やはりというか、韓国が、不正採点だとかわめいているらしいですね、女子フィギュア。
スケート連盟は、韓国の不正の調査要請をあっさり断ったそうですが。
韓国人の今回の件に関する騒ぎ方は、「キムヨナが一番に決まっている」という大前提に立っていて、まるで、新興宗教の信者のようにさえ見えてしまいます。
まあ、もっとも、キムヨナは韓国人にとって、ある意味宗教なのかもしれませんけどね・・・
それはさておき。
オリンピックも、もうまもなく終わりです。
竹内智香さんも、パラレル回転の方は決勝一回戦で敗れてしまい、この後メダルの可能性があるとしたら、スピードスケートの団体パシュートくらいになってしまいました(とはいえ、準決勝の相手はオランダだからなあ。3位決定戦に回って銅メダル確保、というところでしょうか)。
この間、結構色々な種目を観てきました。
スノーボードのいくつか。
スキージャンプ。
ノルディック複合。
モーグル。
カーリング。
フィギュアスケート。
たまに、アルペン。
まあ、当然のことながらそれだけいろんな方の解説を聞くことになるわけですが、解説って本当に大事なんだなあと痛感しています。
解説の善し悪しで、その競技の見方を学べるか、目が肥えるか、が決まります。
まず、本田武史。さすがの安定感です。
演技中、「今どんなジャンプを飛んだか」や簡単な解説を結構やっているにも関わらず、演技後もリプレイを観ながら、かなり詳しい解説をしていきます。しかもわかりやすい。
また、この人、声が静かでしゃべりも落ち着いているので、耳障りな感じもない。群を抜いてうまい。
かつて男子シングルの解説は、五十嵐文男さんがしていて、この方の解説もかなり安定していたのですが、見事に引き継いでいます。
本田さん。
女子の解説も、お願いできませんか。
八木沼純子をどうにかしてください。
この人、演技中「スピードに乗れています」「うーん、今のは回転が足りてなかったですかねえ」くらいしか言えないし、なにしろ、飛んだジャンプの種類、たまに間違えて言ってますから(特に、サルコーとループの間違いが多いような気がする)。
さらに、演技の後も、どの選手に対しても「スピンやステップでは加点がつくので」・・・
本当にわかってんのか?
ってか、どうして、荒川静香じゃないの!!
荒川静香の解説は、若干言葉が多いですが、やはり本田武史並の安定感で、さらに、どういうスタンスでこの曲を演じているかなど、技術的なことにとどまらない深い解説もあり、すばらしいのです。
お願いだ!!ギャラの都合で荒川静香がだめなら、本田武史にやってもらってくれ。
別に男女こだわらなくていいですよねえ。
だって、ジャンプは女子も男子も原田雅彦がやってるじゃない(まあ、女子で唯一解説ができそうな山田いずみさんが、沙羅ちゃんのコーチですからね・・・)。
その原田ですが、たまにいる「自国の選手をやたらほめちぎる」系の解説です。
アプローチの姿勢とか、飛形とか、一生懸命しゃべろうとしているんだけど、本来口がうまくないのか、なかなかわかりやすく表現できない。
で、やたら、葛西とか伊藤とかの日本人選手のトライアルを「よかった、よかった」とほめまくって終わっちゃうと言う・・・
原田の口から「悪くはなかった」と出たときは、たぶんかなり芳しくないのだと解釈できます。
でも、ま、声が耳障りではないので、若干「学ばせる」解説という意味で不満は残るものの、「次はやめてくれ」とは思いません。
うまかったなあと思うのは、カーリングの解説を全て一人でこなした敦賀信人です。長野オリンピックの時に3センチ差でアメリカに負けて号泣した、あの方です。
ほぼ連日出てましたよね。
男子も女子もこの人でしたよね。
しかも、カーリングって、どこにストーンを置くかという戦略と、その戦略通りにどのようにストーンを投げるかという技術面双方について常に試合の展開を見ながら判断して、解説しなければなりません。
すごく集中力が必要なはず。
なのに、崩れることなく、非常に冷静に、ストーンを投げようとしているチームが今何を考えているのかを、とてもとてもとてもわかりやすく解説してくれました。
私もカーリングの試合は好きでよく見るのですが、今回、敦賀さんの解説を聞くことによって、多少、次にどこにストーンを置こうとするか、わかるようになってきました。
心配なのは、彼の生活です。
敦賀さん、常呂町の漁師さんです。
今、ホタテ漁の最盛期のはずです。
ホタテ漁ってたほうが、儲かっていたんじゃないんでしょうか。
でも、4年に1度くらいはホタテを犠牲にして、今後も解説をお願いしたいと思うのでありました。
全然だめだったの。ダントツで、荻原健司です。
ノーマルヒル個人も、ラージヒル個人も、団体も、どれもこれも解説になってやしませんでした。
ノーマルヒルでは、渡部暁斗がいいジャンプを飛び、クロスカントリーでもドイツの選手に引けを取らずに走っているのを見て、素人のように大興奮。それでなくても、耳障りにでかい声をさらにはりあげて応援に終始して終わりました。
ラージヒルでは、クロスカントリーで、同じく渡部が先頭集団に食い下がりながらも前に出られない様子でいるのを見て、「そろそろ前に出て行かないといけませんよ」と言ったのが唯一解説らしい解説で、渡部が転倒したときには、「これはいけません、これはいけません!!」と叫ぶだけでした。
これはいけないということは、テレビの前にいる素人だってわかるのよ。
そして、団体では、話をする気力をなくしたのか、声も張り上げず、たいして応援もせず、解説もせずに終わったのです。
弟の次晴の方はテレビ東京のオリンピック番組の司会だったそうで、渡部がメダル取ったときに、生で大号泣したとか・・・
双子の兄弟そろいもそろって、ぷんぷんと、松岡修造臭が漂うのです・・・
荻原系のダメ解説で忘れてはいけないのは、モーグルの三浦豪太です。
もう、マイクの向こうから彼の鼻息が聞こえてきそうなくらい、最初から興奮しきって始まります。
で、彼の場合、荻原と違うのは、一応技術的な説明をしようとしているのですが、興奮しすぎているので、「テレビの前にいる一般人にわかるように言わねばならない」という使命が、見事に頭から飛んでしまうようなのです。
外国語かはたまた宇宙語か、と思うくらい、さっぱり何を言っているのかわかりません。
で、たまに言っていることがわかるときには、「いいですよ、いいいですよ!!」「すごい、すごい、すごい!!」と叫んでいるだけという・・・
確か、モーグルはここ数回ずっと彼だと思うのですが、やっぱり、これってあれなんでしょうか、父親が三浦雄一郎だからという、2世の強みで仕事をもらっているということなんでしょうか。
あと、目立ちませんが、スピードスケートの白幡圭史、男子アルペンの木村公宣、女子アルペンの川端絵美の解説は、いずれも、非常に落ち着いており、興奮せず、かつ素人にもわかりやすいというお手本のような、本田武史系解説なのでした。
私は、スポーツ中継は無駄を省いたNHK式が好きで、民放で見た中継はひとつもありませんでした(ちゃんと受信料払ってますよ!!BSも含めて)。
民放は、タレント性が高い元選手を連れてきて、やたら騒々しくやるので、苦手なのです。
荻原とか三浦豪太とかは、どっちかというと、民放のゲストで出るのが似合っているような気がする。SMAPの中居くんとか、嵐の桜井くんとかと絡んでいる方がよさそう。
ピョンチャンでは、ノルディック複合は河野さん、モーグルは附田雄剛さん、頼みます。
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