2014年12月29日月曜日

茫然自失。引退したのはマッチーだった…

タイトル通りです。
宮原知子ちゃん優勝の感動が吹っ飛んで行ってしまうくらいの衝撃でした(今日の演技は、ノーミスの最高レベルの演技でした)。

あまりにも突然。
そして、なんという変な時季!!!
世界選手権出てから引退でもいいだろ~、まっちー(町田君)!!!

多くの人が知っていると思いますが、町田樹くんは、全日本フィギュアの後、世界選手権のメンバーに選出され、その発表時に全日本限りでの引退と世界選手権出場辞退を、発表したのです…

なんでも4月から早稲田の大学院に行くそうで、ひそかに入試を受けていたんだとか。
で、スケートアメリカのショートプログラムの日に合格発表。
選手引退後の「セカンドキャリア」の形成に彼はどうも悩んでいたそうで、で、研究者の道を志すことを心に決めたんだそうです。

どうもまだ関大の学生のようなので、年齢から考えて留年あるいは休学をして卒業を来年3月にずらしたのだと思われます。オリンピックと卒業がかぶるので、そうしたんでしょう。
そして、その間、自分の今後を考えていたのでしょう。

28日の朝に決めた、とマッチーは言っていましたが、それは最終決断をしたのが28日の朝だったということであって、「今シーズンで幕引き」ということは、シーズン当初から胸の内にあったんじゃないのかな、と思わずにはいられません。しかも、年末のこの全日本で幕引きということが頭にあったんじゃないのかと。

だって、そうじゃないと、第九なんて選ばないでしょう。
オリンピックの翌年に、あんなにきつくて、「これでオリンピック戦ってもおかしくない」なんてプログラム、出してこないでしょう。
「今年、日本の皆さんにプログラムを見せられるのは全日本だけ」なんて、やたら全日本を意識した発言。
ショートが終わった後の涙、リンクへの一礼。
グダグダだったにもかかわらず、フリーで「悔いはない」と言い切ったこと。

今にして思えば、町田樹くんという人は、シーズン初めから、12月下旬の幕引きまでを、着々と、そして丁寧に丁寧に進んできたとしか考えられません。

ただ、心の中でひそかに思っていただけだったので、私たちから見ればあまりに突然だったという、それだけのことなのです、きっと。

ハヤシは、寂しくて寂しくて、なりません。
ピュアで、抒情的で激しくて、美しい、ため息が出るようなマッチーのプログラムをもう競技の世界で見れないなんて(アイスショーにはたまに出るらしい)。
しかも、突然、幕が切られたわけですから。この戸惑い、しばらく続いてしまいそうです。

何かともてはやされている羽生君の演技ですが、ハヤシは、正直好きになれません。
彼の演技には、「こうすれば受ける」「点が取れる」というさもしさがあふれているから。
マッチーの演技には、大輔の演技と同様、「自分の世界を表現すればそれでいい。点数は後からついてくる」という潔さ、自分の世界に向き合う真摯さを感じます。
大輔引退後、町田くんががんばってくれることによって、そういう潔さをもうしばらく見られると思っていたのに…

しかし。
引退発表後、プレス向けに彼が読み上げた原稿をネットで見たのですが、そこには、「自分はどうやって生きていこう」と悩み苦しんできた町田君の姿がにじみ出ていて、私は、正直なところ、とても共感しました。

スケート選手と言えば、コーチになるか、振付師になるか、バイトしながらショーで滑るスケーターになるかという選択肢しか、ほとんどない。
町田君ほどの選手になれば、プロとしてショーに出る傍ら、コーチや振付師で、引退後はそこそこ稼ぐことができたはずです。

しかし、彼は、それを良しとしなかった。そういう既定路線に乗ることができず、結局乗らなかった。そして、「研究者」という道にたどり着いたわけです。

そういう不器用さ、単純にすごく好きです。
多くの人にとって、共感できる部分じゃないのかなと思います。
今の自分に疑問を持つ。この先の自分はどうあるべきなのか、どうありたいのか。
世間から見て成功者だろうが何だろうが、そんなことは関係ないのです。

町田樹という男子は、一見ナルシストで不思議な男の子ですが、その実は、とてもナイーブで不器用で、一生懸命生きている尊敬に値すべき男性だったわけです。

フィギュアスケートは、その人の生きざまのすべてがでるスポーツと言われています。
あのもがき苦しむ第九は、まさにマッチーの人生そのもの、のプログラムのような気がします。
そして、それを今シーズン選んだというあたりに、やっぱりマッチーはシーズン当初から今シーズンでの幕引きを考えていたんじゃないかと思わせます。

うーん、寂しいなあ、ショックだなあ。
でも、ハヤシは、ほんの短い間だったけど、今までの日本男子が決して見せてくれなかったオンリーワンのプログラムを踊ってくれたあなたを一生忘れません。
いつの日か素敵な研究者になって、再び私たちの目の前に現れてほしい。そう思います。

ただ…
世界選手権の枠取りは、非常に心配です。
羽生・無良・小塚の3人で、3枠キープできるのかな…
女子はおそらく2枠に減らすだろう、男子は大丈夫と思っていただけに…
計算が違ったよ…

しばらくは、ユーチューブで、マッチーの第九を堪能して、心の穴を埋めることにいたします…

年内の更新はこれで最後になりそうです。
気づけば、始めてから3回目のお正月です。
今年もずいぶん独り言ちました。
来年もどしどし独り言ちます。
みなさん、良いお年を。


2014年12月28日日曜日

村上佳菜子は引退しなくちゃいけないかもしれない。

ども。帰省中のハヤシです。

26日の夜、予定よりやや遅れて午後8時ころ実家にたどり着きました。
その後は、全日本選手権男子ショートプログラムを堪能。
どうやら、仕事関係の皆さんの飲み会があったようで、暗に来いといわんばかりのメールが来たのですが、いわゆる飲みで仕事のつながりを、みたいな世界は個人的には好きではなく、やんわり、さりげなーく無視(というか、大勢の飲み会、好きじゃないんですよね、ハヤシ)。

