2014年4月30日水曜日

80年代プレイバック。

どうも。

サントリー美術館に行ってきたハヤシです。
美術館に行ったのはかなり久しぶりでした。
今回は、西洋の技法が入ってきた後にこれを取り入れた江戸時代の絵画等々を展示したものでしたが、浮世絵っていうものが、かなり実験的でアグレッシブな絵画であることを体感しました。
歌川広重、クールだ!!

たまに美術館に行くのも、いいものです。これと決めずにふらっと入るって、結構楽しいのかも。

さて、音楽を聴くのが子供のころから大好きだったハヤシですが、ここ4,5年は、リアルタイムで流行っている歌というものになかなかついていけず、過去に集めたCDを中心に聴く・・・というオフタイムが続いておりました。

が、それとて、自分の高校時代などのバリバリの80年代にさかのぼることは極めてまれで、エレカシとか、くるりとか、せいぜい1990年代後半から2010年手前くらいまでの曲を聞く程度に収まっていたわけです。

が、「あまちゃん」のせいで訪れた80年代アイドルポップスリバイバルブーム。
私も「春子の部屋 ビクター編」を購入し、薬師丸ひろ子や原田知世などなど80年代アイドル歌謡にある時期どっぷりつかっておりました。

明らかにこれがきっかけでした。

80年代といえば、私は中学生から高校生。この6年間がもっともラジオや音楽にどっぷりつかっていた私でした。
ドメスティックだった私は、洋楽にはあまり興味を示さず、しかし、国内音楽に関しては、節操がなく、アイドルポップスから、Jポップという言葉が生まれる前の日本のロック&ポップスを、かなり幅広く聞いておりました。

好きだったミュージシャンは、オフコース(活動休止、5人から4人に再編成、解散という時期でした)、デビュー間もない安全地帯、渡辺美里、名盤「Self Controle」のころのTMネットワーク(もちろん、小室哲哉も小室ファミリーなんてわけわからんファミリーに囲まれるはるか前のことです)、佐野元春、大江千里。
大学受験のころには、ブレイクする前のPSY・Sやヤプーズなんかも聞いておりました。

アイドルでは、斉藤由貴や小泉今日子を主に聴いておりました。

最近、大瀧詠一の「A Long Vacation」を購入しました。
10代のころは実はあまり聞いていなかったのですが、印象に残る曲もいくつかありましたし、何しろお亡くなりになったことはかなりの衝撃だったので、故人を偲んでみたかったのです。

なんというか、2000年以降のJポップには全く感じられない「都会的とはこういうことさ」というエッセンスが詰まった歌詞やサウンドに、かなりな衝撃を受けました。

やはり、80年代(大瀧さんの場合、もっと前からになりますが)っていうのは、70年代後半の「ニューミュージック」ブームの中で磨かれた良質なロック&ポップスが、多数生まれた時代だったんじゃないかと改めて思い至ったわけです。

で、大瀧さんによって、もう完全に気持ちのノリは80年代、懐古的になってしまいました。

土曜日のこと。
タワーレコードのポイントが、ちょうど失効直前の時期だったので、何かCDを買おうと店内をうろついておりました。
ふと、大江千里の「AVEC」というCDが目に留まりました。

おおおっ。懐かしい!!

これ、若い時分にカセットで買って、実家にあります・・・そう、当時CDプレイヤーを持っていなかったので、カセットを買っちゃったのでした。

大江千里といえば「格好悪い振られ方」でブレイクという印象が強いミュージシャンですが、実は、そのはるか前から、「松任谷由実の男版」と一部で言われており、稀代のメロディメーカーとしての実力が認められていたのです(かなり声質に特徴はありますが、それは置いておくとして)。

個人的には、千里くん(若いころ、私は心の中で彼をこう呼んでいた)のアルバムの中では、この「AVEC」と名曲「GLORY DAYS」が収められた「1,2,3,4」が、二大最高傑作です。
タワレコで、私は迷わず、カセットしか持っていない「AVEC」を購入したのでありました。

若いころに心髄していた曲を久しぶりに聴いたりすると、その曲自体が色褪せて聞こえてしまうことや、あまりに若さ爆発な歌詞に聞いている方が気恥ずかしくなるということもあるものです。

いやしかし。

「AVEC」には、そういう「ちょっとイタイ」感じは全くありませんでした。
1曲目が、シングルカットもされた「きみと生きたい」という曲で、周囲の人たちとの人間関係に悩むことが多かった10代の私の心に、当時響く歌でした。
そういう意味もあって、聞く前には「こっぱずかしい感」が発生しないかなあと心配していたのですが、曲の構成がわかりやすく、メロディーがシンプルかつ力強く、しかも優しい言葉でつづられる歌詞がなんとも奥深く、今聞いても、本当に本当にいい歌だと実感できたのでありました。

このゴールデンウィーク、後半には帰省しますが、自宅にある「1,2,3,4」は必ずや連れて東京に戻ります。

千里君でさらにスイッチが入った私は、数年前にすでに購入していたPSY・Sの初期の名盤「ミントエレクトリック」に手を出しました(買ったはいいが、あまり聴いてはいなかった)。

PSY・Sも、真のブレイクは、90年代に入るころだったと記憶していますが、ブレイク後は、スピッツなんかもそうなってしまったように、大衆受けから逃げられない、非常につまらない音楽しか生み出せなくなってしまいました。

PSY・Sが一番面白かったのは、メジャー直後のころで、私は、その中でもブレイクちょっと前に出したシングル曲「電気とミント」「レモンの勇気」が大好きで、さらにこの2曲が収められた「ミントエレクトリック」のクオリティが非常に高いと思っていたのでありました(だからこそ、「名盤」的な立ち位置で、安価で再発売されているわけですが)。

いや~。
これもよかったです。

やっぱり、シングル曲が何と言っても秀逸なのですが、この「ミントエレクトリック」のすごいところは、すべての曲が「ミントエレクトリック」という抽象的なイメージにすべてポンと収まってしまうのと同時に、どの曲もシングルカットできるくらいのインパクトがあるということです。

