2025年12月7日日曜日

開業後もごたついたハヤシ+グランプリファイナル総括

12月7日日曜日の15時40分です。

本日は、猫と人間のトイレを掃除して、チコちゃんのご飯の豚肉をゆでて小分けして・・・と働いていたら、燃え尽きてしまいました。

なんだかとても疲れているみたいです。

さて、ブログは最近のマイブーム的に2本立てなので、項目に分けてお届けしたいと思います。


1 開業後もごたついたハヤシ

12月1日(先週月曜日)、無事に開業しました。

しかし、開業から4,5日は落ち着かない日々を過ごしておりました。開業前に大分ごたついたので、開業後は大丈夫かなと思ったら、そんなことはありませんでした。

初日は事務所に行く暇はありませんでした。まず最初に、ハヤシの仕事用のウェブサイトをリニューアルして、登録しているポータルサイトの改修作業をしました。さらにフェイスブックでも開業のご挨拶をしました。それだけでまあまあ時間がかかりました。

その後、区役所に行って国民年金の加入手続き。いったん自宅に戻ってランチをとってから、午後は弁護士会の「受け箱」(各弁護士に割り当てられているお知らせなどを入れる棚)に挨拶状を入れてきました。

帰宅後は、東京や名古屋でお世話になった先生たちにFAXで挨拶状を送付。本当は、お手紙で送るべきなのかもしれませんが、そんな手間暇をかける心の余裕はどこにもなく、FAXで済ませました。

そうしたら何が起こったかというと、翌日から贈り物攻撃が始まりました。

フェイスブックでは、贈り物(特に花)は遠慮しますと書いていたのですが、挨拶状には書いていませんでした(今思えば書いておけば良かった)。

そうしたら翌2日。早速入った法律相談中に、どうやら知り合いの弁護士が2人尋ねてきたようで、ひとりはご祝儀袋を郵便受けに入れていき(当然中身は現金)、もうひとりは郵便受けの上に「ハヤシさんへ」とメモ書きを添えてお菓子を置いてていきました。

さらに電話をかけてきて「花贈ったから~」と自慢げにのたまう邪魔くさい先輩弁護士が1名。そして、一昨日は、事務所に寄った際に郵便受けにゆうパックの不在配達票が入っていて、一瞬誰だかわからない贈り物がありました。

自宅に届け直してほしい旨連絡したところ、届いたのは胡蝶蘭でした・・・そして送ってきたのは、昔お世話になったお偉いさん(元日弁連会長)。

私が花を固持したのは、事務所にあまり行かないので事務所に置くと世話ができないし、猫はだめな花が多いので(特にゆりは絶対だめ)自宅にも置きにくいというのが理由でした。にもかかわらず、胡蝶蘭などという成金趣味全開の置き場に困る花を贈ってきやがって、私の中には殺意に似た感情が芽生えたのでした。

胡蝶蘭を贈られて喜んだ人って、私の周りにはひとりもいません。

でかくて置く場所に困るし、枯れた後の対処が結構大変だし、実際届いたときの梱包もでかくて処理するのがひどい大変だった。贈ってくる側の自己満足しか感じないのが胡蝶蘭やその他の花だと思います。

仕方ないので、今玄関に置いています。

明日届く花は、もう友達に引き取ってもらうことが確定しています。

ほんとにもう花はやめてくれと切に思います。

今回いただいたプレゼントの中で嬉しかったのは、東京の最後の事務所の先輩が贈ってくれた和歌山のみかんジュースの詰め合わせと、名古屋時代にお世話になった先生が贈ってくれた刑事事件関連の書籍(愛知県弁護士会で作ったもの)でした。

喜ばれるものを贈るのは難しいかもしれないけれど、せめて邪魔にならないものは何かを考えるのが贈り物するときには必要だとひしひしと感じました。


ごたついたのは贈り物関係だけではありません。電話の転送設定もごたついて解決するのに1日半ほどかかってしまいました。

ワンオペ事務所では、法律相談や裁判・調停中などで電話に出られないときのために電話代行を使うのが主流で、私もすでに使う会社を決めていました。

電話はスマホでも受発信できるIP電話にしていて、3日に電話代行会社に申し込みが完了して設定したのに全然つながらない。

そこで、IP電話の会社に連絡をして設定などを確認してもらったのですが、設定自体は問題ないとのことで、エンジニアや電話番号を発番した会社に確認するなどの対応をしてもらうことになりました。これが、結構時間がかかったわけです。