本日は引き続き、女子ショートと男子フリーを観戦しておりました。

日本の男子選手は、今、群雄割拠の状況で、髙橋大輔引退後も非常に楽しめます(今日のフリーは、ちょっと残念な結果でしたが、個人的に…)。

が、しかし。
女子は、村上佳菜子がいまいちシーズン序盤、パッとせず、宮原知子ちゃんとか本郷理華ちゃんは、日本のトップ選手ではあるけれど、まだまだ、「この子に任せて大丈夫」というほどのオーラは出ていない、ということで、今年の全日本女子シングル、どうなるんやろ、と、去年までとは別な意味での興味をもっていたのでありました。

スケートオタ(そうじゃなくても)なら当然みなさんご存知でしょうが、フジの放送は、基本生中継ではありません(今日は男子のフリーは生でしたが)。
ヤフーの速報で、テレビより前に結果を知ることができます。

私は、テレビの中継を見る前に、村上佳菜子が9位でショートプログラムを終えたということを知ってしまいました。しかも、点数は、採点甘々の全日本で57点代前半という信じられない点数(注:今年は採点が辛かったらしい)。
さらに、転倒など大きなミスはなく、演技直後は佳菜子ちゃん自身、会心の笑みを浮かべていたらしいと…
おー、こりゃこりゃ非常に興味をそそられる、と思い、テレビ観戦に臨みました。

はっきり言いましょう。
正直、57点は、ちょっと厳しいかなあと思いました。
が、しかし、60点台に乗るような演技ではなかった。

まず、3つあるジャンプのうち、1つ目と2つ目が回転不足をとられたとのことですが、素人目に見ても1つ目のコンビネーションジャンプについては、回転不足であることがわかりました。
2つ目のトリプルフリップについては、回転不足とは思わなかったけど、入りのスピードは非常に遅かった。

さらに、スピンでふらつき、ステップもしょぼい(エッジが浅い。きちんとステップを踏めていない)。レベルがきちんと取れていないでしょう。全体的にスピードなかったし。

一見大きなミスはなかったし、クリスティーナに感情移入していて、まあ、演技自体はできていたかなあという感じだったので、会場はスタンディングオベーション。佳菜子ちゃんの表情も「会心の出来でした~」。
で、キス&クライで点数が出たのを見て、凍り付いていたわけです。

おそらく会場では、細かいところまで見えないので、一見ノーミスで「オペラ座」みたいな劇的な曲だと、なんか雰囲気的に盛り上がっちゃうのだと思うのです。

が、テレビで見た感じ、はっきり言って、彼女の演技「ダメダメ」でした。
あれで、よくできたと自分で思っていたのだとしたら、明らかに感覚がずれている。
そして、村上佳菜子の場合、このパターンがもう先シーズンあたりから続いていて、今年は、さらにひどくなっているように見受けられます。
だって、グランプリシリーズの時にも、ショートが終わった後「もうちょっと出ると思っていた」みたいなコメント出してましたからね。

村上佳菜子に関していえば、シニアデビュー時こそは、国際審判の評価も高かったけれど、それは、世界ジュニアで優勝して鳴り物入りでシニア参戦したからであって、その後の評価は落ちる一方。
本当は、オリンピックだって、宮原知子ちゃんが出たほうがよかったんじゃないかと思うくらい。

しかし、村上佳菜子は、おそらく、「自分の何がいけないのか」ということについて、おそらく根本的に理解できていないのです。例えば、ジャンプのずれ、であるとか、ステップを踏む感覚であるとか、分析できていないままズルズルズルズル来てしまって、深い深い迷宮に入り込んでしまっている。

そして、私が最も気になるのは、技術的な進歩がそもそも見られない、ということなのです。

女子の場合、もっとも点数を稼げる技は、コンビネーションジャンプ。3回転3回転の連続ジャンプを跳ぶことは、もはやトップ選手にとっては、最低条件です。

村上佳菜子の連続ジャンプの持ち技は、トリプルトゥループ×2です。
トゥループは、6つのジャンプのうち、一番簡単で基礎点が低いもの。つまり、一番簡単なのを2回繰り返すだけ、なのです。
そして、これ、シニアに上がった時からやっているもので、その後、それ以上難しいものやっていないんですよね…

かつてキム・ヨナの専売特許だったトリプルルッツ・トリプルトゥループは、最初のルッツジャンプがアクセルの次に難しいジャンプで、非常に高得点を稼げました。
が、しかし、いまやロシアの女子選手は、私が知る限り3人はこれ飛べるし、宮原さんも飛べます。
確か、ゴールドも飛べたんじゃないのかな。
ここまで飛べなくても、最初のジャンプを1個簡単なフリップジャンプにしたコンビネーションであれば、アメリカのワグナーが飛べます。
実は、話題になった13歳の樋口新葉ちゃんも、今日これを跳んでいました。

ちなみに、真央ちゃんは、その後飛ぶのに苦労するようになりましたが、17歳くらいまでは、トリプルフリップ・トリプルループという2つ目のジャンプがトゥループより1つ難しいのを跳んでいました(ソチシーズンにまた取り入れるようになった)。
そして、ソチ金メダリストのソトコニコワは、ルッツ・ループというジャンプが飛べます。現役で最高に難しいコンビネーションです、現在。

