2013年11月25日月曜日

kindleとかiTunesとかは、正しいかもしれない。

本日、珍しく1日に2本投稿です。

ほんとはそろそろ寝たいのですが、最近「珍しい生活」を自分的に送っていて、ここにきて発見したことが結構あるなあと思いまして。

なかなかに、ネタを稼ぎました。

「狭い部屋を快適に」運動はいまだ継続中で、ついに、本やCDの大量整理にまで着手しました。

これ、私にとっては、もう本当にすごい画期的なことなのです。

音楽を聴くのが大好きで、本を読むことも好きで、一人暮らしを始めるときには、表紙が擦り切れてぼろぼろになった向田邦子の本を始め十数冊の本と、スピッツのアルバムなどお気に入りのCDを30枚ほど携えて実家を出てきたのですから。

この2つに関しては、中身(要はデータ)だけでなく、装丁やCDジャケットも含めた存在自体が、今までの林にとっては、非常に重要なものでした。

が、ふと気づいたのです。

面白かったと読み終わっても、その後読み返す本なんて、ごくわずかだということに。
そのときは気に入って買ったCDでも、その後全く聞かなくなるものがあるということに。

そういうものは、手元から離していいんじゃないのか?

これ、思い立ったのが木曜日、21日。
で、その日と翌金曜日にかけて、引き取ってくれる業者をネットで探しました。
なぜかというと、以前、ブックオフに古本を数冊出したところ、本当にびっくりするような低値をつけられたからなのです。

まあ、高値を期待するわけではないですが、そこそこの本はそこそこで引き取ってほしいし、多少マニアな本でも引き受けてくれるところが欲しい(本を愛しているならそうしてほしい)。
そう思って、色々探したところ、「エコマケ」というところがやっている「ブックマニア」なるお店を見つけました。

どんな本でも引き受けます。
多少マニアな本でも大丈夫です。
どんなCDでも引き受けます。
売れないものは、こちらで処分します。

などといううたい文句でした。

これだけ読むと胡散臭げに思えるでしょうが、実際にHP上で売っているものを見ると、まあまあちゃんとした業者っぽい。
結局、ブックマニアさんに、集荷で荷物を取りに来てもらって送ることにしました(実際、集荷の時間の件で若干のトラブルがあって電話したのですが、非常に親切丁寧に対応してもらいました)。

たぶんCDは20枚くらい、本は50冊くらい出したと思います。
中には、村上春樹の例のベストセラーも入っていたり(注:「ノルウェイの森」ではない)。
好きだった、斉藤和義のCDもありました(全部ではない)。

「惜しい」という気持ちは全くありませんでした。
非常にすがすがしい気持で、見送りました。

そして、少なくなった本やCDの収納を改めてしながら、ふと思ったのです。
電子書籍とか、ネット上での音楽配信というのも、今後、ありだなと。

1回読むために買った本。
気に入ったその時期だけ聞くために買うCD。
そういうものを物体として保持しておく価値って、どこまであるのかなあと。

特に日本の家は、狭くて収納スペースも少ない。
入れるところがなくなると、末路は捨てるしかない。
ひとりの人やひとつのグループが作り出した思想や表現を「捨てる」というのは、何か、心苦しさを感じる行為でもあります。

もちろん、データだって保持できる容量に限界はあるけれど、「スペース」という点では、物体として保持するよりはるかに余裕を持てるし、そうすると後ろ暗い「捨てる」という行為に直面する機会も減らせます。

基本はデータで所有して、「これは物として手元に置いておきたい」というスペシャルなもののみ、「物」として購入すればいいんじゃないのか?と思うに至りました。

そんなわけで、私も今、まずはkindleからスタートしようと思っているのですが、実は先日買ったAQUOSPad(リポートは後日)にKindleアプリをインストールしたのに、うまいことショップ検索につながらないのです。
手始めは、いとうせいこうの「想像ラジオ」にしようかなと思っているところなのに…

kindle paper whiteをさらに買ったら、さすがにアホちゃうかと思いますし…。

電子書籍とか音楽配信とか、なんなく偏見をもって嫌悪してきましてけど、物へのこだわりを捨ててシンプルに生きるための1つのツールとして考えると、その存在価値はかなり大きいかもしれない、なんて考えたのでした。



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