2012年12月23日日曜日

紅白の「枠」の問題

今年はもう見ない、今年はもう見ないと言って、結局見てる紅白。
中途半端に見たい人がポツポツ出てくるからなのだ。

今年一番見たいのは、美輪明宏。ヨイトマケの唄を歌うっていうし。
こんな戦後の日本丸出しで、かつ力強い唄。後にも先にもこれっきりでしょう。
本家本元がテレビで歌うのは結構久しぶり。だから見たい。
あと、いきものがかり。
単純に、オリンピックが思い出せそうだから。
他は、ノーサンキュー。
いっそのこと、トリにしてくれ。そうしたら、余計なものを見ないで済むから。

で、なんとなーくネットで、今年の出演者を見て、こんなことに気がつきました。
きゃりーぱみゅぱみゅは、小林幸子の代わり。
美輪明宏は、美川憲一の代わり。
ゴールデンボンバーは、氣志團の代わり。
増えたジャニーズは、KPOPの代わり。
いや、要するに、紅白って、出演者が偏らないように結構ピンポイントで、枠作ってんだな〜と思って。
衣装で盛り上げ枠。これは間違いなくきゃりぱみゅです。一気に世代交代。幸子落選の負のイメージを払拭したくて、ここまで若返り、かつ不思議系に持って行ったのかと。
そして、ニューハーフ枠。美川憲一、美輪明宏。
リスキー枠。この枠は毎年はない。数年に一回ですな。この枠で出る人は、モッくんしかり、氣志團しかり、がっつりNGをやってくれちゃうので、出したあと数年は自粛するんだけど…なんなんだろ、視聴者引っ張るのが目的なんすかね~。それとも、たまには爆発したくなっちゃうんでしょうか。枠が、復活するのですよ。
あと、若者媚び枠。一時機KPOPに頼ってましたが、たぶん竹島のお陰で、逆に出すと危険みたいな流れになったので、ハズレのないジャニーズ枠を増やしたんだろうなと。

NHKって、そう考えると、紅白を年に一度の日本国民全員に向けたお祭り騒ぎっていうのを、結構真剣に具現化しようとしてるんだなと思います。
昭和の頃みたいに、演歌もアイドルの歌も幅広い世代がみんな知ってる、だから、その年のヒット曲並べればよい、なんて時代じゃないすからね。歌に限らず、国民がみんなで共有してる大衆文化ってものが、今はない。
だからもう、色んなニーズを枠という形にして、そこに当てはまる人を入れ込んでいくより手がない。まあ、その結果、おじいちゃんおばあちゃんたちは、「今の歌はわからんわ~」とか言って、テレ東さんに走って、結局国民全体の祭典にできなくなっちゃってるんでしょうけどね。

お願いだから、もう少し細かいタイムテーブル出してくれないかな〜、NHK。
私もたまに、裏のテレ東さん見たくなるんでね。

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