2013年12月31日火曜日

プレセールに行ってきました!!

どうも。

札幌に帰省中のハヤシです。
27日の夜、「低」の字が北日本の周りにうじゃうじゃ書かれている天気図に不安になりながら帰ってきました。
結局、27日の夜は風が少し強かったくらいで、特に問題はなく、ほぼ順調な空の旅でした。

今回の帰省は、実は1月から始まる大きな裁判の準備のため、資料を持ち帰ってますし、他にもいくつか懸案事項を抱えて休み中も連絡を取らねば…という状況です。

が、そこはそれ。
しっかり、28日も29日も妹と例のごとくショッピングに出かけたのでした。

実は、今回の帰省では、ストールや手袋、帽子などどちらかというと小物類を買いたいと思っていました。

最近は、ギャルソンのコットンジャージーのストールを愛用しているのですが、なんだか今年は、重さが気になるのです(年のせい?)
で、多少値が張ってもいいので、カシミヤのいいのがほしい。

手袋も実は昨年買ったアンティパストのがあまりに暖かくないので、暖かいのが欲しい。
髪も思いきり短くしたので、頭が冷えないように帽子のいいのが欲しい。

というわけで、28日にはいつものショップが新たに札幌駅の方に出したショップ(フレグランスとファッション雑貨がメイン)に、29日にはいつものショップに足を運んだのでした。

いつものショップの方は、プレセールの真っ最中でした。
そんな中買ったのは、A.P.Cのレザーの手袋とCARVENのカーディガン。
手袋は30パーセントオフ、カーデは40パーセントオフ。特に、カーデの方は、プロパーだと52500円だったので、40パーセントオフは、とてもありがたかったです。

CARVENのカーディガンは、実はメンズのSです。
CARVENの服を買うのは2着目。
1着目は、今年のGWにやはり同じショップでコットンのパンツを買いました。
ブルーの細かいチェックの細身のパンツなのですが、これもメンズです。

メンズのパンツを履くのには、全く抵抗感がありません。
というか、レディースのパンツの方がもともとあまり得意でない私。
腰のおさまりが悪いものが多いというのが最大の理由です。
CARVENのメンズのパンツも、非常に履きやすく、腰のおさまりも非常によく、気に入って買いました。

ただ、メンズパンツが好きなのは、たぶん、私が少年体型(寸胴)だからであって、肩幅が狭くなで肩の私は、上衣にメンズを持ってくるのは無理だろ、と思っていました。

が。
CARVENのカーデは思いのほか作りが小さくてびっくりしました。
買った日は、中に、トゥジューのワンピを着ていたせいもありますが、こんなハンガーみたいな方の私でも、少し下がる程度。
しかも、デザイン的に、少し大き目を着るのがかわいいデザインだったので、もう十分という感じでした。

欧米人は、特に男子は、一般的に体が厚く、肩幅もあって腕も長いという人が多いはずなので、こんなサイズ感では、着る人いないのでは?と疑うほどでした。

が、店長が言うには、ここのブランドのデザイナー、「がっちりした男の人が、ぱっつんぱっつんに小さ目の服をタイトに着る」というのがお好きな方らしく、広告用の写真なんかも、がっしりで童顔みたいなモデルさんを使ているとのこと(わりにいつも使う方でお気に入りらしい)。

要は、「童顔マッチョ好き」⇒マッチョがわかる服を着てるのを見て萌えるという、非常にフェチ的なデザイナーさんのおかげで、女子が着ると緩めにボーイッシュな着こなしが可能なサイズ感かつデザインの洋服が生まれているということのようなのです。

予定にはなかったけど、最近、パンツ党(もちろん、セクシー系ではない)に戻りつつあるハヤシとしては、下に履く、少し細身のパンツに合いそうなこのカーデは、出会ってありがたかい商品でした。

ただ、全体的に、この店に限らず、今年末、札幌のセレクト系ショップのプレセールは、ちょっと「いけてない」感じでした。

年明けの買い初めは、おそらく2日になると思うのですが、おそらくあまりボカボカ買わずに終わるんだろうなと思うのです。

だって、年末の財布のひもがまだ堅い時期に、こういう状況だったら、年明けの「セール!!」という、アドレナリン放出状態の客ばかりが押し寄せる時期に、これ以上にいいものが出てくるとは思えませんもの。

というわけで、このショップにも11月にKOLORのパンツを買った店にも、それほど期待はしておらず、妹とは、トゥジューの服を物色するために、少しはずれにある店まで行くかどうか、協議?している最中なのです。

まあ、でもこの2点のみにこの季節押さえたことは、私の心の変化を表しているなあと思います
昨年までなら、大して欲しくないものでも、いいなあと思ったら、買っちゃってましたから。

今は、無駄に物を増やしたくないですし、それほど服(特に高い服)の数が欲しいわけではない。
部屋の徹底的お片付けのおかげで、本当に使うもの、欲しいものだけを手元に置いておけばいいということを学んだので、それが、お買い物の傾向に変化を与えているような気がします。

それに夜は仕事しなくちゃいけませんしね。
昼間に全開にすると、後が続かなくなってしまいます。

さて、年明けの大セール、私は「本当に欲しいもの」のみを手に入れて終わることができるのでしょうか。

2013年12月25日水曜日

働く四十路のクリスマスイブ。

どうも。
全日本フィギュアが終わって1日惚け気味だった、ハヤシです。

しかし、惚けていても、仕事はなくなりません(なくなったら困る)。
今日(もう明けたので昨日ですが)がクリスマスイブでも、お構いなし。

実はワタクシ、週1回裁判所の仕事をしておりまして、本日は朝から勤務していました。
夕方、勤務終了後には、一度事務所に顔を出すのが常なのですが、今日もいつも通り、事務所へ。
軽くメールチェックや電話での法律相談を終えて、いつもより早く7時近くに退所。

いつものイブは、たとえ一人暮らしでも、心がけていたことがありました。
それは、ワインを一杯飲むとか、ケーキを買って帰るとか、何かひとつクリスマスらしいことをすることです。

事務所を出て、さて、今年はどうしようかと考えました。
が、どうしたって、酒を飲む気分ではない。
ケーキを食べたい気分でもない。

なぜか、どうしてもどうしても、たまらなく、チャーハンが食べたくなったのです。

炭水化物好き、中でも米が大好きなワタクシ。
そのときによって、おにぎりがたまらなく食べたくなるときやお粥が食べたくなるときもあれば、チャーハンが食べたくなるときもあります。

まさに、今日がその日、チャーハンデーでした。

そして、事務所の近くに1件、割に行きつけにしている中華料理店があるのです。
そこの五目チャーハンが、実は好物なのです。
それが、どうしても食べたい。

クリスマスイブだぞ?
ケーキはいいのか?

と、実は甘い物好きでもある自分に確認しましたが、気持ちはチャーハンまっしぐら。
お目当ての中華料理店に飛び込んだのでした。

このお店、そこそこにきれいな店ではあります。
厨房は基本中国人ばかりで、味も結構本格的。
クリスマスイブに、中華食べに来る人間なんて、そんなにいないだろ、と思いつつ向かったところ、かなりな人だかり。
席がないんじゃないかとビビりましたが、奥の席に通してもらいました。

頼みましたよ、チャーハン。
で、杏仁豆腐もつけました。
クリスマス気分で。
チャーハン、おいしかったです。いつもとほぼ同じスピードで出してくれたし。
杏仁豆腐も、おいしかった。
ケーキじゃなくて良かった。
甘すぎず、さっぱりして、気持ちがほっとしました。

大満足して店を出た私。
まっすぐ家に帰ろうかどうか迷ったあげく、クリスマスに何か自分にプレゼントでもあげようかと思い、銀座で途中下車しました。

向かったのは、銀座コマツのユニクロです。
自分にシャツをプレゼントしようと思ったのでした。

最近、ユニクロのシャツにもはまってまして。
秋口に買ったシャンブレーのシャツ、寒くなってから買ったチェックのネルのシャツ。どちらも、大活躍しているのです。形もきれいだし、何より、縫製とボタン付けが頑丈でしっかりしています。
で、色違い、柄違いを自分にプレゼントしようと思ったわけです。

おかしい・・・
つい2週間ほど前は、自分へのプレゼントは、ファリエロのストールにしようと思っていたはずなのに・・・

ユニクロ、午後8時をすぎた頃から多少混み始めてきましたが、さすが、クリスマスイブの夜に、ユニクロで買い物しようというカップルはおらず、割にゆったりと買い物できました。

3着試着したうち2着をお買い上げして、帰宅。

その後、メールをチェックしたり明日の準備をしたりと、比較的ゆっくり過ごして、今、平日にしては珍しく投稿しているわけです。

楽しいクリスマスイブでした。
一人暮らしを始めてから、一番楽しいクリスマスイブだったような気がします。

働く女子のクリスマスイブは、ほんのささやかなスペシャルがあるだけで、結構豊かになるものです。

明日は今日買ったユニクロのシャツを、さっそく仕事に着ていきます。
胸元には、petite robe noireのネックレスをあしらって。

2013年12月24日火曜日

全日本フィギュア一考。

正しい結論がでました。

フィギュアスケートの男子シングルソチオリンピック代表。
高橋大輔が選ばれました。

一応本題に入る前に断っておかねばならないのですが、織田信成は、世界ランキングが日本人上位3名に入っていたわけでもないですし、その他の条件から見ても、全日本で表彰台に乗らねばソチ代表はなかったことがわかりました。
早合点でした。

さて、本題。
高橋大輔が選ばれた決め手は、やはり、世界ランキングと今年の最高スコアだったようです。
第2、第3の条件に救われたのです。

スケート連盟が出したこの基準、確かに裁量的な部分を残しているややグレーといえばグレーな基準です。
全日本の上から3人でいいじゃないか、という人もいるでしょう、実際。

しかし、こと、メダルや入賞を出場選手に求めることにこだわるのであれば、日本のスケート連盟が立てたこの基準は、案外正しいと思うのです。

ソルトレイクシティーオリンピックの審判買収騒ぎが元で変更になった採点方式。客観的で公平な採点方式になったはずですが、やはり芸術性を評価する演技構成点の評価は、極めて主観的になります。
ただ、選手にとっては、演技構成点は、技術面のミスをカバーするものでもあるので、これが安定してくると、戦績も自然安定してくるようになります。

そして、この評価をあげていくには、コンスタントに国際大会に出て、審判の前でそれなりの演技を見せていく必要があるわけです(本当はそうなんですよ、キムヨナさん)。

オリンピックにつなげるという意味で考えると、それ以前の2シーズンの戦いが非常に重要かなあと思います。

オリンピックを機に主要な選手の相当数が引退、あるいは1年ほど休業し、その間に新しい選手が出てきます。オリンピック後2年くらいで、勢力図が変わる感じ。
前のオリンピック時から活躍していた選手は、この勢力図の変化に対応できないと沈み込んでいってしまうわけです。

で、小塚くんを見ていると、バンクーバーの翌シーズン、2011年の世界選手権で銀メダルをとったのを頂点として、あまりぱっとした活躍がありません。
2012年の世界選手権は出場を逃し、今年は、グランプリファイナルにも進出できず。
怪我の影響はあったにせよ、2011年の銀メダル以降、彼に「進歩」が感じられなかったのもまた事実。

一方、高橋大輔は、シーズン中に多少の浮き沈みはあっても、バンクーバー以降も、昨年まで全日本では常に表彰台に上り続け、グランプリシリーズ、グランプリファイナルでも、記憶に残る戦いをしてきました。

マンボにブルース、などなど、常に挑戦を続け、名プログラムを数々残してきました。演技に磨きをかけ続けてきた4年間でした。

こういう「活躍感」の違いは、国際大会の極みであるオリンピックの舞台では、演技構成点の違いとなって、どーんと跳ね返ってきます。

連盟が出した第2第3の条件は、こういうフィギュア界、オリンピックのシビアな現実に織り込んだ基準で、男子シングルに関しては、結果としてヤフーのアンケートで約8割が納得する選考になったということかな、と。

心配なのは、怪我の状態。聞けば、バンクーバー前と同じ箇所の怪我と言うではありませんか。
オリンピックまでに、万全な状態に持ってこられるのか。

そして、ちょっといやなのは、高橋大輔の国際評価が「日本の二番手」になってる感があることです。
そうすると、オリンピックでは、羽生君に高い評価がつく分、彼の点数が抑えられてしまう危険性があるので。

女子は、鈴木明子がパーフェクトな演技で大寒道の優勝をしましたが、浅田真央ちゃんの状態がむしろ心配。
あまり知られていませんが、腰痛の持病は結構深刻なはずです。
それに、何か疲れているのか、グランプリファイナルの時のようなオーラもありませんでした。

なんだか、真央ちゃんの場合、気持ちがすでに引退状態になってやしないかと、気になるのです。

さて、ハヤシにとっては、年末の大イベントが無事に終わりました。
残り数日、よけいな仕事を新年に持ち越さないよう励むことといたします。



2013年12月23日月曜日

どうするの?オリンピック!

いや、もうどうなるでしょう。
男子シングルのオリンピック代表。

もちろん、ここで問題となっているのは3人目です。

羽生君は決まり。町田君も、世界ランキングが現在6位、グランプリ2勝を含めて考えるとまあ当確。

3人目は、小塚君なのか、織田君なのか、大輔なのか・・・

なんですか、世の雰囲気は、大輔は苦しい、小塚君有力みたいな雰囲気になっているような気がするんですけど、スケート連盟が出した基準からすると、本当は、織田君と大輔の戦いになるはずではないのでしょうか(小塚君も、「あとは吉報を待つだけ」なんて言ってるし!!)。

世界ランキングは、この3人のなかで、当然大輔がトップ。3位です。
次が織田君の10位、小塚君は17位。

今シーズンの成績でいうと、大輔は、グランプリ優勝1回と4位。ファイナルにもいけるはずでした。
織田君は、確か3位が2回か、2位と3位だったか。で、怪我をした大輔の代わりにでたファイナルでは日本人2番目の第3位。
小塚君は、グランプリで表彰台が一度だけ。ファイナルには進めませんでした。

小塚君は昨年も世界選手権にはでていないし、昨シーズン以来、今日の全日本以外では、全くぱっとした成績がない。

世界ランキングが上の大輔なのか、なぜか大崩れせずに安定した成績を残している織田君なのか、という争いになるはず。

なのに、なんで、小塚対大輔、みたいな語られ方がされるのか。

それは、織田君の選手生活を振り返ったとき、なかなかに「痛い」ことが多く(ジャンプ飛びすぎ、飲酒運転、オリンピックで靴ひも切れる、できちゃった婚)、年齢の割に落ち着き払っているうえ、スケーティングの評価が抜群に高い小塚君の方が、「世界に出して恥ずかしくない」感が漂っているからに他ならないからと思うのです(まあ、女子アナに引っかかっている時点で、実のところ、織田君と五十歩百歩ではないかと思うのですが)。

せめて、大輔が4位にとどまっていれば、大輔優勢だったと思うのです。しかし、さすがに5位では・・・。連盟、悩むだろうなあ。

聞くと、大輔の怪我、骨折一歩前のひどい打撲らしく、ふつうの選手なら棄権するくらいの状態だったというではありませんか。
しかし、そんな状態で、ジャンプの転倒は1度だけ、最後には、あの鬼気迫るステップを踏んだというのが、もうすでに驚異。連盟にはそこを買って欲しい。

ただ、大輔本人は・・・滑り終わった後の、あの泣き笑い、見た瞬間に、「これで終わった」と思ったことを感じさせたのでした(インタビューでも、それっぽいこと言ってましたよね)。

高橋大輔という人は、歴代の男子シングル選手の中で、最高峰に位置する人と、ハヤシは思っています。
彼は、常に「自分しかできないこと」を追求し、その結果、「他の誰もまねできない」世界を、常にリンクの上で表現してきました。

ヒップホップを滑ったのも、メジャーな選手の中では彼が初めてでした(はず)。
2年くらい前まで、男子シングルの世界は、ラテンブーム。いち早く、ピアソラやその他ラテンの曲を取り入れたのは、大輔でした。

マンボを踊ったのも、ブルースを踊ったのも、彼がほぼ初めて。
しかも、そのどれも、見事に「フィギュアスケート」に仕上げてきました。

そんな、様々なチャレンジのまさに集大成が、今シーズンのプログラムだったのです。

ショートの「バイオリンのためのソナチネ」では、慟哭や悲しみ、その先のかすかな希望というある意味激しい世界を表現し、フリーの「ビートルズメドレー」では、感謝の気持ちという優しい感情を表現する。
そんな対極の世界を完璧に演じ分けられるのは、世界の歴代男子スケーターの中で、高橋大輔をおいて他にいないと、ハヤシは思っているのであります。

できれば、オリンピックの舞台で、踊らせてあげたかった。
いや、踊らせてあげたい。そう思うのです。

だって、ソチオリンピックには、フィギュアの団体戦もあるんですぜ。精神的支柱がいなくては、話にならないではないですか。

しかし、本当にフィギュアの世界は過酷です。
多くの選手が20代前半で引退するのもわかります。

年をとると、今までできていたはずの技ができなくなる。
怪我が原因の場合もあるでしょう。
単純に加齢が原因の場合もあるでしょう。

でも、若い子と互角に渡り合うためには、それなりの水準の技が求められる。
練習で無理がかかり、思わぬ怪我につながる。
それも大きな大会を前にして。

これは、神様の引導、なのでしょうか。
だとすると、あまりにも突然です。

あともう1回だけ、夢を見させて欲しい。
そう願ってやまない、ハヤシなのでした。

*訂正*
「あの日の地獄絵図」の中で、田中刑事君はジュニアグランプリファイナル優勝したなどと書きましたが、ショートで首位にたったものの、フリーでは4回転ジャンプに失敗し、表彰台を逃したとのことでした。
訂正します。

2013年12月22日日曜日

あの日の地獄絵図。

年末の三連休。

一日たりとも休めないんじゃないかと冷や冷やしていましたが、なんとか家でちょびちょび書面を書けばいいくらいの状況に落ち着き、比較的マイペースで過ごせる感じになりました(とはいえ、しわ寄せが24日以降に来そうな勢いではある)。

昨日から全日本フィギュアが始まりました。
今年はオリンピック選考を兼ねていて、しかも男子シングルが激戦になっているからか、昨日の放送は、第4グループ以降をライブ放送してくれました。偉いぞ、フジテレビ。
その分よけいな紹介ビデオがなくて、十分に競技を堪能できました。

とはいえ、これはこれで少し残念。
「全日本でしかテレビに映らない選手」というのを観るチャンスが激減してしまったからです。
例えば、第4グループまでの上位者でいうと、田中刑事くん(確か、ジュニアGPファイナル優勝者)、日野龍樹くん、などなど。

まあ、B級?だけど、そこそこに名前が売れているという選手だと、昨日は、中村健人くん、村上大介くん、佐々木彰生くんは、第4グループ以降だったので、そのお姿を拝見することができました。

全日本フィギュアは、こういう一線級一歩前みたいな人も、ぴかぴかの一線級と一緒のグループで滑っちゃうのが、なかなかにおもしろいところです。
ただ、見ていて思ったのは、たぶん、中村健人くんあたりは、他のどこかの国だったら、きっとオリンピック出られたんだろうなあということです。

全日本フィギュアにでる選手というのは、上を見ればきりがないけど、本当に、それはそれはすごい人たちです。

フィギュアスケートというのは、
1 スピンやステップで転ばずに
2 曲が流れている最中にすべての要素をこなす
ことができるだけで、もう十分にすごいスポーツなのです。

