2013年12月31日火曜日

プレセールに行ってきました!!

どうも。

札幌に帰省中のハヤシです。
27日の夜、「低」の字が北日本の周りにうじゃうじゃ書かれている天気図に不安になりながら帰ってきました。
結局、27日の夜は風が少し強かったくらいで、特に問題はなく、ほぼ順調な空の旅でした。

今回の帰省は、実は1月から始まる大きな裁判の準備のため、資料を持ち帰ってますし、他にもいくつか懸案事項を抱えて休み中も連絡を取らねば…という状況です。

が、そこはそれ。
しっかり、28日も29日も妹と例のごとくショッピングに出かけたのでした。

実は、今回の帰省では、ストールや手袋、帽子などどちらかというと小物類を買いたいと思っていました。

最近は、ギャルソンのコットンジャージーのストールを愛用しているのですが、なんだか今年は、重さが気になるのです(年のせい?)
で、多少値が張ってもいいので、カシミヤのいいのがほしい。

手袋も実は昨年買ったアンティパストのがあまりに暖かくないので、暖かいのが欲しい。
髪も思いきり短くしたので、頭が冷えないように帽子のいいのが欲しい。

というわけで、28日にはいつものショップが新たに札幌駅の方に出したショップ(フレグランスとファッション雑貨がメイン)に、29日にはいつものショップに足を運んだのでした。

いつものショップの方は、プレセールの真っ最中でした。
そんな中買ったのは、A.P.Cのレザーの手袋とCARVENのカーディガン。
手袋は30パーセントオフ、カーデは40パーセントオフ。特に、カーデの方は、プロパーだと52500円だったので、40パーセントオフは、とてもありがたかったです。

CARVENのカーディガンは、実はメンズのSです。
CARVENの服を買うのは2着目。
1着目は、今年のGWにやはり同じショップでコットンのパンツを買いました。
ブルーの細かいチェックの細身のパンツなのですが、これもメンズです。

メンズのパンツを履くのには、全く抵抗感がありません。
というか、レディースのパンツの方がもともとあまり得意でない私。
腰のおさまりが悪いものが多いというのが最大の理由です。
CARVENのメンズのパンツも、非常に履きやすく、腰のおさまりも非常によく、気に入って買いました。

ただ、メンズパンツが好きなのは、たぶん、私が少年体型(寸胴)だからであって、肩幅が狭くなで肩の私は、上衣にメンズを持ってくるのは無理だろ、と思っていました。

が。
CARVENのカーデは思いのほか作りが小さくてびっくりしました。
買った日は、中に、トゥジューのワンピを着ていたせいもありますが、こんなハンガーみたいな方の私でも、少し下がる程度。
しかも、デザイン的に、少し大き目を着るのがかわいいデザインだったので、もう十分という感じでした。

欧米人は、特に男子は、一般的に体が厚く、肩幅もあって腕も長いという人が多いはずなので、こんなサイズ感では、着る人いないのでは?と疑うほどでした。

が、店長が言うには、ここのブランドのデザイナー、「がっちりした男の人が、ぱっつんぱっつんに小さ目の服をタイトに着る」というのがお好きな方らしく、広告用の写真なんかも、がっしりで童顔みたいなモデルさんを使ているとのこと(わりにいつも使う方でお気に入りらしい)。

要は、「童顔マッチョ好き」⇒マッチョがわかる服を着てるのを見て萌えるという、非常にフェチ的なデザイナーさんのおかげで、女子が着ると緩めにボーイッシュな着こなしが可能なサイズ感かつデザインの洋服が生まれているということのようなのです。

予定にはなかったけど、最近、パンツ党(もちろん、セクシー系ではない)に戻りつつあるハヤシとしては、下に履く、少し細身のパンツに合いそうなこのカーデは、出会ってありがたかい商品でした。

ただ、全体的に、この店に限らず、今年末、札幌のセレクト系ショップのプレセールは、ちょっと「いけてない」感じでした。

年明けの買い初めは、おそらく2日になると思うのですが、おそらくあまりボカボカ買わずに終わるんだろうなと思うのです。

だって、年末の財布のひもがまだ堅い時期に、こういう状況だったら、年明けの「セール!!」という、アドレナリン放出状態の客ばかりが押し寄せる時期に、これ以上にいいものが出てくるとは思えませんもの。

というわけで、このショップにも11月にKOLORのパンツを買った店にも、それほど期待はしておらず、妹とは、トゥジューの服を物色するために、少しはずれにある店まで行くかどうか、協議?している最中なのです。

まあ、でもこの2点のみにこの季節押さえたことは、私の心の変化を表しているなあと思います
昨年までなら、大して欲しくないものでも、いいなあと思ったら、買っちゃってましたから。

今は、無駄に物を増やしたくないですし、それほど服(特に高い服)の数が欲しいわけではない。
部屋の徹底的お片付けのおかげで、本当に使うもの、欲しいものだけを手元に置いておけばいいということを学んだので、それが、お買い物の傾向に変化を与えているような気がします。

それに夜は仕事しなくちゃいけませんしね。
昼間に全開にすると、後が続かなくなってしまいます。

さて、年明けの大セール、私は「本当に欲しいもの」のみを手に入れて終わることができるのでしょうか。

2013年12月25日水曜日

働く四十路のクリスマスイブ。

どうも。
全日本フィギュアが終わって1日惚け気味だった、ハヤシです。

しかし、惚けていても、仕事はなくなりません(なくなったら困る)。
今日(もう明けたので昨日ですが)がクリスマスイブでも、お構いなし。

実はワタクシ、週1回裁判所の仕事をしておりまして、本日は朝から勤務していました。
夕方、勤務終了後には、一度事務所に顔を出すのが常なのですが、今日もいつも通り、事務所へ。
軽くメールチェックや電話での法律相談を終えて、いつもより早く7時近くに退所。

いつものイブは、たとえ一人暮らしでも、心がけていたことがありました。
それは、ワインを一杯飲むとか、ケーキを買って帰るとか、何かひとつクリスマスらしいことをすることです。

事務所を出て、さて、今年はどうしようかと考えました。
が、どうしたって、酒を飲む気分ではない。
ケーキを食べたい気分でもない。

なぜか、どうしてもどうしても、たまらなく、チャーハンが食べたくなったのです。

炭水化物好き、中でも米が大好きなワタクシ。
そのときによって、おにぎりがたまらなく食べたくなるときやお粥が食べたくなるときもあれば、チャーハンが食べたくなるときもあります。

まさに、今日がその日、チャーハンデーでした。

そして、事務所の近くに1件、割に行きつけにしている中華料理店があるのです。
そこの五目チャーハンが、実は好物なのです。
それが、どうしても食べたい。

クリスマスイブだぞ?
ケーキはいいのか?

