2018年2月24日土曜日

メダル残酷物語:平昌オリンピック女子シングル総括

よくやった!!
よくやったんだけど、メダルに届かなかった。
宮原知子ちゃん。

ハヤシは、個人フリーの演技を見終わった後、オズモンドさえこけてくれりゃ銅メダルだと思っていました。
 
何しろ、オズモンドはフリーに弱い。

ショートで完璧に滑っても、フリーは転倒やジャンプのすっぽ抜けなどを繰り返して自滅してくれることが多い。

滑走順もザギトワとメドちゃんの間だったので、潰れてくれるんちゃうか、きっとそうに違いない、そう期待していました。

が!!
若干のミスはあったものの、ほぼ完璧に近い演技をされてしまい、あえなくハヤシの短い夢は潰えたのでありました。

あたしゃー北米系の大味な演技が受け付けず(羽生ちゃんの演技がダメなのもそこだと思う)、未だにオズモンドってそんなにいいかよと思っているのですが、やはり持ち前の「華」に、生真面目な知子ちゃんのこじんまりしたいかにも日本人臭い演技は叶わなかったのでした…。

考えてみりゃオズモンドって、去年の世界選手権銀メダルだもんね。

宮原さんは今シーズンに関しては、そもそも戦略を間違ったんちゃうかという気がしています。
ショートもフリーも、日本女性を主人公にした曲っていうところが。

なんというか、こういうテーマの場合、やはり細やかさみたいのが意識された振り付けにされがちで、女子フィギュアの表現力の面で求められる、先に書いた「華やかさ」みたいなのが出にくい。特に、ジャンプが小さい宮原さんは、それをカバーするには大きな演技が必要なんじゃないかと思うんですが、ショートもフリーもそれを出せなかったんじゃないかと思うのです。

せめてフリーは、蝶々夫人ではなくて、ドラマチックなクラシックとか映画音楽とか使ったほうがよかったのでないかなと素人ながらに思うのです。

そこで成長を見せられれば、審判の目も少し違うものになったんじゃ…。

いやでもね、かおりんともども、本当によくやったと思います。

二人とも初出場で、ポスト真央の重責の後で、本当に渾身の演技でしたよ。
二人があそこまでできたことにハヤシはすごい感動した。

感動しただけに、メダルを取って欲しかった。

よかったと思う反面、そういう意味で悔しいというか腑に落ちない気もする複雑な心境なのでした。

さて、金銀の争いについては、結局ザギトワが制しました。

フリーの点数は二人とも同じで、結局ショートの僅差で勝負がつくという厳しい争い。

ですが、ハヤシとしては、フリーも含めてザギトワがメドちゃんを圧倒していたように見えました。

ザギトワのプログラムは、ショートもフリーもジャンプはぜーんぶ後半という超攻撃的かつ15歳の今しかできないもので、かつ、前半が間延びしないように曲の編集も振り付けも隙がないものでした。

年齢に見合ったチャーミングさに加えて、15歳とは思えない大人っぽさもあるザギトワちゃんの雰囲気にショートもフリーもぴったりのプログラムで、メドちゃんの振り付けや表現がもはや古臭くすら感じられる新鮮さ。

ショートでザギトワがトップに立った時点で、「こりゃメドちゃん勝てんな」とハヤシは確信していましたが、ザギちゃんのフリーを見た時には、「うん。これは誰も勝てない」とさらに思ったのでありました。

メドちゃんの必死の演技は(というか、演技後の泣きが実は一番採点に関わってんちゃうかと思いますが)、フリー同点というところまでこぎつけたものの、そこ止まり。

やっとの思いでそこまでは来たけどそれ以上は無理だったという、ある意味においては完敗の戦いだったようにも思うのです。

ハヤシは、ジャンプの時の手の上げ方の汚さとか芝居の大きさとか、効果音を多用した曲づかいとか、メドちゃんのプログラムや演技はあまり好きくないのですが、それでも、今回の銀メダルは、ちょっと気の毒だなと思いました。

