2013年10月6日日曜日

デニムを探す。

久しぶりに六本木に行きました。
お目当ては、六本木ヒルズ内のエストネーション。

デニムを見たかったのです。

今年はブーツカットが来るはずだ!!といつぞや息まいた記憶があるのですが、その後さっぱり、ブーツカットの足音は聞こえず。
相変わらずユニクロは、「ほとんどタイツだろ」と言いたくなる超ピタのスキニーの宣伝ばかり。

しかし、やはり、いいお年頃の女子としては、そんな危険なものに手を出すわけにはいきません。

一方で、私の場合、根が全くかっちりしない人間なもので、元々デニムは大好き。仕事でもデニムを履きたいわけです。特にこのごろ。
もちろん法廷に行くときや、かしこまったお客様が来るときには論外ですが、例えば、事務所で一日書面書きとか、軽い会議や打ち合わせのみで済みそうなときには、デニムを履きたい。

しかし、仕事で履くからには、きれいなものを履きたいと。ジャケットやシャツに合わせるわけですし。そうすると、ボーイフレンド系を履くのも考えもの。
で、色々回って探そうかなと思ったわけです。

どうして六本木のエストネーションに行ったかというと、単に、あそこのエストネーションはフロアも広いし、デニムの品ぞろえもそこそこあったはず、という記憶があったからです。

事務所を出て(休日出勤でした)、いざ、エストネーションへ。
店に着くなり、他のものには目もくれず、デニムの売場へ。

思ったより、品ぞろえが少ない・・・
しかも、やはり、ここもスキニー優勢。

そんななかで、履いてみたくなるブランドを見つけました。
ブランド名は「MOTHER」。

数種類のうち、センタープレスが入った、明らかにストレートなラインのものがありました。
生地はとても柔らか。かなり色落ちさせていて、クラッシュも入っていますが、ちょっと試着してみる気に。

着心地は非常にらくちんで、ウエストもジャスト。腿のあたりは少しピタッとしていますが、生地が柔らかいので窮屈感はありません。
クラッシュも汚らしさゼロ。
全体のシルエットもとてもきれい。

しかし、即決できず店を出ました。
即決できなかった理由は、色味です。
全体のトーンが、くすみがなさ過ぎて、イマイチ自分に似合わない気がする・・・
しかし、見た目の美しさや着心地という点では、この後見るデニムの基準になるなという感じでした。

そのまま帰るつもりが、同じヒルズ内のヒステリックグラマーへ・・・

もうこの時点で「きれいなデニムを探す」という目的からはみ出した本末転倒な動きになってしまっているわけですが、私の中では、ヒステリックグラマーの、あのスタッズ付きのデニムは、あこがれの一本なのです。
ついでだ、見てこ、と勢いづいてそのまま店内に入りました。

お店の方が、定番のスリムとストレートを出してくれました。
スリムの方は、この前発作起こして試着したユニクロのスキニーのような大惨事にはなりませんでした。
全体に、足のシルエットがでつつも、美脚感もあり。
これは、おそらく、裾にたまる「クシュッと」感と、生地の厚みのせいだと思います。

スキニーは、「楽」を追求しすぎると、生地が薄くなり、それだけ体型がモロにでがちになります。
ユニクロの場合、それでたいていの人間は、大惨事になるわけです。
ヒステリックグラマーのは、ストレッチ素材ではあるけれど、生地はかなりしっかりしていて、体型カバーに一役買っているのです。

その後、ストレートを試着。こちらはストレッチなし。
シルエットは細身ですが、見苦しさはゼロ。
そして、お尻も小さく美しく見えます。
スタッズやクラッシュや色落ち具合から、かなり履く前はカジュアルな印象ですが、合わせるもの次第で「楽をしたい日の仕事着」には十分できるなと思いました。

が、買うには至りませんでした。
それは・・・股上がかなり浅いから。

あのシルエットの美しさは、股上が浅いからこそ、なのですが、気持ちにおばさんテイストがある私は、浅い股上は苦手なのです!!

身を切る思いで、店から立ち去りました。

その後、ミッドタウンに場を移し、ロンハーマンでHYKEのデニムを、45RPMでレディースの定番デニム(若干裾フレア)を試着。

HYKEのデニムは今日履いたなかで一番体型に合っていませんでした。
おなかはきついけど腰の部分は余っている(悪かったね、出っ腹で)。
生地も堅くて、フロントのボタンもかなり堅い。
グリーン時代のデニムと履きにくさの印象は変わりませんでした。

ただ、やはりシルエットは、ものすごくきれいでした。
ヒステリックグラマーのものに比べれば、カジュアル感もありません。

履き安さ、仕事での使いやすさという点では、45RPMが一番でしたが、何しろ見た目がダサい。
故に手がでない。

洋服というのは何でもそうですが、特にデニムは、納得がいくものに出会うまで、何度も何度も試着を繰り返すことが必要なアイテムであるということを、改めて思い知りました。

そして、やはり洋服というのは何でもそうですが、特にデニムというのは、年頃や、そのときの気分や生き方で、似合うものが変化するなということも改めて感じました。

自分は、細身のストレートは似合わないと思っていたし、実際鏡の前に立って似合うと思ったこともありませんでした。

しかし、今日鏡の前に細身のストレートを履いて立って見ると、甚だ手前味噌だとは思いますが、案外、行けそうな感じがします。

それって、自分自身が「あんまりだらけてない、ある程度きちんとした格好したい」という気持ちに、今なっているからだと思うのです。

欲しいと思ったら、とことん探さないと気が済まない私。
結局納得がいくものがないと最後の最後にあきらめるか、「おし、買いだ!!」と腹をくくれるものに出会えるか。

デムを探す旅は、もうしばらく続きそうです。

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