トリノオリンピックがあった年の1月だったでしょうか。
冬のインカレが道東地方で行われました。

フィギュアスケートは帯広のとあるリンクで行われ、大学1年生の織田信成と今はフジテレビ社員の中野友加里も来ることになっていました。しかも、無料公開。
ということで、当時まだ札幌に住んでいた私は、男子フリーが行われる日に、日帰りで帯広に見に行ったのです(女子の試合の日は、当時の仕事とかぶり、断念)。

織田くんの滑走が最終グループなのはわかっていたのですが、ぎりぎりに行ったら会場には入れないんじゃないかと思い、かなり早い時間に出て行きました。

そのため、第1グループの3人目あたりから見ることに。

非常に有益な体験でした。

これを見てから、たかが2、3回転んだくらいで、選手をののしってはいけないと思いました。

インカレの第1グループ第2グループというのは、滑っては転び、回っては転び、飛んでは転び、起きあがっては転ぶ。つまり、リンクを回っている時間よりも、転んで起きあがる時間の方が遙かに長い、というレベルです(今は少しはましなんだろうか)。

そんな状況なので、曲は、ただのBGM。
おそらく(いや、たぶん)、曲の世界観を表す「振り付け」というものがそれなりに考えられていて、転んでいる合間に、その一部でも行ってはいると思うのですが、全くわからない。

加えて、転んで起きあがることに多くの時間が費やされてしまうので、曲が流れている最中に、ルール上課されている要素が全く終わらない。

結果、曲が鳴り終わっても、都合2分から3分、その人は、リンク上で転び続けている(いや、滑り続けているのか、一応)という・・・。

さらにすごいのは、リンクサイド。
さすが大学生の大会らしく、同じ大学の子たちが、仲間が滑っているのを見守り、時折拍手をしているのです(おそらく、何かの技を決めたときなのだと思うのだが、何の技を決めたのか、私にはわからず)。

そして、演技が終わった後、みんな一斉にスケートの刃のカバーをリンクに投げ込むのです。
滑り終わった選手は、それを1つ1つ拾って、リンクを去っていきます。

最初、「軽いいじめか?」と思いました。
しかし、そうではありませんでした。
カバーは、お花や他のプレゼントの代わりでした。

このときの採点は、旧採点方式でした。もちろん、新採点方式移行後のことです。
初めて見ましたよ。6点満点の旧採点方式で、1点台って・・・

曲と振りが合っていて、少なくともスピンやステップで転ばない選手が出てきはじめたのは、織田くんのグループの2つ前あたりから。

そして、テレビで見ている「フィギュアスケート」だなと思えた選手は、織田くんも含め、3人くらいだったのでした・・・

なお、織田くんは、確かこのときはインフルエンザ明けで体調万全じゃない状態でしたが、(今でもへっぴり腰のステップはさておき)スピンもジャンプも、それはそれは美しかったのでした。

全日本に出てくるのは、ピラミッドの頂点にかなり近い人たちです。
高橋大輔とか羽生くんとか町田くんとか、真央ちゃん、鈴木さん、佳菜子ちゃんなんかは、ピラミッドの頂点に君臨する人々です。

もう、オリンピックの金メダルだの銀メダルだのなんて、頂点にいる人たち通しの(あまりマッチした言葉ではないが)「目くそ鼻くそ」くらいの違いでしかないわけです。

底辺には、あの日見た、インカレ第1グループみたいな人たちがあまたいるわけです。

なぜか、私は全日本を見る度に、あの日見た、あの地獄絵図を思い出します。中村健人くんとか、佐々木彰生くんとかを見て、思い出すのは、非常に失礼な話だとは思うのですが。

不思議なことに、あの光景、もう1回見てみたいような気もします。
だって、転んでいるみんな、楽しそうだったから。
スポーツってのは、つくづくやることに意味があるものなんだなと、そう思います。

とはいえ、今の私にとっては、目の前のオリンピック選考が非常に重要なんですが。

2013年12月16日月曜日

日本のアイドルは、名曲を歌う。

昨日、ネットのニュースで見たのですが、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が、ロングヒットを続けているそうで。

「やはり」と、思わずうなずいてしまいました。
私も、買ってしまいましたから、CD。
で、非常に良い曲だなあと思って聞いておりました。

80年代のディスコチューンをモチーフにしているとのことですが、サウンドの作りは確かにそうではあるものの、メロディーラインは非常に優しいポップな感じで、歌詞も高校生と思しき女の子の心情を親しみやすい言葉で歌っている、親近感が持てる内容。

しかも、曲のみならず、PVもちょっとキュンとなる良い出来。
老若男女が普段着姿で、いろんなところで、あの独特の「振り」で踊る様子は、心温まるというか、なんだかジーンとなります。

今、いくつかの自治体やファンのグループが、「恋チュン」のPVを作成してYOU TUBEにアップしているというのも、なるほど、なのです。

以前、峯岸みなみのスキャンダルがあった際に「AKBは末期症状じゃ?」などという投稿をしましたが、この曲一発で、大々的に息を吹き返した感があります。

と、うだうだ書きましたが、要は「恋するフォーチュンクッキー」は、この先長く歌い継がれる「名曲」になるであろうと思うのであります。

アイドルの歌で「名曲」が誕生するのは、かなり久々なことではないかと思います。

日本の戦後歌謡史(といっても私の記憶にあるのは70年代以降、ですが)を彩る名曲の中には、「アイドル」が歌っているものが、数多くあります。
古くは、キャンディーズ、山口百恵に始まり、松田聖子、中森明菜、工藤静香等々。

女性アイドルというのは、本来、男子の「ペット」的な存在であるはずで、歌唱力であるとか、いわゆる「いい歌」を歌うであるとか、さほど求められないように思われます。

が、先に挙げた本当に代表的なアイドル以外でも、渋さすら感じさせる良曲を歌っていたアイドルがあまたいたのであります。

たとえば、あまちゃんのコンピレーション的アルバム「春子の部屋 ビクター編」にも収録されていますが、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、原田知世の「時をかける少女」、河合その子の「青いスタスィオン」は、今聞いても色あせないすばらしい名曲です。

あまり売れなかったアイドルの中では、徳丸純子の「恋はシーソーゲーム」が、石川ひとみの「待ちぶせ」を彷彿とさせるなかなかの逸品でした(覚えている人、いるでしょうか)。

90年代後半以降の芸能界では、一時「アイドル」という職業が「グラビア」に集中してしまい、テレビに出てかわいい衣装を着て歌を歌うアイドルは見かけなくなってしまいました。

思えば、CDが売れなくなり始めたのは、歌謡界に「アイドル」がいなくなり始めた時期に重なるのではないでしょうか。

当時は「他の娯楽が増えたから」とか外的要因が様々指摘されていましたが、実のところ、ホントの理由って「アイドル不在」だったようにも思えたり。

ここ5、6年前からでしょうか。
アイドルがイコール「アイドルグループ」を指すようになってしまって、顔は覚えられないわ、曲はメロディーラインも展開もアニメチックでよくわからんわ、みたいな状況になり、いろんな曲があるものの「使い捨て」感満載の曲ばかりが、やたら短いスパンで出されるようになりました。

そんななか、AKBが、国民的アイドルに登りつめて、コアなファンだけにこだわらなくてもよくなった余裕からか、久しくお目見えしなかった「アイドルらしい名曲」を出してくれたわけです。

いや、長かった。

私の記憶では、工藤静香以来(まあ、この人の場合、中森明菜と同じで、歌っていた歌は、アイドルらしからぬディープなものが多かったですが)であります。

アイドルが歌う名曲をこよなく愛してきたハヤシとしては、なんともうれしい限り、なのです。

ところで、気になるのは、男性アイドルによる「歌い継がれる名曲」ってあまり記憶がないということ。

西城秀樹の「ヤングマン」とかSMAPの「夜空ノムコウ」くらい?
ああ、少年隊の「仮面舞踏会」とか、kinkikid'sの「硝子の少年」もありますか。

シブがき隊の「スシ食いねえ」も、ある意味名曲かも・・・

しかし、こう、なんというか女性アイドルが歌う「名曲」とは違うような。歌詞でしみじみ聞かせるという曲が、極端に少ない気がします。

きっと、男性の場合、聴かせる歌を歌うタイプは、アイドルにならないんでしょう。
女子の方が歌を歌うためのチャンネルといいますか、立ち位置の選択が、事実上限られるのかもしれません。
そのためにアイドルの立ち位置の人が、いい曲を歌える、ということかと。

今後望むのは、今の80年代ブームに乗っかって(ありがとう、「あまちゃん」!!)、ピンで勝負するアイドルが群雄割拠して、親しみやすく口ずさみやすい名曲が、再びどばどば生まれるようになることです。

さしあたっては、今年の紅白、AKBにはトリで「恋チュン」を歌って欲しいのであります。




2013年12月15日日曜日

働く四十路が気になる男子

ああ、焦りました。

自宅PCにwindous8.1をインストールしたら、突如日本語入力ができない状況に…
IMEが無効になっていたようで、何回か再起動しているうちに、なぜか改善されました。

しかし…
マイクロソフト社、迷走してないでしょうか。windows、どんどん使いにくくなっている気がします。
世の標準がこうなってるから仕方なく使っているけど、最近では、Linuxでも使いやすいソフトがあるらしいし、しかもタダだし、そっちに移る人が続々出てくるような気がします…

そんなことはどうでもいいのです。

今、この季節、私はテレビを観るのが楽しい。

理由の1つは、ソチオリンピックが近づいてきて、フィギュアスケートをはじめとするウィンタースポーツの中継が、BSを中心として入るから。

もう1つは、そういう番組を見ていると、「私のアイドル」に時折お会いできるからです。

今の私のナンバー1アイドルは、フィギュアスケートの振付師、イタリア人のパスカーレ・カメレンゴさんです。
鈴木明子の今季のフリーの振り付けをしている人、高橋大輔の例の話題になったブルースのフリーの振り付けをした人、と言えば、思い出してもらえるでしょうか。

私は、フィギュアスケートは大好きですが、選手をアイドルのような目線で見るということはあまりなく、純粋に競技として楽しんでしまうほう。
そんななか、私の唯一のアイドルだった選手は、ステファン・ランビエール様でした。

ランビエール様が引退して、その優雅で麗しいお姿を拝見できなくなった私の目に飛び込んだのが、カメレンゴさんだったわけです。
いつも長めのコートを着て、長めの髪をきれいに結わえて、おひげも蓄えています。
顔だちも、さすがイタリア男、彫りが深く見目麗しいのです。

とても、フィギュアの振付師には見えません。

どんな滑りをしても、選手の傍らにやさしく寄り添う姿は、目の保養には、本当にもってこい。

現役のどんな男子選手よりも、ダントツで「かっこいい!!」と心の中では思っています。

が。
私の趣味がマニアすぎるのか、それとも、振付師に目が行く人がふつういないのかわかりませんが、この私の熱い思い、周りの人には、あまり伝わらないのです。

全日本選手権には来日しないでしょうから、次にお会いできるとしたら、もしかするとオリンピックになってしまうかもしれません。
それは、ちょっと悲しい。

しかし、そんな私を慰めてくれる男子が、登場しました。

日本女子カーリングチームのコーチ、フジ・ミキさんです。

おじさんです。
それも、とても地味な感じの。

でも、なんというか、この人のたたずまい、いいのです。

試合の時、ちょこん、とコーチの席に座っていて、第5エンドが終わった後の休憩の時、1回だけ許されるタイムのとき、のそのそと選手のところに赴く姿が、かわいらしくも見え、頼りがいがありそうにも見え、うーん、しびれる、という感じです。

普段寡黙で、うるさいことを言わずに見守っている人が、肝心要のときに重みのある一言を発する…というシーンに、ぐっとくる女子は、たぶん私だけではないと思うのですが(思いたいのですが)、フジ・ミキさんには、そういう古式ゆかしい日本の男子の良さというか(注:日系カナダ人です)、「男は黙ってサッポロビール」みたいな世界観を見てしまうわけです。

もともと、あんまり若い男子には興味がなかったように思います、自分。

なんせ、小学校2年生の時に、林隆三がかっこいいと思っていましたし。

その後も、児玉清、国村隼、長塚京三、忌野清志郎、原田芳雄などなどが素敵だと思っていて、ここ数年、「私の好きな人がどんどん死んでいくんだよ~」なんてシャレにならない話を人にしていたほど。

おまけに、「イケメン」という言葉があまり好きではなく(「イケメン」というと、今は懐かしいスジモリ系の一見かっこよさそうに見えるチャラい男を思い浮かべる)、他の人が「かっこいい」と思う男子をかっこいいと思えず、「日本の芸能界で、美形といえるのは、福山雅治と佐藤健だけだ」と、断言しているくらいですから。

要は、自分はおじさんが好きだということでしょう(もちろん、おじさんであればすべからくいいということではありません)。
で、おじさんが好きな理由というのは、その人の持ってる空気感とか雰囲気にかっこよさを求めてしまうところにあるんでしょう・・・ともっともらしいことを言ってしまったり。

しかし、知り合いのおじさん(50代、銀行員、好みのタイプではない)に言われたことが、実は一番本質をついているように思います。

「そりゃ、あんたの本質がかなりおじさんだからじゃないの」





2013年12月9日月曜日

グランプリファイナル一考。

グランプリファイナルが終わりました。

蓋を開けてみれば、男女シングルはともに日本選手が優勝。
大阪出張とかぶっていたにも関わらず、かなり堪能しました。
で、改めて思ったことなど、つらつらと。

1 パトリック・チャンって、うまいんだと初めて思った。

何を今更・・・と言われそうな感じですが、チャンって、転んでも何しても異様な高得点がでる、男キム・ヨナ、こやつもインチキか?と思っていたのですが・・・

ようやっと、うまいということがわかりました。
何で今更気がついたかというと、羽生君との比較をしたからなのです。

要は、ステップを踏んでいるときの上半身の使い方が羽生君とは全然違うのです。
チャンの場合、体が硬いせいもあるとは思うのですが、ステップを踏んでいるときの振り付けは、最近の若い選手と比べるとかなり控えめです。
上半身を振り回さなくても、腰から下をうまく使って、無理なくかつ非常になめらかで深くステップを踏めるわけです。

フィギュアスケート選手には見えないくらいマッチョですけど、かなり体幹がしっかりできあがっているのだと思います。
で、上半身をばたばた振り回さなくていいので、音楽も「バタバタ」系じゃない、非常にシンプルなクラシックの曲をチョイスできるのです。

クラシックのシンプルな曲を選択できるのは、自分のスケーティングに自信があるごく一部の優秀な選手に限られるのでしょう。
音楽に頼らず自分のスケーティングに集中してもらえるだけの技術を持っていないといけないわけですから。
しかも、そのシンプルな曲を「魅せる」表現力も必要なわけだし。

今の男子選手でそれができるのって、チャンと高橋大輔くらいなものではないでしょうか?

羽生君の場合、非常にバタバタした感じの曲ばかりチョイスされていて(しかも、ショートの曲は、セクシー部長のテーマだろ)、それって、上半身で振り回して足を持ってくステップの仕方をせざるを得ないからなのだと思うのです。

つまり、「バタバタ」を振り付けとして見せなきゃならないので、ド派手な曲が必要という。
で、羽生君の場合、体幹も思い切り弱いので、上半身は振り回さなきゃならないわ、体力は消耗するわで、最後の方は、時折見るも無惨なくらいヨレヨレになってしまいます。

はっきり言うけど、今回、フリーに関していえば、チャンの方が出来が良かったと私は思います。
明らかに福岡開催のご祝儀相場でしょ、羽生君。

いや、しかし。
オーサーって、キムヨナの時も思ったけど、「曲」と「振り付け」である意味煽ってごまかして点を取る作戦がお上手ですなあという感じです。
審判もそういうのにだまされちゃうんですかね、プロなのに。

本題からずれちゃいました。
パトリック・チャン、うまいです。
今まで気づかず、ごめんなさい。

2 浅田真央に風格が出てきた。

有名な意地悪日本人ジャッジのために、ショートでのトリプルアクセルが回転不足と判定された真央ちゃん。
フリーでは、2回入れたトリプルアクセルが、いずれも失敗。

今までの真央ちゃんなら、それで、表情が曇り、引きずって他の要素もイマイチになっていました。
金メダルをとっても、浮かない顔になりました。

しかし、真央ちゃんは、崩れませんでした。
フリーの演技が終わった後も、余裕の笑み。
「ま、こんなもんか」
とでも言いたげな。
表彰式での表情も明るく、カメラに向かってもうれしそうにメダルを見せてくれました。

悟ったんだろうなあ、真央ちゃん。
バンクーバーの後の3年間は、基礎を見直すという作業に終始していました。
世界選手権で2年連続屈辱の6位。
ソチに間に合うのかどうか、不安だったことでしょう。
まるで修行僧のような時間を過ごしてきたのです。

演技構成で高得点をとれるようになり、ジャンプの基礎を作り直したおかげで、アクセルがだめでも崩れなくなり、なんというか、確固たるものが自分の中にできたような、そんな気がします。

すっかり図太くたくましくなった真央ちゃんですが、この人はやっぱり、ピュアなまま、なのです。
薄汚れた感じが一切ないのです。

審判が裏で買収されたり、得点調整がされていたり、そんな話はきっとごまんと聞いているだろうに、それでも自分の演技を磨くことに邁進する、その精神力は、本当に尊敬してしまう。

私は確信するのです。
真央ちゃんは、メダルの色は何色でもいいと思っているんだろうなと。
自分が目指す演技ができれば、それでいいと思っているのではないかと。
で、きっと、今までの時間が夢だったみたいに、いさぎよく私たちの前から、消えちゃうんだろうなと。

オリンピックでは、図太く美しくなった真央ちゃんを、存分に発揮してもらいたいものです。

ところで、クロアチアのB級大会で、見事、真央ちゃんを上回る点数で優勝したキムヨナ女王様ですが、優勝したにも関わらず、その後の会見での表情は暗く、「オリンピックでは結果に関わらず楽しみたい」などと漏らしていました。

なんでも、B級の大会であるにも関わらず、技術点の評価が辛く、レベル1をつけられたものもあったのだとか(スコア見てないからわからないのですが、おそらくステップではないかと。彼女のステップは、昔から、緩急のないインチキ臭いステップでしたから)。
演技構成点で、かなりな調整ははかられていたようですけどね。

同じ200点越えなのに、何とも対照的なこの二人。
さて、ソチで笑うのはどちらなのでしょうか。

いや。
真央ちゃんは、自分の演技さえできれば、笑えるだけの根性を身につけましたからね。
この人と比べるのは、やめた方がいいんでしょう。

次は全日本。
さて、男女シングルの代表選手、どうなりますことやら。




2013年12月8日日曜日

ありがとう、ヒートテック。

水曜から昨日まで大阪出張でした。
研修の講師の仕事で3日間朝の8時半から夕方6時頃まで缶詰。

夜のおつきあいもありつつ・・・のはずも、早々に引き上げて、きっちりグランプリファイナルは楽しんだのでした。

泊まりの仕事のときは、着替えに何を持って行くか結構迷うタチなのですが、今回は、上に着る物は案外すんなり決まりました。

ユニクロのファインメリノのVニットとヒートテックのインナーです。

コートの下にジャケットを着て、その下にこれを着るわけですから、厚着しすぎだろ!!と思う、そこのあなた。

11月のはじめから今くらいの時期というのは、もっとも風邪を引きやすい時期です。

加えて、北海道出身の私からすると、こちらの建物の中は、びっくりするほど寒い。
なので、北海道に帰省しているときは、厚いコートの下に中はセーターとシャツみたいな感じですが、こちらでの生活では、コートは薄手で中厚着、みたいな服装に冬ならざるを得ない。

