今やっている事件のために、明日も朝からお仕事決定!!のハヤシです。
いや、土曜の朝なのに7時起きです…
そして、練馬方面に行って「心臓破りの丘」を10分かけて登らなあきまへん。
そんなわけで、このブログを早々に仕上げて寝てしまおうと考えています。
5月だというのに、トチ狂ったように暑い日が続いています。
明日も29度くらいになるんだとか、都内。
いつもの年なら、まだ、ジャケットを余裕で羽織って仕事に行っています。
しかし、今週から、私はジャケットを放棄しました。
週の半分はノースリーブを着て、カーディガンを羽織るないし持参して出勤という状況です。
夏は、ノースリーブを着ることが多いです。
特に夏の仕事着は半袖よりもノースリーブが多いです。
シャツ。
(あまりないが、Tシャツというか)カットソー。
ワンピース。
女性の事務局に昨年の夏、「ハヤシせんせはノースリーブが好きなんですね」と言わしめたほどです。
そうです。
私、ノースリーブが好きです。
昨年までは「半袖が苦手」という表現を使っていたでしょう。
しかし、今、私ははっきりと言います。
ノースリーブが、好きです。
「半袖が苦手」な理由。
単純に似合わないから。
特に、袖幅が広く、長めの半そでは、非常に似合わない。
そして、5分袖のニットも、なんでこんなに似合わないんだと思うくらい似合わない。袖部分のみが、異様に「ババ臭さ」全開になってしまい、他の部分と全くバランスが取れないのです。
たぶん、「なで肩、肩幅狭、腕細」が原因なんだと思います。
もう1つの理由。
ワタシ、脇汗女王なのです…
というか、代謝がいいんでしょうか、非常に汗かきなのです…
そのため、夏場、コットンの半そでなんか着ていると、背中と脇に集中豪雨が来たような状況になってしまうのです。
例年でも今の時期になると、ジャケットを羽織っていると、脇はやばい状態になっています。
ノースリーブが好きな理由も、非常に明快です。
まず、なで肩が目立たないということがあげられます(まあ、デザインにもよりますが)。
そして、腕が長く見える。
また、「脇汗女王」を目立たなくできることも、ひじょ~に大きなポイントです。
もちろん、袖ぐりの部分が狭めのノースリーブだと、脇の下部分にシミができてしまいますが、広めのものを選べば問題なし(注:下着には気を遣いましょうね!!)。
それに、狭めのものでも、半袖を着て「袖ぐり上下シミシミ」状態と比べると、下部分にチョイッとできてるくらいは、全くかわいいもんです。
それから、もうひとつ実は大きなポイントが、「上に羽織物を着たときに響かない」です。
東京の真夏、いくら室内がエアコンで寒いくらい…と言っても、中で羽織るためにジャケットを持ち歩くのは、荷物がかさばるので避けたいところ。
持ち歩くのは、勢いカーディガンになります。
最近のカーディガン、袖が細いです。
夏物は素材も薄いです。
中に半袖を着ると、上に響く…
もちろん、若い女の子が着る袖がふわっとしたタイプのカーディガンもありますが、そんなものハヤシが着ると仮装になっちゃうし、第一、体型考えると似合わない。
そんなわけで、ノースリーブが夏場には一番便利というのが結論になり、特に仕事用は、安くてもいいので(どうせ夏の仕事用シャツなんて消耗品)、ヒマを見てはノースリーブ探しをしているのであります。
ノースリーブは、腕を丸出しにするので、二の腕に自信がない人は着られない…そう思う方もいるかもしれません。
でも、ピタピタした5分袖を着るよりは、はるかに潔く美しく見えるのではないかとハヤシは思います。
逆に、ガリガリの腕だとバランスがとりにくいと思います。
だから、というわけではないですけど、ハヤシは毎朝の腕立て伏せを欠かしません(もちろん、二の腕引き締めの意味もありますが)。
個人的には、ノースリーブから程よく筋肉質な腕がするっと伸びている…というのが理想だったりするのです。
明日も心臓破りの丘の前に、腕立て伏せを40回していくつもりです。
2014年5月31日土曜日
2014年5月26日月曜日
贈り物って、難しい。
10日ほど前、私のもとに、感慨深いニュースが届きました。
名古屋時代に私の下で事務局を務めてくれたAさんが、転勤することになったのです。
私が以前いたのは、独立行政法人がやっている特殊な法律事務所。
弁護士はもとより、事務局にも転勤があります。全国転勤になることもあります。
彼女は、名古屋から岡崎の事務所に、6月から転勤することになったのです。
私が名古屋で働き始めたのは、2008年の9月のことでした。
その前の1年間、派遣のための養成を東京で受けて、それからの赴任でした。
名古屋には、地縁血縁は一切ありませんでした。
愛知県弁護士会は、この独立行政法人に対する反対派の勢力が多い、と言われていました。
正直、ものすごく心細い気持ちで、名古屋の地を踏みました。
そんななか、勤務初日に「初めまして」とあいさつを交わして、Aさんとふたりで、事務所を切り盛りする日々が始まりました。
Aさんは、最初は非常勤職員でした。残業代がつくのは30分まで(つまり、本当はそれ以上残業してはいけない)。
なのに、必要な残業は、いとわずやってくれました(本当はまずいのです・・・)。
年のころは私と同じくらいで、税理士事務所勤務や証券会社での秘書の経験がある人でした。
帳簿の管理や電話応対、依頼者対応、何も教えることがありませんでした。
自己破産が苦手だった私がろくすっぽ教えられなかったのに、面倒くさい名古屋の破産手続の詳細を、いつの間にか身につけてくれました。
事件のことで私がへこんでいるとき、いつでも明るく笑いかけてくれました。
彼女がいなければ、私は名古屋での勤務を、任期終了まで勤め上げることは、到底できませんでした。
私が名古屋を去った後も、彼女は、最古参の事務局として、後輩の弁護士とともに、名古屋の事務所を守っていました(私が去った後、事務所は、かなり大変な状態になった時期があったと聞いています)。
その彼女が、ついに転勤になりました。
「お疲れ様」でもないけれど、何か贈りたい、そう思いました。
でも、いざ、何を贈ろうか考えると、いいものが思い浮かんでこないのです。
人に何かあげるのは、結構、好きだったりします。
プレゼントというほど大げさなものではなくて、ほんのちょっとしたものでも、「はい、これ」と渡したりすると、たまにすごく喜んでもらえたりします。
喜んでもらえるのが好きなのです。
特に自分がおいしいと思うものを(チョコレートなんかのお菓子だったりしますが)渡して、「おいしかった!!」と言ってもらえるのが、たまらなくうれしい。
でも、今回は、そういうあまりにも「ちょっとしたもの」ではダメなわけで、かといって、「転勤祝」なんて熨斗を貼っちゃう感じも、私らしくない。
私らしくて、軽々しくなくて、で、恐縮しすぎずに喜んでもらえるものは何か、と考えると、本当に何が良いか、わからなくなってしまいました。
最初、女性らしいファッションの彼女に、きれいなスカーフやストールでも贈ろうか、と考えました。
