしい限りです。

もう1つ、重宝しているのが、1か月ほど前に裏原のQUICOで買ったdosaのフリースのコートです。
細身でウエストで切り替えがあって若干シェイプしていて、私が着るとひざ上15センチくらいまで丈があるコートです。
フリースと言えば非常にカジュアルな印象がありますが、さすがdosa、とてもエレガントに仕上げています。

お店のお姉さんは、暖かくて真冬でもいけます、と言っておりましたが、ハヤシ的には無理。
なにしろ、細身なので、なかに着るものに限界があります(ただ、本当に寒いときのコートインナーとしては使えると思う)。
ただ、今時季は、裁判所とか外で人に会うとか、そういう用事がなくてジャケット着用の必要がないときなど、細身のニットなどを着た上に、さらっと羽織ることができます。

フリースなので、保温性は結構ある。
しかも、シワにならないし、お手入れも簡単。何しろ見た目かわいいし、dosaにしては、価格も確か3万円台でお手頃でした。
使いで十分です。

ただ、温度調整という点では、上っ張りも重要なのですが、巻物も非常に重要。
私の好みは、肌触りが良い大判のストールです。

基本的には、コットンやレーヨンのものをぐるぐる巻きつけるのが好きです。
肩こりがひどいので、薄手で軽いものが好き。
しかし、冬は…コットンストールでは寒い。でもウールだと、ちくちくしてかゆくて使えないということもある。
そこで、薄手でカシミア(レーヨン混でも可)のものなんかが、最高に重宝だったりするわけです。

昨冬のセールで手に入れたファリエロのストールは、肌触りも軽さも最高で…できればもう一枚ほしいと思っているのですが…まあ、お値段考えると、そんなにポンと買える代物でもなく。
今の季節は、札幌のセレクトショップで買った1万円くらいのカシミアの大判ストールを愛用しています。これでも十分暖かいですから…ファリエロはもう少しシーズンが深まったら使おうと思っています。

天候が不安定な時の服装って、どうしても機能性重視でおしゃれは二の次、みたいになりがちです。
が、お役立ち定番アイテムをきちんと持っていれば、案外、その日着ていく服のセレクトは広がるもんだと、感じます。

個人的には、寒いのは嫌いだけど、コートというアイテムが好きで早く冬のコートを着たいという矛盾した気持ちもあったりするわけですが…


2014年11月9日日曜日

今年も羽生ちゃん大劇場開幕なのだ。

今日は実は違うことを書こうと思っていました。

ロシアの女子選手の見分けがつかなくなってきた…というネタでのはずでした。
が、変わりました。
羽生ちゃんと中国のエンカンが激突したためです…

もう明けて昨日ですが、ちょっとした会合のため、帰宅は9時過ぎとなりました。
最初から分かっていたことなので、中国グランプリはばっちり録画しました。
会合から解放されたのが8時半過ぎ。場所は代々木でした。
電車に乗って、スマホのヤフーニュースで「6分間練習激突事件」を知り、引き続き「二人とも強行出場」であると知りました。

こりゃー急いで見なくちゃ!!
とばかりに、降車してからほぼ小走りで自宅に戻ったところ、SP4位のドーンブッシュが滑り終わるくらいのところでした。
中国GPの中継は、ライブ。エンカン登場です。
その前に、リプレイで激突シーンが見れました。

ひどいぶつかり方…顔から激突して、ふたりとも全身体を氷にたたきつけられています。
羽生ちゃんは流血してるし。

これは、普通に考えれば二人とも欠場やむなし。
いやしかし、出るとか言ってるところから見て、案外見た目よりダメージ少なかったのか、とも思ったり。

で、結論から言うと…
ふたりとも、欠場でよかったんじゃないんですかね…
まあ、より強くそう思うのは羽生ちゃんのほうなのですが…

点数は確かにエンカンのほうが出ませんでしたが、演技全体の出来は、はっきり言って、羽生ちゃんよりもエンカンのほうが、はるかに良かったと思っています。
単純に転倒の回数の比較というだけではなくて、エンカンはプログラムとしてまとめ切りましたから。羽生ちゃんは、後半ぼろぼろでプログラム自体が成立していなかった。「ステップやったっけ?」とか思ったし。

そして何より…滑り終わった後担架で運ばれなきゃいけないような状況の人は、出ちゃダメでしょ!!
プロならば、行き過ぎた無理をすることによって生じるダメージを考慮すべき。
この後、NHK杯、全日本、世界選手権と続いていくわけで…
けがをなめたらあかんのです。
高橋大輔がケガを押して全日本に出たために、オリンピックまでに全く良くならなかったということを見ているはず…

ちょっと嫌だなあと感じるのは、ふたりともいったん欠場を発表したのに、一転出場に変わったということ。
まあ、表向きは「選手が出たいと意思表示したから」ということになるんでしょうが。なんか、そこには、スポンサーとか国の都合とか、もちこまれがちな事情が持ち込まれてるんだろうなという想像がついてしまうわけで…

羽生ちゃんの演技の後、松岡修造や佐野稔が泣き声で、数々の賛辞を贈るのを聞いてどっちらけてしまいました。
なんというか…あの織田信成が号泣せずに冷静なコメントをしていたのが、「何があったのか」を想像させるもっとも有力な事実ではないかと思うのですが…

いやしかしね。
羽生ちゃんに関しては、あまりに出来レースっぽい筋書なんですよ(さすがに激突はアクシデントだと思うが)。
なんというか、滑り終わった後のあの陶酔した顔。
その時点で1位と知った時の、キス&クライでの号泣。
担架で運ばれていくときのカメラ目線での満面の笑み。
用意されていた羽生ちゃんのための舞台で、あるべき結果が出て、自分にすっかり酔っている…

そう、「パリの散歩道」滑ってた時の羽生ちゃんと、全く同じなわけです。
そして…今回このアクシデントがあったために、羽生ちゃんは、オリンピック金メダリストに加えて、さらなる「称号」を手に入れてしまったわけで…

うーん…あまりにできすぎ。

気になるのは、羽生ちゃん、点が出すぎなところです。
確かに4回転は回りきって転んだのかも知らん(私にはそう見えなかったが、スコア上もそうなっているみたいだし、織田信成もそう言っていた。信成くんの解説は信用できるので、まあ、そうなんだとしよう)。
しかし、とはいえ、3つ飛んだ4回転のうち2つ目と3つ目は、同じトゥループで、どちらかをコンビネーションにしなければならない。つまり減点されているはず。
ステップだってひどかったし、スピンの回転数が足りていたとも思えないし…

つまり、裏で「これとこれとこれができれば、2位は維持できる点数出してやるから」というささやきがあったんではないのか?羽生ちゃん自身にされたのかどうかは別にして…

匂う。非常に匂う…

というわけで、松岡修造や佐野稔のみならず、FBもヤフーニュースのコメントも羽生ちゃん賛辞の嵐だったりするわけですが、なんか「どっちらけ」になっちゃっている自分がいるのです。

お願いだ。
アクシデント逆手に感動をあおるような行き過ぎたやらせはやめてくれ。
私は、純粋に、スケートを楽しみたいのだ。


2014年11月3日月曜日

無良くん優勝で全く盛り上がれないのはなぜなのか。

明日も朝早いのに、こんな時間にブログ書いているハヤシです。
今日は短くなりそうです…

さて、昨日書いた「むかついたこと」の続報ですが、こういうときに限ってご本人が読んでいたらしく、大変激怒してメールを送ってきて、SNSの友達を解除され、かつブロックまでされました。
読んでたんだ!!とびっくり。
普段は、ぐぐたすで読んでいたら、「+1」していて、ここしばらくなかったからてっきり読んでいないんだろうと思っていました(とはいえ、そこはそれ、読んでも仕方ないだろという覚悟と読まれてもいいような書き方はしていたのですが)。

そんなことは、どうでもいいのです。
先週から始まった、グランプリシリーズについてです。
グランプリシリーズ第1戦、スケートアメリカは、(女子はさておき)男子は大変盛り上がりましたね~。
町田樹くんの圧巻の演技!!
ジャンプもさる事ながら、さすがの芸術性…「アジアのランビエール」と呼びたくなる姿勢の美しさ…特にフリーの第9は、ベートーベンの難聴のもがきを体現するような迫力あるスケートで、もう感動感動大感動。
今井遥ちゃんが振るわなかった女子の分を十二分にカバーしてくれていたのでした(遥ちゃんの天が不当に低いと思うのは、私だけか)。

さて、今週は、第2戦のスケートカナダ。
小塚くんと無良くんのふたりが出場しました。
女子は、宮原知子ちゃんと本郷理華ちゃん。
仕事で見れませんでした。
が、ショート、録画するのも忘れていた。
フリーの前に思い出したが、フリーを録画することも忘れていた。
結果、男子は無良くんがフェルナンデスをフリーで逆転して優勝したということだったんですが、「見逃した」悔しさというのを一切感じなかったのです。

点も250点台とかなりの高得点。
フリーで4回転2回決めたらしいし。
なのに、全く「見逃した~」という悔しさゼロ。

なぜか。
それは、無良くんの今までの演技に華がなさすぎたからなのです。
確かにね、うまくなりましたよ、無良くん。
たっかいトリプルアクセルしか取り柄がなかった数年前に比べれば、ステップもスピンも、そりゃあうまくなった。
が、見た目の問題もあるけれど…無骨すぎる…心がときめかない…
非常に酷な言い方になりますが、たとえノーミスで滑ったとしても、この人の演技、楽しくないんだもん。
つくづくフィギュアって、技術と芸術性の両方がないと楽しくないスポーツなんだなあと実感します。

スコアはちょっと見てみました。
総得点が250点台(確か255点くらいだったような)でショートが82点くらいだったので、フリーは170点以上出ていることになります。
これ、かなり高い点数。「えー!!」と思って、思わずヤフーでスコアをチェック。
そうしたら、芸術性を判定する「5コンポーネンツ」が1要素以外、全て8点台出ていたわけです。

演技見てもいないのに「出しすぎだろ~」と突っ込んでしまうほど、無良くんの今までの演技にときめきがなかったのです、ハヤシ。
で、フィギュア男子の場合、無骨な人が突然芸術性溢れる選手に変貌する、なんてことは、ないと断言していい。
だから、明らかにこの5コンポーネンツは出しすぎなはず、なのです!!!

そして、若干興ざめだったのが、成功した4回転以外のジャンプ、確か3つ4つ、回転不足を取られているのです(たぶん、コンビネーションは全て取られているのではないかと)。

うーん…
まあ、実際滑ってるのを見た上での「でき」とスコアは結構ずれたりするときもあるので、何とも言えないのですが…このスコア見ても、やっぱり「見たかったなあ」と思えない。

むしろ、私は、宮原知子ちゃんの3位と本郷理華ちゃんの5位の方が嬉しくて「見たかったな」と思ってしまいました。

宮原さんは、本格派スケーターだと思っています。
まだ、体が完璧子供なので、これからの成長期で一時伸び悩みがあると思いますが、ひとつひとつの技術が非常にしっかりしているし、今日ニュースでダイジェストを見たところ、顔の表情もつけられるほどに演技力が向上。
なかなか、すぐに上に行く、ということはできないかもしれませんが、将来的には安定感あるエースに育っていくのではないかと。
その宮原さんが、グランプリシリーズで初の表彰台に上がったというのは、ひじょうによろこばしいことなのです。
本郷理華ちゃんは、今年シニアデビューだと思うのですが、長身を生かしたダイナミックな演技がなかなかの見栄えで、この子も太らなければ順調に伸びるだろう…そう思ってみていました。
グランプリ初参戦で5位は立派!!

と、真央ちゃんや大輔がいなくても、それなりに盛り上がれるフィギュア、なのですが、やっぱり無良くん優勝では、心がときめかない。
第3戦はいよいよ羽生ちゃんが出てくるらしいが…まあ、「華」だけで言えば無良くんよりははるかにあるので、お願いだから、楽しませておくれよ!!

