2013年4月30日火曜日

断捨離な一日。

ゴールデンウイーク前半最後の日は、部屋の掃除に明け暮れていました。

やらなくちゃいけない仕事が2,3あったのですが、むらむらと「あ~、片づけたい!!」という気持ちが湧き上がり、結局大掃除をすることに。

昼の1時から夕方5時半までずっと掃除。
おかげでついさっき、仕事が終わる始末(明日は仕事なんだから、もう寝ろって感じですが)。

名古屋の家は、50平米ほどの1DK(注:前の職場の家賃補助がかなりあり)。
今の家は、28平米ほどの1K。

人間広い家に住むと、色々増えるもんで、名古屋からこっちに来た時、「荷物入るんかいな」と真剣に思いました。
まあ、結構いろいろ捨てたので、なんとかおさまったわけですが、容量は常にギリギリ。
飽和すると、家の中が、収拾つかない状況になります(注:足の踏み場もないとかいう状況ではなく、例えば小机の上に書類がドンみたいな状況が延々と続くとか、本棚の上にいろいろつみあがっていくとか、そんな状況になるわけです)。

で、「あ~そろそろ片づけなきゃなあ」みたいな気持ちにある日なり、そして、ある日突然「今日、掃除する!!」となって、いらないものを捨てて、収納のしなおしということになるわけです。

今日は玄関をきれいに掃除して、以前からの懸案だった本棚を整理しました。
私は、読まないものも多いのですが、仕事のものそうでないもの関わらず、「売書」が趣味でして、ここ半年くらいの間に買った本が、本棚に入らず、小机の上にどんどん積まれていく状況になっていたのでした。
本棚から余分なものを抜いて、小物なんかを置いてあるスペースを整理して本を置ける棚を1個増やす…がメインの目的でした。
そしてついでに要らなくなった洋服なんかも捨てちゃおうという。

本棚は何とか1段スペースを開けられて、はみ出していた本類が見事に片付きました。
クローゼットも古い洋服を整理できたため、ぐちゃぐちゃで洋服エリアを侵攻しつつあったバッグエリアが思いのほかすっきりしました。

色々と捨てました。
すごくすっきりした。
この爽快な感じ。
なんなんでしょうね~。

私は物を捨てるのが下手で、本当にある日思い立って「捨てちゃおう」とか思わないと捨てられないタイプ。どんなに使わないものであったとしても…
で、思い立って大掃除して捨てた時には、本当にいつも。心地よい疲労感と「あ~、すっきりした」という気持ちに包まれるのです。

前に掃除して以降に溜め込んできた自分の中の「どろどろ」も、ものと一緒に捨てた気になれているのか。
それとも単に破壊行為の爽快感なのか。

捨てるという行為がどれほどの奥深さを持つ行為なのか、私にはわかりかねますが、断捨離は、風水的にいいとか何とかいう前に、なにより気持ちいい。
これが一番、大事なんじゃないかと思いますね~。

2013年4月28日日曜日

おいしいスパゲティを探して

我が故郷の札幌には、かつて、さっぽっこの多くが知っているスパゲティの名店がありました。

1軒は、「カラカラ」という名のスパゲティ屋さん。狸小路6丁目商店街のちょうど真ん中あたりに、静かなたたずまいで営まれているお店でした。
ご夫婦二人のお店で、調理はご主人、ホールは奥様が担当。
毎日食べても飽きない、普段着のおいしさが人気のお店でした。
私が司法試験に受かった年に、惜しまれつつ閉店。

もう1軒は、「モンシェルトントン」。「カラカラ」よりももう2丁ほど西にあるお店でした。マンションの1階にあるこじんまりしたお店でしたが、お客さんが絶えることはありませんでした。
「カラカラ」とは対照的に、ちょっと癖のある味付けで、正直なところ好き嫌いは別れましたが、病み付きになる味付けの物が多く、よく通っていました。
ここも、3~4年前の5月に閉店。

私は無類の炭水化物好き。特にご飯とスパゲティが大好きです。
「パスタ」ではないのです。
「スパゲティ」なのです。

要するに、妙にイタリアンな、オリーブオイルやニンニクを多用したおしゃれな小麦の麺を求めているわけじゃあないのです。リングイネだの、タリアテッレだの、どうでもよろしいのです。
昭和の味を引きずった「ママー」な情緒漂う、日本人による日本人のための小麦の麺、それが「スパゲティ」なのです。