だってさ、ここ2シーズン女子フィギュアを牽引して来たのは間違いなくメドちゃんですぜ。

世界中の女子シングル選手のレベルアップのモチベーションを作って来たのはメドちゃんですぜ。
功労者なのです、彼女は。

それが、今シーズン、骨折のアクシデントに見舞われた上、後から這い上がって来た後輩にあっという間に追い抜かれて、盤石だったはずの金メダルを持ってかれてしまった。

まさにあぶらげをトンビに持ってかれた感じなのです(そんな諺はロシアにはないだろうけどさ)。

まさか、もはや世代交代なのかという残酷さ。それを味わったのが、メドちゃんなのです。

そして、金メダルを取ったザギトワだって、この後恐ろしい試練が待っているかもしれません。

早速喧嘩を売ったのは、なんとアメリカのワグナー。

前半休んで後半にジャンプ固めてあんなの演技じゃないとSNSで噛み付いたとか(ハヤシ的にはもはやそれができないおばさんの僻みでしかないと思うんだけど)。

名の売れたスケーターが喧嘩売ったことで、同じような批判に彼女は今後晒され続けるかもしれない。

彼女はルールに則った戦い方をしたまでのことであって、こんな風に批判される筋合いは本来ないはず。

しかし、齢15歳の女の子。周りの大人がちゃんと守ってあげないと、彼女の精神はすごーく不安定になってしまう危険があります。

だけではなく。

彼女は、金メダルを取った直後に、幸せと同時に心に穴が空いた感じがするなどと発言しており、ちょっとこの辺りが聞き捨てならん感じなのです。

15歳にして燃え尽きたのか?という。

まあ、燃え尽きても仕方ないでしょうけどね。

ロシアは国をあげてフィギュアを強化していて、虎の穴みたいなところで選手同士を激しい競争に晒してレベルアップして来たというのですから。
日本の選手どころじゃない練習量をこなして来たと思われるわけであります。

燃え尽きた先に、薬とか酒とかが待ってなきゃいいんだけど。

若いティーンの女子チャンピオンはのなかでは、タラ リピンスキーとか、オクサナ バイウルとかがこういう道を辿ってしまって、人間として立ち直るのにひどく時間がかかったと言われています。

そこまでいかないにしても、ソチのチャンピオン、ソトニコワみたいに手に入った賞金元手に始めた?事業が軌道に乗ってスケートに身が入らなくなり、そのまま引退状態なんてことも考えられるわけで。

実際、ザギトワは日本食レストランをする予定と話しているようで、ソトニコワみたいになっちゃう可能性も十分にあるのです。

若いチャンピオンは短命で終わるのが宿命なのか。

ハヤシは、ジャンプ後半固めができなくなった後のザギトワの成熟した戦いも見たいんだけど。

というか、まさかまさかの来季からもう見れないとかないよね。彼女まだシニア1年目なんですけど…?

金メダルを取ったとしても素直に喜べない今回の女子シングル。

メダルをとった人もとれなかった人も、憂うべき事情てんこ盛りな感じ。なんともいえない物悲しさを含む平昌の女子シングルだったのでありました。


2018年2月19日月曜日

オリンピックに憑りつかれた人とそうでない人

珍しく夜仕事しているハヤシです。

小一時間ほど後に来客があるのですが、仕事がひと段落し、まったりしているのも何なので、短いものを一本、投稿することにします。

羽生ちゃんは「五輪の2連覇に対して使命感を持っていた」などと言い、それを成し遂げたことを「幸せだ」と話していました。

一方、ハヤシの師匠(勝手に)、宇野大先生は、「五輪は目標にしていない」「何も特別な思いはない」「2位になれたことがうれしい」と語り、「五輪」というものに対する思いは羽生ちゃんとは実に対照的で、皆無と言ってもいいくらいです。