しばらくの間、千里くん、PSY・S、時々くるり、みたいな感じで、ハヤシの音楽魂は満たされそうな気がします。

思うに、80年代の曲というのは、結果として、個々のミュージシャンやジャンルについて聴く層が限定されていたにしても、メジャーで売られている曲については、①メロディーが口ずさみやすく、②歌詞がメロディーに自然に乗っているという特徴があったように思います。
聞いてみれば、メジャーな曲はある程度どんな人もついていける、そんなものでした。

90年代の小室ファミリー席巻以降、まず、メロディーに乗りの悪い歌詞が無理やり乗せられるという事態が発生し、勢いで音楽が聴ける若年世代以外がJポップから置き去りにされるようになりました。

そして2000年以降は、歌詞とメロディーの一体感のなさの他、構成や展開がわかりにくい曲が、ヒップホップ等様々なジャンルがJポップに取り込まれることによって登場するようになりました。

これでさらに日本の主流の音楽に乗れない層がうじゃうじゃ発生してしまったわけです。

今回、千里くんなどに再度はまってしまって、現在の「80年代マンセー」の世の状態は、ある意味必然なのかもと思ってしまいました。

だって、少子高齢化で若年層はどんどん減っている。
そして、我々四十路中盤世代は、バブル期の申し子でもあるので就職にも恵まれ、今でもそこそこの購買力を持っています。
さらに、その子どたちも10代後半から20代前半くらい、つまり、自分の好みでCDを買う世代になっている。音楽をやり始める世代になっている。
親が口ずさんでいる音楽の影響というのは、かなり強烈なので、知らないうちにインスパイアされているはず・・・

まあ、理由はどれだけ言っても後付けになるので、この際どうでもいいのですが、ハヤシとしては、80年代の楽曲が本当に力を持った素晴らしい音楽たちだったのだということを、広く世の中の人に知ってもらいたい、そう思わずにはいられないのです。

千里くん、ジャズの片手間でもいいので、もう一度、歌ってください。
「きみと生きたい」を。

2014年4月28日月曜日

四十路の玄米・全粒粉生活

どうも。
日曜深夜に夜更かししているハヤシです(たいして珍しくもないが)。
どうせ、1日働けば、29日は休みだし、と完全になめてます・・・

最近、あまり「精製された穀物」を食べないようにしています。
例えば、白米。
例えば、普通の小麦で作られたパンやパスタ。

米を炊くときは、玄米か六穀米をブレンドするようにしています。
そして、パンもパスタも全粒粉が使用されているものをできるだけ食べるようにしています。

理由は簡単。「炭水化物過多」の生活を防ぐためです。

前にも書いたような気がしますが、ハヤシは大の炭水化物好き。
ご飯もパンも麺類(特にパスタ)も大好きです。
しかし、40代も半ばになると、今まで通りに普通に炭水化物を摂取すると、いいだけ太ってしまうのです。

一時、体重が個人的に結構やばいレベルに到達したとき(注:他人から見ると全然やばいレベルじゃないということなのですが、独身四十路の私にしてみれば、もう細くて色が白いところくらいしか見た目的にほめてもらえるところがないので、そこはこだわるわけです)、ストイックに炭水化物をかなり減らすダイエットをしていた時期がありました。

しかし、目標数値に至ったところで、緊張の糸が切れてあえなく終了。その後、半年ほどかけて見事に元に戻りました。それが2月末くらいのことでした。

無理はいけないものです。
実際、極端な炭水化物抜きは、心臓に負担をかけるとかなんとかっていう話も聞いたこともありますし。

ただ、ここで一線引いとかないと、ぶくぶくぶくぶくいっちゃいそうな感じで、何とかいい方法はないかと考えました。

幸い、ハヤシは、パンは全粒粉の酸っぱいパンが好きでした。

「淺野屋」さんと出会って、毎朝、自分好みのおいしいパンを食べられる日々に巡り合いました(ハヤシは、もう40年以上、朝は基本的にパン食です)。
パンを全粒粉に変えるだけで、多少体重が下がりました。
なんだかお通じが良くなった気がしました。

この時点であまり気にしていなかったのですが、ネットでちょっと調べてみたところ、全粒粉は栄養バランスに優れているうえ、カロリーも低いのだとか。

そこである日、家に備蓄しておくパスタを全粒粉パスタに変えることにしました。
買った日に早速食べてみました。味付けは、市販のジェノベーゼソースです。
癖がないか心配でした。が、もっちりしているし、香ばしいし、むしろ普通のパスタより私好み。
最近はもう、家で食べるときは全粒粉パスタしか食べていません。

そのうち、玄米や他の穀物を入れて炊く米にも、全粒粉と同様の効果があると知りました。
玄米や六穀米を買ってきました。

最近は、玄米ご飯と六穀ご飯を炊いておにぎり型にして冷凍し、平日は、ランチ用にチンして塩をまぶし、少量のおかずやフルーツとともに、持参しています。
元々おにぎりが好物なのですが、玄米ご飯や六穀ご飯のおにぎりは、中に具を入れなくてもご飯自体に香ばしい味があるので、それだけでスムーズに食べられます(もともと、おにぎりの中でも塩むすびが好きだし)。

体重は、ここ3年くらいキープしてきた数値で、3月以降ある程度キープできています。馬鹿みたいに増えることはありません。

もちろん、全粒粉と玄米生活のみでこうなった、とは言いません。
おそらく、体重キープできている最大の要因は、お弁当を持参することによって外食が一日2食から1食ないしゼロにしたことと、自宅で基本的に酒を飲まないようになったことではないかと思います。

やっぱり、外食(外で売っているお惣菜も)って、基本的にカロリーが高いのです。
1日2食外食だと、カロリー過多になるのは当然。
また、お酒も太りやすい原因。
しかも、昨シーズンまでの私は、土日に晩酌しながらフィギュアを見るのが大好きで、それが体重増の原因となっていました。

最近、アルコールを飲むとなんだか動悸がすることもあったりするので、基本自宅では飲まないようになりました。
晩酌したい気分の時は、ノンアルコールビールで本当に「気持ちだけ」味わうようにしました(いや~、案外いけるもんです)。
それも結構よかったのかも。

