2014年3月30日日曜日

ジョニ子、ジェイ子、そしてメイテ。

「しっかし、イケメン大集合やな。」

これ、以前お付き合いしていた男性が、フィギュアスケートのグランプリファイナルか何かをテレビで観て、つぶやいたセリフです。
もちろん男子シングル。時期は、確か、トリノの次のシーズンだったような気がします。

ランビエール、ジュベールがまだ元気にやっていたころ。つい一昨日引退試合を終えたベルネルあたりもいたかもしれません。高橋大輔も大けがする前のことでした。
言われてみれば確かにイケメンさんが多かったんですが、(女子としては「あるまじき」なのか?)フィギュアの男子選手に、それ自体独立した「見た目の美しさ」を求めていなかったハヤシは、「は~、そうなんですかねえ」と、あまりピンときておりませんでした(注:ランビエール様は見た目も好きでしたが、やはり、それは彼の芸術的な演技と相まってのことで、ルックスだけを取り上げて競技を理解しようとしない女子ファンは、個人的には見るものを間違っていると思う方です)。

しかし、今、もし彼が(いや、彼じゃなくてもいいんだが)、私の前で同じセリフを吐いたら、私は間違いなくこう言うでしょう。

「違いまっせ!!男子シングルは、オネエ大集合やで!!」

まず、「男子フィギュアでオネエ」の代表格といえば、言わずと知れたジョニ子こと、ジョニー・ウィアーです。
ただ、おそらく、彼のように薔薇しょって現れそうなわかりやすい耽美系(演技もまたウルウルの麗し系です)は、男子フィギュア界では、かなり珍しい。
これに近いオネエ系といえば、このブログでも取り上げた「純真乙女系」に属するジェイ子こと、ジェイソン・ブラウン。
彼の場合、普段のしぐさや語り口調はかなりわかりやすく女の子しているのですが、演技はジョニ子とは違って非常にパワフルで、耽美的な香りはしません。

男子フィギュアの主流は、おそらく「見た目的にあんまり疑いは持たれていないんだけど、その実、オネエ」という人たちだと思うのです。
最近観察していて、少しずつわかるようになってきました。

この主流派で一番有名なのは、おそらく、羽生ちゃんの師匠、ブライアン・オーサーでしょう。
なんせ、キムヨナの母親は、「オーサーはオネエだからヨナを預けても手は出されない」と考えて彼女を預けたって話があるくらいですから。
まあ、もしかすると、オーサーの場合、性的にホモセクシャルなだけであってオネエではないかもしれませんが、テレビで映っていないところでどうなっているのかわからないので、とりあえずオネエということにしておきます。

そして、最近、かなり確信に近いレベルで「これは・・・」と思った選手が二人ほどいます。

ひとりは、髙橋大輔です。
誤解がないように言いますが、私、彼の大ファンです。
彼がオネエでも何でも、彼の演技は、私にとって、歴代男子フィギュア選手の中でナンバー1です。

自分を正当化するわけじゃないですが、実は彼がオネエだという根強い噂が結構前からあるらしい。何しろ、女のうわさが浅田真央以外にほとんど出てきたことがないんですから。あれだけ、モテモテなのに。

彼がオネエだと確信したのは、ソチのフリーの後です。
演技を終えた彼は、いつものように丁寧に観客に対して最後のご挨拶をしていました。
そのときの、「ありがとうございました」と動く口元が、「ましたっ」とちょっと跳ねように動いていて、その跳ねに連動するように、小首が少し傾いたのです。

うおっ。
超絶かわいい・・・

そう思って、リプレイで彼の「ビートルズメドレー」を見ると、さわやかにたたえている微笑みもなんだか女神のように見えなくもない(まあ、それだけ神々しかったという意味でもあるのですが)。

もうひとりは、ハピエル・フェルナンデス。今回の世界選手権の銅メダリストです。
彼については、本当にノーチェックでした。オーサーの元にいると言うので、手籠めにされていやしないかと心配はしていたのですが、それだけでした。

が・・・今回の世界選手権のショートプログラムの後の彼のインタビューを見て、私は、「!!!」と一瞬声を失いました。
思えば、彼がインタビューに答えたのって初めて見た気がするのですが・・・なんて優しいしゃべり方。うつむき加減で、恥ずかしそうに、蚊の鳴くような声で話している。
こりゃもう絶対そうだ!!確信しました。

彼がオネエと思った時の衝撃は、かなり大きかったです。
私が気が付いていないだけで(世の大半の人が気が付いていないだけで)、男子フィギュアには、オネエ系選手は思いのほか、たくさんたくさんいるのかもしれません。

いやしかし、これって、無理のないことなんでしょう。

「オネエ」と呼ばれている人のすべてが、先天的にそのような嗜好だったのか、後天的に目覚めたのかはわかりませんが、ことフィギュア、特に「男子シングル」という種目に関していうと、そういう要素は、確実に成長させられていくように思うのです。

フィギュアスケートというのは、「技術」に加えて「芸術性」というものが求められる唯一無二のスポーツです。
「より美しく」「より豊かに」という方向性を突き詰めていくと、最終的に女性的な感性につながっていって行きやすいと思うのです。回避することは難しいのかもしれません。
そういう極みを見てしまった人は、おそらくそこからは引き返せないだろうし、それが当たり前になってしまいます。
しかも、男子シングルは、ペアやアイスダンスと違って、男子選手に「男性たること」が求められていません。
そうするともう、行くところまで行っちゃう人が大勢出てきてしまっても仕方ないし、ある意味そういう「ぎりぎり」のところで勝負している彼らは、なんというか、精神も感情もギリギリな状態で戦っているわけで、もう、どうしようもなく尊敬するしかないな、と思ってしまうのであります。

うーん。かくも奥深い、男子シングル・・・

ところで、ここで引き合いに出すとちょっとした誤解を与えてしまいそうなのですが、最近とても気になる女子選手にフランスのマエ・ベレニス・メイテという黒人選手がいます。かなりガタイもいい選手です。
こういう選手が「女性的な美しさ」重視の女子選手の中で戦っていくのは、技術はともかく「芸術性」という観点からは非常に難しいと思うのですが、彼女は、それを逆手に取る作戦に出ています。

氷上でロックを踊るのです。
かつて女子選手で、プリンスを踊った人がいたでしょうか?(いたかもしれんが私は知らない)。
こんなにがっつりよつでロックと組んだ子がいたでしょうか。

彼女にはこの先、大きな壁が立ちはだかるでしょう。ファイブコンポーネンツで評価されない日々が続くことになるのでしょう。
ジョニ子に審判の壁が立ちはだかったように。
でも、私は、彼女には諦めないでほしいし、審判団には「これも表現なのだ」と正当に評価してほしい。

フィギュアは、その人の全人格が出るスポーツと言われています。
採点という壁で、選手の人格を否定するような姑息な差別はしないでほしい。
フィギュアファンのハヤシは、そう思うのでありました。









ユニクロの春物、イネスライン。

フィギュアスケートの世界選手権が終わりました・・・
オリンピックシーズンの世界選手権は、メダリストが欠場したり、気持ちの入らない演技をする選手が多かったりして、レベルがいまいちなことが多いのですが、今回は、なかなかにレベルの高い大会だったと思います。
特に男子は・・・(羽生君金メダルには納得できませんが)。
それだけ「紙一重」の選手がたくさんいる、ということなんでしょうね、今のフィギュア界。