2014年11月2日日曜日

ちょっとむかついたこと。

世は三連休ですが、1日も休めないハヤシです。
まあ、1日土曜日(自分の感覚的には、未だ今日)は、午後からデロンギのヒーター受け取りに出たついでに、事務所の掃除をしたり、雑用をしたりしたくらいで、楽だったのですが、明日は多摩地域から都心に移動しての仕事、明後日は朝から夕方まで多摩地域、という、結構きっちりちゃんと仕事、だったりします。

体の方は、相変わらず風邪の後遺症的な咳喘息の発作が夜・夜中・朝と続くので、結構きっつい薬飲んで抑えているところ…金曜日にもらってきた薬の量見たら、尋常じゃないことになっていて、私、大丈夫か、と思いました。ま、大丈夫なんですけどね。
1日中ねむーい感じです。

さて、タイトルにもあるとおり、ちょっとむかついたことがありました。
しょーもないことなんですが、多少仲良くさせてもらっている男性(私とは全く異なる業界におられる方で、同い年のお方ですが)から、
「すごいね。やっぱり弁護士さんて。」
などと言われたのです。

え?なんで?と思う人もいるかもしれませんが…
まあ、事案の概要を簡単に説明しましょう(開き直って弁護士チック)。

この方とは、とあるSNSでつながっています(ハヤシは本名でやっている)。
SNSでのこの方の発言というか他の方とのやり取りが、ちょっと他の人が見たらヒンシュク買いそうな感じだなと思ったので、それを教えた(この点については素直に聞いてくれた)。
そして、この男性、リアルじゃない友達をそのSNSのルールとはかなり離れて、たくさん繋げている人だったので、「そうであれば後ろに誰が居るかわからないから、書く内容には気をつけたほうがいいんじゃないか」という話をメッセージ機能を使って、したわけです。
そうしたところ、「気の利いたコメントは自分はできない」みたいなレスがあって、若干のやり取りの後、上記のような発言が出てきたと。

ちなみに、ハヤシは、そのSNSでは基本リアル友しか友人にしておらず、面識がない方で友人にしているのは、知り合いの知り合いで、プロフィールなどを読んでとりあえず問題ないだろうと思う方に限定しています。
知り合いの知り合いからの申請でも、プロフィールが曖昧な書き方しかしていない人はブロックしますし、まして全くなんのつながりもない人からの申請は、完璧シャットアウト。

リアル友じゃない人とのコメントのやりとりには、相当気をつけます。
まあ、職業的に自然とそうなっているのは、確かに否めないのですが、今の時代、どういう情報がどういうタイミングで、どうねじ曲がって伝わっていくかわからない。
基本、ハヤシ、他人のことあんまり信用してませんし。
こう考えると、SNSを利用しないという選択肢も、もちろんある。
しかし、自分、新聞とっていないし、世間の情報にも疎いし、結構そのSNSで流れてくる情報が自分にとっては重要な場合もあったりして、使っている。

私なんて、まだまだ使い方緩いほうだと思います。友人の中には、写真のタグ付け禁止をSNSの友人全てにお願いしている人もいますし。自分が飼っている犬のこと以外の書き込みしないなんて人もいますし。

いや、しかしね、SNSに対する考え方なんて人それぞれ違うし、別に私は(その人の職業のことも考えて)「ま、ちぃと気をつけたほうがいいんじゃないの」と言ったまでで、最後判断するのはその人自身。ガキじゃねえんだから、その人がどういう答を出そうが、どっちだっていい。

が、言われてムカついたのかなんか知らんけど、「すごいね。やっぱり弁護士さんて」とこのタイミングで、いやみったらしく言われて、なんというか、もやもやっと、エも言われぬ不快感を抱いたわけで。

後でよくよく考えてみたところ、このエも言われぬ不快感のポイントは、彼が「弁護士」と言わずに「弁護士『さん』」と言ったところにあるということがわかりました。
わざわざ「さん」をつけたところに、なんというか、揶揄されたというか見下げた「小バカにした感」がにじみ出ているように感じられたわけです(実際、どうだったんだかわかりませんが)。

前にも書いたかもしれませんが、ハヤシは、これでも忸怩たる気持ちを抱えて、働きながら、10年間受験生活を続けてきたわけで、そういう生活の果てに受かったということに、それなりの価値を見出しているし、そうやって掴んだ「弁護士」という仕事を大切にしたいという気持ちもそれなりにある。
なにより、自分の仕事に誇りを持っています。
そういう様々な土台の上にある自分の仕事を、非常につまんない文脈で、「弁護士さん」などと軽く小バカにした調子で言ってんじゃねえよ、というのが、不快感の核心のようです。

ふと、新人の頃、とある刑事事件で担当した初老の男性のことを思い出しました。
この方、元々ベテランのタクシードライバーでした。
「運転手さんて呼ばれるのは、いやなんだよ。」
どんな話からそうなったかは全く覚えていないのですが、アクリル板越しに、この男性がしみじみ私にそう言ったことは妙に記憶に残っています。

なんとなく共感したのです。
プロの「タクシードライバー」としてやっているという意識が強ければ、「運転手さん」という呼び名は、自分の仕事を軽々しく考えられているように感じられるんじゃないかと。なんとなく。

で、そう考えると、キャビンアテンダントの中には「スッチー」と呼ばれることに怒りを感じている人もいるだろう、看護師として一生懸命やっていれば「ナース(注:カタカナ的な意味において)」とか「看護婦さん」とか呼ばれることが嫌な人だっているだろう…

もちろん、呼んでいる方にそんな意識はなくて、親しみを込めたり、敬意を評したりして「運転手さん」とか「看護婦さん」とか呼んでいる場合がほとんどだなのです。自分も含めて…それ以外の呼びようというのがわからない場合もあるし。
で、呼ばれているプロの人たちに不快感を与えないためには、その仕事をする裏でその人が重ねてきた苦労とか努力とか、誇りとかそういうことに思いを馳せることを忘れちゃあかんのだろうな、と改めて思うわけで。

ところで、私が「弁護士さん」と呼ばれた件ですが、もし私が男性だったら、やはりこんな呼び方はあの文脈でされなかったのだろうなと感じています。
いや、そもそも、「すごいよね」のくだり自体がなかったでしょう。

そうすると、この「弁護士さん」発言は「女にこんなこと言われた」という悔しさもにじみ出た発言ということになるわけで、そういう意味でも、心中複雑、だったりします。

今まで女の自分が弁護士であることになんの違和感も持っていませんでしたが、実際「こういう目」があるということを、突きつけられたことになるわけですから。



2014年10月26日日曜日

ハヤシ、薬にディペンドオン。

どうも。開業しました、ハヤシです。
開業して5日目なわけですが、なんかもう2週間くらい経っちまった気分でいます。
つまり、それくらいてんこ盛りな数日間だったわけです。

初日22日は、自分で頼んでおいたお届け物と贈り物の嵐の上に、友達が事務所開きで遊びに来てくれました。その後、自宅に届け物があったので、あたふたと帰宅。
翌日23日は、さらに想定外の贈り物に、最初に入った事務所のボスが、私の担当だった事務局と一緒に来てくれて、しかもいくつか出さなければならない書面の対応に追われ、事務所を出たのがなんと夜の11時少し前・・・

疲れたと思う間もなく、24日は、後輩から刑事事件を一緒にやってくれという依頼があり、昨日は夕方から立川方面に打ち合わせや石鹸のために出かけ、帰宅は夜の11時近く・・・

そして・・・なんとハヤシは、この大切な時期に風邪引いちゃったわけですね。
実は開業前。札幌から帰ってくる日の朝です。
ひどいのどの痛みに襲われ、飛行機の中でみるみる悪化。発熱の恐怖に襲われて、ものすごい焦って到着後、かかりつけ医に飛び込みました。

発熱で開業が延びる、という事態は免れたものの、開業前の2日間、やっておきたかったことはできず・・・なんともしまらない開業となりました。

で、現状風邪の具合がどうなっているかというと、咳がひどいです。
でも、これ感染症のせいではないんだそうで。
もともと咳ぜんそく持ちの私。風邪の予後のアレルギー反応らしいです。

いつもそうなのです。のど風邪→咳→長引く→咳を抑える薬で薬疹・・・がお決まりのパターン。
咳って、でる時間帯が決まっているようで、夜、深夜、起き抜けがとにかくひどい。
特に、体を横にすると咳って出るんだそうです。
そのため、眠れない・・・

金曜日に咳止めや痰を沈める薬を出してもらい、服薬初めて3日目になりますが、これがまたよくなる気配がないんだな・・・

しかも、今回珍しくのど風邪が収まりかけてから声がとんでもないことになってしまい(ヘリウムガス飲んだ感じ)、しかも長引いて、昨日の昨日まで電話対応でいちいち「風邪引いてるもんで、こんな声で失礼します・・・」と断らねばならん始末。
出にくい声を出して話さなあかんというのは、かなり疲れるものなのであります。

おかげさまで声は多少よくなりましたが、正直、体調はあんまりよくない。
というか、今日、だるいっす。病気的なだるさというよりは、単純に疲労です。

疲労している原因は、おそらく、
・咳による体力消耗。
・変な声で話をしなければならないことによる体力消耗。
・薬を一杯飲んでいることによる体力消耗。
の3つかと。

上2つについては、先ほどお話ししたところから感じてもらえると思います。
薬たくさん飲むと体力消耗するというのは、この度初めて感じました。
現在飲んでいる薬の数というか種類。
・咳対策2種
・痰対策2種
・胃薬2種
・腸の薬2種
・低容量ピル1種
・喘息の薬1種
と、かなりな重病人レベル。

アレルギー持ちなので、ここ20年近く何の薬も飲まないで一日を終えるということは、ほぼなかったハヤシなのでありますが、ここまでたくさん飲むのは、かなり久しぶり・・・いや、初めてかも。

以前かかりつけのお医者さんが「薬をたくさん飲むと体力的に大変だから」みたいなことを言っていたのですが、正直、そのときはピンと来てなかった。
が、今回は、なんだかわかる感じ。
なんというか、体力の持ちが悪いのです。疲れやすいなあ・・・という。
そして、副作用が出やすい感じ。

元々、咳関係の薬って、自分にとっては副作用が出やすいと感じるものだったのですが、今回は特に早く出てる気がします。
通常は、それなりの日数飲んで初めてでるんですけどね。
あまり持続しないのでよかったですが、昨日は飲んで数十分後に、眠気や軽いめまい、動機なんかが出たりして、正直立川に行く電車の中が少しつらかった・・・
むしろ今日の方がちょっと楽な感じです(咳は収まりませんが)。

何で今回こんなに「薬の負担」を感じるのかは、ちょいとわかりませんが、単純に年なのかな?6月にやられた腸炎で体重が減ったせいなのかな?、いやいや、単に飲み過ぎか?

事件でお世話になったダンディーな通訳人のおじさまに、「センセ、薬は悪だよ!!薬なんて飲んじゃだめだよ!!今度、いいサプリメントと酵素、教えて上げるから!!」なんて言われたことあるけど、健康対策としては、むしろそっちの方がいいのかも知れないですねえ・・・

いやでも今までさんざん薬にディペンドオンしていたこの体、そうそううまく立ち直れるとも思えず・・・

あ。事務所の方は、たぶん何とか軌道に乗れるんじゃないでしょうか。
まだ、わかんないですけど。

2014年10月19日日曜日

独立したら、こうなりそうな3つのこと。

どうも。
昨夜は、スピリチュアルネタで、アドレナリンでまくりの投稿をしてしまいました、ハヤシです。
今日チェックしたところ、読んでくださってる方が意外に多く(読んだ結果ドン引きしている方も多いのでしょうが)、やはり、スピリチュアルって、人間にとって良くも悪くも関心事なのだなあ、なんて改めて感心しているところです。

さて、明日朝の便で東京に戻ります。
独立は今週の水曜日。
火曜日は定例の裁判所の仕事。
しかも明日の夜は、ちょっとしたシンポジウムで場違いなパネラーをせねばならず…
というわけで、短かった独立前の休暇も終了というわけです。

今ちょっと、緊張してきました。さすが、小心者。
開業のために絶対的に必要ということではないけれど、開ける前にしておきたいことで、かつ、まだやっていないことがチラホラと頭をかすめてきてるわけで…
仕事関係のメーリングリストの登録メアドをそろそろ変えなくちゃ、とか、事務所ホームページのドメインを独自のものにするかどうか、とか、ハンコ関係まだ全部買ってないとか朱肉やスタンプインクもまだ用意していないとか、お客様用のお茶を買ってないとか、ホント、ちっちゃいといえばちっちゃいこと。
でも、こういうのがいくつも残っていると、「実はとても大切なことを忘れているんちゃうか」と焦りだすのが、小心者、なわけです。

まあね、開けちゃえばどうにでもなるんですけど。そりゃあ、わかっちゃあいるんですけどねえ…

それとは別に独立は、ある意味仕事的には新しいステージなわけで、不安はもちろん結構大きいのですが、今のところは、細かいところでビビっているとは言え、「楽しみ」の方が上回ってはおります。
その楽しみというのは、返す返すも「忙しいなりに自分のペースで仕事ができるんじゃないか」という期待なわけでして。

今まで9時5時の規則正しい仕事というものに、トンとご縁がなかったこの私。
おかげで新人の頃から事務所で一番最後に出勤するというふてぶてしさ満点で暮らしてきたわけですが、さりとて、それなりにボスやら先輩やら事務員やらに対して、多少は気を遣い、肩身が狭い思いもしていたのです、一応。

それがなくなる!!!(ことがいいのかどうかは、この際、別。)

独立したら、まず、平日気兼ねなく事務所行かない、とかやりそうだなと思っています。
べつにね、土日働くのはいいんですよ、私。
昔は、土曜日仕事だったんですから。ただ、週に1日や2日、必ず休みが欲しい。それだけの話なのです。
独立したら、土日に仕事入れちゃって、その分平日空けるも自由なわけです(もちろん電話は取れるようにしておきますが)。
今日は、大した仕事もないし、なんてときだと、土日働いて疲れた時には「今日はお休み」とばかりに、平日自宅にひきこもり、なんてことになりそうです(閑古鳥が鳴くと、そういう日ばかりになりそうでちとやばいかも⇒このブログも、通常は週末更新ですが、そのペースが今後変わるかもしれないです)。

次に、やりそうなこと。
私、間違いなく、ジャケット着ないで事務所に行くことが増えると思います。
周り見てるとねえ…自分の事務所持っている人で共同経営者がいない人、服装ラフな人、多いです…
もちろん男性なんぞは「何着ていいかわからないからとりあえずスーツ」という人も結構おられるわけですが、女子は、そもそもスーツ率低い…自分の城を持ったのに、なぜに堅苦しい格好で仕事に出なければならんのだ…そんな感じになるようです。
今までも、自分では頑張ってきちんとした格好しているつもりだったのに、よそ様から見ると、なんか毛色が違うようだった私…これから全開になると、さてどうなるのでしょうか…

そして3つめ。
弁護士じゃない仕事を模索し始めるんじゃないか…
変な話ですが、私、弁護士になった時から、一生弁護士はやらないんじゃないかと漠然と思っておりました。
で、昨日の話の続きみたいでアレなんですが、この手の私の勘は、多分当たるのです。
幼いころから、周りが「女の子はいつかお嫁さんに」みたいな話をしてる中で、自分は、将来の自分がお嫁さんになる図というのはどうしても思い浮かべられなかった。
これは、大学生になって初めてボーイフレンドができても、結婚するかという話が出ても変わらず、どこか自分は「ピン」と来ていなかったのです。