と、実は甘い物好きでもある自分に確認しましたが、気持ちはチャーハンまっしぐら。
お目当ての中華料理店に飛び込んだのでした。

このお店、そこそこにきれいな店ではあります。
厨房は基本中国人ばかりで、味も結構本格的。
クリスマスイブに、中華食べに来る人間なんて、そんなにいないだろ、と思いつつ向かったところ、かなりな人だかり。
席がないんじゃないかとビビりましたが、奥の席に通してもらいました。

頼みましたよ、チャーハン。
で、杏仁豆腐もつけました。
クリスマス気分で。
チャーハン、おいしかったです。いつもとほぼ同じスピードで出してくれたし。
杏仁豆腐も、おいしかった。
ケーキじゃなくて良かった。
甘すぎず、さっぱりして、気持ちがほっとしました。

大満足して店を出た私。
まっすぐ家に帰ろうかどうか迷ったあげく、クリスマスに何か自分にプレゼントでもあげようかと思い、銀座で途中下車しました。

向かったのは、銀座コマツのユニクロです。
自分にシャツをプレゼントしようと思ったのでした。

最近、ユニクロのシャツにもはまってまして。
秋口に買ったシャンブレーのシャツ、寒くなってから買ったチェックのネルのシャツ。どちらも、大活躍しているのです。形もきれいだし、何より、縫製とボタン付けが頑丈でしっかりしています。
で、色違い、柄違いを自分にプレゼントしようと思ったわけです。

おかしい・・・
つい2週間ほど前は、自分へのプレゼントは、ファリエロのストールにしようと思っていたはずなのに・・・

ユニクロ、午後8時をすぎた頃から多少混み始めてきましたが、さすが、クリスマスイブの夜に、ユニクロで買い物しようというカップルはおらず、割にゆったりと買い物できました。

3着試着したうち2着をお買い上げして、帰宅。

その後、メールをチェックしたり明日の準備をしたりと、比較的ゆっくり過ごして、今、平日にしては珍しく投稿しているわけです。

楽しいクリスマスイブでした。
一人暮らしを始めてから、一番楽しいクリスマスイブだったような気がします。

働く女子のクリスマスイブは、ほんのささやかなスペシャルがあるだけで、結構豊かになるものです。

明日は今日買ったユニクロのシャツを、さっそく仕事に着ていきます。
胸元には、petite robe noireのネックレスをあしらって。

2013年12月24日火曜日

全日本フィギュア一考。

正しい結論がでました。

フィギュアスケートの男子シングルソチオリンピック代表。
高橋大輔が選ばれました。

一応本題に入る前に断っておかねばならないのですが、織田信成は、世界ランキングが日本人上位3名に入っていたわけでもないですし、その他の条件から見ても、全日本で表彰台に乗らねばソチ代表はなかったことがわかりました。
早合点でした。

さて、本題。
高橋大輔が選ばれた決め手は、やはり、世界ランキングと今年の最高スコアだったようです。
第2、第3の条件に救われたのです。

スケート連盟が出したこの基準、確かに裁量的な部分を残しているややグレーといえばグレーな基準です。
全日本の上から3人でいいじゃないか、という人もいるでしょう、実際。

しかし、こと、メダルや入賞を出場選手に求めることにこだわるのであれば、日本のスケート連盟が立てたこの基準は、案外正しいと思うのです。

ソルトレイクシティーオリンピックの審判買収騒ぎが元で変更になった採点方式。客観的で公平な採点方式になったはずですが、やはり芸術性を評価する演技構成点の評価は、極めて主観的になります。
ただ、選手にとっては、演技構成点は、技術面のミスをカバーするものでもあるので、これが安定してくると、戦績も自然安定してくるようになります。

そして、この評価をあげていくには、コンスタントに国際大会に出て、審判の前でそれなりの演技を見せていく必要があるわけです(本当はそうなんですよ、キムヨナさん)。

オリンピックにつなげるという意味で考えると、それ以前の2シーズンの戦いが非常に重要かなあと思います。

オリンピックを機に主要な選手の相当数が引退、あるいは1年ほど休業し、その間に新しい選手が出てきます。オリンピック後2年くらいで、勢力図が変わる感じ。
前のオリンピック時から活躍していた選手は、この勢力図の変化に対応できないと沈み込んでいってしまうわけです。

で、小塚くんを見ていると、バンクーバーの翌シーズン、2011年の世界選手権で銀メダルをとったのを頂点として、あまりぱっとした活躍がありません。
2012年の世界選手権は出場を逃し、今年は、グランプリファイナルにも進出できず。
怪我の影響はあったにせよ、2011年の銀メダル以降、彼に「進歩」が感じられなかったのもまた事実。

一方、高橋大輔は、シーズン中に多少の浮き沈みはあっても、バンクーバー以降も、昨年まで全日本では常に表彰台に上り続け、グランプリシリーズ、グランプリファイナルでも、記憶に残る戦いをしてきました。

マンボにブルース、などなど、常に挑戦を続け、名プログラムを数々残してきました。演技に磨きをかけ続けてきた4年間でした。

こういう「活躍感」の違いは、国際大会の極みであるオリンピックの舞台では、演技構成点の違いとなって、どーんと跳ね返ってきます。

連盟が出した第2第3の条件は、こういうフィギュア界、オリンピックのシビアな現実に織り込んだ基準で、男子シングルに関しては、結果としてヤフーのアンケートで約8割が納得する選考になったということかな、と。

心配なのは、怪我の状態。聞けば、バンクーバー前と同じ箇所の怪我と言うではありませんか。
オリンピックまでに、万全な状態に持ってこられるのか。

そして、ちょっといやなのは、高橋大輔の国際評価が「日本の二番手」になってる感があることです。
そうすると、オリンピックでは、羽生君に高い評価がつく分、彼の点数が抑えられてしまう危険性があるので。

女子は、鈴木明子がパーフェクトな演技で大寒道の優勝をしましたが、浅田真央ちゃんの状態がむしろ心配。
あまり知られていませんが、腰痛の持病は結構深刻なはずです。
それに、何か疲れているのか、グランプリファイナルの時のようなオーラもありませんでした。

なんだか、真央ちゃんの場合、気持ちがすでに引退状態になってやしないかと、気になるのです。

さて、ハヤシにとっては、年末の大イベントが無事に終わりました。
残り数日、よけいな仕事を新年に持ち越さないよう励むことといたします。



2013年12月23日月曜日

どうするの?オリンピック!