さて、めきめき気温が上がっている昨今。
そして、消費税が上がるまで、あと数日。
駆け込みでいろんな物を買っちまおうと思っている方、多いと思います。

そういうわけでもないのですが、ハヤシも今週末、春物を購入しました。
買ったのは、ユニクロです。

今回買ったのは、「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」とかいうフランス人のデザイナーによる限定ラインのものです。
デザイナーや有名ブランドとのコラボ限定ラインは、今までにも何度かありますが、インパクトの強さという意味では、ジル・スチュアートとのコラボライン「+J」以来だと思いました。

イネスラインで一番最初に買ったのは、2種類のパターンを組み合わせて作られている長袖のシャツ。仕事の帰りに自宅の近くのユニクロで買いました。
柄や色合いはもちろん、生地感もぱりっとしていて普段使いしやすい感じだったので、もう少し直に(ネットではチェック済み)商品を見てみたくて、金曜日の夜にギンザコマツのユニクロに行ってきました。

最上階がイネスフロアになっていました。
雰囲気、他の階と全然違います。イネスラインのイメージは「パリジェンヌの日常着」みたいな感じのようで、それが引き立つように、お店のディスプレイも、パリのアパートの一室を思わせるような雰囲気にしていました。
フロアの真ん中には、白い布のソファなんか置いてみたりして・・・

もう1枚シャツが買えれば、と思っていました。
ネットストアでチェックしていた、小さな襟の白いシャツがいいなと思っていました。
が、そのシャツは、結局試着さえしませんでした。生地がかなり薄くて、ちょっと好みと合わなかったのです。重い荷物を肩からかけて歩くことを考えると、耐久性に不安があるなとも
思いました。

試着したのは、襟がないかぶりの綿のシャツ(ボタンホールが赤い糸になっている)、センタープレスの綿のトラウザー、そして、ストライブのジャケットでした。そして、ジャケット以外の2点をお買い上げ。
ジャケットは残念ながら、Sサイズでも肩幅も身幅も私には大きく、断念せざるを得ませんでした。

が、シャツは、即決。一昔前のマーガレット・ハウエルを彷彿とさせるシンプルで素朴なデザイン。前身ごろに、一番下のボタンから裾に向かってボックスプリーツが入っていて、何気なくデザインを入れているところも心憎い。

そして、驚いたのはパンツです。
ユニクロの商品の中で、パンツは私にとって「いただけない」代物でした。
どんなパンツをはいても、ヒップラインがどうしようもなく汚かったのです。自分のお尻はこんなに形が悪いのか、と絶望的な気分になるほど。
今、知花くららがCMで履いているあのパンツも、「知花くららだから履けるんでしょ」と冷ややかに見ておりました。

が、しかし、イネスのトラウザーは、通常のユニクロのラインとはヒップの作りが全然違います。
ヒップアップして見えます。小さく見えます。そして、ブーツカットのラインもとてもきれいです。膝の絞りもちょうどいいですし、裾の広がり具合も程良い。足長効果もあります(私はヒールは履きませんが、それでもきれいに見えます)。
もちろん、コットンの生地の厚みも薄すぎず、実にハヤシ好み。
こちらは、2センチほど裾上げをして、購入しました。
仕事に活躍しそうです。
色違いでもう1つ欲しいくらい。

+Jのラインは、デザインは非常に洗練されていてよかったのですが、妙に「固い」生地感が私は苦手で、購入したことはありませんでした。
しかし、イネスのラインは、パリジェンヌの肩の力が抜けた定番着をモチーフにしているだけあって、柔らかくこなれた生地の物ばかりです。
そして、若い子から結構な高齢層までがおしゃれを楽しめるデザインです。

お客さんが殺到していたギンザコマツのユニクロでしたが(中国人の団体様がとても多かった)、自分的には、今季のユニクロ、イネス以外は、現時点ではインパクトに欠けるという印象です。

唯一目を引いたのは、エアリズムの品ぞろえを充実させているところ、でしょうか。
最近の夏の異常な暑さを思えば、夏を快適に過ごせるインナーは必須ですし、ハヤシも欲しいなと思いましたし。
個人的には、コットンのニット系をカーディガンだけでなく、冬のニットのようにV開きのセーターや、ジャケットのインに着るノースリーブなども出して欲しいと思っています。

とはいえ、イネスライン、そこそこの有名ブランドのセカンドラインを買うなら、値段もデザインも納得のラインです。試着するだけでも、楽しいかも。



2014年3月24日月曜日

ユーキャン凄いかも。

少し前に不動産鑑定士の試験を受けるぞ、などと宣言しちゃったことがあるのですが、読んでくれた方、いたでしょうか(書いた覚えがある・・・すごいサラッとですけど)。

一応、勉強しています。移動中や外食時に待ってるときにほぼ限られていますが。
働く大人が勉強できる時間というのは、移動中に限定される傾向がどうしても高いわけですから、そういうときに勉強しやすいアイテムがあると本当に便利、と思います。

資格試験予備校の講師をしていたくせに、自分自身は予備校の教材や予備校のテクがどうしても好きではなく、10年もの歳月をかけて司法試験を受け続けました。
その経験から言えることは、勉強に使うアイテムの数は、増えれば増えるほど、勉強しにくくなるということです。
論述式がある試験は難しいですが、難度が高い資格でも、基本的に各科目に1つのアイテムで知識を吸収できるのが理想。

今勉強をのらりくらりやっている不動産鑑定士の資格は、一次の短答式と2次の論述式で試験科目が全く違います。
それだけに1次の短答式は効率よく勉強したい。
そこで、ちょうどよい書物はないものか、と思い、いつもと違う書店に行ってみることにしました。

いつもよく行っているのは、これも前に書いたような気がしますが、丸の内オアゾの丸善です。が、少し前にネットで、とある資格マニアの方が、八重洲ブックセンターを「資格本を売る書店」の上位にランクさせていました。それを思い出して、2週間ほど前の火曜日の夕方、八重洲ブックセンターに向かいました。
資格本関係は2階フロア。かなりの充実度。取り扱っている出版社が、実に豊富です。

ワタシ、八重洲ブックセンターで、初めてユーキャン市販の書籍を見ました。
そう、あの「通信教育」のユーキャンです。
川栄李奈に薬膳コーディネーターを取らせようとした、あのユーキャンです(そういえば、結果、どうなったんだろう)。

テキストや過去問集、一問一答集などを、かなり多様な資格で出しています。
特に目を引いたのは、一問一答集でした。
さすがに司法試験や司法書士、不動産鑑定士についてはありませんでしたが、主要資格で目に付いたところだと、宅建、社労士、FP技能士2級及び3級、社会福祉士(福祉系資格の中では取得が難しい)に確か管理栄養士とかもあったような。理系資格の一部にもありました。

中身を開いてみると、なかなかに秀逸でした。
まず、全体の出題傾向について解説するパート→それぞれのセッションについての問題及び解答及び解説のパート(見開きで、左が問い、右が答と解説。もちろん○×式です。ちなみに答とキーワードは赤字で、同色の透明シートをかぶせると見えなくなる仕組み)→最後にポイントをおさらいするパート、という構成です。
大きさは手帳サイズ。B6くらいの大きさではないでしょうか。