しかし、身につけるものは趣味が合わないと、もらったほうは複雑な気持ちになるものです。
小物や雑貨も考えたけれど、彼女の部屋のテイストがわからないので、やめました。
結局、消え物がいいかなという結論になりました。
大食いではないけれど、Aさんも、かなりな食いしん坊です。
よく、あそこの店のあれがおいしかったとか、どこそこのケーキがおいしいとか、話していました。
外出先から戻るときにケーキやシュークリームを買っていったら、いつも、おいしそうにパクパク食べていました。
そんな彼女のために、結局、私は、DEMELのクッキーのセットを贈ることにしました。
食いしん坊の彼女にぴったり。
軽々しくなくて、でも、値段も張りすぎず、見た目もきれい。
きっと、喜んでくれるに・・・違いない。
ということで、先週の火曜日、仕事帰りに閉店間際の松屋銀座に飛び込んで、発送をお願いしたところです。
到着日は、5月31日に指定しました。簡単なメッセージカードも添えてもらいました。
実は、Aさんは、ロイズの「チョコかりんとう」が大好きで、帰省した時には、たまにロイズから送ることがあります。
Aさんは、「チョコかりんとう」が到着すると、いつも絵文字満載のメールを返してくれます。
今回、彼女は、どんな反応をしてくれるんだろう。楽しみなような、ちょっとだけ不安なような、不思議な気持ちです。
肝心かなめな時の贈り物選びは、本当に難しい。
でも、「何をあげよう」と迷うことはまた、思い出をさかのぼることでもあり、やっぱり楽しくもあるのでした。
名古屋時代に私の下で事務局を務めてくれたAさんが、転勤することになったのです。
私が以前いたのは、独立行政法人がやっている特殊な法律事務所。
弁護士はもとより、事務局にも転勤があります。全国転勤になることもあります。
彼女は、名古屋から岡崎の事務所に、6月から転勤することになったのです。
私が名古屋で働き始めたのは、2008年の9月のことでした。
その前の1年間、派遣のための養成を東京で受けて、それからの赴任でした。
名古屋には、地縁血縁は一切ありませんでした。
愛知県弁護士会は、この独立行政法人に対する反対派の勢力が多い、と言われていました。
正直、ものすごく心細い気持ちで、名古屋の地を踏みました。
そんななか、勤務初日に「初めまして」とあいさつを交わして、Aさんとふたりで、事務所を切り盛りする日々が始まりました。
Aさんは、最初は非常勤職員でした。残業代がつくのは30分まで(つまり、本当はそれ以上残業してはいけない)。
なのに、必要な残業は、いとわずやってくれました(本当はまずいのです・・・)。
年のころは私と同じくらいで、税理士事務所勤務や証券会社での秘書の経験がある人でした。
帳簿の管理や電話応対、依頼者対応、何も教えることがありませんでした。
自己破産が苦手だった私がろくすっぽ教えられなかったのに、面倒くさい名古屋の破産手続の詳細を、いつの間にか身につけてくれました。
事件のことで私がへこんでいるとき、いつでも明るく笑いかけてくれました。
彼女がいなければ、私は名古屋での勤務を、任期終了まで勤め上げることは、到底できませんでした。
私が名古屋を去った後も、彼女は、最古参の事務局として、後輩の弁護士とともに、名古屋の事務所を守っていました(私が去った後、事務所は、かなり大変な状態になった時期があったと聞いています)。
その彼女が、ついに転勤になりました。
「お疲れ様」でもないけれど、何か贈りたい、そう思いました。
でも、いざ、何を贈ろうか考えると、いいものが思い浮かんでこないのです。
人に何かあげるのは、結構、好きだったりします。
プレゼントというほど大げさなものではなくて、ほんのちょっとしたものでも、「はい、これ」と渡したりすると、たまにすごく喜んでもらえたりします。
喜んでもらえるのが好きなのです。
特に自分がおいしいと思うものを(チョコレートなんかのお菓子だったりしますが)渡して、「おいしかった!!」と言ってもらえるのが、たまらなくうれしい。
でも、今回は、そういうあまりにも「ちょっとしたもの」ではダメなわけで、かといって、「転勤祝」なんて熨斗を貼っちゃう感じも、私らしくない。
私らしくて、軽々しくなくて、で、恐縮しすぎずに喜んでもらえるものは何か、と考えると、本当に何が良いか、わからなくなってしまいました。
最初、女性らしいファッションの彼女に、きれいなスカーフやストールでも贈ろうか、と考えました。
しかし、身につけるものは趣味が合わないと、もらったほうは複雑な気持ちになるものです。
小物や雑貨も考えたけれど、彼女の部屋のテイストがわからないので、やめました。
結局、消え物がいいかなという結論になりました。
大食いではないけれど、Aさんも、かなりな食いしん坊です。
よく、あそこの店のあれがおいしかったとか、どこそこのケーキがおいしいとか、話していました。
外出先から戻るときにケーキやシュークリームを買っていったら、いつも、おいしそうにパクパク食べていました。
そんな彼女のために、結局、私は、DEMELのクッキーのセットを贈ることにしました。
食いしん坊の彼女にぴったり。
軽々しくなくて、でも、値段も張りすぎず、見た目もきれい。
きっと、喜んでくれるに・・・違いない。
ということで、先週の火曜日、仕事帰りに閉店間際の松屋銀座に飛び込んで、発送をお願いしたところです。
到着日は、5月31日に指定しました。簡単なメッセージカードも添えてもらいました。
実は、Aさんは、ロイズの「チョコかりんとう」が大好きで、帰省した時には、たまにロイズから送ることがあります。
Aさんは、「チョコかりんとう」が到着すると、いつも絵文字満載のメールを返してくれます。
今回、彼女は、どんな反応をしてくれるんだろう。楽しみなような、ちょっとだけ不安なような、不思議な気持ちです。
肝心かなめな時の贈り物選びは、本当に難しい。
でも、「何をあげよう」と迷うことはまた、思い出をさかのぼることでもあり、やっぱり楽しくもあるのでした。
2014年5月25日日曜日
食いしん坊と器の関係について。
土曜日ですが、土曜日のような気がしない一日でした。
ゴールデンウィーク明けから徐々に忙しくなってきたのですが、本日(もう昨日ですが)は、久々に朝っぱらから仕事でした。
午後3時の打ち合わせが午後5時からになり、自宅に帰ってきたのは、午後7時半過ぎ。
とはいえ。
午前の仕事は12時半くらいには終了したわけで、移動時間を除いても空白の時間が数時間ありました。
私のことです。
落ち着いて事務所で仕事してるわけがありません。
東京ミッドタウンをぶらぶらしていました。
で、4階の「WISE・WISE」というお店で、豆皿を3枚買ってしまいました(買う予定全くなし)。
京都の伯山窯というところのもので、ウサギなど小動物の染め付けがなされているものです。
このお店、和食器や日本の台所道具、お米や茶葉、ひいては竹炭なんかも置いているお店です。
