2013年3月31日日曜日

ワンピースを買ったのだ。

結局、ワンピースを買いました。
昨日のことです。

買ったのは、TOUJOURSの麻のワンピ。
上が細身でスカートがふわっ、きれい目とは若干違いますが、ジャケットを着れば仕事でも行けるし、厚地なので秋冬も行ける。もちろん、プライベートでも楽しめる。
結構満足です。

TOUJOURSは、冬物のワンピースも買いましたが、吊るしているのを見るよりも着たほうが断然良さがわかるブランドかなと思います。
たっぷりめでも、中で体が躍ることはないし。
今度の職場は、TOUJOURSの路面店に近いところなので、ヒマヒマ見て行ってみようと思っているところです。

さて。
実は、このワンピ。一発で気に入って買ったわけではありません。
店頭で他に着たワンピースがあります。

1着は、VIOLETというブランドの物。
今までにも何度か他のショップで見たことがあるのですが、あまりピンときたことがありませんでした。
でも、今回は、何か心に響くデザインのものがいくつかありました(ディスプレーの妙なのでしょうか)。

試着したのはロングのキャミワンピだったのですが、ちょっと私にはセクシーかなあと。
ラインがとてもきれいで、長身で細身でよかったあと思うくらいの美しさだったのですが、1枚で着るには気恥ずかしい…胸の空きも恥ずかしい…ジャケット脱いだ時に明らかに「林さんどうしたの」と言われそうで恥ずかしい(自意識過剰)。
勝手に檀蜜を思い出して、やめました。

もう1着は、JACQUE MARCEAUの前開き、膝丈の麻のワンピース。
さすが古着からパターンを起こしているだけあって、素朴だけど味があるフォルムは魅力的でした。
しかし、ここのブランド、やはりイメージが古着なだけに、発色が微妙な商品が多くて、私にとっては、選ばれたものしか着られないブランド、なのです。
このワンピも、デザインは気に入ったのですが、色味がなんとも微妙で今一つ似合わない気がして、NG。

最後の最後に「実は気になっていたのです」と試着させてもらい、「ああ、やっぱりこれねえ」と、TOUJOURSに落ち着きました。
よくあるパターンです。

ところで。

ここの店長さん、とてもおしゃれで私生活の調度品にもこだわりがある方なのですが、昨日履いていた黒のショートパンツが、ものすっごくかわいくて、思わず「かわいいショートパンツですね、どこのですか」と聞いてしまいました。
ブカっと細い少年が履くようなフォルムに黒のタイツ、黒のパンプスを合わせたのがかわいらしい感じで。
そうしたら、昔々に買った超ワイドのコムデギャルソンのパンツを2度リメイクしたものだとか。
1度目は幅を細くしたそうです。
2度目に短く切って、今の形に。
余った布地を利用して、ストールを作ったりもしたそうです。

「好きなものは、そうやって最後の最後まで着たいんですよね。」とのこと。
実際のお直しはプロの方にお願いしたそうですが、自分の思い描く形に直してもらうのも、また才能だなあと感心してしまいました。

そういえば、うちの母は、以前病気をした後痩せてしまって、着られなくなったコートの身幅を昨年プロの方に直してもらいました。
綺麗に直してもらって、今またそのコートが着られるようになっているそうで。

最近着ていないロングのワンピース。
いっそのこと、着丈を詰めてもらおうかな。

今度の休みは鏡の前で、どの程度着丈を詰めるか、思案に時間を費やすことになりそうです。


追伸

この日、TO&CO.の黒の靴を買ったのですが、なんと、2013年の春夏で、ブランドが終了するそうです!!
私の場合、なかなか足に合うのを探すのが大変なブランドでしたが、どこかレトロで気品のあるここの靴がなくなってしまうのは、とても残念。
デザイナーさんが早いところ、ブランドを立ち上げてくれるのを願います!!

2013年3月30日土曜日

ワンピースが欲しいのだ。

札幌に帰省しています、林です。

4月から職場を変わるので、その前にどうしてもリフレッシュしたくて、帰ってきてしまいました。

で、日が明けて本日土曜日は、待望のショッピングです。
いつも帰省時に行くショップに妹と一緒に馳せ参じます。

今回のショッピングは気をつけねばなりません。

理由その壱。
先月末をもって給料取りではなくなっている。
退職金は一応もらえるけれど、それとて、今後数か月の生活費に充てねばなりません。
浪費は禁物。

理由その弐。
欲しいものが、今一つ定まっていない。
こういうときって、決まって散在するのですよ…欲しいものが定まらない分、色んなものが欲しくなるのです。
まあ、あえて言えば靴が欲しい。
APCのメンズのジーンズが欲しい。
そして、ワンピースが欲しいかな。

自分は、買い物をするとき、常にワンピースを探している感じです。
そんな探さなくても、ワンピースなんてどこでも売ってるじゃん、というあなた。
170センチ近い長身の私。
43歳の私。
10代や20歳そこそこの子が着るようなミニ丈で生地が華奢なワンピースなど、痛々しくて着れません。
大型四十路女の使用に耐えるワンピースというのは、実は結構限られているわけです。

でも、ワンピースは好きなんだな。
たぶんこれ、子供のころに、母親が着せてくれたワンピースが大好きだったからです。
ピアノの発表会、確か5歳くらいの時だったけど、紺色に水玉のジョーゼットのワンピースを買ってもらいました。
今でも覚えている大好きなお洋服なのです。
ワンピースは、デジャヴ、なのです!!