もちろん、弁護士は頑張って目指してなった仕事。
でも、受かった直後から、「弁護士は多分自分にとって通過点でしかない」という気がしてたまらなかったのです。
ゴール地点に対する希望は自分の中ではあります(それはまだ内緒)。
でも、それが将来の自分の姿のイメージなのか、と言われたら、それはまだ自信がないかな、と。

独立して、他のこと考えている自分を見る周りの目がなくなれば、自分、気兼ねなく、自分のあるべき姿について、自問自答し始めるんだろうな…そんな気がしてたまりません。

独立します、というと、ある意味ゴールに近づいたような印象を人様には与えるようで、「いよいよですかあ」みたいなお言葉ももらってしまったりするわけなんですが、主観的には「いよいよ」なんぞでは全くなく、むしろ「まだまだ、これからなんですわ」という気分。

そんなわけで、アクシデンタルに踏んじまったただの通過点、くらいな気持ちで開店するのが一番なのかもしれません。
来週末は開業後数日の状況をアップできるでしょう。

お楽しみにしていただけると嬉しいです。

スピリチュアルとやらについて思うこと。

来週の開業を前にして14日夜から帰省しているハヤシです。
寒い!!
札幌寒すぎます!!
例年、この季節、もう少し暖かかったような…あんまり寒くて、なぜかギャル御用達ブランドSLYでライナー付きのブルゾン買っちゃいました。
ライナーに、フードのファーつければ、真冬でも越せるぞ…くらいな勢いです。

さて、本日のタイトル、何やら怪しい雰囲気です。
実は昨日のこと、とある方とお会いしていて、その方の様子が今まで会った時の感じとあんまり違うので(非常に力強く、パーっと明るい感じ)、なんだろなあ…と思っていたところ、お会いしたあとに、その人にとってかなりな朗報が一度に2つ飛び込んでくる、ということがありました。

この手の体験は非常に久しぶりなのですが、実は今までにも何度かあるのです(考えてみると、いい知らせのオーラを感じるというのは初めて体験だったかも)。
例えば、20代から30代にかけて、いつも通っていたスパゲティ屋さん。
お店の方の接客も、スパゲティの味もいつもと変わりない。
お客さんも入っている。
なのに、お店全体がシーンと活気がない雰囲気を強烈に感じる…
直後に閉店のお知らせがあった、とか。

いつもカラスが来ない私の部屋の側に、朝、やたらカラスが飛んでいる…
その日の夜、祖父が亡くなったという連絡が入った、とか(これ、実は祖母が亡くなった時もそうでした)。

ずっと以前に親しくしていた方が、「昔相当やばいことをしていたことがある」と話していて、あえて追求しなかったのですが、あるとき、その人の後ろに座っていた時に、それがなんだったのか、不意に分かってしまった、とか(事前情報は全くないです。自分の感触としては、その人の背中から情報が飛んできた感じ)。

体験談を挙げていけば、それだけで今日のブログ終わっちゃいそうなんで、この辺でひとまず、終わりにしときます。が、枚挙に暇がないとまではいえないけど、過去振り返ってみると、この手の話、結構自分あるなあ、しみじみ。

実は、ハヤシの家は、母方の親族が、言葉は悪いが「オカルト一家」であります。
特に、7年前に98で亡くなったばあちゃんが凄くて、いやもう、人に見えないものがよく見える。
亡くなる直前直後の「ちょい遠めの親戚」がよく来る。
病気の孫が幽体離脱して飛んでくる(直後に回復)。
ついでに自分も幽体離脱しちゃう。
という不思議な人でした。

子供の頃から「出た」「どこそこの誰某さん(故人)が来た」だのいう話は、もう日常茶飯事で聞いていました。
おまけに、私は、はっきり見えはしないものの、妹がわりに見えちゃうタチで、修学旅行の時に、トンネルで黄色いヘルメットかぶった人が正面から歩いてきて消えた、みたいな話も何回か聞いたりしていました。
そんなわけで、この手の話にはすっかり耐性というか免疫がついていて、自分的には「科学で解明できないことが世の中に存在していて当たり前」という価値観がすっかり出来上がってしまっておりました。

ただ、世の人の中には、それを絶対的に全力で否定したいタイプの人もかなり多くおりまして、個人的にも、それで非常に疎外感というか異質的な目で見られた体験があります。
特に私のいる業界のようなところでは、そういうものは全く信じない、信じるべきではないという方が多いことは否定できないでしょう。

確かに、「超能力」だの「霊能力」だのを持ち出して、人の弱っている心の隙間に入り込んで多額の金をかすめとる…みたいな霊感商法は、もう、最悪です(私も最近この手の被害者救済に関わりつつありますが)。
が、こういうものの横行を排除しなくちゃならんということと、「スピリチュアルなものの存在を肯定するか」ということとは、全く別なんではないか、と常日頃、ハヤシとしては、思っているのであります。

インコグニションであるとか、読心、予知、その他の霊的な能力というのは、おそらく本来人類が持っていた能力だとハヤシは思っております。
が、人間、使わない能力は退化するわけで(後で触れますが、個人的にもそういうことを実感する部分がある)、文明が発達し、人間がその感性を全力投球して研ぎ澄ます必要がなくなっていくに従って、いくつか(もしかすると大部分)の能力は消えていってしまったのです。

が、どんな種にも突然変異というのはいるわけだし、能力のあるなしも、所詮、相対的なものに過ぎない。勘が鋭い人と鈍い人、音感がいい人と悪い人、がいるのと同じようなもんだろうと。
そんなわけで、人類の多くが過去に置いてきてしまった能力を備えた状態で生まれ落ちる人間というのがこの現代においてもいる…ただ、それだけの話なんじゃないのかな、と。
当然、稀少?能力を持っている人間でも、その鋭さの程度には差があるのではないかと思います。

個人的には「人間が本来持っていた能力」を詐欺の道具に使って不当に荒稼ぎすることは、さっきもちょっと書いたけど、天に唾する行為で、非常に許せん。
ただ、一方で、こういうスピリチュアルな話を信じない人は、信じてる人、信じたい人に対して、真性の馬鹿とか精神障害者でも見るような目つきで、全力で否定したり非難したりしないで欲しいのです。

実は、この手の話を信じることによって、説明がつくことと、心の納得が得られることというのは、思いのほかたくさんあったりするのです。
それで、心の安定を得られて、人に迷惑をかけず、社会の一員として普通に生きていられるのであれば、非難されるいわれはないわけで。
逆にこういうものを全力で否定する人たちばかりが周りに大勢いる場合に、同じ感覚を持っている人を求める気持ちから、よろしくない宗教(当然真の宗教ではない)であるとか霊感商法に走るメンタリティが生まれてきちゃうと思うんだよなあ。

私なんかからすると、科学や理屈で説明できることしか信じられない人って、普通に人間関係を築けるのか、とかなり疑問だったりもするのですが(人間関係って、多くは、そのこあにあるのは目に見えない「ホワン」としたものですよねえ)…

いや別にね、独立前のプレッシャーで、こいつ頭がおかしくなったんじゃないかと思われる人は、別に、それで結構です。
でもね、例えば小学生の頃、聞いてもないのに、同じクラスの子、ほぼ全員が早生れか遅生まれかとか、どういう兄弟がいるか一発で分かったり(今は全くわからない)、自分自身の幽体離脱情報2回聞いたり(両方とも本人爆睡中)、眠っていても地震が来る数秒前に目が覚めたりって、あなた、それ全部説明してくれるんですか、って話ですよ。

ハヤシとしては、今までこういう自分の感性を「なんとなくあるんだなあ」という放置状態できててしまった結果、なんのコントロールもできないというのは、個人的にもどかしく、自分のアイデンティティを確立しきれないひとつの要因になっているよなと感じなくもない。

というわけで、ちょっと、そろそろまともに向き合いたいな、とか思っているんですが、向き合い方自体が非常に難しい。
なんせ、本を読もうとしても、ネットで情報拾おうとしても一見して胡散臭いものしかないからさ…

この悶々、さて、いつまで続くのやら…

注)そんなわけで、このブログを見て、何か勧めるお方が出てくるとしても、あたしゃ、そう簡単には乗りませんぜ。一応弁護士なんで、声かけようと考えているよこしまなエセ・スピリチュアルさんがいたら、とりあえずやめておきましょうね。








2014年10月13日月曜日

何もしない、が大正解。

明日は夜、仕事の後、開業前の一休みをするために実家に帰る予定・・・なのですが、台風が来る・・・
なんですか明け方当たりに関東にやってきそうな勢いですが・・・

さて、今回はスキンケアのお話を。

何年か前から、我が妹、時折顔がひどくかぶれるようになってしまいました。
一番最初・・・まだ私が名古屋にいたころなので、4年ほど前のことだと思いますが、その際は、突然ダニ~にやられたのですが、その後、げんいんがよくわからんかぶれに突如おそわれるようになったのです。

どうやら、化粧品が原因のようなのですが、かぶれの恐ろしいところは、今まで問題なく使っていたものでも、ある日突然「!!!!」という状況になることです。
しかも、今年の夏は、ひどくて、一時ひどいことになって皮膚科に行って、治りかけたと思ったら、またかぶれという、もう女子にとっては、なんかの祟りかと思いたくなるくらいの状況でした。

私も肌は弱いですが、妹は、子供のころ、多少アトピー的な症状がありました。
それでも、私のように体育会でメラニンを貯めまくるという青春を送っていたわけでもないので、本来は、色白のきめ細やかなお肌。トラブルさえなければ、「お肌つるつるですね~」と言ってもらえるタイプです。

原因不明の肌トラブル・・・というのは、自分も含めてですが、加齢による影響が絶対に避けられません。
私も40歳を少し過ぎた当たりから、口角炎だの、乾燥性の発疹だの、血管炎によるぶつぶつだのに襲われるようになりましたが、我が妹も、今年でヨワイ41。ちょうど私が苦しみ始めたころの年齢です。
自分のことを思い返すと、そういうトラブルとうまくおつきあいできるようになるまで、ある程度時間がかかるかな、という風に思っておりました。

が。あっさり解決。
皮膚科の先生の指導を守ったところ、現時点で何の問題も起きていません。
解決方法の基本は、「何も塗らない」ということです。
夜の洗顔後は、化粧水も乳液も何も塗らない。
朝の洗顔はぬるま湯のみ。
その後、何も塗らない。化粧したいなら、ワセリンを塗る。その上にファンデを塗ってよい。
以上。

はじめ、それを告げられたときは妹は、キョトン。
「あの・・・それじゃ洗顔後につっぱりますよね・・・」と、おずおず皮膚科の先生に尋ねたところ、「確かに突っ張ります。だけど、だからといって、別にそれでしわが寄るわけではない」と一言。
突っ張るのを放置するとしわが増える、という美容業界の常識をいともあっさり全否定したんだとか。

半信半疑で、でもかぶれを治したい一心で「基本、何も塗らない」を励行したところ、これがかなり調子よい。
だけでなく、肌にもよい感じがするようです。

まず、妹曰く「よけいなもの塗るからテカるんだと思う」とのこと。
化粧水も乳液も塗らなくなったら、テカリもなく、肌は快適なんだそうです。多少洗顔直後は突っ張るものの、その後は別にどうということもない・・・

さらに、ワセリン+ファンデという化粧のみで、日焼け止めも何も塗らなくても、「あんまり灼けない」ことも発見したらしい。

私から見ても、妹のお肌は、きめが細かくビューティフルです。
つまり、よけいなことを極力省いた結果、理想的な状態に肌は導かれたことになります。

無印良品とかドラッグストアとかで適当に基礎化粧品買っていた私と違って、妹は今まで、きちんとしたブランドの割りに高級な化粧品を今まで使っていました。
「金かけてたの、今までなんだったんだ。」
そりゃ、そうも言いたくなる・・・

しかし、私は何となく理解できるのです。
ひどい乾燥肌故、風呂に入っても、石鹸を使う箇所をごく一部に限っている私。シャンプーを使う頻度を極力少なくしている私。
肌トラブルからは比較的遠ざかり、髪の調子も美容師さんお墨付きに回復。

つまり、年齢を経て弱ったものを美しく保つためには、「極力刺激しない」が大正解、なのです。

というわけで私も今、「何もしない」を励行するかどうか悩み中なのです。
ひどい乾燥肌としては、かなり勇気がいりますけど。

2014年10月12日日曜日

フィギュアスケート2014シーズン一考。

札幌から両親と妹がやってきました。
私以外の3人は、すうすうと寝息をたてて寝ております。
せまっくるしい1Kの部屋に4人・・・暑い・・・
というわけで、土曜深夜のハヤシです。
NHKケータイ大喜利に織田信成が出ています・・・

本日、BSフジで「ファンタジー オン アイス 2014 in 富山」を放送していました。
今話題のサラ・オレインの生歌やその他パフォーマーとスケーターとのコラボというなかなか見応えのある企画があったほか、往年の名選手が続々出演しており、アイスショーの中でもかなり面白いものになっていました。

既に競技を引退した有名選手としては、なんと久しぶりのジョニ子、キャンディロロに、麗しのランビエール様などが登場しました。
国内からは、安藤美姫、鈴木明子、(引退表明はしていないけど)高橋大輔が登場。

トリは、羽生ちゃんでした。
クラシックの曲を踊っていました。
この子がまっとうなクラシックの曲を滑っているのは始めて観ました。
案外よかった。
が、金メダルのオーラを持ってしても、今回のトリは、その前に出てきた往年の名選手が放つオーラからすると、全くもってまだ貧弱であることは否めませんでした。

