9日に帰省から戻ってはや1週間です。
先週の今日、札幌から東京に戻ってきました。
前前前回の投稿で、帰省しても心底リラックスできない、居心地はあまり良くない、みたいなことを書きました。
https://comcomcom0620.blogspot.com/2021/05/notrelaxinmyhome.html
なんですが、東京に戻る前日の夜、急に「明日帰るのか」と思い、寂寥感みたいなものがどっと押し寄せました。本当に急なことでびっくりしました。
東京に戻れば、またいつ札幌に帰れるかわからない日々が始まります(あとでも書きますが、実際現在そういう状況になってしまいましたからね)。
それを思うと、両親と妹、猫のレオンに囲まれた、賑々しくも煩わしい1週間が、とてつもなく貴重で大切なもののように思えたのでありました。
東京に戻ってからの1週間は、あちこちに行ったり、打ち合わせが続いたりとそれなりに忙しい日々で、まあ一言で言えば充実した日々ではありました。
が、途中からグイーンと調子が悪くなりました。木曜日、金曜日あたりでしょうか。
札幌のコロナ感染者が急拡大した頃です。
特に木曜日って、確か、札幌だけで499人、北海道全体で712人という人数でした。
私が札幌から東京に戻った途端、急に数字の上がり具合が激しくなり、ちょっとびっくりしたのです。
にもかかわらず、政府は当初緊急事態宣言はださんなどとわけのわからんことを言い、札幌、ひいては北海道が見捨てられかねない状況に憤りを覚えました。
結局金曜日には緊急事態宣言が発令されることになりましたが、これはこれで「ああ、ついに北海道も出ることになったか・・・」というがっかり感が出ました。
そして、この状況だったら、流石に帰省できないなと思いました。
PCR検査受けりゃいいっていう状況じゃない。そういう数字に感じられました。
その意味では、GWにギリギリ帰省しておいてよかったなとは思ったのですが。
札幌の感染爆発は、うちの母のメンタルにも衝撃を与えたようで、先日は電話で「一見元気にはしてるんだけど、気持ちが落ち込んで仕方ない」と話していました。
家族と暮らしているうちの母まで、こんなふうになっちゃうのか、というのも、ちょっと私にとっては衝撃でした。
そんなこんなで、変異株増大に伴う今までにはない感染の急拡大、だけど仕事は止まらない、自分は動かねばならない、一方で、次に実家に安心して帰れるのはいつなのかわからない、という状況下で、すっかりメンタルがダダ滑り状態になってしまった・・・というわけなのでございます。
どれくらいダダ滑ったかというと、時間があれば、金曜日か昨日、かかりつけの心療内科に行っちゃおうかなと思うくらいでした(時間がなくていけませんでした。ちなみに次の受診日は来週です。もつかな・・・)。
うーむ、コロナ恐るべし。
ただ、私、コロナで得たものもいくらかあるんですよね、冷静になって考えてみると・・・
まず、コロナのおかげで、いくらか臨時収入がありました。
国民全体に配られた10万円。
千代田区民に配られた12万円。
これに加え、私、事務所の報酬管理の都合で、自営収入が一応あることになっていて、その昨年の金額が要件を満たし、持続が給付金100万円を得ることができました。
都から家賃支援金もゲット(こちらは2万円くらいだったかな)。
さらに、今年、一時支援金で最大30万円いただける可能性があります(現在申請中)。
持続化給付金や家賃支援金、一時支援金は、お願いしている税理士さんから声をかけてもらったものでして・・・自分で確定申告してたら、絶対こんなこと気が付かなかったし、めんどくさくて申請していなかった。
持つべきものは良い税理士さんだなあとつくづく思ったのでありました。
コロナで若干潤っているというのは、コロナで経済的にひどく困窮している人がいることを思うと、若干申し訳ない気がしたりもしていますが・・・でも、もらえるものはもらえるときにもらっておいたほうがいいに決まっているので、正当に申請をして、正当にもらうべきものはもらえることにしたのでありました。
近所の猫と知り合いになったことも、コロナで得たことのひとつです。
本当にすぐ近くに住んでいたのに気が付かなかったのは、彼の縄張りのあたりを今まで通っていなかったのと、コロナ前は仕事で帰りが遅く、猫の活動時間とずれていたからだと思われます。
それがコロナになって、帰宅時間が早くなって、ある日偶然見つけ、知り合いになった。
今では、晴れた日(雨の日には出てこない)には、ほぼ毎日仕事帰りに会いに行って、彼にねだられるがまま、マッサージをしてあげながら戯れる日々です。
マサムネもそうだけど、この猫の存在が、どれだけ私を精神的に救ってくれているかわからないな、と思っています。
コロナは確かに人々の行動を縛るし(まあ、縛られない人もいるみたいだけど)、その分、人々の心も縛る。
本来であればこうしたいのに、という消化不良のまま、もう1年以上も過ごしていて、いい加減心が悲鳴を上げそうな状況ではあります。
だけど、一方で経済的には多少潤えたし、心安らぐ存在を得ることもできて、いいこともなかったわけではない。
ただ、このコロナの世の中、まだ当面続くとして、私はどっちを向いて行きていけばいいのだろうということはなかなか答えが出ず、悩ましいなという気持ちでいっぱいになるのでした。
こんなことばかり考えると、また調子が悪くなりそうなので、あまり考えないようにはしたいと思いますが。
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