2つのお店は、味付け自体は対照的であったけれど、仕事の帰りに、友人や家族とのちょっとした食事に、「あ。食べに行こうかな」と思う、そんな普段着の「スパゲティ」のお店でした。

この2つのお店の代わりになるお店は、なかなか見つかりませんでした。

名古屋には、名古屋人のためのご当地スパゲティ「あんかけスパゲティ」があります。
説明せよと言われても筆舌しがたいのですが、とにかく、独特(注:あんかけ焼きそばのあんとは全く違うあんが乗っています)。
庶民の味ではあるし、わりに気に入ってはいたけれど、私が求める「スパゲティ」とは違う。

東京に出てきても、目につくのは、イタリアンな店構えの「パスタ」のお店や、妙に和風を気取ったお店ばかり。
お願いだ~、普通のスパゲティを食べさせてくれ~ともはや悶絶にも似た気持ちを感じ始めていた矢先…

見つけたのです。
昔ながらの日本人のためのスパゲティを出すお店を。

それは、恵比寿駅から歩いて5分ほどのマンションの1階。
とても古そうなお店です。
何度か前を通り過ぎて、興味を持っていたのですが、先日思い切ってトライ。夕食を食べに行きました。

人の良さそうな50代のおじさまが迎えてくれました。
店内は、木目調の、ちょっと昔の喫茶店的な雰囲気。
テーブルが広くて、なんだか落ち着きます。
サラダとドリンクで1050円のセットのスパゲティが約8品。
豚肉と野菜の塩味のスパゲティのセットを頼みました。

ここだ!!と確信したね。

サラダは、新鮮な野菜に、酢とサラダオイルで作ったような昔懐かしいシンプルな味のドレッシング。
そして肝心のスパゲティは、まさに普段着の毎日食べられる味付け。隠し味のしょうゆが効いています。

「カラカラ」や「モンシェルトントン」のような洗練された店内ではありません。
私がいた時に来たお客は、全部おじさん。
でも、おじさんが安心してこられるお店は、すなわち「ジャパニーズスパゲティ」のお店の証なのです。

これだけでも事務所変わった価値がありました(って大げさか)。
きっと、ぽつぽつ通うことになるんでしょう。
いつの日か「いつもありがとうございます」なんて言われることを、心待ちにして。



ところで、本日、来訪者が延べ1万人を超えました。
今後とも、よろしゅう。

2013年4月21日日曜日

村上春樹の新作はどうなんだ。

色彩をもたない多崎つくるくんのお話ですが…この小説は面白いのでしょうか…

最近、何か夢中で一気に読み終えるという小説に久しくお会いしていません。
乾ルカの「てふてふ荘へようこそ」が最後、かな。

村上春樹の小説に関しては、ミーハーなことに「ノルウェイの森」が相当大好きで、「てふてふ」以外の小説で、最近最後まで完読できた長編小説も、実は「1Q84」のみだったことから、実はもう自分、春樹以外は受け入れられないんじゃないか、みたいな気持ちで、予約してまで手に入れました、多崎つくるくんのお話。

FB上の友人たちの中でも、この本を買った人は結構いて、賛否両論です。
一気に読み終えた。
新しい世界がまた開いた。
という絶賛系の意見の一方で、主人公のキャラが常に一緒、ストーリーの展開が理解に苦しむ…みたいな厳しい意見も。

で、私としては、「とにかく冒頭がつまらん。したがって、進まん」ということで、買って1週間たちますが、今まで最初の数十ページから進展できていない模様。

もちろん、読み進められないのは、極めて私個人の事情とか精神的な状況とかに負うところも大きいと思うのです。

まず、前提として、私はかなりの遅読で、相当に没頭しないと一気に読み進められないタイプ。
転職直後で慣れないことも多く、小説の世界になかなか没頭しにくい。
しかも、やはり転職をきっかけとして勉強しなくてはという気持ちになり、法律系の本を読むことが多い。

