金曜の夜も土曜の夜も飲み会?だった林です。
とはいえ、なんとまだ咳が完治していないので、私はアルコールは口にしていないのですが。
金曜の夜は友人ふたり(女性1、男性1)と、共同でやっている事件の打ち合わせがてら飲んでいました。
結構まじめに打ち合わせた後、自然な流れで雑談へ。
なんとなく、三人全員の共通の友人の話になりました。
年は40代後半。バツイチで、中身は立派におばさんですが、見た目は女性らしい美人弁護士です。
二人の友人のうち女性の方が、この美人弁護士について、こう言いました。
いつも、ローラ・アシュレイの花柄ワンピース着てるよね。
彼女のイメージは、ローラ・アシュレイだよね。
ローラ・アシュレイと言われると、私には語らずにはいられない話があります。
大学院生のころ、とある女性教授と親しくさせてもらっていました。
年のころは40代前半。ちょうど今の私と同じ年頃です。
独身でした。
いつも、ローラ・アシュレイのワンピースを着ていました。
そしていつも、白いスポーツソックスに白いリーボックのハイカットスニーカーを履いていました。
白いスポーツソックスは、リブ編みのもので、ふくらはぎの半分くらいのところまでありました。
私は、リーボックのスニーカーは履いたことがあるけれど、ローラアシュレイのワンピースは、ただの一度も着たことがありません。
その理由は、たぶんに
ローラ・アシュレイと言えばリーボック
という刷り込みがなされてしまったせいです。
ちなみに、ローラ・アシュレイを着ている私の友人の方の足元は、いつも、コンフォート系のパンプスです。夏場はサンダル。もちろん、コンフォートシューズ。
こちらも、私の彼女のイメージは、ローラ・アシュレイのワンピースというよりは、コンフォートのパンプス。
そして、金曜の夜に一緒にご飯を食べていた女の方の友達のイメージは「白いコンフォートのストラップシューズに縞々の靴下」なのです。
もちろん、すべての友人を足元のイメージでとらえているわけではないですが、その人を思い浮かべるときには、洋服のイメージとともに、あるいは洋服のイメージよりも、履いている靴のイメージが思い浮かんでくることが比較的多いように思います。
そういえば、あの人は、いつもいい靴履いているな、とか、カンペールの靴をいつも履いているな、とか。
そして、道行く人の姿を眺めるときも、やはり足元に目が行くことが多いのです。
前にも書きましたけど、私の足は日本人らしい「幅広甲高」ではなくて、「幅狭甲低」。
靴選びにいつも困っているので、履きやすそうないい靴を履いている人を自然と目で追いかけてしまうというのも理由のひとつです。
しかし、なにより、その人の雰囲気やおしゃれ感の大部分を決めるのが、実は「靴」であるというセオリーがある、だから、私だけでなくおそらく多くの人が、まず靴に目が行くように思うのです。
例えば、髪のスタイリングもメイクもばっちり、着ている服も相当気合が入ったミニ丈のワンピースだったりするのに、パンプスのヒールの部分が、ぼそぼそだったり、どこかにぶつけて変色していたり、磨いてなくて薄汚れたりしていると、もう、興ざめ。
「取り繕っているけどだらしない人」、「気持ちが行き届かない人」に見えてしまいます。
大橋歩さんの「アルネ」の中で、モッズヘアの美容師さんが、カットをするときにはその人の靴を見るとお話ししているのを読んだこともあります。
コムデギャルソンの服を着ていても、パンプスを履いている人であれば、女性らしい髪型にするとか、そんなことが書いてありました。
本当におしゃれな人は、その日履く靴や靴下を決めてから、それに合わせて洋服を選ぶとも聞きます。
私の場合は、そこまでではありませんが、その日着ていく服を決めたら、必ず鏡の前に立って、合わせようと思っている靴下を履いて、全体のバランスを見ます。その結果、靴下を変えることもあるし、靴下の丈を調整することもよくあります。
時には、鏡の前で靴を履くこともあります(もちろん新聞紙を敷いています!!)。
最近の靴のファッションで、嫌いなものがひとつ。
男性が良く履いている、先が尖がった靴。
あれ、本当にかっこ悪いです。
どこがいいのかわかりません。
パンツとのバランスが取れて上手に履いている人なんて、一人もいやしません。
おそらく最近の主流の「細みで短めのパンツ」にコーディネートして脚長効果を狙っているものなのでしょうが、そんなコーディネート、かえって、頭デカ、胴長短足、ガニ股という日本人男子の悲しい欠点を浮き彫りにするだけですから。
あの靴を履いているだけで、「何にも考えていない、センスが悪い人」に見えてしまいます。
靴のイメージって、本当に恐ろしいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