私たち一般ピーポの中には、五輪種目のスポーツ選手で、かつ五輪レベルの力がある人々は、ある種、五輪に対して特別な思いを持っていて当たり前、と思っている人が多いように思います。

だからこそ、宇野大先生のお言葉は、非常に稀有に映ったりするわけです。

思えば、スポーツ選手の中には、オリンピックに憑りつかれた人とそうでない人がいるように思います。

憑りつかれ代表はなんといっても今や国会議員の橋本聖子、スピードスケートでは短距離で入賞レベルの力はあったものの他はどってことないのに、短いのから長いのまで、確か2,3回オリンピックに出ました。

加えて冬だけでは飽き足らず、夏のオリンピックも確か自転車種目で1回出ているはず。

もう国会議員になる前は、オリンピックが生きがいとしか言いようがない人生だったわけです。

他にも「田村でも金、谷でも金」とか言っちゃった谷亮子。自分で自分の2連覇の記録を「前人未踏」とか言っちゃうくらい、オリンピックに大きな価値を置いていました。

そして最近では吉田沙保里。

霊長類最強と呼ばれていた彼女もまた、オリンピック2連覇では飽き足らず、3連覇を狙い、決勝で見事に敗れるという劇的な最期(って失礼か)を遂げるに至ります。

その後の号泣っぷりは、やはり彼女にとって、オリンピックが非常に重要な場所であったことを示しています。

さらに、レジェンド葛西。
いくら金メダルが欲しいからって8回も粘るか。
45歳という年齢に達してもまだオリンピックの金にこだわる憑りつかれ人と言っていいでしょう。

確かにね、あたしゃーオリンピック大好きです。

スポーツ観戦好きにとっては、いろんなスポーツてんこ盛りで短期間に凝縮して楽しめる4年に   1度の祭典は、わくわく感が半端ない(今回はそうでもなかったけど。でも気が付いてみれば、やはり見れるときは色々見ているわけで)。

しかし、やはり、やっている側ではないので、オリンピックに憑りつかれちゃった人の感覚というのは皆目見当がつかないのです。

オリンピックで一発金取るより、ワールドカップで勝ち続けることの方が選手としてすごいんじゃないの、とか思ったりもするわけで。

なんというか、見ていると、オリンピックという宗教があるかのような、そんな空恐ろしささえ、憑りつかれ人を見ると感じます。

宇野大先生が、オリンピック教の信者さんでないことは様々な発言から明らかですが、他には、昨日500で金メダルとった小平さんなんかも案外信者じゃないような気がするのよね。
次のモチベーションは、世界記録と言っているし、自分を磨いたその先にメダルがあるという考えのようですし。

それから、レスリングで言えば、吉田沙保里と対照的に伊調馨も信者でないと言えるんではないかと。

3連覇をした時もあっさりでしたし、吉田沙保里が東京オリンピックに出たいと考えている横で、指導者になりたいなどと言っていて、自分の次の行く末を見ている感じ。

なんというか、あくまでハヤシ自身の好みの問題なんだけれど、金メダル金メダルとがっついて金メダルを取る人よりも、自分の技術や精神を鍛えてその結果金メダルに結び付くタイプの人の方が好きなんだよなあ。

