2014年4月5日土曜日

四十路、抜歯する。

突然ですが、親知らずを抜きました。
昨日のことです。

1月の下旬頃、例のでかい裁判をやっていた際に虫歯が発見されて以来、実は口のあちこちに色々と問題があったことが判明し、現在も、1個1個治している最中です。

もともと歯が弱く、さらに子供の頃にやってた歯列矯正の影響で(子供ゆえ器具がついた歯の掃除もうまくできず)、さらに歯が弱くなりました。
一応定期的に検診には行っているのですが、何らかのタイミングで長期的な歯医者通いとなるのは、もう慣れっこです。

が、今回、着々と問題を解決している中、アクシデンタルに左の下の奥歯が痛みだしたのです。
原因は親知らずでした。

ハヤシの場合、確か20代の頃に左右両方とも下のみ親知らずが生え(生えている最中に激しく痛むということもなく)、一度今回と同じ左の親知らずが虫歯になった際には、当時かかった歯医者は非常に自然に治療しました。

今回、虫歯が発覚した際、また治療してもらえるだろうと踏んでいました。
が、若くて美人の歯科助手さんからは、「この際抜いてもいいんじゃないか」という先生のお言葉を伝達されたのです(注:この歯医者、別に先生がコミュニケーションをとれないダメ医者ということではなく、非常にお忙しくしていらっしゃるので、次の患者さんのところに向かった後、うがいをしていた私への伝達事項を残していったのです)。
これが4月3日、木曜日のことでした。

ハヤシ、びっくり。
「抜く!」
と小さく叫んでしまいました。

親知らずの抜歯といえば、思い出すのは妹のこと。
ヤツは、やはり私と同じように左右両下に親知らずが生えていました。
両方ともひどい生え方をしていたようで、そのままにしとくと、神経を圧迫して大変なことになる可能性があったらしい。で、虫歯でもなんでもないのに抜きました。

1本は中にボルトみたいなのを埋め込んでから抜歯。
もう1本は、歯をノミ様の道具で分割してから抜歯。
で、2回目の時には、顔が「片っぽだけお多福」みたいに異様に晴れて、都合1週間ばかし、腫れが引かなかったのです。

さらに、私自身も抜歯には苦い思い出が・・・
歯列矯正を始めたばかりのこと、まず、上の両犬歯の内側の歯を2本一度に抜歯。噛み合わせをそろえるため、下の同じ位置の歯を2本一度に抜歯。
これ、虫歯でもなんでもない健康な歯。
特に下の方を抜いたときには、もう痛くて痛くて、小学校3年生の私は、痛みが収まるまでずーっと泣いていたわけであります。

抜歯に抵抗が強かった私は、一度は、治療を選択しました。

が、その日の晩も、やはり調子が悪い。
ふと思いました。

このまま残しといても、先生が言うとおり、また虫歯になるだろう。
場所が場所だし、それほどの虫歯でなくても、痛みが強いんだろうし。
痛いといってもいっときだし、顔が腫れるのも「いやー、親知らず抜いたら腫れちゃってー」で済むし。
抜くか!!

方針変更後、昨日の朝電話したら、昨日のうちに抜くことになりました。
痛みが出たり腫れたりしたときのために、次の日にあまりヘビーな予定が入っていないときの方がいいということで・・・

で、最初に書いたとおり抜いたわけですが、妹の時みたいにとんでもない生え方をしていたわけではなかったようで、取りかかってからものの1~2分で抜けました。
一瞬抜く際に「ミシ」とか音が鳴ったときには、少々ビビりましたね。歯肉がそげたんじゃないかとか。

幸い腫れもなく、悶絶するような痛みもなく(ロキソニンで収まる程度。もっとも、鎮痛剤で薬疹が出るのであまり飲めないのですが)、当初の想像というか妄想よりも遙かに楽な抜歯だったのでありました。

が、それでも「歯を抜く」ということは体に大きな負担をかけるなあとしみじみ感じます。
まず、やはり疲れる。体の力が今日も何となく入らない気がします。
痛みは大丈夫だったけど、口の中に違和感があって、夜も眠りが浅かった感じ。
口を大きく開けたし、抜いた歯の周りの骨やら筋肉やらに負担がかかっているので、筋肉痛的な感じもあり。
物も食べにくいし。

で、やれやれ、なわけなんですが、実は2週間後くらいにもう一度抜歯があります。

1年半ほど前に前歯が折れて(このブログの「心の支えは岡本夏生」をご参照ください。)、その後差し歯にしたものの処置した当時の歯医者のミスなどで状態が悪く、しかも、それ以外の前歯3本も神経がない状態なので、結局この差し歯の根を抜いて4本ブリッジにすることにしたのです。

で、こちらの治療のための抜歯が、昨日抜歯した後の状態が落ちつくであろう2週間後に行われるわけです。

先日入れてもらった保険外の歯はとってもビューティフルで違和感もないので、ブリッジの方の出来については(都合65万円以上になるが)心配していません。

痛みも今回よりは軽いでしょうということ。

ただ、場所が場所なだけに、仮歯が落ちちゃうとそれだけでコントになっちゃうわけで、別な方向に気を使わなきゃあかんなあと、やっぱりちょっと気は重い。

今更ながら、歯は健康であることに越したことはない、と思うのでありました。

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