暖かくなったり寒くなったり不安定な、これくらいの季節というのは、体がうまく調整できないので、風邪予防、体調管理のために「気持ち厚着」を心がけるのが正しい。
と、ハヤシは信じているのです。

で、大阪出張の服装のチョイス、大正解でした。
研修が行われた建物の中が、暖房があまり入らず寒かったのです。

研修中は、パンツの下に30デニールくらいのタイツにハイソックス、上は、さっき書いたようにユニクロのニットにヒートテック、その上にジャケット、ストールも巻くという出で立ち。
研修スタッフが「寒いなあ」を連発する中、ひどい寒がりで暖房大好きの私が「確かにちょっと空気が冷たいかも」と思う程度で、全く苦にならずに3日間を乗り切れたのです。

実は20数名の研修スタッフのうち、研修中に風邪を引いた人が少なくとも3名ほど出ました。
うち、ひとりは、3日目の午後についにダウン。
私の方も2日目の夕方から、ひどい頭痛になり「もしや風邪か?」とびくついたものの、ただの緊張性の頭痛であったようで、入浴とストレッチで治ってしまいました。

今回ほどヒートテックの実力を思い知ったことはありませんでした。
もちろん、インナーにヒートテックは数枚持っていたのですが、本当に「ただのインナー」くらいにしか、今まで思っていなかったのです。

うちの母が、ヒートテックのレギンスの愛用者で、「もう手放せない」とことあるごとに言っていたのを、「そんなに暖かいか~?」くらいな感じで聞いておりまして。
今回の出張でのチョイスも、元はといえば、荷物がかさばらなくてすむようにということを主眼においてでのことでしたし。

が、今回、やや過酷な環境に3日間追いやられて、その実力を思い知りました。
暖かいといっても、「暑い」という感覚にはならず、じんわり暖まるという気持ちの良さがあります。

しかも、ヒートテックインナーは、今年うれしい進化を遂げています。
ひとつは、色鮮やか、柄もポップな物がいてニットやシャツの下から「チラ見せ」して楽しめるものがでたこと。
そして、クルーネックの物が出たこと。ユニクロのクルーネックは、気持ち広めなのでVニットの下に着ると見え加減がちょうどよい。
さらに乾燥肌の私にうれしいのは、椿オイルが配合されて肌あたりが柔らかくなったということです。

今までは、黒のタートルとUネックしか持っていませんでしたが、今年は、白、黄色とネイビーのしましま、ピンクのしましまなどなどを調達しており、昨日の出張帰りにも駅近くのユニクロでさらに補充してきてしまいました(だって安かったんだもん)。

さて、ヒートテックの品ぞろえは、今年ぐんぐん増えておりまして、部屋着にもヒートテック素材の物が取り入れられています。
私も今年の冬の部屋着に2セットほど(ワンピとパンツでワンセットと数えています。セット販売しているわけではないので誤解ないようお願いします)買いました。

実はインナーの前に良さを感じていたのは、この部屋着の方でして。
もう、暖かいったらありません。
昨年の冬の厚着っぷりが嘘のようです。パンツの下は同じくユニクロのもこもこ靴下のみ。上はワンピの下はタートルネックのインナーのみ。
もちろん暖房はつけていますが、これでもう十分なのです。

惜しむらくは毛玉が出やすいこと。
まだ買って1ヶ月くらいしか経っていないのに、もう、毛玉だらけ。
化繊なので致し方ないといえば致し方ないのですが、せめてワンシーズンくらいは持つくらいにして欲しいというのが、ユニクロさんに対する注文です。

今年の冬は、ヒートテックで、ファッショナブルに、凍える思いをせずに乗り切れそうな気がします。

ありがとう、ヒートテック。

2013年12月2日月曜日

AQUOSPadの使い心地。

久しぶりの引きこもり。
今日は、頭のしわがビヨンビヨン伸びたんではないかと思うほど、なにもしませんでした。
したのは食事の支度と洗濯くらい。

10日ほど前にAQUOS PADを買いました。
これ、docomoとauからでているのですが、私が買ったのはdocomoの方。

なぜ買ったのか。

理由その1。
今まで使っていた、iPadが、2年契約すぎた途端、とんでもなくバッテリー消費するようになり(なにしろスリープ状態にしてもがんがん減っていく)、新たにタブレットが欲しいなと思っていた。
理由その2。
やはりガラケー世代としては、「持ち運べるテレビ」が欲しい!!

で、テレビ機能が付いているタブレットで7インチの物がないかなと思っていたところ、AQUOS PADに行き着いたわけです。
docomoにした理由は、単純に新しいモデルでフルセグがついているから・・・です。

auはどうもAndroid端末のタブレットには、あまり力を入れていないご様子で、iPad以外だとほとんど選択肢がありませんでした。AQUOS PADももう1年以上前のモデルをそのまま出していましたし。

それはさておき。

買うのに少し躊躇しました。
Android端末だったからです。

天性の機械音痴、IT音痴。
以前、店頭でAndroidの携帯をいじろうとしたら、全然わからなかったという記憶も新しく。
iPhone、iPad以外は動かせないんじゃないか、自分、なんて真剣に思ってしまったわけです。

が、思い立ってから、仕事帰りや土日にちょいちょいタブレット売場に足を運んで、いじってみると・・・案外動かせそうな感じ。
Androidに対する恐怖心は、かなり緩和されました。

そもそも、iPhoneやiPadに、ちょっと飽きていたところではあったのです。

IT音痴のくせにアホ抜かせ、などと言われることを承知で書くと、iPhoneやiPadって、本当にシンプルな操作でしたいことができる。しかし、それだけになれちゃうと面白味がないなあ・・・というか。画一的なことしかしてないなあというか。

iPhoneとかiPadって、appleが提案する「こんなことあんなこと」をするにはすごくやりやすいけれど、使う側がやりたい「こんなことあんなこと」はちょっとやりにくい、そんな印象を持ち始めていた頃でもありました。

聞けば、Androidは(その本質はiOSと大した変わらんと言いますが)、カスタマイズできると言うではないですか。

で、思い切って買っちゃいました。

AQUOS PADの使い心地は、一言で言うと、「ガラケーっぽい」です。

これは、iPhoneとガラケーを比較しての印象です。
理由の多くを占めるのは、やりたいことに到達するまでに、iPhoneやiPadより「一手間かかる」感があるということでしょうか。うまくいえないのですけど・・・

でも、これは、日本の携帯電話メーカーが、ガラケーに慣れた日本人向けにAndroidというOSを使って、スマホやタブレットを作ったからであって、これがそもそもAndroidの特徴ということではないんでしょう。
ガラケーっぽくできるというのは、もしかするとAndroidの特徴なのかもしれませんが。

iPadよりも費やされる「一手間」にストレスを感じるかというと、個人的にはそういうわけでもありません。

基本的には、iPhoneやiPadでやっていたことはすべてできますし、具体的には、うまくいえないけど、ガラケーに近い分、ガラケーでできたように、いろんなことができそうなわくわく感があります。これ、iOSにはなかったですから・・・

そして、噂のigzoパネルですが、きれいです!!
私の場合は、PC画面などを見て目を酷使することも多いので、ブルーライト軽減の保護シートを張ったので、若干輝きが違いますが、さすがのシャープ、ここにありという感じ。

そして、手の小さい女子にとっては、この7インチという大きさは非常にありがたい。

実は私、iPad mini、片手で持てないのです。
手をめいっぱい開いて第一関節が引っかかるかどうか、という感じ。隅っこだけ持つという持ち方では、ちょっと重くて疲れますし。

7インチだと、片手広げてホールドできる大きさですし、重さも300グラムを切っているので隅っこ持ちも短時間なら負担が少ない。

先日書きましたけど、Kindleアプリ入れての読書をこれでしてますが、電車の中で立ち読みしても大丈夫。
それでいて、小さすぎて字が見にくいこともないですし。
もちろんバッグのポケットにするっと入って、重さを感じないところもポイント高いです。

問題のテレビの方ですが、ネットで見るとフルセグの方は、充電器に同軸ケーブルをつながないと安定的に見れないという方もいたのですが、私の方は自宅で試してみたところ、アンテナを立てるだけでかなり安定した状況で視聴できました。

今週末のフィギュアスケートのグランプリファイナルは出張中ですので、なんとしてもこれで見てやるのだと息巻いています。

まだまだきっと良さを引き出せていないと思うのですが、案外使ってみると大丈夫なもんだ、というのが、Android初体験の林の感想です。
そして、AQUOS PADについて言えば、いい買い物したと思っています。

実は、愛機ポメラとの連携がいまひとつ良くないのではないかという懸念がありましたが、連結QRコードを読み込むアプリもありますし(インストール済み)、昨日の投稿で試してみたところ、Bluetoothキーボードとしても、まあま使える感じでした。

スマートで洗練されているのはiPadの方だと思いますが、道具としての楽しみは、こちらの方が優れているかもと思うIT素人のハヤシなのでした。

あ。iPadの方は、回線契約解約して、Wi-Fiタブレットとして使っています。






2013年12月1日日曜日

遂にデビュー!!ゴールデングース

おおっ。
もう2時ですか。
実は、今週はちょっと気の張る仕事が多く、いずれも金曜日に一件落着したため、風呂にも入らず爆睡し、土曜日は、動きが非常に遅くなった結果、こんな時間に投稿するはめになっています・・・

久しぶりに青山に行ってきました。
青山は、しばらく行かないと突然降って湧いたように行きたくなる街でして。
私の場合、普段は銀座あたりで買い物するのですが、銀座に飽きると、「よし、青山行こ」となります。

今回青山に行きたくなったのは、パンツが欲しかったからです。

11月初めに、10年ぶりくらいにかなり短いショートへアにして以来、ボーイッシュなファッションにちょっと回帰していまして。
そう。回帰、なのです。
もともと私は、メンズテイストの格好が好きな質で、20代30代の頃の知人は、たぶん私のことはパンツ党だと思っていたと思うのです。

ただ、この仕事に就いて以降、ワンピースやらスカートやらを着ることが多くなっていて、仕事で履くためのパンツというのをスーツ以外にあまり買っていませんでした。

法廷に出るときなんかは堅い格好をしますが、普段は、お客様に失礼にならない程度の格好をしていれば、そこそこカジュアルでも大丈夫。幸い、ジャケット好きで、真夏以外はほぼジャケット羽織って出ますので。

で、ちょっとカジュアルでもいいから、カッコいいパンツが欲しいなと思い、銀座じゃ選択肢が限られるので、じゃ、青山いくかと思い、出ていったわけです。

回る順番は決めていました。
まず、Kolor。次に、SUPER A MARKET。最後にギャルソン。
要は、優先順位の高い店でいいのがなければ次順位の店に回ろうと思い、最初が、Kolorになったわけです。

なぜか。それは、以前投稿した折に書いた札幌で買った1本が、もうホントにホントに履きやすくて、同じパターンで色違いがないかと思ったからです。

古いマンションの半地下みたいなところにある店舗にたどり着いたところ、グレーがあったのですが、サイズが大きいのしかなし。      
他に気になったのを試着したものの、イマイチ気に入らず、そそくさと  SUPER A MARKETに向かいました。

ゴールデングース祭りの余韻は、まだ残っていました。
10月に妹と行ったときに試着して断念した、どえらいカッコいいけどどえらい股が浅いジーンズがまだありました。あとスニーカーもまだ出ているのだけで10足・・・。

ふと見ると、ジーンズの近くに、前回来たときには気がつかなかった短め丈のコットンパンツが・・・。
色はネイビーとグリーン。グリーンはかなり深い色です。

早速試着しました。
ネイビーのSを。
だって、サイズ展開、XSからMまでだって言うんだもん。
入りました。
別にパツパツって訳でもありませんでした。
でもなにか、ちょっと着心地の点で一抹の不安が・・・。

そこで、最初興味がなかったグリーンがふと目につきました。
聞くとMしかないとのこと。まあ、色味だけでも見たいので 、試しに・・・と履かせてもらいました。

結局、これを買ってきました。

まず、ワンサイズあげても、大きすぎる感じは全くありませんでした。
むしろ、適度に緩みのあるきれいなラインになった気がしました。

で、実は、ボトムでグリーンなんてほとんど買ったことがなかったのですが、このパンツに関しては、ネイビーよりもグリーンのほうがいいと思いました。

ラインのよさとか細かい作りとか、グリーンのほうがよくわかる気がして。
幸い手持ちの服でカラフルなものは、ほんのわずか、なのでコーディネートに困るということもなさそうです。
履き心地も悪くない。

で、決めちゃったわけです。

帰宅して、少し手持ちの服を合わせてみましたが、数年前に買ったフォルテフォルテのウールフラノのジャケットとか、ギャルソンのエステルのジャケットとか、合わせられます。黒いジャケットもいける。
これだけ合わせられれば、文句なしです。

いい買い物しました。

先日のジーンズといい、今日のコットンパンツといい、ちょっとラインは細いけど、ゴールデングースのパンツは、シルエットに非常にこだわっているなあと感心しました。

なんというか、美脚に見えるとか足が長く見えるとか、そんな下らないレベルの話ではなく、着用したときにそのものの良さが際立って見えるようなラインに仕上げられているということです。

例のジーンズだって、お世辞にも足は長く見えません。
でも、細身の男の子が長年愛用しているスリムジーンズを履いている、というイメージのラインが出ています。

今日のコットンパンツも、特段足長さんには見えません。
でも、上にPコートなんか合わせたくなるような、カジュアルなんだけどちょっときちんとしたラインがしっかり出ています。

パンツがいいブランドって、実は女子の場合あまりなくて、探すのに一苦労するのですが、Kolorといい、ゴールデングースといい、ジュンヤワタナベ以外に、自分にとって、これ、というブランドを見つけられたのは、かなりな収穫です。     

お値段もかなりよろしいので、そう立て続けに何本も買えませんが、1本1本増やしていきたいものです。

2013年11月25日月曜日

kindleとかiTunesとかは、正しいかもしれない。

本日、珍しく1日に2本投稿です。

ほんとはそろそろ寝たいのですが、最近「珍しい生活」を自分的に送っていて、ここにきて発見したことが結構あるなあと思いまして。

なかなかに、ネタを稼ぎました。

「狭い部屋を快適に」運動はいまだ継続中で、ついに、本やCDの大量整理にまで着手しました。

これ、私にとっては、もう本当にすごい画期的なことなのです。

音楽を聴くのが大好きで、本を読むことも好きで、一人暮らしを始めるときには、表紙が擦り切れてぼろぼろになった向田邦子の本を始め十数冊の本と、スピッツのアルバムなどお気に入りのCDを30枚ほど携えて実家を出てきたのですから。

この2つに関しては、中身(要はデータ)だけでなく、装丁やCDジャケットも含めた存在自体が、今までの林にとっては、非常に重要なものでした。

が、ふと気づいたのです。

面白かったと読み終わっても、その後読み返す本なんて、ごくわずかだということに。
そのときは気に入って買ったCDでも、その後全く聞かなくなるものがあるということに。

そういうものは、手元から離していいんじゃないのか?

これ、思い立ったのが木曜日、21日。
で、その日と翌金曜日にかけて、引き取ってくれる業者をネットで探しました。
なぜかというと、以前、ブックオフに古本を数冊出したところ、本当にびっくりするような低値をつけられたからなのです。

まあ、高値を期待するわけではないですが、そこそこの本はそこそこで引き取ってほしいし、多少マニアな本でも引き受けてくれるところが欲しい(本を愛しているならそうしてほしい)。
そう思って、色々探したところ、「エコマケ」というところがやっている「ブックマニア」なるお店を見つけました。

どんな本でも引き受けます。
多少マニアな本でも大丈夫です。
どんなCDでも引き受けます。
売れないものは、こちらで処分します。

などといううたい文句でした。

これだけ読むと胡散臭げに思えるでしょうが、実際にHP上で売っているものを見ると、まあまあちゃんとした業者っぽい。
結局、ブックマニアさんに、集荷で荷物を取りに来てもらって送ることにしました(実際、集荷の時間の件で若干のトラブルがあって電話したのですが、非常に親切丁寧に対応してもらいました)。

たぶんCDは20枚くらい、本は50冊くらい出したと思います。
中には、村上春樹の例のベストセラーも入っていたり(注:「ノルウェイの森」ではない)。
好きだった、斉藤和義のCDもありました(全部ではない)。

「惜しい」という気持ちは全くありませんでした。
非常にすがすがしい気持で、見送りました。

そして、少なくなった本やCDの収納を改めてしながら、ふと思ったのです。
電子書籍とか、ネット上での音楽配信というのも、今後、ありだなと。

1回読むために買った本。
気に入ったその時期だけ聞くために買うCD。
そういうものを物体として保持しておく価値って、どこまであるのかなあと。

特に日本の家は、狭くて収納スペースも少ない。
入れるところがなくなると、末路は捨てるしかない。
ひとりの人やひとつのグループが作り出した思想や表現を「捨てる」というのは、何か、心苦しさを感じる行為でもあります。

もちろん、データだって保持できる容量に限界はあるけれど、「スペース」という点では、物体として保持するよりはるかに余裕を持てるし、そうすると後ろ暗い「捨てる」という行為に直面する機会も減らせます。

基本はデータで所有して、「これは物として手元に置いておきたい」というスペシャルなもののみ、「物」として購入すればいいんじゃないのか?と思うに至りました。

そんなわけで、私も今、まずはkindleからスタートしようと思っているのですが、実は先日買ったAQUOSPad(リポートは後日)にKindleアプリをインストールしたのに、うまいことショップ検索につながらないのです。
手始めは、いとうせいこうの「想像ラジオ」にしようかなと思っているところなのに…

kindle paper whiteをさらに買ったら、さすがにアホちゃうかと思いますし…。

電子書籍とか音楽配信とか、なんなく偏見をもって嫌悪してきましてけど、物へのこだわりを捨ててシンプルに生きるための1つのツールとして考えると、その存在価値はかなり大きいかもしれない、なんて考えたのでした。



2013年11月24日日曜日

女子フィギュア、出場選手大予想。

やってくれました。
町田樹くんが、2大会優勝で、グランプリファイナル出場です。

しかし、この子、不思議ちゃんですね。
英語を日本語に直訳したような不自然な語感。
妙にカチカチした喋り。
IQが高いのは判るんだけど、スケートバカ過ぎちゃって、友達いないんだろな、と思わせます。
まあ、売れっ子女子役みたいな媚びのある羽生くんより、私はヒトとしていいと思いますが。

ちなみに、昨日久しぶりにバンクーバーオリンピックの男子フリーのDVDを観たのですが、羽生くんの衣装って、本気でウィアーとクリソツだと気づきました。
戻ってこい、羽生くん。まだ間に合うから。

さて、本題は女子です。

以前の投稿で、
男子のみに触れて、女子については触れませんでした。
それは、男子は高橋羽生当確だとしても、三人目は混戦だろうと思っていたからです。
グランプリシリーズのロシア大会見た限りでは、町田くんがちょっと抜けた感がありますが。

女子は、浅田鈴木村上で動かないだろうと、そう思ってました。

がしかし。
わからん。村上が酷すぎる。
どちらかというと、スロースターターの彼女。昨年もグランプリシリーズは振るいませんでした。ただ、世界フィギュアは4位でしたからね。

ロシア大会のあの演技。直前のアクシデントを引いても、あれはない。
おまけにオリンピックなんて、何が起こってもおかしくない場所。
バンクーバーでは、小塚の曲のラストが切れ、ついでに織田の靴紐も切れました。

曲の間違いごときで、ショート40点台の演技の言い訳はできんのです。
聞けば、村上、オフ中の体重管理に失敗したとか。
体調じゃありませんぜ。体重、です。
太りやすいお年頃なので、いたしかたない面はあるにせよ、何かしら普遍的な集中力のなさを村上には感じるわけで。

村上が黄色信号として、じゃ、女子の三人目は誰だ?