いや、もうどうなるでしょう。
男子シングルのオリンピック代表。

もちろん、ここで問題となっているのは3人目です。

羽生君は決まり。町田君も、世界ランキングが現在6位、グランプリ2勝を含めて考えるとまあ当確。

3人目は、小塚君なのか、織田君なのか、大輔なのか・・・

なんですか、世の雰囲気は、大輔は苦しい、小塚君有力みたいな雰囲気になっているような気がするんですけど、スケート連盟が出した基準からすると、本当は、織田君と大輔の戦いになるはずではないのでしょうか(小塚君も、「あとは吉報を待つだけ」なんて言ってるし!!)。

世界ランキングは、この3人のなかで、当然大輔がトップ。3位です。
次が織田君の10位、小塚君は17位。

今シーズンの成績でいうと、大輔は、グランプリ優勝1回と4位。ファイナルにもいけるはずでした。
織田君は、確か3位が2回か、2位と3位だったか。で、怪我をした大輔の代わりにでたファイナルでは日本人2番目の第3位。
小塚君は、グランプリで表彰台が一度だけ。ファイナルには進めませんでした。

小塚君は昨年も世界選手権にはでていないし、昨シーズン以来、今日の全日本以外では、全くぱっとした成績がない。

世界ランキングが上の大輔なのか、なぜか大崩れせずに安定した成績を残している織田君なのか、という争いになるはず。

なのに、なんで、小塚対大輔、みたいな語られ方がされるのか。

それは、織田君の選手生活を振り返ったとき、なかなかに「痛い」ことが多く(ジャンプ飛びすぎ、飲酒運転、オリンピックで靴ひも切れる、できちゃった婚)、年齢の割に落ち着き払っているうえ、スケーティングの評価が抜群に高い小塚君の方が、「世界に出して恥ずかしくない」感が漂っているからに他ならないからと思うのです(まあ、女子アナに引っかかっている時点で、実のところ、織田君と五十歩百歩ではないかと思うのですが)。

せめて、大輔が4位にとどまっていれば、大輔優勢だったと思うのです。しかし、さすがに5位では・・・。連盟、悩むだろうなあ。

聞くと、大輔の怪我、骨折一歩前のひどい打撲らしく、ふつうの選手なら棄権するくらいの状態だったというではありませんか。
しかし、そんな状態で、ジャンプの転倒は1度だけ、最後には、あの鬼気迫るステップを踏んだというのが、もうすでに驚異。連盟にはそこを買って欲しい。

ただ、大輔本人は・・・滑り終わった後の、あの泣き笑い、見た瞬間に、「これで終わった」と思ったことを感じさせたのでした(インタビューでも、それっぽいこと言ってましたよね)。

高橋大輔という人は、歴代の男子シングル選手の中で、最高峰に位置する人と、ハヤシは思っています。
彼は、常に「自分しかできないこと」を追求し、その結果、「他の誰もまねできない」世界を、常にリンクの上で表現してきました。

ヒップホップを滑ったのも、メジャーな選手の中では彼が初めてでした(はず)。
2年くらい前まで、男子シングルの世界は、ラテンブーム。いち早く、ピアソラやその他ラテンの曲を取り入れたのは、大輔でした。

マンボを踊ったのも、ブルースを踊ったのも、彼がほぼ初めて。
しかも、そのどれも、見事に「フィギュアスケート」に仕上げてきました。

そんな、様々なチャレンジのまさに集大成が、今シーズンのプログラムだったのです。

ショートの「バイオリンのためのソナチネ」では、慟哭や悲しみ、その先のかすかな希望というある意味激しい世界を表現し、フリーの「ビートルズメドレー」では、感謝の気持ちという優しい感情を表現する。
そんな対極の世界を完璧に演じ分けられるのは、世界の歴代男子スケーターの中で、高橋大輔をおいて他にいないと、ハヤシは思っているのであります。

できれば、オリンピックの舞台で、踊らせてあげたかった。
いや、踊らせてあげたい。そう思うのです。

だって、ソチオリンピックには、フィギュアの団体戦もあるんですぜ。精神的支柱がいなくては、話にならないではないですか。

しかし、本当にフィギュアの世界は過酷です。
多くの選手が20代前半で引退するのもわかります。

年をとると、今までできていたはずの技ができなくなる。
怪我が原因の場合もあるでしょう。
単純に加齢が原因の場合もあるでしょう。

でも、若い子と互角に渡り合うためには、それなりの水準の技が求められる。
練習で無理がかかり、思わぬ怪我につながる。
それも大きな大会を前にして。

これは、神様の引導、なのでしょうか。
だとすると、あまりにも突然です。

あともう1回だけ、夢を見させて欲しい。
そう願ってやまない、ハヤシなのでした。

*訂正*
「あの日の地獄絵図」の中で、田中刑事君はジュニアグランプリファイナル優勝したなどと書きましたが、ショートで首位にたったものの、フリーでは4回転ジャンプに失敗し、表彰台を逃したとのことでした。
訂正します。

2013年12月22日日曜日

あの日の地獄絵図。

年末の三連休。

一日たりとも休めないんじゃないかと冷や冷やしていましたが、なんとか家でちょびちょび書面を書けばいいくらいの状況に落ち着き、比較的マイペースで過ごせる感じになりました(とはいえ、しわ寄せが24日以降に来そうな勢いではある)。

昨日から全日本フィギュアが始まりました。
今年はオリンピック選考を兼ねていて、しかも男子シングルが激戦になっているからか、昨日の放送は、第4グループ以降をライブ放送してくれました。偉いぞ、フジテレビ。
その分よけいな紹介ビデオがなくて、十分に競技を堪能できました。

とはいえ、これはこれで少し残念。
「全日本でしかテレビに映らない選手」というのを観るチャンスが激減してしまったからです。
例えば、第4グループまでの上位者でいうと、田中刑事くん(確か、ジュニアGPファイナル優勝者)、日野龍樹くん、などなど。

まあ、B級?だけど、そこそこに名前が売れているという選手だと、昨日は、中村健人くん、村上大介くん、佐々木彰生くんは、第4グループ以降だったので、そのお姿を拝見することができました。

全日本フィギュアは、こういう一線級一歩前みたいな人も、ぴかぴかの一線級と一緒のグループで滑っちゃうのが、なかなかにおもしろいところです。
ただ、見ていて思ったのは、たぶん、中村健人くんあたりは、他のどこかの国だったら、きっとオリンピック出られたんだろうなあということです。

全日本フィギュアにでる選手というのは、上を見ればきりがないけど、本当に、それはそれはすごい人たちです。

フィギュアスケートというのは、
1 スピンやステップで転ばずに
2 曲が流れている最中にすべての要素をこなす
ことができるだけで、もう十分にすごいスポーツなのです。

トリノオリンピックがあった年の1月だったでしょうか。
冬のインカレが道東地方で行われました。

フィギュアスケートは帯広のとあるリンクで行われ、大学1年生の織田信成と今はフジテレビ社員の中野友加里も来ることになっていました。しかも、無料公開。
ということで、当時まだ札幌に住んでいた私は、男子フリーが行われる日に、日帰りで帯広に見に行ったのです(女子の試合の日は、当時の仕事とかぶり、断念)。