だって、好きってことは極めたいという事なわけで。
後者のようなタイプの人の方がスポーツマンとして純粋である気がするのです。

金メダルだけで食っていけるわけじゃないでしょ。

昔、モハメドアリは、金メダルをとったのに、何も黒人差別が変わらないことに怒って、川にメダルを捨てたという話もありますし。

金メダルなんて、何もしてくれないわけですよ。

オリンピックは好きだけど、憑りつかれ人を見ると、その後の人生大丈夫なんかと少し心配になる。

逆に宇野大先生なんかを見ると、この人は、オリンピックなんぞから離れても、自分らしく生きていけるんだろうなと安心します。

オリンピックの憑りつかれ人生の再就職先が参議院議員くらいしかないって寂しすぎますよね。

オリンピックは、自分を磨いたその先の結果論であるのがちょうどいいのではないかと思うのです。


2018年2月17日土曜日

迷言大賞は宇野くんに決まりだ!!:平昌オリンピック男子シングル総括

なんだか、そんな流れでもできていたかのように、羽生ちゃんがドラマチックな2連覇を飾ってしまった男子シングル。

しかし、まず忘れちゃならねえのは、宇野くんが銀メダルを取ったということです。

しかも、不思議ちゃんぶりをいかんなく発揮して。
 
平昌入りしてからの彼の言葉は、もう天然としか言いようがないというか、明らかにオリンピック史上に残る名言、もとい迷言だと思うのです。

全日本の方が緊張した(団体のショート終わった直後)。
 
別に特別な気持ちにはならなかった。

一つ目のジャンプを失敗した後、笑いがこみ上げてきた(本日フリー終了後のインタビューにて)。

ゆづくんが来てくれて注目がそっちに集まったから楽(羽生ちゃん平昌入り後に言っていたらしい)。

強心臓というのとは違うと思うのです。
 
だって、全日本では緊張していたというし。
古い言葉で言えば新人類。「オリンピックだからなんだっつうの」という感覚だったというか。本人も話していた通り。

彼は元々、試合の大小を区別するタイプではないらしいし、常に自分に勝つのが目標という人。

目標が内向きだからこそ、「オリンピックのメダル」と騒ぐマスコミをよそに、普通の試合と同じように
自分のペースでコンディションを整え、普通の試合と同じ感覚で自分を見つめて試合に臨んだ。

そんな感じだったのではないでしょうか。

銀メダルまで想定していなかったのは、得点が出た時の、本人と樋口コーチの表情に現れていたと思います。
 
もう最初から最後まで、キョトン、ポカンの状態。その後のセレモニーに行っても、宇野くんはキョトン、ポカンなのでした。

まあ、ハヤシの羽生ちゃん嫌いは今更繰り返すまでもありませんが、今日見てても彼って本当に俗物、欲の塊なんだなあと思います(人のことはこちとら言えませぬが)。
観客を独り占めにしたい、常に主役でいたい、子供の頃になんかあったのかともうくらい、そういう欲求が強い。

だからこそ、肝心なところで負けない、欲しいものを手に入れていく強さもあるし、流れを持っていける運の強さもあると思うのですが(今回で言えば、ネイサンがショートで大崩れしたことなんかそう言えるでしょう)。

そういえば、スノボの平野歩夢くんが、ショーンホワイトがラン後にやる派手なパフォーマンスは客も煽るし、あれで点数がいくらか変わっているんじゃないかとテレビのインタビューで聞かれて、そう思うと答えていたけれど、フィギュアもそういうのがあると思うのです。それを羽生ちゃんは知っている。

つまり、何が言いたいかというと、派手なパフォがなければ、あそこまで点が伸びたのだろうか?ということであり、ハヤシは、そういう風にして点を稼ぐのは、アンフェアな感じがしてあまり好きくないということなのであります。