ハヤシが「こういうのがあればいいのに」と思う質と量、大きさです。
問題と解答及び解説のパートは、試験の種類にもよりますが、過去問で構成されているものが多いようで、概ね500問くらいから7、800問くらいと思われます。
解説も、予備校の「過去問本」にありがちな、だらだらと長ったらしいものではなく、非常にコンパクト。
しかも、最後についているおさらいパートの部分も、細かい部分を省いてポイントに抑えてあります。量的にもちょうどよい感じ。
大きさも電車の中で開くには(特に立っているとき)、手に収まるいい大きさです。

たいていの資格は、必要とされる知識量は、実はそれほど多くないはずなのです。
なのに、ちまたの資格試験予備校は、必要性の格付けはするものの、無駄な知識を入れるようにあおり、やたら分厚いテキスト、やたら分厚い資格本を作成してきました。
これは、要は「こんなに大変なんだから、予備校に通わないと無理でしょ」と、「資格でもとらにゃ」とまじめな学生や社会人にたっかいお布施を払わせて予備校に入学させる作戦です。

ユーキャンの一問一答本には、そういういやらしさを感じませんでした。
もう完全に通信教育のノウハウを生かして、「みなさんに合格してもらいたいのです」というまっすぐな姿勢を貫いて作成されたのではないかと感じさせるのであります。

先ほども書いたように、残念ながら現在のところ、不動産鑑定士の一問一答集はありません。
不動産鑑定士は、その試験の科目の多さや論述式試験の独特さ故に、なかなか資格本の新規参入がしにくいように思われます。市販されている書籍の数は、本当に限られています。

が、しかし、ユーキャンさん。
短答式だけでもいいので、一問一答集、作ってみませんか。行政法規と評価基準、分けてもいいですから。
間違いなく、売れます。ワタシ、買います。
どうかどうか、よろしくお願いいたします。

なんですか、今の不動産プチバブルに乗っかって、不動産資格の人気が上昇しそうなんて話も、あるみたいですから。

2014年3月22日土曜日

コムデギャルソンは札幌、なのだ。

突然ですが、プチ帰省しているハヤシです。
20日の夜の18時羽田発の便で帰ってきました。

この日は、北海道発のツアー客と一緒だったのですが、どうもその団体様というのが、年齢65歳以上くらいの方に限定していたんじゃないかというツアーでして。
私が乗った便は、17時過ぎくらいに搭乗口上に「天候調査中」という表示が出て、ツアーのみなさん、一時騒然。

しかも、25分過ぎには、出発するかどうかお知らせしますというアナウンスがあったにもかかわらず、30分を過ぎてもアナウンスなし。
旅慣れていないとおぼしき高齢のおじさま、おばさま方は、搭乗口付近にどわあああああっと集まり、つぶれかかった銀行の窓口に集中する年金を預けた高齢者、みたいな雰囲気になりました。

そこはさすが日本人、大騒ぎすることはなかったわけですが、人混みがあまり得意でないハヤシは、人いきれのために搭乗前にすっかりくたびれてしまい、飛行機が離陸したとたんに爆睡モードに入ったのでした・・・

今回の帰省は、疲労回復と花粉からの避難が目的です。

例の長い裁判の後、これといって体に不調が出ているわけではないのですが、なんとな~く仕事にやる気が起きないというか、自分自身に覇気がない状況が続いておりました。
しかも、花粉もピークの時期。花粉症の自分にとっては、外出時にずーっとマスクをして過ごす日々が続き、肩こりや頭痛になることもしばしばです。

幸い、我々法曹界は、3月末というのは比較的時間に余裕がある時期でもあるので、リフレッシュのために帰省したというわけです。

で、本日、妹と例のごとくお出かけしました。

毎回帰省する際には、1週間ほど前に妹からラインでメッセージが届きます。
「帰ってきたら、どこ行きたいのさ」
という、この一言。
言うまでもなく、買い物にどこに行きたいのか聞いてるのであります。

別に行く店なんておおかた決まっているのに、わざわざメールなんかよこさんでも・・・と毎回思っていたのですが、例のいつも行っているセレクトショップが、ここ最近品ぞろえがいまひとつで、そこだけでは満足できない状況になっていました。

一番行きたいのは「ギャルソン」だな~。
そんな気分でメールしました。

ギャルソンの品ぞろえは、当然、東京の方が断然多いです。
シーズン物の展開も早い。
お店のスタッフさんの話では、一番早いのは青山店だそうです。
その後、ギンザコマツ、丸の内、そして最後に百貨店など全国展開するんだそうで。

ハヤシは、通勤経路の関係で、東京にいる間は、ギンザコマツ店に出没することがかなり多いです。
次に行く頻度が高いのが丸の内店。青山店は、ごくたまに行くくらい。
丸の内とか青山の方は、かなり本気度が高いときしか行きません。なんせ、お店の人の側の本気度が高いので、ゆっくり見られる感じがあまりないのです。

ギンザコマツはそんなことはないんだけど、他のブランドの物が多すぎて、逆にギャルソンの品ぞろえがちょっと手薄に感じられるほど。
しかも最近かなり閑散としていて、お店に開店時の活気がありません。

ギャルソンは、札幌で見る方が断然テンションがあがります。
これ、気がついたの、昨年の夏あたりなのですが。

札幌には、ギャルソンの路面店はありません。
丸井今井という老舗百貨店(今は、三越伊勢丹ホールディングス系列)に3ラインが同じフロアの別コーナーに展開。コムコムとか、ジュンヤワタナベなどがあります。
そして、札幌パルコにも確か4ラインが同じフロアの別コーナーに展開。トリコやジュンヤワタナベ・メン、ブラック・コムデギャルソンなどがあります。

なんで、札幌の方がテンションがあがるのか。
ずばり「濃さ」が理由と思います。
1つ1つのラインで占めるコーナーの広さは、決して広くありません。
しかし、その小さな店舗の中が、どこのラインについても「びっちり、ギャルソン」しちゃっているのです。
品ぞろえがそれほど多いはずもないのですが、東京のどこで見るよりも、商品がそろっている気がします(もちろん、欲しいサイズがないということはありますが)。ディスプレイの妙、なのかもしれません。

ギャルソンが見たくてギャルソンのお店に行っているので、この、どこもかしこも「コムコムだらけ」「ジュンヤだらけ」「トリコだらけ」みたいな状況には、鼻血が出んばかりに前頭葉が刺激されるのです。

でもこれ、どうも私だけではないようです。

本日、札幌パルコのトリコのお店で、妹が試着しているときのこと、お店の方と世間話になり、「普段は東京に住んでいて、昨日から帰省している」と伝えました。
お店の方に「東京ではどこのお店に行くことが多いんですか」と言われたので、「ギンザも丸の内も青山も行きますけど、でも、ギャルソンは、断然札幌で見る方が楽しいです」と正直な感想を言いました。
そうしたら、「東京のギャルソンに行った方、みなさん、そう言います」と、お店の方から返ってきたのです。

以前、このブログで、札幌はセレクトショップ激戦区で、だからこそ、ショップのみなさんのセレクト眼とディスプレイの技が発達している、みたいなことを書いたのですが、当然、この影響は各ブランドショップにも出てるんでしょうねえ。

あんまりいろんな地方から来られて、札幌のギャルソンが品薄になっちゃうのは、ちょっと困り物ではありますが、この「楽しい濃さ」を味わいに、ギャルソン好きの皆様には、是非一度、来札していただきたいな、とも思います。