東京ミッドタウンは、商業施設ながら、何か博物館や美術館に来るような楽しみがあり、買い物がなくても時折訪れたくなる場所です。
そして、ミッドタウンに来たら、私は絶対にこの「WISE・WISE」を訪れます。
4階の端っこの、本当に小さなお店です。
でも、この小さなスペースが何とも贅沢で、楽しいのです。
特に私は、このお店で扱っている器が大好きです。
少し高めだけれど、手が届かないほどではない日常使いできる和食器やアジアの食器が、そのときそのときのセレクトで並べられています。
今回買った豆皿は、実は先日サントリー美術館の帰りに見つけていて買おうかどうか、ちょっと迷ったものでした。
今日もう一度目が合って、あ、これは買えってことだな、と観念して買ってきたのです。
このお店では以前にも食器を買ったことがあります。
ベトナムの「バッチャン焼き」という手法で焼かれた小さなカップと受け皿のセットを2つです。
赤と緑で花の模様が小さくあしらわれていて、そのかわいさに心打たれて買ってきたのです。
これ、レンジ禁止なのですが、薄くて軽く、使い勝手がとてもいい。
プチトマトを盛ったり、日本酒を飲んだりするのに大活躍しています。
器に興味を持ちだしたのは、割に最近のことです。
東京に戻ってくる前後くらいでしょうか。
名古屋にいた頃までは、親が一人暮らしのために、とりあえずという感じで適当にそろえたお皿を何の疑問もなく使っていました。
が、あるとき、恵比寿の「FARMER'S TABLE」で大正時代の染め付けの小皿に、突然恋をしてしまって以来、食べ物を盛る「器」というものに目がいくようになったわけです。
その後も、銀座のアンティークショップで、明治時代の小皿を2枚買いました。
私が好きなのは、小皿豆皿の類です。
もともと、いろんなおかずをちょこちょこと摘んでご飯を食べるのが好きなので(単なる酒飲みですが)、小皿豆皿を使う機会が多いのです。
また、土日に家にいるときは、お昼は食べずに、コーヒーやお茶を飲みながらブレイクすることが多いのですが、小菓子をお気に入りの小皿に乗せるのも楽しい。
小皿や豆皿は、私にとって、「さ~て、今日は何を盛ろうかな」と、食べる前にうきうきわくわくできる時間をくれるアイテムだったりするようです。
ところで、器好きと言えば、私が尊敬する向田邦子さんも、器好きで、骨董市をよく覗いていたというのは有名な話です。
大変失礼な話ですが、向田さんも目の玉が飛び出るような高価なものではなく、それなりのお値段はしつつも普通に手が届く類の器がお好きだったとのこと。
おそらく買われた器は、実際に使われていたのではないでしょうか。
この感覚、よくわかるのです。
だって、器を買うときに考えるのは、「この器で食べると楽しいだろうな」ということ。
飾って置いておくために買うわけではありません。
だから、自然、値段もそうそうお高いものにはならないですし、生活シーンに溶け込むデザインのものに目がいくようになるのだと思います。
向田さんも食いしん坊の方だったので、やはり食い意地が張っている私としては、「食べるの優先な人間は、器の選び方も似ているのかもしれない」なんて思うのです。
私の場合、高価な器ばかり好きというわけではありません。
実は半年ほど前に、竹下通りのダイソーで100円の豆皿が妙に気に入って買ってきました。
今は梅干しを乗せたりするのに活躍しています。
が、100円の皿を買ってはっきりわかりました。
いい器とそうでない器の違い。
いい器は、堅く、薄く、軽い。
食いしんぼハヤシは、これからも器に恋をし続けます。
2014年5月19日月曜日
祝・脱歯抜け生活!!
どうも。
いつも日曜が終わって新しい週が明けるときは、若干憂鬱だったりするのですが、今日は、実はちょっと嬉しかったりします。
歯がやっと入るのです。
前歯4本。
ウン十万かけてこしらえたブリッジ(橋げた3本、抜歯分1本)が、ようやっと、明日(もう今日だが)私のお口に入るのですよ!!
まあ、歯抜け生活とか書いてますが、もちろん、現在私のお口のフロントには仮歯が入っています。
しかも、見た目はかなりまとも。
前にも書きましたが、今かかっている歯医者の先生は、ハヤシ的には、かなり腕がいい方です。
しかし、それでもやはり、仮歯は仮歯。
使い心地、悪いのです。
抜歯後の措置や型取りのために、数回仮歯を取り外ししていますが、その度に一部破損→補修を繰り返し、見た目とは裏腹に仮歯の裏側は、もっこりと盛り上がり、先生が調整してくれるものの、食べにくいことこの上ない。
そして、抜歯した部分は、状態が落ち着くにしたがって、歯肉が縮み、ついには、歯茎と仮歯の間に、余裕で歯間ブラシが通るほどの隙間が空くに至りました。
そうするともう、物によっては食べるときに口の中がとんでもないことになってしまうわけなのです。
まあ、液体は普通に仮歯と歯茎の間を通っていくだけなのでまだ我慢できるにしても、例えば、カップ麺の小さなネギとか引っかかったり、麺のきれっぱしとか、肉や魚の裂けたのとかが入っていって、そこにとどまるのです。
それが、何とも気持ち悪い。
加えて、補修を繰り返した結果妙に分厚くなった仮歯のせいか、食べ物自体の味が、なんかよく伝わってこないのです。
つくづく食べ物の味というのは、人間が本来持っている口の構造に則っておいしさが判断されているということを実感したここ10日ばかりなのでした。
さて、仮歯が入っていない状態の私の前歯4本ですが、左の前歯を抜歯、その左隣の歯と右側の前歯二本(もともと神経なし)を細く削って(もちろん裏側から何か張って補強している)、かぶせ物にインできる状態にしている・・説明するとこんな感じです。
抜歯した日に、細く削るとこまで全部やったわけですが、これ、自分の目で見たことはありませんでした。
いや。見るチャンスはあったのですよ。
歯を外されてうがいしているとき、目の前に鏡があるわけで、いくら視力0.02の私でも、見ようと思えば見れたわけです。
でもね。
想像力がある程度豊かな皆さんならお気づきかと思いますが、そんなもの、見るの怖いですよ。
で、見なかった。
しかし、なんですが、先週歯医者に行ったとき、最後の型取りが終わって口をゆすいでいるときでした。
急に気が向いて、鏡の前で口を思いっきり、イーッとしてみました。
ホラーでしたね。
さて、明日は、本付けではなく、仮付けです。噛み合わせが変わるのでまず1週間ほど試した後、問題がなければ本付け。
でも、仮付けでもいいんですよ。まともな歯が久しぶりにフロント部分に入ってくれるわけですから。
というわけで、こんな夜更かししてる場合じゃない。そろそろ眠ることといたしましょう。
いつも日曜が終わって新しい週が明けるときは、若干憂鬱だったりするのですが、今日は、実はちょっと嬉しかったりします。
歯がやっと入るのです。
前歯4本。
ウン十万かけてこしらえたブリッジ(橋げた3本、抜歯分1本)が、ようやっと、明日(もう今日だが)私のお口に入るのですよ!!
