忙殺されています。
明日は日帰り神戸出張です。
まあ、いつも年末帰省前はこんなものですが。
新幹線の中で仕事をするのは嫌なのですが、明日ばかりはそうも言ってられないかもしれまへん…
さて、来週末はいよいよフィギュアシーズン前半戦のクライマックス、全日本選手権です。
その前にふと振り返って気付いたことがありました。
男子フィギュアで若干ながらも心ときめく選手たちを並べてみると、一定の傾向があるということに。
面白枠(金ちゃん、マッチー)とか「さておき応援」枠(ジェイ子)は置いといて、ガチで結構好きな男子選手を現役+割と最近まで現役という感じで並べてみます。
宇野昌麿
ネイサン・チェン
デニス・テン
高橋大輔
ステファン・ランビエール
共通点、あるなあとしみじみ感じ入ります。
リンクの外で「おしゃべり」が過ぎない。
演技が終わった後のお辞儀やキス&クライの態度がそっけない(つまり過剰なファンサービスがない)。
芸術性が高い(ネイサンはもうちょっとだけど)。
そこはかとなく色っぽい。
要は、今風のイケメンさんではなく、職人気質で硬派な色気のある「男は黙ってサッポロビール」(ふるっ)な感じの皆様たちばかり、ということです。
で、気付いたのです。
今までハヤシ、自分が好きな男性のタイプ、というものがわかりませんでした。
「好きになった人がタイプでーす」みたいなおバカなことをいうしかありませんでした(まあ、最近は誰からもそんなことを聞かれなくなりましたが)。
今まで(とはいえもう9年ばかりお付き合いした男性はいなかったりするが)お付き合いした男性のタイプもバラバラでした。
一番最初に付き合った人は、不細工でした。
次に付き合った人は、商売人の息子のくせに妙に安定志向で、ハヤシに専業主婦をさせようなどとあほなことを考えていました。今は公務員になってそこそこ出世しているはずです。
三番目に付き合った人は、若死にしました。
四番目に付き合った人は、マザコンのぷーたろーで、別れる直前に怪しい不動産ころがしになりました。その後金髪で銀座を闊歩していたという目撃情報がありましたが、今は生きているのか死んでいるかもわかりません。
五番目に付き合った人は、酒を飲むと真夜中に電話してきて朝まで寝かせてくれませんでした(しかもひどいこと言ってるのに、電話をかけたことからまるごと忘れるような人でした)。
一貫性がまるでなく、しかも付き合う男の趣味がダダずべりに悪くなっていったことは間違いありません。
「男性」というものに対して自分には見る目がなく、「こういう人が好き」と自信を持って言える部分もなく、そのうち仕事で、それはそれはひどい男ばかりを見てきたので、「男性と自分」という関係性でものを考えることをしなくなりました。
フィギュアの世界でガチンコで戦う男の子たちを見ているだけで満たされるようになりました。
男子フィギュアが好きだからといって、仕事も財産も投げ打って全世界追って見に行こうという気があるわけでもなく(ちょっと実物見たいなと思ったりはするけれど)、でもそれなりに結構好きな選手がいるので、ふと考えてみたところ、さっき書いたような共通点があることに気づき、
これや。
と思ったのでした。
そう。
「男は黙ってサッポロボール」な男子こそ、ハヤシの好みの男性だったわけです。
絶滅危惧種です。
もはや、限られた世界にしか生息していません。
しかも同業者の男性は弁が立ってなんぼ、の人ばかり。
日常生活で会えるわけないはずだよ。
そういや前にも書いたけど、少し年上の女友達に「白い馬に乗った王子様なんていないのよ!!」と言われたことがありました。
ハヤシにとって「白い馬に乗った王子様」は黙ってサッポロビールを飲む男子、なわけです。
なるほど、絶滅危惧種だから、そうそう簡単に来るわけがない。
でもね、ほんと、「来てくれる」ことをあんまり期待してないんだよなあ、たぶん。
だって、白い馬に乗った王子様も黙ってサッポロビールを飲む男子も、一緒にいるとなると、それだけっていうことにならないもんね。
王子様だって馬を降りて、ボリボリ腹を掻くかもしれないし。
サッポロビール男子だって、戸棚の上の埃なんかを人差し指でスーとかやるかもしれないし。
そゆこと考えると、見てるだけの幸せを優先したいんだよな、ワタシ。
総括すると、アラフィフのハヤシは、今まで濃ゆい男ばかりにやられてしまったのか、「観賞用」として男性を楽しむことが一番の楽しみであるという域に達してしまったということのようであります。
さて、片づけて出張の準備でもしよう。
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