全粒粉や玄米の生活は、おそらく一昔前であれば、手間がかかってやりにくかったと思います。
でも、今は、玄米でもふつうのお米と炊けるような製品が出ているし、町の中で本格的なパンを売ってるパン屋さんにも出会えるようになっています。
以前よりも気軽に、全粒粉や玄米を味わえるようになっているわけです。

で、味の方は若干好みがわかれるかなあとは思いつつも、白く精製されたものを食べるよりは、断然「味わった感」があるのです。

健康とかスタイルのために日々の食事を節制しすぎてひもじい思いをしたり、ストレスをためるのは逆効果。やっぱり許されることなら、おいしく過ごしたい。

さて、これでも結構ストイックなほうだと思うハヤシですが、本日「サンデージャポン」で公開された西川史子の下着姿のグラビアを見ると(スタイルがいいかどうかは別として)、体の線が本当にきれいでびっくりしました。

まあ、グラビア用に相当鍛えたようでしたが、四十路でもやればあそこまでできるということを彼女は証明してくれたわけです。

ただ、ハヤシ的には、夕方のお八つはどうにもやめられないわけで、グラビアできるスタイルに持っていくのは、ちょっと無理かなあと、思うのでありました。




2014年4月27日日曜日

靴下屋の20デニールタイツが凄い!

ハヤシが苦手なもののひとつに、パンストがあります。
どれくらい苦手かというと、「このパンストを履かないなら、おまえを殺す」と言われたなら、一瞬血迷って殺される方を選んじゃうかもしれないくらい苦手です。

一番苦手なのは、お腹部分に張り付くような、あの感触。
サポートタイプだからダメなのか、とサポートタイプをやめたり、
サイズを上げた方がいいのか、とLサイズを選び、
もしかして高いのを買えば大丈夫かと思い、一足4000円もする高いのを買って履いても、あの得も言われぬ気持ち悪さは変わりません。

で、ここ数年は、「本当に本当に必要なとき以外はパンストは履かない」という選択をして生きてきました。

ですから、私の足下は、冬場はユニクロのヒートテックにハイソックスか、もはや何デニールか気にする余地もないほどのぶあつーいタイツのどちらか。

一方、夏場は、スカートでも、足下はソックスです。黒のいわゆる「オジ靴」ばかり履いているので、足下もシンプルな黒の靴下(子供っぽくならないよう、靴下の素材感にはそれなりに気をつけています)。

しかし、困るのは、「分厚いタイツじゃ暑い、生足だと寒い」という季節。そう、ちょうど今頃です。
短いレギンスにハイソックス、ニーソックスという選択をしていたときもありますが、そうすると、見た目は、タイツよりも場合によっては暑苦しく、何より、ニーソックスの場合、下がってくる。

が。今年は、そんな問題が払拭されそうです。
理由は、靴下屋の「20デニールタイツ」に出会ったからです。

キャッチコピーは「素肌に近いカラータイツ」。
色々きれいな色がありますが、中にベージュ系の色味もあり、これがパンスト代わりに使えるのです。
私は、先日恵比寿アトレの靴下屋でライトベージュを購入しました。

買ったのは、まずは1足のみ。
だって、もしかすると、結局履いてみたらパンストと同じなのかもと、思っていたからです。
それくらい、薄手でパンストな色味をしていたのです。

今日、ワンピースに合わせて履いてみました。
履き心地、まさにタイツ。あのお腹まわりの不快な張りつき感は全くありません。よく伸びて適度にゆとりがあり、肌あたりも実に柔らか。

これなら履ける!!そう確信して、思わず本日、2足、買い足してしまいました。

靴下好きのハヤシですが、本格的に「靴下屋デビュー」したのは、割に最近かもしれません。もちろん、今までもちょいちょい買っていましたが。
5本指靴下を先月から今月のはじめにかけて、買い始めたのがきっかけです。

今年の冬から、寝るときは靴下2枚重ねにしていました。
足が温かいと、体全体が暖まるからです。
で、しばらくの間は、最近履かない若干よれた靴下を中履きにしていたのですが、ふと、「5本指にしたらもっと快適かも」と思って、試しに買ってみました。それが、靴下屋だったわけです。

これがなかなか快適で、今度は、タイツの中で足が蒸れないように指先用の5本指靴下をいくつか買いました。
これもなかなかに快適。

「靴下屋、すごいじゃん」とばかりに、その後、グレーの少し厚手のタイツを買ったり黒の若干薄手のタイツを買ったりしていました。
どれも肌あたりが柔らかくて、履いているときの不快感がありません。

で、先日も薄手のタイツを買おうと事務所近くの恵比寿アトレにある靴下屋に寄った見たところ、この20デニールのタイツに出会ったわけです。

靴下屋の歴史はかなり古いと思うのですが、「Tabio」のラインが始まってから、かなり快適さや健康にこだわった製品が続々出てきて、がんばってるなーという印象。
しかも、お値段も手頃です。

タイツ好き、靴下好きのハヤシは、「タイツ、靴下のたぐいは値段の差があからさまに製品のクオリティの差につながる」と考えていたのですが、靴下屋の最近の頑張りようから、そのお題目も崩れつつあります。

柄靴下はさすがに私が履くには、ちょっと苦しいので、シンプルな黒・ネイビー・グレーの靴下、そして日常履きのタイツに、これから靴下屋を愛用することになりそうです。

働く女子にとっては、見た目の美しさも大事ですが、働いている最中「快適に過ごせる」衣類であることも、非常に大事ですので。
 


2014年4月21日月曜日

おひとり様のコーヒーライフ。

割に最近、「コーヒーはヒトに淹れてもらった方が圧倒的にうまい」という話をしました。

が、1週間ほど前に気がつきました。
家にいても、どうしてもコーヒーを飲みたくなることがあるということに。

ハヤシの家には、一応コーヒーメーカーがあります。
が、でかくてじゃまな上、ドリップ部分がどうしてもポットのふたにぶつかって、かなり使いにくい。
毎日使う訳じゃないので、埃がたまる。掃除もしにくい。
ということで、今やクローゼットの奥に眠っている状態。

