2017年4月24日月曜日

人って成長するんだなあ…

フィギュアスケート国別対抗戦。
燃えカスになった人たちの戦いと思って、ばかにしていましたが…いや、女子はすごかった(男子は燃えカス感が結構あったけど)。

まあ、この大会、最後のご祝儀、みたいな色合いも強くて、この試合の得点がそのまま選手のステイタスというわけにはならないのですが、まずは、メドちゃん。

強い!!
上手いっていうか、強い!!
崩れない!!風格アリ!!(17歳とは思えんな)
しかも、どんどん彼女の演技、パワフルになっているんだよねえ…
160点は、さして出すぎという感じはしませんでした。
そう思わせるくらい、彼女は強い。
こんなの見てると、やはりあの金妍児の当時のルールでのあの得点って、やはりフェアなものじゃなかったなあと改めて思うのですよね…

そして…
樋口新葉ちゃんと三原舞依ちゃんの演技もすごかった。
ミスがないだけでなく、ふたりの持ち味が最大限に発揮されていた。
新葉ちゃんは、元々持っている技術力とチイママ感漂う艶っぽさ。
正確な技術と清楚でのびのびした演技の舞依ちゃん。
2人とも今季一番の演技でした。
舞依ちゃんは、世界選手権で出しきったのかと思いきや、さらにどんと来た感じ。
私の目から見ても、国別の方が表情も豊かでよい演技をしていたように思います(演技構成点がフリーで6点以上上がったことから考えてもそういう評価がされたんだろうと思います)。

145点台と146点台ですよ。
お休みしている間に宮原さんをぶっちぎってしまいましたよ。
宮原さん、さぞ怪我が恨めしいことでしょうなあ…

宮原さんが休んだことによって、新葉ちゃんと舞依ちゃんは、四大陸以降ずっと「私が頑張らねば」と思い続けて大会に出続けてきたのだと思います。
新葉ちゃんは、なかなか歯車がかみ合わなかったけど、舞依ちゃんは気合を力に変えて、四大陸、世界選手権、国別とジャンプアップしてきた。
勝気そうな新葉ちゃんも「私も負けてられんわ。最後にいっちょやったるか」とばかりに、最後の国別で自分の力をどんと出した。
あの羽生ちゃんが「鳥肌~」とかいうくらいの圧巻の演技をした。

まだまだ幼気な16歳と17歳です。
そのふたりが、「日本を背負わねばならん」という今まで体験したこともたぶんないようなプレッシャーを背負い続けて数か月、皮3枚はぎ?くらいな感じで脱皮しちゃったのです。
(失礼な言い方だけど)毛虫から一挙にアゲハチョウになっちゃった感じ。

逆境は、人を成長させるんだなあ。
人って、成長するんだなあ。
16歳と17歳のちっちゃい女の子は、48歳の、この先下り坂しか待ってないかもしれない独女に、本当にすがすがしく素敵なものを見せてくれました。

いや、日本女子フィギュア、楽しみになってきたぞ。
こんなに面白くなるんだったら、3枠ほしかったな、やはり(ま、仕方ないけどね)。

だって、来年のオリンピック代表争い、宮原さんだって盤石じゃなくなってしまった。
下手すると今の時点では、国際的評価、宮原さんより、舞依ちゃんの方が高いかもしんない。
ここに本田真凛ちゃんや坂本花織ちゃんもからんでくるんでしょ?
個人的には五輪代表は、宮原、樋口、三原の3人のうちの2人じゃないかと思うけど、からんでくる二人もジュニアの実力者ですからね。楽しみったらないわ。

一方で村上佳菜子ちゃんがやはりの引退。
真央ちゃんやめたからね。たぶんやめるんだろうなと思っていたのです。
辞める決断もまた成長だと思うのです。

さあ、これから数か月はユーチューブで終わったシーズンの名演を見て心を慰めます。
たぶんフィギュアのお話は当面さようなら。


2017年4月17日月曜日

真央ちゃんのプログラムベスト3を考えてみた。

真央ちゃんが引退を表明して1週間が過ぎました。

私は、真央ちゃんは引退した方がいいんだろうなあ、そろそろ楽になってほしいなあと思っていたので、ニュースを聞いたとき(飲み会で、同席していた人がネットのニュースを見て教えてくれた)、ああ、ついにこの日が来たか、という気持ちでした。