ちなみに、本日私は、コムコムで、ネイビーに変形水玉柄の丸襟ジャケットを買いました。中にプレイのボーダーTシャツを来て、下にネイビーのパンツ、スカート、それからワンピースを合わせると、とっても春らしい気分になれそうです。

で、本日は美容室に午前中に行った後、このジャケットに合いそうなワンピースを探したいな、なんて思うのでありました。


2014年3月16日日曜日

DEEN&DELUCAなのだ。

名古屋に来ています。
研修の講師の仕事です。
以前にも書きましたが、名古屋は古巣。久々ホームに帰ってきたわけですが、なんというか、東京の業界にはない風通しの良さを感じて、ちょっと生き返っているところです。
愛知は保守的な地域といわれていますが、弁護士業界は、まだまだベテランの心が若く、逆に若手に刺激をくれる人がたくさんいます。
研修は明日まで。
英気をもらって帰ります。

さて、最近、ランチをDEEN&DELUCAで買うことが多くなりました。
事務所の最寄り駅、恵比寿アトレに何ヶ月か前に出店したのです。

店舗によって当然違いますが、DEEN&DELUCAの大きな魅力のひとつに、デリやサラダ、パスタやキッシュなどのメイン料理の豊富さがあげられます。
しかも、デリはヘルシーな野菜物が結構多い(恵比寿アトレは、テイクアウト中心です。イートインできますが)。
しかも、見た目がとてもきれい。
サンドイッチの具材も、いろんな食材を挟んでいて、栄養が偏らないよう配慮されています。
こちらも彩りが美しく、見ているだけで楽しく、そこが「食べてみたい、買ってみたい」という意欲につながります。

そして、なにより私にとっての最大の魅力は、これらの料理が「おいしい」ということ。

DEEN&DELUCA、おしゃれです。
ハヤシ、おしゃれな食べ物に偏見があります。

「女の子に人気」とか言われている店や女性客が多い店は、客観的評価の30~40パーセント減の味と考えて、まず間違いないと考えています。
見た目や店内の雰囲気ありきで、ごまかされた女子が、おしゃれ、かわいいと美味しいを混同して、評価があがっちまっているケースが多いからです。

しかし、DEEN&DELUCAは違います。
お店や料理の見た目がおしゃれなだけではないのです。「うまい」のです。

ハヤシの一番のお気に入りは、パスタとサラダです。
先週食べた、ゴルゴンゾーラチーズのペンネも、イカが入ったバジルソーズのパスタも、とてもよかった。
味付けはシンプルですが、オリーブオイルやガーリックの風味、ペンネのゆで上げ感(レンジでチンした後ですよ!!)が、なんともいえず、絶妙です。

以前恵比寿にいいスパゲティ屋を見つけたと投稿していたハヤシですが、あの後閉店してしまっていて、再び、パスタ難民化していたところでした。
その悲しさを、DEEN&DELUCAのパスタのうまさは、テイクアウト商品であるにも関わらず、癒してくれたのです。

サラダのお気に入りは、焼き野菜が入った小さいサラダ。
カボチャやパプリカの焦げ目が香ばしいし、一緒に入っている葉物野菜もよれた感じがありません。
ついているドレッシングも、あっさりしていて野菜の味を引き立てる感じで、しょっぱさや酸っぱさが残りません。

確かにテイクアウトにしては、ちょっとお値段が張ってしまいますが、それを押してでも食べたい、病みつきになる贅沢さです。
恵比寿アトレ店の場合、12時過ぎにデリを買ったりすると、コーヒーを200円で購入できます。
このコーヒーも、時に淹れたてをもらえることがあり、お得感満載です。

DEEN&DELUCAに一番お世話になっていたのは、思えば、名古屋時代でした。
名古屋駅近くにあるミッドランドスクエアという商業施設の地下に、かなりフロアが大きい店舗が入っていました。店舗の外には、カウンター式のカフェもありました。
土日に買い物に来たついでにコーヒーやケーキでブレイクとか、名古屋駅から遠出する前に、プレートのランチを頂くという感じで、利用していました。
妹が好きな塩キャラメルを取り扱っていたことも一時あり、それを購入しに立ち寄ることもよくありました。

東京に来てからは、名古屋みたいに、メジャーな場所にゆっくりくつろげるDEEN&DELUCAがあまりなく、見つけたかと思うと土日は激混み。入って一息・・・なんてこともなかなかできなくて、ちょっとご無沙汰になっていました。

が、職場の近くに来てくれて、そこで食べたりとかはなかなかできないけど、久しぶりに恩恵にあずかることができるようになって、ちょっとうれしいな、という気分です。

DEEN&DELUCAは、デリなどだけではなく、お菓子やお茶、外国や地方の食材などもたくさん種類が置いてあって、ぷらぷらと見るだけでも楽しい。ケーキや、あまーいドーナッツもおすすめ。

そんな「食」に関して非の打ち所がなさそなDEEN&DELUCAですが、ちょっとだけ残念なことがあります。

パンがいまいちなのです。
まず、シナモンロールなどの甘いパンは、ちょっと大きすぎるきらいがあります。
バゲットや、全粒粉やライ麦の硬質なパンが少ない。置いてあっても薄くスライスしているパンが2分の1くらい入っている袋詰めの物ばかり。
味もそれほど美味しく感じた記憶がありません。

せっかく美味しいデリやこだわったワインを置いているのですから、パンもそれに合うような硬派な物を豊富に取りそろえてくれると、もっともっとファンが増えるような気がするのです。

もっともっと進化して、もっともっと美味しいDEEN&DELUCAになることを期待してしまいます。

明日の研修後は、名古屋のお店に寄れそうになくて、ちょっと残念。
月曜のお昼は、たぶん恵比寿のお店に参上していることでしょう。


2014年3月10日月曜日

Windowsタブレットを買ってみました。

北海道銀行が中部電力に負けました、全日本カーリング選手権の女子決勝・・・
しかも、全くいいところなく。

仕方ないといえば仕方ありません。つい最近まで、ソチに行ってましたし、その後もなんだかんだとソチ後の対応に追われていたことでしょう。
調整不足、気力不足、否めません。

しかし、私はどうも、あの「鼻息が荒い小娘」感がプンプン漂う中部電力チームが好きになれず、道銀チームが負けてしまったのは、悔しい・・・

いや、しかし、長いシーズンだったと思います。お疲れ様でした。


本日の本題は、ハヤシが、割と最近買ったWindowsタブレットについてです。


昨年の11月、iPad2の回線契約を解約しました。で、それに合わせてAQUOSPadを買い、iPad2は自宅でWi-Fiタブレットとして使っておりました。
が、もう、バッテリーの減り具合が尋常じゃないのです。100パーセントチャージして、スリープにしているのに3日後に開けたら、なんで60パーセントになってるのだ、と。

AQUOSPadを使い倒すのでもいいのですが、回線使いすぎとかをあまり気にせず、自宅では気軽にWi-Fiタブレットでサクサクやりたいなと思い、1つ買うことにしました。

最初は、Androidタブレットにしようと思ったのです。安いし。NEXUS7とかMEMO PADあたりでも買おうかなと。
しかし、ふっと、「あ。せっかくだから、Windowsタブレットを試してみようかな」なんて、思ってしまったのです。