世界はここまで進歩しているのに、村上佳菜子は、いまだに簡単なジャンプ×2しか飛べない。しかも、それですら回転不足をとられる始末、なのです。

そのことに村上ちゃんは、気づいてないんじゃないのか、今日のあの表情。

まあ、まだ若いんで、彼女。今シーズン終了時にじっくり考えて、時間かけてすべて修正していく、ということも可能であるようには思えます。

でも、ごめん。これ、偏見なんですが、佳菜子ちゃん、そういう我慢強さと賢さがあるように、見えないんだ、ワタシ。

全日本ていうのは、魔物が住んでいるところで、いままでも大どんでん返しが多々起きてきた大会でした。
9位とはいえ、実は4位以降は58点台から57点台に入っていて、しかも、ジュニアの子も確か含まれているので、後半体力勝負になるフリープログラムでは、佳菜子ちゃんが有利な状況にあるとも言えます。
そして、3位の新葉ちゃんとの点差も7点差くらい。今のルールならミス1つで7点くらい簡単に変わってしまいます。

そういう意味では、佳菜子ちゃんが見事に1日で修正をかけて、明日パーフェクトな演技をすれば3位以内に入って世界選手権に出られる、という結末になる可能性もなくはありません。
そういう結末になれば、一気に不振から脱出できるかもしれん。

しかし…さっきも書いたけど、この可能性どうなのかなあ、正直。

で、悪いけど、今回表彰台に乗れずに終わったのなら、佳菜子ちゃん、本気で引退考えなくちゃいけないような気がする。

だって、佳菜子ちゃんに生じている「ずれ」は、たぶん、もう埋められないように思うから。

20歳そこそこの女の子に対して、こんな辛口コメントするのは、おばさんも正直つらいな、ひどいなーと思ったりすんだけど…なんですか、「この子の行く末楽しみ!!」という、選手としてのキラキラオーラが、ないもんなあ、佳菜子ちゃん。

グランプリファイナルに繰り上げ出場できた本郷さんなんかは、ラッキーを身にまとっているせいもあるけど、大きく優雅で自信もって演技できて来て、オーラがわいてきているもの。
宮原さんも、本郷さんとはまた違うけど、昨年の地味~な雰囲気から、一歩シニアっぽい大人の雰囲気に近づいてる感じがあふれているし。

本郷さんには、演技の華やかさ・大きさという武器が、宮原さんには、技術に正確さという武器が、それぞれあるけど、佳菜子ちゃんには、どちらもないですからねえ。

正直、表彰台を逃して世界選手権の出場も逃すという結果になったら、早めに第二の人生にかじを切ったほうが、佳菜子ちゃんにとってもいいんじゃないか、ホントと思っています。

明日、日本の女子フィギュア選手の中で、一番の大注目は「村上佳菜子はどうなるのか、どうするのか」という問題です。
無事表彰台に乗って世界選手権に行くのか。
それとも、表彰台に及ばず、格下の四大陸選手権の出場権は得るものの、引退を受け入れるのか。
個人的には、どちらかの結論になるような気がします。

女子の場合、男子よりも明らかに世界選手権の出場枠3枠をキープするために優秀な選手をしっかりチョイスすべきニーズが高いのです(注:知らない人のために言うと、1年後の世界選手権のくにごとの選手数割当は、前年の世界選手権におけるその国の出場選手の順位の合計額に寄ります)。
ですから、連盟としても、過去の実績とかネームバリュー的なところで、簡単に村上、とも決められないのです。
佳菜子ちゃん、ホントにちゃんとやんないと、アウトだと思います。今年全然結果出ていないし。

そんなわけで、明日の全日本女子フィギュアは、村上佳菜子という女の子の人生と今後も世界選手権で日本は3枠をキープできるかという、この2つが、それはそれは重要なテーマになりそうだ、などと勝手に思ったのでありました。







2014年12月20日土曜日

師走のある週末の独身四十路女。

ひどい天気でしたね、東京。
昼間はそうでもありませんでしたが、夕方くらいから、雨がじゃんじゃん降りだしてきました。

そんななか、ハヤシはお買い物です。
今日予定していた行程は、表参道→東京駅→秋葉原、でした。

表参道の用事は、表参道ヒルズのillian robeにニットを見に行くことと、QUICOで買うでもなく雑貨を見るということ。
東京駅の主な用事は、妹に頼まれていた母のクリスマスプレゼントとお土産用のかりんとう、厳選数十枚出す予定の年賀状を買いに行くこと。
秋葉原では、中古のiPad mini2を物色しようと思っていました。

がしかし、出かける直前、私は表参道に行くなら、プチバトーでTシャツを買ってきてくれという妹の指令のため、まず、ヒルズと反対サイドの通りに出ました。
その通りには(ビルの名前は覚えちゃいないが)、私が愛するコムでギャルソンが入ったビルが…(マルジェラとかも入っているあのビル)。
で、プチバトーでの指令を終えた後、私は、ついついそのビルの中に…

ここのギャルソンは、他店にはないインポートがあってその中でも私は、eggというイギリスのブランドが好きでして…
が、egg=高いということで、最近はとんと買っていなかったのですが…わりに手頃で超かわいいワンピースを見つけてしまい、しかもそれが今日履いていたデニムの上に着るとむちゃくちゃかわいいという代物で…お買い上げ…
そして、カードはなるべき切りたくなかったので、現金で買ってしまいました…

そのため、もうニットなんぞ、QUICOなんぞと言っていられなくなり、私はそそくさと東京駅方面に向かったのでした。
そこで、母のプレゼント用のカンペールのスニーカー(父と妹と一緒にあげるので、帰省したら代金は回収です)、お土産用の麻生かりんとう2缶を購入しました。

この時点で、手に大きな袋を3つ抱えて傘を持つことに…かりんとうは、出かけるときにかけていった斜め掛け鞄に入れることに。

時間は、午後4時半を過ぎたところ。
ハヤシ、お腹がすきました。
荷物もいっぱいで疲れました。

東京駅からは京浜東北か山手線で秋葉原に出て、歩いて帰るのが一番らく。
まあ、12,3分も歩けば自宅です。まっすぐ行けばね。
しかし…最近そういえば、万世橋のマーチエキュートのフクモリに行ってないなあ…ケーキとお茶していきたいなあ…うーん、雨降ってるし、荷物重いし、めんどくさいなあ…でも行きたいなあ…と思い…結局誘惑に負けて行ってしまいました…
それが、メシのブログの写真です。