良かったとか、悲しいとか、喪失感とか、そういうことではなく、誰にでも訪れる人生の節目が、ついに真央ちゃんにも訪れたんだなあ、自分で自分に引導渡したんだなあ、と思いました。
感慨深かった。

1週間の間、いろいろな姿を見せてくれた真央ちゃんの中で、ハヤシはどのプログラムが好きだったかな、と考えていました。

で、今回はそのベスト3を挙げていきたいと思います。

まず第3位は、「白鳥の湖」。ソチの前のシーズンのフリープログラムです。
このプログラムは、バンクーバー後に絶不調に陥った真央ちゃんが浮上してきたシーズンのもので、まさに円熟味を増した真央ちゃんの表現力がいかんなく発揮された名プログラムだったと思います。
ソチでこれやればいいのに!!と思ったくらい。
お気に入りは、白鳥が湖水の中で羽を羽ばたかせる振り付けと、ステップの途中で右手を顔の前でフリフリする振付です。
バレエジャンプも高くて美しくて、本当に氷上のバレエそのもの、でした。

第2位は、「チャルダッシュ」です。確か、シニアに上がった直後のシーズン、真央ちゃんが16歳の時のフリーだったと思います。この年からコーチを変えて、今ネイサンやワグナーを教えているアルトゥニアン先生についてもらっていました(シーズン途中で契約を切ったのですが。これも、本当はママの病気が理由だったのに、それを先生に言わなかったという泣けるエピソードがあるんだよねえ、うるうる)。

軽快なリズムで振り付けも小気味よく、16歳というまだまだ「元気印の天真爛漫」の真央ちゃんには、ぴったりのプログラムでした。

しかし、真央ちゃんには、なかなか大変なプログラムでした。

この年、真央ちゃんは「ステップからトリプルアクセルに入る」という最近よく聞く「難しいジャンプの入り方をして加点をもらう」というチャレンジをしていたのですが、そのためにトリプルアクセルが絶不調に陥ってしまいました。
しかも、このチャルダッシュ、確かハンガリー民謡かなにかで、リズムが独特。真央ちゃんは、このリズムに合わせるのにも苦労したようで、とにかく、調子が上がらなかった。

それが全日本でついに「ステップからのトリプルアクセル」を成功したのです(確かノーミスだった)。
終わった瞬間に、真央ちゃんの顔がゆがんだのです。その顔は「ああ、やっとできたよ」というものすごくほっとした泣き顔で、もう、ぐっときてしまったのでした。

そして、第1位は、なんといっても「仮面舞踏会」。バンクーバーシーズンのショートプログラムバージョンではなく、、その前のシーズンのフリースケーティングバージョン。
いや~、このプログラムの衝撃はすごかった。
まず、この曲を使ったプログラムを滑った人を少なくともハヤシは、この時まで聞いたことがありませんでした。

2回のトリプルアクセルを組み込んだうえに、複雑にして長い鬼のようなステップ。さらに、技と技の間も常に何かしているという4分間一度も休むところがないハードな内容でした。
その構成の激しさは、仮面舞踏会の曲調にぴったりで、今見ても「神プログラム」のひとつだな、と思わずにはいられないのです。
「真央ちゃんの神演技」といえば、間違いなくソチのラフマニノフでしょうが、「真央ちゃんを代表するプログラム」といえば、仮面舞踏会になると思うのです。

そして、衣装も素晴らしい。
あんな真っ黒でノーブルな衣装(そして無駄な装飾を極力排除している)、他に着こなせる人がいるでしょうか…これもまた「仮面舞踏会」にぴったり。
まさに、トータルアートのプログラムだったと思うのです。

名を成すフィギュアスケーターは数多くあれど、「この人といえばこのプログラム」というフィギュアスケーターは、相当有名な人でも実はそれほどいないと思うのです。
そういう意味で、真央ちゃんは「真央ちゃんといえばこれ」と思いださせるものが複数ある、本当に稀有なフィギュアスケーターだったのだなあと思います。