まあ、歯抜け生活とか書いてますが、もちろん、現在私のお口のフロントには仮歯が入っています。
しかも、見た目はかなりまとも。
前にも書きましたが、今かかっている歯医者の先生は、ハヤシ的には、かなり腕がいい方です。
しかし、それでもやはり、仮歯は仮歯。
使い心地、悪いのです。
抜歯後の措置や型取りのために、数回仮歯を取り外ししていますが、その度に一部破損→補修を繰り返し、見た目とは裏腹に仮歯の裏側は、もっこりと盛り上がり、先生が調整してくれるものの、食べにくいことこの上ない。
そして、抜歯した部分は、状態が落ち着くにしたがって、歯肉が縮み、ついには、歯茎と仮歯の間に、余裕で歯間ブラシが通るほどの隙間が空くに至りました。
そうするともう、物によっては食べるときに口の中がとんでもないことになってしまうわけなのです。
まあ、液体は普通に仮歯と歯茎の間を通っていくだけなのでまだ我慢できるにしても、例えば、カップ麺の小さなネギとか引っかかったり、麺のきれっぱしとか、肉や魚の裂けたのとかが入っていって、そこにとどまるのです。
それが、何とも気持ち悪い。
加えて、補修を繰り返した結果妙に分厚くなった仮歯のせいか、食べ物自体の味が、なんかよく伝わってこないのです。
つくづく食べ物の味というのは、人間が本来持っている口の構造に則っておいしさが判断されているということを実感したここ10日ばかりなのでした。
さて、仮歯が入っていない状態の私の前歯4本ですが、左の前歯を抜歯、その左隣の歯と右側の前歯二本(もともと神経なし)を細く削って(もちろん裏側から何か張って補強している)、かぶせ物にインできる状態にしている・・説明するとこんな感じです。
抜歯した日に、細く削るとこまで全部やったわけですが、これ、自分の目で見たことはありませんでした。
いや。見るチャンスはあったのですよ。
歯を外されてうがいしているとき、目の前に鏡があるわけで、いくら視力0.02の私でも、見ようと思えば見れたわけです。
でもね。
想像力がある程度豊かな皆さんならお気づきかと思いますが、そんなもの、見るの怖いですよ。
で、見なかった。
しかし、なんですが、先週歯医者に行ったとき、最後の型取りが終わって口をゆすいでいるときでした。
急に気が向いて、鏡の前で口を思いっきり、イーッとしてみました。
ホラーでしたね。
さて、明日は、本付けではなく、仮付けです。噛み合わせが変わるのでまず1週間ほど試した後、問題がなければ本付け。
でも、仮付けでもいいんですよ。まともな歯が久しぶりにフロント部分に入ってくれるわけですから。
というわけで、こんな夜更かししてる場合じゃない。そろそろ眠ることといたしましょう。
2014年5月18日日曜日
ハヤシの渇いた?お肌生活
やばい。
体重が増えてきました。
理由ははっきりしています。
アルコールです。
しばらくの間セーブしていましたが、4月下旬に久々に友人と飲んだワインが美味しかったために、酒飲みのサガがむくむくとここ最近わき上がってきてしまいまして。
しかも、最近昼間はなかなかに暑い日が続いています。
こういう日は夕暮れ時のスパークリングがうまかったり。
金曜日は、仕事の後、少し遅かったのですが、有楽町から八重洲ブックセンターに行く途中、君嶋屋という酒屋さんで、スパークリングワインを一杯。
昨夜(土曜日)は、酒の肴をちょこちょこつまんで、「菊水」片手にNHKの「The Long Good Bye」を楽しみました。困ったことに、楽しくうまかった・・・特に実家から送ってきたこまいが・・・
酒を飲むときは炭水化物は控えるようにしているのですが、さすがにそれだけでは、体重キープは難しいかもしれない。
酒飲むときは、脂肪分は一切取らない位の気構えが必要かもしれませんねえ・・・
その前に飲まなきゃいいんですが。
さて。
最近ちょっと困っているのが、化粧水です。
使いたいなあと思う化粧水が、見つからないのです。
ハヤシは、基礎化粧品などのたぐいはドラッグストアで購入します。
実は、ハヤシの母は、かつては、デパートの化粧品売場できちんと高いものを買って使用していた人で、最近は、DHCのアセロラ化粧水を愛用していました。
妹も、なんとかっていうちゃんとしたブランドのえらく高い化粧水を、デパートで購入して使っています。
しかし、こんな生活、私には精神的に負担。
だって、ひょいっと買いに行けないんですもの。
それに、ドラッグストアで売っている化粧水で、十分肌の調子はよいですし。
ですが、最近、私もきちんと「エイジングケア」とやらをした方がいいのかなあと思い始めまして。
ドラッグストアでも多少値の張るエイジングケア的な要素のある化粧水を見たり、試しに手につけてみたりしているのですが、使用感が好みでないものが多いのです。
とろみのある化粧水が多いんですよね。
とろみのある化粧水、あまり好きではないのです。肌にべとついて、すっと肌に浸透してくれない気がして。
何かの雑誌に、とろみのあるタイプをいきなり塗っても浸透しにくいと書いてあったのを読んだこともあります。
顔を洗った後、風呂から上がった後は、サラッと、パシャパシャッと、シンプルなお水状の化粧水を肌に与えたい。
しかし、そのワタシの望みを叶えてくれる化粧水には、ドラッグストアでは、最近特に、あまりお目にかかれないのです。
実は、ちょっと使いたいなと思っているのが雪肌精。
以前出張の時にお試し用の小さなボトルを持って行ったところ、そのサラッと感がとても気持ちよかったのです。
が。CMやってるの、ガッキーです。
若いです。
割に最近まで、松嶋菜々子がやっていたはずですが・・・
ガッキーに交代、ということは、雪肌精は、40代の女のものではなく、ガッキーのようなピチピチの20代の女子のものというメッセージ、なのでしょうか。
それを思うと、一歩、踏み出せない。
ゴールデンウィークに自宅に帰ったところ、化粧品のディスカウント店で手頃な値段で手に入るというクラランスの化粧水がありました。
これもサラッとした使用感ながら、お肌はとてもしっとりします。
が。香料が結構強いのです。ハヤシ、鼻炎持ちのせいもありますが、香りが強いものがとても苦手(注:食べ物のおいしいにおいは除く)。化粧品は、無香料が原則です。
で、自分で使うのには選ばないかなあ、クラランス、という。
最後の砦は、少しリニューアルした無印良品の化粧水。
今年の2、3月頃突如店頭から消えましたが、また、エイジングケア系の化粧水が戻ってきました。なぜか、以前使っていた高保湿のは見かけなくなりましたが。
無印のは、エイジングケア用のしっとり化粧水でも、使い心地はサラッとしているので、私好み。はずれはありません。
ただ、こうなんというか、高品質なのは認めるんだけど、なんとなく時折化粧品に感じるときめきがないんですよねえ。
というわけで、本当に最後の砦、にしたい。
実は、あと数日で今使っているカネボウの化粧水は底をつきそうなので、
取り急ぎ購入しなくちゃならないんですけど、気に入らないのは欲しくない(あ。今のは悪くはないけどリピートしたいというものでもありません)。
最後の最後は、もう「へちまコロン」でもいいかなと思ったり、当面ミネラルウォーターで代用してもいいかな、なんて考えたりもしています。
なんせ、これもどこかで読んだのですが、変な化粧水塗るくらいなら、ミネラルウォーターで十分だって・・・
実際出張中に風呂から上がってから化粧水を持ってき忘れたのに気がついたとき、仕方なく、サービスで冷蔵庫に入っていたミネラルウォーターを塗ったことがあるのですが、しっとりしたし、問題も起こらなかったですし。
でも、これじゃ40代独女としては、余りに悲しいので、まずは、ちゃんと雪肌精のストライクゾーンがどれくらいか、調べようと思います。
2014年5月17日土曜日