まあ、まだ若いから仕方ないよね・・・
売りが「かわいくて4回転が飛べる」しかないからねえ。

先ほど名前を挙げた選手のうち、正直キャンディロロは年も年だし、演技事態が結構つらそうでした。でも、若いころの迫力や(エキシビジョンの)素っ頓狂さとは違う「大人の男の円熟味」がぷんぷんにおう演技は、プロスケーターとしてまたひとつ違う領域に達していることを思わせて、かなりかっこよかったことは事実。

ジョニ子は、現役時代よりも「自分の世界」に対するこだわりを自由に表現できるようになったことは明らか。
化粧がかなりド派手になったことに最初驚きましたけれど、体のしなりがそれはもう本当に美しくて、ここまでの表現力の持ち主だったのか、と感動すら覚えました(DV被害→離婚という経験も表現力に磨きをかけたのかも知れません)。

そして、ランビエール様は、相変わらずの氷上のバレエ。そして「スピンのランビエール」も健在。もう一度現役復帰して欲しい、と願わずに入られません・・・

そうなのです。
これが今のフィギュアスケート界を表しているのです。

高橋大輔、鈴木明子、浅田真央、(安藤美姫)不在で、エースがいなくて困っているのは何も日本フィギュア界だけではない。

今年は、パトリック・チャンもお休み。ソチの女子シングル金メダリスト、ソトニコワも休養するらしい。

羽生ちゃんも腰の故障がどうもかなりまずい状態ですし、圧倒的な強さで君臨できるかといわれると、そうでもない。

つまり、競技の強さだけではなく、華やかさ・美しさも含めた選手としての存在感やカリスマ性、スター性で、フィギュア界を引っ張っていく人物というのが、世界的にもシングルの領域には、いない、あるいは極めて不足している状況なのです。

確かにオリンピック翌年ですから、そういうことが起こっても当たり前のようにも思えます。

しかし、バンクーバーの翌シーズン、どうだったろうか?トリノの翌シーズンはどうだったろうか?
こんなに中心人物不在立ったという記憶はなかったような気がするのです。

だからこそ、往年の選手が出ているアイスショーに惹きつけられる。
ハヤシは、ハッキリいって競技スケート好き。そのハヤシが、ここまでアイスショーの番組を熱心に視聴していた。
これは、もしかすると「競技なんか観てもスケートの楽しさ、良さがわからん」という衰退の第一歩なのかもしれないと思うのです。

今月末には、もうグランプリシリーズが始まります。
とりあえず男子の1戦目は、町田樹くんと、デニス・テンがでるらしいことはわかっています。
しかし、女子・・・誰でるの?
こんな感じ。

日本という国からでなくてもいい。競技の核になる「引っ張ってく選手」に現れて欲しい。
競技者の裾野を広げるためには、そう言う人の背中を見せることが一番だと思うので。



2014年10月5日日曜日

ウブな高学歴女子と男のズルさ。

東京は雨です。
台風の影響で、どうも明日も大荒れらしい。
昨日は新事務所で開業準備やら簡単な書類作成に追われて、下手すりゃウィークデーより忙しい感じでした。
で、本日は久々の引きこもりで、ほんとに久々に台所で料理をしているところです。
ポメラを台所に持ち込んで、煮込み料理の様子を見ながら書いているところだったりします。

ちょっと、ショックなことがありました。
3年前まで勤めていた先の事務所の後輩(つまり同業者)が、離婚しました。
ショックだったのは、離婚原因の方。
DVや夫からの脅迫などなどだったらしい。
どうも、つきあっていた当初は、それはそれは優しくて、結婚したとたんに化けの皮がはげる、モンスター系(人格障害系)の男性だったようです。

ものすごく仲がよかった後輩というわけでもないのですが、スポーツウーマンで、さばさばしていて、なかなか度胸のいいことをやってのける、そんじょそこらの男より、よっぽど雄々しい女性弁護士でした。
仕事において、戦わなあかんときにはそれをいとわないハヤシから見ても、「この人、すごいな・・・」と思わせる人でした。

FB仲間でもある彼女。以前は頻繁に投稿していたのですが、最近投稿がないな、どうしたのかな、と思っていたところ、今日メールが来て、実は・・・と打ち明けられたという次第。
最終的には、(おそらく想定していたよりも短期間で)離婚できたので、それ自体はよかったと思うのですが、あの彼女が、しかもDV被害か・・・と、考え込まずにいられない。

今まで結婚しそうになったことや、結婚したいと思ったこともあったハヤシですが(そして、そのことについてはこのブログでも触れていますが)、結果として結婚せずに、ここまで来ている。最近は、孤独死も視野に入れている状況です。
で、今まで結婚しなかったことについて後悔はしていないし、むしろ「結婚しないでここまで来てよかった」という気持ちの方が、実際のところ強い。

その原因を、今まで突き詰めて考えたことはありません。が、「周りで結婚で幸せになっている人がごく少数」という事実は、確実に一因を担っています。

DVで離婚した人も他にごく身近にいます。しかもその人は再婚してさらに離婚(こちらはDVではなかったようですが)。

仕事の都合で数ヶ月の別居婚生活の後、夫の元に行ったらとたんに同居を拒否されてあえなく離婚という話を聞いたこともあります(たぶん女ができたか、結婚生活に怖じ気づいたか)。

イスラム教徒の第2婦人として求婚されたという知人もいて、どう考えても家政婦代わりに連れて行こうとされているのに本人だけが気づかない、というケースもある。

精神的DVで離婚調停から訴訟へ移行した同業の後輩も他にいました。
同期でも、夫がストーカー化しているケースが他にあり・・・

しかも、女性弁護士はやはり離婚事件を扱う機会が多く、ハヤシ自身も「え~」というDV事件を何度か扱ったことがあります。DVじゃなくても、夫のために借金しなくちゃならなくなり、自己破産、離婚とかいうケースも珍しくない。

こういうの見てると、自然、結婚したってろくなことがないという刷り込みがされちゃいますし、「自分も含めて高学歴かつハイソ系職業に就いている女は、男を見る目がない」という理解認識にもつながるわけでして。

10年くらい前から、高学歴でもかわいくておしゃれな女子、男の子にももてる、というタイプは、多発してきました。
しかし、だからといって「男を見る目」が養われているかというと、たぶんそうでもないんだな。

「かわいくておしゃれ」にしているのは、女からのひがみに基づくバッシングを避けるためであることが多く(おしゃれであっても、男の子には全然もてないからね)、寄ってくるタイプの男は、大概、見た目重視か、その「頭の良さ、それ故の強さ」をアテにする、要はどっちにしろ、どうしようもないタイプ。

そして、かわいくすらない高学歴ハイソ系職業女子に寄ってくる男子の中には、「こいつのコバンザメになってれば食いはぐれない」というやましい気持ちを持っている輩が多数。

あんまり男の子に優しくされたことがないこの手の女子は、つきあっているときの男子のサービスを優しさだと勘違いし、しかも、多少収入的に男の方が劣っていても、実際食いはぐれないので目をつぶる。
結婚願望がそこそこ強ければ(高学歴女子は一般的に、結婚願望はそこそこ強いぞ、きっと)、「これが一遇のチャンス」とばかりにしがみついてしまう。本来感じているはずの違和感をタンスの奥の奥にしまい込んで・・・

で、期待に胸膨らませて結婚したら、男はとんだ大凶もののはずれくじ、というわけです。

ま、ただ、高学歴女子の場合、収入的に困らないので、男がはずれの場合、愛情さえ残っていなければ、すぐにバイバイできる、弁護士に頼んできっちり争える、さらに同業者の場合には、身の処し方がきちんとわかっている、そのため、ドロンドロンになる前に対処できるとはいえます。

が、そもそもの入り口の部分でつまづきやすいのは、これはもう、どうしようもないわけです。

男ってずるいよねえ。

男の人から見れば、女だってずるいっていうことになるんでしょうけど、私からすると、男の人って、すべからく、本能的に女にしかない「母性本能」をくすぐるスベを知っているのです。
くすぐられまくって「男の手の内」を知り尽くした女性たちは、いざというときにだまされにくいけど、くすぐられた経験がきわめて少ない高学歴女子は、まんまとだまされてしまうわけです。

まあ、とにもかくにも、結婚だけが人生じゃない。
離婚したからって、あなたの人生が終わりってわけでもない。
離婚した後輩は、ケーキもって私の事務所に来てくれるっていうし、そのときには、独女ふたり、男のグチでも垂れまくろうかと思います。








2014年10月3日金曜日

独立開業、悩ましいこと。

どうも。
これから弁護士会の研修が始まるというのに、ブログしているハヤシです。
今回の研修は、弁護士会主催の相談担当として登録されるために必要な研修であり、ある意味仕方なく受けています。
弁護士会の研修というのは、とてつもなくつまんないものが多数含まれていて、しかも、これを受けないとあれができないこれができない、とやまかしいことになっているわけです。
今回の研修は1000円徴収されています。つまんなかったら、クレームつけるからな、覚悟しとけよ、弁護士会!!

さて、前に独立開業するということを、さらっと、このブログでお伝えしたと思いますが、今月下旬に開業を控え、徐々に準備も進んできました。
おそらく、明日突然開業しますといっても、開くこと自体はできると思います。
まあ、消耗品が揃ってないといえば、そうなのですが、そんなもの、ASKULで頼めば、すぐに手に入るわけでして。

独立するということになると、ありがたいのは友達の存在。独立に必要なもので、しかも、なかなかに後回しになりそうなものをくれたりするのです。
例えば、いただいたもので嬉しかったのは、「2枚から80枚まできれいに留められる」というホチキス。
弁護士ハンコセット。
穴開けパンチ。
最初についたボスからは電子レンジをもらうことになりました。
仲の良い同期の友達からは、訳あって使わなくなる空気清浄機をもらうことになりました。

あと、すごく嬉しかったのは、アーティストをやっている友人(としか表現しようがないのでそう書きますが、自分にとってはそれ以上の存在)が、絵をくれたことです。もちろん自分で描いたもの。
原画ではなく、それをプリントしたものをキャンパスに張り付けた、ある意味非常に凝った絵なのですが...
個性が強い絵ですが、これが事務所の雰囲気にぴったりで!!
ともすると、法律事務所って殺風景になりがちです。
これ、実は、事務所を飾るという意味だけでなく、そこで働く自分にとっても精神衛生上よくない。
今、平日の6~7割は新事務所で執務&開業準備で、仮ではありますが、本棚に絵を飾っています。
たまに目に入ると、非常に気持ちが落ち着いたりするのです。
アートの効用は、大です。

さて、ちょっと頭が痛いことがあります。
それは、独立後、複数の植物が届くであろうということ。
独立ではなく、移籍の時も、小規模ながらお花や植木がいくつか届きました。

実はこれ、4月に独立した友人の弁護士から、さんざん脅されまくっています。
なんでも、この友達、執務室、相談室に並べても足りず、エントランス前の通路に並べても足りず、契約違反になるのを覚悟でビルの共有スペースに出さなきゃならなくなるくらい、胡蝶蘭が来ちゃったんだとか。

わざと世話をせずに枯れるのを待っていたらしいです...せつない、胡蝶蘭...

この友人は、私のことをある程度お分かりのようで、「ハヤシさんの場合はさあ、アフリカの花とかとんでもないのが来ちゃう可能性があるよ。アフリカの花は、枯れ始めるとすごい臭い出して、大変なんだよ!!」と、ワタシ特有の問題を指摘してくれちゃったのです。

そういえば...
ホチキスとかハンコセットをくれた同業の友人は、「花なんかもらっても仕方ないでしょ?使えるものが欲しいよね。○○はどう?」と提案してくれたのでした。

そうなのです。
こういうとき、花なんかもらっても、しかたなかとよ。
特に単なるブーケなんか来ちゃった日にゃ、花瓶すらないからね、たぶん。
胡蝶蘭なんかもらったって、世話できないからね。
植木なんかもらった日にゃ、枯らしちゃうよ。
ついでに言うと、鼻炎持ちとしては、花粉の多い花は、非常に辛い...

というわけで、できれば、お気持ちだけいただいて、事前に丁重にお断りしたいのですが、こういうの送ってくれる人というのは、目上の先輩、とかだったりするので、なかなかに難しい...のです。

いや。
ほんとに、花は好きなんですよ。たまに自分でもテーブルフラワーみたいなものを買って飾ったりしますから...
でも、自分で世話できる範囲を越えるものが来ると...

誰かそれとなく吹聴してくれないかなあ…
ハヤシ、花いらないって言ってたって。
も、遅いかな...