Wi-Fiタブレットを買おうと思い立ったのは、ちょうど例の長期の裁判の中盤を終えたころだったと思うのですが、たまたま、仕事の帰りにヨドバシカメラに寄った時に、店頭に並んでいるのを見ていたのです。
しかも、Androidの主流の物より、少し大きい8インチという、何とも絶妙なサイズ感。
それに、AndroidでもiPhoneでも、Googleドライブなんかをインストールすれば、ワードやエクセル文書が見られる、ある程度編集も可能、とはいえ、機能としては、誤字脱字修正やごく短い書面の作成に限られてしまう。
調べてみると、Windowsタブレットのほとんどは、オフィスが標準搭載。お値段との比較で考えると、かなり魅力的です。

実際に買ったのは2月の中過ぎくらいだったでしょうか。acerのICONIA w4-820を買いました。

その日は本当は買うつもりはなかったのですが、なんとなく銀座のビックカメラで見た時に、店員さんに話しかけられ、商品の説明を聞いているうちに、「じゃ、買うか」と若干衝動買いしてしまいました。

とはいえ、事前のリサーチはある程度していて、候補としては、ASUS、DELL、LENOVOなんかが他にありました。
最終的に、ICONIAにしたのは、店頭で動かしたときのサクサク感が一番よかったのと、USBやミニHDMIがついていたから、そして、なにより、ネットでも評価が高かったし、何の気なしにヨドバシに行ったときに店員さんに聞いたときも、この日、ビックカメラで対応してくれた店員さんも、一押ししていからです。
重さとしては、確か440グラムくらいあって、一番軽いLENOVOより90グラム重かったのですが、基本的には持ち歩きを想定していないので、そこは、まあいいかと思いました。

あと、個人的に台湾のメーカーの物を一度使ってみたいという思いもありました。
周りで、acerとかASUSのパソコンを使っている人も何人かいて、満足度が高そうだったのです。

で、買ってみて3週間ほど経ちますが、使い勝手、非常にいいです。
普通にPCだと、あれほどむかつくWindows8ですが、タブレットだと、なかなかの使い心地。
「1つ前の画面に戻りたいのですが?」というときに困ったりするときもありますが、立ち上がりはかなり速いし、使い慣れているWindowsですから、操作も楽々。
最近自宅では、全くiPadを開かなくなってしまいました。

ちょっと困りものなのが、純正品のはずのBluetoothキーボードが、何回やってもうまく接続しないことです。
PC持って歩くよりは軽いので、PCを出先で使いそうなときには、これで対応しようと買ったのですが・・・
これ、ちょっと私の手には負えそうにないので、事務所のITスーパー事務員さんに教えてもらおうかと・・・

しかし、この点を除くと、かなり大満足なICONIAくんです。

ちなみに、なんかモバイルオタクみたいに、Android、iOS、Windowsの3つのタブレットを持っているわけですが、使い勝手の良さでランク付けすると、個人的には、iOS、Windows、Androidの順番かなと思っています。

ただ、タブレットというものに慣れ親しんだ今、そして、Windowsタブレットがかなり使いやすいということを知った今、モバイルをある程度使い込んだ人に関していえば、あえてiPadを絶対的に勧めます、というほどの差はないかな、と考えます。
もちろん、普段からMacを使っていて、同期性なんかを重視するとか、ITに強くないとか、高齢者の方とか、そういう方には断然iPadなんですが、そうでない限り、これを絶対的に押すほどの魅力は、今は感じません。
それくらい、ICONIAのWindowsタブレットとしての出来はいいんじゃないかと思います。

そして、Androidは悪くはないんですが、なんか、動きに独特のもっさり感があるし、やはり、やりたいことにたどり着くまでのひと手間感は否めない感じがします。
私の場合、テレビ重視でAQUOSPadを買いましたが、そういうAndroid特有のカスタマイズされた何かを得ることを目的としない限り、あんまり、Android自体の魅力ってないのかなあと思います。

なんですか、諸外国と異なり、日本では、Windowsタブレットのシェアが急速に伸びていて、それがどうやら「艦これ」とかいうゲームの推奨OSがWindowsだからという理由に負うところが大きいなんて書かれてましたけど、これ、本当かなあ。
単純に、使い勝手の良さが受けているんだと私は思いますけどね(まあ、日本人的感覚なのかもしれませんが)。

ただ、東芝からもうすぐ、GoogleOS搭載のパソコンが日本で初めて発売されるそうですし、そうすると、また、国内のITの勢力図は変わるのかもしれません。
確かに、Googleドライブはすごく使いやすいですし、グーグルのOSは格安ですし、マイクロソフトにとってはかなり怖い存在かも。

でも、こうやって、どんどん、モバイルやPCの価格が下がったり使い勝手が良くなっていくのは楽しいことだし、いいことだと思います。
お年寄りから子供まで、欲しい情報を平等に取得できる機会が与えられるように、各メーカーさんには頑張ってもらいたい。

私また、衝動買いしちゃうかもしれませんけど。

2014年3月9日日曜日

スーパーAマーケットが、楽しい。

久しぶりにアクティブな休日を過ごしました。

もう昨日になりますが、10時頃起きて、食事、洗濯などをのんびりこなした後、電車に乗って原宿に出ました。

この日の第一のお目当ては、キャットストリート近くにあるQUICOでした。

以前「布のカバンが大好きだー。」の回で、当時仕事バッグとして、dosaの迷彩地のバッグ(US ARMYの払い下げ品の布を使用)を愛用していると書きましたが、実は、そのカバン、その後もずっと使っておりました。
が、つい最近、ポケットの端がほつれてしまいました。
自分で縫って補修したのですが、縫い方が悪かったらしく、またほろり。

で、気づいたのです。いくら丈夫でも、物入れすぎ、使いすぎ、ということに。
dosaがほぼ同型でシーズンごとに布地を変えたりして出しているこのバッグ、ルナバッグというらしいのですが、私の知る限り、一番品ぞろえがいいのが、QUICOなのです。
ルナバッグシリーズ、もう1つ持っているのですが、仕事で持つには、ちょっとよれすぎだし、表ポケットがなくてちょっと不便。そんなわけで、新作が出ていないか見に行こうと出向きました。

新作ありました。
しかし、かなり持つのに勇気がいる柄でした。
布地の質自体は、今までのシリーズの中で一番個人的には好きな、サラッとして丈夫そうなコットンなのですが、なんだろう・・・岡本太郎というか、村上隆というか、そういう人をイメージするかなり思い切った配色の、しかも大胆な柄のキルト、なのです。

持ち手も若干短くなった感じで、今日着ていた薄手のコートでも肩に掛けにくい。大きさも、気持ち小さめになった気が(気のせいかも)。
しかも、値段はいつもより高い・・・

これはあかんな、と思って店を出て、その後、journal stundardなどのぞきつつ、ぷらぷらと青山方面に向かい、SUPER A MARKETに入りました。
ここは、ゴールデングースデビューしたグリーンのパンツを買ったお店で(そういえば今日も履いてました)、イッセイミヤケの店などがある通りを、ちょっとだけ脇に入ったところにあります。

最近、ここのお店が大のお気に入りです。
とはいえ、そうしょっちゅうしょっちゅう行っているわけでもないのですが。前に行ったのは、まだぎりぎり冬物のセールをやっていた時期だったので、たぶん1月末か2月初旬くらいだったのではないかと思います。