20代のころはほとんど着ていなかったけど、30代になってからは、またちょくちょく買うようになりました。

以前、ピーコがなんかのファッションチェックで「女は30を過ぎたら膝を出すな」と言ってましたが、従います。
私は、脚は短くはないと思うが、形がいまいち。特に膝には「体育会」に由来する筋肉がついているうえ、散々膝をつく生活を送ってきたために黒ずんでいて、汚い。
むしろ冬場のほうがタイツでごまかせるのでミニ丈も案外行けますが、夏場は絶対NG。
そんなわけで、膝が出ない着丈の物を選ぶところからスタートします。

とはいえ、あんまり長いのも足さばきが悪くて動きにくい。
以前は、アーツ&サイエンスのAラインの長めのワンピースを着ていた時代もありましたが、階段とかで下手すると裾を踏んづけたりするので、身の危険を感じて登場回数が少なくなりました。

加えて、前にもお話ししたように、最近ちょっときれい目な格好で行きたいので、そういう意味でも膝がちょうど隠れるくらいの丈がベストなわけです。

フォルムとしては、ノースリーブで襟の空きはあまりなく、上半身は細見、ウエストのあたりから、ふわっとギャザーが広がる(広がりすぎはNG)スカートになっているものが欲しいのです!!
色は黒以外!!ブルーとか、柄物でもいいかな(老化現象ですな)。

ノースリーブのワンピは、実に便利です。
1枚でも行けるし、ジャケット羽織ってもいいし、カーディガンを羽織ったり、ものによっては中にシャツを着てもOK。
先日、松屋銀座のJ&M DAVIDSONに、ドンピシャのフォルムのワンピがあったのですが、色柄にドン引きして試着すら断念してしまいました(パステル系はなあ…)。

今日はたぶん、今後の経済を検討して、派手な買い物を控えることになるはずなので、いくつか目移りするものがあっても購入するものは絞ります。

で、そうなると最優先は…ワンピだろうな。ワンピ好きとしては…
優先順位を決められなくなる素敵なアイテムが、あまりないことを祈ります…

2013年3月24日日曜日

復権するか?マーガレットハウエル。

何年かに一遍、ファッション傾向が自分的に違う方向にシフトすることがあります。
年々そのシフトのタイミングが早まっている気がします。

大学生のころは、ジュンコシマダ。これは紺ブレにあこがれたのが最初でした。
その後、カジュアルおばさん御用達ブランドになる前のマドモアゼルノンノンのパンツを愛用していた時代がありました。
そして、その後、マーガレットハウエルにはまりにはまった時代があったのです。
たぶん30歳になってまもなくの頃だったと思います。7,8年続きました。

一番最初に買ったのはコットン100パーセントの水色のシャツでした。
当時、しがない予備校講師をしていた私には、決して安い買い物ではありませんでした。
でも、襟の形といい、着た時のシルエットの美しさといい、着やすさといい、もう最高で、大事に大事に着続けてきました。

実は、このシャツ、まだ現役でクローゼットの中に残っています。
いまだに生地もよれず、ボタンもとれず、パリッとしたまま。結構な頻度で活躍しています。

その後、ニット、ワンピース、コート、パンツ、かごバッグ等々、足に合わない靴を除いて、ほとんど毎日マーガレットな服装をしていたわけです。

特に黒のハーフコートは、周りの人々がみな「これはいいコートだね」と言ってくれる代物でした。
10年以上着続けて、裏地がぼろぼろになり、昨年末に仕立屋さんで直してもらったところです。
こちらも現役。
司法試験の口述試験の際に着たスーツも、マーガレットハウエルでした。

丈夫で上品でシルエットがきれい。
自分は永遠にマーガレットで行くんじゃないか。
そんな風に思っていた矢先、マーガレットのデザインが変わり始めたのです。
4,5年前のことです。

一言でいうと、「ゆったり感強すぎ」のデザインになったわけです。
パンツは太すぎ。
上に着るものは、ジャケットからニットからシャツから、身幅とりすぎ。
色味も、パステル調が強い感じに。

世はちょうど、ナチュラルファッションブーム。「森ガール」などという「要するに、大草原の小さな家のローラだろ」というファッションの女子が多発し始めたころではなかったでしょうか。
マーガレットも明らかにその方向にシフトしたのです。

私は弁護士になりたてのころでしたが、デザインが体型や私の見た目に全く合わなくなり、とんと選ばなくなってしまいました。
後から聞いたところによると、ちょうどそのころデザイナーの交代があったそうで、それに伴うデザインの変化だったようです。
あんなに素敵だったマーガレットが、と思うと、ちょっと悲しくなりました。

その後は、一時アーツ&サイエンスにシフトしていましたが、あるショップの方からソニアパークの振舞について話を聞いてちょっと気持ちが冷めたうえ、ボタン付けが甘い、生地感が日常着として取り入れにくい、デザイン重視のために動きにくいという問題が多発するようになり、次第に遠ざかっていきました。
ここ数年は、コムデギャルソンに強く強くシフトしていました。

着すぎたからなんだろか。
今、気持ちがギャルソンから若干遠のいています。
もちろん、定番は品質もデザインもいいものが多いし、これからも離れることは信じたいのですが、今年のジュンヤワタナベのコンセプト「クラッシュ」は、「これは着て歩けないだろ!!」というデザインで、ここ数か月暇を見てはいいものがないか品定めしているのですが、ピンとくるものに出会えていないのです。

加えて、最近、ちょっときれいな色目の物、きちんと感のあるデザインの物を着たいという欲求が出てきていまして(ピンクを着たがるのは女の老化現象というから、もしかするとそうかもしれない)。

そんなわけで、最近は新たなブランドの発掘をしようと画策しているわけですが、先日、気が向いて立ち寄ったマーガレット(松屋銀座店)が、わりにいい感じだったのです。

まず、シャツのシルエットが変わりました。
一時よりも身幅が狭くなり、1サイズを着ればたぶん私でもだぶつきがない感じになりそう。
パンツの太さも普通な感じ。元々細すぎるピタピタしたものは嫌いなのですが、一時のマーガレットほど太いのもちょっと、と思っていたところです。
毎度おなじみ、エドウィンとのコラボジーンズも生地を柔らかくしてラインも少し変えたようで、履きやすそうな感じです。