家で飲むんだから、コーヒーの味がするだけで我慢するという割り切り方もあるでしょう。
でも、コーヒーとか紅茶とかが飲みたいときって、たいてい「ひと息つきたい」とか「仕事はしてるが気分だけでもリラックスしたい」というとき。
そこで、うまくないコーヒーをすすらねばならんというのも悲しいもんです。

が。だからといって、いっとき流行った「おうちカフェ」ほどこりたいとも思わない。
要は、ふっと一杯家で飲みたくなったときに、そこそこにおいしいコーヒーを飲むにはどうしたらええんじゃ、ということなのです。

まあ、私のマンションの2件隣にはセブンイレブンがあるので、飲みたきゃそこで買ってくれば、という話もあるのですが、家から一歩も出たくない日もあるわけで。
そんなときに「とりあえず満足できる一杯」をなんとかして手に入れたい。

名古屋にいたころ、一杯一杯淹れられるいわゆる「ドリップパック」を愛用していたことがありました。
しかし、なんか味が薄い。
最近気がついたのですが、ドリップパックの中のコーヒー豆の量は、お上品な喫茶店系コーヒーカップを念頭に置いてのもの。マグで淹れると当然、味が薄くなるわけです。
先日、ドトールで出しているドリップパックを買ってきて、試しにお上品な量で我慢してみたところ、普通に美味しく飲めました。

ちょっと考えたのは、少量淹れられるコーヒーメーカーが売ってないかなということです。
アマゾンで見てみたのですが、案外あるんですねえ。値段はピンキリ。
ただ、手入れが大変とか、専用マグじゃないとダメとか、やはり使い勝手はいまいちなようで。

ドリップパックのほうもついでにアマゾンしたところ、マグ用の豆の量が多いのが、販売されているらしいことがわかりました。

で、実は今日は(というか昨日)、一人用のコーヒーメーカーにするか、マグ用ドリップカップにするか、結構悩んでいました(もっと悩まなきゃならないことがいっぱいあるだろうとか言われそうですが)。

決定というわけじゃないんですが、現状、ドリップパックの方が優勢です。
コーヒーメーカーには、2つの問題があるなあと思いまして。
1つめは、機械の場所をとる、ということです。
想定しているのはキッチンのシンク横のスペースなのですが、高さが23~24センチ、幅と奥行きは15センチがせいぜい。
それとて、置いてしまうと、ただでさえ狭い調理スペースがもっと狭くなります。

それから、豆の鮮度の問題もあります。
おそらくそうしょっちゅうしょっちゅう飲むわけでもないので、豆は冷凍庫で保管することになると思うのですが、それでも鮮度はどんどん落ちていくし、つめた~い豆で淹れるコーヒーは、やはり生ぬるーくなる(まあ、色々工夫の余地はあるんでしょうが)。

ドトールのドリップパックを飲んだときに思ったのですが、カップを温める、蒸らす、豆の量に見合った湯を注ぐ、という手順を励行すれば、1つ1つが密封されてそれなりに鮮度が保たれるドリップパックの方が、美味しく飲めそうな感じです。
それに、パックをしまう場所さえ確保すればよく、台所のスペースに悩む必要もなし。

問題は、通販ではなくて、普通に成城石井とかジュピターあたりで入手できるのか、マグ用ドリップパックということです。
通販で買うと、どうしても大量購入になってしまうので、いきおい賞味期限切れ、なんてことになりやすい。
それに最初から通販で大量購入したらまずかった、なんてことになるのもイヤだし。

というわけで、明日からは仕事帰りにマグ用ドリップパックを探す旅が始まりそうなのでした。

2014年4月20日日曜日

H&Mのワンピを購入しちゃった件について。

どうも。
昨日の土曜日、朝から仕事だったハヤシです。
金曜と土曜、日弁連主催の研修の講師の仕事で、晴海につめておりました。
終わった開放感で、その後、同じ部署にいる大学の後輩(弁護士としてははるかに先輩)と、久しぶりに品川でビールなんぞ飲んでしまいました。
そんなわけで、アップが遅くなってしまいました。

さて。
ユニクロのイネスラインと無印良品のTシャツで、すっかり「プチプラ服」に目覚めてしまった2014年春でございますが、なんと今度は、H&Mで、ワンピを購入してしまいました。
つい木曜日のことです。

春の後半から初秋(北海道人にとっては真夏)にかけて、おそらく世の多くの女性がそうであるように、「仕事に何着ていけばいいんすかね」という事態に陥ります。
我々法曹界も「クールビズ」の波は浸透していて、6月1日以降は、ジャケット及びネクタイ不着用が慣例化しています。
裁判官ですら、ノーネクタイです。

男性は、ちょっとおしゃれなシャツにおしゃれなパンツ、という出で立ちで全く構わないと思うのですが、いつの世も、女性はそうはいきません。
加えて、ハヤシの場合、「面倒だからもう今日はこれでいいや」という適当チョイスができない性格。

で、少しこの先が気になるような気温の日が続いたこともあって、晩春から初秋にかけて仕事で着られそうな洋服を、ここ数日探していたのです。

ねらいはワンピースか、ショートパンツでした。
ハヤシは、ワンピースが大好きですが、最近気持ちが向くのは、トゥジューとかアーツ&サイエンスなんかの「ゆるっ」「ふわっ」という路線ではなく、身ごろは適度にフィットして丈も脚裁きがよく、膝丈くらいのものです。

そして、ノースリーヴがよい。
夏場は、有働アナ負けらかしの脇汗女になるもので。

H&Mのイメージって、今まであまりよくありませんでした。
あからさまに「大量生産の安物」というディスプレイで、同じデザインのものが雑多に一カ所にドバッと平積みあるいは吊し下げ。
店員も教育を受けていなさそうなあからさまにバイトな感じの人ばかりで、商品のことを聞くことすらはばかられる雰囲気・・・

zaraが価格を抑えながらも、1つの洋服の店頭出しを比較的少量に抑え、お店の方も(接客態度はともかく)黒のスーツでビシッと決めた見た目の良い人がきびきびと動き、試着が終わった洋服を元に戻したり、客が崩した平積みの山をきれいに直したりしています。

ユニクロも、店員さんはユニクロの服をセンス良く着こなし、かなり大量に置かれた商品を整然と整えています。そのせいか、どの店も、ディスプレイに雑多さは一切見られません。