フクモリを出ると、表はザンザン降り。
まっすぐ帰ろうとも思ったのですが、夕食作るのに葉物の食材がほしい。
でも、こういうのさすがにセブンイレブンでは手に入らん…
ということで、スーパーにもよってしまい、さらに荷物は増える。

結局、左手に袋四つ、右手に傘、といういでたちで歩かざるを得ず、帰宅すると、雨まみれ、みたいな感じになったのでした。

今も玄関にコートとストール、バッグを干している状況です。

そうそう。フクモリを出た後、よせばいいのに、スーパーに入る前、秋葉原のソフマップとじゃんぱらに寄ったのでした。
というのは、今手元にあるacerのWindowsタブレットを売って、中古でiPad mini2でも買おうかと思っていて、査定を店頭でやってるかとか、iPad miniの品ぞろえや価格がどうなっているか見ておきたかったのです。

あのあたりの中古の電気屋って、楽しいですねえ…
普通にヨドバシとかビックカメラとか覗くより、全然楽しいっす。
何がそんなに楽しいのか、ちょっとよくわかってないのですが、なんというか、その時その時によって同じものでも値段が違うのも楽しいし、ちょっとレトロなのも楽しいし、同じ種類でも品物のクオリティが均一じゃなくて、どれが一番いいんだろうと悩むのが楽しいんでしょうね。

カメラも楽しかったのです。ジャンク品好きの人の気持ちが、ちょっとわかるかも。

タブレットとかスマホとかPCって、なんだか新品買うのがあほらしくなってくるような…そんな気すらします。

というわけで、師走のクリスマス前の週末、雨の中、大荷物しょってずぶぬれになりながら東京を歩き回る独身四十路がはた目から見るとどんなふうに映っていたのかわかりませんが、自由に、楽しい1日だったことは間違いありません。

で、この後テレビ東京で大輔と真央ちゃんが出るというので、急いで風呂に入ろうと思うハヤシ、なのでした。

シーユー!!

2014年12月15日月曜日

町田君に見たフィギュアスケートの真髄

選挙が終わりました。
直前になって、自民党単独で3分の2行くんじゃないかという驚愕の情報が流れましたが、ふたを開けてみると、公明党も含めた与党で3分の2は行ったものの、自民党単独だと現状維持か、ひょっとすると若干減らすかも状態。

要は、投票率が低かった分組織票が固い公明党が伸びちゃっただけという結果だったわけです。
アベノミクスが続いていくのかと思うとウーンだけど、憲法改正→アメ公にくっついて戦争参加という最悪のパターンだけは当面回避できたかもしれず、ほんのちょっとだけほっとしたハヤシなのでした。

さて、テレ朝は、選挙ステーションの前にグランプリファイナルの男女シングルのフリーをきちんと放送してくれました。
そして、選挙ステーションがほぼ20時から、開始時間を早めすぎると視聴率が悪くなるというプレッシャーのおかげで、2時間20分というコンパクトな時間に編集してくれたため、無駄なものを見せられることもなく、試合をきちんと堪能することができました。

まあ、試合結果自体は、羽生ちゃんの圧勝でした。
つまんね~。
いや、羽生ちゃんはうまくなった。スケーティングの技術もべらぼうに上がったし、表現力もついた。地位が人を作る、という言葉がありますが、オリンピックチャンピオンになったせいか、風格が出てきて、緩急のある指先まで行き届いた演技ができるようになりました。

が、しかし…フリー後のキス&クライでのあのはしゃぎっぷり…自分の何が人気のもとなのか計算ずくで見え見えなんだよなあ…
選手として凄くても、いまいち好きになれない羽生ちゃん、だったりするのです。

ま、それはさておき。
羽生ちゃんはうまかった。優勝は当然。
が、感動はしなかった。きれいだけど、鬼気迫るものを感じなかったから。

私は、今日、町田君の演技を見て、目頭が熱くなりました。
体調が悪かったという言葉通り、ジャンプにキレがありませんでした。
何回も何回も転んだ。
しかし…いや、だからこそかな?あの第九の真の良さが見えた気がしたのでした。

町田君は、ミスが続いても、懸命にプログラムの世界観を表現しようと滑り続けました。
そして、あの第九のプログラムは素人目にもわかるくらい、過酷なプログラムです。休んでいるところが一個もありません。
もがき苦しみながら舞い続ける姿は、耳が聞こえない苦しみのなか、曲を作りづけたベートーベンの壮絶な苦しみを思わせました。
ベストコンディションでなかったからこそ、町田君が目指した第九の世界を表現できたんじゃないのか…そんな気持ちにすらさせられました。

なんだろう…すごく、よかったです。

そして、ハヤシは確信してしまいました。これこそが、フィギュアスケートの真髄なのだと。
思えば、ソチオリンピック。
高橋大輔は、ろくにジャンプが飛べませんでした。
なのに、圧倒的な表現力とステップワークで、見る者をうっとりさせました。
あの微笑みをたたえた表情は、まさに、あのビートルズメドレーのコンセプトを表したもので、ハヤシ、真夜中に一人、号泣してましたもん…

完璧に滑ることだけが能じゃないのです。
たとえミスがあっても、連発しても、滑る姿をさらすのがフィギュアスケートなのです。
それでも、見る人を感動させられるのがフィギュアスケートなのです。
つまり、自分の生きざまが表現できて、初めてフィギュアスケートなのです。