思えば、たぐいまれな才能を持つフィギュアスケーターほど金メダルには縁遠く、女子で言えば、ミッシェル・クワンしかり、スルツカヤしかり、伊藤みどりしかり、男子でもカナダのチャンなんてそちらの口かなあなどと思ったりするわけです。

負け惜しみとか言われそうだけど、オリンピックで金メダルをとれなかったこともまた、「偉大なるフィギュアスケーター」の勲章と言えるのかもしれないと思います。

金メダルがほしいとか言ってたけど、「勝つために」何かしてた人じゃないですからね、「自分が求める最高の演技」をしたいともがいていた人ですからね。勝つためのノウハウとかそういうこととは別次元で戦っていた人だから、時にその選択が(政治的なバランスで決まる採点基準の下では)得点に結びつかなかっただけ、そんな風に思えるのです。

浅田真央という偉大な選手を失い、女子のフィギュアは(ま、ルールのせいだけど)、何度も言っている通り、勝ち負けの分水嶺が分かりにくい、非常につまらないスポーツになってしまいました。

もっと浅田真央が正当に評価される世界であったのならば、女子のフィギュアは、男子フィギュアに引けをとらない技術的進歩の時代を迎えていたことでしょう。
女子フィギュアと男子フィギュアは全く別なスポーツと言っても過言ではありません。
女子のフィギュアは「正確かつ女子的美しさ」のみを追求するだけの競技になってしまいましたから…

ひとつの時代が終わったんだなあと思います。
伊藤みどりの後、果たして伊藤みどりの存在感を超える選手が出てくるのかと言われていました。
そこに浅田真央が出てきました。
浅田真央の存在感を超える選手は出てくるのでしょうか。
メドベデワ?
いや、彼女は強い子だけど、浅田真央の存在感はまだ超えられていない。
浅田真央は、そんなもんじゃなかったのだから。



2017年4月11日火曜日

真央ちゃんへ。

今日のブログは短いです。

真央ちゃん、今まで本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
これからは、自分のためだけの人生を生きてください。

真央ちゃんの幸せを、陰ながらいつまでもお祈りしています。

2017年4月9日日曜日

ストレスなくお掃除したいの。

働いている割に、家事はそこそこやっている方だと思います。
食器類は使うごとにきちんと洗っていますし。
洗濯も毎日しますし。
毎日は無理だけど、週末には結構料理もしますし。

ですが、家事の中で、どうしても掃除だけは、苦手意識が強いし、ストレスがかかります。

片付けがうまい方ではないし、物も多いので、私の部屋は、インスタなんかでアップされる知り合いのお部屋のようなおしゃれ空間ではありません。
が、片付いていないとか、埃だらけとかは気分が悪く、乾燥する冬シーズンなんかは、掃除した端から汚れて行く部屋に非常にイライラしていました。

で、今までは、部屋の中をきちんと掃除するのは週末、となんとなく決めていて、そのため、どにちのいずれか(主に土曜日)は、掃除のためにほぼ半日がつぶれてしまう、なんてことになってしまったのでした。

さっきも書いた通り、気合を入れて掃除したって、翌日の夜にはまた髪の毛だの埃だのが待っていてさ、昨日のあの掃除は何だったの?なんてことになるわけです。

そこで、ふと考えました。
毎日、ガッツリ掃除するのは時に時間的に無理が生じるし、やらなあかんと思うと、私のことだからさらにストレスが増す。
毎日、ちょこちょこ掃除して、週末の負担を減らせないか?
毎日のちょこちょこ掃除がすとれすなくスムーズにできるようにするには、どうすりゃいいのか?