開業直後の状況は、おそらく10月24、5日当たりのこのブログで書くことになると思いますが、お花いっぱいで死にそうになってたら、間違いなくご報告することになると思います。

2014年9月26日金曜日

最近ジーンズばっかり履いている件について

どうも。

仕事で名古屋に来ているハヤシです。明日明後日とこちらで仕事があり、そんでもって今日は特に用事がなかったので、早めに名古屋入り。
本日夜は、以前こちらにいたときの事務局と夕飯を食べる予定です。
今はホテルにチェックインしてのんびりしています(週末更新できないと思ったため、今日のうちにやってしまおうという算段)。

さて、昨日は、新事務所開設にあたり島忠で買った書棚と無印良品で買ったコートハンガー、その他記録等の整理用品が届き、書籍や記録の整理をやっていた私…
書籍が思いのほか多くてその整理にかなり時間を取られたので、コートハンガーの組み立ては、また後日…にしようかなあと思っていたのですが、有楽町無印のお兄さん、「組み立て方も図解してありますし、工具も入っているのでおひとりでも簡単に組み立てられます」と言っていたので、午後7時頃、とりかかりました。

確かに、六角レンチは入ってました。
でもさ、マイナスドライバー必要だって言ってなかったよねえ、お兄さん!!!
最近の組立式家具は、同包してある六角レンチさえあれば何とかなる→自宅から工具持っていかなくても大丈夫やろ、とタカをくくっていました。

一瞬頭が凍りましたよ。だって、もうでっかいコートハンガーの梱包解いちゃったんだもん。
このままにして次に来る日まで(おそらく10月1日)放置というのは、なんだかいや。
いちかばちかで、近くのセブンイレブンに走ったところ、なんと8種類工具セット204円が売っていたのです、ラッキー!!!
無事1時間ほどでコートハンガーを組み立て、昨日の作業は終了となりました。
本当は、2週間余り休んでいないので休養に充てるつもりだったのですが…うーん、スイッチが入ると自分でオフにできない悪い癖です。

で、独立準備にあたっては、昨日は別として、基本、業者さんが運んでくれたものをポンポンと置いてもらうだけなので、とりたてて何か自分自身大きな作業が必要、というわけでもないんですが、やっぱりこういうときは、「ま、よごれてもいっか」という服装で挑むことが多くなります。

しかも最近は前にも書いた通り、パンツがマイブーム。
本当に事務所に出たり裁判所に行ったりするとき以外は、ジーンズばかりの生活が続いています。

よく履くのは、この前書いた無印良品のジャパンデニム。実は今日も履いています(本日は移動と食事だけなので、楽な格好で)。そして、6月頃(胃腸がやられる前)に買ったジュンヤワタナベのデニムです。

最近のデニムの主流は9分丈で足首に向かってテーパードしているという作り。この2本もそれです。
が、今シーズンはかなり太めのパンツが来てるし、この前雑誌で見た太ーいデニムをほっそーい女の子がトラッドに着こなしているのがめちゃめちゃかわいかったということから、久々に出して履いたデニムがありました。

それは…弁護士になる1年前。「前期修習」といって、全司法修習生が埼玉県和光市の研修所に集められて講義を受ける期間(4月から5月)のこと。

日曜日に表参道まで出てきて、神南小学校(かな?表参道ヒルズのすぐ脇にある小学校)の前あたりにあったころのジャーナルスタンダードラックスで買ったearnest thawnというブランドのデニム。
ヴィンテージ仕様のユニセックスもので、布地は薄々のよれよれ。豪快にダメージが入っているものを、しかも31インチというかなり大きめサイズで購入しました。

お気に入りの一着で、購入してから4,5年は、デニムはほぼそれ一本で過ごしておりました。
生地が繊細なので洗濯を躊躇していたら、母に「臭くなる」、「あんたは皮膚が弱いから、そのうちかぶれる」と散々脅され、泣く泣く1年後にネットに入れて水洗いをした…それくらい大切にしていた一着です。

膝のダメージ部分に間違って足先を突っ込んで、さらに穴がでかくなるという事故が起こったこともありました。

最近は、ここまでのダメージジーンズを街でも見かけなくなったのと、以前私の5,6歳上の知人(今は故人)が「私たちの年でぼろぼろのものを着たら、本当に貧乏な人になっちゃう」という名台詞を履いていたのを聞いて、しばらくご無沙汰していました。

が、なんか履きたい。いつも同じようなシルエットじゃつまんないし。
なにより、ゆるいのラクだし…
ということで、上に細かいギンガムチェックのシャツを着てウエストをイン、ベルトを巻いてスニーカーではなく革靴を合わせるというスタイルにして、「本当に貧乏な人」にならないよう非常に気をつけて着用しました(事務所で作業するだけなんだから、といわれても、道中数十分あるので、人目に触れるわけです)。

ここまですれば、ぼろっぼろのデニムでも、来てる人間が四拾五でも、どうにかなるもんです。案外、きれい目にいけます。

そして、生地が柔らかめのゆるいデニムは、上にきれいなものを持ってきても「きれいすぎて恥ずかしい」ということにはならないし、昨日作業して思ったけど、何より気持ちがラク。

このジーンズは、実は修習の終わりのころに買った「修習の記念」みたいな意味のあるもので、結構お高いものを思い切って購入したものでした。
でも、やはり所詮ジーンズ。汚れでもそれも味、というわけで、あんまり色々気にしないで動き回れましたし、何より、脚にまとわりついたり張りついたりしないので、その意味でもとても楽ちんなのです。

そんなわけで、この先開業までは、3本のジーンズを着まわす生活になりそうです。
本当は安くてもいいから太くて柔らかいデニムほしいけど、探し回る時間がなさそうですから…

PS
星空文庫に新しい小説をアップしました。

http://slib.net/36353

ご興味のある方は、お時間のあるときに、是非。



2014年9月22日月曜日

アイラブ、ドトール。

背中が痛い!!

事務所で荷物を詰めること数時間、書籍やら書類やら重たい荷物が入った段ボールを上げたり下ろしたりを繰り返していたために、筋肉痛に見舞われております。
ハヤシは、弁護士になってから事務所移籍等により3回の引っ越しをしていますが、そのたびに筋肉痛に・・・ですから今回も覚悟はしていました。

上腕にも既にきています。そして大腿にも・・・
明日は朝から出歩く仕事なのですが・・・きっと変な歩き方になっているに違いありません。

さて、休みの日は、いつも昼ごはんは食べずに、おやつを食べて終了のハヤシですが(だって、がっつり三食食べるほどの活動量がないですから)、今日は結構しっかりめに、ドトールのサンドイッチ2種とヨーグルトを食しました(メシのブログ参照してください)。

最近、実はドトールがマイブームです。
色々おしゃれ系のカフェチェーンも試してみたけれど、やっぱり、値段とお味、接客などのバランスでいうと、ドトールが一番優れているように思うのです。

外資は、食べ物が高い。そして・・・まずい。
スタバは、肝心のコーヒーがまずいし。
タリーズは店員が態度悪いし。

外資じゃないけど、エクセルシオールは、ふつうのサンドイッチとかをもう少しおいて欲しいし、ベローチェは・・・安っぽいし、きちんと分煙されていない店舗が多いし。

ドトールは、メニューが多すぎず少なすぎないのが、まずよいと思います。
エクセルシオールとカフェドクリエなんかは、パスタを出している店舗なんかもありますが、あの手のカフェチェーンでは、ややメニュー的に重いかなあという気がします。
そんなことにエネルギーを割くくらいなら、さくっと食べられるパンをメインにしたメニューを充実してくれた方が、カフェチェーンのユーザーとしては、ありがたいのではないかと。

ドトールは、パンをメインにしたホットメニューが非常に充実しています。
いわずと知れたミラノサンド(なぜミラノなのか・・・)、ホットドッグ(実は密かなファン)、ふつうのトーストにチーズトースト・・・軽く、でも温かいものを食べたいという人にはもってこいです。

テイクアウト派にはサンドイッチも嬉しい。個人的にはもう少しパンがしっとりしていると嬉しいのですが、ドトールのたまごサンドは、卵の柔らかさ加減がちょうどよくて、今日もほくほく顔でいただきました。

実は、ハヤシはドトールのケーキのファンでもあります。
ドトールといえば一番有名なのはミルクレープですが、個人的には、モンブランが捨てがたい・・・
値段はかなりお安いですが、手軽で、甘さもちょうどよい。

よく利用するのは、霞ヶ関の駅構内にあるドトールですが、裁判所などの帰りにちょっとまったりしたいとき、カフェラテ(胃の調子がいまいちなのでブラックは御法度にしている)とモンブランを食べるのは至福の時間です(たまにメシのブログにも登場しています)。

ただ、この霞ヶ関のお店、ちょっと狭くて席を取るのが大変です。
ドトールなんてどこもそうなんじゃないの、といわれそうですが、案外そうでもありません。
最近、今の事務所のそばにできたドトールは、2階もあってかなり広々。神田駅のそばにあるドトールもきれいで広々しています。
もちろんスタバのようなコジャレ感はありませんが、きれいで清潔であることは、誰にでも入りやすいということを指しており、とてもよいことと思うのです。

そう、「誰でも入りやすい」。
これ、とても重要なことではないでしょうか。
スタバには、じいちゃんばあちゃんは滅多にいない(我が故郷札幌は除く。札幌駅のスタバは、商店街の喫茶店みたいな感じになっています、たまに)。

しかし、ドトールにはいる。
それは、マグなんぞではないふつうのコーヒーカップと具が何か一目でわかるサンドイッチがショーケースに並ぶ親しみやすい雰囲気をドトールが醸し出しているからなのです。

スタバが上陸した当初は、「そんなに気取った風もないし、お店の人も親しみやすくて案外いいお店だなあ」と思っていたのですが、それって、札幌限定の話だったようです。

大都会のスタバは、綺麗どころやイケメンさんしかスタバの店員さんがいない。
妙にきれいなカッコをしたおしゃれ系の若者か、外国人しか茶を飲んでいない。
メニューも横文字ばかりで読めねえ。
しかも最近本屋とコラボレイトして、さらに訳の分かんないことに(ハヤシは、まだお買い上げしていない本を茶を飲みながら読んでよいという文化についていけまへん)。
これじゃ、幅広い年代層には受けないよねえ。

しかし、あれですかね。
「スタバよりドトール」とか言い出すのって、「やっぱ、白いご飯と味噌汁だよね」とか言い出す感覚に似てるんでしょうか。
今日はたまたま夕食に牛肉を食べましたが、どちらかというと肉よりは焼き魚が好物の私。普段も肉といえば、鶏かブタかをほんのたまに食べる程度。
しかも、その傾向はここ最近顕著だったりします。

単に加齢の問題なのか、この指向。

2014年9月20日土曜日

この秋は、プチプラパンツなのだ。

インターネット工事と無線LAN設定が終わって、やや一安心のハヤシです。
やや、というのは、無線LANルーターとパソコンの相性が悪くて、そこだけ有線になってしまったというのと、複合機の設定が結構面倒くさい上に、複雑設定のマニュアルは、WEB上でしか見られそうにないからということです。

まあ、有線の方が安定しているし早いので、いいといえばいいし、別にPC持ち歩くわけでもないんでね、配線が一本多くなっちゃったことを除けば特に問題はありやせん。

気になっているのは複合機の方です、むしろ。
弁護士というのは、なんかよくFAXが送られてくる職業でして、いちいちいちいちプリントアウトしたくない。
送信するときも、一度プリントアウトして、というエクスキューズがなければ非常に楽。
で、そういう機能が付いたものを当然購入したわけですが、その設定が複雑かつ面倒ということなんですね。とほほ。

まあ、今日のうちに、受信FAXのメール転送設定だけはしたので、最低限の機能プラスワンのことはできたと言えるわけですから、それ以上根詰めて作業するのは後回しにしょうと思って、やめました。
なにしろ、明日は、今の事務所で荷物詰め&荷物出しの日ですから・・とばしまくるわけにはいかんのです。

さて、今週来週と、テーブル搬入、電話・インターネット回線工事、本棚搬入、荷物出し(加えて来週末は名古屋出張)と気持ちを奮い立たせないと、中々ハードで疲れてしまう日々が続いておりますが、そのせいか、お買い物も盛んにしてしまいました。
アドレナリン・ドーパミンの分泌がすごいらしい・・・

とはいえ、気持ちが向いていたのは高価なお洋服ではなく、プチプラ品。
最近(特に夏場は)ワンピばかり来ていた反動か、かなりパンツをはきたい気分になりました。
しかも、仕事で着れそうなシンプルなパンツをここ1、2年まともに買っていなかったことに気づきまして・・・
ここ2週間で数着購入。当たり品ばかりでした。

買ったものの中でダントツでよかったのは、実は仕事着じゃないですが、無印良品の「ジャパンデニム ボーイズテーパード アンクル丈」です。
スキニーまで細くはないですが、膝から下はかなりピタピタ。
薄い生地で非常に伸びがよく、かつ短め丈のヴィンテージっぽい風合いのデニムです。

この手のデニム、下手をすると「車屋のとっつあん」あるいはタイツの上に何も履いていないのか、みたいな、体型悪強調の悲惨なピタピタ感満載になります。

が、このデニム、履き心地に窮屈感が全くないばかりでなく、体型を程良くカバーし、しかも脚が細く長く見えるという優れものなのです。
上にチュニックやワンピを羽織るのはもったいない代物。
本日着用していますが、上はふつうにシャツ(ユニクロのイネスラインの春物)に紺ブレを合わせています。
そういうシンプルかつちょっと懐かしい(高校生のころによくしていた感じの)コーディネートがとても映える感じなのです。

言い過ぎと怒られそうな気もしますが、「めちゃくちゃかっこいいのに、履きにくいったらない」ゴールデングースのスリムデニムの見た目を極上の履き安さで手に入れてしまったようなお得感があります。

お値段は無印良品にしては高めで9860円。でもこれ、名の通ったデニムブランドで購入したら少なくとも3万円前後のお値段にはなるくらいのクオリティ(ゴールデングースだと、プラス1~2万円)。デニム好きは、是非一度、試着してみてください!!

ユニクロのイネスラインの秋冬物も充実しています。
開業騒ぎですっかり乗り遅れて、先日銀座コマツ店に行ったときには、ジャケットなどが既にLサイズオンリーとなっておりましたが、コットンの黒のストレートパンツを試着したところ、これが、まさかの美脚パンツでした。
嘘かけねなく、私の脚が、広告の美脚モデルさん並に見えちゃうのです!!