羽生ちゃんの今日の金メダルは、おそらく国民栄誉賞の授与の検討に値する偉業であると思われます。

しかし、ハヤシとしては、ここにきて明らかになった、宇野先生の不思議な大物ぶりに、ハヤシ栄誉賞を与えたいと勝手に思うのであります。

宇野くん、本当におめでとう。

あ、で、もう一つ忘れちゃならないことがあります。

ネイサンは、トータルでは5位ですが、今日のフリーに関して言えば、215点というぶっちぎりのトップであるということ。
 
たらればの話になりますが、ショートで例えばジャンプミスを1本に抑えていただけで、結果はガラッと変わっていたかもしれない。

絶対王者とか盤石の金メダルとか、決してそんなものではなかったのです。

なんで、齢23、4の若い男子をオリンピック2連覇したからと言って神様級に持ち上げるのは、どうかと思う。

今日の勝負は、今日のものでしかない。それが勝負の世界なのであります。

もう一度言います。宇野くん、銀メダル、本当におめでとう。

2018年2月11日日曜日

八木沼純子はそろそろやめたらどうだろう。

少し前に平昌オリンピックのフィギュア団体女子ショートが終わりました。

宮原知子ちゃんは4位。本人の感触と出てきた点数の感覚は違っていたようで、70点に届かない68.95。最初のコンビネーションジャンプでどちらもアンダーローテーションを取られたのが響いたようでした。

最初のルッツが回転不足だったのは私が見ていてもわかって、下手するとセカンドも回転不足かもという恐怖心をそそられる、そんな冒頭のジャンプでした。

が、解説の八木沼純子、セカンドジャンプの方しか回転不足を指摘してなかったんだよね…リプレイ画像でもファーストジャンプが回転不足なのは一目瞭然だったんですが…。

これに限らず、八木沼純子の解説は、技術解説がボロボロ。
 
回転不足や、ルッツとフリップのエッジエラーの指摘はデタラメだらけ。
ジャンプ転倒の原因についても、飛び急ぎ以外のセリフをまず聞かない。

荒川静香や本田武史とは、どえらい違いなのです。

なのに、NHKは、オリンピックになると、なぜか解説者で使うのは八木沼純子。

彼女は、おそらく現在の採点システムの理解も中途半端だし、演技を見る目も中途半端。

こんなこと言ってはかわいそうだけど、このあたりは、やはり国際大会で残してきた成績の違いとか、現在もコーチとして選手に関わっているか、現在の祭典システムの中で競技をしたことがあるかなどなど、様々な要因が絡まって、八木沼純子の解説は、ダメダメレベルなのだと思うのです。

繰り返しいうけれど、

なのに、なぜか、NHKは八木沼純子を使うのだ。

なぜだ。なぜなんだ。
声質がうるさくないからか。
解説なんてどうでもいいから、スケジュールが空いてそうな人をさっさと抑えるのか。

それとも、荒川静香の値段がお高すぎるのか?

とにかく!!

民放ですら使わない解説者をNHKが使う理由はないわけで。
聞いているだけで腹たってくる八木沼純子の解説からは、一刻も早く卒業するべきです。

なんなら女子の解説信成がやってもいいよ。
実際、彼は、技術解説わかりやすいし、女子の解説、GPシリーズでやったりしてるから。

で、肝心の宮原知子ちゃんの演技ですが、韓国のオリンピックなので、若干反日感情に配慮して抑えられてしまった可能性はあるものの、演技全般的に小さかったので、技術点も演技構成点も伸びなかったのかなという気がします。

がしかし、個人戦があるぜ。
頑張れ、知子ちゃん!!!

2018年2月10日土曜日

弱り目に祟り目とか、泣きっ面に蜂とか。

始まりましたね、平昌オリンピック。
史上最強にかいかいしきまでにきぶんがもりあがらなかったっていうね…。
ただ、始まるとやっぱり、あれも見たいこれも見たいと思う不思議な魔法を持つオリンピック。
昨日は、フィギュアの団体戦で、一人ぶっちぎりの宇野くんに、びっくりするとともに、「やっぱりこの子好きだわ」と思わされたのでした。
演技終わりのあの笑顔にやられた人は、結構いたでしょう…。
今はスマイルジャパンの初戦を待っている状況です。
今日の夜は、高木美帆ちゃんのでるスピードスケート3000メートルとレジェンド葛西のジャンプ男子ノーマルヒルがほぼ同時に競技時間が始まるので、二元中継で大変です。

