2014年9月15日月曜日

四十路、ぬいぐるみと暮らす。

どうも。
買い物しすぎて、大荷物抱えて歩いていたため、自宅まであと数百メートルのところで息絶えて、ドトールに入ってしまったハヤシです。
しかも、お茶だけにしようと思っていたのに、気づけばモンブランを頼んでいる始末(先日の健康診断では、若干ながら血糖値が基準値を上回ったので、本当なら気をつけねばなりません、甘いもの)・・・

本日のお買い物は、開業準備のための電気まわりの小物、延長コードだの、USBケーブルだの(明らかに前買ったのが長すぎた)をいくつか、
そして、仕事用のパンツ(アーバンリサーチの、私からするとプチプラ品)に・・・猫のぬいぐるみ・・・

この猫のぬいぐるみ、有楽町ルミネのIDEE SHOPにあったもので、実は1週間くらい前に、一度ばっちりお目目があっておりました。
ぬいぐるみというのは、目が合うとおしまいでして、その感覚は、即座に同棲が始まるような勢いの猛烈な「恋」にも似ているように思います(あくまで、「思います」のところが悲しいんですが)。

ハヤシは、集合住宅生活歴が40年であって、犬猫などのペットの類は飼ったことがなくてわからないのですが、ペットとの出会いもそんなものなんでありましょうか。

で、この猫ちゃん、初めてお会いしたときは、「家に連れて帰りたい」という衝動を抑えて帰ってきたのですが、今日たまたま、事務所に置く、ちょっとおしゃれで小さめの棚がないかなあと思いつつ、IDEE SHOPに行ってみたところ、再会。

何体かいたのですが、私は前回会った子の顔を忘れていませんでした。そう、ぬいぐるみは、たとえ量販品でも、縫製や目鼻の微妙な位置のずれによって、表情が一体一体違うのであります。
その子は、骨董っぽいテイストのスツールの上に座っていました。

運命の再会です。
連れて帰らないわけにはいきません。
大荷物抱えていたにも関わらず、結構な大きさのこの子をお買い上げしてきました。

ハヤシは、子供の頃からのぬいぐるみ好きです。
本当に小さな頃から、ぬいぐるみが大好きでした。
子供の頃のぬいぐるみで一番覚えているのは、体は横向き、首だけ前というのが決めポーズだった頃のキティちゃんです(このころは、猫だったはずです!!)。
妹とお揃いで買ってもらったもので、ドレスはそれぞれピンクと黄色でした。

高校生から大学生だった頃、札幌パルコの地下にぬいぐるみ専門店があって、そこをよく覗きに行ったものです。
ここは面白いぬいぐるみがたくさんいて、蛇とか亀とか、海の生き物のぬいぐるみもありました。
妹の誕生日にアザラシのぬいぐるみを買ってあげた記憶があります。
自分用には、マナティとウミガメのぬいぐるみを買いました。その子たちは、司法修習中に一人暮らしするときに、一緒に連れてきました。

今でも、店頭でばっちり目があって、予定外のお買い上げをしてしまうことが、よくあります。
今回の前だと、昨年の夏頃、帰省中に以前もこのブログに登場した「4丁目プラザ」の7階自由市場で、パンダ柄のうさちゃんのぬいぐるみを買ってしまいました。
これも、運命の出会いでした。店頭で恋をしました。

名古屋にいた頃、結構大変だった離婚事件の依頼者の方が、事件が終わった後に、テディベアをわざわざ手作りしてくださったこともありました。
大好きな大トトロ様も、八重洲の地下街でお手頃な大きさで売っていたので、我が家に来ていただきました(本当は猫バスさんにも来ていただきたいのですが・・・)。

一番の古株は、さっき登場したのとは別なうさちゃんでして、これは確か大学生の頃にお付き合いしていたボーイフレンドが誕生日にくれたものだと記憶しています。
どうして、うさちゃんをくれたのかもわかりませんし、その人とは、大学を出てすぐに別れてしまって、何の未練も思いも、コレっぽっちも残っちゃいないのですが、このうさちゃんに対してだけは、特別な気持ちがあります。

たぶん、この子は、大学院で周りとうまくいかなかった自分とか、就職しようとしてうまくいかなかった自分とか、司法試験になかなか受からなくて精神的にダウンしていた自分とかを、何も言わず、そのつぶらなお目目で、ずっと見守ってくれていたからなのではないかと思います。
私にとっては、ずっといい距離感でそばに居続けてくれた同居人(居候でもありますが)みたいな感じなのでしょう。

数えてみれば、私の狭い部屋には十数体のぬいぐるみが居候していて、本棚の隙間や、テレビの周辺、チェストの上などから、ぬいぐるみ特有の「クリン」とした目で(タイ製のゾウのぬいぐるみさんだけは別。目つき悪いです)、ハヤシのことを、近からず遠からず見つめています。

ぬいぐるみって、いいものです。
デザインした人、作った人の思いが入っていて、ある意味デフォルメされているので(というか、ハヤシがそういうものが好きなので)、疑似ペット的な感じはありません。最初の方で、ペットと比較しましたけど、その存在感は、たぶん全く別で、お世話をするという行為がない分、対等、あるいはそれ以上に向こうが上、という存在であるように感じます。

さては、ハヤシ、ひとり暮らしが長すぎて狂ったか、と思われるかもしれませんが、幼少の頃からのぬいぐるみ好きの方には、この感覚、わかっていただけるのではないかと思います。
ぬいぐるみには、「見守られている安心感」が、あったりするのです。

ここで堂々と宣言しますが、ハヤシは、朝でかけるとき、出張や帰省で
数日家を空けるとき、亡くなった祖母の写真とぬいぐるみちゃんたちには、必ず「いってきます」と挨拶していきます。帰ってきたときには「ただいま」を必ず言います。
みんなでハヤシのうちを守ってくれているのだから、当然なのであります。

いい年こいてメルヘンか、と言いたい人はどうぞご勝手に^^

さて、本日連れて帰ってきた猫ちゃんですが、実は、新しい事務所を守ってもらおうと思っています。
それくらいの迫力の持ち主なのです(つまり、かわいくはない)。
おひとりで守っていただくのは、ちょいと寂しかろうと思いますので、そのうち相棒をもうひとり、連れてくることになるのは、目に見えています・・・

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