織田くんの滑走が最終グループなのはわかっていたのですが、ぎりぎりに行ったら会場には入れないんじゃないかと思い、かなり早い時間に出て行きました。

そのため、第1グループの3人目あたりから見ることに。

非常に有益な体験でした。

これを見てから、たかが2、3回転んだくらいで、選手をののしってはいけないと思いました。

インカレの第1グループ第2グループというのは、滑っては転び、回っては転び、飛んでは転び、起きあがっては転ぶ。つまり、リンクを回っている時間よりも、転んで起きあがる時間の方が遙かに長い、というレベルです(今は少しはましなんだろうか)。

そんな状況なので、曲は、ただのBGM。
おそらく(いや、たぶん)、曲の世界観を表す「振り付け」というものがそれなりに考えられていて、転んでいる合間に、その一部でも行ってはいると思うのですが、全くわからない。

加えて、転んで起きあがることに多くの時間が費やされてしまうので、曲が流れている最中に、ルール上課されている要素が全く終わらない。

結果、曲が鳴り終わっても、都合2分から3分、その人は、リンク上で転び続けている(いや、滑り続けているのか、一応)という・・・。

さらにすごいのは、リンクサイド。
さすが大学生の大会らしく、同じ大学の子たちが、仲間が滑っているのを見守り、時折拍手をしているのです(おそらく、何かの技を決めたときなのだと思うのだが、何の技を決めたのか、私にはわからず)。

そして、演技が終わった後、みんな一斉にスケートの刃のカバーをリンクに投げ込むのです。
滑り終わった選手は、それを1つ1つ拾って、リンクを去っていきます。

最初、「軽いいじめか?」と思いました。
しかし、そうではありませんでした。
カバーは、お花や他のプレゼントの代わりでした。

このときの採点は、旧採点方式でした。もちろん、新採点方式移行後のことです。
初めて見ましたよ。6点満点の旧採点方式で、1点台って・・・

曲と振りが合っていて、少なくともスピンやステップで転ばない選手が出てきはじめたのは、織田くんのグループの2つ前あたりから。

そして、テレビで見ている「フィギュアスケート」だなと思えた選手は、織田くんも含め、3人くらいだったのでした・・・

なお、織田くんは、確かこのときはインフルエンザ明けで体調万全じゃない状態でしたが、(今でもへっぴり腰のステップはさておき)スピンもジャンプも、それはそれは美しかったのでした。

全日本に出てくるのは、ピラミッドの頂点にかなり近い人たちです。
高橋大輔とか羽生くんとか町田くんとか、真央ちゃん、鈴木さん、佳菜子ちゃんなんかは、ピラミッドの頂点に君臨する人々です。

もう、オリンピックの金メダルだの銀メダルだのなんて、頂点にいる人たち通しの(あまりマッチした言葉ではないが)「目くそ鼻くそ」くらいの違いでしかないわけです。

底辺には、あの日見た、インカレ第1グループみたいな人たちがあまたいるわけです。

なぜか、私は全日本を見る度に、あの日見た、あの地獄絵図を思い出します。中村健人くんとか、佐々木彰生くんとかを見て、思い出すのは、非常に失礼な話だとは思うのですが。

不思議なことに、あの光景、もう1回見てみたいような気もします。
だって、転んでいるみんな、楽しそうだったから。
スポーツってのは、つくづくやることに意味があるものなんだなと、そう思います。

とはいえ、今の私にとっては、目の前のオリンピック選考が非常に重要なんですが。

2013年12月16日月曜日

日本のアイドルは、名曲を歌う。

昨日、ネットのニュースで見たのですが、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」が、ロングヒットを続けているそうで。

「やはり」と、思わずうなずいてしまいました。
私も、買ってしまいましたから、CD。
で、非常に良い曲だなあと思って聞いておりました。

80年代のディスコチューンをモチーフにしているとのことですが、サウンドの作りは確かにそうではあるものの、メロディーラインは非常に優しいポップな感じで、歌詞も高校生と思しき女の子の心情を親しみやすい言葉で歌っている、親近感が持てる内容。

しかも、曲のみならず、PVもちょっとキュンとなる良い出来。
老若男女が普段着姿で、いろんなところで、あの独特の「振り」で踊る様子は、心温まるというか、なんだかジーンとなります。

今、いくつかの自治体やファンのグループが、「恋チュン」のPVを作成してYOU TUBEにアップしているというのも、なるほど、なのです。

以前、峯岸みなみのスキャンダルがあった際に「AKBは末期症状じゃ?」などという投稿をしましたが、この曲一発で、大々的に息を吹き返した感があります。

と、うだうだ書きましたが、要は「恋するフォーチュンクッキー」は、この先長く歌い継がれる「名曲」になるであろうと思うのであります。

アイドルの歌で「名曲」が誕生するのは、かなり久々なことではないかと思います。

日本の戦後歌謡史(といっても私の記憶にあるのは70年代以降、ですが)を彩る名曲の中には、「アイドル」が歌っているものが、数多くあります。
古くは、キャンディーズ、山口百恵に始まり、松田聖子、中森明菜、工藤静香等々。

女性アイドルというのは、本来、男子の「ペット」的な存在であるはずで、歌唱力であるとか、いわゆる「いい歌」を歌うであるとか、さほど求められないように思われます。

が、先に挙げた本当に代表的なアイドル以外でも、渋さすら感じさせる良曲を歌っていたアイドルがあまたいたのであります。

たとえば、あまちゃんのコンピレーション的アルバム「春子の部屋 ビクター編」にも収録されていますが、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、原田知世の「時をかける少女」、河合その子の「青いスタスィオン」は、今聞いても色あせないすばらしい名曲です。

あまり売れなかったアイドルの中では、徳丸純子の「恋はシーソーゲーム」が、石川ひとみの「待ちぶせ」を彷彿とさせるなかなかの逸品でした(覚えている人、いるでしょうか)。

90年代後半以降の芸能界では、一時「アイドル」という職業が「グラビア」に集中してしまい、テレビに出てかわいい衣装を着て歌を歌うアイドルは見かけなくなってしまいました。

思えば、CDが売れなくなり始めたのは、歌謡界に「アイドル」がいなくなり始めた時期に重なるのではないでしょうか。

当時は「他の娯楽が増えたから」とか外的要因が様々指摘されていましたが、実のところ、ホントの理由って「アイドル不在」だったようにも思えたり。

ここ5、6年前からでしょうか。
アイドルがイコール「アイドルグループ」を指すようになってしまって、顔は覚えられないわ、曲はメロディーラインも展開もアニメチックでよくわからんわ、みたいな状況になり、いろんな曲があるものの「使い捨て」感満載の曲ばかりが、やたら短いスパンで出されるようになりました。