まさかの大逆転、安藤が案外ありうるのか…

なんですか、今週末、どこかヨーロッパのB級の大会に出ていたようですが、ショートでは56点台を出したそうで。
こちらはフリーが100点に届かず、結局2位に終わったそうですが、もう1回キムヨナと一緒にクロアチアのB級の大会に出てから全日本を迎えるらしいので、案外調整してやってくるかも。

若干24、5にして、酸いも甘いも知り尽くしてしまった安藤なので、本番での馬鹿力というか、土壇場力というか、そんなものに変に期待してしまうのです。

順当に行けば宮原なんだけど、まあー、安藤にはひっかきまわして欲しいものです。

しかし、ここまで書いておいてなんですが、女子の予想、男子予想に比べて盛り上がらない。
たぶん、真央ちゃんが出れば、それで満足だからなんだろな、自分。

2013年11月17日日曜日

アーツ&サイエンスにkolorにHYKEの秋。

自宅で落ち着いて投稿するのが、なんだか久し振りな気がします。

秋も深まってきて、先週あたりは寒くて仕方ない日も続いていました。
この間、始末した洋服、逆に購入した洋服、今一つ買う気になれずに終わった洋服など様々ありましたので、今日はその雑感でも書こうかと。

「居心地いい部屋実現計画」の一環で、クローゼット内も大幅に整理しました。
いらなくなった洋服や靴、小物は、大半は古着屋に売却。
その中に含まれていたブランドも結構様々だったのですが、特徴的なのは、アーツ&サイエンスの物が、コート2着を残してすべて出払った、ということです。
シャツから、ワンピースから、ボトムからスニーカーから、ジャケットから・・・

どうしてこういうことになったかというと、アーツ&サイエンスの服は、シルエットにこだわる分、着心地及び生地や縫製の頑丈さという点では、落ちる服が多い、ということなのです。
もちろん、「高価なブランドの割に」という留保はつきます。

たとえば、ジャケット。
シルエットはメンズライクでタイトで、本当に美しい。
自宅で洗濯できるというのもいい。

しかし、いかんせん生地が硬い。
着ても着ても、柔らかくならない。
ジャストサイズの物を着ると、1日の終わりには、腕の付け根に血がよっているなんてことも(注:ハヤシは皮膚と血管があまり丈夫でない)。

それでも最初はかなり頑張って着ていたのですが、「シルエットがきれいで着心地も良いジャケット」というのを続々手に入れてしまってから、とんと手に取らなくなりました。

ワンピースやシャツは袖がタイトで身幅がたっぷりという物を持っていましたが、手が動かしにくく、体の収まりが悪い。
これも徐々に着なくなっていきました。

要はライフスタイルに合わないということなんでしょうが、昨今の日本で、このように動きにくい服を日常着にできる女子というのは、本当のお金持ちしかいないでしょう。

お店にもとんと行かなくなったので、最近の注目度はよくわからないのですが、このブランド、どんどん有閑マダム向けのラインになっていきそうな気がします。

購入したもので是非紹介したいのは、先日もちらっと書いたkolorのパンツ。こちらは改めて詳しめに。

メンズの、コットンツイルのパンツを購入したのですが、2週間足らずで、結構な頻度、履いてます。

なにより生地が柔らかい。
前側に膝の位置まで裏地がついているので、コットンパンツにありがちな「膝ぽっこり」になるのも防げます。

そして、絶妙なのは裾のデザインと丈です。

ハンティング用のパンツのように、裾部分はボタンで留められるようになっているのですが、すぼまりすぎていないのです。
「ちょっと妙なライン」にならずにすむ。
丈は、脚裁きがよくて動きやすく、カジュアルになりすぎない9分丈。

前回も書きましたが、デザインがごつすぎず、サイズ感も多少小降り。女性にも取っつきやすい感じで、おすすめです。

kolorといえば、シャツのイメージが強かったのですが、シャツだけでなくボトムも今後注目したいなと思っています。

そして、「買おうと思ってやめたもの」はHYKEの巻スカートです。

HYKE、サイズ感、かなり小さめなんですね!!

HYKEファンの方はわかると思いますが、今秋冬、ネイビーの膝丈くらいの巻スカートがでています。
デザイン、とってもかわいいです。
めくれてパンツ全開、なんてことにならないように内側に小細工もされてます。

サイズは2サイズ。
私は大きいサイズの方で履きました。
が!!
脇のあたりの生地がつれてしまいました。
ちなみに、ウエストはきつくありません。ジャストです。
要するに、ヒップ周りが細い、ということ。

ま、やせてる割に腰回りが大きめであることは認めますが、大概のブランドでは9号サイズ、Mサイズを無理なく着用しているのです。
HYKEの作りが小振りであることは、たぶん明らか。

ここ、デニムも妙に腰回りが小さいんですよね・・・

日本人による日本人向けのブランド、という理解だったのですが、これって間違いなんだろうか・・・

良いデザインであっただけに残念でしたが、断念しました。
お店の方が、ウエスト位置を調整すれば大丈夫ではないかと言っていたのですが、ホックの縫いつけの部分が、生地の中側に入っていて、一度ほどかねばならないことが判明。
そこまでして欲しくはないなあと思い、やめたのでした。

以前は、仕事がないオフの日は、それこそアーツ&サイエンスみたいなテイストの、ちょっとゆったりした雰囲気のファッションを楽しみたいと思っていましたが、最近は、プライベートでも、例えばきちんとウエストマークをしたり、体のラインや脚などを隠しすぎない格好をしたいなと思うようになりました。

処分したもの、買ったもの、買わないけど興味を引かれて手に取ったものを見ると、そういう今の気分が反映されているなあとよくわかります。

ちなみに、洋服って捨てることに罪悪感を持つ人も結構いると思うのですが、そういう人には古着屋さんがおすすめです。

最近は、洗濯不要で引き取ってくれるとか、どんな服でも引き取りますとか、宅配キットを送ってくれるとか、そういう業者さんが結構います。
ユニクロだって、店舗にリサイクルのボックスが置いてあるし。

そういう罪悪感を減らしてくれるシステムとうまくつきあいながら、そのときの気分でファッションを楽しめる世の中は、悪くないなと思うのであります。




2013年11月8日金曜日

コンポ問題、解決。

珍しくスマホのアプリから投稿中です。

浜松に向かっています。
まずは依頼者と打ち合わせをして、明日からの研修の仕事のため、夕方静岡に移動します。

コンポ買っちゃいました!

結局、実家で母が使っているのと同じミニコンポというか、プレイヤーというか、TOSHIBAの片手でヒョイッと持ち上げられるタイプのを買ったのです。

3年前くらいのモデルのようです。

同窓会のために実家に帰った折、何気にリビングの出窓を見ると、見慣れた母のミニコンポが。
ハヤシの母は、イル・ディーヴォが好きで、帰省した時には、たまにCDが流れてきます。

なんとなーく思い出しつつ眺めているうちに、

これでいいじゃん

と思いまして。

あの機械音痴の母でさえ、扱えているし、音が特に弱いという印象もなし。
まあ、こじんまりした1Kで、音質にウンチク垂れるほど拘りがあるわけでもなし、とりあえず、まだ販売してるのか確認するため、Amazonを覗いてみました。

価格8000円くらいでまだあるのを確認しつつ、近所のヨドバシで他にいいのがないか確認してから最終決断しようと考えました。

東京に戻り、翌々日。6日のことです。
仕事の移動のため、ヨドバシ方面に行ったついでに、幸い少し時間が空いたので、立ち寄りました。

実家のと同じのがある!
連休前にはなかったのに!
しかも、お値段6790円!

これはもう買いだ、と思い、仕事終了後に急いでヨドバシに行き、購入。お持ち帰りとなりました。

買って数日ですが、満足しています。
デザインは、極めてシンプルで、遊び心なし。
その分、狭い部屋の中で、悪目立ちしません。

音は柔らかいのですが、ボリュームは十分で、全く不満なし。

結構気に行ってるのは、CD再生始める時に、ブツッという音が鳴るところです。アナログ感があります。

なにより、片手でヒョイッと持ち上げられるので、掃除も楽チン。
独り暮らしの働くオンナには、こういうお手軽感は、かなり嬉しいものです。

さらに、前よりコンポがかなり小さくなったので、後ろの壁が見えるようになって、それだけで部屋の中に開放感が生まれました。
小物飾るスペースもできましたしね。

そこで、気づいたわけです。
狭い部屋で快適に過ごすためには、無駄にでかいものを置かず、空間を広げることだと。

何を今更と言わないでくだされ。
弁護士になって6年間、これでも必死こいて働いてきて、空間を快適に、なんてことに気が向いてきたのは、つい最近なんでございますから。

で、そんななか、次のターゲットになってるのは、空気清浄機とローテーブル。

空気清浄機は、花粉症ゆえに独り暮らしを始めた直後に購入したのですが、かなりでかい。今出ている加湿機能付のものくらいあります。

コンポのついでに、ヨドバシで見たところ、富士通から、20cm四方くらいの大きさで、10畳まで対応、しかもフィルター交換不要という優れものが出ているのを見つけました。

これ、名前は脱臭機ですが、花粉、カビ、ダニ、ウィルス対応ということで、近々購入予定です。

ローテーブルは、私のメインテーブルなのですが、縦60cm横80cmてかなりでかくて、しかも折りたためない…

まあ、東京暮らし始める時に実家からとりあえず持ってきたものをそのまま使っているのですが、普段ここまで大きいのはいらないわけで。
ただ、両親が遊びにきた時のために、捨てるのははばかられます。

幸い脚が簡単に取れるので、普段は分解して、ベッドの下に入れて、自分用には60cm四方くらいの折り畳み式が欲しいな、と目論んでいます。

でも、これがなかなか、いいのがない…
やたら小さいかやたら大きいか、ローテーブルって、どちらかが多いみたいです。
焦らず呑気に探そうと思います。

テレビ問題は、未だ解決せず。
リサーチしたところ、流れは、テレビ番組をテレビ以外の機器で観る方法に完全にシフトしてますね。
タブレットやスマホで簡単に観れる物も少しありますが、本格的にはこれからたくさん出てきそうな予感。

というわけで、こちらは、少し待ちになりそうです。

さて、そろそろ浜松に到着です。
仕事するか。


2013年11月4日月曜日

一軍女子の劣化事情。

昨日は、例のごとく我が妹とお買い物にいきました。
とはいえ、HYKEのコートやらフットザコーチャーの靴やらを買った後。
さらに、部屋の大整理をした後。
それほど大きな買い物をする気もなく、出かけました。

最近、シンプルな服に気持ちがシフトしている私。
一番欲しかったのは薄手のニット。
いつものセレクトショップで、APCのV開きの薄手ニットを一枚購入。色は薄いグレーです。

そして、別なショップでKolorのパンツを初めて買いました。
Kolorは、妹がメンズのパンツがよいと常々言っていて、昨日買ったのもメンズの物。
コットンツイルで膝に若干しわを寄せた九分丈のもので、裾にはボタンとジッパーがついています。

作りが小さめなので、おそらくM相当の2で私にちょうど良いサイズ。
小柄な女子でも、1サイズであれば着られると思います。

変に甘さのある服が嫌いな女子には狙い目なブランドです。

さて。本題へ。

2日夜に、高校の同窓会に参加してきました。
私の卒業期が幹事だったため、札幌在住者は1年ほど前から事務局を立ち上げ、ずっと準備に携わっていたそうです。
お疲れ様なことです。

当日は動員がかかり、初めて私も参加。
で、我々の期は、会場係などを担当しなければならず、同窓会中は飲食禁止の状態とされたのです。

いや~。同窓会って、大変なんですね~。
食事にありつけたのは、そのあとの「同期懇親会」になってからなのでした。

さて、以前「四十路の劣化事情」で、東京の同窓会で会ったところ、イケメン男子の劣化具合がひどく、女子の劣化具合はさほどでもなかったという話を書きました。

今回はその続きと言いますか、学生時代「一軍女子」だった皆様方の劣化具合について書きたいと思います。

「劣化事情」の際にもちらっと書きましたが、東京の同窓会の際に集まっていた女子は、どちらかというと「働く二軍女子中心」で、女子の劣化事情について書いた際、「一軍が少ないので、男子と同じことがいえるかどうかは微妙」みたいなコメントをしました。

今回の地元同窓会には、「一軍女子」だった皆様方も多数参加されておりました。
まあ、それなりにみなさん年をとっていたわけですが、さすが、一軍女子の誇りを大切にされていて、「今でもきれいにしているなあ」という人ばかり。

しかし、その中で、「お。相変わらずきれい」と太鼓判を押せたのは、最近出産したばかりの1名のみ。
ほかの人々は、お化粧やら服装やら、髪型やらで「華やかにしている」という感じです(もちろん、その気配り具合だけでも、もう十二分にえらいことは言うまでもない)。

そして、「一軍女子」の劣化傾向には、「二軍女子(注:ハヤシはこのカテゴリー)」と異なる特徴があることを発見しました。

ずばり、「やせすぎ」です。

一軍女子だったみなさん方の半数から6割程度は、もう体がぺしゃんこ。脚は枯れ木の棒みたい。そして顔は肉がそげ落ち、筋や頬骨の輪郭が目立ってしまっていて、正直なところ「もう少し太ってもいいんじゃ・・・」という見た目。

化粧落とすと、結構貧相なんだろな、化粧してても筋浮いてるくらいだから・・・と思うくらいの状況です。

きっと、「太ってはいけない」と思いすぎて、エクササイズにいそしみすぎ、たぶん糖質オフダイエットとかいろんなダイエット法を試し、「体型キープ」の名の下に、「やせていること」「やせること」に「美」の最も重要な基準をおいて生きてきたのでしょう・・・

私も「体重キープ」「体型キープ」には、日頃より気を使っていますが、これがイコール「やせること」ではないことを、まざまざと見せつけられた思いがしました。

あんまりやせすぎると、肌の張りもなくなっちゃう。
そういや、由紀さおりなんて、プクプクしているけど、色白でもち肌で、ドレス姿なんて、そりゃもう美しいですもんねえ。

年をとっても美しくいることって難しいんだなと思います。
ありきたりな結論になりそうですが、見た目を気にしすぎても、かえって自分だけの基準にこだわりすぎて、他人から見て美しく見えないなんてこともありそうだし、無頓着すぎると、総すかん喰いそうなおばさんになりそうだし。

自分の好きなことをやって、社会的にある程度もまれて、おいしい物をおいしく食べて、たまに「あ、ちょっと食べ過ぎた」なんて気にするくらいな方が、案外、ふつうにきれいに年をとれるのかもしれません。

やっぱり「バランス」って、何事も大切なのです。

2013年11月1日金曜日

テレビ問題、コンポ問題。

同窓会に出るために帰省しようと羽田空港に来た私。
しかしなんと、肝心の飛行機が機材繰りのため2時間遅れ・・・
どういうことだよ・・・
と思いつつ、しかたなしに空港でピザを待っております。
家に着いたら、夜中の1時だな。

さて、快適なお部屋を作る計画が進んでいる今日この頃。
今の懸案は、テレビとコンポ、だったりします。

上京してきた両親に「テレビの画面が暗い。寿命まで後わずか」などといわれ、若干焦っている私。
来年のソチオリンピックで、真央ちゃんが滑っている最中に、画面がバーンなんてことになったらしゃれになりません。
「これは買わな!!」そう思い始めました。

もっと深刻なのはコンポ。
かれこれ10年くらい使っている、今は懐かしい5連奏CD機能付きです。
こちらは、実は数年前から、音飛びがひどくなってきているのです(機嫌がいいときは問題なし)。
こちらの方こそ「本気で買わないと」という状態。

テレビとかコンポとかって、毎年買い換えるものでもないし、1度買うとしばらくの間買わないので、実は購入時に「機械でできること」の進歩とか、トレンドとかについていけない、なんてことが生じがちです。

私の場合、まず、テレビにちょっと愕然としました。

実は、私のテレビはトリノオリンピックの時に買ったシャープのアクオス。サイズは14インチです。
まだ札幌の実家にいた頃、自室で見るために買ったので小さいので良かったのです。
名古屋の家では「ちっとばかし、小さいかな」と気になりましたが、今また1K暮らしになり、個人的にはちょうど良い大きさと思っています。

が、しかし・・・今、小さいテレビ、ないんですねえ。
なんか3Dを通り越して、4Kとかいう高画質の馬鹿でかいテレビがやたら目立っていて、液晶テレビなんて、小さくても19インチが最小。
まあ、地デジにあわせて横長型になったせいか、それほど19インチでも「でかい」感はないんだけど、正直、ここまでなくてもいいかな、という。

しかも、確か一時期テレビ自体に録画できる機能が結構付いていたはずなのに、今は「録画は外付けHDDで」となっている・・・しかも、HDD録画しているときに裏番組観れないタイプが主流。

今の視聴環境より、悪い!!

