2022年6月26日日曜日

いよいよ佳境。転職活動で札幌に来ています。

 予告どおり札幌入りしての転職活動週間。

22日夜に札幌入りして、23、24日と事務所訪問をしてきました。


23日に訪問したのは、札幌の西地域に密着している法律事務所。

夕方4時に伺って、20分ほど話をしてから事務所を見せてもらい、その後近所のお寿司屋さんに連れて行ってもらいました。

そこで3時間ほど食べながら、ざっくばらんにこれまでの仕事や経歴等々についてお話。

8時半頃解散となりました。


翌日は、午前10時半に、債権回収会社とのグループに入っている法律事務所へ。

東京でも会った全事務所の代表と札幌支店長、事務局長の3人と面談。

最初に、事務所を見せてもらった後、同じビルに入っている関連会社(債権回収会社以外も含め)を見学して、その後、事務所での仕事に関して詳しく教えてもらいました。


ランチなどはなく11時45分頃終了。

終了の際、お返事はいつまでもらえますかとのことだったので、7月初めには差し上げますと伝えて事務所を後にしました。


そうしたところ、仲介していた転職エージェントから、こちらの事務所が私に正式オファーをしたいと言ってきたそうで、週明けに、詳細な条件などを提示していただくということになりました。


週末まではこんな感じで、明日残り2つの事務所を訪問することになっています。

実は、今回の来札では事務所訪問は3つの予定でしたが、来札後さらに1つ、「人を増やしたいので、よければ検討してもらえないか」と知人の弁護士からオファーがあり、急遽月曜日に訪問することになったのです。


とはいえ、現時点では、転職エージェント仲介の債権回収会社グループの事務所が最有力かなという感じです。


西地域の密着事務所ですが、代表の弁護士の人柄は、申し分ありません。

温厚で、丁寧で、事務所の良いところも悪いところも包み隠さずお話ししてくれる正直さは、うちの業界ではかなり貴重だと思います。

また、営業にも熱心で、地道に努力した結果、なかなか良い筋の業界団体と結びついたようで、彼自身の収入源は今後も心配ないであろうと思われます。

もう1人所属している若手の男性弁護士も、事件を受任できる=稼げるルートをしっかり持っている。


私は入所したら1年間は事務所に入ってきた事件をいくらか無償でやれば経費負担をしなくて済みますが、自分の食い扶持を稼ぐためには、営業をかなりしなければなりません。

所長の先生は、こちらの出身であれば、その縁で事件の紹介がありませんか?などと言って期待していますが、あたしゃ、学生時代、ごくごく限られた人間としか付き合ってこなかったタイプなので、そんなものを期待されても困るのであります…


加えて、この事務所、元裁判官にして公証人だった所長のお父さんが弁護士として在籍しています。

が、この人、事件を担当するわけではなく、法律相談に同席したり、他の弁護士が書いた書面をチェックしたりする役割なんだそう(給料は息子たる所長が出しています)。

目の上のたんこぶっぽくて、ちょっと扱いが難しそうだなと感じます。


さらに、2人いる事務員のうち1人は50代の初心者で、法律事務がほぼできない。

というわけで、裁判所に提出する書面のセッティングや、戸籍や住民票の取得なども弁護士がやらねばならない始末。


私は1人で事務所をやっていたときに事務員雇っておらず全部自分でやっていたので、まあ、できるっちゃできるけど、これがかなり大変でめんどくさいということもよくわかっています。

事務員が優秀な現在の事務所を経験した今は、「事務員法律事務できない問題」は、なかなかよろしくない条件だなと思っているわけです。


これに比べて債権回収会社グループの法律事務所の方は、今よりも年収は落ちるけれども、固定給が約束されています(札幌は家賃が安いし、国保から社保になるので、落ちても許容範囲)。

その上、給料確保のために自分が営業を頑張る必要はない。

個人事件はやっていいけれども、逆を言えばやらなくてもいいわけです(事務所としては別にやって欲しいわけでもないだろうし)。


今の事務所の「給料はいいけれど売り上げも上げろ」というプレッシャーからは解放されるというメリットもあり、西地域の法律事務所をはじめとする普通の法律事務所のように「自分の食い扶持は自分で責任を持って稼いでね」という自己責任に悩まされることもないのです。


社会保険に厚生年金もついている。

私にとっては、そこが一番の魅力です。


デメリットは、前にも書いたと思いますが、朝が早くて8時45分出社ということ、そして債権回収という業務に対して、業界の一部(特に私の周辺の層)からの偏見がありそうということです。