ネット民?のハヤシは、インターネットで巷の皆さんがどのような工夫をしているのか、調べてみました。
そうしたところ、何人かの方が「ところどころに掃除道具を置いておく」のがコツと書いておりました。

これや。

掃除しようと掃除道具を取り出しに部屋を行きつ戻りつするのが、すでに億劫なのです。こんな悲しき1Kであっても…
そこで、要所要所にちょこちょこと掃除道具を置くことにしました。

イライラするのは、寝室兼リビングのベッド周りやテレビ本棚の埃、台所のごみ箱あたりに落ちている髪の毛、洗面台のところに落ちてる髪の毛といったところです。

全ての部分にクイックルワイパーを置くとかえってイライラが募りそうでした。
そして、インターネットには「ウェットティッシュなどを上手く活用するとよい」と書いてありました。

そんなわけで、まず洗面台には、クイックルワイパーの埃取りをもう一つ置くことにしました。
それ以外のところには、ウェットティッシュや安いワイパーなどで対応しようと思いました。

昨日の土曜、ダイソーに向かいました。
東京でうちから行きやすく品ぞろえが豊富なダイソーと言うと原宿竹下通りになるのですが…土曜日の竹下通りには行きたくないなあと思い、恵比寿のピーコックにあるダイソーに行くことにしました。ワンフロアしかないですが売り場面積が広くて、そこそこの品ぞろえだった記憶があったからです。

しかい、ワイパー類は、なんか貧弱で使いにくそうということで購入見送り。
トイレに流せるタイプのウェットティッシュと普通のウェットティッシュ、ウェットティッシュ用の蓋(プラスチックのちゃんとした蓋)、その他パイプやトイレ洗浄のタブレット、浴室の髪の毛取り、水垢が落ちるとかいうスポンジ、さらには掃除道具ではないけどちょうど自宅で切らしていたもの等々総額1500円ほど買い物をしてしまいました…

買ってきたウェットティッシュは、台所とトイレにセッティング。
本棚などの埃取りには、古くて使わなくなったタオルハンカチを使うことにして、本棚の隣にある小さなチェストの上にセッティング。

台所のウェットティッシュは、結構使い勝手がよく、壁にとんだ油汚れを取るにも便利ですし、床の埃やなんかのきれっぱしをとるにも便利で、この2日で何回か使いました。
洗面台にセッティングしたクイックルの埃取りも早速活躍しています。
そして、タオルハンカチの埃取りも気付いたらパッとふけるので、非常に便利。

実は、先週は比較的暇だったので、「毎日ちょこちょこ掃除のリハ」的なことをやっていました。
家の中で埃や髪の毛がたまりやすいポイントというのは大体決まっているので、そこの部分をささっと成敗できれば、案外毎日それなりにきれいなお部屋をキープできるのではないかと思っています。

で、ダイソー、やっぱり品ぞろえ的にはKING OF 100均だったりするのですが、使えるもの使えないもの、それなりにあるなあ…と早くも思うところであります。

そのお話は、また今度。

2017年4月5日水曜日

普通のボトムが似合わない

こんな平日に更新です。

3月下旬まで怒涛の忙しさから少し解放されて、じゃっかんのんびりできている4月初めです。今日も既に自宅で、これから夕食の支度です。

インスタにアップしましたが、若干アレンジ系の形ではあるものの、ついにコムデギャルソンのサルエルパンツを購入しました。
サルエルも最近定番化しつつあり、股の部分が落ちたパンツは様々なブランドから出ています。
もともとピタピタシルエットのパンツは苦手故、股下がりの緩いパンツは、数年前から少しずつ吐くようになっていました。

が、ギャルソンのサルエルには手が出ませんでした。
あれは歳を重ねて多少体型が緩んできて、同時に人間の迫力が出ないと似合わない、そう思っていたのであります。

ですが、先日妹と買い物をしていた際に、試しに吐いてみたところ、アレンジ型ではあるものの案外いけちゃいました。

仕事用のパンツを何本か処分した(古着屋に売却)ので、もう1,2本パンツがほしいと思い、本日空き時間に有楽町のコムデギャルソンに行きました。
妹が買ったわりに普通の黒のワイドパンツを買いました。
そのときに、先日伊勢丹では見かけなかったサルエルを発見。こちらはほぼほぼ「正調サルエルパンツ」です。