町田君の今日の姿を見て、彼は、大輔と並ぶ、真のフィギュアスケーターなんだなあと感じました。

羽生ちゃんは、コーチの方針もあるんだろうけど、「勝つ(=金を得る)」ことに主眼を置いてやっている分、そういう、ピュアな部分が見えないというか、あざとさが匂って来るんだろうなと思うのです。

思えば、ジョニ子もそういう意味では真のフィギュアスケーターだったんだろうなあ。
ランビエールもそうだったんだろうなあ。

とはいえ、やはりミスなく完璧に終わり、リンクを去るまでうっとり自分ワールドに浸っている町田君も見たいので、全日本までには体の調子治してね、という感じです。

さて、今シーズンの町田君のプログラム。実は、ショートプログラムも結構好きなハヤシです。
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」…ロマンチックな曲調で、もう、雰囲気は、悲恋悲恋悲恋…
悲恋を生きる男性を、ものすごーくドラマチックに踊る町田君。その世界観は、なんですか、往年の少女漫画、ベルばら的な感じで、あれを恥ずかしげもなく今の時代にやっちゃうところが、なんかすごいなーという。

最後の決めポーズなんて、もう、池田理代子ワールドそのものですよ。後ろから突然真っ赤なバラ100本くらい生えてきても驚かないレベル。

昭和の時代の少女漫画に慣れている四十路女としては、(町田君そのものではなく)あの決めポーズにキュンとなるのでした。

2014年12月14日日曜日

ハヤシのヨドバシカメラ。

土曜に更新できなかった、ハヤシです。
昨日の夜は、弁護士の大大大先輩らに開業を祝ってもらいました。
大先輩とはいえ、全く堅苦しくないお方たちばかり。
私がセレクトした人形町の老舗お好み焼きのお店、松浪は、にぎやかでおいしく、楽しいお店でした。

普段チェーン店で食べていたお好み焼きが、いかに暴力的なものか分かりました・・・マヨネーズもかつぶしもいらない、本当に焼いたものの味だけで味わえるお好み焼きのおいしさ・・・
おすすめです!!

さて、最近、アキバヨドバシに行くことが多いです。
今週なんて3回くらい行っているはず。
金曜日も行きました。洋服のしわを簡単にとれるスチームアイロンを買いに。
火曜と木曜も行っています。夕飯食べに。
火曜の牡蛎フライも、木曜の廻る寿司も、ヨドバシの上のレストラン街で食べたもの。
そして、ついでにカメラコーナーをうろうろし、木曜に至っては、ぬいぐるみを買ってしまう始末。
他にも、タワレコでCD見たり、有隣堂で立ち読みしたり・・・ということで、アキバヨドバシには、特に仕事帰りに立ち寄ることが非常に多いのです。

まあ、こんなによく行く理由のひとつは、言うまでもなく、自宅が割りに近い、ということもあるのですが、ハヤシ、いくら自宅に近くても魅力的でない店には近寄らないタチなので、おそらく、アキバヨドバシは、ハヤシを引き寄せる何か魅惑的なものがあるのだろうと思うのです。

大型の電気店で、ロケーション的に立ち寄る頻度が高そうなところに、他にビックカメラ有楽町店があります。
最近は職場が変わったせいもあってあまり行っていませんが、以前はまあまあ行っていた。

ヨドバシより安いし、ヨドバシでは扱っていないメーカーのものなどもある。日用品などもあるし、決して使い勝手が悪い店ではない。
けど、ヨドバシほどの魅力は感じない(注:有楽町ビックカメラについて言うと、アウトレット館の方が断然楽しい)。

ポイントはいくつかあるのです。
まず、本業の電化製品の販売について。
確かに、価格競争から撤退しただけあって、ヨドバシの小売り価格、ビックより一般的に高いものが多いです。しかし、これも宣伝文句通り、店員の商品知識が抜群に高い(というか、専門的に各ジャンルの商品の知識を語れる店員が、必ずそのコーナーに配備されている)。
休みの日に行くと、そもそも店員さん捕まえるのが大変ですが、専門の店員さんと話すと、「ちょっと待ってください」「確認します」全くなしで、聞きたいことに答えてもらえる。申し訳ないが、ビックは、ここまで配慮している雰囲気はありません。

2つめに、電気製品以外の魅力。
ビックも酒を置いたり、日用品を置いたりしていますが、なんというか電化製品と一緒に置く必然性をあまり感じないし、店舗の雰囲気をかなり安っぽくしています。

ヨドバシの場合、本屋とかCDとかは、ある意味電気屋の中にあっても不自然ではない。CDなんかはわかりやすいと思いますが、本屋だってPC本やスマホ本、アキバというロケーションを考慮すればマンガなんかが置いてあっても何の違和感もありません。
化粧品なんかもあるのですが、これもビューティー用品との関係で言うと、やはりそれほど違和感ないのよね。

3つめに、レストラン街の魅力。
ここまで大型化すると、そして、アキバって、案外気軽にふつうにご飯を食べられる場所が少ないということを考えると、やはりレストラン街の存在はうれしい。
平日でも、仕事帰りのサラリーマンや外国人観光客が食べに来ています。

ま、正直、むちゃくちゃうまい!!というところはないのですが、好きで使っているお店はいくつかあって、個人的に一番のお気に入りは、神田グリルという洋食屋さんです。
ハンバーグ、そこそこおいしいし、お店の人はみんな笑顔で接してくれるし、落ち着く・・・
仕事帰りにちょっとボリューム合る晩御飯を食べて帰りたいと言うときにぴったり、なのです。
ビックカメラの場合は、まあ、レストラン街作る必然性がないのはわかるけど、中でお茶飲むスペースくらいあってもいいよなあと思います。
ドトールくらい、入ってもらってもいいんではないかと。

そんなわけで、ふらっと立ち読みしに、ふらっとCDをのぞきに、PCやスマホの冷やかしに、はたまたご飯を食べに、と今日も明日も明後日も、ハヤシのヨドバシカメラだったりしちゃうわけです。