そんななか、AKBが、国民的アイドルに登りつめて、コアなファンだけにこだわらなくてもよくなった余裕からか、久しくお目見えしなかった「アイドルらしい名曲」を出してくれたわけです。

いや、長かった。

私の記憶では、工藤静香以来(まあ、この人の場合、中森明菜と同じで、歌っていた歌は、アイドルらしからぬディープなものが多かったですが)であります。

アイドルが歌う名曲をこよなく愛してきたハヤシとしては、なんともうれしい限り、なのです。

ところで、気になるのは、男性アイドルによる「歌い継がれる名曲」ってあまり記憶がないということ。

西城秀樹の「ヤングマン」とかSMAPの「夜空ノムコウ」くらい?
ああ、少年隊の「仮面舞踏会」とか、kinkikid'sの「硝子の少年」もありますか。

シブがき隊の「スシ食いねえ」も、ある意味名曲かも・・・

しかし、こう、なんというか女性アイドルが歌う「名曲」とは違うような。歌詞でしみじみ聞かせるという曲が、極端に少ない気がします。

きっと、男性の場合、聴かせる歌を歌うタイプは、アイドルにならないんでしょう。
女子の方が歌を歌うためのチャンネルといいますか、立ち位置の選択が、事実上限られるのかもしれません。
そのためにアイドルの立ち位置の人が、いい曲を歌える、ということかと。

今後望むのは、今の80年代ブームに乗っかって(ありがとう、「あまちゃん」!!)、ピンで勝負するアイドルが群雄割拠して、親しみやすく口ずさみやすい名曲が、再びどばどば生まれるようになることです。

さしあたっては、今年の紅白、AKBにはトリで「恋チュン」を歌って欲しいのであります。




2013年12月15日日曜日

働く四十路が気になる男子

ああ、焦りました。

自宅PCにwindous8.1をインストールしたら、突如日本語入力ができない状況に…
IMEが無効になっていたようで、何回か再起動しているうちに、なぜか改善されました。

しかし…
マイクロソフト社、迷走してないでしょうか。windows、どんどん使いにくくなっている気がします。
世の標準がこうなってるから仕方なく使っているけど、最近では、Linuxでも使いやすいソフトがあるらしいし、しかもタダだし、そっちに移る人が続々出てくるような気がします…

そんなことはどうでもいいのです。

今、この季節、私はテレビを観るのが楽しい。

理由の1つは、ソチオリンピックが近づいてきて、フィギュアスケートをはじめとするウィンタースポーツの中継が、BSを中心として入るから。

もう1つは、そういう番組を見ていると、「私のアイドル」に時折お会いできるからです。

今の私のナンバー1アイドルは、フィギュアスケートの振付師、イタリア人のパスカーレ・カメレンゴさんです。
鈴木明子の今季のフリーの振り付けをしている人、高橋大輔の例の話題になったブルースのフリーの振り付けをした人、と言えば、思い出してもらえるでしょうか。

私は、フィギュアスケートは大好きですが、選手をアイドルのような目線で見るということはあまりなく、純粋に競技として楽しんでしまうほう。
そんななか、私の唯一のアイドルだった選手は、ステファン・ランビエール様でした。

ランビエール様が引退して、その優雅で麗しいお姿を拝見できなくなった私の目に飛び込んだのが、カメレンゴさんだったわけです。
いつも長めのコートを着て、長めの髪をきれいに結わえて、おひげも蓄えています。
顔だちも、さすがイタリア男、彫りが深く見目麗しいのです。

とても、フィギュアの振付師には見えません。

どんな滑りをしても、選手の傍らにやさしく寄り添う姿は、目の保養には、本当にもってこい。

現役のどんな男子選手よりも、ダントツで「かっこいい!!」と心の中では思っています。

が。
私の趣味がマニアすぎるのか、それとも、振付師に目が行く人がふつういないのかわかりませんが、この私の熱い思い、周りの人には、あまり伝わらないのです。

全日本選手権には来日しないでしょうから、次にお会いできるとしたら、もしかするとオリンピックになってしまうかもしれません。
それは、ちょっと悲しい。

しかし、そんな私を慰めてくれる男子が、登場しました。

日本女子カーリングチームのコーチ、フジ・ミキさんです。

おじさんです。
それも、とても地味な感じの。

でも、なんというか、この人のたたずまい、いいのです。

試合の時、ちょこん、とコーチの席に座っていて、第5エンドが終わった後の休憩の時、1回だけ許されるタイムのとき、のそのそと選手のところに赴く姿が、かわいらしくも見え、頼りがいがありそうにも見え、うーん、しびれる、という感じです。

普段寡黙で、うるさいことを言わずに見守っている人が、肝心要のときに重みのある一言を発する…というシーンに、ぐっとくる女子は、たぶん私だけではないと思うのですが(思いたいのですが)、フジ・ミキさんには、そういう古式ゆかしい日本の男子の良さというか(注:日系カナダ人です)、「男は黙ってサッポロビール」みたいな世界観を見てしまうわけです。

もともと、あんまり若い男子には興味がなかったように思います、自分。

なんせ、小学校2年生の時に、林隆三がかっこいいと思っていましたし。

その後も、児玉清、国村隼、長塚京三、忌野清志郎、原田芳雄などなどが素敵だと思っていて、ここ数年、「私の好きな人がどんどん死んでいくんだよ~」なんてシャレにならない話を人にしていたほど。

おまけに、「イケメン」という言葉があまり好きではなく(「イケメン」というと、今は懐かしいスジモリ系の一見かっこよさそうに見えるチャラい男を思い浮かべる)、他の人が「かっこいい」と思う男子をかっこいいと思えず、「日本の芸能界で、美形といえるのは、福山雅治と佐藤健だけだ」と、断言しているくらいですから。

要は、自分はおじさんが好きだということでしょう(もちろん、おじさんであればすべからくいいということではありません)。
で、おじさんが好きな理由というのは、その人の持ってる空気感とか雰囲気にかっこよさを求めてしまうところにあるんでしょう・・・ともっともらしいことを言ってしまったり。

しかし、知り合いのおじさん(50代、銀行員、好みのタイプではない)に言われたことが、実は一番本質をついているように思います。

「そりゃ、あんたの本質がかなりおじさんだからじゃないの」





2013年12月9日月曜日

グランプリファイナル一考。

グランプリファイナルが終わりました。

蓋を開けてみれば、男女シングルはともに日本選手が優勝。
大阪出張とかぶっていたにも関わらず、かなり堪能しました。
で、改めて思ったことなど、つらつらと。

1 パトリック・チャンって、うまいんだと初めて思った。

何を今更・・・と言われそうな感じですが、チャンって、転んでも何しても異様な高得点がでる、男キム・ヨナ、こやつもインチキか?と思っていたのですが・・・

ようやっと、うまいということがわかりました。
何で今更気がついたかというと、羽生君との比較をしたからなのです。

要は、ステップを踏んでいるときの上半身の使い方が羽生君とは全然違うのです。
チャンの場合、体が硬いせいもあるとは思うのですが、ステップを踏んでいるときの振り付けは、最近の若い選手と比べるとかなり控えめです。
上半身を振り回さなくても、腰から下をうまく使って、無理なくかつ非常になめらかで深くステップを踏めるわけです。