もしかしていけるかも、と思って試着しました。

以前のような「着られちゃってる感」はなくなってました。
普通にいけちゃいます。

残念ながら試着したのはネイビーで、黒がなかったため購入には至りませんでした。
先日、亜流とはいえ、買ったばかりだし…

が、自分の中のハードルがなくなってしまいました。

サルエルではありませんが、昨年、かなりボリューミーなギャルソンのパンツを買っていて、季節問わず活用しています。
ギャルソンの限らず、私の最近の愛用パンツは、サンシャインクラウドのめちゃ太いチノだったり、サルエルっぽい股下がりパンツだったり…ととにかく、普通のパンツがありません。

だって、似合わないんだもん。細身のクロップ度とか、ブーツカットのきれい目パンツとか。

パンツに限った話ではありません。スカートも同じです。
普通のタイトスカートとか、ふんわりした軽いタイプのひざ丈スカートとか、もうからっきしだめなのです。丈夫そうな素材の、ある程度ボリュームがあるものでないと、ホント着こなせない…

上に着るものはわりに定番的なものが多く、あまり冒険もしない方なんですけどね…

定番のものをかっこよく着こなせるのがしんのおしゃれさんなんだろうと思うんですが、なんで、私はそういうのがだめなんだろう。
しかも、「ボトム迫力化」、拍車かかってる気がするし…

親には、人間が普通でないからだとか言われそうですが…

ま、とにかく、ボリューミーなギャルソンパンツ、楽しみたいと思います。


2017年4月2日日曜日

おじさんがつらい時代の男子シングルになってしまいました。

凄かったなあ。

いやもちろん、世界フィギュアの男子シングルフリーです。
ショートのトップ3で順位を維持できたのが、宇野昌磨君だけというこの状態。

今日に関しては、羽生ちゃんは完璧でしたね(実際、連続ジャンプの2本目が2回転になっているのがあったんだけど、あれは敢えてだったのかな?)。
ショートの時は、顔つきがやばいことになっていました。
しかも、羽生ちゃん、スタートが規定時間内に行われずに1点マイナスされるというチョンボをやってしまった。
集中してるとかじゃなくて、なにか普通じゃない状態になってるオーラ満載で、こりゃなんかおかしなことになるかもしれんな、と思ったら、案の定5位スタートという…
いやもちろん97点台で5位スタートというのがそもそも異常なんだけど。

昨日の三原舞依ちゃんじゃないけど、羽生ちゃんにとっては、案外これがよかったのかもしれません。
もう自分の演技に集中するしかなくなって、で、今日の演技を引き出したわけでしょう。
いや、感服です。

今回のメダリストの共通項って、全員アジア人であることを除いて2つあるかなと思いました。
1つは、フリーで4回転を4回飛んでいる、ということ。
もう1つは、他の選手に惑わされなかったのかな、ということ。

ネイサンは明らかにメダルを意識していて、4回転6本というむちゃくちゃなプログラムになり、結果2回転倒してしまったわけです。

チャンとフェルナンデスは、4回転競争では後れを取っている。メダルをキープするには、プログラムを完ぺきにこなすしかない。その気持ちが演技を狂わせてしまった。
確かこの二人って、グランプリファイナルの時も、フリーで崩れたよな…
同じ崩れ方だったように見えるのです。

でも二人とも4回転2種類一応飛べるんだよ。
なのにそれで焦るって、やっぱり恐ろしい世の中になったものですよ。

チャンもフェルナンデスも、フィギュアの世界ではベテランの域にいるわけですが、ベテランがその持ち味を出して勝つのは、非常に難しい時代になったなあと思いました。
4回転をあれだけ飛ばれちゃ、演技構成点で追いつくにも限界があるわけです。
おじさん二人、後半は明らかにスタミナ切れだったしね…

しかし、じゃあ、4回転をバシバシ飛べれば上に行けるのかというとそうでもないということはネイサンが示してくれました。
やっぱり6回ともなると後半に行けば行くほど転倒のリスクが出てくるし、他の要素がおざなりになりやすい。演技構成点を稼ぐのしんどくなってくるのではないだろうか…
バレエの素養があるネイサンでさえ、グランプリファイナル以降の試合は、フリーの振付がかなり大味になっている...確かこのあたりから4回転の本数が増えたと思うのですが。