結局、電話代行会社に電話を転送するには、番号のチャンネル数が1個では足りず(契約時は1個だった)2個にする必要があるということがわかりました。これが4日のお昼くらい。

それで私は、すぐに番号を発番する会社にチャンネル数を増やすよう申し込んで、翌日朝1番で設定完了。晴れて電話代行会社に転送できるようになったのは5日の午前中でした・・・

転送自体できなかったら困るなと思っていたので、転送ができるようになった瞬間、気が抜けてしまいました。

実は4日くらいから、頭がぼーっとするような感じで、「開業疲れ」が出てきていたところだったのですが、転送ができるようになるまでは、まだ緊張状態が続いていて、なんとか持ちこたえていました。

5日に電話代行に転送できることが確認できた後は、「ああ、ようやく心置きなく仕事できる」と安堵して、その日1日は若干廃人状態だったのでした。

そして今も復活できていません。

明日からは本格?始動になるので、どうにか復活しないといけません。


2 グランプリファイナル総括

さて、後半は昨日まで行われていたフィギュアスケートのグランプリファイナルの総括です。

放映権は今年もテレ朝が握っていましたが、なんと、ジュニア、シニアのアイスダンスとペアのショートとフリー、シニアの男子女子シングルのショートは、BS朝日でしっかりライブ放送してくれたのでした。

おかげで私は、ジュニアから全部楽しむことができました(途中胡蝶蘭の片付けで見られないところがあってむかつきましたが)。

今回の大会で、一番の目玉は、なんと言ってもマリニンの「全ジャンプ4回転」で、これやられたときには「ああ、もう誰も勝てないわ」と思いました。

私は、フィギュアスケートはジャンプだけにあらずと思っていますが、ここまで突き抜けられてしまうと、たとえステップがレベル1とか2とかでも(マリニンはレベル3だった)負けないのは間違いないのです。

採点方法を変えたらどうかという話もあるかもしれないけれど、ジャンプはやっぱり大技だし、配点を高くする必要はどうしたってあると思うのですよね。見た目の派手さが求められる時代に逆行することもできないだろうし。

なので、マリニンが勝ったのは仕方ないかなと思います。オリンピックも9割方彼の金メダルで間違いないでしょう。

ただ、ちょっと「マリニンドーピングやってないよね」と思ってしまいました。

なんというか、あそこまでのことができるって単に「身体能力が高い」とか「一生懸命練習している」「筋力トレーニングもしている」だけでは済まないと思うんですよね。

いくら男子選手でも体にかかる負担は相当なもので、どこかを故障して当たり前のはずなんだけど、そういうのもないわけですよね・・・

それにマリニンの体型って、結構上半身がでかくてそんなに細身でもなくて、シングル選手の体型ではないのですよね。ペアの男子選手だとリフトとかがあるので、体重を増やして体幹を鍛えて大きくしますけど、それに比例して高難度のジャンプが飛びにくくなります。

マリニンの体型って、ペアの男子選手のそれに近くて、あの体型であそこまでの高難度ジャンプ飛ぶのって普通にやってて可能なの?とどうしても思ってしまうのです。

まあ、スポーツ選手の多くは隠れてドーピングをやっているのが普通で、馬鹿正直にやってないのは日本人くらいだとも言われていますけど、個人的にマリニンには疑惑の目を向けてしまいます(ああ、スケオタに叩かれそう)。

せめてばれないようにやってくださいねと思います。ワリエワみたいにならないように。

さて、それ以外の点ですが、個人的に、佐藤駿くんがとても頑張ったと思います。

特にフリーはマリニンの後で、凄いもの見せられて動揺も緊張もしたと思うのですが、ほぼノーミスで全部クリアしました。

特に、これまでちょいダサだったステップは迫力満点で、大会ごとに成長してるんだなと感じました。これは全日本では優勝するかもしれないと密かに思っています。

一方、鍵山くんは、物足りなかった気がしています。今季は今のところ高難度ジャンプを控えて、プログラムを完璧にこなすことを目標にしているようですが、それでも完璧にできませんでしたからね・・・