いや、しかし、しかしですよ。
本当にすごく面白い本なら、こういう没頭しにくい状況を凌駕して、一気にがーっと小説の世界に強引に連れて行ってくれるのです。
その力が、ないんだよね。今回のこのお話。

新作が出る数週間前に、村上春樹の短編集「めくらやなぎと眠る女」を買いました。これは、かなり古い短編を集めたもの(アメリカで出版されたものを日本でも同じ編成で出したというもののようです)。ヒマな時に一遍ずつちらちら見ていこうかなと思いまして。

短編と長編を比べるのはお門違いだと思うのですが、表題作の「めくらやなぎ~」もその次の「バースデー・ガール」も、表面に現れる透明感の裏に疾走感あふれるリズムが刻まれていて、本当にぐいぐい物語の中に引き込まれていきます。

しつこいようですが、新作にはそれがない。

「1Q84」もかつての村上ワールドには見られない必然性のなさがあって、それが私の周りでは比較的不評だったのですが、冒頭の「???」は物語の後半に読者を連れていく力が十分にあったように思うのです。

本当にしつこくて申し訳ないんだが、新作にはそれがない。

登場人物の紹介が結構長く続いてつまんない(そこがもしかすると後半につながるのかもしれないのだが)。なんというか、独特の疾走感が、ないのです。

もはやこれを読み終えるときが来るとしたら、出したお金がもったいないと思うときなんではないかと思うのです。
今読んでる銀行業務検定の信託実務のテキストのほうがおもしろいというのは、ゆゆしき問題なんじゃないんだろうか。

草野マサムネが何かの雑誌のインタビューで、かなり前に「自分で自分をパクるようになったらおしまいだ」みたいなことを言っていたことがあるのですが、たいていのクリエイターは、その呪縛から最終的には逃れられないのかもしれません。どんなにすごい人でも。

たとえば、コアな宮崎駿ファンからすると、ナウシカ以降の映画は、全て「カリオストロの城」の焼き直しだと言いますし(確かに、湯婆婆って、ドーラにそっくり…ってそういう話じゃないか)。

村上春樹の新作を読んだ時に、くしくも直前に読んだ「バースデー・ガール」を思い出してしまったのは、若いころの思い出を、酒を飲みながら向かいにいる相手に語るというのが男女が逆なだけで同じだったから、ということだけなんだろうか。

もしかすると、ノーベル賞に手が届くかと言われている村上春樹も、すでに自分で自分をパクる領域に入ってしまったんでしょうか。

ノルウェイの森は、日本で一番の青春小説だと思い、みどりちゃんって最高の女の子だぜと思っている私は、これから先、誰の小説を読んでいけばいいんだろうと、やや悲しい気持ちになったりしたのでした。

結婚式こもごも

寒いですな~。
これ、東京じゃ真冬の気温、ですよね。

そんなさむーい中、ついに昨日、例の結婚式がありました。
終わっちゃったんで言いますが、場所は帝国ホテル。
で、本当にご立派なフレンチのコースでした。
おいしかったです。
とくに最後のデザートが非常においしかった。

ただねえ…こういう結婚式に出ていつも思うのは、「料理大杉」ということなんですよね。
昨年出席した帝国ホテルの結婚式は、会費制のビュッフェスタイル(ちなみにご存知の方も多いと思うが、私の故郷北海道は結婚式は会費制。非常になじみのあるスタイルでリラックスできました)。
料理のクオリティは、昨日のコースとそれほど違わない感じで、量を調整して食べられらので、とても快適でした。
結婚式のフルコースって、どの料理も抜かりなく来る分、味も濃くなるしボリュームも過多なりがちで、最後は苦しい…
動くのがややしんどくなりました。
ちょっと、もったいない。

業界が業界なだけに、結婚式も立派な社交の場、営業の場ととらえている方がたくさんいるみたいです。
特に弁護士登録10年未満の若手から中堅どころの男性弁護士なんかは、どうもそういう位置づけみたいで、同期の男性弁護士がこの1年半毎月他人の結婚式に出ているなんて話を聞いて、ビビりました。
ご祝儀、経費で落とせないのかなあなんて言ってたけど、そうも言いたくなりますよね。
こうなるともう、「人の幸せを祝福する、楽しむ」なんていう気持ちにはなれないんでしょうなあ。

