2013年6月30日日曜日

四十路、引きこもる。

珍しく2日間引きこもりました。

理由は単純に体調不良。
昨日から今朝にかけて、眠りに眠ったおかげか、はたまた医者が処方してくれた薬がドンピシャだったからか、今日は昨日よりだいぶ回復しました。

が、元々体がそれほど丈夫ではない私。
しかも、いつもの週末であれば、どちらかの日は「さて、(ウィンドウ)ショッピング!!」と気持ちがむくむくと湧き上がるところ、今日はさっぱり。
これは、完全回復ではないなと思い、引きこもりを決め込みました。

土日の両方を自宅(近所のコンビニくらいはさすがに出るとして)で過ごすことなんて、弁護士になって以来、全くと言っていいくらい、なかったように思います。

私は、「ちゃんと休めない人間はいい仕事ができない」と思っているので、たいてい土日のどちらかは休むことにしているのですが、それでもどちらかが仕事でつぶれることは結構あります。どちらもづぶれるということも、なくはない。
極力家でできる仕事は家でするようにしてはいるのですが、限界はあるわけです。

この土日は、最低限の家事と簡単な書面を数通作る、必要な連絡をする以外は、のんべんだらりと過ごしていました。

たまには引きこもりもいいものです。

何をするにも自分のペース。
邪魔するものは何もありません。
料理を作っていたければ、好きなだけ台所に立っていればいい。
ネットしていたければずーっとネットしていればいい。
そう思うと、何もせずに、ぼんやりしていることができます。
その「ぼんやり」がすごくいいのです。

特に最近、この後弁護士としてどうありたいか、とか落ち着いて考えたいことがあるんだけど、日々仕事に追われてなかなか考えられない…という状況でもあったので、この土日は、とても貴重でした。

そして、気が付いたのですが、自分、意外に引きこもり、好きかもしれません。
もともと協調性があまりなく、何をするにもマイペース。
社会生活は、そんなわがままな私には、非常にストレスフルです。
近くにコンビニがあって必要最低限の食材さえ手に入れば、たぶん、1週間くらいは、この2日間みたいな生活、行けると思います。

これは、間違いなく母の遺伝でして。
私には、脈々と「引きこもりのDNA」が流れているのです。

ハヤシの母は、20代前半で結婚した専業主婦。
社会人経験もあったのに、ほんとか?と本気で疑うくらいの超マイペース。
家の中の仕事をするのが大好きで、ちょっとした病気や整形外科関係の手術のために入院するときも、医者に「早いとこ退院させてくれ」と駄々をこねる始末。
祖母の影響を受けて、身なりにはかなり気を遣うのですが、習い事をするわけでもなく、主婦友達とお買い物に行くでもなく、洋服は欲しいものができた時にポンと買う程度。
週に一度か二度町場に出かけていきますが、デパ地下で食材買ってはとんぼ返りするだけ…
1日の大半は自宅で過ごす、そういう人なのです。
夕飯の支度をする前に、ゆっくりと新聞を読むのが好きな人、なのです。

母とは違って外で仕事をする道を選んだ自分なので、こんな「引きこもりおばさん」にはならんだろうと思っていたのですが、やはり、血は恐ろしい。
こういうところも含めて、どんどん母に似てきている…。

私の妹も外で働く女ですが、口数が少なくぶっきらぼうな割に社交的で、休みの日には、友達と食事や映画に出かけることが多い気がします。
こちらは、やはり口数が少なくぶっきらぼうな割に友人が多くて退職後も働いている父に似たんでしょうか。

2日間の引きこもり生活は、こんなどうでもよさそうなことまで考えさせてくれるほど、私をリラックスさせたのでした…






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