小さいテレビを求めると、パナソニックの録画ができる防水テレビ「DIGAプラス」になる。これ、15型ですが、持ち運びできるという「いらない」機能が付いていて、割高(レコーダー外付けすること考えると案外そうでもないかもしれないけれど)。6万円位します。

まあ、物としては悪くないのでこれでもいいんですが・・・うーん、でもなあという感じ。

で、今考えているのが、ソフトバンクセレクションの録画機能付TVチューナーを買って、iPadとかiPhoneでテレビを見ちゃおうかなという計画です。幸いどっちも持ってるし。

ただ、iPadは3で2年以上前のものなので、やたらバッテリーの持ちが悪くなっています。
わざわざこのためにair買う気はしないのですが、見心地がよければチェンジしてもいいかなという気もあります。

ただ・・・こういうWi-Fiに頼るテレビって、使用感どうなんでしょう。
なんか、画面かたまるとか、電波状況によっては、安定的に観れないのかしら、なんて思ってしまいます。

ま、こちらはいますぐに止まるというほどでもないと思うので(「ソチ真央ちゃん問題」が心配ではあるが)、もう少しゆっくり吟味するとして、最初に書いたとおり、頭がもっと痛いのは、コンポの方です。

実は、勢いで、有料ゴミの申し込みをしてしまい、8日には我が家から消えます。

が、次に何買うか、本日の時点で全く決めていない。
本日帰省。
帰京は4日。
5日から7日は遊ぶ間もなく仕事。
ひょっとすると7日の夜は空くかもしれないけど、可能性は薄い。
で、8日から10日まで、静岡出張なのです・・・

一応、シンプルで一番使いやすいかなと思うのは、もう無印良品のコンポだったりするのですが、今まで、ソニーとかパナソニックとか、それなりのお値段の物を使っていましたからねえ

いきなりこの感じは、どうなんだろう。音質とか。

しかしねえ。

私はふつうにCDが聞ければいいのですよ。
できれば、今まで使っていた連奏タイプがいいのですが、もはや絶滅しているみたいだし(注:実は、音響だかどこだかの25連奏タイプが今でも人気らしいが)。

なんだか知らないけど、家電量販店に出回っているコンポは、どいつもこいつも、iPhoneの充電もできて音も出せて、とか、SDやらUSBやらもつけられてとか、あんまりいらない機能ばかりが付いていて、しかもデザインも魅力を感じないものばかり。

「よし、これ!!」と思える物がないのです。

あ~、なんだか私は時代の波に完璧に乗り遅れて、「死ね」と言われている気分です。

私はテレビっ子だし、高尚な音楽は聴かないけど、音楽聴くの大好きだし、だからこそ、親しみやすく使いやすい、テレビやオーディオを求めているのです。

なのに、巡り会えないなんて・・・

少なくともコンポ問題についてタイムリミットは1週間。
さて、間に合うのだろうか。



2013年10月27日日曜日

ハヤシ、片付ける。

めっきり寒くなりました。
朝晩の寒さが身にしみます。

さて、そんななか、ワタクシ、先週1週間、部屋の整理整頓ばかりやっていました。

月曜日の夜、ふっと家の中を見回して、なんとなくごちゃ~っとした部屋の様子に耐えきれなくなり、「とりあえずもう気がすむまで整理しよう!」と突如思い立って、翌火曜日から、毎日、帰宅後に部屋の整理を始めたわけです。

最初はクローゼットと洋服ダンス。
古着屋に出す、いらない洋服を選別(注:いらないといってもボロではなく、単に着ていないというだけです)。
そして買いすぎたタイツの対処。
水曜日は、本棚(というか、本も並んでいるシェルフですな)の整理。
木曜日は、廊下にある大きめの収納スペースと靴入れの整理。

そして、金曜日がメインイベント。
両親が泊まりに来たときのために置いてある布団の整理。
実は、このお布団類、今まで圧縮袋に詰めてベッドの下に入れてあったのですが、これが膨れたりはみ出したりして部屋の美観を損ねているといったらなかったのです。

「なんとかならんか」と常々思っておりました。

で、東急ハンズで、四つ折りタイプの圧縮袋に入れた後不織布の袋に入れてベルトで締めるというタイプの圧縮袋を3袋購入。
クローゼットを再度整理し直して、大半をクローゼットの中に押し込めるという作戦に成功しました。

土曜日は台所周りと洗面台周りの整理。

まあ、まだ少し課題はあるのですが(後述)、さしあたって、これで少し気が済みました。

火曜日から金曜日までの就寝時刻は、ほぼ午前3時か3時半。
いくら自由業の身とはいえ、翌日昼間で寝ているわけにはいきません。
金曜日まで平均睡眠時間4時間半ほどの、ハヤシにとっては「超睡眠不足状態」だったにもかかわらず、昼間、職場でばてることもなく、1週間を乗り切りました。

おそらく、アドレナリンでまくりのハイテンション状態だったのでしょう。
放送禁止用語になっちゃうので、うかつな言葉は使えませんが、自分で自分のことを「気が○○ていた」としか思えません。

一人暮らしを始めてもうすぐ7年になりますが、こんなに強く「居心地のいい空間にしたい!!」と思って、部屋の整理に邁進したことはありませんでした。

仕事の都合で一人暮らしを始めてから2回の引っ越しをしていますが、いつも、引っ越しをしたときの「とりあえず物とつっこんだ状態」を次の引っ越しまでキープし、無駄な物やいらない物をぽつぽつ捨てる・・・みたいな暮らし方をしてきました。

今の部屋は、約28平米の1K。名古屋の家の約半分くらいの広さです。
そんななか、名古屋時代と違って、家で過ごす時間も増えてきて気持ちが自然と内向きになってきたのでしょうか。
とにかく、「少しでも空間を広く」、「少しでもゆったり過ごせるようにしたい」の一心で、夢中になって部屋を整理しました。

要は、年をとっただけなのかもしれません。

しかし・・・
いらない物がなんと多かったことか。
箱だの、袋だの、プラスチックの物入れだの。
「なんで、こんなもの、とってあったんだろ?」と思う物が、部屋のそこここからわんさと出てきました。

部屋を整理しながら、気づいたことをいくつか。

収納用品をやたらめったら買うのはよくないということです。
これ、ありすぎると、捨てるという行為ができなくなります。

もちろん、今回、私も収納用品をいくつか買いました。
さっき書いた新しい布団圧縮袋、あと無印良品で帆布でできたボックス、圧縮の厚紙でできた小引き出し、段ボール性のA4フォルダー5枚組セット。
それと、なぜか紙袋ホルダー。

これらは、ひとつひとつ明確に目的があって買いました。

部屋を整理するときには、収納場所を移すということがあるわけで、そうすると、新たな収納場所に今まで使っていた箱物が入れられないとか、目に触れる場所に置くことにしたので、ちょっとビジュアル的に美しい物にしたいとか。
これらの物を買ったのは、そういう理由からです。

(なお、A4フォルダーは、平たい物を立てて収納するために買ったのですが、これ、まな板や、オーブンレンジの鉄板、袋入りの出汁の素など、台所でもかなり便利に使えます。おすすめです。)

そういう目的なく、なんとはなしに「あれがあると便利かも」なんていう気持ちで収納洋品を買うと、捨てられないわ、入れる場所はないわで、部屋はさらに悲惨なことになるのではないかと。

「入れる」「しまう」という点からすると、今回非常に役に立ったのは、靴の箱でした。

きれいな靴の箱(をゲットするには、それなりのお値段の靴を買うことが必要ですが)は、小物の収納に持ってこいです。
たとえば文庫本、たとえばCD、手紙類、滅多に使わないけどないと困る工具類。
そういうものは、きれいな靴の箱に入れて積んでおけば、美観も問題なし。
所詮箱ですから、痛んでしまったら捨てちゃえばいいというところも気楽で良いですし。

頂き物のお菓子やお酒が入っていた箱も、とっておいて良かったと今回思えた物の1つです。

こういう箱は、美しいですし、丈夫。
蓋と底を重ねて、たとえばサプリメントのボトルや缶を並べておいたり、ポケットティッシュをつめたりと幅広く使えます。

ただ、こういう箱物っていうのは「あると便利」という気持ちから、何でもかんでも、とっておいてしまいがち。
それが、新たなゴミになります。

丈夫で美しい、表に出して置いても恥ずかしくない物に厳選して残すべきだなあと思いました。

片づけながらもう1つ思ったのは、快適な暮らしを送るためには、必要ない物は家に持ち込まない、そして潔く手放すという行為を励行することだということです。
さっきの箱物じゃないですけど、「後で使うかも」「あると便利かも」なんて思ってとっておくものが、日常生活、案外多いように思うのです。
たとえばレジ袋とか、ファストファッションで買えるちょっとした洋服とか。

必要な物は何か、いらない物は何か、ここまでのサイズの物がいるのかなどなど、自分の身の丈みたいなものを知るということが、「快適な暮らし」の第一歩なんだなあと、先人たちが言っていることを身にしみて感じたのでした。

さて、一息つきましたが、ハヤシのお片づけというか「快適に過ごす作戦」は、まだ終わったわけではありません。

まず、リビングに置くために少し大きめのゴミ箱がほしい。
今まで小さいのを2つ置いていたのですが、じゃまくさいったらなくて、1つにしました。

しかし、大きめの方を残したとはいえ、すぐにパンパンになりそうなのです。ゴミ箱がパンパンって、なんだか格好悪い。
ただ、なかなか気に入ったゴミ箱が売っていない。
納得できる物を探そうと考えています。

もうひとつ、ベッドのサイズを小さくしようかと思っています。
ハヤシのベッドは、無印良品の脚付マットレスのシングルサイズ。幅は93センチです。
このワンサイズ下のスモールというのに変えようと思うのです。幅が10センチ狭くなります。

10センチ程度なら、寝るのに支障はないでしょう。
逆に部屋のスペースが、幅10センチ分広くなると、結構な開放感が広がると思うのです。

ただ、このあと2週間は、いずれも週末留守にするので、取り替えはもう少し後になりそうです。

今年いっぱいくらいで、ハヤシの快適空間がさしあたって完成してくれるといいのですが、そのころにまた、ゴミがたんまりたまっていないよう、せいぜい気をつけるようにしたいと思います。





2013年10月21日月曜日

男子フィギュア、出場選手大予想。

町田樹くん、圧巻の勝利でした。
スケートアメリカ。

もともと、バレエの基礎がきちんと身についたような所作ができる選手だとは思っていましたが、さらに磨きがかかって、ショートもフリーも、本当に見ほれるほどの美しい動きをしていました。

言い過ぎかも知れませんが、全盛期のステファン・ランビエールを思い出すような。

グランプリシリーズ初戦のこの大会、デニス・テンとジュベールが欠場して、男子は出場選手8人と少なめ。
しかも、日本選手3人のうち、高橋大輔と小塚くんが調子が悪く、町田くんの優勝も素直に喜べはしなかったのですが・・・それなりに楽しめました。

新しいオネエ系選手が発掘されたからです。

ジェイソン・ブラウンくん。
なんでもジュニア時代にとんでもない点数や成績を出して、今シーズンから鳴り物入りでシニアにあがってきたらしい彼。

体が柔らかいとのことですが、単なる柔軟性のみでは出せない、競技中の独特の「しな」。
キス&クライで女性コーチに頬を寄せる様。
パーソナルベストが出たのを見て、口に手を当てて驚く様子。
その後のインタビューでのにこやかな笑顔。

まるで「少女」です。

以前にも書いたような気がしますが、男子シングルには、必ず「オネエ系」選手が存在します。

カナダのエマ(トリノの頃に活躍していた選手です)。
同性婚したアメリカのウィアー。
男子フィギュア界で続いてきた伝統を絶やすことなく受け継いでくれそうなジェイソン君なのです。

物腰としては、「オネエ系」の中でも「純真少女系」というウィアー寄りの系譜に属するジェイソン君ですが、演技は「しな」がありつつも、ダイナミックで力強い。

どうしても演技が中途半端になりがちだった「オネエ系」選手の中において、将来的にはオリンピックチャンピオンを狙える逸材かも、と思えます。

こんなことを書きたかったわけではないのです。

スケートアメリカのみを見て、ソチオリンピックに出場する日本男子選手を占おうという無謀なことを考えて、今日は投稿したのです。

ずばり、ハヤシの予想は、

高橋大輔
町田樹
羽生弦結

の3人です。

この3人になるのは、実は、ちょっと不本意。

まず、高橋大輔。
グランプリファイナルには行けないと思います。
行ったとしても、表彰台は無理でしょう。

ただ、全日本選手権で上位2名には入ると思います。

自分でも言ってましたが、調整が必要なのはジャンプのみ。
ステップやスピン、演技構成に問題はありません。
今の不調は、ある意味予想の範囲内のはずで、試合を繰り返すことによって、ひとまず年末までに一度ピークを持って行く作戦なんじゃないかと思うのです。

町田くんの場合は、昨年もグランプリシリーズまでは絶好調で、ファイナルあたりからだだ崩れになっていったという不安要素はあります。

しかし、それって、おそらく不慣れな「上位」の環境に置かれ続けたことによって、極度の緊張状態が続き、リズムを一気に崩しただけなんではないかと思うのです。

昨日今日のあの滑りには、そこはかとない安定感を感じます。
まずはファイナルまで持てばいいわけで、これは、さすがに大丈夫なんじゃないかと。
ファイナルで表彰台に乗れなくてもいいところまで行けば、年末までモチベーションは保てるでしょう。

そして、羽生くん。
個人的には、不本意なのは、彼なのです。
だって、相変わらず、滑ってる姿が全然美しくないんだもの。
ただ、4回転の安定感は、羽生くんが日本人選手の中で群を抜いていることは明らかです。
怪我さえなければ、オリンピックを逃すほど崩れることもないと思います。

本当は、羽生君ではなくて、無良くんが入ってくれるといいのにと思っています。
いや、無骨で華がないので、この子がオリンピックに出ても、正直期待はできないんですけどね。

ただ、織田信成はもうとっくに選手としてのピークは過ぎています。

小塚くんも、けがの影響か、ついた女が悪いのかわからないけど、精彩がなく、演技が小さい。
世界選手権で銀メダルをとった2011年の時のような「スケーティング技術で魅せる」凄みみたいなものが、すっかり、なりを潜めています。

この二人と大輔が出ても、「あー、バンクーバーと同じメンバーね」というだけの話にしかならないわけで。

なんというか、日本の男子は、いつのまにやらグランプリシリーズで表彰台に乗れるくらいの選手は、ばったばった出てくるようになっって、そういう意味では「選手層は厚く」なったんだけど、その分、代表に残るための争いに終始して、特に小塚・織田あたりは、妙に内向きになっちゃって「世界で勝つためにどうすればいいか」という戦い方が、あんまりできてないんじゃないかなという気がします。

個人的には、そういう半ベテランみたいな人の間隙を縫って、コツコツと成長してきた町田くんとか無良くんに頑張って欲しいわけです。

年末の全日本選手権の後には、オリンピック出場選手が発表されます。
ワタクシの予想、当たりますでしょうか?

当たってもはずれても、このときのネタがフィギュアスケートであることに変わりないでしょうが。



2013年10月20日日曜日

ハヤシの冬支度。

いきなり秋になった東京です。

突然寒くなりました。
いままでシャツ1枚で歩いていた街の人々が、急にジャケットやセーター、コート姿になっています。

北海道出身のワタクシ、実は寒さにはめっぽう弱い。

北海道の人間にとって、雪がない地域の冬は、非常につらいものです。
雪がなく乾燥しているので、外を歩いているとよけいに寒さが身にしみる。
私なんて、北海道にいるときより厚着しています。

おまけに室内が寒い。
うちの事務所ですが、何でこの時期に空気の入れ換えするのに、ずっと日中窓を開けているんでしょうか・・・

私の友達には、冬中暖房を使わず、しかも家の中の服装は、パンツ一丁に綿入れのみという、ほとんど変態さんみたいな格好の人もいます。
もう、アンビリーバブル。

私の実家は、各部屋にガス暖房がついていて、家の中では、セーターにズボン1枚で過ごせる気温になっています。おそらく23、4度位の温度でしょう。

こちらのみなさん、家の中は10度台のようで。

いや確かに、節電は大事なテーマかもしれん。
しかし、寒い室内で過ごすというのは、美容にとっても、健康にとっても激悪であることまちがいなし、と思うのであります。

まず、体全体が冷える。
代謝が落ちる。
血流が悪くなる。
老廃物が体から出にくくなる。
体がむくむ。
免疫力が下がる。
肌はガサガサ。
風邪を引きやすくなる。

しかも、風呂に入った後が大変。
湯冷めの危険もありますし、血圧が急激に変化したり、心臓に負担がかかったり、脳の血管がばーんと切れちゃったり。

だから、室内の気温はある程度高めに設定しておくことが必要なのです。

ところで、ワタクシが住んでいるマンション。
冬の対処がなかなか大変です。
まず、玄関ドアが外にむき出しになっているので、室内の気温が下がりやすい。
しかも、二重窓や二重ガラスになっていないので、窓からも外気が入ってくる上に、室内を暖めると結露になりやすい(北海道は二重窓が当たり前。結露対策にも夏場の外気遮断対策にも有効なのです。最近こちらでも増えてきたようですが)。

昨年までは、二重ガラス効果のあるシートを窓に張っていましたが、あれ、使っていてあまり衛生上よろしくないなあと言うことに気づきまして(かびが生えそう)。暖かくなってる気もしなかったし。

で、今年は、ちょっと冬場の寒さ対策をいろいろと知恵を絞って考えることにしました。

その壱。
ここ最近はやりのアルミ断熱シートを買ってきました。
部屋のカーペットの下に敷きました。
2畳ほどの大きさです。
ダイソーで買いました。値段は、105円。
メイドインベトナムです。

もちろん、ハンズなんかで売っている高い物に比べれば、薄いです。
でも、カーペットの下に敷くには厚ぼったくなくてちょうど良い。
しかも、こんなに薄いのに、お尻ぽかぽかです。
105円で十分です。

その弐は、窓対策。
ベランダに出る大窓(自分の家の窓はこれのみ)のサッシに、断熱のシートを貼りました。実はサッシから入ってくる外気って、窓全体の4割らしいのです。
結露抑制にもなるということで枠全体にシートを貼ったわけです。
さらに窓の下の方には結露吸収シートを貼りました。

一番頭を悩ませたのが、窓全体から入ってくる寒い外気の遮断方法。
夏場の外気遮断は、昼間でもカーテンを閉めることで何とかなりましたけど、冷気の遮断はそういうわけにも行かず。
なにしろ寒い空気は、下から来ますから。

ここは、段ボールを利用しました。
古い段ボールを裏返しにして両面テープで貼り付けて板状にし、固定する足場を作って設置し、窓の下全体を覆うようにしたのです。
段ボールは同じ大きさの物を2つ使いました。

え!!
段ボール!!
貧乏くさい!!
弁護士なんだから、ちゃんとしたもの買えばいいじゃないの!!

と言うそこのあなた。

違うのです。
いろいろ調べたけど「こりゃいいや」っていうものが、なかったのです。

購入するかどうか出一番悩んだのは、断熱カーテンとやら。
おしゃれな物もそこそこありましたが、値段が高い割に柄がダサくて断念。
しかも、断熱に特化してデザイン二の次(確かに機能性は高そう)というのは、やけに長くてわざと床に引きずるサイズに仕上げてある。

ということは、ホコリでカーテンがどえらいことになり、喘息持ちの私には別な意味でつらい結果を生みそうだったわけです。

段ボール。
路上生活者のみなさんが、家を作るときに使う素材。
冷気も熱気もかなり遮断する素材です。

私の場合、実家から定期的に食料が送られてくるので、常にいくつかの段ボールのストックがあります。
これを利用しない手はないな、と。

プラスチック性の段ボール(いわゆるプラダン)を買って作ろうかなとも思ったのですが、今年は、家にある紙段ボールを使うことにしました。

だって、機能はほぼ同じで、成功するかどうかわからないわけですから、お金を無駄にかけるのもどうかと思いまして。

私はガムテープ愛好家でして、カラフルなガムテープをちょいちょい集めています。
この断熱段ボール作成に当たっては、コレクションしたカラフルガムテープの一部を枠や折れ線部分の補強に使いました。
手作り感は満載ですが、貧乏臭さはない・・・はず。
今後、シールやきれいな広告などを切り張りしてアートっぽくしていこうかなあと、もくろんでいるところです。

なお、使用してすでに数日立ちますが、割と快適です。
一番暖かさに有効なのはダイソーの断熱シート・・・という気もしますが。

エコしすぎて健康を損なう、人が命を落とすのは、まったくもって、本末転倒。
ワタクシは、声を大にして言いたい!!

エコより健康!!

暖かい冬の室内を手に入れるために、ハヤシはこの秋、奔走します。







2013年10月16日水曜日

出逢ってしまったブランド!!