これでもう少しアキバのアトレが拡大して、お洋服のブランドも恵比寿アトレくらいになってくれれば、アキバもも少し感度が高い町になり、選挙活動中に「大日本帝国憲法万歳」とか連呼するアホなネトウヨも出てきにくくなるんじゃないかと思うんですがねえ・・・

2014年12月7日日曜日

ぐぐたすでお友達を増やそう大作戦。

どうも。
出張から帰って、自宅でゆっくり、つかの間の休日、ハヤシです。
今日はなんだか冷えますなあ…私の嫌いな東京の冬、全開という感じです。

思えば、東京の季節で好きなのって、花粉が終わって梅雨に入る前の5月から6月初旬くらいまでと、9月から11月の頭くらいまででしょうか。うー、短いなあ。
札幌だと雪解けの3月中旬から下旬、雪降り始めの10月下旬から11月中旬くらい、とごくごく限定されているのに…

さて、最近、ぐぐたすでいろんなコミュニティに参加し始めて、そこでお会いした方をバシンバシン、フォローさせてもらっております。
手始めは、水曜どうでしょう。あと、ちょっと法律家のふりをして、著作権・知的財産権、フリーランス(一応フリーランスに入ると思って)に加入しました。
今日は、さらに、北海道とからす会に加入。

なんだろう…今、なんとなく人とつながりたい気分、なのかもしれません。
それも、「同質的」でない人たちと。
この場合、「同質的」というのは、同業者及びそれと類する人々、おんなじ学校を出てきた人々などなど、結構大きな幅でルーツや現在の立ち位置を共通としている人、を指しております。

いや、何も今に始まったことではないのです。
とりあえず同業者以外の人と知り合いになりたいなあという気持ちは、今までも多少あったわけで。
それで、たまに仕事が暇になったりすると、お花の教室にでも行こうかなあとか、いろいろ考えたりするのですが…
実は、もともと人見知りの性格。知らない人の中に囲まれるのは、結構苦手だったりします。
そんなわけで、仕事以外は、ひとりでショッピングや美術館に行ったりして過ごすことが多く、そのため、同質的な人以外と知り合う機会もなく、どんどんどんどん世界が狭まっているのを、自分自身、ひしひしと感じておりました。

さらに、職業病っぽいところもあるのでしょうが、氏素性が分からん人とつながる、ということに対して、とってもとっても慎重なところがありました。
そんなわけで、ぐぐたすなんて、自分でブログやっているのに、自分からサークルに入れている人はごくごくわずか、という状況が非常に長く続いておりました。

その気持ちが、なんだか、ここ最近急速に弱まっているのが自分でもよくわかります。
が、その原因がわかるようなわからんような(突き詰めて考えようとするところがオタクっぽいですなあ)。

まず、本名でやってるFBに手詰まり感というか閉塞感を感じているような気がします。
FBは、本名じゃないと登録できないという一応の建前になっています。ブロックしたい人もわりに簡単にブロックできる。
SNSの中では相対的に安全性・安心感は高いと思われます。
が、そうなるとつながるのは、同質的な人々のみ。

そして、私の場合、8割は同業者。
そうすると、自由な発言が憚られることがあるわけです。
ここはうまく言えないけど、この感覚、わかってくれる人、少なくないんじゃないのかなあ。
気にしないで言いたいこと言えばいいのかもしれませんけど、うちの業界、ほかの業界と同様、広そうで狭い。
アホ発言の1つでも流出してしまうと、私という弁護士の価値自体がずどんと落ちてしまう、しかも、今でもそうそう高い位置にいるわけでもないのに、そんなことになってしまったら、業界で干されるぜ、というそこはかとない恐怖心と実は隣りあわせだったりしています(私のこと知ってる人は、うそだろ、と思うかもしれないけど、これでも結構気を遣っているわけだ)。

匿名性の高いSNSは、発信する側が無責任になりやすくて、その分恐ろしいことが起こりうる…という刷り込みが激しかったのですが…投稿やコメントを見て、気が付くことがいくつかありました。

どんなコメントを返してくれるのか、どんな投稿をしている人なのか、ということを見て、フォローするかどうか決めれば、それほど怖がる必要はないということ。
匿名性はリスクもあるけど、反面得るものもある。
つまり、いろんなコミュニティに気軽に加わることができる。
いろんな人から、自分が知らない世界を見せてもらえる。

そして、ぐぐたすの、少なくとも私が入っているコミュニティは、嗜好性が顕著なせいか、誹謗中傷合戦になることはまずない…みなさん、反応がフレンドリーで若干オタク的で、とても居心地がよい。

もちろん、弁護士としてはボディがら空きではいけませんので、最低限のリスク管理はしていかねば、と思うておるわけですが、自分のイメージよりもやや緩めに、いろんな人々とつながっていいのかなあと肯定的な気持ちになれました。

ここのお友達、リアル友じゃないわけで、そんな友達増やしたって不毛じゃないの?なんていう気持ちも心の片隅にないでもない。
が、しかし、リアルな知り合いでも何十年も会ってない人なんて、もはや、その中身についてはリアルに知りえないわけですし、会ったことあるからといって、その人の本質はわかるわけでもない。
思いもよらぬトラブルが発生することだって、リアル・非リアル、両方ありうるわけですから。

そんなわけで、リスク管理の本質というのは、相手がリアルだろうが非リアルだろうがおんなじなんだろうといことに気付いたところで、今まであまり楽しめていなかった、ぐぐたすライフを、今後はもうちょっと楽しんでいこうかな、と思うちょります。



女子力とやらについて、誰か教えてくれ。

なんとか投稿できました。
今週は3日夜から本日まで大阪出張。
できれば3日、大阪のホテルに着いたら一度投稿しようと思っていたのですが、アクシデントに次ぐアクシデントで、大阪入りが殊の外遅くなり・・・
本日はおそらくバテバテで投稿する元気はないだろうと踏んでいたのですが、今回の出張、思っていたより体力を消耗しておらず、何とか一本書けるくらいの体力が残っていました。