さて、タイトルを見て、なんぞやと思った方がいたと思いますが、皆様にはこのブログで、何度か自分の心身の不調について述べてきました。
 
今も咳喘息の調子は良くないですし、これから花粉シーズンで余計悪くなるかもと思うと気が重い状況。

うつと不眠の治療も相変わらず続けています。

して、ここにきて、目の不調が明らかになりつつあります。

病名は、緑内障。

まだ、完全に検査が終わっているわけではないので、決定ではないのですが、これまでの検査結果から見るとほぼ確実。次回、視野検査で検査終了となりそうで、この後、これ以上悪くならないための点眼治療が始まることになると思われます。

なんでこの時期にこんなものが発覚したかというと、区民健診でとある総合病院に行ったところ、無料で眼科検診ができますよ、と言われ、そういや最近目が見えにくいからなあ、またメガネ合わないし(1年前にレンズ変えたばかり)、とか思って、気軽に受けたのが始まり。

1ヶ月前に眼圧と眼底検査をしたところ、眼圧が高く、眼底検査の結果、視神経が細くなっているところが両目ともいくつかあることが判明(特に右が悪いらしい)。

緑内障恐れ、しかもほぼ確実ということで、さらに精密検査をすることになりました。

かつ、加齢生黄斑変性症とかいう疾患(まだよう治療段階ではないらしい)や年齢なりの白内障(白内障は、目の老化なのでみんな持っているようです、手術が必要かどうかは人それぞれのようですが)もあるとのこと。

これはね、さすがに落ち込みましたね。

目の病気ってのがあるとは思ってもいなかったので…。
白内障は、お母ちゃんが60歳を過ぎた頃から計3回手術しているので、いずれ私もとは覚悟してたけど…。緑内障は、気落ちしましたねえ、なんてったって失明の恐れがある病気ですからの〜。

また、今回行った病院、先生がたまたま網膜専門だったらしく、検査時は必ず、眼底と眼圧を診るんだとか。ついでに視力も。

確かに1回目も2回目だった今日も両方診られましたよ(眼圧って、その時々によって全然違うそうです)。
眼底を毎回診るということは、すなわち、毎回(月1回程度)瞳孔を開くということで、これがね、なかなかに気持ち悪いわけです。

ハヤシ、病院の検査とかは、割りになんでも大丈夫な方で、注射も血を採るのも全然平気な人。

しかし、この瞳孔開くっちゅうのだけはどうにもダメだ。

検査師の人に検査の時には、サングラスか日傘か帽子で対策してほしいと言われましたが、そんなもんで本当に大丈夫なんかというくらい、数時間不快です。

目のピント合わないしさ。

今日は、前回より強く検査の後眩しさとかピントの合わなささを感じて、30分ほど近所のスタバで休んでいました。

が、その後少し歩いたりスマホを見たりしていたせいか、自宅に帰ってくるとなんとなく頭痛や吐き気がして気持ち悪くなり、少し寝てしまったっていうね。

喘息は長い間抱えている持病だからしゃーないと思っている。

アレルギー性の鼻炎もなっちまったもんは仕方ないと思っている。

鬱って言われた時も、ああやっぱりね、と特に落ち込みませんでした。
ADHDがあるかもって言われた時も。

でもねえ、緑内障は凹むわ〜。
瞳孔開くのは嫌だわ〜。
私サングラス似合わないしさ〜。

瞳孔開いた後の対処って、みんなどうしてるんだろう。
いい知恵あったらお貸しくださいませ。

一番無難なのは、つばのある帽子をかぶってくことかな。経済的にも一番いいのかも。

というわけで、1ヶ月後の視野検査がまた憂鬱なハヤシ、なのでした、マル。



2018年2月3日土曜日

不眠がなかなか治らない

今テレビでは、全日本カーリング選手権大会の女子準決勝をやっています。

中部電力対富士急なのですが、LS北見とオリンピック出場をかけて戦った中部電力が、まさかの苦戦。

さてこの後どうなるのか?という展開です。

さて、このブログでは、ハヤシが現在心的外傷後うつと不眠を患っていて治療していることを告白していますが(実際会ったヒトは多分誰もうつだと思わんだろな)、不眠の方がなかなか良くならず、うーん、頑固やなと嫌気がさしてきております。