妹と母も、電話で話したときに「今シーズンのマーガレットはいい感じみたいだ」なんて言っていました。

そういえば、マーガレットのお店の方、意外にギャルソン好きが多かったのです。
私も、30代のころは、たまに買っていたギャルソンのボトムをマーガレットのジャケットやシャツに合わせてよく着ていました。
もしかすると、両極に見えるこの二つのブランド、案外好相性なのかもしれません。

この春からは、久しぶりにリアルタイムのマーガレットハウエルを取り入れたコーディネートに挑戦するかもしれません。

2013年3月23日土曜日

ヘルシーとはなんぞや

行くつもりはなかったのですが、通りがかったので、入ってみました。
KITTE。
入ったけど、「エスカレーター最後尾」というプラカードをエスカレーターの遥か遠くに見た途端、ビルから出ました。
ってなわけで、中の様子は語れません。
が、1階は吹き抜けが開放的でとてもいい感じです(ということしかいえません)。

全く関係のない前ふりはこのへんで、本題に。

最近、NHKを見る頻度が高まっています。
民放の番組がどいつもこいつも面白くないからで、NHKって視聴率を(特定の枠を除いて)あまり気にしないでよいせいか、結構ツボにはまって続けて見てしまう番組があったりするのです。

で、数年前から気に入っているのが、BSの「cool japan」。

前回(3月17日放送分)のお題は、「どんぶり」でした。
意外に「どんぶりもの」が、外国人に受けがいいという前説から番組スタート。

確かに、大学院生をやっていたころ、フランスから来ていた女の留学生は、学食のカツ丼が気に入ってましたな。
当時箸が使えなかったから、フォークとナイフで妙な食べ方をしてましたが。

なんで、どんぶりものは外国人に人気があるのか。
鴻上尚史が基本的な質問として、スタジオに集まった外国人に「なんで好きなの」ときいたところ、一番多かった答えが、「ヘルシーだから」でした。

なに?
どんぶりものがヘルシーだと?

私にとって、どんぶりものは、カロリー過多、ボリュームが勝負の、日本における「野蛮な食べもの」のひとつです。
吉野家の牛丼のどこがヘルシーなんだ。
帯広の豚丼のどこがヘルシーなんだ。
番組で紹介されてた「ケバブ丼」の、いったいどこがヘルシーだというのですか!?

この感覚、私だけではないはずです。
気軽に腹を満たせる食べもの。
付け合わせに工夫しないと、量に注意しないと、メタボまっしぐらな食べもの。
少なくとも、多くの日本人の感覚はこうなはず。

で、思ったのです。
日本人のヘルシー感って、これもまた「ガラパゴス」的なんではないかと。

ヘルシーと言って、思い浮かぶこと。
野菜中心の食生活。
肉よりも魚中心の食生活。
ローカロリー。
最近は、炭水化物の量を抑えるのもヘルシーのひとつとされています(これには警鐘が鳴らされてますけどね)。
食べ過ぎ注意。

これに対して、欧米を中心とする諸外国の皆様の場合、
肉も野菜も食べる。
量はそんなに気にしない。
まあ、確かに魚はヘルシーだけどさ。
みたいな感覚なんではないけど。

だって、どんぶりものがヘルシーと思う理由は、1つの丼の中に色んな食材が入っているからという理由だけだったもんね(ケバブ丼なんて、全部ケバブだったぞ)。

まあ、確かに元々持っていた食文化の違い、体格の違い、内臓の構造の違い(動物性たんぱく質を分解しやすくできているかとか)から、「健康的に食べる」という感覚に違いが出るのは当たり前だと思うのだが、イタリア人もアメリカ人も、中国人も、あそこの人もここの人も、口をそろえて
「どんぶりものはヘルシー!!」
とか言っちゃっているのを見た時は、「え~!!うそだろ~」と思いましたよ。

特に、おい!!フラビオ!!
イタリア人が、あんな野蛮な即興的食べものに心惹かれていいのか!!
いつも、イタリアの食について、やや自慢げに語っているくせに、どんぶりもの大好きとは…
確かこの人、ラーメンも好きだったな…私にとっては、ラーメンも野蛮な食べもののひとつなのですが…どうして外国人、ラーメンも好きなんだろう…(日本人でやたらラーメンにこだわる人種がいますが、私は全く理解できない…)。

ところで、どんぶりものなんて、年に数えるほどしか食べない私ですが、前回のcool japanを見ているうちに、なんだか急に親子丼が食べたくなりました。

思わず、母親に「親子丼が食べたい」とメールしたところ、やっぱりこの番組を見ていた母から
「帰省した時に、ママが作ってあげます」
という、まじめな返信が。

実は、退職後数日間帰省するのですが、お母ちゃん、覚えていてくれてるかしら。


2013年3月21日木曜日

「春のご挨拶」の贈り物。

なんと。
50本目です。

自分では、最低でも50本は続けてみようと思って書き始めた、このブログ。
書き始めのころは、最低でも2、3日に1度は書こう、とか考えていたんだけど、うれしいことに?本業のほうがくそ忙しく、そんな頻度で書くのは夢のまた夢…みたいな状況になってしまいました。

もう書き始めて半年くらい経つんですねえ。
正直、50本も書いてこられたのは(「独り言ちる」などと威勢のいいことを言っちゃってますけど)、読んでくれる人がいるからです。
ちょっとずつ増えてそうな感じですし。
次は、100を目指してみちゃいます。

さて、本題。

3月も末になり、転勤だの転職だの退職だの卒業だの入学だの、なんだのかんだのと、ご挨拶をしたり受けたりすることが多い季節になってきました。
前にもブログでちろっと書きましたが、私めも今の職場を3月末で退職し、4月から別の事務所に移籍します。
そんなわけで、「ご挨拶をする」側に立っています。