しかも、肌触りもよく、軽く、程良いストレッチが入っていて動きやすい。
生地の光沢感も上品さを出していて、ビジネス仕様にできます。昨日も仕事で着ていきました。
ユニクロは、パンツのパターンが悪くて、お尻の形が非常に汚く見えるのが特徴なのですが、イネスラインだけは別です。
このパターン、イネスから盗ませてもらえないのでしょうか・・・
なお、このパンツ、裾直ししても、3500円を切ります。お得です。

これ以外では、アーバンリサーチドアーズの短め丈パンツが非常にシルエットがきれいで優秀でした。
ダブルの切り返しがかなり太いテーパードパンツと、裾まで太いパンツ。
どちらも八分丈くらいで、シルエットも他のふたつとは異なり今年っぽいのですが、非常に軽くて腰回りのゆるみも体型カバーにもってこい。
おそらく、サルエルパンツがヒントになっているのではないかと思います(特にテーパードの方)。
レーヨン一100パーセントであるため、若干毛玉が心配ではありますが、こういうものはワンシーズン持てばいいわけで、そこまで気にする必要もないかもしれません。

前々からファストファッション系のブランドもまめにチェックしているハヤシですが、今年は、ZARAが苦戦しているような気がします。
生地が妙に重たくて着心地という点で劣る上、デザインもトレンド意識しすぎで、その割にお値段も割高感がある。ちょっと足が遠のくなあという感じです。

それはさておき、お得なお値段のパンツがこれだけ優秀だと、しっかりしたお値段のブランドショップなどは、よほどの付加価値がないと苦戦は必至な気がします。
自分もとりあえずパンツ収集に満足したので、当面買うつもりないですし。

というわけで、この秋は久々にプチプラなパンツをはき倒して過ごす予定のハヤシなのでした。

2014年9月15日月曜日

四十路、ぬいぐるみと暮らす。

どうも。
買い物しすぎて、大荷物抱えて歩いていたため、自宅まであと数百メートルのところで息絶えて、ドトールに入ってしまったハヤシです。
しかも、お茶だけにしようと思っていたのに、気づけばモンブランを頼んでいる始末(先日の健康診断では、若干ながら血糖値が基準値を上回ったので、本当なら気をつけねばなりません、甘いもの)・・・

本日のお買い物は、開業準備のための電気まわりの小物、延長コードだの、USBケーブルだの(明らかに前買ったのが長すぎた)をいくつか、
そして、仕事用のパンツ(アーバンリサーチの、私からするとプチプラ品)に・・・猫のぬいぐるみ・・・

この猫のぬいぐるみ、有楽町ルミネのIDEE SHOPにあったもので、実は1週間くらい前に、一度ばっちりお目目があっておりました。
ぬいぐるみというのは、目が合うとおしまいでして、その感覚は、即座に同棲が始まるような勢いの猛烈な「恋」にも似ているように思います(あくまで、「思います」のところが悲しいんですが)。

ハヤシは、集合住宅生活歴が40年であって、犬猫などのペットの類は飼ったことがなくてわからないのですが、ペットとの出会いもそんなものなんでありましょうか。

で、この猫ちゃん、初めてお会いしたときは、「家に連れて帰りたい」という衝動を抑えて帰ってきたのですが、今日たまたま、事務所に置く、ちょっとおしゃれで小さめの棚がないかなあと思いつつ、IDEE SHOPに行ってみたところ、再会。

何体かいたのですが、私は前回会った子の顔を忘れていませんでした。そう、ぬいぐるみは、たとえ量販品でも、縫製や目鼻の微妙な位置のずれによって、表情が一体一体違うのであります。
その子は、骨董っぽいテイストのスツールの上に座っていました。

運命の再会です。
連れて帰らないわけにはいきません。
大荷物抱えていたにも関わらず、結構な大きさのこの子をお買い上げしてきました。

ハヤシは、子供の頃からのぬいぐるみ好きです。
本当に小さな頃から、ぬいぐるみが大好きでした。
子供の頃のぬいぐるみで一番覚えているのは、体は横向き、首だけ前というのが決めポーズだった頃のキティちゃんです(このころは、猫だったはずです!!)。
妹とお揃いで買ってもらったもので、ドレスはそれぞれピンクと黄色でした。

高校生から大学生だった頃、札幌パルコの地下にぬいぐるみ専門店があって、そこをよく覗きに行ったものです。
ここは面白いぬいぐるみがたくさんいて、蛇とか亀とか、海の生き物のぬいぐるみもありました。
妹の誕生日にアザラシのぬいぐるみを買ってあげた記憶があります。
自分用には、マナティとウミガメのぬいぐるみを買いました。その子たちは、司法修習中に一人暮らしするときに、一緒に連れてきました。

今でも、店頭でばっちり目があって、予定外のお買い上げをしてしまうことが、よくあります。
今回の前だと、昨年の夏頃、帰省中に以前もこのブログに登場した「4丁目プラザ」の7階自由市場で、パンダ柄のうさちゃんのぬいぐるみを買ってしまいました。
これも、運命の出会いでした。店頭で恋をしました。

名古屋にいた頃、結構大変だった離婚事件の依頼者の方が、事件が終わった後に、テディベアをわざわざ手作りしてくださったこともありました。
大好きな大トトロ様も、八重洲の地下街でお手頃な大きさで売っていたので、我が家に来ていただきました(本当は猫バスさんにも来ていただきたいのですが・・・)。

一番の古株は、さっき登場したのとは別なうさちゃんでして、これは確か大学生の頃にお付き合いしていたボーイフレンドが誕生日にくれたものだと記憶しています。
どうして、うさちゃんをくれたのかもわかりませんし、その人とは、大学を出てすぐに別れてしまって、何の未練も思いも、コレっぽっちも残っちゃいないのですが、このうさちゃんに対してだけは、特別な気持ちがあります。

たぶん、この子は、大学院で周りとうまくいかなかった自分とか、就職しようとしてうまくいかなかった自分とか、司法試験になかなか受からなくて精神的にダウンしていた自分とかを、何も言わず、そのつぶらなお目目で、ずっと見守ってくれていたからなのではないかと思います。
私にとっては、ずっといい距離感でそばに居続けてくれた同居人(居候でもありますが)みたいな感じなのでしょう。

数えてみれば、私の狭い部屋には十数体のぬいぐるみが居候していて、本棚の隙間や、テレビの周辺、チェストの上などから、ぬいぐるみ特有の「クリン」とした目で(タイ製のゾウのぬいぐるみさんだけは別。目つき悪いです)、ハヤシのことを、近からず遠からず見つめています。

ぬいぐるみって、いいものです。
デザインした人、作った人の思いが入っていて、ある意味デフォルメされているので(というか、ハヤシがそういうものが好きなので)、疑似ペット的な感じはありません。最初の方で、ペットと比較しましたけど、その存在感は、たぶん全く別で、お世話をするという行為がない分、対等、あるいはそれ以上に向こうが上、という存在であるように感じます。

さては、ハヤシ、ひとり暮らしが長すぎて狂ったか、と思われるかもしれませんが、幼少の頃からのぬいぐるみ好きの方には、この感覚、わかっていただけるのではないかと思います。
ぬいぐるみには、「見守られている安心感」が、あったりするのです。

ここで堂々と宣言しますが、ハヤシは、朝でかけるとき、出張や帰省で
数日家を空けるとき、亡くなった祖母の写真とぬいぐるみちゃんたちには、必ず「いってきます」と挨拶していきます。帰ってきたときには「ただいま」を必ず言います。
みんなでハヤシのうちを守ってくれているのだから、当然なのであります。

いい年こいてメルヘンか、と言いたい人はどうぞご勝手に^^

さて、本日連れて帰ってきた猫ちゃんですが、実は、新しい事務所を守ってもらおうと思っています。
それくらいの迫力の持ち主なのです(つまり、かわいくはない)。
おひとりで守っていただくのは、ちょいと寂しかろうと思いますので、そのうち相棒をもうひとり、連れてくることになるのは、目に見えています・・・

2014年9月13日土曜日

和食は、やっぱり太らん。

万世橋のフクモリで、サワラの塩焼きを待っているハヤシです。
本日は、午前に病院に行った後、遅い朝ご飯を食べにきたのです。

勘違いだったんだろうか・・・おにぎりが食べたくてきたのだが・・・ない・・・
そんなわけで、ご飯セットとサワラの塩焼きになりました。
今日の晩ご飯は、ホッケの予定だけにダブル焼き魚生活です・・・まあ、昔の日本人にとっては当たり前の生活だったと思いますが。

病院というのは、かかりつけの内科。
逆流性の食道炎がいまいちすっきりせず、通院を続けております。
とはいえ、症状は、まあまあ落ち着いているところ。
午前にのどが詰まる感じがある程度。
というわけで、お薬の回数を様子を見て減らしていいとは言われています。
が!!

「体重どうですか?」と聞かれたので「減りました」と回答(1キロまでは減っていないが、減った。今、51キロ切れています。しつこいようですが、ハヤシの身長は169センチ)。
先生びっくり。

いやしかし、減った理由は、本人がよくわかっています。
具合悪いのがいやなので、食事に結構気を遣っていたのです(一緒に食事をしたみなさんにはそう見えていないかもしれませんが)。

まず、洋食は基本食べていません。
食べているのは和食ばかり。
肉を食するときも、鶏肉やブタのグリルなど、ソースがゴッテリかかってているものは避けていますし、基本はお魚。
それにご飯とお味噌汁。時に納豆。カボチャの煮物に人参のきんぴら、キュウリの酢漬け・・・などなど、あんた一体いくつだいという食事を、この1週間は励行していました。和食なら、量は結構いけます。

水曜日の夜に一度、弁護士会の会合があったのですが、食事は和食でした。
お造りや炊き物、蓮根のはさみ揚げ、茶碗蒸しなどなど。酒を飲まなかった私には、実は胃に優しい食事だった(塩焼き運ばれてきて、しばし休憩)。

食べる時間も可能な限り配慮しました。8時前には極力食べられるように。
昼にボリュームのあるものを食べたら、夜は軽く、そばとか、後で間食しそうなときには、昼を軽くそば一杯にするとか。

そうしたところ・・・体重が落ちた。

で、思ったのですが、やっぱり、和食は太りませんな。
太りたくない人は、和食を基本に据えるのが一番。
やせたい人も、和食に切り替えるのが一番。

和食は、とりあえず脂肪分がダントツで少ない。
油使うのって天ぷらときんぴらくらいなもんじゃないでしょうか。
魚の脂も、ひかりものはきつい、とはいえ、霜降りのお肉ちゃんの比ではないでしょう。
タンパク質も、基本的には大豆などの植物からとるのが和食。
味付けは、砂糖・塩・醤油・酢・みりん・・・

なんと淡色、なんと淡泊!!

一時期、太る原因として米が悪者になり、ご飯抜き(正確には炭水化物抜き)ダイエットがはやりましたが、別にふつうに和食食べてる分には、ご飯多少大盛りにしても、たぶんそうそう太らないんじゃないかと。
悪いのは米ではないんじゃないかと、そう思うのであります。

ラーメンライスとか、500グラムのステーキの後に大盛りガーリックライスとか、そういう生活するから太るんであって、500グラムのステーキは抜きたくないから、ご飯を悪者にしていただけなんではないか、その疑いは濃厚なのであります!!

最近のハヤシのメシブログで、やたらフクモリに行っているのは、うまい和食が食べれる店・・・と考えるとここにいきついてしまうのと、あと・・・だだちゃ豆のロールケーキが好きだからです・・・

今の事務所の近くには1件昼に和定食が食べられる店を見つけたのですが、なんか落ち着かないのと、付け合わせがいまいち。
新しい事務所の近くには、ごろごろとしている感じで嬉しい限りです。

さて、本日、先生から悲しい予言がありました。
実は開業準備中で忙しいんです(正確に言うと、気持ちが落ち着かない)というと、「いったん良くなってもまた症状が強くなる気がする」と予告されたのでありました。
そうなったら、投薬変更・・・とほほ~。

ハヤシが無事に酒を飲める日が来るのはいつなんでしょうか。
体重は・・・今の重さに体なれちゃったので、このままでいいかな、と思わなくはないのですが。

PS
20代の頃からぽつぽつ小説を書いていたハヤシではありますが、今年になって、創作意欲がわくきっかけがあり、いくつか小説を書いています。
とはいえ、商業的ニーズが少ない短編小説、掌編小説がホームグラウンドであるため、文学賞に出して己のレベルを知るという機会もほとんどないのが現状です。
というわけで、「星空文庫」という小説投稿サイトに掲載させていただいております。
まだ、1作だけですが、徐々に増やしていければ・・・

ご興味のある方は、下記URLまで。
400字詰め原稿用紙15枚程度のごく短い小説ですので、すぐに読めます。

http://slib.net/35807

2014年9月8日月曜日

きれいなパンツがそろそろほしい。

独立準備に気持ちの8割がとられているハヤシです。
事務所をオフィスっぽくしたくないのと、ブラインドが嫌いなのとで(ほこりがたまりやすく掃除がしにくい)、カーテンをつけようと思っていたところ、ベランダ側の窓が既製カーテンの一般的サイズを激しく逸脱していることが判明…オーダー…オーダーですか…高い、時間かかる、そして今もなお、結構暑い東京…
早めにカーテンほしかったので、ちょっと頭が痛いです。

さて、そんなことは置いておいて…
最近、仕事でスーツを着ることがほとんどなくなり、それにともなって、センタープレスが入ったきれいなパンツを履くということもあまりなくなっていました。