技術点(他の要素も含めた)と演技構成点のバランスとれるぎりぎりのラインて、少なくとも今の時点では4回転4回が限界なのかな、という気が素人のハヤシがなんとなく感じたところでした。
少なくとも今の技術レベルで高度な戦いをするための「バランス」とるとなるとこのラインになるような気がするのです。

ま、結果論ですが。

個人的には、宇野君の銀はもちろんのこと、金ちゃんの銅メダルがなんかすごくうれしかったんだよなあ。
アジア大会で彼を見て勝手に親近感を覚えたわけですが、今年あまり調子が良くなかったうえに、演技構成点を挙げようと試みているところで、きちんと最後に結果を出したんだよね、金ちゃん。
枠取りのプレッシャーもあったと思うけど、それを金ちゃん見事にやってのけたわけですよ。
中国は枠が2に増えました、すごいぞ、金ちゃん。

そして、ジェイ子が7位でした。
本当に美しいスケートだった。4回転が飛べなくてもここまでできるということを示してくれた。
心が洗われるスケートでした。

どうもミーシャ ジーが今大会限りで引退するようですが、彼はやはり限界を感じたんだろうな。
4回転が必要だけど、自分は飛べない。自分の世界観だけで勝負できる時代は終わってしまった…ということのような気がする。
じゃないと、オリンピック前年に引退しないでしょう。ウズベキスタンは、他に戦える選手いないんだから…

男子シングル、面白い戦いなんですが、若者だけの祭りになるとしたら、それはちょっと悲しいな。
そして20代の後半でおじさん扱いになるこの世界、怖いかもしれない。

2017年4月1日土曜日

もっと三原舞依ちゃんを誉めてあげて!!

昨夜は、友人とのボルダリングから帰ってきた後風呂に入り、軽く仮眠をとってから女子フリーを観ようと思っていたところ…しょっぱなに放送されるであろう三原舞依ちゃんのすべりを見逃してしまいました…

フジの放送は深夜2時ころから。
ハヤシが目覚めたのは2時20分頃。順位を確認すると、彼女197点で、その時点で2位のマライア ベルを10点以上突き放してぶっちぎりのトップ!!
どうやらフリーで138点台を出したらしいことがわかりました。

おおおお!!!何をしていたんだ、自分…
と後悔しつつ、最終グループで、カレン チェンに抜かれるまでずーっと舞依ちゃんがトップを張り続けていることにドキドキしながら、見続けておりました。

まあ、3枠確保は、樋口新葉ちゃんが2回目の3回転3回転を失敗した時点で、アウトーと思ってましたけどね。
カナダの二人が崩れれば、ひょっとしてメダルがありうるのではないか…とついつい期待してしまったわけです。

結果、舞依ちゃんは5位。実に10人をぶっちぎって、気づいてみれば日本人最上位、見事入賞を果たして終わったのでありました。
しかし、ショートのミスが悔やまれる。
連盟の「3枠確保してこい」という怨念が悔やまれる(だからこそ固くなってミスしたと思うし)。
しかし、ソチの真央ちゃんじゃないけれど、ショートのあれがないとフリーのあれもなかったかもしれない。
でもでも、ショートでミスがなければ200点超えてたんだよん(でもメダルには届かなかったが)とも思うんであります。

放送後にYouTubeで、そして、朝食を食べながら録画で、舞依ちゃんのシンデレラを観ました。
凄かった。
真央ちゃんのソチの時の「気迫」とはまた違う凄さがあった。なんというか晴れ晴れとした気持ちを感じました。
あまりに邪念のないスケートなので、おばさん、途中から涙が出てきました。
純粋にひたむきに、シンデレラになろうとする気持ちが、ぐんぐん伝わってきた。
まだ表現力はおこちゃまであどけないんだけど、だからこそ「シンデレラ」という曲をきちんと表現できていたように思います。
個人的には、歴史に残る名演技のひとつ、と言っていいように思いました。