フィギュアスケート選手には見えないくらいマッチョですけど、かなり体幹がしっかりできあがっているのだと思います。
で、上半身をばたばた振り回さなくていいので、音楽も「バタバタ」系じゃない、非常にシンプルなクラシックの曲をチョイスできるのです。

クラシックのシンプルな曲を選択できるのは、自分のスケーティングに自信があるごく一部の優秀な選手に限られるのでしょう。
音楽に頼らず自分のスケーティングに集中してもらえるだけの技術を持っていないといけないわけですから。
しかも、そのシンプルな曲を「魅せる」表現力も必要なわけだし。

今の男子選手でそれができるのって、チャンと高橋大輔くらいなものではないでしょうか?

羽生君の場合、非常にバタバタした感じの曲ばかりチョイスされていて(しかも、ショートの曲は、セクシー部長のテーマだろ)、それって、上半身で振り回して足を持ってくステップの仕方をせざるを得ないからなのだと思うのです。

つまり、「バタバタ」を振り付けとして見せなきゃならないので、ド派手な曲が必要という。
で、羽生君の場合、体幹も思い切り弱いので、上半身は振り回さなきゃならないわ、体力は消耗するわで、最後の方は、時折見るも無惨なくらいヨレヨレになってしまいます。

はっきり言うけど、今回、フリーに関していえば、チャンの方が出来が良かったと私は思います。
明らかに福岡開催のご祝儀相場でしょ、羽生君。

いや、しかし。
オーサーって、キムヨナの時も思ったけど、「曲」と「振り付け」である意味煽ってごまかして点を取る作戦がお上手ですなあという感じです。
審判もそういうのにだまされちゃうんですかね、プロなのに。

本題からずれちゃいました。
パトリック・チャン、うまいです。
今まで気づかず、ごめんなさい。

2 浅田真央に風格が出てきた。

有名な意地悪日本人ジャッジのために、ショートでのトリプルアクセルが回転不足と判定された真央ちゃん。
フリーでは、2回入れたトリプルアクセルが、いずれも失敗。

今までの真央ちゃんなら、それで、表情が曇り、引きずって他の要素もイマイチになっていました。
金メダルをとっても、浮かない顔になりました。

しかし、真央ちゃんは、崩れませんでした。
フリーの演技が終わった後も、余裕の笑み。
「ま、こんなもんか」
とでも言いたげな。
表彰式での表情も明るく、カメラに向かってもうれしそうにメダルを見せてくれました。

悟ったんだろうなあ、真央ちゃん。
バンクーバーの後の3年間は、基礎を見直すという作業に終始していました。
世界選手権で2年連続屈辱の6位。
ソチに間に合うのかどうか、不安だったことでしょう。
まるで修行僧のような時間を過ごしてきたのです。

演技構成で高得点をとれるようになり、ジャンプの基礎を作り直したおかげで、アクセルがだめでも崩れなくなり、なんというか、確固たるものが自分の中にできたような、そんな気がします。

すっかり図太くたくましくなった真央ちゃんですが、この人はやっぱり、ピュアなまま、なのです。
薄汚れた感じが一切ないのです。

審判が裏で買収されたり、得点調整がされていたり、そんな話はきっとごまんと聞いているだろうに、それでも自分の演技を磨くことに邁進する、その精神力は、本当に尊敬してしまう。

私は確信するのです。
真央ちゃんは、メダルの色は何色でもいいと思っているんだろうなと。
自分が目指す演技ができれば、それでいいと思っているのではないかと。
で、きっと、今までの時間が夢だったみたいに、いさぎよく私たちの前から、消えちゃうんだろうなと。

オリンピックでは、図太く美しくなった真央ちゃんを、存分に発揮してもらいたいものです。

ところで、クロアチアのB級大会で、見事、真央ちゃんを上回る点数で優勝したキムヨナ女王様ですが、優勝したにも関わらず、その後の会見での表情は暗く、「オリンピックでは結果に関わらず楽しみたい」などと漏らしていました。

なんでも、B級の大会であるにも関わらず、技術点の評価が辛く、レベル1をつけられたものもあったのだとか(スコア見てないからわからないのですが、おそらくステップではないかと。彼女のステップは、昔から、緩急のないインチキ臭いステップでしたから)。
演技構成点で、かなりな調整ははかられていたようですけどね。

同じ200点越えなのに、何とも対照的なこの二人。
さて、ソチで笑うのはどちらなのでしょうか。

いや。
真央ちゃんは、自分の演技さえできれば、笑えるだけの根性を身につけましたからね。
この人と比べるのは、やめた方がいいんでしょう。

次は全日本。
さて、男女シングルの代表選手、どうなりますことやら。




2013年12月8日日曜日

ありがとう、ヒートテック。

水曜から昨日まで大阪出張でした。
研修の講師の仕事で3日間朝の8時半から夕方6時頃まで缶詰。

夜のおつきあいもありつつ・・・のはずも、早々に引き上げて、きっちりグランプリファイナルは楽しんだのでした。

泊まりの仕事のときは、着替えに何を持って行くか結構迷うタチなのですが、今回は、上に着る物は案外すんなり決まりました。

ユニクロのファインメリノのVニットとヒートテックのインナーです。

コートの下にジャケットを着て、その下にこれを着るわけですから、厚着しすぎだろ!!と思う、そこのあなた。

11月のはじめから今くらいの時期というのは、もっとも風邪を引きやすい時期です。

加えて、北海道出身の私からすると、こちらの建物の中は、びっくりするほど寒い。
なので、北海道に帰省しているときは、厚いコートの下に中はセーターとシャツみたいな感じですが、こちらでの生活では、コートは薄手で中厚着、みたいな服装に冬ならざるを得ない。

暖かくなったり寒くなったり不安定な、これくらいの季節というのは、体がうまく調整できないので、風邪予防、体調管理のために「気持ち厚着」を心がけるのが正しい。
と、ハヤシは信じているのです。

で、大阪出張の服装のチョイス、大正解でした。
研修が行われた建物の中が、暖房があまり入らず寒かったのです。

研修中は、パンツの下に30デニールくらいのタイツにハイソックス、上は、さっき書いたようにユニクロのニットにヒートテック、その上にジャケット、ストールも巻くという出で立ち。
研修スタッフが「寒いなあ」を連発する中、ひどい寒がりで暖房大好きの私が「確かにちょっと空気が冷たいかも」と思う程度で、全く苦にならずに3日間を乗り切れたのです。