いや。ひどい天気でした。

今日は、本来は人と会うために出ずっぱりというスケジュールだったのですが、全てキャンセル。

おかげで、遊び倒した連休の疲労を本日若干回復できそう・・・なのですが、どうしても今週中にやらなければならない問題が山積みで、明日から週末にかけてが地獄になりそうな予感・・・

さて。
連休中、久々に来た妹のリクエストで、お買い物しにいろんなところに出かけました。

2ヶ月ほど前に突然見つけて、少し気に入っていた青山のお店「SUPER A MARKET」に、日曜日、彼女を連れていきました。

ここ、ちょっとわかりにくい中通りに入りかけたところにあるのですが、2フロアあるうち、1階は、お高くて正当派な一流ブランドものがそろっています。例えば、バレンシアガ、セリーヌ、ドリスヴァンノッテンなどなど。エッジが効いた雰囲気です。

2階は、カジュアル路線(といってもいいものばかりですが)の洋服と、ファッション雑貨等々のフロア。
クリステンセンもあるし、イザベルマランもあるし、dosaもあるし、HYKEもあるし、と、こちらもなかなかバラエティに富んでいます。

ここに行った本当の目的は、dosaの無地のルナバッグが欲しいという彼女のリクエストに応えること、でした。

実は、都内でルナバッグの品ぞろえが一番良いのは、キャットストリートのQUICO。で、土曜日に見に行きました。

が、無地がなかったのです。品ぞろえも少なかったし。
ルナバッグより一回り小さい、たぶん麻布でできている無地のバッグがあったのですが、使い勝手という点で落ちると。
他にルナバッグを置いている店はないかと言われて、SUPER A MARKETを思い出したわけです。

実は・・・QUICOの後、土曜日のうちに一度行ったのですよ。
残念ながら、ルナバッグはなし。
しかし、そこで、我々姉妹は、いけないものを見てしまいました。

ゴールデングースのスニーカーとデニムです。

ゴールデングースのスニーカー、今まで、何度か見たことあるけど、割にふつうのものだったので、それほど印象に残っていませんでした。

なんでも、「SUPER」では、先月ゴールデングースのポップアップショップとやらをやっていたらしく、その余勢を駆って、2階の一角は、いまだ「ゴールデングース祭り」みたいな様相を呈していました。

実際、ゴールデングースの物があんなに一つの店にかたまって置いてあるのって初めて見ましたし。
特にスニーカーは、絶妙なアンティーク感やレトロ感が出ていて、すてきなことこの上ない(ぼろっちいスニーカーとしか思わない人もいるでしょうが)。
「イメルダ夫人」を目指す妹は、鼻血でも出さんばかりにスニーカーを眺めていて、よいデニムが欲しい私は、デニムを手にとってはため息。

とはいえ、いまひとつ決心が付かず、その日は引き上げました。
目的、ルナバッグでしたし。そもそも。
それにこの日は、彼女、ビューティフルピープルでニット買ってましたし。

しかし、しかし。

我が妹は、やはりあきらめきれていませんでした。

日曜日、日本橋高島屋の特別食堂で、両親とともに野田岩の鰻重を食べ、父親につきあわされてスカイツリーに行き、さらに母親のリクエストで恵比寿に行った後、どうしても「SUPER」にもう一度行きたい!!と言いだし、恵比寿に両親を残して(夕食は恵比寿で食べる予定だったので)、いざ、青山へ。

一番欲しかったグリーンのラメラメのスニーカーはサイズがなく、次に目を付けていたナイロンのスニーカーをゲットしたのでした。
お値段は、3万5000円ほどだったはず。
さすが、イメルダ1号。

ワタクシの方は、デニムを試着しました。
レディースの細身のストレート。
いや・・・かっこいいのなんのって・・・

絶妙な色落ち。
股間のあたりのラインは、いやらしいセクシー感がなく、あたかも履き込んだジーンズが自然とゆるんで落ちている感じになります。
そして、丈感も絶妙。
私が履くと、ちょうどくるぶしより少し下になり、カットが全くいりません。
裾に寄せたしわも、アンティークな感じを醸し出しています。

でも、履いた感じが落ち着かないのです。
特別浅履きではないのですが、腰回りの作りが「パンツ出ちゃいそう」という心地の悪さを感じさせるのです。

これは、体型やライフスタイルにデニムが合っていない証拠。
そして、どんなにすてきなデニムでも、履き心地に違和感があると履かなくなってしまうのです。

残念だ!!
あまりお目にかかれない代物だけに、本当に残念です。
未練はまだまだありますが、あきらめざるを得ないかなあ・・・と。

ちなみに「SPER A MARKET」は、トモローランドが展開しているお店で「LAND OF TOMORROW」と並んで、ハイクラスなラインを展開しつつも、カジュアル感を全面に出しているセレクトショップです。

自社ブランドの商品もかなり出しているにも関わらず、こういう「わかる人にしかわからん」クセのあるものを、全面に出して展開する遊び心というのは、すごいなと思います。
もちろん、東京、せいぜい大阪でしかできないのかなとは思いますが(札幌だと、購買層がかなりかなり限定されると思います)。

いつの日か、「ゴールデングース祭り」まっただ中に、ゴールデングースの品物を思う存分堪能し、自分に合った一品を是非ともゲットしたいと思わせる、ゴールデングースとの出逢いでした。



2013年10月13日日曜日

レースアップシューズ命。

札幌から両親と妹が来ました。
3人そろって来るのは、実に1年半ぶりのことで、せまーい1ルームが、一時的に4人住まいの人口密度がやたら高い状態になっています。

さて、家族が来る前に、札幌から届いたものがもうひとつ。
それは、フット・ザ・コーチャーのビューティフルシューズです。

夏に帰省したときに、例のセレクトショップで受注会をしていたので、レースアップシューズをためしばきしたうえ、予約。先々週に入荷のお知らせが来たのですが、その後、裏を張りに出してもらい(これも以前書いた札幌の職人さんのところ)、全て終了した上で、送ってもらったわけです。

お支払いはイーコレクト。
便利な世の中になったものです。

ちょうど仕事が空いていた9日水曜日の午前を指定して届けてもらいました。
で、午後からの仕事に履いていきました。中敷き入れて、防水スプレーかけて。ついでに靴擦れしたときのために絆創膏持って。

いやもう。
今まで履いたどの靴よりも、格段にすごい履き心地。
何がすごいって、勝手に足が前に出る感じで、まさに「軽い足取り」で歩けるのです。
近い感覚は、一番最初にカンペールの定番スニーカーを履いたときにも感じたのですが、そのときよりもさらに「うわ、足が勝手に前に行く」と驚きました。

この日はけっこう移動したのですが、足は全く疲れず。
いい靴でも、初日というのは、足の入れどころというか収まりどころというのがそれまでと異なるので、疲労感があるのですが、この日は全くありませんでした。
まあ、若干すれるところがあるにはあったのですが、問題なく克服できる範囲で、それがために心地悪いということも全くありませんでした。

この靴、実はHYKEで出しているものと全く同じ型だそうですが、HYKEの名前が入るかどうかで、お値段が3万円以上違います。
ネームにこだわらず、良品を履きたいなら、こちらがオススメ。

最近、靴に対するこだわりが強くなってきました。

私は、前にも書いたとおり、足の形が日本人らしくない甲低幅狭であるうえ、膝裏痛などの問題を抱えており、靴をチョイスするときの条件は、長年、形が自分の足に合って歩きやすいこと、でした。

もちろん、だからといって、ファッション性度外視というわけではなかったのですが、こういう人間にとっては、スニーカーやカンペールは非常に都合の良いアイテムで、このふたつのブランドを駆使して、何とか許せる範囲のファッション性を保ってきたわけです。

靴オタクといえば、私の周りでは、断然妹。
「イメルダ婦人を目指す」と公言し、母に「ムカデか」といわれるほど、こつこつと靴を買いためています。
レースアップにバレーシューズに、オードリー、ウエスタン調のブーツなど、かなり遊び心あふれるラインアップ。

最近は私も、「靴ってファッションを決める上で大事だ」という確固たる信念を築き上げ?、靴のおしゃれに精を出そうと決めたのですが、チョイスはかなり妹と違います。

私は、これからは、頑固にメンズライクなレースアップシューズを履き続けていこうと思います。
スニーカーは、よほどいいもの以外は履かないことにしようかと。

少し前から、質の良いレースアップシューズは、下手なスニーカーよりも、歩行に適していると感じるようになりました。

また、身長が高く小足の私が(身長169センチにして23.5センチしかない)全身のバランスをとるには、レースアップシューズのごつさがちょうど良い。
セクシーな格好をするわけでもないので、スカートでもバランスを保てる。

そして、お年頃を考えると、それなりの質感を保った上質なレースアップを履きたい。

そろそろ、かっちりした服をスニーカーでカジュアルダウンするところから、カジュアルなファッションを質の良い靴で格上げする方向にシフトしたい、という気分です。

すてきな靴が届いたばかりの私ですが、実は今とても気になっているのが、ブッテロのレースアップシューズです。
先日仕事帰りに新宿伊勢丹の靴売場を覗いたのですが、そこでディスプレイされていたブッテロのレースアップは、他と一線を画する雰囲気で、非常に洗練されていました。

しかし、ここに来て、どうもテレビの調子が悪くなってきたのです。
前々から、そろそろ買い換えねばと思っていたのですが、かなり本格的にまずそうな雰囲気。

残念ですが、ブッテロの優先順位は、テレビの次ということになりそうです。


2013年10月6日日曜日

デニムを探す。

久しぶりに六本木に行きました。
お目当ては、六本木ヒルズ内のエストネーション。

デニムを見たかったのです。

今年はブーツカットが来るはずだ!!といつぞや息まいた記憶があるのですが、その後さっぱり、ブーツカットの足音は聞こえず。
相変わらずユニクロは、「ほとんどタイツだろ」と言いたくなる超ピタのスキニーの宣伝ばかり。

しかし、やはり、いいお年頃の女子としては、そんな危険なものに手を出すわけにはいきません。

一方で、私の場合、根が全くかっちりしない人間なもので、元々デニムは大好き。仕事でもデニムを履きたいわけです。特にこのごろ。
もちろん法廷に行くときや、かしこまったお客様が来るときには論外ですが、例えば、事務所で一日書面書きとか、軽い会議や打ち合わせのみで済みそうなときには、デニムを履きたい。

しかし、仕事で履くからには、きれいなものを履きたいと。ジャケットやシャツに合わせるわけですし。そうすると、ボーイフレンド系を履くのも考えもの。
で、色々回って探そうかなと思ったわけです。

どうして六本木のエストネーションに行ったかというと、単に、あそこのエストネーションはフロアも広いし、デニムの品ぞろえもそこそこあったはず、という記憶があったからです。

事務所を出て(休日出勤でした)、いざ、エストネーションへ。
店に着くなり、他のものには目もくれず、デニムの売場へ。

思ったより、品ぞろえが少ない・・・
しかも、やはり、ここもスキニー優勢。

そんななかで、履いてみたくなるブランドを見つけました。
ブランド名は「MOTHER」。

数種類のうち、センタープレスが入った、明らかにストレートなラインのものがありました。
生地はとても柔らか。かなり色落ちさせていて、クラッシュも入っていますが、ちょっと試着してみる気に。

着心地は非常にらくちんで、ウエストもジャスト。腿のあたりは少しピタッとしていますが、生地が柔らかいので窮屈感はありません。
クラッシュも汚らしさゼロ。
全体のシルエットもとてもきれい。

しかし、即決できず店を出ました。
即決できなかった理由は、色味です。
全体のトーンが、くすみがなさ過ぎて、イマイチ自分に似合わない気がする・・・
しかし、見た目の美しさや着心地という点では、この後見るデニムの基準になるなという感じでした。

そのまま帰るつもりが、同じヒルズ内のヒステリックグラマーへ・・・

もうこの時点で「きれいなデニムを探す」という目的からはみ出した本末転倒な動きになってしまっているわけですが、私の中では、ヒステリックグラマーの、あのスタッズ付きのデニムは、あこがれの一本なのです。
ついでだ、見てこ、と勢いづいてそのまま店内に入りました。

お店の方が、定番のスリムとストレートを出してくれました。
スリムの方は、この前発作起こして試着したユニクロのスキニーのような大惨事にはなりませんでした。
全体に、足のシルエットがでつつも、美脚感もあり。
これは、おそらく、裾にたまる「クシュッと」感と、生地の厚みのせいだと思います。

スキニーは、「楽」を追求しすぎると、生地が薄くなり、それだけ体型がモロにでがちになります。
ユニクロの場合、それでたいていの人間は、大惨事になるわけです。
ヒステリックグラマーのは、ストレッチ素材ではあるけれど、生地はかなりしっかりしていて、体型カバーに一役買っているのです。

その後、ストレートを試着。こちらはストレッチなし。
シルエットは細身ですが、見苦しさはゼロ。
そして、お尻も小さく美しく見えます。
スタッズやクラッシュや色落ち具合から、かなり履く前はカジュアルな印象ですが、合わせるもの次第で「楽をしたい日の仕事着」には十分できるなと思いました。

が、買うには至りませんでした。
それは・・・股上がかなり浅いから。

あのシルエットの美しさは、股上が浅いからこそ、なのですが、気持ちにおばさんテイストがある私は、浅い股上は苦手なのです!!

身を切る思いで、店から立ち去りました。

その後、ミッドタウンに場を移し、ロンハーマンでHYKEのデニムを、45RPMでレディースの定番デニム(若干裾フレア)を試着。

HYKEのデニムは今日履いたなかで一番体型に合っていませんでした。
おなかはきついけど腰の部分は余っている(悪かったね、出っ腹で)。
生地も堅くて、フロントのボタンもかなり堅い。
グリーン時代のデニムと履きにくさの印象は変わりませんでした。

ただ、やはりシルエットは、ものすごくきれいでした。
ヒステリックグラマーのものに比べれば、カジュアル感もありません。

履き安さ、仕事での使いやすさという点では、45RPMが一番でしたが、何しろ見た目がダサい。
故に手がでない。

洋服というのは何でもそうですが、特にデニムは、納得がいくものに出会うまで、何度も何度も試着を繰り返すことが必要なアイテムであるということを、改めて思い知りました。

そして、やはり洋服というのは何でもそうですが、特にデニムというのは、年頃や、そのときの気分や生き方で、似合うものが変化するなということも改めて感じました。

自分は、細身のストレートは似合わないと思っていたし、実際鏡の前に立って似合うと思ったこともありませんでした。

しかし、今日鏡の前に細身のストレートを履いて立って見ると、甚だ手前味噌だとは思いますが、案外、行けそうな感じがします。

それって、自分自身が「あんまりだらけてない、ある程度きちんとした格好したい」という気持ちに、今なっているからだと思うのです。

欲しいと思ったら、とことん探さないと気が済まない私。
結局納得がいくものがないと最後の最後にあきらめるか、「おし、買いだ!!」と腹をくくれるものに出会えるか。

デムを探す旅は、もうしばらく続きそうです。

2013年10月5日土曜日

私のごちそう。

一気に寒くなりました。
そのせいか、なんだか体調がイマイチ。
といっても風邪というわけではなく、なんというか胸部不安感というか、動悸というか、自律神経の調子が良くないのかなあという、そこはかとない体調の悪さです。

単に更年期障害(もうそういう年ですしねえ)の予兆とか、月曜から木曜までの多忙の影響で疲労しているだけかもしれませんが。

私の場合、体調がイマイチでも食欲が落ちることは、ありません。
食欲がなくなるときは、たぶん死ぬときです。

昨日は珍しく、6時半頃に仕事が上がったので、丸の内の「ローズベーカリー」まで足を伸ばして夕食を食べました。
うーん、なんか変な動悸がする、とか思いながら。

都内4店舗あるローズベーカリーのうち、私が行くのは、丸の内のお店とギンザコマツの店舗です。
丸の内の方は、私がまだ名古屋にいる頃に開店して、1ヶ月に1度か2度の東京出張帰りに時折寄っては、夕食を食べたりしていました。

頻繁には行きませんが、ちょいちょい顔を出しているため、お店の人には覚えてもらっています。

普段はギンザコマツの方に行くことが多いです。
というのは、丸の内の方は閉店が午後8時でラストオーダーが7時半。
ギンザコマツの方は、たぶん9時半か10時閉店。しかも通勤経路の途中にある。私にとっては、断然行きやすいのです。

そして、ギンザコマツの方が、店舗が広く、メニューも多く、野菜だけでなくクリッパーのティーパックとか、ベジマイトとかの食品類も置いているし、食器類なども数多くそろえていて、その上、丸の内の店舗みたいに「ギャルソンの服売っているすぐ横で食事を食べる」シチュエーションでもないため、一般的には「楽しくて落ち着ける」という評価になると思います。

私も、決して嫌いではありません。

でも、両店舗を比較した場合、私はなぜか、ダントツで丸の内の店舗の方が好きなのです。
そして、落ち着けるのです。

なぜなんだろう?

私は、窓際の端っこの席が好きで、空いているとそこに座ります。

ガラスの向こうにはお買い物している人や仕事帰りのサラリーマンの姿。
お店の中には、ギャルソンのスタッフのみなさん。
買い物に来た人。ローズベーカリーには目もくれず出て行く人、スタッフの人と親しげに話をしながら出て行く人、なんとなくこちらを気にしてチラチラ見ていく人。色々います。

食事はしないけど、野菜やデリ、お菓子を買っていったり見ていったりするのに、ヒョイヒョイ入ってくる人もいます。
ギャルソンのスタッフの人が、休憩なのか、バナナを買っていったのも見たことがあります。

テーブルに目を移すと、黙々と一人で食事をする人(そりゃ私だ)。
仕事の打ち合わせっぽい人。
友人同士で来ている人。
お母さんを連れてきた若い男性。

いろんな人がマイペースでお店の中を行き交っているので、狭い店舗で人がそれなりにいても、自分の世界の中にいられるのかもしれません。

お店の人も、親しげに関わってくれますが、決して深入りしようとはしません。

ギンザコマツの方は、なんというか、カップルや女性客ばかりのおしゃれ感が強いですし、お店の方の物腰もかなり都会的な雰囲気。
銀座という立地柄そうなってしまうのでしょうが、気楽に過ごせる雰囲気には少し欠けるのかもしれません。

同じローズベーカリーでも、丸の内店に行こうと決めるときは、「ちょっとスペシャルな場所でごちそうを食べる」という気持ちになります。
それは、気張っておしゃれして高いものを食べに行く気持ちというよりは、好きな場所でリラックスして、健康によい食材を使った心も体もおいしい料理を食べに行ける、というワクワクした気持ちです。

丸の内のローズベーカリーの食事は、私にとって、とびきりのごちそう、なのです。

ちなみに、昨日食べたのは、お店で打ったというパスタ。何ヶ月か前から始まったメニューのようですが、今まで食べそびれていて、昨日何とか最後の一食にありつきました。
アスパラとエビが入ったパスタでしたが、ソースがこくがあってクリーミーで、それでいてあっさりしていておいしかったのなんの。
アスパラは甘みがちょうどよく、エビもぷりぷり。
行った甲斐がありました。
動悸もいつのまにやら治っていました。

ローズベーカリーの食事は野菜中心ですが、オーガニック野菜を使っているので、素材の味がとても強いという特徴があります。
ですから、どの料理も食べやすいというわけではありません。
特に、インスタント食品ばかりを普段食べている人は、苦手じゃないかと思います。

ただ、化学調味料特有の後口は絶対に残りませんし、食べているときに塩味が強いかなと思っても、のどが渇くということもありません。きちんと作られた料理であることの証明だと思います。

ベジタブルプレートやキッシュなどなどオススメのメニューは数多くあれど、私の一番の大好物は、ここのパンです。ほとんどのメニューに付け合わせでついてきます。

酸味が強い堅いパン。
初めて食べたとき、なんておいしいんだろうと思いました。
無塩バターでまろやかさを加えれば、さらにおいしさアップ。
岩塩を一緒に出してくれますが、私はそれは使いません。

