蒸し暑いですね…東京。
今さっきコンビニに買い物に出ましたが、ほんの10分くらいの買物で、じっとり汗が出てきました。
さて、先週の6月22日から28日にかけて、転職活動のために札幌に行っていたことは既にこちらで書きました。
https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/06/TENSHOKUKAKYOU.html
こちらに戻ってきて、第一候補だった債権回収会社系列の事務所から正式オファーがありました。
その際、勤務弁護士として入所するか社員弁護士として入所するかの選択があり、どちらを選ぶかで年収に100万円の差がありました…
社員弁護士は、法人の債務等についても責任を負うことになるのと出資を幾ばくかしなければならないのですが、法人債務については保険に入っていることや出資の額は少額であったこと、仕事内容は勤務弁護士とほぼ変わらないことから、社員弁護士になることを決めました(要は金につられたわけです)。
入所時期については、11月を希望したのですが、可能であれば9月から登録だけでも変えてくれないか(引越しは後でいいので)と言われました。
が、引き継ぎを考えるとかなり難しい…ということで11月からという私の希望を受け入れてもらいました。
めでたく合意成立。
ここまでが6月30日の出来事。
これで一件落着。さて、事務所に報告して、引き継ぎや調整、お断りする事務所に挨拶などしなければ…と思っていた矢先、問題が発生しました。
事務所の代表から、「そこの事務所であれば、債務整理などで相手方になっている可能性があるので、利益相反の問題があるのではないか」という問題提起がありました。
弁護士は、事件の当事者双方の代理をすることができないと決められています(一方にとって不公正な事件処理になる恐れが高いから)。
それが事務所移籍にも拡張される場面があり、事件の相手方代理人についている法律事務所への移籍にはなんらかの規制がかかるのではないかと問題提起されたのです。
しまったと思いました。すっかり見過ごしていた。
うちの事務所は、債務整理(自己破産とか)の事件を担当することが多くて、債権回収会社が相手方につく場合も少なくないのです。
早速事務所内で調べてもらったところ1件該当がありました。
やはり債務整理の案件で、滞納していた携帯電話の料金について会社に照会をかけたところ、移籍先の事務所が代理人につき、回答書を送ってきていました。
うーむ…これ1件で、いい条件の事務所に移籍できなくなるのか?とかなり焦りました。
で、弁護士会の相談窓口に電話するなどして、対応方法を調べました。
そうしたところ、この手の問題はしばしば起こりうることがあるものの、実際の解決方法は確立されておらず、個別に対応を考えるしかなさそうということがわかりました。
移籍できないということはなさそう。そこだけは大丈夫そうです。
そして、この先も、このような問題は起こりうるので、今回発覚した件だけじゃない対応をする必要があります。
最悪やばい事案が発生した場合には、最初、札幌の別の事務所(移籍先事務所の顧問をやってる事務所というのがあるらしい)に移籍して、問題解消後に登録替えという方法をとると、移籍先の代表から言われました。
この件に関しては6日に移籍先の事務所に行って代表の先生と対応方法を協議し、また同日夜の今の事務所の会議でも議論をして、対応方法を決めることになりそうです。
現実的には、今の事務所で私が在籍中に取り扱った事件について、移籍先で担当弁護士にならない、依頼者の情報を利用しないという誓約書を置いていく対応をすることになるのかなと思っています。
とにかくこの件を早くやらないと、移籍の他の段取りが進まないので、早く片付けて、次のステップに進んでいきたいのでした。
移籍に向けて、受任も一度止めないといけませんし、法律相談や刑事事件の国選弁護人の待機日の枠も放出しないといけない。
友人や知人、お世話になった先輩弁護士にも挨拶しなくちゃなりません。
夏休みに帰省したら家探ししなくちゃなりません。
やらなければならないことが目白押しです。
というわけで、今後も色々てんこ盛りなので、ブログでご報告したいと思います。
嗚呼、無事に移籍できますように!!
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