日本のマスコミは、3枠確保できなかったことばかりを報じていて、舞依ちゃんのシンデレラがいかに素晴らしかったかをきちんと伝えていません。
技術点なんて、メドちゃんに続いて2番目に良い記録だったんだぞ(メドちゃん78点台、舞依ちゃん74点台)。演技構成点だって5項目中4項目で8点超えたんだぞ。
本田真凛だ、浅田真央だと騒いでるけど、史上まれにみる逸材だよ、彼女。
もっと褒めてあげてよ!!!
と言いたいのであります。

個人的には、今の日本の女子フィギュアの現状を思うと、平昌オリンピックの枠は2でいいと思う。3にして出来の良くないのを出すより、少数精鋭でちゃんと滑れる子を出した方が競争が激しくなって、後々のレベルアップにつながるはず(団体戦の負担が重くなるけど)。
それに、けが人の宮原さんを今回出したところで3枠とれたかどうかは、正直わからなかったと思うし(いくら宮原さんでも股関節が悪ければ、順位を約束できないでしょう)。

気が早いですが、ハヤシは平昌の女子シングルの代表として宮原さんと舞依ちゃんを押したいのであります。

新葉ちゃんは、シニアに上がってから伸びきれてないなあと感じました。
正直ショートはもう少し点が出てもいいように思ったのですが、技術的に正確さを欠くところが彼女の場合、ところどころあるように見受けられるし。
今回の結果は選手として悔しがってほしいところではあるのですが、あまりそういう部分も見えないしね(もしかしてあえて出さないようにしてるのかもしれないけど。彼女、気性が激しそうだから、言うと気持ちがあふれ出ちゃうのかもしれないし)。
ジュニア時代が頂点という選手も結構いますけど(本田真凛もそうだとハヤシは思っている)、新葉ちゃん、案外そうかもしれない…

本郷さんは、今年最も割を食った日本女子フィギュア選手ではないでしょうか。
本当は足の不具合をゆっくり治療したかったと思うのですが、代打代打でむしろ酷使する事態に…
彼女に対しては、技術レベルの問題があるんじゃないかという話をしましたけど、怪我があったということを知らなくて、ひどいこと言ってしまったなあとちょっと反省しているのでした(まあ、大味だというのはその通りだと思うけど…)

さて、海外勢ですが、もうメドちゃんのことは言うまでもないのでおいておくとして、その他感じたことをちらほらと。

ロシア勢ですが、少し前ほどの「盤石さ」を感じなくなりました。
ラジオノワ等々の1,2年前までの実力者に陰りが見えてきて、初出場のソツコワは後半が不安定。
大好きなポゴちゃんは、最近安定してきたと思っていたのに、重圧がかかった今回の試合で、もろさがまだ根本的に払しょくされていないことを露呈してしまいました。
今年のジュニア女王って来季シニアに上がるんでしたっけ。
もしそうだとしても、オリンピックで表彰台複数というわけにはいかない雰囲気を感じます。

あとカナダ勢ですが…ショートの時は「あんなケバくてブスいデールマンがポゴちゃんの上なんて許せんわ!!」、「オズモンドはフリーに弱いから」とか言ってたんだけど、すんません、この二人のフリー、すごくよかったです。
宮原さん、怪我がなくて出たとしても勝てていたかどうかわからなかったと思う。
まあ、気迫の勝負でしたし、たまたま2本そろえられただけという見方もできるんでしょうけど、来年のオリンピックのメダル候補として名乗りを上げたのは間違いないかなと思います。

圧巻だったのはやはりコストナー。
ジャンピノミスはあったんだけど、フリーで演技構成点71点台ですからね…ここだけ見れば、上位と全然変わりません。

女子は男子と違ってわかりにくい戦いになってしまって、最近見ていても「おもしろくねー」と思っていましたが、昨日のフリーに限っては、フィギュア独特のドラマ(メンタルの影響がどれだけ演技に反映されるかとか、その人のフィギュア観=人生観が何か見えるとか)をまざまざと感じさせてもらい、深夜にもかかわらず興奮しちゃいました。

さすがオリンピック前年だ。

さて、本日夜は男子フリー!!
どうなりますことやら。