ここ最近のパンツの流行は、短めのテーパードがきついタイプ。
短め丈のテーパードタイプは、足さばきが良くて動きやすいので、個人的には好きで、プライベートではよく履いています。
が、これ、サイズ感が難しくて、特にきれい目のこのタイプのパンツは、やたら細身のものが多かった。
あまり体にフィットした服を着るのは好きではなく、細い割に、腰回りはわりにしっかりしているので、自然、仕事でパンツをはくことが少なくなっていました、ここ2~3年。

仕事で好んで履いていたパンツは、セオリーの定番のブーツカットでした。

が、セオリーも、そこそこ細身です。
ここ数年、体重増え気味だった私は、ちょっとご無沙汰な感じでした。

今年、例の胃腸炎で強制ダイエット状態になり、いまだ体重は2キロダウンをほぼキープしている状況。
そうすると、何が起こったかというと、ウエストゴムじゃないスカートが腰回りで安定してくれないという事態が起こりました(まあ、ボタンをずらせばいいんでしょうが…フォルムが変わるし…)。
ワンピース大好きなハヤシではありますが、来る日も来る日もってわけにもいかない。

で、3週間前くらいだったでしょうか。久しぶりにセオリーのパンツを履きました。
ゆるい…(初めての感覚)。
でねえ、やっぱり、シルエットが計算されつくされているというか、すごーくきれいなのです。

他にまだスーツを出してた頃のプラステのパンツ、Mプルミエのパンツもあり、どれもブーツカットですが、セオリーにはかなわない(もちろん履きますが)。

ここ数週間、何回かブーツカットパンツを履いて思ったのですが、やっぱり、ブーツカット、いいですね。まあ、私の体形に合っているというのかもしれないですが、全体のバランスをとってくれやすいような気がします。
上にラフなシャツやカットソー、はてはTシャツを着ても、きれいにまとめてくれる。
結構デザインが激しいシャツを着ちゃっても、落ち着いてそこそこビジネスっぽく見せてくれる。

これ、テーパードパンツだと、とたんに今日はお休みですか~?になっちゃうわけです。

本日、6年前、ちょうど弁護士になって1年たったくらいの写真を見たところ、ちゃんとスーツ着てセンタープレスの入ったパンツ履いて、それなりに弁護士らしい格好していて、「うーん、やっぱりきれいな恰好はいいなあ」なんて思っていたところでもあり。

世の流行もパンツは細めから太目にシフトしているようで、かなりなワイドパンツやセンタープレスが入ったストライプかつダブルのワンタックパンツなんてのを見るのも珍しくない。
しかも、「きれいめ」が強く打ち出されていますよね~。

そんなわけで、この秋は、きれい目名パンツを久々に一本調達しようかと思っているのですが、そうすると、体重もこれ以上増やせないかも、という状況です。

BMIからすると、ちょっと痩せすぎな感じなので、ジレンマ…だったりするのですが…





2014年9月6日土曜日

高学歴中年独女とその親の、微妙な関係。

独立準備のために新事務所のマンションに来ているハヤシです。
本日、プリンターと電話機が届く予定で待機しております・・・
このあと中野の島忠に行く予定なので、クロネコさん、でるだけ早く来ておくれ・・・(とか言っている間に来てくださいました、ありがとう)。

さて、先日、以前の職場の同期女子3人と銀座のルブランでランチをしました。
内訳は、30代前半既婚子持ち(ご主人は長身の爽やかメガネ男子)、30代後半未婚(彼氏いない歴イコール年齢?)、四十路独身のハヤシ。

実は恥ずかしながら、今回の独立に当たり、父が援助をしてくれました。
まあ、母親から父が何か考えているみたいだという事前情報は得ていたので、執務用のテーブルなんかを買ってくれるつもりなのかなとは思っていたのですが・・・
夏に帰省したときに、なんか札束どばんくらいな勢いでのし袋入りの開業祝いをもらい、ビビって帰ってきました。

食事会でその話をしたところ、もうひとりの未婚が「うちの父親は、私が独立するときには1000万円出してやる。嫁に行くときのために貯めといたけど、そっちはもういらないからと言ってるよ~。」(ちなみに彼女は、まだ決して結婚をあきらめているわけではない)。

うちの父は、娘にそういうことを直接言う人ではないのですが、母からそれ用に貯めといたものの一部らしいという話は聞いておりました。

決して自慢話ではありません。

もちろん、そう儲かっていない身であるため、開業資金をどう節約するか頭を悩ませていたわけですから、こののし袋が現実的に非常にありがたい代物であったことは否定しません。

しかし、スポンサーちゅうのは怖いものなのです。
当然、金を出す人は口も出す、干渉したがる・・・

それを煙たいと思う娘。しかし、煙たいとは思うものの、完全に切ってしまうこともできない。
なんせ、今この時点でこういう親というのは、子供の頃から、そりゃもうかわいがってくれた親なわけで、つまり世界で一番自分を肯定してくれていた人なのです。そういう存在を、切ってしまうということは、自分の唯一といってもいいアイデンティテイをなくすことになりかねんのです。

うちのお父ちゃんは、事務所のことに関しては、こうしろああしろとうるさいことは言いません(法律事務所のルールなんかがわからんというのもあるんでしょうが)。
ただ、自分のこだわりについては、やんわりと、しかしながらとても強く、履行するよう求めてくるわけです。
その代表例がテーブル。

ハヤシは、ひとりで事務員もおかずに独立する予定で、そのため、打合用の応接セットは買わず、おおきなダイニングテーブルを買って執務用兼打合用にしてしまおうと思っていました。
上にはパソコン置いたり電話置いたり、記録置いたりなどなど激しく使うため、高価なものはいらんな、IKEAか、そうでなくてもせいぜい5、6万円くらいの・・・と考えていました。

が、父は「初めて買う仕事用の机なんだから、いいものを買った方がいい」と、呪文のように、帰省した私の耳元でささやくのです(そのために、のし袋をくれたようなところもある)。

で、まあ、結局そこそこいいものをご購入と・・・

ワンポイントでこの程度ならかわいいもんです。

笑ってくれてかまいませんが、私、未だに、夜に帰宅したら、その報告を実家にすることを義務づけられております。
そして、うちのお父ちゃんは、私の報告が夜11時30分を過ぎてもないと、寝ていたはずなのにやおら起き出し、熊のごとく家の中をうろうろし始めるのだとか。
「あんたたち、よく寝ていられるな」
「事故にでも遭ったんじゃないのか」
「メールしてみろ」(自分でしろよ!!)
などと、騒ぎだし、母も妹も大迷惑。

東京の夜の11時30分なんて、まだ、ラッシュさながらの時間帯と思っていただいていい状態。
しかも、私は23区内に住んでおり、真夜中過ぎても自宅の周囲にはそこそこの人通りがある。
そんななか、ひとり大騒ぎするお父ちゃん。

ふとスマホを見ると、安眠を妨害された母と妹からのメール着信が嵐のように来まくっている。
「お姉ちゃん、いまどこですか。パパがうるさいのでメールをください。」
「お姉ちゃん、我が家の平和のためにメールくれ!!」
と切実な訴えが書かれている。

最近は、帰宅していないときは途中経過を書いたメールを送ったり、めんどくさくて帰ったことにしたメールを送ったりと、余裕があるときにはある程度の知恵を働かせて対応しているのですが、本当にどうしようもない状態でメールができない時は、我が父ちゃんは、ヨワイ45にもなる娘に、まるで独り立ちして間もない未成年の女の子が羽目外してどうしようもなくなっているような反応になってしまうという・・・

しかし、これ、特別なことではないようでして。
冒頭に登場したもうひとりの未婚女子も毎日の帰宅の報告は義務づけられているとのこと。
しかも・・・親が泊まりに来たときにみんなで気持ちよく寝られるようにするために広い部屋を借りてくれ・・・ということで、家賃補助まで出ている状況。

目くそ鼻くそだとは思うのですが、うちのお父ちゃんの方が、まだましだよなあ・・・などとしみじみ思う・・・
(ま、彼女、一人娘だしねえ・・・)

一方、お母ちゃんはというと、たぶん私は彼女にとって、いまだ一心同体のような思いがあって、真の私という人間ではなく、母にとって「この子はこうであるはず」という思いこみや理想の娘像を私の人格と思い込んでいる節があり、それはそれで、たまにどうしようもなくうざったくなるときがあるのです。

一時期「アダルトチルドレン」なんぞという言葉がはやりましたが、母との関係は、微妙で御しがたいもので、お父ちゃんみたいに笑い飛ばせないところもある分、やっかいといえばやっかいなのです。

とはいえ、これ、しかたない現象なんではないかと、最近達観しつつあります。

小さい頃から成績が良くて、いい子ねいい子ねとほめられて育ち、こっちもほめられると嬉しいもんだから、もっとほめられようと不良もせず、羽目を外しても、親の顔色が変わらない程度にとどめて生きてきた。

で、自立できる最大のイベント「結婚」もこなさずに長いこと来てしまったわけなのですから、娘が「違う価値観に染まる」という覚悟を親ができないまま過ごしてしまったのも無理からぬ話です。

ハヤシの場合、妹もまたヨワイ40にして独女、しかも自宅住まいというゴクツブシ人生を歩んでいるわけですが、彼女の場合、私ほど勉強のできがよくなく、しかもプータローとして生きていた時期も結構長かったので、親の方は程良く期待していない。

私とか、もひとりの未婚とかのように、長女ないし一人っ子で、親のピッカピカな期待を一身に背負い、しかもそれを裏切らずにウン十年も生きてきてしまったそのバチみたいなもんが、今当てられると思うより、これはもう、しょうがないのです。

というわけで、ハヤシの場合、電話一本で日常の平穏をある程度手に入れられるならお安いご用とばかりに「帰宅しました」という報告を軍隊みたいに行っているわけですが、もひとりの未婚は、未だ不平不満を漏らしています。若いねえ。

ハヤシの親も70を越えています。なんだかんだいって、元気に心配してもらっているうちがハナだよな、なんて思うことにしているのであります。

2014年9月1日月曜日

札幌で私が買ったもの「など」。

明けて月曜日でございます。
本日は、新しい事務所で使うパソコンが、午前に届くので、自宅待機を余儀なくされます。
その後、銀行で経費口座にお金を入れたりなど、事務所開設に必要ことをいくつかやって出勤予定。

さて、昨日は、帰省中に新規開拓した飲食店についてお話ししましたが、今回は、買い物中毒ハヤシがアドレナリンが出まくる「帰省」のさなか、何を買ったのかお話ししましょう。

実は、今回のお買い物はかなりおとなしめでした。
10000円弱の半そでのボーダーカットソー(ネイビーとグリーンのボーダーで、胸の誌腰下あたりから切り替えが入ってラウンドした若干3Dのフォルムになっている)。
クリステンセンの定番カットソー、アイボリー。
コムデギャルソン(コムコム)のニットジャケット。

あとは、kiwandaの靴下と、どう考えても自分で巻けないリボン式のブレスレット…(安かったし、かわいかったし、ついつい…失敗すると包帯みたいになります)。

コムコムのジャケットは、数年前のコレクションで一度やった「円」をモチーフにしたもののリバイバル的なもので、着ると後ろがはねて立体的な印象になります。
ボタンを留める位置や数で、正面の印象もかなり変わります。
かなりかわいくて、今シーズン初の秋物として購入。

そして、クリステンセンの定番系というのは、まさに「今でしょ」商品(古い…林先生すらもう言わない…)。
ほしいなと思っているなら、見かけたときに入手しないと、次に買える機会は、極端な話、半年後、1年後になってしまいます。

今回偶然、妹御用達のセレクトショップに行った際に巡り合い、即決購入となりました。
クリステンセンは、よく「こんなカットソーにこのお値段」などと驚かれますが、肌触りの良さは群を抜きすぎていますし(ゆえに肌が弱い人にはかなりおすすめな一品)、一見繊細に見える生地と縫製ですが、実は耐久性が抜群。ガンガンお洗濯しても(当然ネットに入れますけど)、何年経っても、色あせないし型崩れしない。高い値段出して買うだけのことはある一品です。

というわけで、入手したものは少なかったけれど、満足が行くお買い物ができた帰省なのであります。

そして、今回は、古着のワンピースの良さに多少開眼した帰省でもありました。

札幌には、老舗の地元ファッションビル「4丁目プラザ」というのがあります。
私が小学生のころには会った記憶なので(そのころまだ地下に書店があって、そこで本を買った記憶がある)、かれこれ40年近くは札幌大通りの西4丁目の交差点にのさばっているビルです。

ここは、主に若い子向けのチープな洋服を売るお店が歴史的に多かったといえます(一方で、草木染の高齢ナチュラル女子向けの洋服も根強く取り扱っていた)。
私は高校が私服通学だったので、乏しいお小遣いでかわいい洋服を買うために、学生のころは、よく、この4丁目プラザに来ていました。

大人も楽しめるのが、ここの7階ゾーン。「自由市場」です。
自由市場というだけあって、小さく仕切られたスペースに、様々なテナントが入っています。
エレベーター脇にあるチープなアクセサリー屋さんは、もう本当に何十年も変わらず存在していますし、アメカジ系のライターやアクセを売るお店(スキンヘッドに立派なおひげのウエスタンなオジサマ店長もワンセット)もかなり古い。
ほかにも老舗といっていい雑貨屋さんがいくつかあるこのスペース、なぜか、帰省すると行きたくなる。
で、ふらっと覗きに行っちゃうわけです。

最近、古着屋さんがかなり増えました。
東京だと古着屋さんといえば下北沢が有名ですが、何か、一種ブランド化してしまっていて、行きにくい印象があります。
札幌も有名な古着屋はいくつかあったのですが、やっぱり、古着好き御用達、素人には敷居が高いということで、ほとんど覗いたことなし。
が、4丁目プラザの古着スペースは、どこもオープンで、露店を見て回るような感覚で、非常に見やすいのです。