かつ、名古屋で仕事していたころの事務局がひとり転勤になり、後輩がひとり事務所を移ることになりました。
そういうわけで、「ご挨拶を受ける側」の立場でもあるわけです(注:名古屋の職場は今の職場と同じ系列の事務所。私は転勤でこちらに移ってきたのだ)。
まあ、こちらの立場は、普通に学生やっていたり働いたりしていれば、この時季、必ず立つことになると思うんですが。

ただ、名古屋の職場は、私が弁護士になって2年目から3年余りいたところで、しかも当初は私一人、事務局一人、その後も何かと波乱が色々あって、自分としてはその時一緒だったメンバーには思い入れも深いし、まあ、かなり感謝もしているのです。

そんなわけで、①転勤する事務局と退職する後輩に、それぞれお祝いでもあげるか、②事務所自体にも退職のご挨拶かたがた、何かお菓子でも送ろうか等と思い立ち、本日、買い物に出かけました。

贈り物するのは結構好きなほうなんだけど、こういう贈り物って、チョイスが難しいんですよね~。

まず、個人への贈り物、特に目下の人への贈り物って、「何気ないもの」であることが必要なのかなと…
まあ、これは母親に刷り込まれたんですけどね。「もらうほうがかえって気を遣うようなものを贈ってはだめよ。ちょっとしたものでいいのよ」と若いころからずっと言われていました。

でもねえ、「ちょっとしたもの」で相手が喜びそうなものを贈るのって、かなりなセンスを要求されるのですよ。
その人の好みに合うか。イメージに合うか。単純に、喜んで食べたり使ったりしてくれるか?
なんて、ぐちゃぐちゃ考えて訳が分からなくなる…

今日は、とりあえず二人のはなむけに贈るものは、新丸ビルの4階あたりで選ぼうかと向かっていったのですが…何周したことか…結局買いましたけど、うーん、あれでよかったかななんて、買った後も考えていたり。

で、事務所へのご挨拶に贈るお菓子については、新丸ビルに来ていたこともあり、あそこならいろいろあるかなと、大丸の1階に行って見てみました。

行った瞬間、「アウト~」と思いました。

大事なことを忘れていました。
東京の玄関口のデパートの1階。
東京土産(あるいは観光土産)になりそな、まあそれなりにおいしいんだろうけど、土産感満載で若干チープな感じのお菓子ばかり(まあ、それでも鳩サブレには心動いたんですが…個人的に好きなので)。
「東京○○」みたいな名前のものが多い、多い。

そんなわけで、その後、松屋銀座まで行きました。

松屋銀座の地下1階のお菓子スペースは、実は結構好きなのです。
もちろん、メジャーで格式がそれなりに高いお菓子も扱っているのですが、東京ローカルな「知る人ぞ知る!!」みたいなのも結構多いもので。

しかも、ジトっと見てると、試食させてくれる。
これ、今まで行ったお菓子売り場の中で、群を抜いて確率高いです(あくまで主観)。

年末に札幌の帰省した時には、松屋銀座で麻布の「豆源」のお豆をいろいろ買って行って、実家だけじゃなくて友人にも配ったのですが、ほんと、喜んでもらえました。

でも、職場に贈るものって、これまたチョイスする条件が結構あるので、「うまそう」即買いとはならないのです。

日持ちするか。
送っても割れにくいか。
人数分数量が足りてるか。
チープすぎやしないか。
高すぎないか。
食べにくくないか(休み時間にちょちょっと食べるので、食べにくいものはアウト)。
あとまあ、ご挨拶にふさわしいか(せっかく松屋まで来たんだしね)。

松屋銀座の地下も…たぶん3周くらいして、試食もいっぱいさせてもらって(送るつもりのない那須高原のチーズケーキもいただきました。おいしゅうございました)、とある洋菓子に決めました。

でも、東京のデパートの地下食料品売り場って、お菓子売り場に限らず気さくですよね。
少なくとも、名古屋や札幌のデパ地下に比べれば、「ほら、食べてみて」みたいな感じで、かなりの頻度で店員さんの手が出てきます。
まあ、向こうにしてみりゃ、「こいつ、食べさせたら買うぞ」って感じなのかもしれませんが…
それだけ、自分のところの品物に自信があるってことでもあると思うのです。

こちらとしても実際に食べさせてもらって、自分がわかって物を贈りたいという気持ちは当然あるから、願ったりかなったりでもあるわけです。

買ったものは、本日すぐにまとめて名古屋に向けて発送しました。
22日には到着するようです。

喜んでいただけるとよいのですが。


2013年3月18日月曜日

ある意味度肝を抜かれたキムヨナ復活劇

ステップ踏んでたっけ?

演技が終わった瞬間、こんな風に思った人が、実は結構多かったんじゃないでしょうか。

フィギュアスケート世界選手権女子シングルフリースケーティング、最終滑走者のキムヨナ大女王様のことでございます。

圧巻の演技とか書いてあったけど、確かにそうだ。

やたら大げさな音楽をかけて、
適当に大味な振り付けをして、
体が大きく見えるスパイラルと
回転が足りてないスピンを何回かちょちょっとやって、
後はジャンプの回転が足りるようにひたすらスケートリンクをぐるんぐるんまわり倒すという。
ジャンプは見事でしたよ。
確かにすごい加点が付くジャンプでした。
当たり前だよ、ずっと助走してるんだもん(助走しかしてないんだもん)。

スパイラルのボーズを見た時、そういや、前のコーチはミッシェル・クワンの姉の夫であったことを思い出しました。
すごいそっくり。
そして、彼女のスケートは、タラ・リピンスキーとか、クワンとか、あの人とかこの人とか、要するに90年代のアメリカ女子フィギュアスケートをぎゅぎゅぎゅーっと凝縮した、実に時代遅れなスケートになってしまいました。