私は、あまり社交の場が得意なほうではないので、顔を出す場は結構限定しています(それがいいのか悪いのかはわかりませんが)。
そんなわけで結婚式に出るのは、昨日が1年ぶり。
さすがに気疲れするけれど、「おめでとう!!」とそれなりに盛り上がることはできるわけです。

昨日の式では、同じテーブルに同じ派閥の後輩の女性弁護士がいました。結構美人で、昨日もとても華やかなドレスに身を包んでおりました。
なのに、彼女から出てきた言葉は!
「人の幸せ祝うなんて、酒でも飲まないとやってられない」

え~~~。

年のころは30歳くらいで、どうも彼氏も現在いないようなのだが…君がやさぐれていたら私はどうすればいいの?
最初冗談かと思っていました。しかし、飲んでるワインの量は半端じゃないし、あの脂肪の多いローストビーフはおかわりするし、目は座ってるし、本気だ…と思ったのでした。こわい。

自分がもしこの先結婚することがあったとして、結婚式をするのか、するとしてどんな式にしたいと思うかをたまに考えたりするのですが…
今更、高級ホテルでパンパカパーンなんて出ていくのは気恥ずかしいし、かといって、入籍だけすましてなんのイベントもなしというのも、けじめがない感じでちょっとさびしい。

こじんまりしたレストランを数時間借り切って、親しい友人とか恩人を招いてこじんまりお披露目するのが一番いいなと思っています。
後は、夫婦二人で記念に写真でもってところでしょうか。

これなら、いくつになってもいい感じでできそうな…気がします。

2013年4月15日月曜日

petit robe noireのおもてなしの心

今月の下旬に結婚式がある、衣装が困ったというお話を、前々回あたりにしましたが、結局、アーツ&サイエンスの黒のワンピースにdosaのラッフルドレスを合わせていくことにしました。

ネックレス、靴、バッグは去年のものでいいかな…と一応トータルで着てみたのですが…ネックレスが映えないことが判明。

やっぱり、黒のワンピースだと、パールをつけたくなる。
でも、本真珠は持ってないし、ちゃんとしたものを買おうと思うと、手も出ない(本当は社会人になったら、いの一番に買わなくちゃいけないんでしょうけど)。
とはいえ、「それっぽい」イミテーションを買うのも、いい年して、なんだかなあと。

などという言い訳をしつつ、思い切って、憧れのpetit robe noireのコットンパールのネックレスをこの際買っちゃおうと思い、土曜日、ちょっとした仕事の後でお店に行きました。

petit robe noire(ごめん。面倒くさいので、以下「プティ」と言います。)のものは、実はいくつか持っているのです。
指輪を2つ。
黒いボウタイつきのブラウスを1着。
でも、実は、恵比寿のお店に行ったのは、1回しかなかったのです。
それが、ちょうど1年前のこと。

指輪の1つを買ったのはその時だったのですが、他は、たまにお話しする札幌のセレクトトショップで購入しました。
ここの店長、プティの物が大好きでして。お店にプティの物を切らさないのです。

有名どころのセレクトショップにもプティのコットンパールのアクセサリーを置いてあるところは結構あって、目にするたびに「いつか欲しい!!」と、思っていたのでした。

1年前にお邪魔した時、お店では、紅茶とちょっとしたお菓子をお客に出していました。私もいただきました。
マンションの1室の狭い店内で、扱いがデリケートな商品も多いのに、アンティークのかわいらしい器に紅茶を出してくれるなんて、と、とても感激したものでした。
その紅茶もほんのり甘くて、お店の端っこにあるソファに腰かけて、アンティークのシャンデリアを眺めながら(私は何度も頭をぶつけたのだが…)紅茶を飲むと、「うーん、幸せ」なんて気分になったり。

で、このたびネックレスを買いに行った時も、お店の方が、やはり紅茶を出してくださったのでした。

用途を伝えると、黒いドレス(お店の定番、キキドレスとはちょっとちがうドレス)を出してきて、ネックレスとドレスを顔の前に合わせて感じを確認させてくれたり。
それも何度も何度も繰り返し確認するのに、お店の方はおつきあいしてくれました。

