自分の手は、ちょっと他人と違うなあと、結構前から思っていました。
人差し指と薬指を比べると、薬指が極端に長い。
薬指が、中指とあまり長さが変わらない。
他の女子の手を見ると、人差し指のほうが長い。
あるいは同じくらい(男子の手は、あまりじろじろ見ない)。
なんか変な手だわ、ワタシ、と、長いこと思ってました。
しかし、所詮個々の指の長さの問題です。
別に不便もないし、それだけのことでしかありませんでした。
が、昨日。
同窓会の二次会の時のことです。
医者をやってる男性の同期が私の手を見て
「おおっ!!2D:4Dだ、しかもこんなすごいの初めて見た!!」
は?なんすか、それ。
にーでぃーよんでぃー????
その後の解説によると、薬指が長い人は、胎児の時に男性ホルモンの影響を強く受けていて、女性でも気質が男性的らしいんだとか(ネットで後で見たけど、脳のつくりにまで影響があるとかないとか)。
これ、今、医学界でまことしやかに言われているらしいのです。
で、その場でいろいろ言われたわけです。
四十路で独身であるわけを。
ダメンズばかり引いているのは、「引っ張ってほしい男を引き寄せるから」だと。
みうらじゅんとリリーフランキーではリリーフランキーが好きだという発言に対して、「リリーフランキーのほうが、『ひも』感漂ってるよね。やっぱりね」とか。
この手の話には、妙な求心力があります。
それまでの「なんでこうなっちゃうかな私の場合」という解決しようがなかったパズルが、一気に解けるような気がするという点において。
ほどけたからと言って、何の発展性もないし、肝心な問題の解決には全くならないわけですが。
さて、女と指の関係と言えば、向田邦子が自身のエッセイ集に「女の人差指」とつけておりまして、やはり女の象徴は、人差し指かと、ちょいとがっかり。
と、思いきや、小川洋子のちょっと隠微な小説のタイトルは「薬指の標本」だったりして、こう聞くと、4Dな薬指も、なんとなく女性の香りを漂わせる気もするのです。
指と性の関係というのは、案外深いものなんでしょうね。
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