2013年6月16日日曜日

四十路の劣化事情

昨日は、高校の同窓会でした。

帰省しているわけではございません。
わが母校は一応北海道随一の進学校。
本州にも同窓生は非常に多く、毎年この時期に東京でも同窓会が開かれるのです。

高校はとても居心地のいいところでした。
とはいえ、帰属意識が希薄な私。
今年は、私の期が同窓会運営の当番ということで結構各方面から動員がかかっていて、で、まあなんとなく出てみますか~という感じで、東京の同窓会に初めて出席したのです。

我が期の参加は約20名。
本州在住者のみならず北海道からもやってきて、比率的には5分5分というところでした。
男女比も同じくらい。

卒業してから初めて会う人、10年ぶりくらいに会う人、などなど色々いたわけですが、総じて男性のほうが経年劣化が激しいものでした。

で、特に激しかったのが、高校時代にそこそこかっこよくてモテていたタイプの人(まあ、それも個人差はありますが)。
太る。
たるむ。
薄くなる。
劣化の要因は、概ねこの3つになり、男性のうち一人を除いて全員が「太る」に当てはまっておりました。
太っていても、まだ肉が「パン」とした状態であれば、見れる状況ではあるのですが、ここにたるみが来ると、見た目は溶解状態になり、さらにこれに「薄くなる」が加わって、見た目的に「じぇじぇじぇ~」な状況になってしまうという…

なお、念のために申し上げると、私は薄毛に対する偏見はわりにないほうで、薄毛なら薄毛なりに美しく見える対処方法を施していただけるのであれば、それもまた経年によるアジと評価できるだろうと思うほうなのであります。

要は、太るに任せて太り、たるむに任せてたるみ、薄くなるに任せて薄くする…そういう経年劣化の手当てをせずに放置するだけ放置すると、かつてのイケメン男子は目も当てられない状態になるのだということを、昨日、まざまざと知ったということです。
誰とは言わないけれど、バスケ部のエースで、女子にキャーキャー騒がれていたとある男子は、今の中年男性の中でも下の中くらいの見かけに転落していましたので…

逆に若いころ、さえない男子グループに所属していた人や、普通だった人は、案外その状況をキープしていたりして、若い時代の不遇さを挽回していることを実感させられたりしたのでした。

時間というものは平等なのか、不平等なのか。
神様は公平なのか、不公平なのか。
考えさせられます。

まあ、若いころにかっこよかった子というのは、モテることに苦労しなかったので、見た目を磨くことに対する努力を怠る傾向にあるんだろうと思います。
若いころに不遇な時代を送った人は、少しでもモテるために努力する。
そういう心意気の違いが、今の劣化事情の違いにかなりな影響を及ぼしていることは間違いありません。

人間、努力を怠ってはあかんのです。

さて、女性はどうだったかというと、総じて劣化具合が軽微、でした。
しかし、これ、昨日来ている女子の事情を見ると、当たり前な気がします。
全ての女子が有職者(医師、公務員、司法書士、会社の正社員、ライター等々)
既婚者は4名(半分くらい)。
子持ち一人。
つまり、世に出て揉まれている女性ばかりなのです。
女子は、人目に触れるか触れないかで、劣化具合が変わるのは明らかで、例えば専業主婦をやっていたとしても、何かを習ったりお出かけすることが多いとそれなりに見た目に気を配ります。
働いている女は強制的に人目にさらされるので、劣化できないのです(はずなのです)。

しかし、気になるのは、昨日来ていた女子のほとんどは、いわゆる一軍女子ではなく、高校時代は、どちらかというとさえないグループに所属していたメンバー。
若いころモテていた人のほうが劣化が激しいという男子と同じセオリーが女子にも当てはまるのかどうかは気になるところであります。

男性陣は、高校のころの一番人気だった女子にしきりに会いたがっていたようですが、思い出は穿り返さないほうが時に幸せ、なのかもしれません。

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