こういう違いは、商品がどう見えるかということにもとても大きく影響するし、商品に対するブランド側のこだわりに対する客の評価にも大きく影響するのです。

H&Mは、そういう点で、日頃愛用しているzaraやユニクロより、ハヤシ的に一段評価が落ちるブランドだったわけです。

が、雑誌なんかで見ると、なかなかセンスの良い商品があるのも、また事実です。しかも、zaraの洋服は、時にトレンド感が強すぎたり、ボトムは体型に合わなかったりという問題もあったので、久しぶりにH&Mの銀座店をのぞいてみました。

購入したワンピースは、黒のポリエステルで、肩あたりに若干透け感のある素材が使われているもの。
ウエスト部分は背中側に太いゴムが入っていて、腰回りには程良くギャザーが寄ります。
スカートのフォルムは若干タイトめで、丈はちょうど膝下ぐらい。両脇に十数センチのスリットが入っています。
もちろんノースリーヴ。

購入の決め手は、シルエットが良かったということ、動きやすかったということです。
ウエストがゴムのボトムを、着衣の一番上に出すというのは個人的に少し抵抗感があるのですが、このワンピースは全体が黒で、しかもゴム部分が背面のみで前にはないということで、見た目的には、全く気になりませんでした。

上半身の身ごろ部分は、肩口が内側に入っていて、腕を長く見せてくれる効果が高く、肩幅が狭い私でもなで肩に見えないというのがうれしい。
お腹も程良く隠してくれるし、ウエストギャザーのおかげで、腰から裾部分が自然にテーパードしていて、大人っぽいシルエットを作ってくれます。

毛玉が出来やすそうな素材感なのが若干気になりますが、肌触りは悪くないですし、これで2940円であれば納得です。

改めて店の中を見回して思ったのですが、zaraに比べてシンプルなデザインで(黒っぽいものが多い)、一見して「H&M」を着ているとはなかなか気づかないものが多いように思います。
これは、奇抜な色柄で、「zara感」が強調されるzaraとは大きな違い。
スペイン発とスウェーデン発の、あるいみ国民性の違いなのかもしれません。
北国の人間は、さっぽろっこもそうであるように、黒の着用率、高いみたいですから。

店内の状況は、ドンキホーテを見て回っているときと似たような圧迫感を多少覚えるので、是非とも改善していただきたいところです。
が、こういうところで掘り出し物を探していると、高校生の頃に、今で言う「プチプラ」の服を見て回っていたことを思い出します。

私服の学校で、女の子の多くは、「いかにお金をかけずにおしゃれをするか」に躍起になっていました。
ロングのスカートに飽きて母に裾をカットしてミシンがけしてもらい、翌年はミニスカにしたこともありました(注:ハヤシはミシンできない)。

H&Mのワンピースは、センスを磨くためには、高い服ばかり見て回っていては行けないということを改めて思い起こさせてくれたのでした。

2014年4月13日日曜日

驚異のはちみつパワー?

って、なんだか、「ためしてガッテン」とか「朝イチ」みたいなタイトルですけど、実際、ハヤシとしてはかなりな驚異だったんで、こうつけざるを得なかったという・・・

ハヤシがここ数年悩まされている身体症状に、「皮膚トラブル」があります。
かなりざっくりしたまとめ方ですが、主要なものは、腕や脚(特に肘膝から下の部分)の赤いブツブツ(毛細血管が切れまくっている場合と、乾燥で湿疹が出ている場合とがある。今は後者)、そして口角炎です。

特に口角炎の方は、ハヤシ的にはけっこう深刻で、乾燥する季節になると、ちょいちょいなってしまう。
名古屋時代には、カンジタ菌や白癬菌にやられて、2年連続オバQみたいな唇になっちまって、治癒するまで2、3ヶ月を要するという憂き目に遭いました。
「もう今度こうなっちゃったらどうしよう!!」と、かなりなトラウマになっています。

で、もう恐怖心から、「ちょっと唇の端が赤い」→「ぎえ~、カビじゃあ」とすぐに抗真菌薬を塗りまくる、というどう考えても体によろしくない暮らしをしているのであります。

お医者には常に唇を保湿するよう言われ、口紅もリップクリームも塗れません。白色ワセリン、あるいはさらに純度の高いワセリンを年がら年中唇に塗っています。
でも、それでも、秋冬になると必ず、私の口角はカビにやられるのです。
最近は、カビ以外の菌にも進入されるようになりました。

心も体も乾く四十路の冬なのです、なんてありきたりなことを言ってみたり。

冗談はさておいて、3月の連休に帰省した際、東京に戻る前日に、「まさか口唇ヘルペスか?」と疑いたくなる痛みとかゆみを感じ、土日もやっている皮膚科に走ったところ、実は何かにかぶれただけだった、ということがありました。
処方されたステロイドを嫌々ながら5日間使いました(ステロイドを多用するとカビがつきやすくなる)。

やれやれ良くなったとホッとしたのもつかの間。
10日ほど前、仕事から帰宅した夜のことです。
突如、左右の口角に、どうしようもないほどの痒みが走り始めました。
鏡を見ると、唇の外側に赤みが・・・

なんじゃ~こりゃあ?何かにかぶれたのか?それとも本格的にカビか?
明日皮膚科に行かなくちゃ!!
でも、明日までにオバQになったらどうしよう・・・

しかし、次の瞬間、本当に突然、口角ごときに振り回されて、唇に薬を塗り続ける毎日が、とてもとてもイヤになってしまいました。

頭にふと、浮かびました。
はちみつをワセリンに混ぜて塗ってみたらどうだろう?