表現面に力を入れているのはわかるのですが、バランスとしてそちらに寄りすぎなのではないかなと思います。

まあ、確かにジェイソン・ブラウンという人がいますが、彼は、元々ジャンプが苦手で4回転を跳ぶと不安定になってしまうので、それを回避しても上位に行くために表現面を極限までブラッシュアップしている・・・という事情があります。

鍵山くんの場合、そういう事情もなく、またジェイソンのような「表現面での必殺技」(たとえばバレエジャンプ)もなく、ただただきれいに踊っているだけなのですよね・・・

ショートの貯金が効いて2位で終わりましたけど、フリーは全体の4位(僅差ではあるけど)なので、必殺技がないのであれば、もっとちゃんと「得点をとるための戦略」というのを練るべきだと思います。そうじゃないと、オリンピックでは表彰台すら怪しいかもしれないですよね・・・

さて、女子ですが、率直に言って、中井亜美ちゃんの審査員評価が高いのがびっくりしました。

今年シニアデビューですが、もうのっけからベテラン選手じゃないと出せないようなスコアをバンバン出していて、しかもジャンプミスとかがあってもそんなに点数が下がらない。安心して見ていられる女子選手がまたひとり来てくれたなと思っています。

来シーズンは、島田麻央ちゃんもシニアに上がってくるし、坂本花織が引退しても日本女子はまだまだいいとこいけるんじゃないかなと期待を持っています。

そして、その坂本花織ですが、やはり全盛期を過ぎたなあという気がしたのでした。今年彼女、ノーミスって大きな大会でやってないんじゃないですかね・・・グランプリファイナルでも、ショート・フリーどちらでもジャンプのすっぽ抜けがあって、しかもショートでは、ステップのレベルも取りこぼしてしまいましたからね・・・まあ、彼女は度々やらかす選手ではありましたけれど、グランプリシリーズ通して見ていると、やっぱり、気力・体力面で、よほどぴったり照準が合わないとベストパフォーマンス出せなくなってきているのかなと感じました。

ただ、大ミスを2つやらかした彼女は、ほぼノーミスで優勝したアリサ・リウと4点差しかないのですよね。ぶっちゃけ2つの大ミス+ステップのレベルの取りこぼしで少なく見積もって10点くらいは損していることを考えると、完璧にやればやっぱり坂本花織なんだよなという気がしています。

そして千葉百音です・・・ショートができすぎでしたよね・・・というか今季ここまでができすぎというか・・・大舞台での最終滑走に慣れていなかったのか、このままトップを守りたいという気持ちが大きすぎたのか、2本の大ミスをやらかしてしまいました。

個人的に、6分間練習からお葬式みたいな顔をしていたので、ノーミスはたぶん無理、ミスの中でも良くないミスをするんじゃないかと思っていましたが、案の定でした・・・

彼女は、正確にきれいに演技する選手ですけど、やっぱり「これ」といった特徴がないんですよね・・・そういう選手ってミスしたときにどーんと沈むんですよね・・・

まあでも普通に考えて、オリンピックは、坂本花織と中井亜美ちゃんと千葉百音だと思います。オリンピックでは自分が引きずるようなミスはしないでもらいたいものです。

さて、最後の追記になりますが、韓国人の女子選手について一言。

ジュニアカテゴリーで2人韓国人選手が出ていましたけど、韓国の選手って、どうしてみんなあんなに細くて、「きれいなプログラム」ばかりするんでしょうね・・・没個性というか・・・そういうのをよしとする文化があるんでしょうかね。

見ていてあまりに細すぎて、必要な筋肉がないんじゃないかと思いました。だからシニアに来ても、第一線で活躍する期間が短い子ばかりなんじゃないですかね。容姿を整えることばかり気を遣って、アスリートとして必要な体力や筋力にあまり配慮していない気がします。

日本人なんてスタイルが良くない子でもちょっと太めな子でも立派に競技してちゃんとした成績出してますからね。優勝したアリサ・リウだって、ちょっとぽっちゃり型ですし。

そういうところを正していかないと、韓国人選手が長く一線で活躍することはできないんじゃないかなという気がしています。

個人的には、韓国人女子選手の中では個性が際立つキム・チェヨンちゃんが割と好きなのですが、今季は振るわなくて残念に思っています。オリンピックまでに立て直してほしいです。


18日(競技は19日)から全日本選手権です。また総括したいと思います。


ではでは。