このお店、なかなかに斬新です。

1階は、ハイブランドのセレクト。お店の中自体がとてもポップでカラフルな印象があり、ディスプレイも日本離れしています。常にあるなという印象のラインは、ドリスヴァンノッテン。メンズのマルニの靴なんかもあります。
レジの下のショーケースには、ボタンやビーズ、カラフルなリボン、布テープが売ってあります。
確かめたことはないのですが、どうも、お客の好みで買った服に縫いつけてくれるのではないかと(違ったらごめんなさい)。
職人のお兄さん(明らかに西洋人)が、レジ横のミシンの前に陣取っています。

2階は、カジュアルブランドのセレクト(とは言っても、安物ではありません)。インポートのハンドクリームやバス用品、なぜかポーチやメモ帳、iPhoneケースなどの雑貨も充実。
置いてあるブランドは、かなり幅広く、クリステンセンやフォルテフォルテ、イザベルマラン、アクネなどなど、が、それほど広くない店内に、割と無造作な感じで並べてあります。
入ったことはありませんが、カフェも併設されています。

本日ここに行ったのは、朝起きて「行こう!!」と思い立ったから、そして、以前、ここにもルナバッグを置いていたからです。
今日は残念ながらルナバッグはありませんでした。が、とってもかわいいソックスと柔らかくて履きやすそうなソックスを見つけてしまい、目的から脱線して買ってしまいました。
どちらも知らないブランドでしたが、これからの季節、大活躍しそう。

ちょっと驚いたのが、この間まで2階に置いてあったブランドが1階に配置換え?されていたことです。
1つは、HYKE。もう1つは、ゴールデングース。
どちらもカジュアル感が強いブランドです。
ゴールデングースの方は、さすがに、あのよれよれのスニーカーを見つけたので、すぐに「移動したんだ」と気づいたのですが、HYKEのほうは、実はタグを見るまで気づきませんでした。
それくらい、ハイクラス感が強い1階フロアに溶け込んでいたのです。

もちろん、HYKEというブランドが本来持っている力に追うところもあるのかもしれませんが、このお店のディスプレイ力のすごさを改めて感じました。

ここのお店、商品のセレクトやディスプレイが楽しいだけではありません。
お店の方の接客の距離感も、とてもいいのです。遠すぎず、近すぎず、という感じです。

商品が好きなお店はいくつもあれど、顔を覚えられると、ずーっと後ろをくっついて、あれこれ話しかけられることも多いものです。
それを求めている人もいるのかもしれませんが、実は、私、かなり苦手。
のんびり、ゆっくり、見せてほしいのです。
SUPER A MARKETのみなさんは、基本姿勢は放置。
あからさまに興味を示している、試着しようかどうか悩んでいる、という様を見ると、さりげなく声をかけてくる。
お客に自由に商品を楽しいんでほしいという心意気を感じます。

おかげさまで本日も、いい買い物ができて、お店の中もゆっくり楽しんで、気持ちがあんまりよかったので、そのまま、外苑駅の方までてくてくお散歩したのでした。

しかも、自宅に帰っても、夕飯を作り、常備菜も作り、掃除も洗濯もしたんだから、相当楽しくて興奮したんだろうな、自分。

最近は休日の引きこもりがマイブームになっていて、お出かけしても必要な買い物だけして帰ってくる、なんてことが続いていました。

しばらくの間忘れていた「その日やりたいことをやりきる休日」の楽しさを思い出させてくれたSUPER A MERKETのみなさんに、感謝なのでした。





2014年3月7日金曜日

どん兵衛、うまいべや。

もう3月だというのに、この寒さはなんだ!!
今日なんて、雪がちらついてましたよ、雪が。

聞けば、私の故郷、札幌も吹雪続きなんだそうで。母が電話で、さすがにまいった、みたいな話をしておりました。

さて、こう寒い日が続くと、「つゆもの」が欲しくなります。

実は私、料理するのは好きなのですが、「つゆもの」を作るのが、あまりうまくない。
味噌汁、スープ、暖かいそば、ラーメン・・・
なんか、コクがないんですよねえ。ラーメンなんてインスタントラーメン煮るくらいなのに、なぜか、まずい。

というわけでもないんですが、自宅には、インスタント中のインスタント、「カップ麺」が常にいくらか備蓄されております。

ハヤシの実家は、昔から、カップ麺を時折食する家族でありました。
とはいえ、その種類はかなり限定されております。
カップヌードルに、わかめラーメンに、どん兵衛のうどんとそば、そして、道民の定番「まるちゃん焼きそば弁当」くらい(こちらで買いたい方は、有楽町の北海道プラザにおいでください)。

そして、念のため言っておきますが、毎日あるいは頻繁に食するわけではなく、あくまで「時折」食するのです。
例えば、土日のお昼。
専業主婦で料理好きの母とて、手を抜きたい。
今の季節なら焼き餅や出来合いの海苔巻、いなりずしに、汁物代わりに小さなわかめラーメンやカップヌードル。もちろんトマトやリンゴなどの果物を添えて、という使い方です。

ハヤシの場合は、たいていの場合、平日の夜に時折口にする感じです(あ。今日の昼は、焼きそば弁当を持って行って事務所で食べましたけど。もちろんミニトマトといちごも持っていきました。あと、ヤクルトも・・・)。

夕飯を食べずに自宅に帰ってきた時。
そんなに時間は遅くないんだけど、ちょっと疲れていて、「簡単に」でも料理を作る気力があまりない時。
こういうとき、カップ麺は、実に便利なのです。お湯をかけて数分待てば、するするっとすすれますから・・・

もちろん、気を付けていることはあります。
カロリーももちろんそうなのですが、「それだけしか食べない」ということはしないようにしています。
トマトなどの生野菜はもちろん、ニンジンの細切り炒めとか、かぼちゃの煮たのとか、常備菜をレンジでチンするくらいはして、添えるようにしています。

で、最近のカップ麺のマイブームが、今更ながらの「どん兵衛」なのです。
今、どん兵衛、巷でもブームなんでしょうか?JR渋谷駅の山手線ホームにもどん兵衛のお店があります。

最近のどん兵衛、以前よりも格段においしくなった気がします。
そして、今までは「どん兵衛といえば、断然そばでしょ」と思っていたのですが、最近は「うどんがうまい」と思うのです(なお、関東人もそうかもしれないけど、北海道人の私は、DNA的にはそばに親和性があり、うどん好きのDNAではないと従来考えていました)。

さらに、そばについては、「汁が進化した」と感じていたのですが、うどんに関しては、麺の進化がすごいのではないか、と感じています。
コシがあって、麺がとにかく切れない。歯ごたえもいい。するするするすると、うまい具合にすすれるのです!!
うどん食べたあ、という満足感を味わえます。

特に好きなのが、北海道限定販売らしい天ぷらうどんです。
あの、そばに乗っける「あとのせさくさく」の天ぷらの、うどん版です。
ジューシーなお揚げが乗っている定番のきつねうどんもいいのですが、「ミスマッチ」と思われていた、天ぷらとうどんの組み合わせが、甘すぎず、つゆのうまさを引き立ててる感じで、なんともいえず、おいしい。