バンクーバーのころのほうが、まだましだったよ。それもかなり。
顔芸と指ぱっちん、もとい、切なげな表情と妖艶な表現力を生かす、それなりの振り付けをしてましたもの。

今日のフリーの点数148点って、男子のフリーで言うと、一番近いのはジュベールです。
ただ、ジュベールは、ジャンプのカウントが1つ0点になっているために149点になっている。実際の演技としては150点台は出ていた演技だったでしょう。
そうすると一番近いのは、ブレジナの145点ということになります。
ブレジナ、確かに不調でしたけど、一応4回転2回飛んでますからね。ステップもそれと分かるように踏んでいましたからね。

演技終了後のキムヨナ様は、多少息が上がるくらいで、あまりお疲れにもなっていなかったご様子。

ワグナーが脚にきて後半のステップでよろけて転び、
コストナーが演技直前に鼻血を出す。
それだけの緊張感あふれるオリンピックイヤー前年の世界選手権で、おひとりで3枠目指さなければならないプレッシャーがかかるお立場でありながら、この余裕。
本当に圧巻としか言いようがありません。

もはや、八百長とか不正とか言って、本気で怒るのもあほらしいレベルです。

ひとついえることは、ソルトレークのあとに導入された採点方式は、正しかったということです。
なぜか。
それは、「6.0」という幅の中でどこまで減点するかというやたら大雑把な旧採点方式と違い、やりすぎるとあからさまに、普通に常識を持った人間が見たら、「おかしいだろ」とわかる「トンデモ点」になってしまいやすいからです。
それを、本日、キムヨナ大女王様は教えてくれました。

いや~、実は、これって北米女子スケートの陰謀なんじゃないかと疑ってしまいますよ。
新採点方式になって、一番割食ったのはアメリカ女子スケート界でしょ。
それを復権させたいという思いと、なんとしてでも、レジェンドになりたい、させたいという、キムヨナ様と韓国政財界の思惑が動き、そして、その思惑と一緒に色んなものも動いて、今回みたいな非常に分かりやすい結果になってしまったんじゃないかなとすら思えてしまいます。

やりすぎには注意しましょうね~。

ここから多少真面目に書くけれども、こんなあからさまなやりすぎが許される状況が今後何年も続けば、明らかにフィギュアスケートというスポーツは衰退していきます。
だって、夢がないもの。
フィギュアをしたいという子供、フィギュアをさせたいという親が、どんどん減っていくことになる。

通常使われる意味合いにおいて「圧巻の演技」とか持ち上げる日本のマスコミは、屑というか糞レベルです。
長きにわたって、世界の多くの人を楽しませてきたフィギュアスケートを守るためには、韓国マネーにひれ伏して、口をつぐんじゃいけないのですよ。
わかったか、小倉智昭。

で、女子シングルの総括をします。

コストナー、金メダルおめでとう。
あなたのボレロは、すばらしかった。間違いなく、あの演技は歴史に残ります。
真央ちゃん、銀メダルおめでとう。
清い白鳥姿のあなたを、私は忘れません。
佳菜子ちゃん、銅メダルおめでとう。
ピアソラの強い曲に負けないスケーターになったんですね。
真央ちゃんの後ろ姿、もう少しで追いつけますよ。

ソチオリンピックが、楽しみです。


2013年3月16日土曜日

おめでとう、デニス。

って、タイトルにしかしようがありません。
今回のフィギュアスケート世界選手権男子シングル。

日本男子でまともに実力が出せたのって、無良くんくらいなもんでしょう。
個人的には、羽生君、あんなレロレロで緩慢な動きしかできてないのに、よくあんな点出たわと思いまして。

おっと。
せっかくタイトルにしたのですから、まずは、デニスのことから。
デニス・テンは、バンクーバーオリンピックの男子フィギュアで、一番心に残った新星でした。
当時確か16歳くらいでジュニアと掛け持ちしていたんじゃないかと思うのですが、ショートで踊った「テイク5」が、非常に響いたのであります。
若干16歳で、ジャズのリズムや空気感をよく出していて、技の基礎もよくできている感じ。
この先楽しみだなあと思っていました。
10代の後半は、伸び悩んだ感があったのですが、今日のフリーは、かつての「テイク5」を思い出させる乗りの良さで、生真面目なスケーティングと本来のリズム感、表現力という持ち味を存分に出したんじゃないかと思います。
ほんとにおめでとう、デニス!!ソチオリンピック、楽しみにしています。

チャンは相変わらずの点ですぎ。
ショートはまあ我慢できるとして、今日のあの点はないだろう。
フェルナンデスより上は、ありえない。
北米大陸でフィギュアの大会があると、必ず不正があると言われていますが、羽生君のフリーのあの点と言い(練習拠点は今カナダ)、チャンのあの点と言い、何かの存在を感じさせずにいられません(そして、明日の女子もまたそうなるんでしょうなあ。韓国のあの子、あんな軸足がぐんにゃり曲がった汚いスピンしかできなくて、ショートでよくあんな点数出たもんだ)。

私の中では、今回の大会、金メダルは文句なしにデニス、銀メダルがチャン、銅メダルはレイノルズです。フェルナンデスは羽生君よりは良かったと思うけど、メダル級の出来だったかというと決してそうではない…

さて、日本男子です。
まずは、高橋大輔。
結論から言うと、ショートのプログラム変更は、失敗だったと言わざるを得ませんね。
「月光」の楽曲自体は悪くないし、印象が薄くなりがちなクラシックのピアノ曲をあそこまで濃ゆい雰囲気にできるのですから(まあ、月光自体が濃い曲ではあるけど)、選択としては悪くなかったんでしょう。
でも、高橋大輔は、おそらくかなりブキッチョでスロースターターだと思うのです。
シーズンを通して1つのプログラムを作り上げていく人だと思うのです。そういう彼のパーソナリティにとって、そもそもシーズン途中にプログラムを変更すること自体が、良くなかったのではないかと。
体に覚えこませないといけないとショートに打ち込みすぎたからなんでしょうか。全日本であそこまで圧巻の滑りをした「道化師」まで、ミスが出る始末に…聞けば四大陸は体調も良くなかったというし。
「道化師」は、間違いなく歴史に残る名プログラムです。バンクーバーの「道」に勝るとも劣らない、男子フィギュア史上最高のプログラムのひとつです。
それを世界の舞台で印象付けることができなかったのが、本当に残念で残念でなりません。