購入したのは、大粒の3連ので留め具にスワロフスキーのクリスタルがついているもの。留め具を肩甲骨あたりの位置に出しても、アシメトリーで雰囲気が出ます。

ラッピングを待つ間に、少し離れたところにあるブティックで展開している春物のカタログを見せてくれました。
これも、表紙にきれいな布が張られていて、それを眺めているだけでも楽しい。

そうやって、ゆっくり丁寧にやってくれるラッピングを待つのです。紅茶を飲みながら。
お店の方は、決して急ぎません。
急ぐのがそぐわない。
それだけでなく、カタログを読んだり、お店の中を眺めたり、ここもまた楽しい時間。

出来上がったラッピングは、紐を解くのが惜しいくらいの美しさ。透明なケースにドライフラワーがちりばめられています。
実は、以前指輪を買った時のラッピングもとても美しくて、指輪を出した後のケースを今も部屋に飾っているほど。

お店に入ったときから、商品を手にして家に帰っても、うきうきしたような気持ちが続く、心配りのあるおもてなし。

素敵すぎます。

もちろん、売上を上げるためにやっている行為であることは確かなんでしょう。
でも、その奥底には「来た人に楽しんでもらいたい」「喜んでもらいたい」というホスピタリティの精神だけではなく、何よりそういう接客を楽しむお店の皆さんの心意気が脈々と潜んでいて、ちょっと遠くから、「頑張ってください!!」と声をかけてしまいたくなるのです。

そういえば、実は、私が4月から入った事務所では、相談や打ち合わせに来たお客様にお出しするお飲物が、緑茶、紅茶、コーヒーの中から選んでいただけるのです。
これ、ボスの発案です。

前の事務所は、お客にお茶も出さないところでした(お茶を出す経費がない)。

法律事務所に来るお客様というのは(特に個人のお客様)、人によって差はあれ、心が晴れない状態でいることは確か。
その時に、たった3種類の中からだけかもしれないけど、飲みたいものを選んで飲めるというのは、もし、私だったら、ちょっとうれしいなと思うのです。
お茶も出さない事務所なんかより、お客様にリラックスしてお話しする気になってもらえるかも、と思うのです。

ボスには直接聞いていないんだけど、きっと、あのボスは「自分だったら、これはうれしいな」っていう単純な気持ちで始めてんじゃないかと思うのです。

案外、プティの見事なおもてなしの基本も、始まりはこんなところなのかも。



2013年4月14日日曜日

パンツをはかないとだめなのだ。

パンツって、下着のほうじゃないですよ。

いや…実は、私が以前よく行っていたていた札幌のショップのとある店員さんが、実はノーパンだったと聞いて(どうも毎日ではないようでしたが)、至極ビビったことはありましたが。

とてもおきれいな方で、確かにファッションは個性的な方でしたが(バーゲン時期に頭頂部のおだんごに鉛筆をブスッと刺していた)、まさか、ノーパンだったとは。
仕事帰りに買い物に寄っても、「今日パンツはいてないから試着できない」とか言ってたらしいです。

お腹が冷えるので、下着のパンツは必需品。みんな、パンツは履きましょう。

今日のお話は、「ズボン」のパンツのことです。
つい4,5日前、突然「パンツをはこう!!」と思い立ちました。

実は、名古屋から東京に戻った後、かなりなスカート党になっていました。
名古屋にいたころは、季節によって多少差はありますが、どちらかというとパンツ派でした。
それが、なんだか東京にきてから、パンツが似合わない気がしてきたのと、ワンピースがマイブームになってしまったのです。

で、そのうち、ちょこちょこと太り始めて、「パンツ履けねえ」とか思いだしました。
いや、多少太ったからってパンツ履けないとかないでしょう、と思うでしょ?