ここのパンを食べてしまうと、他のパンが食べられなくなるほどです。
不動の第一位です。
本当はパンと飲み物のセットだけでもいいんだけど、なんて思うこともあるほどです。
パンを堪能したいと思うときは、スープだけがついているセットにしています。

残念ながら、売り物のパンは大きすぎるのと日持ちがあまりしないのとで、買ってきて家で食べるということは、私はしていません。
だからこそ、よけいにローズベーカリーの食事は、私のごちそうになるのです。

私にとっての「ごちそう」は、数は多くありませんが、他にもあります。
例えば、レストラン大宮の食事なんかもそうです。
そして、こちらも丸の内の店舗(新丸ビル内)だったりします。

二つのお店に共通するのは、どちらも名古屋時代に来るようになったということです。
出張で出てきて、帰りの新幹線で「お弁当」というのが何となく素っ気なく感じられるときに、チケットを買ってから、ご褒美的な気持ちで食べて帰る。
そんな始まりだったからこそ、よけいに、「ごちそう」的な位置づけになっているのかもしれません。

今日はどこかで時間を見つけて、昨日ローズベーカリーで買ってきたショードブレッドと紅茶でブレイクできればと思っています。

レストラン大宮の話は、また後日。



2013年9月30日月曜日

常備菜を作る。

最近、休みとなると、常備菜を作ることが多くなりました。

といっても、そんなに手の込んだものではないです。
基本的に、単純に煮たり炒めたりしてできるものがほとんどです。

常備菜を習慣的に作るようになったきっかけは、たぶん、「ごま油と人参」です。わりに最近のことです。

ハヤシの場合、北海道の実家から定期的に救援物資が届きます。
うちのお母ちゃんという人は、とにかく「食べること」が生きていくのに一番大切だと思っている人で、子供の頃から「遅刻してでもご飯は食べていきなさい」と言うくらいでした。

で、東京で一人暮らしをする娘が、どうも場合によっては飢えているんじゃないかと本気で思っているらしく、月に1回必ず救援物資を送ってくるのです。
その中には、芋・カボチャ・人参が定番物資として入っています。
芋・カボチャは、特に料理法に悩まない食材・・・というか、単純な味付けで煮てしまうのが一番良いものです。後でチンしてそのまま食べてもいいし、バターを落としてもいいし、チーズを上に乗せてオーブンでその後焼いてもいいし。

ところが、人参は、私にとっては「どう料理するのが一番いいのか?」と悩む食材だったわけです。

革命が起きたのはつい1ヶ月半ほど前です。
買ったはいいが、ほとんど使っていなかったごま油。
使い方を間違えると、ただくどいだけの料理になってしまいます。

ごま油をうまく使える人間になりたい。

そう思い続けていたある日のこと、「そういや、人参とごま油は合うはずだ!!」とぴんときたのです。
そう、「きんぴら」のことを突如として思い出したのであります。

で、三温糖・醤油・みりん・ごま油・一味というひねりのない調味料で人参の細切りいためを作ったところ、「うまい・・・」と自分で感動してしまったという・・・

要は、今まで自炊だの何だのといっても、非常に単調な味付けの料理ばかりだったのが、人参とごま油の組み合わせを会得したことによって、ちょっと深みのある味付けを出せるようになったかな、と「一歩前進」な気分になったのです。

で、調子に乗って、芋・カボチャの煮物も欠かさないようになってしまいました。

なお、人参の炒め物は、その後、母のおかげでパワーアップしています。
母が愛用している百均の細切りピーラーを、9月の救援物資の中に入れてくれたのです。
包丁で切るより楽だし、ふわっとするし、食感もいいです(つまり、包丁の使い方が下手ということです)。

ごま油に自信を深めた私は、さらなる常備菜の開発をしました。
名付けて「きゅうりのごま油と醤油漬け」。
ひねりがなくてごめんなさい。
なんとなく、中華料理なイメージで作ってみたところ、意外に美味で冷蔵庫に欠かせなくなりそうだなと思っています。

極めて簡単です。
キュウリを適当に乱切りして、醤油とみりんとごま油を入れ、一味を振って混ぜるだけ(最近よくあるビニール袋に入れて、もみもみ、です)。
一晩置くと味がなじみます。

キュウリって、やはりサラダに入れるくらいしか思い浮かばない食材のうえ、意外に日持ちしないので、何とかならんかと思っていましたが、これで漬けておくと、3~4日は少なくとも持ちます。

私の場合、朝御飯以外は、平日はほとんど外食になりますが、常備菜を作っておくと、外食で崩れがちな栄養バランスを修正できているような気がするし、急に家で夕食をとることになっても慌てずに済みます。
お弁当を持って行くときに、準備も楽ですしね。

同業女子の中でも、もっと偉い人は、数日分の煮魚を作ったり、手間のかかる作業をしていたりもします。
でも、私の場合、休みの日は、たとえ「ひきこもり」でも、他の家事もしたいし、本も読みたいし、録画した番組も見たい。

だから、あまり負担にならない程度のことだけやっています。
でも、この程度のことだけでも、ウィークデーの食生活は、貧弱にならずに済んでいる。

食べ物が満ちると、心も満ちたような気がするのは、やはり私が母譲りの食い意地が張った女だから、なのでしょう。




2013年9月29日日曜日

読書の秋に、物思う。

読書の秋です。
これ、最近の私にとっては、比喩ではありません。

読書家というよりは、活字好きかつ本屋好きのワタクシ、時間があれば本屋をウロウロしています。

お気に入りの本屋は、銀座コア6階のBook1st。
夜10時まで開いているのも嬉しいし、店内の雰囲気がとても落ち着いていて、心地よいのです。
これ見よがしなおしゃれ感とかヒーリング感を出すようなものは一切ないのに、じっくり本を探せる雰囲気を出してくれるのは、ディスプレイの妙なのでしょうか。

仕事で使う専門書などは丸の内の丸善か弁護士会館地下の書店で買いますが、個人的趣味でうろつく場合には、コアのBook1stが最高です。

それはさておき、ここ半年から1年くらい、「ぐーっと入り込んで読める本」に全く出会うことができませんでした。
林は、活字好きではありますが、文体に勢いがなかったり、日本語が不自然だったり、小難しかったりすると、たとえ大人気作家の本でも、大ベストセラーでも、読み続けることができません。

何か本が読みたいなあと思って、書店に行って、タイトルが目に付いた本を手に取り、ぺらっと最初のページをめくる。
その最初の数行にピンとこない本は、装幀に惹かれて買っても、最後まで読めずに挫折してしまいます(きれいな装幀の本を手に入れただけでも得だとは思いますが)。

今年に入って買った本で、これまで完読したものはほとんどなく、印象に残っているのは、島田裕巳さんの「浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか」(幻冬舎新書)くらい。
趣味で買った本も、仕事でも関わりが多い精神医学関係の本ばかり。
それとて、頭から読みふけるというのではなく、興味が湧いたところなどをぱらぱら断片的にめくるという読み方。

ところが、先週あたりから、かなり変わってきたのです。
本屋をうろついていると、「これは読みたい」「これは買いだ!!」という本に出会うようになりました。

手始めは、先週土曜日。仕事で田町の方に行っていました。
ちょっと時間があったので、駅ビル?の中に入っていた「虎ノ門書店」という小さな本屋さんをウロウロ(ここの雰囲気も好きです)。
そこで、いきなり、よしもとばななの文庫版「スウィート・ヒアアフター」(幻冬舎文庫)に遭遇。

ばななさんの作品は、「キッチン」から好きなものが多く、そういえば久し振りだと思いながら手にとって数行読んでみたところ、あいかわらずのばななワールドに引き込まれて、即決購入。
もともと遅読で、読む時間も電車の中とか外食中くらいしかないので、まだ読み終わっていないのですが、今日中には読み終わりそう。

翌日。
今度は職場近くの有隣堂で、松浦弥太郎の「日々の100」(集英社文庫)を購入。
松浦さんといえば、「暮しの手帖」とcowbooksのイメージが強くて、文筆家としての彼を、私はあまり知りませんでした。
この本は、まず装幀に惹かれて手にとって、中身を読んで「買うぞ!!」と決めました。

彼の持ち物(愛用品)の写真と、それにまつわる思い出やエピソード、自分の「こだわり」が綴られる、という構成なのですが、文章がとにかくいいのです。
出しゃばりすぎず、芯があり、無駄な表現が一切省かれていて、短い文字数の中に、伝えたいことがぎっしり詰まっている感じです。
文章自体に衝撃を受けたのは、中学生の時に向田邦子を読んで以来のことです。

この本は、タイプ的にはテーブルの上にポンと置いておいて食事や仕事をしながらぺらぺらめくるという感じですが、どこのページを開いても綴られている文章に引き込まれます。
良い本に巡り逢いました。

そう。
本との出会いは、まさに「巡り逢い」です。
運命的なものなのです。
何気なく本屋をぶらぶらしているときに、ふっと目に付いた本。
それが自分にとってかけがえのない一冊になる、そういうものだと思うのです。

そして、そういう運命的な出会いは、本屋でしかできない。
ハヤシはそう思うのです。

今、書籍はどんどん電子化が進んでいて、そのうち、本屋がなくなるんじゃないか、なんて言われています。
電子書籍のみでの発行しかしない、なんていう雑誌もいくつかあります。

近い未来に、本は全部デジタルになってしまうのだろうか?
日本のようにスペースがない国、高齢化して人口が減少し、本が売れなくなる未来しかない国では、こういう末路しかないのでしょうか?

もし、そんな世の中が自分が生きている時代にやってきたとしたら、私は、生きる楽しみの数十パーセントを確実に失うこととなり、そして、一切本を読まなくなるように思います。

だって、どういう風に本と出逢えば良いのか、わからなくなってしまいますから。
ネットで、オススメの星の数や、質感がわからない装幀なんかを見たって、ビビッとこないもの。

本はやっぱり、書店で手にとって、1ページ目をめくり、感動や衝撃とともにお持ち帰りすべきものだと、ばななさんと弥太郎さんの本を手に入れて、改めて思う初秋なのであります。

2013年9月23日月曜日

男の趣味が、悪いんです。

「どんな人がタイプなのさ」
という質問を受けることがあります。最近は激減していますが。

そりゃまあ、齢44歳まで独身を通し、「結婚したい」「相手を探している」とも言わない勤労女に対して、こんなことを言うのは、周囲の心ある人から見れば、ある種、禁句なのかもしれません(ちなみに、私は「絶対に結婚しない」などと決めているわけでは決してなく、ご縁があればそのうち、と思っているのです。しかし、ご縁を得られる機会が日一日と激減していることもまた自覚しています)。

その話は、ちょっと脇に置いておくとして、この種の質問、答に窮します。
それはたぶん、自分に「タイプ」と表現できるほどのものがないからだと思います。

誤解を招きたくないので一応述べておくと、「男なら誰でもいい」という趣旨ではありません。

おそらく、自分が今までに好きになった男性や好感を持った芸能人などを並べていくと、それなりの傾向はあるのだと思うのですが、それを「こういうタイプ」と表現することができんのです。

あえていうとすれば、世間的に「イケメン」とか「優しい」とか言われているタイプは、ストライクゾーンでは全くなく、どっちかっていうと、こう、ある一定分野の人に受けそうな、一種「オタク」的匂いを発している人が好みのようです(「ようです」というのは、自分で表現していて、あまり自信がもてないから、なのですが)。

例えば、ジャニーズでいうと、嵐のメンバーよりは、堂本剛君とか今井翼君とか、キスマイの中でもフロント張ってる3人ではなく、千賀君とか(二階堂・宮田までは落ちない)。
美形男子くくりでも、ありがちな料理男子に走る速水もこみちとか妙にメジャーな向井理よりは、どことなく「本当は変人なんだろうな」という匂いを漂わせる福山雅治に興味をそそられます。

で、冒頭の質問をされると正しく答えるのが面倒くさくなって、つい、

「私、男の趣味が悪いんですよ」

などと言ってしまうわけです(名を連ねてしまった男性芸能人のみなさん、ごめんなさい)。

実際には、男の趣味が悪いなんて思ってやしません。
むしろ、ストライクゾーンは、かなり狭めだと思っています。
本来のストライクゾーンからかなりずれていることは認めますが。

そういや、私の友人で「イッセー尾形+四谷シモン+中村ゆうじ」を3で割った感じの人がいいと言っていた子がいました。

「そりゃ、あんた、ストライクゾーンが狭すぎやしないか」と言ったところ、その子は、自分では、かなりストライクゾーンが広いと思っていたらしく、私の言葉にショックを受けていました。

結局、その子は、この3人を足して3で割ってからかなり薄口になったちょっとだけ芸術家肌の人と結婚しました。
まあ、自分の「タイプ」といえる人と出会えた、ということなのだろうと思います。

自分の場合、自覚はあるけど、出会いがない。
出会いがないことに、さほど焦ってもいない。
「焦る時期を過ぎたんでは?」と言われるかもしれないけど、本来焦るべきだった30代後半あたりにも、焦る気持ちはありませんでした。

もちろん、そのころは、弁護士になりたてで、それどころじゃなかったという事情もあるのですが、なんとなく、自分の中で「私の場合、出会いを求めて活動しても、ビビッと来る人に会えるわけでもないんだろうな」と、婚活の有効性がないことを無意識のうちに悟っていたのではないかとも思います。

その気持ちは、今も変わりません。

まあ、このまま行くと、誰にも気づかれずに孤独死する可能性もある程度あるし、その前に、安心できる住まいを確保できなくなる危険性もあるので、そういう危険をできるだけ回避できるような「保険」だけはかけとくつもりです。
ただ、ひょっとすると、ポカッとやってくるかもしれない白いタイツの、ではなく、白い馬に乗った王子様を、のんびりのんびり待っていたい気持ちもあり。

なんてどうでもいいことを考える、三連休最後の昼下がりなのでした。

さて、仕事するか。



2013年9月22日日曜日

どーした、有楽町ルミネ‼︎

9月二度目の三連休初日は、平日と変わらぬお仕事状態でした。
まあ、週明けに大きな裁判を控えているので、日月も自宅にいるとはいえ、お仕事するわけでございますが。

さて、来客の応対を終え、事務所をでた後、2週間ぶりくらいに有楽町ルミネに行きました。
お目当ては、ユナイテッドアローズとジャーナルスタンダードレリューム。
結局レリュームで今年らしいチェックのパンツを買いました。8950円。お得で大満足。

有楽町ルミネは、地下を中心に改装がされていて、この前来たときですら、成城石井でお買い物できませんでした。
ところが、どうも地下の改装が済んだらしい看板が、本日はでているではありませんか。14日にリニューアルしたらしい。

林は、成城石井で出してる震災支援の無塩ミックスナッツを毎朝ヨーグルトに入れて食べています。ちょうど切れるところだったので、じゃ、改装の様子でも見がてら買いに行くか、と、地下に降りていきました。

びっくりした。

どおりで、なっがいことかけて改装していたはずだ。
なんか、セレクトショップだらけになっていました。

しかも、コンタクトのアイシティとか、3コインズなんかもオープンし、肝心の成城石井は、たぶん売り場面積が3分の1くらいになっている・・・

有楽町ルミネの成城石井は、数ある成城石井の中でも、割に珍しく野菜や果物を結構置いていて、お高くはあったけれど、それなりに便利だったのです。私が見る限り、そこそこ売れていたと思うし。

それがなくなった。

あと、地味に置いていた掃除道具とかがなくなったんではないでしょうか。

セレクトショップが進出した割に、なんか、全体的に地下の雰囲気がチープなのは、妙にちまちまと売り場面積をひどく分け合いながら窮屈そうにいろんな店が入ってしまったのと、100円ショップほどではないけど、売り物の大半が値段そのままの感じな3コインズのせいであることは間違いありません。

いけてなさすぎる!!

あんまりびっくりして、改装前はどんなフロアだったか一瞬忘れてしまったのですが、確か、お惣菜屋さんやスープストック東京、タリーズなんかがあって、オープンスペースのテーブルで食せる場だったということを思い出しました。

私はあんまり使ったことがないけど、それはそれなりに便利そうで、仕事帰りの女子なんかが、ヘルシー弁当的な物をぱくついているのをよく見かけていました。休日は席見つけるのも大変だったし。

なんで?
なんで、なくしちゃったの、それ。
お店入れ替えるとかなら話は分かるけど。
休んでばかりで、お金落としてもらえなかったとか、そういう理由?

あのチープな感じ、明らかにミスってないか?
でも、あれか?
有楽町近辺にやってくる女子は、ルミネに徹頭徹尾セレクトショップが入ることを求めていたとでもいうんでしょうか。

私は、実はこれでもルミネファンでして、その理由は、様々な土地にあるどこのルミネも、大きく「ルミネ」ブランドのクオリティを下げるようなフロアづくりのミスを犯していなかったからなのです。

ほら、よく百貨店であるでしょう。
銀座の松屋は格好いいけど、上野の松屋は「ん?」な感じとか。
地方に行ったら、三越はすべからくパッとしないとか。
そういうのがルミネはないな、と。

いやしかし・・・あれはひどいわ。

有楽町ルミネ、1階から上は、数あるルミネの中でもクオリティが高く楽しいファッションビルなのに、地下1階だけが明らかに浮いている・・・

それだけで行く気が失せる・・・
しかも、地下って、銀座駅から流れてくるお客さんが一番最初に入るところでしょ。
あれでいいって、みんな思うのかなあ。
今日なんて土曜日だったけど、地下、全然人がいなかった・・・リニューアルから1週間というのに・・・

どうせやるなら、地下全部ダイソーにするとかくらいのことしないとあかんのではないでしょうか?

林のふるさと、札幌の西武デパートは、経営不振で地下食料品売場をなくして靴売場にしたところ、さらに客足が遠のいて、閉店に追い込まれてしまいました。

おしゃれな女の子に来て欲しいからと言って、上から下までセレクトショップにすりゃいいってもんでもない。

長い時間楽しんでもらって、お金を落としてもらうには、目先を変えたり、ゆっくり気楽に休めるスペースがあることも重要だと思うんですが?