私の場合、中間覚醒が起こりやすいのですが、まとまった時間眠れるようにするために5種類の薬を飲んでいるにもかかわらず、トイレに目が覚めて(これはしゃーない)、その後眠っても、1時間半ほど眠れればいい方。夜12時前後に布団に入っても5時半には目が覚めてしまって、その後は良くてウトウト半寝できるかどうか、だめなときは軽い動機も伴い、もうどうしたって眠れんという状況です。

しかも、年明けから咳喘息が悪化していて(一時は、去年の夏の全盛期?一歩手前まで行きました)、5時半頃目が醒めると、とにかく咳で眠れないという悪循環。

眠れなくても、ウトウトし続けていられる場合はまだいいのですが、いやもうどうしたって無理や、という場合、布団に入っているというのも、なかなか苦痛なものです。

実は、不眠はどうも母方の家系?っぽくて、うちの母も、10年ほど前に亡くなった母方の祖母も不眠でした。

祖母は亡くなる前1年間はハヤシの実家で暮らしていましたが、夜中、母がそおっと祖母の寝室をのぞいてみると、一寝入りして目が覚めちまった祖母が、ベッドにちょこんと腰掛けて、キャラメルとかクッキーとか頬張っていたとか…

うちの母の場合は、眠れなくなると、寝室を出てリビングの椅子でしばらくぼーっとするんだとか。

で、落ち着いたらまた寝室に戻るし、ダメならそのままおはようございます、という私より深刻な不眠を抱えているのに、眠くなったら寝れるさーと、病院に行く気配なし(決して精神安定しているタイプじゃないので、娘としては、行って欲しいんだけど)。

実は今朝も4時半頃からウトウト状態になって5時半には目が覚め、6時過ぎには布団に入っているのが気持ち悪くなり、6時半まで我慢しましたけど、もうあかんとばかりに起き上がって、朝からボリュームをむちゃくちゃ落として、CD聞いてました。

うーん、硝子の少年はいい曲やねえ。

眠れないなんてそんなに悩むことじゃないわよという考え方もありますが、お医者様に睡眠が安定するまで仕事量を上げないようになんて言われちまっているもので、うーん、安定させたいんだけどなあ、せめて後1時間くらいはきちんと寝たいんだけどなあと思うのであります(注;お医者様によれば、元々ショートスリーパーであれば、過度に長く眠ることは期待できないようですが。ハヤシ、今までは5時間睡眠もザラでした…)。

ま、でも、それが叶わないなら、早起きして、朝の時間をのんびり過ごすというのもありかなと最近思うようになってきました。

今日みたいに音楽聴いたり。
ぼーっとニュースを見たり。

ただ、読書みたいに頭を使うものは、疲労を早めてしまうような気がしてちょっと避けたいなと思ったりするのですが。

自分の場合、仕事で心配なことや落ち込むことがあった場合に特に不眠がひどくなるようで。

今度の水曜日は病院の日。一応先生に相談はしてみようと思いますが、これ以上薬の量が増えるのも嫌なので、自分なりの気の紛らわし方を持てればと思います。

あ、あと、先日やったADHDがあるかどうか?の検査(まあ、知能検査みたいなもの)の結果も聞けるのだ。

あれはね。絶対なんかあるとしか思えないくらい、できたのとできなかったのと、差が主観的にでかかった。

ハヤシは個人的に、自分のことを知れることは対処方法がわかる(ないなら諦めるという方法もある)からいいことだと思っていて、なんで、こういう検査に恐怖心はあまりないし、健康診断なんかも嫌いな方ではありません。