私が持っていた仕事用パンツは、マーガレットハウエルのものか、セオリー、プラステのものかのどちらかでした。
前者は、幅が太すぎてトレンド感マイナス。今更履けない。
セオリー、プラステは…ご存知の方も多いでしょうが…細身だったわけです。
やせているころに買ったので、これ着てぼってりするのがこわい、という気持ちがなかったかというと嘘になります。

でも、「パンツをはこう!!」と思い立ったその日、すごく久しぶりに履いたのです。
黒のセオリーのスーツのパンツ。
セオリーでは定番中の定番の商品です。

案外入るもんだ…
あんなに薄い生地なのに、腹についた肉があまり目立たん…
と、胸をなでおろしていたところで、気づいたのでした。
要するに、未だ「入る」レベルまでしか行っていないだけだと。

そして、スカートって、体型維持には非常に悪いアイテムなんだなと思いました。
これ以上スカートを履き続け、体型が目立たないパンツを時折履くだけの生活を続けていては、まずい。

人間って「隠せる」と思うと、緊張感がなくなるんですよね、たぶん。
そうすると、隠した部分には肉が付くわけです。

体型維持には、自分を戒めることが必要です。
(醜悪にならない程度に)体のラインが出る服を着る。
出すことで、その部分を意識する。
あとは、脳がなんとかしてくれる?
なんて都合のいいところまでは考えていませんが、確かに気分はちょっと違います。
お腹周りに力が入るようになりました。
歩くときに、今までに増して、大股で足をこぐようになりました。

体重が云々というより、これで体が引締められるのなら最高です!!
先週は、思いついてから毎日パンツをはいて過ごしました。
週明けからもそうなりそうです。

ただ、パンツってちゃんとした生地の物を買おうとすると結構お値段が張ります。
そこが難点。
ここ2年ほどで仕事用のパンツって1着しか買っていなかったけど、久々に、いろいろまわって、ナイスなものを、まずは見繕いたいと思っています。

2013年4月7日日曜日

結婚式に、なに着よう?

4月下旬に、結婚式があります。

自分のじゃありません(あえて言っておく)。
一番初めに入った事務所の1期上の先輩弁護士、いわゆる「アニ弁」の結婚式です。

このアニ弁、年のころは30半ば。恋多き男だけど、いわゆる「情けない男」タイプで、いつも数回食事をしては進展せずに終わる…そんな感じでした。
入籍はすでに済んでいて、その知らせを聞いたときには、「えええええええええっっっ!!あの○○○がついに!!」と、そりゃもう本当にびっくり仰天したのでした(自分のことは棚に上げておきます)。

アニ弁は、私のことをちゃんと式に呼んでくれました。
で、その式に何を着ていくか、今ちょっと悩んでいるわけです。

昨年も同じ時季に結婚式がありました。
同業者、もっとはっきり言うと、私やアニ弁と同じ派閥の結構上の先輩弁護士の結婚式(独身貴族を卒業されたわけですな)。
招待客は、かなりな程度かぶる。
式場も同じ。
おそらくコースも同じ(割とカジュアルな式で、男性も礼服ではなく普通のスーツの方が大半)。
昨年の結婚式は、私にとっては、5年ぶりくらいの式でした(何しろ周りが結婚しないもんでねえ)。
そんなわけで、大枚はたいて靴だのドレスだのバッグだのをそろえて行ったわけです。

今年、そこまでそろえる意欲は全くない。
でも、こんな状況の式で、全く同じ服装していくっていうのもどうなんだ?と思うわけです。

こういうとき、男性って楽だよなあと思うのです。礼服かスーツでいいんですもん。ちょっといいシャツに、ちょっといいネクタイして、ちょっと靴をピカピカにしていけばいいわけですよね。

女は、そういうわけにはいかんのです。
こういうとき、和装一式を持っていて着こなせる類の人間だったらあんまり困らないのでしょうが、着物のことなんてとんとわからないカジュアルな洋装一辺倒の女、着物どころじゃなく、パーティーに着ていく服のストックすら乏しいわけです。

しかし、候補はいくつかあります。

1つは、アーツ&サイエンスの黒のワンピース。光沢のある生地で中にdosaの白いラッフルドレスを着ると、フォーマルな感じがかなり出ます。
難点は、季節的に見て、ちょっと暑苦しい感じがしないかなということ。

2つめは、5年くらい前の式の時に買った、クリステンセン・ドゥ・ノルドのシルクのロングワンピース。
これ、キャミソールドレスなため、上に何を着るかが問題です。

で、第3候補が昨年買った、dosaのシルクのワンピース。季節的に見ても一番いいんだけど、全く同じシチュエーションで全く同じ格好になるというのが、非常に気になるんだよなあ…