まあ、でもね、これはどちらも自分にとってはそう大した話じゃないなあと思っています。

早起きは生活リズムの問題だし、偏見に関しても、業界の中では「こっち側」の業務に携わっている事務所もあるわけですから。


明日2つの事務所訪問しますけれども、「固定給に社保完備」という魅力を凌駕する話が聞こえてこなければ、もうほぼ決まりかな…という感じです…


次回の投稿では、結論を書けるかもしれません。


しかし、占いどおりだったな、転職活動。

6月7日を過ぎたら、潮目が変わるみたいなことを2人の占い師さんから言われてましたけど、ほんと、6月に入った頃から、いい話に恵まれるようになってきましたもの。

ここに至るまでには、お断りしたりされたりがたくさんあって、手探りの状態もかなり続きましてけれども、とりあえず「行くところには困らなさそう」ということで、ホッとしています。


次回はいい報告ができるといいな、と思います。


とりあえず、明日も事務所訪問行ってきます。





















2022年6月19日日曜日

先週は小休止、今週来週はいよいよ事務所訪問の転職活動

 蒸し暑い日曜日の東京です。

1時間ほど前まで爆睡していました…


今週は水曜日から3つの法律事務所の訪問のため、札幌に帰ります。

先週はその前のちょっとしたブレイクという感じでした。


とはいえ、オンラインの面談はひとつありました。

ここは、オンラインの司法試験予備校をしている会社でして、今かなり生徒が伸びているところ。

オンラインで講師をしてくれる弁護士を探しているところでした。


一応、今の私の状況を話し、あちらからのひと通り説明を聞いて、じゃあ、今後の身の振り方が決まって、講師やりたいということになったらご連絡くださいね、という感じで終わりました。


個人的には、どこの事務所にも行けず自力で開業するという最悪のパターンになった時の保険かなと思っています。


時給が6000円で1日フルで5コマ入れたら日給3万円。月に20日稼働するとしたら、月額60万円です。

弁護士会費とか(札幌弁護士会はちょっとお高め)、健康保険(札幌は国民健康保険料はかなり高い)とか払って、なんとか死なないで済むくらいの収入にはなる。


ただ、私が合格したのは旧司法試験。現行の司法試験とはちょっと科目が違っているので、その分は勉強しなければなりません。

1日5コマって、おそらくかなりハードだと思うのですが、どこの事務所にも入れず、自分で自活していくとなると、これくらいやる覚悟はないといけないかなあ…とは思いますね…


まあ、教えることは嫌いではないので、やってやれなくはないですけれど。


個人的には、「最悪のパターンでもなんとか生きていける保険はできたかも」と思って、ちょっとホッとしてはいます…


それにしても…私が司法試験に受かる前、公務員試験予備校の講師の仕事をしていたころって、時給で7500円もらっていたんですよね。

まあ、数十人を前にライブで授業していたし、レジュメ作りとかも全部自分でやっていたという違いはありますが、有資格者になって、当時よりも時給低いのか…という思いはあります。


なので、できれば、やはり事務所にきちんと入りたいと思います。


札幌には22日の夕方の便で戻り、23日夕方、24日午前、27日昼頃に3つの事務所に訪問。かつ24日の夜に、相談に乗ってもらっている札幌の先輩弁護士にお会いするという日程です(その隙間に、仕事の打ち合わせが入っている)。


というわけで、昨日は、手土産を買いに銀座三越に出かけ、4つお菓子を買ってきました…重かった。

先程、着替えなどと一緒にお土産を実家に送ったところです。持っていくとなると相当重くなるので…


次の投稿の時には2つの事務所の訪問が終わっているはずです。

途中経過報告したいと思います。












2022年6月12日日曜日

不安定な私と続く転職活動

 絶賛転職活動継続中のハヤシです。


前回投稿で、ひとつウエルカムな事務所があると書きました。


*前回投稿はこちらから*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/06/Hikarigasashitekitatenshokukatsudo.html


ただ、私としては、今まで「ここは好感触」という事務所がいきなりアウトになったりすることもあったので、ここで手を緩めるのはちょっと怖く、その後も声がかかったところの面談は受けている状況です。


