名古屋に行く前の一年ちょっと、東京に住んでいました。
その時住んでいたのはJR中野駅の近くでした。
弁護士になりたてで、なれない仕事で夜も遅くて、何時に帰っても賑やかでご飯にもありつける中野が大好きでした。
休みの日は、表参道や吉祥寺で遊んでいました。
三年と少し名古屋にいて、42歳で東京に戻りました。
名古屋の暮らしで自炊が好きになり、新しいものが見たいという気持ちよりも、自分が落ち着けるものに囲まれたいという気持ちが強くなりました。
ま、年とったわけですな。
で、東京に戻ってきた私がはまっているのは銀座。丸の内も好きだし、六本木も好きなんだけど、時間があれば、有楽町から銀座をブラブラ。
タモリが、銀座はブラブラする街だと言ってたけど、歩けば歩くほど、そう思う。
別にブランドショップなんて、どうでも良いのです。今はギャルソンがあれば、服は良いのだ。
銀座は、路上で野菜やフルーツが思いつきで買える、乾物を売るおじさんの声が聞こえる。路地に入れば、古くからの花屋さん、美術館級の絵画を置く画廊、靴修理専門店、日常使いの骨董屋。かと思えば、お使いものに使える高級お菓子屋さんにクラシックな喫茶店。
日本有数のショッピングの街は、人々の日常を支える物を懐深く抱えている街なのです。
昨日は歩きすぎて、脚がパンパンになってしまいましたよ。
最近は、あ、これが欲しいから銀座のこの辺に行ってみようとか、仕事帰りにもふらっと寄るようになりました。まだ、HANAKOとか、頼っちゃってますけど。
銀座を立派に使いこなせるようになれば、立派な大人の女と言えるかも。
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