さて、ハヤシが週末に時折行く出張というのは、弁護士業界の研修の講師の仕事でして、今回は日弁連あげての割と大きい規模の研修に駆り出されたのであります。

昨日は懇親会でした(そのお店の看板写真がメシのほうのブログにアップされてます。くしくも先週日帰り出張した時の懇親会と同じ店。リーズナブルでおいしくてさすが大阪!のいいお店です、はい)。講師も研修の受講者もほぼ一堂に会しての会食の席。

私のテーブルは、微妙に女子会っぽい席。そろったメンバーは…

36歳女子独身
48歳女子独身(しかも後輩…OL経験あり、の方ですが)
30歳女子独身

でした。
そして、私も含め、どうやら全員彼氏がいない4名です…(そして48歳はワタクシ同様、フィギュアオタ)。

はっきり言いましょう。
36歳は、一見さわやか系の美人です。スタイルもよい。
48歳は特別美人ではないけど、おしゃれな人。年よりは断然若く見えるし、身ぎれいにしています。
30歳は、一見セクシー系の美人です。ポンギュッポンのうらやましいナイスバディだし。

なのに、なぜだ…どうして誰も彼氏がいないのだ…
私や48歳はもうあきらめなければならないかもしれないにせよ、36歳と30歳なんて、まだまだブイブイ言わせていいはず。しかも美人なのに…

このあまりの惨状に、48歳が、間違ってこの女子会席に座ってしまった60代の?大ベテラン、神レベルの男性先輩弁護士に「どうやったら女子力上がるんでしょう」と聞いたところ、「怖くて言えへんわ」と一刀両断にされました。

そう。
ここなのです。
こんな人に「女子力」なんて聞いちゃうあたりに、すでに女子力のなさがプンプン漂っているわけです。
というか、そもそも女子力って、なんなのよ、ということすら、おそらく誰もわかっていない…今、ウィキしてみたけど、なんか本質的なことが何も書いてないし…
まあ、要は「男にモテる力」ってことなんでしょうかね?

そういうことでいうと、おそらく、そんなことを自分の人生の優先順位の第一位に掲げている人間は、おそらくこの4人の中にいなかったでしょうし、そもそも「男にモテるためにはどうすればいいか」
ということを考える力自体が、自分の含め、みんなないんだろうと、懇親会の会話が如実に物語っているのでした。

例えば。
36歳女子は、どうも私のことを気に行ってくださっていたようで(以前から知っていることは知っていた人。ゆっくり話したのは機能が初めてですが)、
「先生のファッションセンス、好きなんです。どこの洋服が多いんですか?」
「先生がモテないなんて嘘です!!だって、そんなにお肌きれいでおしゃれなのに!!」
「(ギャルソンが好きな女は男にモテないんだよ、というと)え~、うそ~、だって今日の服装、セクシーじゃないですか~(注:スカート部分がちょっとタイトなワンピースを着ていた。が、案の定真っ黒けさ)」
「今度、恋バナしましょ~!!」

つまり、この子の場合、男っ気全くなしの私に女子力を感じているあたりが致命的にずれているわけなのであります。
言われて悪い気がしないので、「あ、ありがとうね!!」とか言っておきましたが、私と恋バナしたって、何の参考にもならんぞ、おまえさん…

そして、30歳女子のほうは、もっと凄かった…
大阪は、今中国人や韓国人の観光客がかなり来ているらしく、非常にホテルがとりにくい状態なんだそうで、ぎりぎりにホテルの予約をした彼女、なんとかわいそうなことに3泊とも宿が別々という状況でした。
で、昨日のお宿が私のお宿の近く。しかも懇親会会場からごく近いということで、私が連れて行ってあげるよという話をしていました。

が、彼女、突如「〆のラーメンが食べたい」と言い出しました。
ちなみに懇親会では結構な鍋料理が出て、〆はラーメン。
彼女の提案、乗る人ゼロ(当然、ハヤシも乗らない。というか、別にラーメン好きじゃないし)。
「しかたないから、ホテルは言ってからカップラーメンでも食べます~」とあきらめたようでした。

私は、無事彼女を送り届けた後、ちょっとホテルでゆっくりしたいなと思い、ホテル近くのセブンイレブンで、コーヒーとハーゲンダッツのストロベリーアイスを買って帰りました。
「夜の9時半にこんなものをぺろりと食べるようではあかん」と若干のうしろめたさを感じながら、至福の時を楽しんだのでありました(これもメシのブログに写真あり)。

明けて今日。
研修会場の講師控えで彼女に会いました。
なんと、昨日ホテルに入った後、「せっかく大阪に来たんだからもう少し飲みたいなあ」と思って再び表に出て、飲み屋で酒飲みながら焼きそば食べた後、タクシーの運転手さんに「おいしいラーメン屋さんに連れて行ってください」と頼んだところまでは覚えているんだそうで。
ラーメン食べたのは覚えてないけど、たぶん食べたんだろなあと。

ええええええええええええ!!!!(心の声)

この話、一緒に聞いていた人間がもう一人いましたが(イケメン男子。年のころからすると本当は彼女におススメしたいのですが、残念ながら既婚です)、二人そろって声が出ませんでした。

ちなみに、クラシックバレエ経験者の彼女、懇親会(つまり一次会ですな)の席で、一緒にバレエをやろうと私を誘っていたのも記憶の彼方なんだとか。

女子力どころじゃない、オヤジ力大爆発です。
もちろん、美人に対して「オヤジ」というのは、気取りがないフランクな人ね、という褒め言葉でもあったりするのだろうが…これ、真正のオヤジ、です。