侮れじ、不動産鑑定士。
タモリ倶楽部が入っています。
乾物屋さんの店先で、つまみ広げながらビールを飲んでいるだけという、タモリ倶楽部の中でも圧倒的な緩さの本日の企画・・・
どうしてもタモリ倶楽部を見ると、かつてNHKで2シーズンやっていた「ブラタモリ」を思い出します。
常々ハヤシは、あの番組を「上品なタモリ倶楽部」と呼んでいました。
タモリの趣味に突っ走った企画に特化するという点で、両者は非常に似ていると、今でも思う。
さて、今週の日曜日11日、宣言通り、ハヤシは不動産鑑定士短答式試験を受けてまいりました。
場所は日大理工学部1号館。
御茶ノ水駅にほど近い、緑豊かな静かな文教地区での試験、でした。
午前9時半ころ。
レック、TACのバイトの皆さんが、チラシやティッシュを配る中、駅から日大へ・・・
うーん・・・懐かしい。司法の受験生だったころ、試験会場の北大教養部周辺に到着した時の光景と似ています。
そして、試験室の雰囲気も、やはり重々しい。
弁護士になってから、メンタルヘルスケア検定とか(ちょいと怪しげな)民間資格を受験しに何度か行っていますが、試験前の注意事項の説明から、問題やマークシートの配布、試験開始の合図までの間、すべての雰囲気が、これら民間資格とは全く違い、旧司法試験とそっくり・・・
やはり、国家試験には、他とは異なる独特の重厚さがあるようです。
そういう重厚な試験に対して、大変失礼ですが、ハヤシ、午前の行政法規も午後の鑑定理論も、眠くて眠くて仕方ありませんでした・・・
いや~、別に夜更かししたわけではありません。
さすがに、勉強が全然間に合っていない分、せめて頭をすっきりさせていこうと思って、結構早めに前の晩は寝たのです。
しかし、眠い。ど~したって、眠い。
おそらく答が全然わからなくて、集中力を圧倒的に欠いてしまったということと、長々と分かりにくい問題文を理解しようと必死で読んでいたために、脳みそが拒絶反応を起こしたということと思います。
まあ、それでもなんとかやりきり、終了した時には、旧司法試験の時ほどではありませんが、独特の「頭が動かない」疲労感というのを感じました。
翌日の自己採点の結果は、まさに「惨敗」でして、大学生の時にシャレで司法試験を受けた時と同じくらいの、もう、本当にどう表現すればいいかわからないくらいの悲惨な点数でした。
不動産鑑定士の試験というのは、本当に生半可な勉強じゃ太刀打ちできない難関試験なんだということを思い知りました。
で、じゃあ、そういう試験に太刀打ちできるだけの勉強時間を確保するのが難しいこの状況において、来年度の受験をもうやめるのか、というと、そういうわけではなく、来年も受けてこようかなと思っております。
元々、司法試験に最終合格するのに10年かかった人間です。
即効性や資格試験向きの器用さなんぞ持ち合わせていないことは、とっくの昔にわかっています。
しかも、自分の頭は年相応かどうかは別として、若いころに比べれば衰えてはいるわけで。
個人的には、短答式試験で3年受からなければ撤退しようと思っています。
不動産鑑定士の場合、短答式に受かれば、その年も含めて3年有効。
短答式に受かった後、その年も含めて3年以内に論文式試験の合格を目指す。
つまり、元から5年計画なわけです。
おそらく論文式試験の勉強を始める段階になれば予備校を使わざるを得ないと思うのですが、まだ、今は自分なりに勉強方法を試行錯誤していい(すべき?)時期だなあと(こんな風に思えるのも、とりあえず定職があるからですかね)。
不動産鑑定士試験の場合、午前の行政法規が科目数が多くて、40問中1問しか出ない法律というのがたくさんあります。そういうのまでがっつり勉強する時間はとてもじゃないけどない。
核になるのは都市計画法と建築基準法なのですが、これでは全体の10問しかカバーできない。
実際受けてみて感じたのは、税法分野の出題が結構多いなということでした。ここをしっかり得点源にできるように勉強することが必要かもしれません。
それから、午後の鑑定理論については、国土交通省で出している「不動産鑑定評価基準」に出てくる用語の意味を正確に頭に入れておくことが、かなり重要だということを実感しました。
自分は、かなりファジーな状態で、それがかなり痛いなあと思いました。
というわけで、やはり、資格試験というのは、どんな悲惨な結果でも、まずは受けてくるということがかなり重要だと改めて感じました。
失敗して初めて、どんな対策を採ればいいかヒントが得られる。
失敗して初めて、自分に何が足りないかわかる。
試験の上での失敗は、そういうヒントを学ぶためのきっかけとして非常に重要なのです、ハヤシにとって。
しかし。
自分に足りないものはわかったけど、前にも書いた通り、不動産鑑定士試験についていえば、市販のテキストの種類がかなり乏しい(予備校マンセー状態)。
そこで、ここは「他の試験を受けながら、鑑定士科目の対策をする」という作戦が有効なんではないかと考えていて、これを実行しようかと思っています。
対策として有効なのは、FP技能士試験。これ、税法科目がかなりカバーできます。
そして、宅建。行政法規の科目が結構ダブっています(税法も少しあり)。鑑定評価基準も一応でる。
FPの3級が9月、宅建が確か10月か11月なので、時期的にもちょうどよいんではないかと・・・
そして、本日、八重洲ブックセンターの資格試験コーナーをうろついて判明したのですが、FPって、科目が実は社労士と案外かぶっているので、FP受けた後社労士に挑戦するという選択肢も出てくるわけですね。
今の仕事ではわりに労働関係も扱うので、社労士の勉強も案外役に立つんではないかと思われます。
こうやって考えていくと、どんどん楽しくなって脱線し、いつの間にか不動産鑑定士のことを忘れてそうに見えるんですが、やはり、ここはひとつ、簡単には取れない(いや、どれも簡単じゃないんだが)ドカンと大きい資格にチャレンジする気持ちは、50歳になるくらいまでは持ち続けたいと思っています。
とはいえ、6月8日には「個人情報保護士認定試験」にチャレンジすることが決まっていて、今ユーキャンの一問一答集で電車移動中に勉強しているところです。
これ、ちょいと怪しげな民間資格ですが、勉強自体は面白いです。
個人情報保護法の勉強に間違いなくなります。
やっとけば、法律相談とか顧問先からの問い合わせとかに役に立ちそう。
おっと。
やっぱり脱線している感が・・・
乾物屋さんの店先で、つまみ広げながらビールを飲んでいるだけという、タモリ倶楽部の中でも圧倒的な緩さの本日の企画・・・
どうしてもタモリ倶楽部を見ると、かつてNHKで2シーズンやっていた「ブラタモリ」を思い出します。
常々ハヤシは、あの番組を「上品なタモリ倶楽部」と呼んでいました。
タモリの趣味に突っ走った企画に特化するという点で、両者は非常に似ていると、今でも思う。
さて、今週の日曜日11日、宣言通り、ハヤシは不動産鑑定士短答式試験を受けてまいりました。
場所は日大理工学部1号館。
御茶ノ水駅にほど近い、緑豊かな静かな文教地区での試験、でした。
午前9時半ころ。
レック、TACのバイトの皆さんが、チラシやティッシュを配る中、駅から日大へ・・・
うーん・・・懐かしい。司法の受験生だったころ、試験会場の北大教養部周辺に到着した時の光景と似ています。
そして、試験室の雰囲気も、やはり重々しい。
弁護士になってから、メンタルヘルスケア検定とか(ちょいと怪しげな)民間資格を受験しに何度か行っていますが、試験前の注意事項の説明から、問題やマークシートの配布、試験開始の合図までの間、すべての雰囲気が、これら民間資格とは全く違い、旧司法試験とそっくり・・・
やはり、国家試験には、他とは異なる独特の重厚さがあるようです。
