急に本格的な冬が来てしまった感のある札幌です。
昨日あたりから深々と雪が降り始め、根雪になりそうな勢い。
温暖化が進んでいる昨今としては、まあまあ早い根雪かなと思っています。
さて、私、仕事でちょっと困ったことが勃発しました。
弁護士会から呼び出され、照会なるものを受けて、26日までに回答しろと言われたのです。
あまりあれこれ書くと、弁護士会にバレてめんどくさいことになるのでさらっと書くと、実は11月の中頃に、とある弁護士からやたら喧嘩腰の嫌な感じのクレームが入り、事務所として対応不可だったため、その旨伝えて電話を切ったということがあったのです。
そうしたら、そいつが弁護士会に垂れ込みやがって、私が呼ばれたというわけ。
うちの事務所は債権回収を主力業務としているのですが、数万円数千円の債権も多数含まれていて回収コストをそうそうかけてもいられない。
そこで、クライアントから連携された顧客情報をもとに、SMSを携帯電話に送ったりするのですが、クライアントデータが古い場合、元々の債務者が電話を解約(強制解約含む)していて、その電話番号が別人に割り振られていることもあり、人違いの番号に送ってしまうことがごくたまにあるのです。
で、「違うよー」と電話が来たりしたら、丁寧にお詫びをして連絡を止めるというやり方をするのですが、弁護士会側から、そもそもSMS送るってのがおかしいだろって言ってきたわけなんですよね。
ぶっちゃけ、債権回収系の事務所にしてみれば、SMS送るなんて普通の回収方法で、それがおかしいと言われたら、業務が一切できなくなる、死刑宣告に近いことを平気で「おかしい」と言ってきたわけです。
しかもうちの事務所は個人情報にかなり配慮して、誤爆した時に備えて個人情報は載せない、支払えと強制するような文言も載せないと、同じ系統の事務所の中では、かなり穏便な内容のSMSを送っています。
弁護士会から私が呼び出された後、事務所の主要なメンツであれこれ話をしたわけですが、SMSを止めるわけにはいかないので、SMSの文言をいじったり、事務所ウェブサイト上に注意喚起の文章を目立つところに入れたり・・・といった改善策を打つしかない。
それを理解してもらえない場合、最悪調査が入ったり、懲戒されたりという目に遭う可能性があるということになります。
で、私としては、今受けている仕打ちが不条理なことこの上なくて、ちょっと向っ腹立っているところだったりします。
というのも、こういうやり方は、私が事務所に入る前にすでに行われていたもので、それが脈々と受け継がれているわけで、なんで私のところでこういう一大事が勃発するのかという理不尽感がある。
あと、弁護士会の理事者の「田舎弁護士」っぷりも頭が痛いなと思うのです。
要は、弁護士会に所属している法律事務所が、いわゆる街弁の事務所ばっかりだから、うちのように大規模債権回収をやっている事務所のことについて、全く理解も想像もできないし理解しようとする気すらないんじゃないか、そんな気がするのです。
そういう人たち相手に、それ相応の準備をして、数週間以内に、理解を得られるような回答書を作らなければならない私としては、周りの人にできるだけの準備をしてもらった上で、何をどこからどこまで書くべきかということの悩みが深い状態なのです。
「そもそもうちのやり方は間違ってませんよ」と開き直ることもできるのですが、債権回収系の事務所というのは、(おそらくどこの弁護士会でも)「お金がない人から金を吸い上げて弱い者いじめをしている」というくだらない誤解をされていて、立場があまりよくなかったりするので、下手な開き直り方するのもちょっと危険かなあと思うのであります。
甲状腺が原因だと思うけど、体調があまり芳しくなく、ライター仕事もヒーフー言いながらやっている中で、こんなでかい問題が勃発してしまい、頭が痛いったらありません。
私にしてみれば、降りかかった災難以外の何物でもないのです。
まあ、降りかかってしまったものは仕方ないので、できるだけのことやりますが。
事務所に全然愛着がないのに、なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだという理不尽感もかなり感じる年末だったりするのでした。
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