まあ、それでも、若気の至りで美人の彼女が、こんな無茶やらかしちゃうところに私なんぞはかわいさを感じたりしないのでもないのですが…
いや、それでもいいという男子が多数あらわれるとしたら、私もう、女子力って何なのか、本当に皆目見当がつかなくなります。

今更、そんなものに振り回されてる人生でもないんだけど、この「女子力」というワード、なぞは深まるばかりです。
旬を過ぎたワードではあるが、なんか定番的に定着しちゃった感もありつつ。

だから知りたい。
女子力って何なんだ。女子力あるってどういうことなんだ。
手遅れかもしれないけど、知識としてだけでも、欲しいかもしれないっす。

2014年12月1日月曜日

メシのブログについて。

だめだ…
アドレナリンでまくっています。明日は、急遽朝イチで検察庁に行かねばならんというのに、また、NHK杯の男子フリーの録画観てますよ…

さて、結局この週末3本目の投稿になっているわけですが…これから書こうと思っているのは、実は金曜日の内容証明ネタの際に本当は書こうと思っていたものです。

他のSNSに比べて、ぐぐたすの投稿って、圧倒的に写真が多いですよね(最近だとインスタグラムもそうだけど)。
それも、プロの方の気合が入った写真が多い。

そんな中で、ひとり、延々とその日のメシやおやつ、お茶の写真を載せ続ける、ハヤシの例のブログ。この空気感の違い、すごすぎます。
実は、このブログ、今年の末に年越しそばの写真でもアップしたら、そこで閉じようか、と思っていました。つい3週間くらい前のことです。

理由は、単純にPV数が伸びないというのと、あと、写真を取り逃すことが結構続いた、ということにあります(たぶん、とり逃してるからPV数伸びなかったんだろうと思いました)。

ただ、写真自体がつまんなくなったのかというとそういうわけではなくて、なんかちょっと知り合いのプロのカメラマンの写真を見て(今にして思えばとんでもない勘違いなんですが)「こんなんだったらあたしでも撮れるんじゃないか?」などと思い、発作的に風景を撮り始めたりしてたわけです。

で、これが評判良ければ「ハヤシ、景色を撮る」みたいなブログにシフトしようかと思っていました。
が、こんな手前味噌なプランは、瞬時に木っ端みじんにされました。

実は、かねてより、ハヤシは妹から「お姉ちゃんは食い物の写真だけはうまい」と言われておりました。
この妹、実は10年くらい前にカメラを習っていたことがあり、デジタルだけど一眼の持ち主。以前勤めていた会社の広告用スチール写真なんかも手掛けていたことがありました。
最近、さすがに一眼は使っていないけど、まあ、花の写真なんかとらせたら、やっぱり、構図や立体感が、全然あっしとは違う。

その妹から唯一褒められていたのが食べ物の写真だったわけです。

で、2週間くらい前でしょうか。スマホだったけど一生懸命風景をとって、で、スマホだけど一番これが合うと思う加工を施して、数枚、妹に見せたわけです。どうよ!とばかりに。
そうしたら、「やっぱり食べ物のほうがいい」と、ヤツは言うのです。
「なんで?」と聞いたところ、「食い意地がこもっている」と。

むむむ…
写真はその人の精神を写すという話は聞いたことがあるが…てことは、私の頭、食べ物だらけっちゅうことか。
しかも写っている食べ物って、たいそうなものはあんまりなくて、セルフサービスの店のうどんとか、最悪どん兵衛とか、そんな感じなんすけど。それでも食い物の写真のほうがいいと、言うのか!!

しかし、似たようなことを他の友人からも言われました。
この方、同業者ですが、デジタルじゃない一眼を複数所持して、たまにパチパチやるお方。
「ハヤシさんの食べ物の写真には鬼気迫るものを感じる」らしいです。
メシのブログの写真は、本名でやっている他のSNSにも、一部投稿しているのですが、それを見てのコメント…なんか、配膳とか、栄養バランスとかこだわっているのが垣間見えるらしい(どん兵衛でかよ、とか思ったりするわけですが)。

その後…妹と友人が言っていたことがよくわかりました。
試しに自分的に「イケてる」と思った風景の写真と食べ物の写真(初音の汁粉写真。メシのブログに出ています)をプリントアウトしてみたのです。

風景…気持ち全く入ってない。「で、どうして撮りたかったのかな?」「何が撮りたかったのかな?」と聞きたくなる感じ。
いやね、撮ってるときは、この建物をベースに撮ろうとか、この紅葉の感じがいいから、とか考えてるんですよ。
なのに、実際撮ったの見ると…全然伝わらない。

それに対して、初音のお汁粉写真…単に真上から俯瞰で撮ってるだけなのに…汁粉愛にあふれているのが自分でもよくわかります…

これで腹が決まりました。
食い物の写真しかうまく撮れないなら、それで人を楽しませることを考えてみようじゃあないかと(大げさだな)。

そして、そう思い始めた頃から、ポツポツと、メシの写真に「+1」してくださる方が、出てきたんですよね…不思議です。
知らず知らずのうちに、気持ちがより一層入ってる…のかな?

とにかく、最近「+1」してくれるようになった皆さんのおかげで、このアタクシ、メシのブログをもうしばらく続けていく気になれました。

メシを撮ることは、自分と向き合うこと?
もうしばらくお付き合いください。

ところで!!

プロやそれに近い方が、写真に色々解説的な文章とかポエジーなものを付されていることが多いのですが、それって最近の流行なんでしょうか?
私の好きな「おべんとうの時間」とか「ソラリーマン」とか「世界のシェー!!」とかの文章とも意味合いが違うと思うんだけど…
写真って写真のみで伝えたいことを伝えるってのが勝負だと思ってたんですけど、最近はそういう考え方は少数派なんすかね?

誰か、教えてください!!

さて、寝るぞ…