先週は2本オンライン面談がありました。

うち1本は、東京大阪札幌に事務所がある法律事務所。

実はここは、転職エージェントなどには応募をかけておらず、事務所ホームページで、地味に弁護士募集をしているところでした。

それをネット検索で見つけて、メールフォームで履歴書と職務経歴書を送ったところ、一度オンラインで面談しませんかとメールがあったのです。

非常にフランクな感じの面談でしたが、昨年の私の売り上げを聞いてきたり、営業のプランなどを聞いてきたりなどシビアな内容の話もありました。

それでも、札幌の事務所に一度来ませんかと言われて、今月末の他の事務所訪問に合わせて訪問することになりました。


自由で働きやすい事務所だとは思います。

ですが、「稼いでなんぼ」という意識が強いところなので、どうお客を掴むかが鍵になりそう。


私は今までネットでお客を掴んでいくスタイルだったのですが、今、そのスタイル自体が通用しなくなってきています(弁護士の多くが同じスタイルになってきたからと思います)。

なので、新しい営業方法を開拓する必要があり、すぐに顧客を掴むのは、移籍直後はなおさら難しそう…


という意味も含め、第一希望は、今でも、前回投稿で書いた「ウエルカム」事務所であります。


もうひとつ、出版社の法務の面談も受けました。

出版社というよりは、コンテンツ販売の会社といったほうがいいかもしれませんが。

こちらは、転職エージェントで見つけて、フルリモート勤務が可能だったので、応募しました。


あちらの想定年齢を遥かに超えており、また、希望年収までは出せないと思うけどという前提があったのですが、他がどうなるかわからなかったので受けました。


正直、保険の保険という感じで、今のところ優先度は低いです…

面接していてもあまりピントくる感じではありませんでしたし…

よほど気に入ってくれて、よほど面白そうな仕事がないと正直行かないかなあ…自分では断らないけど、という感じです。


実は、転職活動に並行して、「ウェルカム」な事務所について、自分なりに色々とリサーチをしたところ、なんと今の札幌支店の所長弁護士が、懲戒請求されているかもしれないことがわかりました。


債権回収の関係で、とある有名人(元国会議員)に事務所から請求書を送ったところ、そやつが激怒したらしく、Twitterで裁判と懲戒請求を宣言したという騒ぎがつい4月にあったようなんですよね。


その所長さん、9月に退職予定なんですけど、まさかこの件が理由だったりして。


債権回収の請求は、法的に根拠なくやるものではないので、まるっきりの架空請求ということはあり得ず、まして懲戒請求なんておそらく認められないと思うのですが…Twitterで書かれてネットでも拡散され、思わぬ形で有名人になってしまったなあ、今の所長の先生、かわいそうに…