それに、仮にADHDか何かがあったんだとしても、ここまでなんとか生きてこれたんだから、この先もなんとかやっていけるんじゃないかと思っています。

先生のお話で自分なりに咀嚼したことをこのブログではお伝えしようと思います。

おー、もう第7エンドか。中部電力が3ー6で負けてます、格下の富士急に。

こういう下剋上が起こるのもカーリングの面白いところ。

ことごとくメンタルってやつなのです。
 

2018年2月1日木曜日

CDプレイヤーがぶっ壊れました。

今日は1日自宅にいるハヤシです。

体調を崩してからめっきり体力が落ちました。

季節柄、年始にまた悪化した咳や鼻炎もなかなか良くならんし。
あ、風邪とかじゃないですよ。喘息とアレルギー性の鼻炎です、はい。

昨日は、夜に少し遠出する仕事があり、帰ってくると結構な疲労状態。

明日は雪ですが、午前から気合を入れなあかん仕事が入ってしまっているので、今日は体力温存しようと、自宅で引きこもりを決め込んだわけです。

が、朝から予定が狂いました。

昨夜足の爪を切ったらちょっと深爪になってしまい、痛みが出てきたので、切らしていた絆創膏やらついでに歯ブラシやらを買いに、天気が良い午前のうちに近くのドラッグストアへ。

そして、CDミニコンポが壊れやがっていました。

安物でしたが、自宅で母が使っていたので、自分もこれでいいやと、数年前にアマゾンで購入。
わずか1年余りでリモコンは効かなくなり、そのうちCDを読み取らない事態が発生。

読み取り部分の汚れが原因かと掃除をしても、きちんと読み取れるCDとそうでないCDがある。
特に堂本剛くんの曲はもう何が何でも読み取ってくれないっていうね。

なんでそんなにつよぽん嫌うんだよ、こいつ…などと思っているうちにしばらく使わなくなっていると、彼は静かに息を引き取っていました。

今朝、試しに電源を入れてみたら、何度も何度もトライしてもうんもすんも言わなくなりました。

音楽は、itunesで最近聴いているのですが、実はハヤシ、キューバ音楽やボサノバなどのラテン系の音楽や古いアメリカのモータウン系のサウンドなど好きでして、たまーに無性に聴きたくなるのであります。

で、そういうの聴くにはどうしてもやっぱりCDじゃないと厳しい。

最近は民放のテレビも見ないし、音楽流せたらテレビ切っちゃってもいいなと思うこともあったりするもので、正直CDを聴く道具って、たまにしか使わなくてもないと非常に困る。

実は先ほど、古いノートPCのCDドライブで聴いてみたんですが、音質にこだわらんハヤシでも、うーん、これは外部スピーカーがないと相当キツイなあという音質。

しかも、ドライブの開閉部分の反応が鈍くて、こっちのPCもそろそろお陀仏かしらという恐怖を感じたのでした。

で、Amazonで色々見ました。

そうしたら、今案外高いんですのね。CDのプレイヤーって。

正直そこまでお金をかける気はないし、音質にこだわる方でもないので、日本メーカーじゃないんだろうな、でも、買った人のレビューが高い、某◯印◯品の壁掛けプレイヤーに似たものを思わずポチってしまいました。お値段7000円あまり。

独り暮らしの小さな1kにそんな立派なコンポはいらないので、とりあえず使って見ます、はい。

CDプレイヤーが壊れてしまった副次的効果として、それを処分するついでに、最近また物があふれ出した部屋を片付けようと、読まない本をしまったり、なんでこんなもんとってあったんだろうというものを捨てたりして、部屋がすっきりしちゃいました。

こういうのなんていうんですかね、怪我の功名とでもいうんでしょうか。

明日届く新しいパクリものっぽいプレイヤー。
届いてセッティングした暁には、インスタにでも載せたいと思います。

ではでは。