実は20数名の研修スタッフのうち、研修中に風邪を引いた人が少なくとも3名ほど出ました。
うち、ひとりは、3日目の午後についにダウン。
私の方も2日目の夕方から、ひどい頭痛になり「もしや風邪か?」とびくついたものの、ただの緊張性の頭痛であったようで、入浴とストレッチで治ってしまいました。

今回ほどヒートテックの実力を思い知ったことはありませんでした。
もちろん、インナーにヒートテックは数枚持っていたのですが、本当に「ただのインナー」くらいにしか、今まで思っていなかったのです。

うちの母が、ヒートテックのレギンスの愛用者で、「もう手放せない」とことあるごとに言っていたのを、「そんなに暖かいか~?」くらいな感じで聞いておりまして。
今回の出張でのチョイスも、元はといえば、荷物がかさばらなくてすむようにということを主眼においてでのことでしたし。

が、今回、やや過酷な環境に3日間追いやられて、その実力を思い知りました。
暖かいといっても、「暑い」という感覚にはならず、じんわり暖まるという気持ちの良さがあります。

しかも、ヒートテックインナーは、今年うれしい進化を遂げています。
ひとつは、色鮮やか、柄もポップな物がいてニットやシャツの下から「チラ見せ」して楽しめるものがでたこと。
そして、クルーネックの物が出たこと。ユニクロのクルーネックは、気持ち広めなのでVニットの下に着ると見え加減がちょうどよい。
さらに乾燥肌の私にうれしいのは、椿オイルが配合されて肌あたりが柔らかくなったということです。

今までは、黒のタートルとUネックしか持っていませんでしたが、今年は、白、黄色とネイビーのしましま、ピンクのしましまなどなどを調達しており、昨日の出張帰りにも駅近くのユニクロでさらに補充してきてしまいました(だって安かったんだもん)。

さて、ヒートテックの品ぞろえは、今年ぐんぐん増えておりまして、部屋着にもヒートテック素材の物が取り入れられています。
私も今年の冬の部屋着に2セットほど(ワンピとパンツでワンセットと数えています。セット販売しているわけではないので誤解ないようお願いします)買いました。

実はインナーの前に良さを感じていたのは、この部屋着の方でして。
もう、暖かいったらありません。
昨年の冬の厚着っぷりが嘘のようです。パンツの下は同じくユニクロのもこもこ靴下のみ。上はワンピの下はタートルネックのインナーのみ。
もちろん暖房はつけていますが、これでもう十分なのです。

惜しむらくは毛玉が出やすいこと。
まだ買って1ヶ月くらいしか経っていないのに、もう、毛玉だらけ。
化繊なので致し方ないといえば致し方ないのですが、せめてワンシーズンくらいは持つくらいにして欲しいというのが、ユニクロさんに対する注文です。

今年の冬は、ヒートテックで、ファッショナブルに、凍える思いをせずに乗り切れそうな気がします。

ありがとう、ヒートテック。

2013年12月2日月曜日

AQUOSPadの使い心地。

久しぶりの引きこもり。
今日は、頭のしわがビヨンビヨン伸びたんではないかと思うほど、なにもしませんでした。
したのは食事の支度と洗濯くらい。

10日ほど前にAQUOS PADを買いました。
これ、docomoとauからでているのですが、私が買ったのはdocomoの方。

なぜ買ったのか。

理由その1。
今まで使っていた、iPadが、2年契約すぎた途端、とんでもなくバッテリー消費するようになり(なにしろスリープ状態にしてもがんがん減っていく)、新たにタブレットが欲しいなと思っていた。
理由その2。
やはりガラケー世代としては、「持ち運べるテレビ」が欲しい!!

で、テレビ機能が付いているタブレットで7インチの物がないかなと思っていたところ、AQUOS PADに行き着いたわけです。
docomoにした理由は、単純に新しいモデルでフルセグがついているから・・・です。

auはどうもAndroid端末のタブレットには、あまり力を入れていないご様子で、iPad以外だとほとんど選択肢がありませんでした。AQUOS PADももう1年以上前のモデルをそのまま出していましたし。

それはさておき。

買うのに少し躊躇しました。
Android端末だったからです。

天性の機械音痴、IT音痴。
以前、店頭でAndroidの携帯をいじろうとしたら、全然わからなかったという記憶も新しく。
iPhone、iPad以外は動かせないんじゃないか、自分、なんて真剣に思ってしまったわけです。

が、思い立ってから、仕事帰りや土日にちょいちょいタブレット売場に足を運んで、いじってみると・・・案外動かせそうな感じ。
Androidに対する恐怖心は、かなり緩和されました。

そもそも、iPhoneやiPadに、ちょっと飽きていたところではあったのです。

IT音痴のくせにアホ抜かせ、などと言われることを承知で書くと、iPhoneやiPadって、本当にシンプルな操作でしたいことができる。しかし、それだけになれちゃうと面白味がないなあ・・・というか。画一的なことしかしてないなあというか。

iPhoneとかiPadって、appleが提案する「こんなことあんなこと」をするにはすごくやりやすいけれど、使う側がやりたい「こんなことあんなこと」はちょっとやりにくい、そんな印象を持ち始めていた頃でもありました。

聞けば、Androidは(その本質はiOSと大した変わらんと言いますが)、カスタマイズできると言うではないですか。

で、思い切って買っちゃいました。

AQUOS PADの使い心地は、一言で言うと、「ガラケーっぽい」です。

これは、iPhoneとガラケーを比較しての印象です。
理由の多くを占めるのは、やりたいことに到達するまでに、iPhoneやiPadより「一手間かかる」感があるということでしょうか。うまくいえないのですけど・・・

でも、これは、日本の携帯電話メーカーが、ガラケーに慣れた日本人向けにAndroidというOSを使って、スマホやタブレットを作ったからであって、これがそもそもAndroidの特徴ということではないんでしょう。
ガラケーっぽくできるというのは、もしかするとAndroidの特徴なのかもしれませんが。

iPadよりも費やされる「一手間」にストレスを感じるかというと、個人的にはそういうわけでもありません。

基本的には、iPhoneやiPadでやっていたことはすべてできますし、具体的には、うまくいえないけど、ガラケーに近い分、ガラケーでできたように、いろんなことができそうなわくわく感があります。これ、iOSにはなかったですから・・・

そして、噂のigzoパネルですが、きれいです!!
私の場合は、PC画面などを見て目を酷使することも多いので、ブルーライト軽減の保護シートを張ったので、若干輝きが違いますが、さすがのシャープ、ここにありという感じ。

