2017年9月7日木曜日

弱っていると見えること。

木曜に更新してます。
日曜に更新できないかもしれないので。
来週から、この若干弱り目の時に一週間連日開廷、しかもほぼ朝から晩までという酷な仕事が待ってるわけなんであります。
相方が頼りになるんで、助かってはいるんですが。

法廷の仕事で自分がおかしくなる、ということはないくらいの軽い症状なのですが、お薬が、働きすぎたり、寝不足だったりすると、てき面、超急激な睡魔を襲わせるという恐ろしい代物でして…襲われるのは夜だし、その睡魔は休みなさい!というサインなので、別にそれ自体は構わない。が、十分な休息を期間中…つうか、今もなんだが、取れないと思うんだよなあ、来週までは。大丈夫かなあ、自分という、そこはかとない不安が脈々と流れるのであります。

リアルに自分を知っている人の中で、今の弱り目状態を自ら伝えたのは極数人です。
仲の良い友人とか、一緒に仕事をしている人とか。

しかし、なんか同業者の中で、ハヤシが匿名でこのブログをやっていることを知っている人は、自分が想像しているより案外たくさんいるみたいで、その一部はデリカシーのかけらもなく、ハヤシさんのブログにこんなこと書いてあったよねー、知ってる?あの人こんなブログやってんだよ、と匿名でやってる空気も読まないで、陰でベラベラ喋りまくっている方々もおいでらしいのです、はい。

なもんですから、ハヤシの抑うつカミングアウトも、恐らくは自分の想像以上に広まって、昼飯やスイーツのタネにでもなってんだろーなーなどと、かなり冷ややかーな気持ちで推測していたりします。

お医者様によれば、ハヤシは超真面目の超神経質で、こういう状態になりやすく治りにくい、ただ精神病質ではなく、重症化はしにくいんだそうです。
私は、セッタ履いてベローチェに連れてってくれて、お茶飲みながら、こんな話をしてくれるこの先生をお医者様としても、人としても、とても信用してます。

そして、弱ってみて、周りの人が自分をどういう風に扱おうとしてるのか、心のどこかでバカにしてんのか、自分目線でしか人と付き合えんのか、ということが、なんとなーく見えてくるようになりました。

来週から一緒に法廷に立つ同業の友達は、何も語らず、ハヤシのイマイチ行き届かん部分をフォローしてくれてるのがよくわかりました。
まあ、難しい裁判なんで自分がフォローしないと裁判が崩壊するかも、くらいな気持ちがあるのかもしれません。
が、プライベートの付き合いはほぼないとはいえ、とってもありがたい存在だったんだ、と気づきました。

一方で、言葉の端々から、抗うつ剤なんつうものを服用している私を明らかに見下してるよな、こいつ、ハヤシの病は単純な気の病だから自分が振り回すのは構わないよなというのもいました。

信頼していただけに、ちょっとショックでした。
もちろん本人は気づいてないし、面と向かって言えば否定すると思うのです。
無知ほど人に嫌な想いをさせるものはない、と身を持って感じました。

実は、我々が依頼者としてお付き合いする方々の何割かは、精神的心理的な疾患を持っていて、重い統合失調症やうつ病、パニック障害、適応障害、様々です。発達障害の人も結構います。

私は自分のばーちゃんが、人に見えないヒトが見えるタチの人だったので、いわゆる普通にくくりきれない感覚なんて、誰でもいつでも持ちうるし、それを持ってるから、だから生きてく術が乏しいなんて考えたりもしなかった。

でも、仕事でそういう人と会うからこそ、偏見持ってバカにする連中もいるんやな、と、ぼんやり過ごす時間に気づいたりするわけです。

ハヤシは元気です。
いや、空元気じゃないっすよ。
ときおり、うーとかなるけど、でも、仕事もある程度できるし、おしゃれもできるし、ご飯も食べれます。

弱るのも、たまにはいいもんかもしれません。見えなかったものが見えるから。


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