そして無良くん、よく頑張ったと思います。彼は、とても上手になりました。
去年までの彼、いや、全日本までの彼は、「ジャンプだけの人」でした。
しかし、くしくも本田武が言ったように、スピンもステップもこの短期間でかなりの上達をしたように思います。
今シーズンは、グランプリシリーズで優勝も経験したし、四大陸にも出たし、世界で戦う自覚って、こうも人を成長させるんだなあと感動してしまったくらいです。
後は、無骨な雰囲気を本物の持ち味に定着させられるような良いプログラムに出会ってほしいと思います。
個人的には、ソチの3枠は、高橋・小塚・無良の3人で行ってほしいです。

では、ほかの外国人選手を。
まず…おい!!ジュベール!!
「殿」(言わずと知れた、座頭市ですよ)と同じミスしちゃダメじゃないか!!
今日の技術点のあの低さは、同じジャンプの繰り返しで、カウントがゼロになったものがあったからだというではないですか(まだスコアを確認していないので、本田武の解説だけが頼りですが)。
一時の絶不調を何とか乗り越えてきたかに見えるので、こんなもったいないミスをしないでほしい。
今日の出来で、ジャンプのカウントミスさえなければ、正直、高橋の順位はもう少し下がっていたかもしれないとすら思いました。

海外勢で言うと、レイノルズ君が残念でした。ちょっと点を抑えられた気もするんだけど、確かに四大陸に比べると四回転がクリアに行かなかったですよね。
あと、昨シーズンまで好調だったブレジナが今期は調子が悪いのもちょっと残念。
でも、このふたり、ソチではかなりな強敵になりそうです。

今回は目立たなかったけど、中国勢もいい選手が出てきているし、アメリカ勢もアボットとかリッポンが今季は不調で出てきていないけど、復調してきたらどちらもメダル候補ないし入賞候補。

「フィギュア大国日本!!」なんて言ってるけど、果たして本当にそうなのか?
四回転を1つのプログラムで3回飛んでいる選手が何人もいる今の時代、1本もろくに決められない選手しかいない日本の男子なんて、ソチではお呼びじゃなくなっているんじゃないかと冷や冷やしているんですけど。

2013年3月11日月曜日

働く四十路はモテるのか。

一昨日、金曜日のことです。

東京は霞が関にある弁護士会館トイレで、とある先輩弁護士とお会いしました。
離婚関係の事件では、かなり名の売れた女性弁護士です。
ご主人も弁護士で、こちらは刑事弁護のスペシャリスト。どちらも知合いです。
昨年末に一度、ご夫婦行きつけのイタリアンレストランでのお食事会にお呼ばれしました。

「うちの息子がねえ、なんだか林さんのこと気にいっちゃったみたいで~。林さんまた来ないの~なんていうのよ~。3月と4月は忙しいから、5月にまたやるから。来てちょうだいね~」
先輩弁護士は、そう言い残して去っていきました。

このお食事会には、ご夫婦の10歳になる息子さんも来ていました。
今どきの東京の10歳なんて、とんだマセガキばかりだと思うのですが、この子、何とも子供らしい子供で、仮面ライダーが大好き。
しゃれたイタリアンレストランにまでライダーベルトを持参し、ライダーの絵本(というか写真本)まで持参し、なんと持参したiPadには、テレビのライダーシリーズの録画が…。

大人は大人で色々と話をしたいわけなのですが、彼は、ライダーの話がしたくてしたくて仕方がない。
そして、集まったメンバーの中で一番下っ端と見た私のことを(よく見てるよ)とっつかまえ、ライダーの話をしゃべくりまくるわけです。
あんまり一生懸命しゃべるので、とりあえず聞く(個人的には、とりあえず聞く、という姿勢は崩さず)。彼が一生懸命、しゃれたイタリアンレストランでライダーの変身シーンを演じるので、とりあえず見る(とりあえず見るという姿勢は崩さず)。
さらに、私の横にぴったりくっついて座り、iPadの録画を一緒に見てくれと言わんばかりに私の前にiPadを差し出すので、とりあえず視聴する(同上)。
なんてことを続けているうちに、嘘かほんとか、どうやら私のことを気に入ったらしい。

いや。もしかすると、お忙しい共稼ぎ夫婦の息子(とはいえ、FBなんか見ていると、ご夫婦ともによく子育てに関与している感じなんですけどね)、とりあえず遊び相手になりそうな人物をおだてて確保しようなんて悪知恵を案外働かせているのかもしれませんが。

実は、もう一人、私のことを気に入ってくれているらしい男子がいるのですが、こちらは現在7歳。名古屋にいる私の友人(弁護士)のお子さんです。
まだ名古屋で仕事をしていたおととしの秋に、一度お宅にお邪魔したのですが、やはり一発で気に入られたらしい。
ちなみにこちらの子は、なんだかレンジャーが大好きで。
大人は大人で話したいことがあるのだが、この子はこの子で、なんだかレンジャーのことが話したくて仕方ない。
で、なんだかレンジャーの録画を一緒に見ようと私の手を引いてテレビの前に連れていき、ベルトを締めて変身をし、やけにぴかぴかするおもちゃでルールもろくに教えてくれずにいつの間にやら対戦することになり(当然私は負ける)…なんていう、ライダーかレンジャーかだけが違う時間を過ごしていたのでした。
その子も、私が当時住んでいたマンションの前を通ると、「林さんが住んでいたんだよね~。また遊びに来ないのかな~」なんて、嘘かほんとか知らんが、恋しがっててくれているらしいのです。