ハヤシは、毎朝ヨーグルトにはちみつを入れて食しております
このはちみつは、ご存じの方もいるかもしれませんが、「マヌカハニー」という、はちみつの中でも強い殺菌力を持つものです。ピロリ菌も殺してくれちゃうとか(注:物によっては、全くといっていいほどそういう作用がないものもあるようです。また、殺菌力には差があり、中でも取り分け高い殺菌力がある物はお値段がアンビリーバボーに高い。ハヤシの愛用しているのは、まあそこそこに殺菌力が高いものです)。

殺菌力が強い→とりあえず、悪いものは殺してくれるだろう。
保湿力も高い→とりあえず、悪いものから唇を守ってもらえる。

理論的に考えると、こうなるはず。
しかも、この何日か前に、やはり「朝イチ」に、叶姉妹ならぬ「はちみつ姉妹」とやらが出てきて、はちみつパックでひどいアトピーが治ってつるんつるんの美肌になったとかいうネタをやっていたのを思い出しました。

迷いはありませんでした。
これで明日悪化したら、あきらめて皮膚科に行こう。
そう思って、「マヌカハニー入りワセリン」を作りました。
配合は超適当で、大体1:1の割合。
小さなスプーンでまんべんなくはちみつが行き渡るように混ぜました。
で、さっそく唇に塗布。痒みのある口角に広げるように塗りました。

なんと。
ほどなくして痒みは嘘のように引いていきました。
その後も本日に至るまで、はちみつワセリンを使い続けていますが、症状は完治とまでは行かなくても、徐々に徐々に収まってきています。
赤みもかなりとれてきた感じ。
病院で処方された薬を使っても、別に即効性があるわけじゃないことを考えると、上出来ではないかと。

そういえば、四半世紀近い付き合いの美容師のOさんに、シャンプーを使う頻度を落としたら髪の調子が良くなったという話をしたところ、「ハヤシさんはあれだよ、江戸とか明治とかの暮らしをするのが一番体に合っているんだよ」なんて言われたことがありました。

鎮痛剤や炎症止めにアレルギーがあり、薬の副作用が出やすく、最近始めた「靴下の中に5本指靴下」生活の結果、体が冷えにくくなる(この話はいずれ近いうちに)・・・なんてことを考えると、あながちOさんの見解も信憑性がないわけではなく、今回のはちみつワセリンの件も、自分が「江戸・明治体質女」であることを実証してしまう1つの根拠になってしまう気がしないでもありません。

そんなわけで、ちょっと調子に乗って、次はヘアケアにはちみつを利用してみようかな、なんて思うハヤシであります。
いつも使っているセグレタのトリートメントにはちみつを混ぜて塗布してみようかと・・・もちろん、マヌカよりも、もっともっと安いはちみつです。

これで効果が出たりしたら、「驚異のはちみつパワー、その2」などというタイトルで、また一筆書いてみたいと思います。

PS
はちみつワセリンについては、医学的根拠に全く基づいていないハヤシ個人の体験なので、皆様におすすめするものではございません。あしからず。

さすがの無印良品なのだ。

だんだん昼間の気温が上がる季節になってきました。
今日も、お昼は20度くらいあったのでしょうか?
表はボカボカ気持ちよく、半袖で歩いている人もいたほど。

が、朝晩の寒暖差がまだまだ激しい今日この頃、まだまだ、薄着はできません。でも、もうコートはいい加減着飽きている。

そんなわけで、ジャケットの下に着られる肌触りのいい薄手のニットが欲しいと思っていました。
ハヤシの場合、この時季に着るニットは、ウールなどのちくちくしやすい素材ではいけません。
中に長袖の物を重ねることを想定していないので、肌が弱い自分としては、肌あたりの柔らかいコットンなんかが理想。

つい最近も書きましたが、ユニクロ、春のコットンのニットは、なぜかカーディガンだけです。

いらんのだ、カーディガン。
丸首か、開きが深くないVネックの、薄手のコットンニットが欲しい。
色は、白か薄いグレー。
もちろん、仕事でジャケットの下に着るので、高くないもの。

そう思って、無印良品に行きました。
最初に向かったのは、有楽町の大店舗(有楽町ルミネの無印、いつの間にかなくなっていたのですねえ・・・ほんと、有楽町ルミネ、なんの特徴もない、ただのファッションビルになってしまいました)。

しかし、ここ、広い割に衣類のディスプレイも品ぞろえもかなりイマイチ。濃いネイビーのコットンシルクのニットはありましたが、サイズは全てLで、しかも濃いネイビーは、今の季節、なかなかに使いにくい・・・
早々に引き上げて、帰宅途中にある秋葉原の無印に寄りました。

さっきのネイビーの色違いかでしょうか。
丸首のコットンシルクのグレーニットがありました。値段は確か2980円(だったような・・・違っていたらごめんなさい)。サイズはS。
売り切れていたのか、Mサイズはありません。

ちょっと小さいかなという気もしましたが、膝丈の若干ふんわりしたギャルソンのスカートに合わせることを想定していて、タイトめな物が欲しかったので、とりあえず試着してみることに。

で、ついでに、目に付いたボーダーTシャツを2種類着てみることにしました。
1つは丸首で柔らかく薄いコットンの水色と白のボーダー。
ちょっと太めの縞です。値段はなんと1000円。
もう1つはボートネックの七分袖ボーダー。白地にからし色の細いボーダーが入っている物です。生地は多少厚め。

結果、ニットと水色ボーダーTシャツをお買い上げしました。

ニットの方はつい先日仕事で着用しました。
Tシャツの方も、今日出かけるときに着てみました。

無印良品の衣料品、久々に買いましたが、やはりというか、さらにというか、良い品物だなあと思いました。

まず、ニットの方ですが、シルクが入っているので、チクチクがないだけでなく肌あたりが非常に柔らかいのです。
また、シルエットもきれいでした。
タイトだけど、裾のリブがウエストの上にしっかり乗ってくれて、きれいにニットのたるみがでます。

グレーの色味もぼやけず主張しすぎず、絶妙。
ギャルソンのタック入りの黒のショートパンツに合わせたのですが、イメージ通りの「ショーパンだけど大人っぽい」シルエットになりました。
また、上に腕周りが細いセオリーのジャケットを羽織ったのですが、ごわごわすることもなし。

なお、素肌に着たのでその日の夜に洗濯したのですが(もちろん、ネットに入れて短い時間で)、型くずれも縮みもありませんでした。

Tシャツの方は、縞模様の水色の色味と触ったときの柔らかさに惹かれて買いました。
アニエスbやギャルソンで出しているクリアでパキッとした色味とは全く違う、くすんでムラのある水色です。こういうちょっと曖昧な色味で作ろうというのは、無印良品ならではです。