そういう重厚な試験に対して、大変失礼ですが、ハヤシ、午前の行政法規も午後の鑑定理論も、眠くて眠くて仕方ありませんでした・・・
いや~、別に夜更かししたわけではありません。
さすがに、勉強が全然間に合っていない分、せめて頭をすっきりさせていこうと思って、結構早めに前の晩は寝たのです。
しかし、眠い。ど~したって、眠い。
おそらく答が全然わからなくて、集中力を圧倒的に欠いてしまったということと、長々と分かりにくい問題文を理解しようと必死で読んでいたために、脳みそが拒絶反応を起こしたということと思います。
まあ、それでもなんとかやりきり、終了した時には、旧司法試験の時ほどではありませんが、独特の「頭が動かない」疲労感というのを感じました。
翌日の自己採点の結果は、まさに「惨敗」でして、大学生の時にシャレで司法試験を受けた時と同じくらいの、もう、本当にどう表現すればいいかわからないくらいの悲惨な点数でした。
不動産鑑定士の試験というのは、本当に生半可な勉強じゃ太刀打ちできない難関試験なんだということを思い知りました。
で、じゃあ、そういう試験に太刀打ちできるだけの勉強時間を確保するのが難しいこの状況において、来年度の受験をもうやめるのか、というと、そういうわけではなく、来年も受けてこようかなと思っております。
元々、司法試験に最終合格するのに10年かかった人間です。
即効性や資格試験向きの器用さなんぞ持ち合わせていないことは、とっくの昔にわかっています。
しかも、自分の頭は年相応かどうかは別として、若いころに比べれば衰えてはいるわけで。
個人的には、短答式試験で3年受からなければ撤退しようと思っています。
不動産鑑定士の場合、短答式に受かれば、その年も含めて3年有効。
短答式に受かった後、その年も含めて3年以内に論文式試験の合格を目指す。
つまり、元から5年計画なわけです。
おそらく論文式試験の勉強を始める段階になれば予備校を使わざるを得ないと思うのですが、まだ、今は自分なりに勉強方法を試行錯誤していい(すべき?)時期だなあと(こんな風に思えるのも、とりあえず定職があるからですかね)。
不動産鑑定士試験の場合、午前の行政法規が科目数が多くて、40問中1問しか出ない法律というのがたくさんあります。そういうのまでがっつり勉強する時間はとてもじゃないけどない。
核になるのは都市計画法と建築基準法なのですが、これでは全体の10問しかカバーできない。
実際受けてみて感じたのは、税法分野の出題が結構多いなということでした。ここをしっかり得点源にできるように勉強することが必要かもしれません。
それから、午後の鑑定理論については、国土交通省で出している「不動産鑑定評価基準」に出てくる用語の意味を正確に頭に入れておくことが、かなり重要だということを実感しました。
自分は、かなりファジーな状態で、それがかなり痛いなあと思いました。
というわけで、やはり、資格試験というのは、どんな悲惨な結果でも、まずは受けてくるということがかなり重要だと改めて感じました。
失敗して初めて、どんな対策を採ればいいかヒントが得られる。
失敗して初めて、自分に何が足りないかわかる。
試験の上での失敗は、そういうヒントを学ぶためのきっかけとして非常に重要なのです、ハヤシにとって。
しかし。
自分に足りないものはわかったけど、前にも書いた通り、不動産鑑定士試験についていえば、市販のテキストの種類がかなり乏しい(予備校マンセー状態)。
そこで、ここは「他の試験を受けながら、鑑定士科目の対策をする」という作戦が有効なんではないかと考えていて、これを実行しようかと思っています。
対策として有効なのは、FP技能士試験。これ、税法科目がかなりカバーできます。
そして、宅建。行政法規の科目が結構ダブっています(税法も少しあり)。鑑定評価基準も一応でる。
FPの3級が9月、宅建が確か10月か11月なので、時期的にもちょうどよいんではないかと・・・
そして、本日、八重洲ブックセンターの資格試験コーナーをうろついて判明したのですが、FPって、科目が実は社労士と案外かぶっているので、FP受けた後社労士に挑戦するという選択肢も出てくるわけですね。
今の仕事ではわりに労働関係も扱うので、社労士の勉強も案外役に立つんではないかと思われます。
こうやって考えていくと、どんどん楽しくなって脱線し、いつの間にか不動産鑑定士のことを忘れてそうに見えるんですが、やはり、ここはひとつ、簡単には取れない(いや、どれも簡単じゃないんだが)ドカンと大きい資格にチャレンジする気持ちは、50歳になるくらいまでは持ち続けたいと思っています。
とはいえ、6月8日には「個人情報保護士認定試験」にチャレンジすることが決まっていて、今ユーキャンの一問一答集で電車移動中に勉強しているところです。
これ、ちょいと怪しげな民間資格ですが、勉強自体は面白いです。
個人情報保護法の勉強に間違いなくなります。
やっとけば、法律相談とか顧問先からの問い合わせとかに役に立ちそう。
おっと。
やっぱり脱線している感が・・・
2014年5月10日土曜日
四十路、再び、片づける。
珍しく早い時間の投稿です。
とはいえ、ハヤシ、今日はもう結構、やりきったモードです。
昨年の11月くらいに、部屋を広く使おう→片づけたい!!という欲望がムカムカ盛り上がり、都合3週間ばかし、ほとんどノイローゼみたいな感じで部屋の片づけをやりまくっていた時期がありました。
その余波とでも言いましょうか、4月の中くらいから、また妙に、片づけたい!!という衝動に駆られ始めました。
懸案は、両親が宿泊するときのために置いてある布団の収納と、電子ピアノを買いたい、ということでした。
布団は、部屋の美観にあまり頓着していなかったかつての自分も悪かったのですが、両親が圧縮袋に入れて超適当にベッド下に入れてしまい、ちょっとはみ出したりなんかして、汚いったら、ありゃしませんでした。
そこで、自分で布団袋を買い足し、クローゼットの中を徹底的に整理してそこに突っ込んでみたのですが、なかなかに出し入れがしにくそうな感じ。
そして・・・3月くらいから、かなり強烈にカシオで出している電子ピアノのプリヴィアが欲しくなっているわけです。
初めて書きますが、ハヤシは、高校3年生まで14年間クラシックピアノを習っておりました。
習うのをやめた後も、ピアノは好きだったわけですが、自然大人になり、仕事やら勉強やらしなければならなくなると、自然引かなくなるものです。
帰省するたびに、ちょいちょい弾いてはいたのですが、最近とみにピアノが恋しくなっているわけです。
カシオのプリヴィアは、88鍵フルにありながら、幅が140センチなく、音質もかなりよし。卓上に乗せていいてもいいし、別売りの折り畳み式スタンドを使ってもいいという、電子ピアノ界ではかなりの優れもの。50000円前後で購入できます。
とはいえ、小型といってもそれなりの大きさはあるわけで、置くには場所はとる。
で、2つある背高のカラーボックスの1つを畳んでしまい、さらに、ベッドの脚を高くして、布団をきれいにベッド下に収めてしまう。
そこでクローゼットの空いたスペースなどに、はみ出たものをしまってしまおうと考えたわけです。
私が使用しているのは、無印良品のベッド。ちょうど4月の入学就職シーズンに店舗に買いに行ったところ売り切れで、本日やっと届いたわけです。
作業は思いのほか順調で、倒した本棚も残った本棚の後や、廊下にある収納スペースに全てしまうことができました。
これで、リビング部分のレイアウトというか空き具合は、自分が思い描いていた通りに、まあ、なったわけですが・・・
ここにプリヴィア置いていいものか・・・決心がつきかねます。
でも・・・欲しい。
11月に大規模お部屋整理をしてから、あまりものを増やさないようにしようという心掛けを持つようになりました。