私自身は、子供は苦手です。
子供が受けそうな話題とかわからないからしないし、子供が喜びそうなしゃべり方も別にしない。
電車の中とかで、ジッと他人のおとなを凝視する小さい子なんか見ていると、「私可愛いでしょ」「ほら、かわいいって言えや」なんて言われているみたいな気がして、いや~な気分になったりするほうです(まあ、最終的に目の強さに負けて微笑みかけたりするわけですが)。
なのに、幼い男の子2名から気に入られているというのは(たとえ遊び相手欲しさのおべっかだとしても)、なんでなんだ?という驚きを禁じ得ないわけです。

若いころから、おじさまには好かれていました。
遠い昔だと、まだ2歳くらいのころ。
絶対に往診しないという近所の小児科医が、なぜか私にだけは往診してくれていたらしい。
20代のころ、ススキノのど真ん中にある地下の飲み屋に一人でちょいちょい飲みに行っていたのですが、何回か初対面のおじさまにおごってもらったことがありました(その後、よからぬところに誘われることはありませんでした)。
地元に帰れば、帰るたびにお会いしてごはんやお茶をご一緒するおじさまが二人います。
一人は大学の恩師(この先生がいないと私は司法試験に受かっていなかったほどの恩人)。
もう一人は前の職場で一緒だった50代のおじさま。
私もおじさまは決して嫌いではなく、むしろ若い男に囲まれているより、気持ちが落ち着く。
しかしそりゃ、ときめいているわけでもなんでもなく、単に親しい人と会ってご飯を食べているだけの感覚なのですが。

さらに、私は個人的には全く求めていないのですが、どうやらアニメオタクには、昔からかわいいとか言われていることが少なくなかったようです。
これは、近眼かつ眼科医にコンタクトレンズ禁止令を出されているがためにメガネっ子をしているせいではないかと。

要するに、私のニーズというのは、子供、オジサマ、アニメオタクに限定されていて、ストライクゾーンががら空きなわけです。

いやね。
そんなに本気で恋愛を求めているわけでもないので、別にいいんだけど、しかし、いわゆる「普通にマッチしそうな層」から何の反応もないというこの事態は、どう受け止めればいいんだと、金曜日のトイレでの一件の後、1分くらい真剣に考えちゃいましたよ。

やはりあれか。
「普通にマッチしそうな層」にモテるというステイタスを得るためには、コムデギャルソンなんか着てたらダメなのか。
新橋の立ち食いそば屋で、そばなんぞすすっちゃダメなのか。
東京ミッドタウンまで出かけたのに、福光屋で日本酒だけ買ってきて、スケート見ながら晩酌してちゃダメなのか。

いやしかし…
ここまで書いていてなんなんですけど、コムデギャルソンや立ち食いソバ、一人晩酌を捨てるくらいなら、ストライクゾーンがら空きで構わんわと思う私。

完璧に、恋愛体質では、ないな。

2013年3月9日土曜日

可愛くて歩きやすい靴がほしい

ども。林です。

大きな裁判があって、日曜から水曜まで立川に宿泊していました。
昨日帰ってきましたが…いや、大変でした。
裁判も大変でしたが、主任の弁護士がよりによってインフルエンザを発症し、私が代わりにやらなきゃいけない業務が増えるという…
しかも、その主任が体力に自信のある30代前半男子。
どやしつけないと病院にすら行ってくれないのでした。
まあ、行ってくれたし、どやしのどやしを続けた結果、休んでくれたからよかったんですけどね…
アレルギー体質なものでワクチンを打っていなかったため、マスクやら何やらで私は完全防備。
今のところ移っている感じはありません。

さて。
私は地下鉄とか電車に乗って座席に座ると、なぜか人の足元に目が行くのです。
みんな、どんな靴はいているのかなあって。
理由ははっきりしています。
自分が靴選びにかなり苦労しているからです。
私の足は、幅が狭くて甲が薄っぺら。「甲高幅広」の日本人足とは逆の形です。
で、この結果、何が起こるかというと、ヒールの靴が基本履けない。足が前に滑ってつま先が痛くなるので。
しかも、大荷物背負って移動する生活なので、歩きやすく足腰にやさしい靴であることが必要なわけです。
おまけにファッション性も求めたい…となると、チョイスは相当大変です。
普通のデパートの靴売り場なんかで、満足の行く靴にお目にかかったことはほとんどありません。

数年前までは、カンペールの定番スニーカー、ブーツ、ビルケンのストラップ靴を愛用していたのですが、カンペールの定番スニーカー、最近あまり店頭で見かけなくなったし、ビルケンのほうは歩きやすいけど、ファッション性という点では、限界があります。
TO&COの靴は1足持っていてかわいいんだけど、歩きやすさ、足腰への負担ということでいうと、若干落ちます。
ギャルソンのレースアップシューズが最近は全てを兼ね備えていて愛用中なのですが、春に向けて、もうちょっと違うのがほしいなあと。

私の足の場合、レースアップかストラップのものが望ましいのですが、最近の気分はどちらかというとレースアップ。
身長の割に小さくて(23.5センチ)、薄っぺらい足なもので、全身のバランスをとるには足元がややごつめのほうがいい。
意外に、スカートスタイルにも合わせやすいのです。タイツやハイソックスを合わせると。
それに、薄っぺらな足が前に滑りにくい。

で、最近は女性用にもメンズライクなレースアップシューズが出てきているのでうれしいところなのですが、やはり、なかなか足に合うものがないんだよねえ。
革が厚くて固かったりするものも多いし。

ストラップの物は、下手すると、4Eの健康シューズ履いているおばはんみたいになるので、チョイスが大変だし。
で、いい靴はいている人いないかなあと、電車に乗ると人の足に目が行きがちなわけです。