今日は、(どうしてもやりたかった)下にクリステンセンの長袖Tシャツを着て、無印のTシャツの袖を少しまくり、「くしゅくしゅ袖」を見せるというのをやってご満悦でした。
ボトムには、1年ぶりくらいに手持ちのジーンズの中で一番ダメージが強いのを合わせて、久しぶりに少しナチュラルテイストの強いコーディネートにしました(もちろん、首には、プチローブノアのコットンパールを、上着にはアーツ&サイエンスの7年くらい前の細身のコートを合わせて、やりすぎ感がでないように気をつけましたが)。

Tシャツは、着心地も軽くて、なんだかほっとします。これで1000円(税込み。無印さんは、4月以降も価格据え置きです)なんて、ちょっと安すぎるのでは・・・

実は、余りに感動して、ニットはV開きのグレー(こちらはMサイズ。V開きニットは、ちょっと大きめで落ち感が出る方が好きなのです)、Tシャツはグリーンのしましまを買い足してしまいました。どちらも活躍しそうです。

なお、買わなかった方のTシャツは、単に似合わなかったからで、品物に問題があったわけではありません。

無印の服は、若い頃からちょいちょい買っていたのですが、ここ数年は、全般的にナチュラルテイストが強く、自分の好みからするとデザインが緩すぎて気持ちにマッチしませんでした。

久々に購入しても品物の良さは相変わらずだし、値段は以前買っていた頃とほとんど変わらないといってもいいほど、しかも4月以降も価格据置。涙が出そうなほど企業努力が伺えます。

欲を言えば、ボトムをもう少し充実させて欲しいです。
最近デニムがかなり充実しているようですが、個人的には、メンズのパンツのサイズを下方向に少し増やして欲しい・・・
だって、私が履けるから・・・

何を着ていいかわからず、ついつい迷走した買い物をしがちなこの季節。
無印のおかげで、よけいな買い物をせずに乗り切れるかも、なんて思う週末なのでした。

2014年4月7日月曜日

北海道スウィーツを考えてみる。

名古屋に住んでいた頃、やたら市内で見かけた「大北海道展」の文字。
今更解説するまでもありませんが、市内百貨店の催事場で催される北海道物産展であります。

聞くところによると、半年に1回行われていたそうなのですが、1回来ると市内のデパートを2週間くらい巡回していくので、合計2ヶ月間くらいはどこかで「大北海道展」。
で、終わってから4ヶ月後にまたやってきて都合2ヶ月。

こんなにしょっちゅうしょっちゅう来たらみんな飽きるんじゃないのか?と思っていたのですが、前の職場のみなさんは、来る度に「北海道展だあ!!」と大喜び。
お目当てはスウィーツでした。
帰りに、なんだかのアイスを食べて帰るとか、ロイズの○○を買っていくとか、もう、ルンルンになっているのです。

確かに、名古屋は、お土産用の名物スウィーツ不毛の地(注:あくまでスウィーツの話であって、坂角とか名物のお菓子がないわけではない)。
何しろ、伊勢名物の「赤福」をまるで我が町の名物のようにそこかしこで売っているくらいですから、名古屋って。
ついでに浜松名物の「うなぎパイ」も、名古屋駅なんかでは、まるで我が町の名物のように売りまくっている。

それに対して、北海道は、小豆だの牛乳だの和も含めてスウィーツの材料の宝庫。「北海道のスウィーツ」=うまいに決まっているという思いこみがかなり激しかったように見受けられました。
私自身、一度物産展をのぞきに行ったことがありますが、平日の夕方にも関わらず、人がごった返していて圧倒されました。

うまいもんであふれているはずの東京でも、北海道の食べ物はやはり超人気のようで、たまに土日に有楽町の北海道プラザに行くと、ソフトクリームが飛ぶように売れていたりするのでした。

実際、北海道の名物スウィーツは、クオリティ高い物が多いような気がします。

北海道の名物スウィーツといえば、六花亭のマルセイバターサンド、ロイズのチョコレート、石屋製菓の「白い恋人」等々ですが、「バター」やら「ホワイトチョコ」などなど、北海道らしい「売り」をしっかり持っている。パッケージも、安っぽいキャラ的なものはあまりなく、「もうちょっと派手でもいいんじゃない」という、若干地味めの風貌。
あくまで味勝負。その味の方も、飽きがこない、繰り返し食べたくなるしっかりした味です。
特にロイズの生チョコなんて、「ゴディバよりロイズ」なんていう仰天発言をする人もいるくらい。

実家に帰省するときとか東京以外のところで人と会うとき、実は東京のおみやげ何持って行くかって結構迷うのです。
だって、最近なんだか乱立しすぎていて、「これぞ東京」というスウィーツがない・・・個人的に東京土産で「鳩サブレ」と「ひよこ」(元は福岡ですが)に勝るものはないと思うのであります。

帰省の時に買って職場などで配るおみやげで一番受けがいいのは、ロイズの「フルーツバーチョコレート」。
同じシリーズの「ナッティーバーチョコレート」は、こちらでも買えるらしいのですが、「フルーツバー」の方は、物産展でも入らないことがあるんだとか。
前の職場では職員さん同士で取り合いになったなんて話も聞きました。
あと、名古屋時代の事務員さんはここの「チョコかりんとう」が大好きです。帰省したときにはご自宅に送ったりしています。

ハヤシ自身が一番好きなのは、「マルセイバターサンド」です。
帰省したときには自分用に買ったりしますし、母がたまに送ってくれる荷物の中にも入っていたりします。
冷蔵庫で冷やして、土日のおやつとか食事の後のデザートに口にする幸せ。
個人的にはコーヒーよりアールグレイなどの紅茶が合うと思います。

最近のおすすめは、やはり六花亭の「マルセイキャラメル」。
まだ、道外ではあまり有名じゃないようですが、口にくっつきにくく、トロリととろける味わいで、中に大豆が入っているという・・・
ちょっと不思議な食感で、素朴な味がします。