ちょっとこの件で、もしかすると、対債務者との関係で、結構難しい対応を迫られることがある仕事なのかもしれないな、この事務所と思いました。


この点、札幌で事務所訪問した際にちょっとお伺いできればなあと思っている次第です。


そんなこんなで、自分で言うのもなんですが、転職活動頑張ってます。


精神状態はちょっと不安定ですね…

もうマサムネを思い出して涙が出てくるということは亡くなってきたのですが、朝方と夕方に胸のあたりが気持ち悪くなる症状が続いています。


すごく寂しいというのはないのですが、生活にメリハリがないですね。

これまでマサムネのお世話の時間に合わせて、生活を組み立ててきたので、それがなくなってしまって、全体的にのんべんだらりとしてしまっていますし。


相変わらず、何か飼いたいなという気持ちもあります。

転職、引っ越しを考えると今は難しいだろうと言うのは自分でもわかっているのですが。


生きものとの暮らしが身についてしまうと、それがなくなった時の喪失感とか、「何かが足りない感」は結構大きいです。


今の不安定さは、おそらく転職活動に伴う緊張感も関係しているとは思うのですが…

だから、決着がつけば、少しは良くなるのかなと思っています。


今週も1件転職関係のオンライン面談があります。

そして来週はいよいよ札幌で事務所訪問。

月並みですが、がんばります。









2022年6月5日日曜日

ようやく光が差してきたかもしれない?転職活動。

今年ももうはや6月。

つい先日正月だと思っていたのに、あっという間です。

もっともマサムネが亡くなってからの1ヶ月はすごく長く感じました。

先日初めての月命日がありましたが、まだ亡くなって1ヶ月なのかあ…という感じだったので。


さて、おなじみ転職活動ですが、今週も動きがありました。

6月1日水曜日、転職エージェントから紹介があったとある事務所に面談に行きました。


そこの事務所は、債権回収管理会社と提携していて、顧問企業も多数。

他士業の事務所ともグループ関係を締結していて、今まで受けてきた法律事務所とはちょっと毛色が違うところです。


しかも以前話が出たときには、希望年収の関係で一度話が流れたところ(そのとき私の名前は出ていない)でした。


個人的にはダメ元な感じで面談に行ったのですが…

蓋を開けてみると、「会った瞬間に既にウェルカム」の状況でした…

代表の弁護士と事務局長さんが出てきて、まずは事務所の概要の説明。

それから入所してからの業務の内容等を1枚のペーパーにまとめて教えてくれました。


私は札幌支店の支店長として採用したいとのことで(今の支店長が9月末に退所する)、今のところ、弁護士は一人だけど、事務方が数名、オペレーターが20名、事務員が17名(その中に私の秘書的な仕事をしてくれる方が2名)という状況と言われました。

仕事は、クライアントとの折衝や、オペーレーターさんたちの指導監督、送付書面の作成、たまに訴訟業務、グループ会社や取引先からの相談業務等々…


年俸は800万円スタート。社保完備、厚生年金。


一応個人で事件を受けるのも可ではありますが、札幌に何のつてもないに等しい私が個人事件でそれほど稼げるはずもありません。


ということであれば、仕事内容は、今までとはガラッと変わる。

しかし、聞いていて、「う、これはできない。ハードルが高い」という気持ちは一切ありませんでした。


で、私としては、待遇が結構魅力的でして…

普通の法律事務所に入ると、健康保険は社保ではなく国民健康保険がほとんどになってしまうのですが、札幌は保険料が無茶苦茶高いのですよ。

なので、社保完備はありがたい。

そして、老後を思うと、厚生年金もありがたい…


前回投稿で、札幌の地場の法律事務所から1つ声がかかり、そこの訪問のために6月下旬に札幌を訪れることを書いたかと思います。


*前回投稿はこちらから*

https://comcomcom0620.blogspot.com/2022/05/Tenshokukatsudonomuzukashisa.html


このときに合わせてこちらの事務所の札幌支店も訪問することになりました。


1点気になっているのは、朝が8時45分開始ということ…

早い…

朝が弱い私につとまるかしらと不安でいっぱいです(残業がほとんどないというのは魅力的なのだが)。


ただ、もうひとつの事務所の方も9時開始ですからね…

そこは諦めるしかないのかもしれない。


実は1日にこちらの事務所に訪問する直前に、札幌の大手の事務所からお断りの電話があったので、「ああ、幸先悪いな」と思っていたところ、こちらはウエルカムだったので、「捨てる神あれば拾う神あり」ということかな、と思っています。


札幌の地場の事務所は、面接の話が来ている1つを除いてことごとくダメでして…

いくつか自分でも飛び込みでトライしていたりするのですが、やれ、経験が豊かすぎてうちの事務所では力を発揮してもらえないとか、今までの事件分野がうちの事務所と相入れないとか、とにかく保守的です。


札幌という地域自体は、それほど保守的なところではなく、政治的にも革新勢力が強いところなのですが、弁護士に関しては結構保守的傾向が強いなというのが今のところの感想です。


他にも面談した企業や面談の可能性がある企業、面談が決まっている事務所はあるのですが、今のところ、1日に面接した事務所が第一希望かな…もうひとつの面談先の事務所とどちらかに決まればいいなと今は思っています。


まあ、他の選考の結果でこれは変わりうるところではありますが…


で、実は、転職活動が進んでいることから、実名でやっていたウェブの活動を徹底的に縮小しようと今躍起になっています。

まず、実名ブログを非公開にしました(過去に炎上が2回ほどあり)。

実名Twitterとnoteをニックネーム表示にしました。

FacebookとInstagramは残していますが、ブログの引用記事や、政治的な発言は過去に遡って徹底的に削除しまくっているところです。


というのも、今まで、実名でのSNS発信を理由に採用を見送られたところが2件ほどあり、今回も、1日に面接した事務所は今のところ何も言っていないけれど、コンプライアンスを意識しているところなので、この先引っかかってくるかもしれない。


取材を受けて回答したものなどについては消しようがなくて仕方ないかなと思うけれど、自分で対応できるリスクについては、この際徹底的に対応したいと思っているところです。


過去の自分の発信を今チェックしているのですが…自分、何をそんなにイキっていたのだろうと思います。

もう言いたくて言いたくてたまらんという感じに見える。


なんというか注目してもらいたくて仕方ない感じが見えて痛々しい。


こういうふうに感じる私は成長したのか、単に年をとっただけなのか…


私の転職活動は、これからも続いていきます。