気が付いたんですけど、やっぱり本州の皆様は、履いている靴が華奢な作りの人が多いですね。
北海道の人間は、がっちりした足元の人が多い。
これ、完璧に雪が降る地域→下手な靴履いて歩くと滑って転ぶという点が影響しているのだと思いますが。

そして…人の足を見ていると、意外に足に問題抱えている人が多いことにも気づくのです。
外反母趾の人が多い。
足がむくんでいる人も多い。
足首の腱がおかしくなっているのか、極端な内またになっている人も少なくない。
そして、みなさん、やはり靴のチョイスで苦労しているのもわかります。

いい靴は高すぎますよね。
日常履いてがつがつ歩く靴は、ある意味消耗品。
いい靴は補修がききますけれど、補修に出しているときは履けないわけで、靴って一足ですべてが事足りるわけではない。
だから、もっとリーズナブルで可愛くて、足の健康にも対応しているものがあるべきだと思うんですけど。
というわけで、明日は久々にリーズナブルで可愛くて快適な靴を探しに出かけようと思います。

2013年3月3日日曜日

リーバイス501の魅力

ノンウォッシュのリーバイス501
イングランドのハイスクールのジャケット(ギャルソンのスタンプ付)
コモノリプロダクトのチェックのシャツ
キコで買ったビーズのネックレス
カンペールの定番スニーカー

本日のワタクシのコーディネートでございます。
休日仕様に見えますが、実は軽く1つお仕事がありました(だからジャケット着用)。

リーバイス501(赤耳)は、昨年の10月頃に購入したのですが、実は初挑戦でした。
ジーンズは子供のころからは着慣れていたアイテムで、小学生のころは、母親が選んだ赤のボブソンのストレイトを愛用するサイケな子供でした。
自分で選ぶようになってからは、色々と試行錯誤ののち、女性らしいぴったりしたラインは似合わないこと(注:日本人で、体型が出るラインのジーンズが似合うのは、ごく少数の選ばれし人たちだと思いますよ)が判明し、緩やかなラインのストレイトジーンズを好んで履くようになりました。34,5歳のころ、ですかね。

で、色の濃いデニムはあまり似合わない気がしていました。
愛用していたのは7年前に買ったearnest thawnのヴィンテージ。
まだ、神宮小学校横にあったころのジャーナルスタンダードラックスで購入しました。
生地が柔らかくてデリケートだったので、3年ほど洗わなかったところ、母にこっぴどくしかられ、泣く泣く水洗い。
その後も決して洗剤は使わず慎重に洗い、大切に大切に履いてきました。
これが生涯の1本になるのかなと思っていたところ、突然、昨年の秋に「ノンウォッシュのジーンズをきれいに履きたい」と思い立ったのであります。

私は、元々トラッド好き。大学生のころは、バイト代で買ったジュンコシマダの紺ブレを愛用していたほど。
去年の秋は、ちょうど、気分がトラディショナルなファッションに回帰してきたころでした。
ほら。つい1、2年くらい前まで、ナチュラルテイストの強い服装が流行っていたじゃないですか。
コットン生地のズルリンとしたワンピに、あえて太めのパンツ合わせる、みたいな。
そういうファッションが、私の場合も、2年前くらいから、とてつもなくつまんなく思えて、ちょっときれい目なものに好みが戻ってきて、戻り始めは、わりにモードな感じにシフトしていたのですが、元々持っていたトラッド好きの血が、最近ふつふつとわいてきまして。
ネイビーのジャケットにきれいなシャツ着てノンウォッシュジーンズ履きたいなあ。
なんて思い始めたわけです(なお、先週は、ビューティフルピープルでネイビーの金ボタンジャケットを購入)。

で、どうせなら501に挑戦してみようかなと。
501は、シンプルなアイテムですが、それだけに着る人間にそれなりの味や個性がないと、着こなせません。
20代のころに一度試着して、全く似合わなくて、いつか着たいなあと思いながら、でも私には似合わないかもと忸怩たる思いを持っていたアイテムなのでした。

昨年10月、ここなら売っているかなと、久しぶりに表参道の(移転済み)ジャーナルスタンダードラックスへ行きました。
で、売ってたわけです。お2階に。
サイズ違いも含めて何着か試着させてもらって、ノンウォッシュの30インチを購入。
愛用しています。

まず、腰回りのゆとりが絶妙(ただ、洗うと縮むので要注意!!)。
サイズがちょうどよかったのか、緩すぎず、かといってきつくなく、おしりまわりはまあるく柔らかく見せてくれます。
ポケットの位置も若干下がりめかつ大きめで、私は好きな感じ。
なにより、足が長く見えます!!
愛用してます。
今日みたいに超トラッドに着てもいいし、ジョーゼットのブリブリのブラウスをインして着ても、上品に見えそうです。
新定番になりそうです。
40代になって、やっと着られたな。そんな「ここまで来たのね」感が味わえたのも非常にいい。

実は本日、松屋銀座のマーガレットハウエルで、エドウィンとの今シーズンのコラボジーンズを試着していた70代と思しき女性がいました。
ワンウォッシュの緩めのジーンズが、実にお似合いでした。

お値段が張るシンプルなストレイトジーンズというのは、若いうちよりも年齢高めでカジュアルファッションを着こなしてきた人間のほうが実は似合うと思っています。
ジーンズは、お手軽アイテムであるとともに、着ている人間の品格やセンスが一発で出てしまう恐怖のアイテム。
ですから、実は若い子よりも怖いものが色々わかってきた大人世代のほうが、うまく着こなせたりすると思うのです。

若いころに手が出なかったアイテムで、いつか挑戦してやろうと思っているものが、実はもう1つああります。

コムデギャルソンのサルエルパンツです。

人間に相応の迫力がないと着負けしてしまいます。
今まで数年に一度試着してきましたが、いつも完敗。
でも、最近、着こなせる気がしてきたのです。
今シーズンのどこかで、再々々チャレンジしてくる予定です。