部屋の中に物が少ないということがいかに快適か、わかったからです。
部屋を見ると、ふっと、ここを片付けられないか、ここのスペースを空けることができないか、そんなことばかり、考えるようになりました。
書いといてなんですが、おそらく、プリヴィアのために片づけるというのは単なる言い訳で、部屋をさらにすっきりさせたかったというのが、本音なんでしょう。
しかし、このお片付け欲、今まで自他ともに認める片づけ下手のズボラだったハヤシにとっては、アンビリーばぼーな現象です。
なんか、更年期とかストレスとか、そのあたりが原因なんでしょうか・・・自分でもよくわかりません、この衝動。
今回のお片付けは、そこそこ成功だと思います。
この後、ベッド下の布団の収納の仕方などを変更したりする可能性はありますが、ハヤシ的には満足です。
そんなわけで、夕食は依頼者に頂いたマグロの赤身を肴に一杯やってしまったのですが、忘れてはならないのは、明日は不動産鑑定士の短答式の試験日だということです。
受からないのはもちろんなのですが、ここまで気合が入っていないというのも・・・あかんものです。
とはいえ、ハヤシ、今日はもう結構、やりきったモードです。
昨年の11月くらいに、部屋を広く使おう→片づけたい!!という欲望がムカムカ盛り上がり、都合3週間ばかし、ほとんどノイローゼみたいな感じで部屋の片づけをやりまくっていた時期がありました。
その余波とでも言いましょうか、4月の中くらいから、また妙に、片づけたい!!という衝動に駆られ始めました。
懸案は、両親が宿泊するときのために置いてある布団の収納と、電子ピアノを買いたい、ということでした。
布団は、部屋の美観にあまり頓着していなかったかつての自分も悪かったのですが、両親が圧縮袋に入れて超適当にベッド下に入れてしまい、ちょっとはみ出したりなんかして、汚いったら、ありゃしませんでした。
そこで、自分で布団袋を買い足し、クローゼットの中を徹底的に整理してそこに突っ込んでみたのですが、なかなかに出し入れがしにくそうな感じ。
そして・・・3月くらいから、かなり強烈にカシオで出している電子ピアノのプリヴィアが欲しくなっているわけです。
初めて書きますが、ハヤシは、高校3年生まで14年間クラシックピアノを習っておりました。
習うのをやめた後も、ピアノは好きだったわけですが、自然大人になり、仕事やら勉強やらしなければならなくなると、自然引かなくなるものです。
帰省するたびに、ちょいちょい弾いてはいたのですが、最近とみにピアノが恋しくなっているわけです。
カシオのプリヴィアは、88鍵フルにありながら、幅が140センチなく、音質もかなりよし。卓上に乗せていいてもいいし、別売りの折り畳み式スタンドを使ってもいいという、電子ピアノ界ではかなりの優れもの。50000円前後で購入できます。
とはいえ、小型といってもそれなりの大きさはあるわけで、置くには場所はとる。
で、2つある背高のカラーボックスの1つを畳んでしまい、さらに、ベッドの脚を高くして、布団をきれいにベッド下に収めてしまう。
そこでクローゼットの空いたスペースなどに、はみ出たものをしまってしまおうと考えたわけです。
私が使用しているのは、無印良品のベッド。ちょうど4月の入学就職シーズンに店舗に買いに行ったところ売り切れで、本日やっと届いたわけです。
作業は思いのほか順調で、倒した本棚も残った本棚の後や、廊下にある収納スペースに全てしまうことができました。
これで、リビング部分のレイアウトというか空き具合は、自分が思い描いていた通りに、まあ、なったわけですが・・・
ここにプリヴィア置いていいものか・・・決心がつきかねます。
でも・・・欲しい。
11月に大規模お部屋整理をしてから、あまりものを増やさないようにしようという心掛けを持つようになりました。
部屋の中に物が少ないということがいかに快適か、わかったからです。
部屋を見ると、ふっと、ここを片付けられないか、ここのスペースを空けることができないか、そんなことばかり、考えるようになりました。
書いといてなんですが、おそらく、プリヴィアのために片づけるというのは単なる言い訳で、部屋をさらにすっきりさせたかったというのが、本音なんでしょう。
しかし、このお片付け欲、今まで自他ともに認める片づけ下手のズボラだったハヤシにとっては、アンビリーばぼーな現象です。
なんか、更年期とかストレスとか、そのあたりが原因なんでしょうか・・・自分でもよくわかりません、この衝動。
今回のお片付けは、そこそこ成功だと思います。
この後、ベッド下の布団の収納の仕方などを変更したりする可能性はありますが、ハヤシ的には満足です。
そんなわけで、夕食は依頼者に頂いたマグロの赤身を肴に一杯やってしまったのですが、忘れてはならないのは、明日は不動産鑑定士の短答式の試験日だということです。
受からないのはもちろんなのですが、ここまで気合が入っていないというのも・・・あかんものです。
2014年5月5日月曜日
kolorのシャツ、初体験!
お買い物三昧です。
昨日までは、割におとなしかったのです。
なんせ、戦利品は、ギャルソンのポリエステルジョーゼットの水玉シャツにイギリスのヴィンテージのワンピースのみ。
ま、こちらに来る前にギャルソンのワンピとイリアンローブのカーディガンを買ってしまったので、がんがん買い物できない状態ではあったのですが。
いつも行っている例のセレクトショップの店長が体調不良で、今お店に出ていない、というのも理由の1つでしょう。そこのお店、行ってませんし。
が。今日、私はやってしまいました。
本当は靴が欲しかったのです。
仕事で使うカバンが欲しかったのです。
なのに、買ってしまったのは・・・コットンのシャツ。
それも、kolorのメンズのシャツでございます。
以前話したことがあるかもしれませんが、狸小路商店街の中でも、8丁目という、アーケードすらなくなってしまう、都心からは少し離れた地味~な通りのすぐ脇に、通好みのセレクトを扱っているお店があります。
どちらかというと男性客を目当てにしているこのお店。
取り扱いブランドは、メンズだと、kolor、ギャルソンがメイン(札幌はメンズのギャルソンを扱うお店が非常に少ないので、非常に貴重です)。あと、同じ店内でも別なコーナーには、サーフブランド的なものの扱いもあるようです。
ちなみに、レディースのメインはマルニ。後は、マルジェラやクロエ。今回は期間限定で、シーバイクロエも置いていました。
年末年始の帰省の際に、この店で、kolorのメンズパンツを買いました。
このパンツで「メンズパンツの履き安さ」に開眼し、以後、ユニクロ以外で買っているパンツはほぼメンズという状態になっています(というか、ハヤシ的には、レディースの妙にシェイプしたラインは嫌いで、ワンピとスカート以外のアイテムは、すべてメンズの方が圧倒的に素敵でかわいいと思っています)。
両親と妹と珍しく都心に出てきてランチをした後、このお店に妹と行ってきました。
私たちのことを覚えていた女性のスタッフの方が持ってきたのが、私が店に入ってくるときにちら見していたkolorのシャツ。
小さな丸襟で、丈は腰まで隠れるほど。
厚みのあるコットン地に、胸のあたりには、kolor独特の異素材のフリル的な装飾。スモーキーなピンクがベースで、フリル部分に抹茶的緑のキュプラがあしらわれています。
悪いことに今日履いていたのが、ゴールデングースのコットンのグリーンのパンツでした。
細身のパンツに、このながーい丈のシャツのバランス、そして色味のバランスが偶然バッチリのコーディネートでした。
サイズ2ですが(サイズは1から3まで。ですからMサイズだと思います)、肩幅は、レディースでも概ねSサイズを着る私でも、ちょっと落ちるくらい。身幅にだぶつきは一切なし。メンズというよりは、ボーイズといってもいいくらいのサイズ感です。