そして、手の小さい女子にとっては、この7インチという大きさは非常にありがたい。

実は私、iPad mini、片手で持てないのです。
手をめいっぱい開いて第一関節が引っかかるかどうか、という感じ。隅っこだけ持つという持ち方では、ちょっと重くて疲れますし。

7インチだと、片手広げてホールドできる大きさですし、重さも300グラムを切っているので隅っこ持ちも短時間なら負担が少ない。

先日書きましたけど、Kindleアプリ入れての読書をこれでしてますが、電車の中で立ち読みしても大丈夫。
それでいて、小さすぎて字が見にくいこともないですし。
もちろんバッグのポケットにするっと入って、重さを感じないところもポイント高いです。

問題のテレビの方ですが、ネットで見るとフルセグの方は、充電器に同軸ケーブルをつながないと安定的に見れないという方もいたのですが、私の方は自宅で試してみたところ、アンテナを立てるだけでかなり安定した状況で視聴できました。

今週末のフィギュアスケートのグランプリファイナルは出張中ですので、なんとしてもこれで見てやるのだと息巻いています。

まだまだきっと良さを引き出せていないと思うのですが、案外使ってみると大丈夫なもんだ、というのが、Android初体験の林の感想です。
そして、AQUOS PADについて言えば、いい買い物したと思っています。

実は、愛機ポメラとの連携がいまひとつ良くないのではないかという懸念がありましたが、連結QRコードを読み込むアプリもありますし(インストール済み)、昨日の投稿で試してみたところ、Bluetoothキーボードとしても、まあま使える感じでした。

スマートで洗練されているのはiPadの方だと思いますが、道具としての楽しみは、こちらの方が優れているかもと思うIT素人のハヤシなのでした。

あ。iPadの方は、回線契約解約して、Wi-Fiタブレットとして使っています。






2013年12月1日日曜日

遂にデビュー!!ゴールデングース

おおっ。
もう2時ですか。
実は、今週はちょっと気の張る仕事が多く、いずれも金曜日に一件落着したため、風呂にも入らず爆睡し、土曜日は、動きが非常に遅くなった結果、こんな時間に投稿するはめになっています・・・

久しぶりに青山に行ってきました。
青山は、しばらく行かないと突然降って湧いたように行きたくなる街でして。
私の場合、普段は銀座あたりで買い物するのですが、銀座に飽きると、「よし、青山行こ」となります。

今回青山に行きたくなったのは、パンツが欲しかったからです。

11月初めに、10年ぶりくらいにかなり短いショートへアにして以来、ボーイッシュなファッションにちょっと回帰していまして。
そう。回帰、なのです。
もともと私は、メンズテイストの格好が好きな質で、20代30代の頃の知人は、たぶん私のことはパンツ党だと思っていたと思うのです。

ただ、この仕事に就いて以降、ワンピースやらスカートやらを着ることが多くなっていて、仕事で履くためのパンツというのをスーツ以外にあまり買っていませんでした。

法廷に出るときなんかは堅い格好をしますが、普段は、お客様に失礼にならない程度の格好をしていれば、そこそこカジュアルでも大丈夫。幸い、ジャケット好きで、真夏以外はほぼジャケット羽織って出ますので。

で、ちょっとカジュアルでもいいから、カッコいいパンツが欲しいなと思い、銀座じゃ選択肢が限られるので、じゃ、青山いくかと思い、出ていったわけです。

回る順番は決めていました。
まず、Kolor。次に、SUPER A MARKET。最後にギャルソン。
要は、優先順位の高い店でいいのがなければ次順位の店に回ろうと思い、最初が、Kolorになったわけです。

なぜか。それは、以前投稿した折に書いた札幌で買った1本が、もうホントにホントに履きやすくて、同じパターンで色違いがないかと思ったからです。

古いマンションの半地下みたいなところにある店舗にたどり着いたところ、グレーがあったのですが、サイズが大きいのしかなし。      
他に気になったのを試着したものの、イマイチ気に入らず、そそくさと  SUPER A MARKETに向かいました。

ゴールデングース祭りの余韻は、まだ残っていました。
10月に妹と行ったときに試着して断念した、どえらいカッコいいけどどえらい股が浅いジーンズがまだありました。あとスニーカーもまだ出ているのだけで10足・・・。

ふと見ると、ジーンズの近くに、前回来たときには気がつかなかった短め丈のコットンパンツが・・・。
色はネイビーとグリーン。グリーンはかなり深い色です。

早速試着しました。
ネイビーのSを。
だって、サイズ展開、XSからMまでだって言うんだもん。
入りました。
別にパツパツって訳でもありませんでした。
でもなにか、ちょっと着心地の点で一抹の不安が・・・。

そこで、最初興味がなかったグリーンがふと目につきました。
聞くとMしかないとのこと。まあ、色味だけでも見たいので 、試しに・・・と履かせてもらいました。

結局、これを買ってきました。

まず、ワンサイズあげても、大きすぎる感じは全くありませんでした。
むしろ、適度に緩みのあるきれいなラインになった気がしました。

で、実は、ボトムでグリーンなんてほとんど買ったことがなかったのですが、このパンツに関しては、ネイビーよりもグリーンのほうがいいと思いました。

ラインのよさとか細かい作りとか、グリーンのほうがよくわかる気がして。
幸い手持ちの服でカラフルなものは、ほんのわずか、なのでコーディネートに困るということもなさそうです。
履き心地も悪くない。

で、決めちゃったわけです。

帰宅して、少し手持ちの服を合わせてみましたが、数年前に買ったフォルテフォルテのウールフラノのジャケットとか、ギャルソンのエステルのジャケットとか、合わせられます。黒いジャケットもいける。
これだけ合わせられれば、文句なしです。

いい買い物しました。

先日のジーンズといい、今日のコットンパンツといい、ちょっとラインは細いけど、ゴールデングースのパンツは、シルエットに非常にこだわっているなあと感心しました。

なんというか、美脚に見えるとか足が長く見えるとか、そんな下らないレベルの話ではなく、着用したときにそのものの良さが際立って見えるようなラインに仕上げられているということです。

例のジーンズだって、お世辞にも足は長く見えません。
でも、細身の男の子が長年愛用しているスリムジーンズを履いている、というイメージのラインが出ています。

今日のコットンパンツも、特段足長さんには見えません。
でも、上にPコートなんか合わせたくなるような、カジュアルなんだけどちょっときちんとしたラインがしっかり出ています。

パンツがいいブランドって、実は女子の場合あまりなくて、探すのに一苦労するのですが、Kolorといい、ゴールデングースといい、ジュンヤワタナベ以外に、自分にとって、これ、というブランドを見つけられたのは、かなりな収穫です。     

お値段もかなりよろしいので、そう立て続けに何本も買えませんが、1本1本増やしていきたいものです。