2016年6月5日日曜日

AKB48の新曲があんまりあれなもんで、色々考え込んでしまいました。

昨日の深夜のことです。
見るでもなくテレビをつけていたら、カウントダウンTVが入りました。

さらに見るでもなくつけっ放しにして、昨夜アップしたブログを書いておりました。
そうしたところ、ゲストのAKB48が新曲の「翼はいらない」を披露するとの告知。

最初はブログ書きに集中して聴いていませんでした。
半音下がったユニゾンが耳について、曲を聴き始めました。

ひどい曲ですね。
あれはない。
リスナーもばかにされたもんだと思いました。

なんですか、70年代フォーク風という触れ込みらしいですが、アレンジが中途半端で、全くそういう体をなしていません。
70年代風はそうだと思いますが、あれでは売れない歌謡曲にすらなっていません。

メロディーラインなんて、まるで学芸会のために小学生が作ったように捻りがなく、悪い意味で単純すぎる。

あまりに曲そのものがひどすぎるので、歌詞を聞こうという気にもなれません。

いや、もしかするとそれなりに歌唱力がある人が歌うのであれば、まだマシに聴こえたのかもしれません。
が、最初に書いた通り、そもそも音が取れていないくらいだったため、余計に散々な曲になってしまったわけです。

この曲確か、総選挙の投票券がCDについているもの。
まさに、曲がおまけでしかない、そんな状況です。
投票券がついているから、曲がダメでも買ってもらえるだろう、そんな意識で作られたのではないかと思うほど、いやもう、ひどい。

フォーク調の曲といえば、朝ドラの主題歌だった「365日の紙飛行機」。あれは、新しさはないけれど、歌詞もメロディーも爽やかなアレンジも、とてもよかった。

若干ヤンキー系に見えなくもない山本彩がセンターでこの曲か、という意外性はありましたが、こういう若い子だけを狙えない曲でも、AKBはやりこなせるという可能性を見せてくれたような気がしました。

ひょっとして、その流れで2匹目のドジョウとやらを狙ったのでしょうか。

いやさ、アイドルの曲なんだから、そこまで目くじら立てなくても、と言われるかもしれません。
しかし、ドメスティックサウンドに傾倒し?、70年代から歌謡曲やアイドルの曲を熱心に聴いてきたハヤシとしては、戯言抜かしてるんじゃねえと言いたいわけです。

アイドルの歌にもたくさんの名曲があるのは、いまさら言うまでもありません。ピンのアイドルはもちろんのこと、キャンディーズやピンクレディーが、今でも歌い継がれる歌を残してきたのは、若い人でも知っている人は少なくないはず。

AKBそのものだって、大声ダイヤモンドとかフライングゲットとか、恋するフォーチュンクッキーなんて、名曲の域に入るでしょう。

ヒトは、アイドルの歌に、現在進行形の青春とか、かつての甘酸っぱい思いとか、そういうものを重ね合わせたりするものだと思うのです。
そういう意味で、特に女性アイドルが歌う歌っていうのは、曲のクオリティー、とても重要なはずなのです。

しかし、恋するフォーチュンクッキー以降は、朝ドラ主題歌以外に、AKBはこれ、という曲はなし。
主題歌は、ドラマの世界観を表現しなければならないものですから、タイアップのない曲と同列には扱えませんし。

去年の、まゆゆが選挙でセンター勝ち取った曲だって、特段話題にもなりませんでしたしねえ…

AKBグループの曲で話題になったといえば、最近発売されたらしいHKT48の新曲が女性を差別していると批判されていたことくらいでしょうか。

秋元康自身が48グループに飽きてきたのかなあという気がするんですよねえ。
なんか、あきらかに力入ってないよね。

46系は、新たに欅坂46とかいうのができちゃって、デビュー曲もなかなか印象に残る雰囲気を醸し出しておりました。

年長組になるとかなり蓮っ葉な女子が多くなるAKBグループより、純情清潔が売りの46グループの方が、推しってことなんでしょうかね、秋元さん。

大人の都合であんなひどい歌を歌わされる女の子たちもかわいそう。
入るときには、大人の汚い世界なんてわからなかっただろうしね。

こういう大きなアイドルグループというのは、踏み台にするのが正しい選択肢なんだろうな。
所属している数年の間に自分の方向性を見つけて、とっとと見切りをつけてピンになるのが、悲惨な人生を送らないコツなんでしょう。

そういう意味では、今や地道にマルチタレントの道を歩いている秋元才加ちゃんとか、事業家として成功した川崎希ちゃんの選択は成功例のひとつなのかも。

うーん、話が膨らみすぎました。
本日の独り言はこの辺で。

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