ハヤシとしては、北海道スウィーツブランドでは、六花亭とロイズが頭ひとつ抜けていると思っています。
ルタオなんかも、チーズケーキが評判みたいですが、それ以外に売りはなさそうな感じだし(あえて絞っているのか?)、道内では店舗も減っているような気がします。一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いだったようにも思うんですが・・・

そういう風に考えてみると、お土産スウィーツも競争が激しい世界なんだと感じます。特に北海道は、日本の食の供給地。求められる味のレベルが高いので、厳しい戦いを強いられているのかも。
だからこそ、生き残っているロイズのチョコや六花亭の商品は、自然クオリティが高いんでしょう、当たり前のことだけど。

と、ここで、もはや死語にすらなった感がある「花畑牧場の生キャラメル」を思い出しました。
もてはやされた頃に一度食べたことがありますが、ゴムみたいでちっともうまくなかった。
いつのまにか六本木の店舗もなくなり、札幌にもほとんど店舗はなくなってしまいました。
いや、名物スウィーツの世界も恐ろしいものです。






2014年4月5日土曜日

四十路、抜歯する。

突然ですが、親知らずを抜きました。
昨日のことです。

1月の下旬頃、例のでかい裁判をやっていた際に虫歯が発見されて以来、実は口のあちこちに色々と問題があったことが判明し、現在も、1個1個治している最中です。

もともと歯が弱く、さらに子供の頃にやってた歯列矯正の影響で(子供ゆえ器具がついた歯の掃除もうまくできず)、さらに歯が弱くなりました。
一応定期的に検診には行っているのですが、何らかのタイミングで長期的な歯医者通いとなるのは、もう慣れっこです。

が、今回、着々と問題を解決している中、アクシデンタルに左の下の奥歯が痛みだしたのです。
原因は親知らずでした。

ハヤシの場合、確か20代の頃に左右両方とも下のみ親知らずが生え(生えている最中に激しく痛むということもなく)、一度今回と同じ左の親知らずが虫歯になった際には、当時かかった歯医者は非常に自然に治療しました。

今回、虫歯が発覚した際、また治療してもらえるだろうと踏んでいました。
が、若くて美人の歯科助手さんからは、「この際抜いてもいいんじゃないか」という先生のお言葉を伝達されたのです(注:この歯医者、別に先生がコミュニケーションをとれないダメ医者ということではなく、非常にお忙しくしていらっしゃるので、次の患者さんのところに向かった後、うがいをしていた私への伝達事項を残していったのです)。
これが4月3日、木曜日のことでした。

ハヤシ、びっくり。
「抜く!」
と小さく叫んでしまいました。

親知らずの抜歯といえば、思い出すのは妹のこと。
ヤツは、やはり私と同じように左右両下に親知らずが生えていました。
両方ともひどい生え方をしていたようで、そのままにしとくと、神経を圧迫して大変なことになる可能性があったらしい。で、虫歯でもなんでもないのに抜きました。

1本は中にボルトみたいなのを埋め込んでから抜歯。
もう1本は、歯をノミ様の道具で分割してから抜歯。
で、2回目の時には、顔が「片っぽだけお多福」みたいに異様に晴れて、都合1週間ばかし、腫れが引かなかったのです。

さらに、私自身も抜歯には苦い思い出が・・・
歯列矯正を始めたばかりのこと、まず、上の両犬歯の内側の歯を2本一度に抜歯。噛み合わせをそろえるため、下の同じ位置の歯を2本一度に抜歯。
これ、虫歯でもなんでもない健康な歯。
特に下の方を抜いたときには、もう痛くて痛くて、小学校3年生の私は、痛みが収まるまでずーっと泣いていたわけであります。

抜歯に抵抗が強かった私は、一度は、治療を選択しました。

が、その日の晩も、やはり調子が悪い。
ふと思いました。

このまま残しといても、先生が言うとおり、また虫歯になるだろう。
場所が場所だし、それほどの虫歯でなくても、痛みが強いんだろうし。
痛いといってもいっときだし、顔が腫れるのも「いやー、親知らず抜いたら腫れちゃってー」で済むし。
抜くか!!

方針変更後、昨日の朝電話したら、昨日のうちに抜くことになりました。
痛みが出たり腫れたりしたときのために、次の日にあまりヘビーな予定が入っていないときの方がいいということで・・・

で、最初に書いたとおり抜いたわけですが、妹の時みたいにとんでもない生え方をしていたわけではなかったようで、取りかかってからものの1~2分で抜けました。
一瞬抜く際に「ミシ」とか音が鳴ったときには、少々ビビりましたね。歯肉がそげたんじゃないかとか。

幸い腫れもなく、悶絶するような痛みもなく(ロキソニンで収まる程度。もっとも、鎮痛剤で薬疹が出るのであまり飲めないのですが)、当初の想像というか妄想よりも遙かに楽な抜歯だったのでありました。

が、それでも「歯を抜く」ということは体に大きな負担をかけるなあとしみじみ感じます。
まず、やはり疲れる。体の力が今日も何となく入らない気がします。
痛みは大丈夫だったけど、口の中に違和感があって、夜も眠りが浅かった感じ。
口を大きく開けたし、抜いた歯の周りの骨やら筋肉やらに負担がかかっているので、筋肉痛的な感じもあり。
物も食べにくいし。

で、やれやれ、なわけなんですが、実は2週間後くらいにもう一度抜歯があります。

1年半ほど前に前歯が折れて(このブログの「心の支えは岡本夏生」をご参照ください。)、その後差し歯にしたものの処置した当時の歯医者のミスなどで状態が悪く、しかも、それ以外の前歯3本も神経がない状態なので、結局この差し歯の根を抜いて4本ブリッジにすることにしたのです。

で、こちらの治療のための抜歯が、昨日抜歯した後の状態が落ちつくであろう2週間後に行われるわけです。

先日入れてもらった保険外の歯はとってもビューティフルで違和感もないので、ブリッジの方の出来については(都合65万円以上になるが)心配していません。

痛みも今回よりは軽いでしょうということ。

ただ、場所が場所なだけに、仮歯が落ちちゃうとそれだけでコントになっちゃうわけで、別な方向に気を使わなきゃあかんなあと、やっぱりちょっと気は重い。

今更ながら、歯は健康であることに越したことはない、と思うのでありました。