半年後、有楽町ルミネがゴーストタウンになってやしないか、ちょっと気になる林でした。

2013年9月17日火曜日

文房具を巡る旅。

三連休が終わりました・・・

この三連休、土曜日は、夜ちょっと家で書面仕事をしたのみで、後はアホになっていました。
昨日は、外出の仕事あり。
そして今日は、昼間はがっつり家で書面書き。近所のセブンイレブンに行ったのみで、基本、引きこもり。

我々の同業者の中では、自宅で仕事できないと言う人も結構います。
理由は様々で、気持ちが乗らないとか、誘惑が多いとか、小さい子供がいると遊んじゃうとか。

お子さんがいる人は仕方なかろうと思うのですが、個人的には、電話が鳴らない環境で仕事できるのは最高です。
それに夜遅くまで書面書いてても、その後「帰る」必要がないので、気分も楽です。

さて、仕事道具の見直しを大幅に図って、今まだ、その途上にいるワタクシです。
手に入れた道具で気に入ったもの、手に入れたいと思っているのに手に入らないものなどなど、様々あります。

手に入れた道具でもっとも気に入ったのは、PILOTのボールペン、SUPER-GPの1.6mmです。

信じられないくらいの極太ですよね。
一体何の用途に?と思う方もいるかもしれません。
ずばり、単にメモ用です。

私の場合、メモというと、前にも書いたとおり、刑事事件を担当した際の被疑者被告人との会話内容の記録が主なのですが、話すスピードに合わせて書いていく必要があるので、筆記具は滑りがよく、書きやすいことが必要です(もちろん紙の問題もありますが)。

しかも、PCを持ち歩かないことにした結果、最近、とったメモを、場合によってはPDF化する必要が出てくるようになりました(他人に送る場合など)。

PDF化するときは、Cam Scannerを使うのですが(いや、これ、無料だけど優秀なアプリです)、そういう場合、細く弱い線の字は、えらく不鮮明な状態で残ってしまうのです。

で、太くて書きやすいボールペンを探していたところ、これを見つけちゃったわけです。

文房具屋さんで試し書きしたときの衝撃はすごかったです。
もう、するするするする~と、大げさではなく、何の力もいりません。

1.6mmなんで尋常な太さではないから当たり前じゃ?と思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。
他のメーカーでも1.6mmのボールペンがあったので試し書きしたのですが、書き味は、ちょっとかたく、するする感は負けていました。

今、私のペンケースに入って大活躍しています。
なお、定価は100円(税別)です。

欲しいのに手に入れられないのは、ノート2つです。

1つは、ダイソーで出しているらしい、モレスキンのパクリ物。
マニアの間では、「ダイスキン」とか言われているそうで。

これ、フェイスブックで友達に教えてもらって、ネットで調べてみたのですが、根強いファンがいるんですね~。
様々な筆記用具のインクののりなんかをモレスキンと比較したり、勝手のよい使い方を書いてあるブログがありまして、すっかり欲しくなってしまいました(このブログの主は、10冊以上買いだめしたらしい)。

で、先々週あたりから、仕事で行く先の近くにダイソーがあれば、ちょっと足をのばして中に入り、「ダイスキン」を探しているのですが、どこにもない!!

渋谷東急プラザ内。
原宿の竹下通り。
霞ヶ関コモンゲート西館。
高島平。

これだけ行ってもありませんでした。
まさか製造中止になったのか?

ダイソーは、パチモンのノートが微妙に多いらしく、CampusノートのパチモンとおぼしきCompleteシリーズなんかも、売れ筋商品らしい。
ノートやルーズリーフ、レポート用紙など、ノート類の種類が多く、びっくりしました。

いや。私も100円ショップは好きなんですが、文房具売場はほとんど今まで行ったことなかったですからね。

100円ショップは危険地帯で、欲しい物がなくても「どうせなに買っても(たいていは)100円」という気持ちから、結構よけいな物を買ってしまいます。

竹下通りに行ったときには、小皿や小鉢(日本製で使い良さそうだったんだもん)とか、シンクのゴミ受け袋とか買ってきてしまいました・・・
ああ、だめだな、私・・・

ノート類でもう一つ欲しいのは、「測量野帳」というものです。

これも、フェイスブックで友人が愛用していると教えてくれたものです。
教えてもらった後、ネットで調べてみました。

アウトドア用で、どこでも書けるように表紙が堅く厚くなっているらしい。
ということは、お高いのかなと思ったら、定価189円とのこと。

これは良さそうと思って、職場近くの文房具屋とか丸善の文具コーナーに行ったのですが、これもまだ見つかってない!!

本当は昨日、itoyaにでも行って見てこようと思ったのですが、仕事が終わったら、夜8時を過ぎていて、行けずじまい。

でも、itoyaに本当に売ってるのかしら?

個人的には、日常使う文房具は、手ごろな価格であるべきだと思っています。

高い文房具ってのは、なんというか使い勝手云々というよりは、ステイタスシンボルとしての機能の方が大きいような気がして、そうするともう、文房具としては、本末転倒なんじゃないのかという気がしないでもない(
ただ、以前他人に借りて使わせてもらったモンブランのボールペンは史上最強の書き味でした・・・)。

特にノートなんて、そのページに何かを書いてしまえば、もう記録するという使命自体はその時点で終わりなわけで、そうであるにも関わらず、1冊1000円以上もするノートというのは、一体何のために存在するのかと疑問に思うわけであります。

「ダイスキン」を教えてくれた友人が、「モレスキンの大判は、それを持っていることを見せて相手を威圧する道具だ」なんて言ってましたが、本当にその通りなんじゃないかという。

今回紹介した、林が気に入った文具、友人が勧める文具は、どれも、お手ごろ価格のものです。
そういう、ちっちゃな宇宙を大事にしている文房具に、大きな愛着を感じます。

そんなわけで、ダイスキンと測量野帳は、チープな文房具好きとしては是非とも手に入れたいと思うのですが、そのための旅はいつまで続くんでしょうか。

見つけるための交通費の方が、はるかに高くついているのは、間違いありません・・・



2013年9月14日土曜日

HYKEのコートとユニクロのベルト

HYKEのコートが届きました。

夏に札幌に帰省したときに、例のセレクトショップで受注会をしていて、そのとき予約したものです。

入荷の連絡が入ったとき、本当は妹にとってきてもらい、お代も立て替えてもらおうと思ったのですが、なんと、彼女、ウィルス性結膜炎に罹患してしまい、お医者様から安静休養を命じられてしまったという(ウィルス性結膜炎は、「目のインフルエンザ」とかいわれているらしく、発熱まですることがあるらしいです。侮れじ)。

で、eコレクトで送ってもらうことにして、今日の午前に到着したというわけです。

受注会とはいえ、サンプル品が届いているわけではなく、デモ映像と写真のみで買うかどうかを決するという、試着至上主義的な林にとっては、かなりの決意が必要なお買い物でした。
サイズ感わかんなかったし。

Pコートや襟なしのハーフなどいくつかの種類があった中で、襟なしハーフを買おうというところまでは、わりにすぐに決めました。

迷ったのはサイズ。

何度も書いてますが、私は上半身が貧弱で、なで肩かつ肩幅もなし。
身長169センチにして、シャツやニット、ジャケット類は、Sサイズ、7号サイズがほとんどです(ちなみに下は9号サイズですが、なにか?)。

で、2サイズあるうち、下のサイズにするか上のサイズにするかで悩みました。
結局、店長さんが「下のサイズは、一回り小さい妹さんでぴったりのサイズ」と言ったので、上のサイズに決めました。

さすが、店長さんです。

届いてすぐに、試着したところ、肩のサイズ、ぴったりでした。
身幅も袖幅もだぶつきなし。
ジャストサイズでした。

着てみた感想ですが、映像や写真で見るよりも、着た方が良さがわかるコートでした。
シルエットの美しさ、生地の良さが着た方が際だちます。

また、映像で見たときの印象は、かなりマニッシュでシンプルなコーディネートに映えるという感じだったのですが、実際着てみると、案外そうではなく、結構カジュアルに着崩してもいけちゃいそうです。

事実、今日はユニクロの部屋着(ボトムは水玉のハーフパンツ)の上に羽織ったのですが、例えば堂本剛君ばりの個性的なコーディネートの上に合わせてもグッドな予感がしました。
きちんとしたパンツより、むしろ少しラフなハーフパンツなんか、よいかもしれません。

いい買い物しました。

マルジェラとかギャルソンとか、ミリタリーにインスパイアされてできたブランドは世の中にたくさんありますが、そういうブランドの商品って、単品で見たときに、すっきりマニッシュ、クールな印象でも、実際には着崩したコーディネートの方が良さがわかる傾向にあるように思います。

思えばgreenって、古着が原点のブランドでしたが、HYKEはどうなんでしょう?
コンセプトに大きな違いはないような気もするのですが、個人的な印象としては、古着の中でもミリタリー色が少し強くでているように思えます・・・

さて。

HYKEの話の後でなんなんですが、昨日、銀座コマツのユニクロで遊んできました。
新しいラインアップを試着しまくってきました。
真の目的は、ベルトの購入です。

私は、仕事でユニクロの黒い細ベルトを愛用しています。
エナメル調の合成皮革の物ですが、これ、光沢が変にテラテラしていなくて、しかも型くずれもしない、くるくる回らず収まりもよい、非常に使い勝手のよいベルトなのです。

仕事用のきれいめなコーディネートには細ベルトが不可欠で、以前とあるブランドのセカンドラインでセール品の細ベルトを購入したのですが、これが使いにくいったらない!!収まりは悪い、滑りも悪い。
で、やっぱりユニクロかなと思ってました。

どうもちょうどよい時期に行ったようです。
カラフルな細ベルトがいっぱい!!
コバルトブルーとブロンズのベルトを購入しました。
1本990円です。

お洋服の発色には、なかなか納得ができないユニクロですが(とはいえ、秋物のニットの発色は、かなり改善されていたように思います)、ベルトの色は、研究されています。安っぽい明るさがなく、ほどよいくすみ感がプラスされていて、いい色をしています。
ユニクロのベルトは、隠れた逸品です。

試着した中では、デニム系の無地のシャツを1枚購入しました。
ジャケットの下に合わせられるかと思いまして。デニム生地と言っても、ふつうにジャケットの下に合わせれば、お仕事で使えます。

ユニクロのシャツは以前にも何着か買ったことがあって、襟の開きの良さやボタン付けの丈夫さは知っていました。久々に着たところ、シルエットがよりすっきりして洗練された印象です。
こちらも秋冬、かなり活躍しそう。

林は、制服の着用義務がない高校に通っていたので、いわゆる「私服歴」がかなり長いのですが、40代も半ばになって、やっと「高い物と安い物の使い分け」が多少できてきて、高い物ばかり身に着けなくても、気持ちがくすまないようになってきました。

安い服を頭を使って着こなしてきた時代、経済的に多少余裕ができて、背伸びしながらいい物を着てきた時代を長い時間かけて通り抜けてきたからなのかもしれません。

これからも偏見を持たずに、いろんな店に入り込んでは、いろんな洋服に触れていければいいなあなんて、HYKEのコートとユニクロのベルトを見て思うのでした。

実は、うんと寒くならないうちに欲しい物が一つあります。

コンバースのオールスターのスニーカー。グレーが欲しい。
こんなもの、ABCマートに行けばすぐに買えるじゃん、と思うのですが、そういう物ほど、後回しになって、店に行くと在庫がないなんてことになりがちです。

デニムの少しワイドなパンツに、春に買ったビューティフルピープルのジャケットに合わせたいので、早いとこ、買ってこなくては。

2013年9月7日土曜日

林、秋物を買う。

まだまだ暑い東京です。
が、今週あたりから、ちょいちょい秋の気配がします。
暑いなりに灼熱感が薄らいだというか、どことなく吹く風に心地よさを感じるとか、夜はエアコンがいらないとか。

そんなわけで、先週末あたりから、少し秋物を買っています。

今年の秋は、今までと少し気分が違います。
今までなら、「とりあえずギャルソンで!!」と思うところですが、今年の秋のテーマは、「あまりお金をおかけずに」「定番とクラシカル」な気分なのです。
今年のトレンドもそれに近い感じでしょうか。

それなりに高い服を着ていた私ですが、仕事で着る物には、ファストファッションや、おなじみブランドのセカンドラインなんかも結構取り入れてきました。

今までは、そういう類の服は、あくまでお仕事用と割り切っていたのですが、今年の秋は、プライベートにも取り入れてみようという気分なのです。

つうか、高いもの着ておしゃれに見えるのって当たり前だよなあと、なんとな~く思いまして。

「秋」を意識してまず買ったのは、おなじみZARAのシャツ&スカートです。
シャツはポリエステルジョーゼットのネイビーの五分袖。スカートは同じくネイビーで丈は膝下、ハイウェストで、前に2本大きなタック風のプリーツが入っています。
セットで着ると、クラシカルでかなりきれいめ。

最近仕事でも法廷に行くとき以外は、「ジャケット必須」主義ではなくなってきたのですが、この組み合わせは、来客は来るけど法廷には行かない、あるいは晩夏のクールビズ用として着回しが利きそうです。

スカートの方は、あえてボーダーTシャツをインして着ると、適度にカジュアルダウンした普段着っぽくなるようにも思います。

ZARA、秋物は若干今までよりお値段が張っているような気がするのですが、どうなんでしょう。
シャツは6900円で、スカートは10900円でした。
しかしまあ、クオリティは非常によかったです。
特にシャツは、シルクジョーゼットのような柔らかさです。

秋物のZARAは、いつものようにトレンドもしっかり押さえていますが、それだけでなく、特にニットやシャツのクオリティがとても高いように思います。仕事の帰りや合間に顔を出す楽しみが増えそうです。

昨日、JOUNAL STANDARD relumeで初めてお買い物しました。有楽町ルミネ1の店舗です。
買ったのは、コットンのギンガムチェックのシャツ。ごくふつうのものです。色はやはりネイビー。
今年はなんというか、きれいめカジュアル路線(ちょっと若作り)を目指したいと思っていましたし、実は、relumeの服は、一度着てみたいと思っていたのです。

JOUNAL STANDARDは、今いくつかのブランドが展開していますが、ハイクラスなLUXは、どんどん「わかる人にはわかる」世界に突入してしまっているし、一番メジャーな「JOUNAL STANDARD」ブランドは、何かラインが今ひとつ中途半端で良さが感じられない。

そんななか、relumeは、価格を抑えながらも、コストパフォーマンスが良さそうな、良質なものを提供しているようで、以前からちょくちょくお店自体はのぞいていたのです。

購入したシャツは6900円のもので、今日早速着てみましたが、大満足です。
丈の長さ、細さ、襟の開き、袖をまくったときの無造作感が秀逸です。
とにかくシルエットがきれい。
コットンのシャツはザブザブお洗濯したいものなので、後は、度重なる洗濯にもよれない強さがあれば、満点だと思います。

もっと季節が進んだら、Vネックのニットの下に合わせたいです。

そして、本日、仕事の合間に、ギャルソンのブラックで、黒のショートパンツを買いました。

素材はウールですが、ブラックは価格抑えめなラインですので、16000円。ごくふつうの、ワンタックの膝上15センチのパンツです。

私にしては足を出しすぎ・・・ですし、以前、「女は30すぎたら膝を出すな」と言ったのですが、ここも少し気分が変わってきました。
「見た目キープ」には、「出して見せる」ことも必要です。
そして、スカートと違って、ショートパンツは多少短くても恥ずかしくない。

で、ショートパンツは、「わ。短かっ」と思う丈を潔く履くのが、シルエットもきれいに見えるように思います。

今年のショートパンツの履き方のトレンドは、どうも、襟のあるシャツをウエストインするというもののようで、早速試してみると、確かに新鮮。
上にカチッとしたジャケットを着ると、気持ちはかなりキリッとしまるような気がします。

自分自身もそうですが、最近のトレンドは「ゆるめ」からかなり「きれいめ」にシフトしていて、街で見かける若い子の服装も、数年前に比べるとシャープな印象です。不必要な甘さもなくなってきましたし。

この秋冬は、その「きれいめ」路線が頂点に達しそうな気がするのですが、ということは、これを境にまた、日本のファッションは「小汚い」路線に戻っていくのでしょうか?

私自身の「きれいめカジュアル」「安価な良品」路線は、一体どこまで続くのか。
案外舌の根も乾かないうちに、ギャルソンで狂ったように買い物していたりして・・・

2013年9月6日金曜日

ポメラDM100レポート。

金曜の夜です。
今週は、遠出が多く、もうボロボロです。

しかし、ボロボロとか言う割に、頭の中身は大変に元気な気がします。
というのは、アマゾンで19620円というお金を出して買ったポメラの使い心地が、思いの外、よいからです!!

今回は、ポメラDM100レポートです。

ポメラを手にしたのは、今週月曜日9月2日。
自宅に届いても受け取れないので、事務所に送ってもらいました。
この日は朝から大宮で仕事があり、その後、東京地裁に行かねばなりませんでした。

その間わずか1時間弱。
この間をぬって事務所に戻り、ポメラとご対面。

私は、実用品に無駄な装飾やデザインが施されているのはいやなたちで、DM100のシンプルな黒のみの色彩や黄色みがかったキーの文字などなど、シンプルで品のよいデザインは大満足でした。

そして、軽い!!
起動が早い!!
文字が打ちやすい!!

メモ帳としての基本には、非の打ち所がありません。
ネットで、安定した机がないと文字が打ちにくいとか言っていた人がいましたが、私は個人的にはそういうストレスは感じません。
現に今、地下鉄の中で、カバンを台にして打ってますから・・・

バックライト付きの画面も見やすいですし、やはり、無駄な機能(ネットですね)がついていないですから、一度開くと「書く」ことに集中できます(ネットなんてやりたくなったらiPhoneでやりゃ~いいんですよ)。

で、ちょっと不安だった、PCやwebとの連携についてです。

ポメラで可能な方法は、次の通りでした。

・USBでPCにファイルを送れる。
・BluetoothでPCなどにデータを送れる。
・QRコード化してアプリで読みとり→コピペできる。
・FlashAirカードでEvernoteに送れる。
・BluetootuでiPhoneやPCのキーボードにできる。

このうち、不発だったのは、Bluetoothです。
まあ、もともとBluetoothって使えないというイメージだったのですが、なんとWindows8にデータ転送機能は対応していないらしく、いくら試してもだめ。

iPhoneキーボードとしては、問題なく使えました。
が、入力画面が独特で見にくく、正直なところ、あんまり使わないかなあと。

FlashAirでEvernote投稿は、何のストレスもなくできるのですが、そもそもEvernote自体の使い勝手が(私にとっては)やや複雑ですし、GoogleDriveユーザーの私としては、EvernoteからGoogleにデータを効率的に移す方法が見いだせていない今、あまり感動はありません。

また、送るに当たって、カードという小さな媒体にコピーしなければならないという一抹の不安もあります。
クラウド保管になれた身としては、これはちょっと不安。

PCにデータを送るのであれば、USBがもっとも確実で早いのは間違いありません。
USBも極々小さいので、持ち歩きにも別に問題はなし。

予想以上によかった機能は、なんとQRコードを使った管理でした。
これを使うには、AppstoreでポメラのQRコードアプリをiPhoneにダウンロードする必要があります。
まず、作成した文書をポメラのQRコードボタンを押してQRコード化します。
その後、アプリのカメラ画面を起動して取り込むのです。
取り込みが終了すると、勝手に文字に戻ります。
そして、全文コピーボタンを押せば、簡単にコピーしたいところにできちゃうのです!!
すごい!!
すばらしい!!

QRコード化と読みとりに若干の時間はかかりますが、このブログ程度であれば、1~2分くらい。個人的には「速っ」とか思います。
ここ数日は、外で書いたものの保管は、QRで行っている状況です。

さて、総括ですが、ポメラDM100の点数は、85点です。

マイナス15点は何かというと、やはり、Windows8にBluetoothが対応できてないことと、FlashAirによるEvernote投稿というのが自分にとって、さほど魅力的ではないということです。

これって、DM100の大きな売りだと思うので、ここがイマイチということで大きく15点を引いてしまいました。

ただ、自分にとっては、「書くこと」に集中できるすばらしい道具で、買ってよかったと心から思えるツールです。

これ、、確か正規の値段が37800円だったはずですが、BluetoothとFrashAirを省いた25000円くらいのものを出せば、アマゾンあたりでは、半額くらいになって、かなり人気がでるような気がします。

折り畳み式じゃないキーボードと、バックライト付きの画面はとても魅力的です。これにUSBとQRコードで道具としての価値は、かなり高いと思います。
購入者、増えるのではないでしょうか。

私の方は、ポメラとiPhoneで快適なノマド的弁護士ライフを送っております。

ただ、iPhoneをがつがつ使うためにバッテリー内蔵カバーを買った結果、iPhoneがとんでもなく重くなってしまったのが心残り。
それでも、持ち物の軽量化には相当成功したと思います。

さて、この投稿も、この後QRコードにしてアップすることにいたしましょう。