そして、けっこう大人御用達の商品なんかも豊富に揃っていて、楽しめるわけです。フェラガモのハイヒールとか、置いてあったり。

私は、若い子が個性のあるファッションにチャレンジするのに古着を取り入れるというのがいいだろうと思うのですが、古着初心者はワンピースから入るといいのかもな、などと、今回の帰省で思ったのでした。

GW帰省時に、とあるセレクトショップで自分自身が古着のワンピースを買って(ロンドンの1960年代のものとか)、今の時代にはない生地感やデザインに興味を持ったというのもありますが、古い時代の日常着のワンピースというのは、発色がくっきりしていますし、フォルムもセクシーすぎない。ただし、ウエストマークはきちんとしていて、体系はきれいに見える。ジョーゼットもしっかり厚めで耐久性もありそう…という、古着の良さと昔の人の仕事のていねいさ、こだわりを、基本、お手頃な値段で手に入れることができる魅力的なアイテムのように思えるのです。

今回は、じっくり見る時間がなくて試着することができませんでしたが、ワンピース好きでもあるハヤシとしては、この先、自分が納得いく古着のワンピースを、古着屋さんで購入することにチャレンジしたいものだと思いました。

ところで、この自由市場、実は「札幌の文化」そのものの象徴のように、ハヤシは思っています。
開拓という名のもとに過去や家柄を捨ててやってきた人々を祖先に持つ外来の北海道人は、ある意味、こだわりや差別偏見がありません。
(あまりよくないのかもしれませんが)普通の居酒屋と一緒のビルにソープが入居しているすすきのが代表的な例でしょうか。

この自由市場、若い子のお店も、老舗のお店も平等に軒を連ね、お店の人どうしが立ち話している様子も見かけます。

入居しているお店も全く統一感ないし。

というわけで、通り一遍の観光地に飽きた方には、ちょっと覗いてほしい地元のスペースなのでありました。



2014年8月31日日曜日

札幌で私が食べたもの。

生活のリズムが崩れています。

これ、帰省前に陥っていた状態です。
私の場合、崩れ方に特徴があり、夜遅く帰ってきて、やっとの思いで翌日の準備や入浴を終えて、その時点で疲れ果てて、「まずい」と思いつつ、歯も磨かずに寝てしまうという…

で、虫歯ができやすい性質⇒歯を磨かねば⇒熟睡できない⇒でもイマイチ起きれない
という半寝状態を数時間つづけた挙句、起き上がって歯を磨き、再び寝るんだけど、変なタイミングで寝ているので良く寝れないんだな、これが、で朝を迎えるという、自分でも「非常によろしくない」ということがわかっている状況なわけです。

帰省すると生活のリズムは、実家のリズムに強制的に合致させられます。
結果、強制リセットされて、東京に戻っても何とか持ち直す…のが今までの常だったわけですが…

直らんのです。いや、正確に言うと、元に戻っちまったのです。

そろそろこの場でもお話ししていい頃だと思うので打ち明けますと、実は、10月下旬に独立することになりまして、その準備のことで気ぜわしくなっています。色々となれないことも多く、考え事などなどしてしまうという…
しかも、結構でかめな刑事事件も来てしまい、夜の警察署まわりが始まってしまったわけで…

このパターン早かれ遅かれ倒れるパターンです。
早いとこ、修正しないと。

で、帰省中のことが本題だったわけですが…

今回は胃腸の調子が今一つだったため、グルメは控えめ(といっても、いつもグルメな規制を過ごしているわけでもないのですが)…というわけでもなく、割りに食べてきました。
もっとも、食べ過ぎと脂っこいものの取りすぎには注意しましたが…

札幌にお住まいの方、札幌方面に仕事や観光で行かれる方も読んでいらっしゃるかと思うので、独り言ちのレベルを超えて、今回食べたもの、行ったお店などをお話ししたいと思います。

一番のおすすめは、札幌円山公園近くのお寿司屋さん「やしろ」でしたが、それは前回書いたので、置いておくとして…

次にお勧めしたいのは、そこから南に車で5分ほど走ったあたりにある、チーズケーキ専門店の「BUONO BUONO」です。
いろんなチーズで作られたケーキが並んでいるのですが、なかでもおすすめは、ゴルゴンゾーラチーズケーキ。

これ、実は以前にもこのブログにちらっと出てきた写真家の友人(男性)の一押しでした(彼は、大の甘党)。
で、今回連れて行ってもらって、せっかくなので、これをいただきました。

一言でいうと見た目はベイクドチーズケーキ。味は濃厚なベイクドチーズケーキ、というところです。
しかし、ただ、濃厚なだけではありません。
ゴルゴンゾーラの癖がほのかに残っています。
これが「ほのか」程度なのがいいのです。
これ以上強すぎると、ゴルゴンゾーラまるごと食べているような気分になって、完食できない…

その他にも私はサワーチーズケーキをいただきましたが(注:小さかったしお昼控えめにしたので、いけました!!)、こちらはすきっとさわやかな酸味のケーキで、とっても食べやすい一品でした。
写真家の彼が食べていたリコッタチーズケーキもおいしそうだった…(分けてもらえばよかったです、失敗しました)。

座席数は多くないのですが、ぜひお立ち寄りいただきたいお店。

札幌観光というと、ラーメンだのジンギスカンだの、アイスクリームだの、みたいな食べもののイメージがある人が多いと思うのですが、札幌っ子を自認する私からすると、そんなもの、対してうまくないと思うのです。

札幌は、偉大なる「人が住む町」。人が日常食べるものが、全国でも断トツでうまい地域だと思っています。
そして、全国でもかなりカフェ文化が進んでいる街だと思います(奈良出身の友人もかつてそう言っておりました)。

帰省したら、必ずといってよいほど立ち寄るのが、大通りの地下にあるホールステアーズカフェです。

ここは、長居前提のカフェ。何百万するかわからない特上のスピーカーから、決して人の会話を邪魔しない音質と音量のジャズのナンバーが流れます。
また、大人向け雑誌が豊富にそろえられているのも魅力。
手紙を書いたり、本を読んだり、備え付けの雑誌を読んだり、思い思いの過ごし方をされている方が多い。一人客が多いのも特徴です。

私は、ここのチーズトーストの大ファンです。分厚いトースト用のパンにしっかりバターが塗られて、たっぷりとしたチーズがとろける絶品。
軽いお昼に頂きます。
残念なのは禁煙も分煙もしていないので、隣からタバコのにおいが漂ってくることが時折あること。
タバコを吸わない方は席選びにご注意ください。

カフェと言えば、今回1件開拓できました。これも甘党の写真家の彼のおかげです。
舞台は再び札幌円山公園近く、「cafe de ZAZA」。
ナチュラル系の店内は、決して広くはないのですが、とにかく静か。
私が行ったときには、カウンターに女性のお客がひとりいたのですが、全然気になりませんでした。

店長は女性の方ですが、この方もとても物静かなようで、とにかくリラックスできて心地いいお店でした。
東京ではなかなか見つけられないタイプのお店です。とても貴重。

今回は珍しく故郷で新規開拓できたわけですが、東京だけでなく、街ってやっぱり変わるんだ、進化するんだと改めて感じました。まあ、進歩するにはある程度の人口がいることが必要だとは思うのですが…

一方で、若いころから変わらず存在しているお店も恋しいものです。
いつも行きたくてなかなか行けないのが、サンドウィッチ店の「さえら」。
もう20代のころから行っているので、ここの歴史はとても長いはず。
札幌丸井今井デパートの地下入口の横をさらに地下に潜っていきます。

東京でも、食べたくなるしっとりとしたパンにしっかりした具の入ったサンドウィッチ。
ここ以上のおいしいサンドウィッチは食べたことがありません。
特にフルーツサンドが恋しくなります。

次に帰った時には、絶対行こう。








2014年8月25日月曜日

物価の違いを感じてしまったのだ。

なんとなく蒸し暑かった札幌です。
そんななか、今日はハヤシの妹の誕生日で、家族で連れ立ち、円山公園近くのすし店「やしろ」にランチを食べに行ってきました(写真は、メシブログでどうぞ!!)

ここは、確か先月、両親と妹が一度食べに行って、非常に満足していたお店。
帰省したら行こうとずっと言われておりました。
私の方が、昼間は出かける用事がいくつかあったのと胃の調子がいまいちだったのとで、今回の帰省中に実現するかどうか危ぶまれましたが、今日、なんとか出かけることができた、という次第です。

お目当てのランチは限定33食。
お店の開店は11時ですが、前回両親たちは12時過ぎに行ったそうで、まさにハヤシ家で33食完売、ギリギリセーフ、という状況だったそうです。
そこで、今回は余裕をもって11時30分前には到着できるように出発しました。

店内は、カウンターが7,8席。テーブル席が、4人用3席に6人用1つ。
握りを店長一人で賄うことを考えると、限界の広さかな、と思います。
数年前にできたお店で、隣のテーブルの声が聴こえない程度の間隔をきちんと取ってくれている余裕のある作り。

接客は店長の奥様(明るくて気さくな接客)とアルバイトと思しき若い女性がひとり。
食べているペースなどを見ながら、いい具合に放っておいてくれる、とても心地よい接客です。

ランチメニューのうち、握りのメニューは、8貫、10貫、12貫、15貫に1.5人前、これにそれぞれサラダとアイスクリームがつくというものです(ばらずしのランチもあります)。
10貫で1200円(税抜き)、12貫で1500円(同)という価格帯でした。

ここの握りの特徴は、運ばれる前に、すしに刷毛で醤油が塗られているということ。
自分たちで醤油につける必要がありません。

いや…おいしかったです。すしネタはどれも身が引き締まっていて、中トロも無駄に脂っぽくない。うまみも十分。
子持ち昆布のお寿司を初めて食べましたが、コリコリした歯ごたえが新鮮でした。

私は、肉の炙りをすしネタにするというのがあまり好きではないのですが、今日食べた白老牛の炙りのお寿司は、これ見よがしな嫌みがなく、あっさりと、しかもしっかり「お肉」であるにもかかわらず、カツオのたたきとか、良質の大トロの炙りを食べているような感じで、他のすしネタとのバランスも絶妙な感じでした。

個人的にはすし飯は、もう少し柔らかめで酢が気持ち効いていてもいいかなとは思ったのですが、おそらく、日ごろ回転すしばかり食べているので、舌がそういう味を覚えているだけの話ではないかと。
いいネタが乗っかる場合には、ご飯の味は極力主張しないようにすべきなのだろうと思います。

サラダの葉物もシャキシャキしていましたし、デザートの抹茶アイスもコクがあっておいしい一品。

これで、値段は先ほど述べた通りです。
他のネタは、いくらに鯛に甘海老、イカなどなどがあり、カッパとか鉄火とか卵とか「お値段稼ぐ系ネタ」は一切ございません。

信じられないお値段です。

これ、東京で食べたら、いくらするんだろう?

ハヤシは、夕飯に何を食べるか困ったら、とりあえず「回るすし」を食べに行くのですが、恵比寿のやっすい回転寿司でさえ、5皿食べれば800円以上にはなる。

もうなくなっちゃったけど有楽町ガード下の回転ずしだと1000円は余裕で越します。
たまに贅沢して中トロ頼んじゃったりビール飲んじゃったりしたら、1500円くらい簡単に行ってしまう…

おそらく、普通に今日のランチメニューを東京で食べると、10貫で2000円くらいにはなるのではないかと。場所によっては、2000円では済まないかなと思います。

もちろん今はやりの「俺のすし」みたいな感じにすれば、同じくらいの値段に抑えられるかもしれませんが…いくらすしは立ち食いでもいいとはいえ、今日みたいなおすしを、落ち着かない「俺の」方式では食べたくない(座らないで食べるのでうまいものも安いというが、うまいものは座ってちゃんと味わいたい)。

以前から、東京でご飯を食べるとき、少なくとも札幌で食べるときと、ランチで300円は高いなと思っていました。
晩御飯になると、500円以上、場合によっては1000円くらいの差になるかもしれません。

例えば、恵比寿アトレで和食のランチを食べると1000円で、ご飯味噌汁おしんこに焼き魚が一尾。サラダもデザートもドリンクも付きません。札幌だとこの程度なら、そこそこおしゃれな店でも750円から800円くらいでしょう。
同じ店でディナーを食べると、300円程度の箸休めも何となく取らされてしまい1800円くらいに。
フクモリでも夜に焼き魚の定食をとってお茶をつけると、2000円を超えてしまったりします。

札幌だと12,300円、お茶つけて17,800円くらいがせいぜいではないかと思います。


最近お気に入りの銀座ルブランで、ドリアやグラタンのランチをとると確か1400円ほど。サラダとドリンクがセットでつく程度。
確かに札幌でも1000円は割らないと思いますが、1400円はない。だって、サラダはいたってシンプルですし…

今日のすしネタは、本当にいいもので(産地直送のものを新鮮なまま提供というよりは、寝かせたり、炙った「一番おいしい状態」に仕上げて出している手間暇かけたもの。

それが1200円って…(まあ、ランチは採算度外視でやるところもありますが、それにしたって…)

東京にうまいものはたくさんある。
しかし、やはり、「手ごろな値段でおいしいものが食べられる」のは、やっぱり地方都市、とくに北海道なんではないかと改めて感じました。

特に札幌の場合、「日常的に食べるもの」は手ごろにおいしく食べられるものが多いですからねえ…

札幌は地方都市の中では物価が高い街です。
しかし、そんな札幌においても、東京の経済的な意味における暮らしにくさ、みたいなものを、本日は、ちょっと感じてしまったのでした。