2019年9月22日日曜日

久しぶりにツボにはまった、スピッツの「優しいあの子」。

100作目のNHK朝ドラの「なつぞら」も、明日から最終週となりました。


予告を見ると最後の週は、十勝にゆかりのある人が大集合して大ハッピーエンドとなりそうです(つまり、ドラマとしてはあまり見る価値のない展開になりそう)。

「なつぞら」は実はあまり興味がなくて、途中までほとんど見ていませんでした。
ドラマを毎朝見るようになったのは、実は、9月に入ってから。
マコプロダクションのアニメ「大草原の少女ソラ」に興味が湧いたからです。

どう考えてもカルピス名画劇場枠で放送された「アルプスの少女ハイジ」がモチーフではないかと…絵もハイジっぽいし(元々ジブリにいた方が作画されているそうです)。

ハイジが大好きな私は、そのハイジっぽいソラに惹かれて、「なつぞら」を見るようになったわけです。


*ちなみに、「ハイジ」は今年放送されてから45周年だそうで、グッズが販売されておりました。ふと見つけてしまって、大興奮でいくつか買ってしまいました*





それはさておき。

ドラマ本編には当初あまり興味が持てなかった私ですが、ほぼ毎日、オープニングだけは見ていました。

スピッツの「優しいあの子」が聴きたかったからです。

*「優しいあの子」


私は、古いスピッツの曲が好きでした。
どれくらい古いのが好きかというと、「ロビンソン」の前。
デビューしてから5年くらいの間の、スピッツがあまり売れていないころの曲です。


シングルベストも発売されているので知っている方も多いと思うのですが、古い曲の中にも、名作はたくさんあるのです。

例えば私は、デビュー曲の「ヒバリのこころ」やスピッツ史上最も売れなかった「夏の魔物」、「魔女、旅に出る」が大好きです。
3枚目のアルバムの1曲目にしてタイトル曲「惑星のかけら」のカッコよさには感嘆しました。
また、辺見えみりに提供した「流れ星」も、とても良い曲です。

*シングルヒットを集めたアルバム*


スピッツは元々、ザ・ブルーハーツに影響を受けてできたバンドと言われています。

初期の曲は、その片鱗があり、結構尖っていました。
詞も、後のスピッツとは違うリリカルさがありました。


ですが、ロビンソン以降は、「ナチュラル」「癒し」のイメージが強くなり、本人たちもその路線を守るようになってしまいました。


そのため、私としては、「うーん、スピッツ、面白くなくなったなあ」と思い、なかなかに聴かなくなってしまったのです。


朝ドラの主題歌がスピッツ、と聴いたときには、「おおっ」と思いました。
そういう仕事、受けないんじゃないかと思っていたので。

どんな曲なのかなあと初回放送の時にドキドキしながら待っていました。

多くの人には、みんなが知るスピッツのイメージを壊さない曲に聴こえたかもしれません。
ですが、私の耳には、ちょっと違って聞こえました。

4人で作るシンプルな音にこだわった感じがしました。
曲調もシンプル。
詞は、朝ドラの主人公の人生を思い描いてか、ちょっと重ため。

フルバージョンで聴くと、さらに「おおっ」となりました。
ギターソロがかっこいい。
三輪さんのギター、うなっていました。

なんというか、全体にはとてもポップなのですが、ロック魂も根底に感じられて、「ああ、いい曲だなあ」と思うのです。


確かスピッツのデビューって1992年か1993年くらいだと思うので、もう4半世紀一緒にやっているはず。

そういう人たちが、決して過去の栄光にすがらず、こうして新たな名曲を作ったことは、本当にすごいことだし、感動的だなと感じるのです。


この曲が朝に聴こえるのも、あと6日。
iTunesに入っているからよいのですが…


そんなスピッツですが、新しいアルバム「見っけ」が10月9日に発売になるそうです。





「優しいあの子」ももちろん収録。
なんだか買ってしまいそうです…


*楽天ルームには、おすすめの音楽も載せています。ぜひ、遊びに来てください





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