本日、実家から月に1度の食材便が届きました。
どんなものが届いたかについては、「食事とおやつ」 ブログに投稿済みですが…
荷物を送った金曜日、夜に電話でお母ちゃんが「サプライズが入っているから」と言っていました。
そのサプライズが、柳宗理のナイフ(18センチ)と片手鍋でした。
ゴールデンウィークに帰省している最中のこと。
近所のスーパーで、お買い物ポイントにいくらかプラスして、とってもお得に柳宗理の包丁やお鍋が手に入れられるというキャンペーンをやっていました。
今使ってる包丁、切れないんだよねえ。
柳宗理の鍋はさあ、いつか手に入れようと思ってたんだよ~。
などと何気なく話しました。
それがどうも、事実上の催促になっていたらしく…
うちのオトンやオカンは、とても善良な人たちなので、娘に催促されたなんて思っちゃいないんですけどね。
切れない包丁は危ないし、そういえば、ひとり暮らし始めるときにはバタバタしていて、まともな鍋も持たせなかったわ。
大方そんなことを考えたのでしょう。
スーパーでゲットして送ってくれちゃったのでした。
早速使いました。
ナイフで、最初に切ったのはキュウリでした。
「切っている」という手ごたえが、ほぼない…
「えーーーー!!!」というくらい、すとんすとんキュウリが切れる切れる。
人参もしかり。
いつも最後は裂けちゃってた油揚げも、もうきれいにスムーズに切れていきます。
切れる包丁って、なんて気持ちいいんだ!!
今まで私が使っていたのは何だったんだ!!
包丁もどきだったのではないか!!
などと目の前にバラが広がるくらいのそう快感を感じました。
そして、油断して刃先に左手の人差し指を当ててしまいました(全く大けがではありません)。
そして、片手鍋。
元々「機能美」を象徴するようなデザインだな、と思ってはいたのですが、正にその通りでした。
鍋蓋と本体にある「羽」の部分。
あそこの部分が本当にすごいのです。
煮物なんかを作るときには、中の温度が過剰に上がりすぎないようにするため、少し蓋をずらして常軌を出したりします。
柳宗理のお鍋は、この蓋があることによって、安定して蓋をずらすことができるのです。
鍋の中に蓋が落ちるなんて全くない。
しかも、蓋と本体の羽が互い違いになるようにずらせば、中の様子が、少し見えたりするんだな。
素材やフォルムのおかげなんでしょう。熱伝導がとても良いようで、仕上がりが早い。
出来上がりもふっくらしていますし。
洋服でもなんでも、ただ飾るだけのデザインというのは元々好きではありません。
こういう機能を追及して、ここにポケットやファスナーを配置している、とか、こういう素材を使っているとか、そういう必然性のあるデザインが好きです。
調理器具っていうのは、本来「機能美」を詰め込むのにはうってつけのものではないかと思うのですが、実際選ぼうとすると、なかなかそういうものには出会えません。
機能的なものでさえあればいいというのであれば、100均でも買えるけど、美しさがあるかと言われれば、ないもんね。
鍋の機能美の話ばかりしてしまいましたが、包丁も、また姿が美しいのです。
柄と刃の部分の素材が同じで、柄の部分も直線的ではなくカーブを描いている。
実は、このカーブのおかげで、握った時のおさまりがとてもいいのです。
これもまたストレスなく物を着れる秘密ではないかと思います。
いや、すごいわ。柳宗理。
台所に立つ楽しみが増えました。
今回は写真つけます!
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