まあ、フォーマルに着る服なんて、そもそも私ら下々の者はそんなにとっかえひっかえ持っているわけでもないんだから、気にしなくてもいいのかもしれないのですが、やはりそこは結婚式。
おまけにうちの派閥は華やかな人が多いとなると、気を遣ってしまうのですよね…

そういえば、ZARAって案外パーティー仕様の服があったなと思って、今日見に行ったのですが、はずれでした。
時期が時期だけに、銀座のZARAは、いかしたOLさんが着ていきそうな服ばかり。

一番なに着るのか悩まなくていいのは、考えてみれば花嫁ですよね。
ドレスのチョイスさえしてしまえば、それで終わりなんですから。

あ~、しかし、困ったなあ…。


セブンイレブン、いい気分。

昨日のことです。

こんな、自分では宣伝も何もしていない地味~なブログなのに、またもアクセス数が、突然ドバーンと伸びていました。

なんだなんだと思ったら、またも「ゴ3ネタ」さんに、紹介していただきまして。
「憧れの女子?」の中で、「アクセス数が伸びていたと思ったら、ゴ3ネタさんに抜粋されていた」という書き込みをしていたところ、「ご紹介いただきました」などと、お礼を述べられておりました。

律儀な管理人さんです。

載っけられてるネタは、同業者から見ても「おいおい」な感じの実態を扱っているのが多くて、かなりゴシップな色彩もあるのですが(って、悪意はないですよ、ゴ3ネタさん)、こういう律儀なご挨拶をしてくれるってことは、この管理人さん、絶対いい人だなと勝手に思っています。

もしかすると、また載っけてもらえるかも、というよこしまな気持ちももちろんあります。
というわけで、よろしく。

さて。

自宅マンションの2軒隣のマンションの1階に、セブンイレブンがあります。
私の日々の食生活は、かなりこのセブンイレブンに頼っています。

はっきり言いましょう。私は、セブンイレブンのヘビーユーザーです。

従来、コンビニエンスストアは、私にとって「他に何も手段がない時のほんの間に合わせ」的な存在でしかありませんでした。

お昼ごはんを食べに、遠出するまでの時間がないとき。
夜、事務所で書面書きに追われて、外に食べに行く暇もないとき。
外出中に小腹がすいたり喉が渇いたんだけど、お八つやドリンクの手持ちがないとき。
こんなときに、手近なコンビニに飛び込む、といった感じでした。

そして、コンビニに売っている商品と言えば、カロリー過多で不健康なお弁当類、味が濃すぎる調理パン、安っぽいスウィーツ。みたいなイメージでした。
 コンビニ食は、仕方なし、の選択でした。

このイメージを変えたのが、セブンイレブンでした。

実は、まだ名古屋で働いていたころ、転勤になる1年くらい前に、隣のビルの1階にセブンイレブンができたのです。
昼食に夕食に、ちょっとしたおやつを買いに、よくセブンイレブンを使うようになりました。
おでんがうまい。
パスタもうまい(お気に入りはミートソースです)。
私が好きな塩むすびもある(塩むすびを置いてあるコンビニはあまりない)。

「セブンイレブンは、食べ物が充実している!!」

気持ちが仕事モードのときって、あまりお店に入ってご飯を食べる気になれない私。
しかし、根は食いしん坊。
心が躍ってしまいました。

それまで、少し離れたところにあったローソンを使っていたのですが、行かなくなっちゃいました。

で、東京にお引越ししてきたら、なんと、自宅のすぐそばにセブンイレブンがあるではないか!!

