2019年11月17日日曜日

宇野くんの曲がりくねった道

フィギュアスケートグランプリシリーズロシア大会が終わりました。


終わってみれば、女子は1,2、男子は1,2,3とロシア勢が独占しておりまして・・・女子はともかく男子の方は、ちょっと採点に手心加わっていないかと邪推しているハヤシです。


今回の私にとっても目玉は「宇野昌磨くんはどこまで盛り返せるか?」でした。
フランス大会で大惨敗したあと、2週後のこの試合でどこまでできるのか、何をやるのかということにとても注目していました。

順位こそ4位で終わり、ジャンプの方も本調子とは程遠いものではありましたが・・・「この先こう行ってみればよいのではないか」というほのかな光も宇野くんには見えたんじゃないか・・・そんな気がする大会でした。




なんといっても大きかったのはランビエールの存在。
聞いた話では、フランス大会の際に、ランビエールが宇野くんに「トレーニングに来ないか?」と声をかけたとのこと。
ランビエールは、日本の選手にも過去かなりコーチングしています。宇野くんも旧知の仲だったでしょうから、見るに見かねて声をかけたのでしょうか。


大会中も、リンクサイドで声をかけ、キスアンドクライで肩を抱き、膝をたたき、宇野くんに寄り添っていたランビエール。
その隣で笑顔を見せる宇野くんの安堵感は、見ているこちらも「いい風景だなあ」と思うものでした。

やはり、宇野くんには、こうやって苦労や喜びを分かち合ってくれる人が競技生活では必要なように思います。
宇野くんに限らず・・・ですが。


真央ちゃんは、お母さんの病気のために一人でトレーニングすることが増えてジャンプが我流になり、回転不足などを取られやすくなったという話があります。
前回のフランス大会見る限りでは、宇野くんも個人で練習することが増えてジャンプのバランスを崩しているのではないか、とそんな気がしました。

それがたったの2週間で、トリプルアクセルや4回転トゥループについてはクリアに飛べるまでに修正されていました。
宇野くんほどの能力があれば、2週間コーチングを受けただけで(メンタル面も含めてでしょうが)、ここまで回復できるのです。
やはり、早めにメインコーチを決めることが必要、と素人ながら思います。





とはいえ、宇野くんの進み方は、人柄の?不器用さを表しているような気がして、個人的にはとても微笑ましく見ています。

高橋大輔が、ソチでビートルズメドレーを舞ったときに「The Long and Winding Road」は彼の選手生活を表していると言われていました。
宇野くんもこの先自分の選手生活を振り返ったときに、決して平坦でも真っ直ぐでもなかったと、今シーズンのことを思い出すのではないかなあ・・・となんだかそんな気がします。


日本選手、なかなかに苦戦を強いられている2019−2020シーズンです(宮原さんもロシア大会は表彰台に乗れなかったし・・・)。
ですが、どんな選手にとっても振り返れば自分が刻んだ道があるって言うことを忘れないでやっていってほしいな、と思うのでありました・・・


さて、次回シリーズ最終戦NHK杯はどうなることやら?
羽生ちゃんと紀平さんの戦いに大注目ですな・・・


*楽天ルーム、秋冬物揃えています。*
https://room.rakuten.co.jp/room_af6283cb41/items



0 件のコメント:

コメントを投稿