2025年11月12日水曜日

理解者?の存在と障害年金とヘルプマーク

ただいま11月12日水曜日16時少し前。事務所にて勤務中です。

本日は午前中、開業の関係で弁護士会や銀行を行ったり来たりして若干疲れましたが、その後一見てんこ盛りに見えた仕事が割と早く終わったので、ABEMATVで相撲を見ながら、ブログを更新することにしました(NHKは17時まで国会中継中なのでABEMAで見るしかありません)。

本日も内容は3本立てなので、項目立てして書きたいと思います。


1 理解者?の存在について

私が現在勤務する法律事務所には、なんと顧問弁護士がいます。

法律事務所に顧問弁護士ってそりゃ何じゃ・・・と思う方もいると思いますが、最近たまに、スペシャリストな弁護士とか権威ある弁護士なんかを比較的若年層が多い法律事務所のご意見番に添えることがあったりして、うちの事務所にもそういう弁護士がいるということです。

私は、その顧問弁護士の先生は結構頼りにしていて、一昨年、事務所の業務の関係でとばっちり的に懲戒請求を受けた際にも対応してもらいましたし、事務所でパワハラ問題が生じた際にも(私じゃないよ)ご尽力いただきました。

辞めるに当たって、ちょっと挨拶くらいは必要だろうと思い、先日手土産を持って事務所を訪ねたわけです。

開口一番、その先生は「あそこの事務所は厳しいよね~」と言われました。

つまり、債権回収以外の主力業務がなく、弁護士は、電話対応の後始末とか、ちょびちょびっと契約書のチェックくらいしか仕事がない、それじゃやりにくいのは当然だと言ってくれたのです。

他の業務も取り入れていかないと弁護士は増えていかないということをこれまでにも東京の本部の方にアドバイスしているようですが、そこんとこが全然うまくいっていないという認識を持っていらっしゃいました。

私が「あそこは法律事務所じゃない。債権回収会社の下部組織だ」とかなりはっきり言ったことについても同意してくれました。

私は、自分が今の事務所に抱いていた違和感が自分だけのものではなかったことがわかり、かなりホッとしたのでした。

やっぱりね~、弁護士は、もらえるお金がいいだけじゃモチベーションにならないんですよね。

仕事にやりがいがあるかとか、面白いと思って仕事ができているかとか、そういうのすごく大事です。

その辺を放置して事務所を動かそうとしているのは、所詮、事務所の「所有者」が債権回収会社で、その人たちが「弁護士が本質的にどういう人間なのか」ということをわかってないからです。

居着いている弁護士は数人いますが、はっきり言えば、この事務所を出たら使い物にならない人たちなんだろうなと思います。債権回収以外にほぼできないわけですから。

自分は、そんな人たちと一緒になりたくないからいち早く出ることにしたわけです。

出た後は大変だろうと思うけど、やっぱり出ること自体は正しい選択だったんじゃないかなと思えています。


2 障害年金について

現在、かかりつけ医に障害者手帳の申請のための診断書を作成してもらっている最中ですが、それとは別に障害年金も申請したら?と公務員の友人に助言され、先日、障害年金専門の社労士事務所で相談を受けてきました。

すごく詳しく聞き取りをしてもらって、全部で1時間半以上話しました。

その上での結論ですが、現状では難しいだろうということでした。

一人暮らしで一応自立して生活することができているというのが大きな理由でした。

たとえば、家族が定期的にやってきて、食事の世話とかしてくれればよいのだけれど、障害があるとはいえ、一応自分で生活が回せてしまっているので、年金での支援の対象にはなりにくいということです(掃除も食事の支度もめんどくさくてたまりませんが)。

年金を受けるためには、福祉サービスを入れて食事を作りに来てもらうとか掃除をしに来てもらうとか、訪問看護サービスを受けたりするのがよいと言われました。

が、他人が家に入り込むことになるのでちょっとそれは・・・というと、自閉症スペクトラムの人はその辺りがやはり抵抗があることが多いと言われました。

で、一度申請が蹴られてしまうと、その後再申請しても、よほどの事情変更がないと通るのは難しいらしいということもわかりました。

話を聞いていると、今は申請しどきじゃないなと思いました。

将来的に、もっとメンタルを病んで本当に家事とかおぼつかなくなることが出てきて、福祉サービスを入れたりした場合に年金申請するのがいいかなと思いました。

・・・まあこういう状況になってしまったら、弁護士業がおぼつかないんじゃないかって気がしますけどね・・・

念のため自立支援医療の方も受けられるかどうか確認してみましたけど、こちらも全然無理そうでした。

まあ、手帳が取得できるだけで万々歳だろということなんでしょうね。それでよしとしたいと思います。


3 ヘルプマークについて

外から見て障害があるかどうかわからなくても、他人から配慮やサポートが必要な人がつけてよいとされているヘルプマーク。

人混みを歩くとちょっと恐怖心を抱くこともあるし、不安が大きいときには心あらずで歩いていることもあるので、自分も持った方がいいかなあとこの前から考えていました。

だけど、つけて歩くことに抵抗もありました。

今の職場の人の目にとまると、「○○先生なんか障害があるの?」という偏見を持たれそうですし、つけていることで嫌な目に遭うことがありそうな気がして。

ただ、手にしておきたいという気持ちもあり、昨日地下鉄の駅事務所にもらいに行きました。「もらえますか?」と駅員の人に尋ねると、あっさりもらえました。

手元に来たけれど、やはりつけるのには勇気がいる。そんな風に思って、私に障害年金を申請してみたら?と助言をくれた友人に「もらってきたけど、つけるかどうか悩んでる」とメールしました。

そうしたら、友人はこんな返事をくれました。

「自分は、手術した後、移動中にぶつかられたりしたら痛くて嫌だから、人混みに入るときとかラッシュの電車に乗るときにつけていた。いつもつけなくても持ち歩いておいて、調子悪いときにつければいいんじゃないか?」

なるほどね、と思いました。

劇的にメンタルが落ちてぼんやりしながら出歩いているときなんかにつけるといいかも。こういうときは、ぶつかったり転んだり危険がいっぱいなので、「この人危ないですよ~」という信号になるかもしれません。

今日から、小さなポーチに入れて持ち歩いていますが、それだけでもちょっと安心感があります。

おそらく1月か2月に障害者手帳がもらえると思うので、そうしたら、一緒にしておこうかなと思っています。


実は、発達障害のことについて語るだけのXアカウントを作りました。

そこで、発達障害や不安障害のことで辛く感じている気持ちを吐き出すことにしました。

別にフォロワーとか全然増えなくていいです。自分の吐き出し口を作ることが目的だから。

親も妹もほとんどの友達にもカミングアウトするつもりがないので。

Xに「障害者は孤独だ」と書いていた人がいたけれど、それは本当にそう思います。

無理するつもりはないし、無駄に頑張るつもりもないけれど、「ちょっと壊れている」健常者の仮面をかぶって生きてくことにするしかないかなあと感じています。


相撲も佳境に入ってきました。ではでは。




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