袖は若干太めで長いですが、くるくる巻くってしまうと、女の子らしい腕まわりになり、むしろ好都合。
で、購入即決。
シャツのボタンはしっかり上まで止めて、首回りはノンアクセサリーで着るのが、おそらくこのシャツの良さを引き立てる一番良い着方と思います。
スタッフの方は、パンツやスカートのウエストにシャツをインすると胸周りの飾りが引き立つとおすすめしてくれました。
確かに手持ちの服では、コムデギャルソンブラックで数年前に買った黒いエステル素材のボリュームのある膝丈スカートにインして着ると、とってもかわいいかなと思います。
が、ここはあえて、メンズ好きのハヤシとしては、男の子気分で、今日の組み合わせに、足下をは素足でスニーカー、みたいなコーディネートを楽しみたい、なんて気もかなりしています。
今回は、結局ギャルソン以外ではセレクト2件に行ったのですが、結果的にどちらもあたり、でした。
つまり、買い付け商品がある程度お店に残っている時期とハヤシのお買い物時期がきちんとマッチしたということです。
こういうセレクトショップ(特に地方のセレクトショップ)は、買い付けてきた商品が出払ってしまうと、次の入荷時期まで、「お店の中スッカラカン」状態に陥ることもままあります。
いくら良いお店でも、そういうときに行ってしまうと、「なんもなかったべや」という超消化不良に陥ります。
さらに悪いことに、この「なんもなかったべや」状態は、割と私が行く店では同じ時期に重なることが少なくない・・・
そんなわけで、本日買った商品としては1つ増えただけですが、kolorのシャツのお値段は、まあそこそこに高いわけで、これを買った瞬間に、私の耳にはどこからか警告音が聞こえ、目の前にはいつの間にかイエローカードが差し出されることとなってしまったのであります。
しかし、お買い物好きの私には、「短期間に好きなものを複数買うと、お買い物トランス状態になる」という危険な病気があります。
それが証拠に、シャツを買った後、思わずプラダに行ってしまい、オジ靴を購入しそうになりました。
ちょっと靴擦れが気になり、足に特徴があって靴に苦労してきたハヤシは我に返って、すんでのところで購入を思いとどまったのですが、これ、サイズばっちり、何の違和感もなしという状態だったら、もうどうなっていたかわかりません。
ちなみに明日も、私は町でお買い物です。
明日の目的は、職場や友人知人等へのおみやげの購入。
あくまで、おみやげの購入。
そう自分に言い聞かせています。
2014年5月4日日曜日
ワタシのソウルフード。
どうも。
札幌に帰省しているハヤシです。
札幌は、例年よりも早く桜前線が到達したようで、今、ちょうど咲いているところです。
4月の下旬にトチ狂ったような気温の高い日が2日ほどあったそうなので、その影響ではないかと思われます。
ゴールデンウィーク前夜、4月25日夜のこと、同じ年頃の友人ら4人と東京のとあるバルで久しぶりに夕食会をしました。
前歯4本全部仮歯、しかもその4日前に抜歯という状況だったのに、ワインなど飲みつつ、久しぶりにほろ酔い加減で、楽しく過ごしておりました。
4人のうち、ふたりは夫婦。夫の仕事で今は東京住まいをしていますが、自宅は札幌にあります。
札幌のおいしいラーメン屋さん、東京ではどこにあるか、なんて話になりました。
札幌出身となると、「ラーメン好き」「スープカレー好き」という前提で話が始まることが少なくありません。
しかし、ハヤシの場合、給食の味噌ラーメンが不味すぎたトラウマで、今も味噌ラーメンが食べれず、辛いものが苦手なためスープカレーにもほとんど縁がありません。
そんな話をしたところ、もう一人の同席者、福岡出身の男子が、私に聞きました。
「じゃ、ソウルフードって、一体何なの?」
思わず口からついて出た私の答。
「まるちゃんの焼きそば弁当かなあ・・・」
そう。
まるちゃんの焼きそば弁当。
これは、北海道の物産店は別として、通常のルートでは道内限定でしか売られていないカップ焼きそばです。
しかも、歴史はかなり古く、私が小学生の時にはすでに存在していました。
麺の戻し湯で作る粉末スープ付き、という他のカップ焼きそばにはないオマケもあり。
どうやら、日本の他の地域では、日清の焼きそばUFOが売り上げ1位らしいですが(ホントか?)、北海道では、発売されて以来、焼きそば弁当が不動のナンバーワンなのであります。
実際、焼きそば弁当が好物なのは間違いありません。
でも、言っときながら、心の中で「ソウルフードっていうのとは、ちょっと違うなあ」なんて思っていました。
子どもの頃の食べ物の思い出にくっついてくるのは、母方の祖母です。
私が弁護士になった翌年に98歳で亡くなった祖母は、晩年は私の実家で暮らしていましたが、結構な年になるまで、浦河町という襟裳岬に近い海辺の田舎町で、祖父と一緒に暮らしておりました。
この祖母が、とても料理上手な人でした。
魚を煮つけるときに水を使わない人でした。
お酒とみりんと醤油とお砂糖、そして昆布を使いました。
そうやって煮つけてくれたキンキは、小学校低学年の私でさえ、とても味わい深く、美味しく感じました。
しその葉で作ってくれた佃煮も甘辛くて、よくご飯と一緒にかき込みました。
北海道の冬の味に「飯寿司(いずし)」という食べ物があります。
これは、鮭やハタハタなどの北海道の冬の魚を野菜と一緒に米麹を使ってつけ込む、昔からの保存食です。
祖母は、必ず鮭を使う人でした。
そして、生臭くならないようにするため、年末の厳寒期に、流水で丁寧に血抜きをして一気につけ込みました。
祖母のは、麹ではなく、炊いたご飯を使っていました。
こうやって作られた飯寿司は、酸味が強く、きりっと引き締まった味がして、売り物のどの飯寿司もかないません。
一番の思い出は、北海道の和菓子「べこ餅」です。
米粉を水で溶いて堅めのペースト状にして(もちろん甘味もつけて)、木の葉のような形にする、やはり保存型のお菓子です。
たくさん作って、食べるときにはあぶったりします。
確か、小学校の4年生くらいの春休みのことでした。
遊びに行った私の目の前で、祖母が作ってくれたことがありました。
「何を作ってるの?」という私の質問には答えず、いたずらっぽく笑いながら、米粉を練っていきます。
どんどんできあがっていくのを見て、私が「べこ餅だ!!」と気づいたときの祖母の楽しそうな顔が、今でも帰省して、べこ餅を食べる度にくっついてきます。
このべこ餅、黒糖が混ぜられた黒い部分と白い部分のコンビで作られるのが普通なのですが、このときに祖母が作ってくれたのは、食紅を使った紅白のものでした。どうして紅白になったのか、理由はわかりませんが。
思い出の食べ物とソウルフードというのは、おそらく違うものなのでしょうが、私の場合、思い出を抜きにして、心に刻む食べ物というのは存在しないような気がしてなりません。
ひどく食いしん坊な私ですが、おそらく自分は食べることに対して「楽しさ」を求めているのでしょう。だから、何を食べたかということより、食を挟んで誰とどんな時間を過ごしたかということの方が、ずっと頭に残っているように思います。
さて、「まるちゃん焼きそば弁当」の話を、昨日前の職場で一緒だった現銀行員の50代男性に会った際に話したところ、「同じ年頃の独身男性がいるところで、ソウルフードに焼きそば弁当をあげることから考えて、まあ、当分彼氏はできないだろう」と言われてしまいました。
ま、そもそも真剣に彼氏が欲しいなら、せっかくの休日に、50代の既婚のおじさまと、コーヒー飲みながら、2時間も金融や不動産担保の話なんかしてませんけどねっ。
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