最寄り駅のそばに、スーパーマーケットはあるのです。
でも、帰宅路から若干外れるため、夜遅くに帰るときには、大儀になってしまって、寄るのが億劫。
そのため、徐々に徐々に、「セブンイレブンで用が足りるものはセブンで…」という生活スタイルに。

一番よく買っているのは、せんキャベツとカット野菜。それにセブンイレブンオリジナルのヨーグルト。
カット野菜は洗わなくていいし、独り暮らしにはちょうどいい量で、野菜不足を簡単に防いでくれます。
ヨーグルトは無糖タイプのもので、なかなかクリーミーでいいお味。ブルガリアヨーグルトより口に合うので、最近はこればかりです。

あと、卵もよく買いますし、たまにプチトマトも買います。フルーツを切らしてしまったときにはカットパインも買います。
さつま揚げ、こんにゃくも売っていて、自宅からジャガイモが送られてきたり、ちょっとがんばっていい手羽先なんか買ってしまったときには、煮物の材料として買いに行ったり。
しめじやえのきも売っているので、お味噌汁やなべ物を作るときに使います。

お惣菜系も充実していて、煮豆や金時豆、きんぴらごぼう、野菜のうま煮、玉子焼きなんぞは、かなりおいしいです。
お弁当のおかずがちょっと足りないかななんてときに使います。これ、確かに少し割高ですが、冷凍食品使うより、味は断然いいです。

前にも書きましたが、オリジナルのスウィーツもいけてます。ベイクドチーズケーキ、プリンは絶品です。

最近の大ヒットは、2つ。

1つは、ワイン。
赤、白、スパークリングとあって、どれも名の通ったワインを小さなアルミのボトルに入れて売っているのですが、特に白がおいしいです。
土曜の夜に、一杯飲みたいなあというときにぴったり。

もう1つは、タカキベーカリーというところから仕入れている「石窯パン」シリーズ。
ためしに、くるみパンとモハベレーズンというパンを買ったのですが、チェーン店のパン屋さん、危機です。うまいです。
とくに、くるみパンはかめばかむほどいいうまみが出てきて、本格的です(なお、セブンオリジナルのくるみブレッドもおいしかったです)。
コンビニの不健康な調理パン、菓子パンというイメージが覆りました。

凄いのは食べ物だけではありません。
「雪肌粋」という「雪肌精」のぱくりっぽいコスメも置いています。
私は、1年通してSPF50の日焼け止めを塗っているのですが、顔に塗れる類のものって実はあまりなくて。
しかし、セブンにはあるのです!!
愛用しています。

おまけに、これは店舗によるでしょうが、クリーニングクラブというクリーニングサービスがあります。
メンバー登録すれば、店舗にあるボックスに入れておくだけ。出来上がり予定日以降に受け取りに行けばいいという。
忙しくて、クリーニング店が開いている時間に行けない、という働く女子には何ともありがたいサービス。

さらに。
みなさんは「ネットプリント」というサービスをご存知でしょうか。
インターネットでファイルを登録しておけば、セブンイレブンの複合機でプリントアウトできるというサービスなのです。
これ、実は、私どもの業界で愛用している人が多数います。
例えば、裁判所に急ぎ提出しなければならない書面がある場合、出先でちょちょっと作成して最寄りのセブンイレブンに飛び込んでプリントアウト、職印押して裁判所へゴー、なんて使い方をしている人、結構います。

このように、セブンイレブンは、働く四十路の食を支え、美(え?)を支え、仕事を支えてくれる存在なのです。
コンビニエンスストアの鏡!!
私の命綱!!

と、ほめちぎりましたが、「できればもう少しこの辺も充実させてほしい」という注文を…

文房具類をもう少し充実してくれるとうれしいかなと思います。
例えば、ノート、レポートパッド。世は、B5サイズからA4サイズに移行しています。
そのサイズのものをぜひ取り揃えていただきたい。

そして、コスメを独自開発してみてはいかがだろうか。
コンビニコスメって、「化粧惑星」(うっ。なつかしい)が「買ってはいけない」に乗ってしまったせいか、「安かろう悪かろう」なイメージが強くて、何割かは敏感肌な日本人女性が手を出すには、なかなか勇気がいる代物です。
そこで、セブンホールディングスで、無添加低価格コスメなんかを開発して売っていただけると、そりゃもう、うれしくてうれしくて仕方ないんですが。

とはいえ、これは「できれば」の話。

セブンイレブンは、日本のどのコンビニエンスストアよりも、コンビニの未来を感じさせてくれる、実に「いい気分」なお店なのでした。

ちなみに私、回し者でもなければ、顧問でもありませんので、念のため申し添えます。