2015年4月12日日曜日

ハヤシ、交際を薦められる。

どうも。

久々に良いお天気の東京です。
私も、これを書いたら買い物もあるので、ちょいとお出かけする予定です(ドラッグストアなどに行きたい。ついでにお散歩)。
今までは、ちょいと仕事をしておりました。

先日、恵比寿の方で、おいしいイタリアンを、とある建築家のご夫婦にゴチになりました(メシのブログにアップしました)。
このご夫婦、実は、知人の建築士が開いていたお花見パーティをきっかけに知り合いになった方々です。
そのご縁で依頼を受けて、その仕事も終わったので、お食事に誘っていただいたというわけです。

このご夫婦の奥様、昨年初めて知り合ったときから、その知人の建築士をやたらめったら、私に薦めます。
もちろん、私が、四十路、独身、彼氏なしと知っている。
そして、彼の方も(仮にAさんとしましょう)、四十路(3つくらい下ですが)、独身、彼女なしです。

まだ依頼の件が終了していなかった時に、中華をごちそうになった時にもしきりにすすめられました。

「Aさん、どうですか」
「ホント、いい人だと思うんですよ」
「気も利くし」
「興味ないですか?」

概ねいつもこの4つの言葉の繰り返し。

少なくとも現時点で、私の方にはその気は全くないです。
ですが、いや~、その気全くないっすねえ、いい人、そうですかあ?なんて言えっこありません。

しかし、「いい人」ということは肯定しているものの、じゃあ、とりもってくださいとは頑として言っていないわけなのですから、そこは察してほしい…
しかも、ワタシ、他のおすすめ物件(50過ぎの独身おじ様)に対しては、「お会いしてみたいです」とか言っているわけだし、「理想は児玉清」とまで話しているわけなんですから…

彼と知り合ったのはかれこれ7,8年前。
一時は、「まあ、こういう人も悪くはないかも」とは思ったのですが、現時点では、先ほどお話ししたとおり、なしかな、と思っています。

というのは、まず、そもそももって、やんわりとした拒絶の姿勢を、彼から感じたことがあるからです。

前の仕事先と彼のオフィス、自宅は割と最寄りのところにあったので、気になった店を見つけた際に「一緒にご飯でもどうすか」とお誘いしたのですが、「いや~、またそのうち~」みたいな返事が返ってきました。
こっちは、そこまで下心ないんですけど、そんなに拒絶ですか、二人で会うの…(しかも、過去には、一緒にご飯したことあり、ふたりで)。

まあ、この辺に関しては、私の感覚がマヒしている可能性もあるので何とも言えないのですが。
別に男性と一緒に食事をすることについて、特別な意味というものをあまり感じない。だって、仕事で組んだりすれば、妻帯者とだって、夜10時とかに一緒にご飯食べたり、お茶飲んだり、密室にふたりきりなんてこともあるわけでございますから(そこでいちいち色っぽい気分になんかなりませんよ。なる人もいるみたいだけど)…

さらに、共通の友人も交えて食事をしている最中のことです。
働いている者同士、当然仕事の話にもなるわけですが、私の持っている仕事のドロ沼感満載の話(もちろん、それなりに生々しくならないよう配慮して話しますが)になると、彼、突然無口になる。相槌や返答をしない。
つまり、その話が続かないよう、静かな抵抗をするのであります。

一応彼の名誉のために書きますが、彼は、物静かで、インテリジェンスで、声を荒げることのない、好感度が非常に高い男性です。誰も彼のこと「悪い人」なんて絶対に言いやしない。
ハヤシも、彼のことは、とても良い人だと思います。

でもね、男女として向き合うには、合わないんすよ。
一緒にいると、両方とも苦しくなると思います。

一度転居したばかりの彼の部屋に友人と一緒に尋ねたことがあるのですが、インテリアやディスプレイ、照明に対するこだわりは、「さすがデザイナー系建築士!!○○とか○○とか設計しただけあるわ!!」とため息が出そうなものでした(○○を明らかにしてしまうと人物が特定できちゃうくらい有名な建物なので、ここは内緒)。

しかし、そういう美意識が高い人だからこそ、その生活の中に私のような仕事をしている人間が持つ「ドロ沼だって平気」感(平気なのは他人のドロ沼ですが)が混じってしまうのは耐え難いのだと思うのです。真っ白いシーツに落ちた黒いしみ。
そういうものの存在は、自分の中でなしにしたい。
見ちゃうこと自体が、たぶん苦しいのだと思います。

そして、私の方も、そこまで徹頭徹尾、家の中を整えられちまうと、「汚しちゃあかん、ずらしちゃあかん」とプレッシャーに押しつぶされてくつろげず、楽しく生きられない…
機能性、生活のしやすさが優先なんで…

そういうことを匂わせる発言は、しているはずなのです、その奥様に。
「彼、美意識高いですからねえ、私にはちょっとついていけない」とか、
「私がしている仕事の話は、彼、いやみたいですからねえ」とか、
かなり直截に。

だけど、奥様、お構いなし。自分のおすすめ物件を、ニーズのない客に薦めまくる、どへたくそな営業さんみたいな感じです。

それにワタシ、この前の書いたけど、一人の生活を楽しむ人生も悪くないしありだよな、という気分でいますから。
ニーズのない人を強固に薦められてもねえ…

たぶん、人は結婚して当たり前、結婚して幸せになることに人生の極意があると信じてやまない人なのでしょう…奥様。
(ハヤシの周りでは貴重なお方)

どうやら彼の方も女性とお付き合いする気は今のところないようでして。
カスミ食って生きてけそうな風貌の人なので、まあ、そういう発言もわからなくはありません。

というわけで、今後さらにお薦めされた際には、もうその話は持ってこないでください、よろしくね、とかなりはっきり言おうと決めています。

どこかから、「そうやって選り好みしてるから、そうなっちまったんだよ!!」という声が聞こえてきそうですが。



0 件のコメント:

コメントを投稿