ちょっと今日ネットで調べたのですが、どん兵衛は「北海道」限定版が、そばもうどんも数種あるらしいのです。出汁が北海道利尻昆布を使ってとっているようで、この天ぷらうどんもそのようです。
確か以前実家から送ってきたどん兵衛そばを食した時、出汁が粉末ではなく液状だったことがあったのですが、それがもしかすると限定版なのかも・・・

で、この限定版、本当にその地域か渋谷でしか買えないらしくて、なかなかに手に入れにくい代物。Amazonで買おうと思えば買えますが、12個売りとかだったりするのよねえ、これが。
さすがに置く場所なし。
仕方なく、時折母が送ってくれる荷物の中に1個2個入れてもらうという・・・

ちょっと興味があるのが、関西販売のどん兵衛は汁の味が違う、ということです。
関西の方のうどんのおつゆは、しょうゆ味ではないといいますから、どん兵衛も、透明なお出汁の中に入っているのでしょうか。
これは、いつか絶対食べてやる・・・そう思うのであります。

さて、私の周りには健康志向の強い人がそれなりにいまして、そういう皆様は、「マックなんて食べない」「インスタントラーメンなんて食べない」と、まるで「マック」「インスタント」という言葉が悪魔の呪文でもあるかのように、目をひんむいて頑として否定します。

が、私にしてみれば、夜の11時にオーガニック料理食べるのと、夜の7時とか8時とかにマックやどん兵衛食べるのと、健康に与える影響ってそうそう変わらないんではないかと思うのです(注:マックは量にもよる)。

そりゃね、夜、6時7時に、常にゆっくり食事をとるという習慣を励行できる方は、その時間帯にオーガニックなものを食べていただけばいいと思います。それができるなら、一番いいに決まっています。

また、毎日毎日、マックやどん兵衛だったら、そりゃ、生活習慣病まっしぐらになっちゃうでしょう。

家に料理をしてくれる人がいなくて、自分でもそんなにそんなに自炊している時間もない。
そういうひとり暮らしの働く人間にとって、カップ麺は、空腹を満たし、余計な疲労を軽減してくれるお役立ちアイテムであることは間違いないのです。

そういうわけで、私はこれからも、カップ麺を時折食べ続けていくのです。

日清さん。どうか、どん兵衛の更なる進化・発展をお願い致します。





2014年3月3日月曜日

おいしいコーヒーが飲みたくて。

ウィークデイのお昼ご飯って、みなさんどんな物を食べるのでしょうか。

「サラ飯」なんかを見ると、働くみなさんは、なかなかにボリュームのある物を食べていらっしゃるようですし、私の周りを見ても、結構しっかり食べてるなあという印象の人が多いです。
定食とか、ランチのセットとか、コンビニやお店で売っているお弁当とか。

ハヤシも、時と場合によっては、そういうものを頂くこともあります。
まあ、出来合いのお弁当を食べることは、他の人にお昼の用意をしてもらったときくらいしかありませんが(出来合いのお弁当って、あまりおいしいという印象がなく、自分ではチョイスしません)。

が、しかし、本来、お昼ご飯は、栄養のこととか気にせずに、気ままに食べるのが好みです。ちょこちょこ買って、ちょこちょこ食べるのが一番心地よい。
最近のお気に入りは、セブンイレブンのおにぎりと揚げ鶏、それにフルーツの組み合わせです。

でも、これ、次善の策なのです。

おいしいパンとおいしいコーヒー。本当はこの2つがほしい。
これがあれば、後はもう何もいらないかなあと。
でも、この2つ、実は「おいしい!!」と思える物を探すのが、案外難しいのです。

ハヤシが今まで食べたパンでもっとも感動したのは、ローズベーカリーの付け合わせのパン。
酸味があって、かなり食べ応えがあるあのパン。麦の味わいが口いっぱいに広がって、本当においしい。
でもこれ、乾燥しやすいため、スライスでは売ってくれず、しかもハーフでも相当な大きさ。一人暮らしの私には扱えず、買ったことはありません。

以前の職場の近くにはポールがあって、よくそこで買っていたのですが、何か、以前に比べて味が落ちた感じがしないでもない。

最近のお気に入りは、軽井沢の淺野屋さんです。松屋銀座の地下で買って、毎日の朝食は、ここのパンを食べることが多いです。
全粒粉やライ麦の食べ応えのあるパンが豊富で、イチジクとかクルミとかが入っているものも種類が結構あります。大きさも、一人暮らし向けのあまり大きくない物が多い。

職場でお昼を食べるときは、最寄りの恵比寿駅の構内にあるパン屋さんでパンを買うことが多いです。
ここは、淺野屋さんほどではないですが、ドライフルーツが入った硬質の私好みのパンがあります。ジョンソンポム(つまり、アップルパイですな)も、生地のサクサクした感じとちょうど良いリンゴの甘さが絶品。

そして、最近お昼を事務所で過ごすときに、ほぼ必ずといっていいほど買うのが、猿田彦珈琲というお店の珈琲です。

1年くらい前から今の事務所で働いているのですが、なんというか、味のありすぎる店構えになんとなく敷居の高さを感じて、入れなかった自分。

しかし、事務員さんが「久しぶりに飲んだらおいしかった」とある日言っていたのを聞いて、意を決して2ヶ月ほど前に初めて買いに行きました。
初めて買ったのは、エビスブレンドという珈琲でしたが、非常にすっきりとしたえぐみ、雑味のない味わい。

ここのお店、昼時には、店の外で魔法瓶に入れたドリップを売っていて、私はそっちを買うことの方が多いのですが、これもうまい。作り置きだからといって、味に手を抜いていることはありません。

サルタヒコフレンチというのも、ブレンドなんかに比べれば重みがありますが、やはり、すっきりさわやかな味わいで、胃にもたれることは一切ありません。
通い詰めているせいか、すっかりお店の人に顔を覚えられてしまいました。

先週のことです。
外出して事務所に戻る際、あんまり時間がない、でも珈琲は買っていきたい、と思って、わざわざ回り道しないで済むスターバックスでブレンドを買いました。

まずい・・・
あ~、回り道しても猿田彦に行けば良かったと真剣に後悔しました。
口に残る雑味、えぐみ。すごい違和感・・・

なにを隠そう、ハヤシはスタバ好きでありました。
自宅で飲むのはスタバのインスタントコーヒー。
2日か3日に一度は、必ずと言っていいほど買って飲んでいました。

東京あたりでは、散歩の途中に気軽にスタバ・・・というのも店が混みすぎていてなかなかしにくいものですが、それでも、入れるときにはお店に入ってくつろいだりしたものです。
スタバのコーヒー、うまいと思っていたし。

しかし、人間、上を知ってしまうと、今まで許せていた物が許せなくなるんですなあ・・・
実は、インスタントの方は、年明けあたりから急に飲みたくなくなって、それまでは、朝食ではほぼ欠かさず飲んでいたのに、すっかりやめてしまったのでした。今は、クリッパーのアールグレイかルイボスティーが定番になっています。

こんな感じだと、猿田彦以外のテイクアウトコーヒーが一切飲めなくなるんじゃないかという恐怖心が芽生えたりもしたのですが、先日、やはり時間がなくて、DEEN&DELUCAでサンドイッチ買ったついでに買ったコーヒーは、まずくなかったです。

まあ、取り立てて感動的にうまいというほどでもないですが、まろやかで雑味がなく、飲みやすかったです。

先週、移動中に霞ヶ関の改札内にあるドトールでお昼を食べた際に飲んだコーヒーも、ちゃんと飲めました。

今までの私は、コーヒーの味覚に関しては、かなり低レベル、バカ舌だったことに気づかされました。

私の故郷札幌には、「徳光珈琲」というちょっとした話題のコーヒー屋さんがあります。
元々は、小樽のはずれの忍路(おしょろ)というところで屋台を引いていたらしいこのお店、初めて飲んだとき、そのミントにも似たあまりにさわやかな味わいに、おいしいのかおいしくないのか、私は判断がつきませんでした。

今、もう一度、ここのコーヒーを飲んでみたい。きっと、おいしいと感じることができるはずです。

そこまでこだわるなら、自分で淹れればいいじゃんとか言われそうですが、コーヒーっていうのは、自分で淹れたものより人に淹れてもらったものの方が、圧倒的においしいのです。

だから、これからも、おいしいコーヒーを淹れてくれるお店を探し続けるのでありました。



2014年3月2日日曜日

今更ながら、コストナー。

高梨沙羅ちゃんがワールドカップ優勝して、5戦残して総合優勝を決めたそうで。
オリンピックチャンピオンが欠場したとはいえ、ぶっちぎりの飛距離だったとか。

こんな強い子でも、オリンピック優勝できないんだよねえ。
怖いねえ、オリンピック。

さて、オリンピックが終わって1週間ほど経とうとしています。
いつものオリンピックであれば、気持ちはとうに日常に戻っています。
夢からとっくに覚めている。

しかし、今回のソチオリンピックは、なんか違います。
あまロスならぬソチロス現象が起きているという話もありますが、ハヤシ、まさにそのとおり。
オリンピックの余韻を引きずりまくっています。

それは、レジェンド葛西のせいではありません。
平野君のせいでも渡部暁斗のせいでも、まったくない。

そう、それは、フィギュアスケートのせいなのです。
しかし、フィギュアスケートの中でも、羽生君のせいではありません。

6割は、浅田真央ちゃんのせい。
3割は、高橋大輔のせい。
残りの1割は、コストナーと、デニスと、アボット、町田君あたりのせいでしょう。
もしかすると、ジェイ子(注:ジェイソンブラウン)のせいも多少あるかもしれません。

そこにきて、ついさっきまで、NHKBS1でやってた「スポーツ酒場語り亭」で、フィギュアについて、またそれにふさわしいゲストが語りまくってくれちゃったので、寝かかった子が完璧にぱっちりおめめを覚ます状態になってしまいました。

ハヤシが熱心にフィギュアを見始めたのは、カルガリーオリンピックの頃からです。
が、かつて、ここまで、フィギュアがその選手の価値観や生き様を露わにしてしまう恐ろしいスポーツであることを明らかにした大会はありませんでした。
フィギュアのすばらしさ、恐ろしさが如実に表れた大会はありませんでした。

キムヨナとソトニコワ、もとい韓国とロシアの場外乱闘というあまりうれしくないオマケも付いてしまったけど、でも、やっぱり、フィギュアスケートは、目を離せないスポーツであると、改めて思うのです。

今回書きたいなと思ったのは、コストナーのことです。

ライブで見たときは、真央ちゃんのフリーですっかり頭をやられていて、コストナーの演技を襟を正して観る余裕があまりありませんでした。
ノーミスで良かったね、ジャンプのレベルを落としたので、技術点が伸びないね、というくらい。

先日夜、改めて女子シングルの録画を観ました。
コストナーの演技、背筋が震えました。

コストナーは、選曲や振り付けがかなり個性的な選手でした。
今回のフリーの「ボレロ」は、確か昨シーズンのプログラム。
今シーズン、グランプリシリーズでは、「ユーモレスク」を踊っていました。ユーモレスクを選曲する選手も、観た記憶がハヤシにはありません。

「ボレロ」、昨シーズン観たときは、「衣装がセクシー」くらいにしか思わなかったのですが、オリンピックの「ボレロ」には、コストナーの執念というか、凄みを感じました。

地元開催でメダルの期待を背負わされ、見事にプレッシャーに負けたトリノオリンピック。
今度こそと思って挑んだバンクーバーでも、ミスを連発して自滅。
27歳の彼女にとって、今回がもう誰が見ても明らかに、最後のオリンピックでした。

その舞台で、自分がやりたかったことを絶対にやりきるんだ。今の今までできなかったことを完璧にやり通すのだ。
そういう覚悟が、彼女の4分間の演技の中に詰め込まれていました。

彼女にとって、それは、その曲の世界観を存分に発揮することだったのだと思います。
だからこそ、技術レベルを下げるという選択をいとわなかったのでしょう。
トリプルアクセル、8トリプルなど、技術を極めたいという真央ちゃんとは、対照的です。

でも、コストナーのそういう決意もまた、フィギュアスケートという世界では十分にありだし、結果として、人々に与えた感動、自分がその瞬間感じたエクスタシーは、技術を追求した真央ちゃんのフリーと、変わりないものだったんじゃないか、そういう気がします。

ハヤシは、外国人選手の「表現力」とやらがイマイチ理解できず、競技としては、女子フィギュアというのは結局、男目線の「女らしさ」を表現できた選手が勝ちなんだろう、だから、見た目で劣る(ごめん!!)みどりちゃんは金メダルをとれず、三回転ほとんど飛べないビットが2度もオリンピックチャンピオンになり、お色気むんむんのキムヨナに真央ちゃんは負けてしまったのだろうと思っていました。

外国人女子選手の「表現力」とやらに感動したのは、過去一度だけでした。
リレハンメルで金メダルをとったウクライナのオクサナ・バイウルのショート、「白鳥の湖」がそれです。
演技全てを覚えているわけではないのですが、もう、本当にバレエを見ているような圧倒的な美しさでした。
背筋に悪寒が走るほどの表現力を感じたのは、このとき一度だけ(でも、ショートは2位だったんですよねえ。今更ながら、ナンシー・ケリガンって何が良かったのか本当にわからん)。

演技の質とか、目指した表現とかは、全く異なる二人ですが、二人がやったことに共通して言えるのは、「女性らしさ」とか「色気」とか、そういう男目線で語られる良さとは、全く別なものを目指し、究極を追い求めたということだったと思うのです。

そして、成し遂げた演技が、いずれもハヤシにとって「背筋ぞわぞわ」だったと。

なんか最近「表現力がある」という形容詞が、やたら簡単にフィギュア選手につけられる気がするのですが、ここまでのド迫力がある演技ができて初めてつけることが許されるべきではないかと、思うのであります。

日本人って、たぶん、他の人がやらない、他の国にはまねできない「技術」というものを追求することが好きな職人気質のDNAを本質的に備えているように思うのです。
だから、みどりちゃんや真央ちゃんのような選手が愛されるのだと思うのです。

ですが、高橋大輔という選手を輩出したのも、また日本なわけで。
女子選手の中にも、この「背筋ぞわぞわ」を見た人に感じさせられる子が、出てきてほしいなあと切に願うのであります。

案外、今井遙ちゃんなんか、このタイプに化けられるんじゃないかという気もするんだけど、どうなんだろう。

さて、ブログを振り返ってみると、なんと話題がフィギュアスケート6連発になっていて、なんかもう、フィギュアバカというかオタク全開な状況になってしまっています。

次の投稿こそ、そろそろ、オリンピックとフィギュアを離れよう・・・